JPS62157228A - 部分気筒過給エンジン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、過給機付エンジンに関し、特に一部の気筒に
のみ過給を行うようにした過給機付多気筒エンジンに関
する。

（従来技術） 従来、エンジンの高出力化のため、ターボチャージャや
機械式過給機で過給するようｆこしたものは一般に広く
実用化されている。

上記ターボチャージャや機械式過給機などの過給機を備
えた多気筒エンジンでは、一般に吸気マニホールド上流
側の吸気通路に過給機を介設し、全部の気筒に対して過
給を行うようになっている。

一般に、上記のようなＡＭｆｆｌ付エンジフェンジンの
ような開明がある。

まず、ノッキング防止のため各気筒の圧縮比を下げる必
要があることから、特）こ軽負荷時にはエンジンの熱効
率が低下し、出力性能が低下するという開閉がある。

次に、個々の過給機がもつ間悄として、ターボチャージ
ャを設ける場合には、低】Ｉ茗時１こおける加速時に少
し遅れてタービンの回転速度が七がることからタイムラ
グが生じ、低い圧縮比による熱効率の悪さも重なって加
速と同時には十分大きな出力が得られないという問題が
ある。

また、タービン稼動のため１こ十分な排気圧を維持する
必要があることから排気抵抗が大きくなり。

特１．＝高速運転時には排気損失が増大する。

機械式過給機を設ける場合）こは、過給機をエンジンの
出力■こよって駆動していることから、過給機の駆動損
失による燃費の著しい悪化を抑制するために、クラッチ
機構により中乃至高負荷時にのみ過給機を駆動するよう
にする必要がある。

この場合、過！＠機の駆動に大きな力が必要であるため
クラッチ機構を大型化しなければならず、機械式過給機
自体も大型であるため、自動車への搭載性の面で不利で
ある。

（発明が解決しようとする問題点） 一部の気筒にのみ過給を行う部分気筒過給エンジンを提
案し、過給を行わない気筒の圧縮比を高くして熱効率を
向上させると同時に加速応答性の良い（機械式過給機の
自動車への搭載性を良くした。

ところで、部分気筒過給エンジンにおいては、高負荷時
に一部の気筒のみを過給するようにして・るので、過給
吸気通路と非過給吸気通路とを独立に設ける必要がある
。

ところが、これにスロットル弁を設ける場合、過給機よ
り上流にスロットル弁を設けると過給機の作動時には過
給を行う気筒へ連通する過給吸気通路のみに吸気が供給
され、残りの気筒へ連通する非過給吸気通路に吸気が供
給されなかったり、過給機の作動等によりスロットル弁
開度の変化ｆこ対する吸気圧の応答性が悪くなったりす
る。

これらの理由からスロットル弁を過給機下流の過給吸気
通路と非過給吸気通路とにそれぞれ設ける必要があり、
そのようにするとそれらｍａのスロットル弁やその連動
機構の製造上のばらつき等により、特に過給の必要のな
い軽負荷時にスロットル弁下流の吸気負圧が過給吸気通
路と非過給側吸気通路とで異なった値になって気筒間に
大きな出力差が生じ、気筒間のトルク変動がおこってエ
ンジンの安定した運転が期待できないばかりか、軽負荷
時のトルク変動によって運転者に不快感を与える場合も
ある。

本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、
スロットル弁やその連動機構のばらつき等ｆこよる軽負
荷時のスロットル弁下流の吸気負圧のばらつきを解消す
ることによって部分気筒過給エンジンの安定した運転性
能を得ることを目的とするものである。

（発明の構成） 上記目的を達成するために本発明は、一部の気筒へ連通
し且つ過給機が介設された過給吸気通路通路とＬ記非過
給吸気通路とにそれぞれ設けられたスロットル弁と、該
スロットル弁丁流の上記両え、過給の必要のない軽負荷
時に上記聞閉弁を開くようにしたことを特徴としている
。

これにより、軽負荷時にスロットル弁下流の上記両吸気
通路の吸気負圧を同じにすることができる。

（実施例） 以Ｆ、本発明を立型直列４気筒のエンジンに適用した実
施例を図面に基すいて説明する。

第１図において、エンジン１は第１気筒１ａと第４気筒
１ｄとに連通する過給吸気通路２と、第２気筒ｌｂと第
３気筒１ｃとに連通し且つ過給吸気通路２とは独立の非
過給吸気通路３とを備えている。

過給吸気通路２には機械式過給機４とその下流に配置さ
れたスロットル弁５ａが設けられ、非過給吸気通路３に
はスロットル弁５ｂが設けられている。

両吸気通路２，３は、スロットル弁５ａ　ｌ　５ｂ丁流
において開閉弁６を介して連通路７によって連通されて
おり、過給吸気通路２の機械式過給機８を介したバイパ
ス通路９と、逆止弁ｌＯとを介して接続されている。

また、開閉弁６とリリーフ弁８とはそれぞれダイヤフラ
ム装置１１．１２によって開閉制御を行っている。

次に、この実施例の作用について説明する。

エンジンＩの中乃至高負荷時Ｆこは図示しないクラッチ
横溝によりエンジンｌと過給機４の駆動軸とが接続され
、過給吸気通路２と連通する気筒】ａｒｉｄへの過給が
行われる。

このとき連通路７およびバイパス通路９はそれぞれ開閉
弁６およびリリーフ弁８によって閉じられ、逆止弁１０
は過給吸気通路２内の圧力が所定値以上になったときに
のみ開弁して加圧された吸気をスルフトル弁５ｂ上流の
非過給吸気通路３へ逃がし、過給吸気通路２内の圧力と
昇を抑制するようにする。

更に、非過給吸気通路３へ逃がされた吸気は高温である
ため、気筒１ｂｔｌｃ内での燃焼性が向上するという利
点もある。

また、エンジン１の軽負荷時には図示しないクラッチ機
構によりエンジン１と過給機４の駆動軸とが切り離され
、過給が行われなくなる。

このとき軽負荷をスロットル弁５ｂ下流の非過給吸気通
路３の負圧が大きくなることによって検知し、ダイヤフ
ラム装置１２によってリリーフ弁８を開き、バイパス通
路９から過給機４下流の過給吸気通路２へ吸気を供給す
る。

それと同時にダイヤフラム装置１１によって開閉弁６を
開き、連通路７を介してスロットル弁５ａ＋５ｂ下流の
両吸気通路２，３を連通させることによって各気筒の吸
気負圧のばらつきをなくする。

第２図Ａ、Ｈにはスロットル５ｐ開度と、スロットル弁
下流の両吸気通路の吸気圧および開閉弁６゜リリーフ弁
８の開閉状態とを示すグラフである。

尚、本実施例においては、開閉弁６の開時期すなわちリ
リーフ弁８の開時期には過給機４を作動させていないが
、吸気温度を上昇させて燃焼性を向上させるために開閉
弁６の開時期にも過給機４を作動させてよい。

（発明の効果） 以上説明したように本発明によると、一部の気筒に連通
し且つ過給機を介設した過給吸気通路と、残りの気筒に
連通し且つ過給吸気通路とは独立の非過給吸気通路とを
有する部分気筒過給エンジンにおいて、過給機下流の過
給吸気通路と非過給吸気通路とにそれぞれスロットル弁
を設け、軽負荷時に両スロットル弁下流の両吸気通路を
連通させることにより、両吸気通路のスロットル弁下流
の吸気負圧のばらつきをなくすことができ、エンジンの
安定した軽負荷運転性能が得られるという顕著な効果が
発揮される。

【図面の簡単な説明】

１ａ〜１ｄ・・・・・・・・・・・・＠１〜第４気筒、
２・・・・・・・・・・・・・・・過給吸気通路、３・
・・・・・・・・・・・・・・非過給吸気通路、４・・
・・・・・・・・・・過給機、５ａ＋５ｂ・・・・・・
・・・・・・・・・スロットル弁、６・・・・・・・・
・・・・開閉弁、７・・・・・・・・・・・・・・・連
通路、１１・・・・・・・・・・・・・・・ダイヤフラ
ム装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一部の気筒へ連通し且つ過給機が介設された過給吸気通
   路と、残りの気筒へ連通し且つ過給吸気通路とは独立の
   非過給吸気通路と、上記過給機下流の過給吸気通路と上
   記非過給吸気通路とにそれぞれ設けられたスロットル弁
   と、該スロットル弁下流の上記両吸気通路を互いに連通
   させる連通路と、該連通路を開閉する開閉弁と、該開閉
   弁を軽負荷時に開く制御装置とを備えたことを特徴とす
   る部分気筒過給エンジン。