JPS62153086A

JPS62153086A - 重量物の位置決め兼用吊具

Info

Publication number: JPS62153086A
Application number: JP29168885A
Authority: JP
Inventors: 洋佐藤; 小林　克三; 正六角; 英治近藤; 桧垣　義道
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 1985-12-24
Filing date: 1985-12-24
Publication date: 1987-07-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、プレス金型等重量物の運搬、重量物パレット
等に利用できる天井クレーン、門型クレーン等の重量物
の位置決め兼用吊具に関するものである。

（従来の技術）従来プレス金型等の運搬は天井クレーンで行なわれ、運
搬のたび罠玉掛者にてワイヤロープを使って金型を吊り
上げて（・た。一方プＶス機内に入り込む台車（ボルス
タ）上に本金型を高精度に（±５闘）位置決めする必要
あったが、これは玉掛者の技量に任かされていた。

従来のプレス金型等の運搬にはワイヤローブを使う為、
その玉掛に時間を費やし、また高精度位置決めに時間を
費やしていた。更に天井クレーン等での高精度位置決め
に関しては、プレス工場の建屋自体常に振動しているた
め、クレーン自体で高精度位置決めは非常に困難であっ
た。また搬送台車等で地上搬送する方法も考えられるが
、余分なスペース、プレス機の内段取者、プレス機オペ
レータの安全面等から高コストとなる欠点があった。

（発明が解決しようとする問題点）従来のプレス金型等の運搬には、玉掛に時間を費やし、
高精度位置決めが困難で、かつ高コストとなるなどの問
題点があった。本発明はこれらの問題点を解決しようと
するものである。

（問題点を解決するだめの手段）このため本発明は、対栄物を掴持するトングと、同トン
グの開閉手段を具備した水平ビーム架構部と、囮水半、
ビーム架構部の各隅部において同架構部部に対゛じ昇降するガイドマストと、同ガイドマストの
下端部に設けられたコーナフリッパとよりなるもので、
これを問題点解決のための手段とするものである。

（作　用）金型を吊り上げる際には、水平ビーム架構部に対し上限
位置に上昇して退避していたガイドマストは、台車上の
所定位置に向けて吊り上げ運搬途中において下降させ、
同時に４個のコーナフリッパのうち２個を下方に旋回し
て下方に突出させる。

次に突出のコーナフリッパを案内治具に当て、他のコー
ナフリッパを対応する案内治具に当てることにより、吊
具の位置決めを行なう。その後金型を掴持するトング、
水平ビーム架構部を降下させ、金型を所定個所に位置決
めし据置く。金型を据置き後トングを開き、金型からト
ング爪部を開放させ、吊具全体をクレーンにより巻上げ
、次の金型を運搬する作業に移る。

（実施例）以下本発明の実施例を図面に基づ（・て説明する。

第１図及び第２図は本発明の１実施例を示し、プレス金
型１を掴むトング２は、プレス金型１の側面に設けられ
た穴部１６にて掴み上げられるよう突起部を有している
。またこのトング２は長さの異なる金型ｌに対応できる
よう水平ビーム架構部４から垂下し、水平ビーム架構部
４に具備するトング開閉装置３にて左右に開閉する。水
平ビーム架構部４の４隅部には、同架構部４に対し昇降
するガイドマスト５を有する。

このガイドマスト５の昇降手段としては、油圧シリンダ
ーリンク方式、油圧シリンダーガイドローラ方式、ロー
グードラム方式がある。図面では油圧シリンダーガイド
ローラ方式の例を示しており、ガイドマスト５は各々上
、下部で結合され、箱形に骨組されてガイドマスト架構
部７を形成している。このガイドマスト５が水平ビーム
架構部４に対し滑動昇降するよう水平ビーム架構部４側
にサイドローラ６を有し、ガイドマスト５側にその案内
部７ａを有している。ガイドマスト５の昇降駆動用に、
一端を水平ビーム架構部４、一端をガイドマスト架構部
７にピン結合されたガイドマスト架構部昇降用油圧シリ
ンダ８が設けられている。

各ガイドマスト５の下端にはコーナフリッパ９が設けら
れている。コーナフリッパ９は旋回軸１ｏまわりに油圧
モータ等の躯動手段で旋回できる。以上からなる本吊具
は、クレーンにて水平ビーム架構部・１の上部取付げの
フック引掛部１１をクレーンのフック１２に掛けること
により吊り下げられる。

次にプレス金型を金型ストックエリアから運搬し、プレ
ス機の台車上に位置決め据置く作業を例に、本発明の吊
具の動作について説明する。

先ず金型ストックエリアで金型１を吊り上げる際には、
水平ビーム架構部４に対し、上限位置に上昇し退避して
いたガイドマスト５は、プレス機の台車（ボルスタ）上
の所定位置に向けて吊り上げ運搬途中において、ガイド
マスト架構部７の昇降用油圧シリンダ８にて降下させ、
同時に第３図に示す如く・１個のコーナフリッパ９のう
ち２個を下方に旋回し、ガイドマスト架構部７下面より
下方に突出させる。

金型１をプレス機の台車の所定位置に位置決め案内する
案内治具１３は、第１０図、第１１図に示す如く地上２
０又はプレス機の台車１４に設けられている。

この案内治具１３に向けて前記突出のコーナフリッパ９
を当て、同時に他の２個の退避状態のコーナフリッパ９
も対応する案内治具１３に当てることで、強制的に吊具
の水平方向の位置決め、及び高さ方向の位置決めを行な
う。その後第４図に示す如く油圧シリンダ８を伸ばし、
既定ストローク分下方向に金型１を掴持するトング２、
水平ビーム架構部４を降下させ、金型ｌをプレス機の台
車１４上の所定個所に高精度に位置決めし据置く。金型
ｌを据置き後、トング２を開き、金型１からトング爪部
１５を開放させ、吊具全体をクレーンにより巻上げ、次
の金型を運搬する作業に移る。

またプレス機の台車上にある使用済の金型を、金型スト
ックエリアに返却する作業においては、空荷の吊具を前
述のコーナフリッパ９、案内治具１３による位置決め作
業と同様にして、吊具を対象金型据置位置上に降下位置
決めする。その際金型１の長さに合わせて、トング２は
開いておく。コーナフリッパ部が案内治具１３に当ると
、トング２、水平ビーム架構部４を降下させる。金型１
の側面に設けられたトング爪１５に対応した穴部１６に
、トング閉じ動作でトング爪１５を内挿し、吊具全体を
巻上げることで金型１を持ち上げ、金型ストックエリア
に運搬する。

本実施例では、トング側を突出させ、金型Ｉに・・ンド
リング用の穴を設けているが、他の実施例としては第５
図に示す如く、金型１に設けた突起ｌａにトング２の穴
２ａを係合させる方法がある。またガイドマスト架構部
７の昇降駆動手段のうち、油圧シリンダーリンク式の吊
具１８を第６図に、ロープ−ドラム式の吊具１９を第７
図、第８図に示す。

またトングの開閉の方式としては、本実施例の油圧モー
ター減速機−スクリューロッド方式以外、油圧シリンダ
方式等がある。本実施例では、クレーンのフックにて懸
垂させているが、第９図に示す如く水平ビーム架構部４
の上部に、シーブブロック１７を設けた吊具とすること
も出来る。

（発明の効果）以上詳細に説明した如く本発明は、対象物を掴持するト
ングを設けて直接扱うため、従来の玉掛は作業が不要と
なり、省力化を図ることができる。

また本発明によると、クレーンの走行、横行位置決めに
高級な制御を必要とすることなく、高精度の取扱物の位
置決めができると共に、金型等の重量物の大小に関係な
く扱うことができ、また従来のクレーンのフックに懸垂
させて使用するのみでよ（、設備の大幅な改造をするこ
とな（時間短縮化、省力化が実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す重量物の位置決め兼用吊
具の正面図、第２図は同側面図、第３図及び第４図は夫
々作動状態を異にする同斜視図、第５図は第１図と異な
る実施例のトングの斜視図、第６図は第１図と異なる実
施例を示す位置決め兼用吊具の側面図、第７図は更に異
なる実施例の吊具の正面図、第８図は同側面図、第９図
はまた更に異なる実施例の吊具の斜視図、第１０図及び
第１１図は夫々第１図と異なる案内治具の実施例を示す
斜視図である。図の主要部分の説明１・・プレス金型　　２・・・トング３・・・トング開閉装置　　４・・・水平ビーム架構部
５・・・ガイドマスト　　　　６・・・サイドローラ７
・・・ガイドマスト架構部８・・・油圧シリンダ　　　９・・・コーナフリッパ１
３・・案内治具　　　　　１５・・・トング爪部襖３図隼４図第７図第８図第１０図

Claims

【特許請求の範囲】

対象物を掴持するトングと、同トングの開閉手段を具備
した水平ビーム架構部と、同水平ビーム架構部の各隅部
において同架構部に対し昇降するガイドマストと、同ガ
イドマストの下端部に設けられたコーナフリッパとより
なることを特徴とする重量物の位置決め兼用吊具。