JPS62149630A - 徐放性製剤 - Google Patents

徐放性製剤

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JPS62149630A
JPS62149630A JP61226468A JP22646886A JPS62149630A JP S62149630 A JPS62149630 A JP S62149630A JP 61226468 A JP61226468 A JP 61226468A JP 22646886 A JP22646886 A JP 22646886A JP S62149630 A JPS62149630 A JP S62149630A
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tablet
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tryptophan
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sustained release
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Yoshimitsu Iida
飯田 義光
Hideji Sumita
住田 秀司
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Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の1 現在有用とされる薬効物質の中には生物学的半減期の短
いものがあり、1日に数回服用しなければならないこと
がある。けれども、服用回数を減らすことができれば、
患者の負担を軽くすることができるばかりでなく、患者
のフンプライアンスを向上させ治療効果を高めることか
できる。
そのためには医薬品を徐放化し、有効な血中79度を長
時間維持することが必要となる。
本発明は、薬効物質か徐放化されるようにした製剤に関
するものである。
従」(迎」支! 薬物の有効血中濃度を長時間にわたり保つために徐放性
製剤に関する種々の製剤技術か提案されている。そして
、これら製剤の多くは種々の高分子物質が使用されてい
る。例えば、ヒドロキンプロピルセルロース、ヒドロキ
ノプロピルメチルセルロース、ヒドロキノプロピルメチ
ルセルロースフタレート、プルラン、ゼラチン、コラー
ゲン、カゼイン、寒天、アラビアゴム、デキストリン、
エチルセルロース、メチルセルロース、キチン、キトサ
ン、マ/ナン、カルボキンメチルエチルセルロース、カ
ルボキンメチルセルロースナトリウム、ポリエチレング
リコール、アルギン酸ソーダ、ポリビニルアルコール、
セルロースアセテート、ポリビニルピロリドン、ンリコ
ーン、ポリビニルアセタールンエチルアミノアセテート
、アルブミ/等である。〔サスティント・アンド・コン
ドロールド・リリース・ドラングデリバリー−7ステム
ズ(5ustained and Controlle
d Re1ease  Drug  Delivery
 SYstems(1978)MARCEL  DEK
KER,INC,。
薬  局 Vol、   35.   No、2.  
575−583(1984)、特開昭59−62521
号等〕、B イ   よ−111L1 これら高分子物質を使用して徐放性製剤を製造する場合
、いくつかの問題がある。それは■多くの高分子物質、
特に水溶性高分子物質はそのもの自身が高い水分量を保
合しているため、配合された薬効物質が加水分解等の分
解を受は易く、長期保存に耐えないことが多々ある。■
高分子物質は分子量分布があり、一定の基準があるもの
の、分子量分布及び平均分子量はロットによって異なる
ことが一般的である。従って、このような高分子物質を
使用した徐放性製剤は製造工程を十分管理しても、溶出
性が一定でなく、変動幅の大きいものとなってしまう。
■高分子物質を使用した製剤を生体内に埋め込んで使用
する場合、多くの高分子物質は生体内で全(分解されな
いか、あるいは分解されても僅かであるため、薬効物質
放出後は再び生体内から取り出す必要がある。また、生
体内で分解される高分子物質であっても、その分解が分
解酵素に依存することが多く、薬効物質の溶出速度も分
解酵素に依存することになる。さらに、この分解は全て
が単量体になるとは限らず一部分解はされているものの
、高分子のまま組織内に吸収されることが十分考えられ
、これらの高分子物質が抗原となってアナフィラキンー
ンタックを起こす危険性がないとは言えない〔製薬工場
Vo 1.3+No、  10.552−557(19
83)、化学の領域、増刊134号、151−157南
江堂〕。
■マトリックスタイプや半透膜を通して薬効物質を放出
する徐放性製剤はその放出性が薬効物質の溶解性に依存
するため特に難溶性の薬物については用いることができ
ない。等である。
L、 占     だめの 本発明者等は上記の問題点を解決すべく徐放性製剤の製
法について鋭意研究したところ、低分子物質であるフマ
ル酸及び/又はDL−)リブトフTンを使用することに
より、薬効物質が長時間にわたって徐放化されることを
見い出した。なお、フマル酸以外の他の育機酸であるク
エン酸、マレイン酸、コハク酸、酒石酸、リンゴ酸等及
びDL−トリプi・ファン以外の池のアミノ酸であるL
−バリン、L−トリプトファン、DL−メチオニン、L
−メチオニン、L−フェニルアラニン、L−イソロイノ
ン、L−ロイノン、L−グルタミン酸等には徐放化効果
は認められなかった。
本発明の徐放性製剤は、薬効物質及び賦形剤の所定量を
秤量し、さらに所定の範囲量になる量のフマル酸及び/
又はDL−トリプトファンを秤取し、通常の方法で混合
する。ここにおいて賦形剤は添加しても、しなくてもよ
いが、好ましい賦形剤としては乳糖、マンニトール、イ
ノ/トール、クエン酸カルシウム、リン酸水素カルシウ
ム、硬化油、ステアリン酸等である。また、本発明にお
いて使用するフマル酸及び/又はDL−)IJブトファ
ンは製剤総重量の10%以りで好ましい徐放化効果が得
られる。
本発明の徐放性製剤は、はとんどの医薬品に利用するこ
とができるので、主薬となる医薬品について制限される
ことはな(、降圧剤、解M鎮痛消炎剤、免疫調節剤、副
腎ホルモン、糖尿病用剤、血管拡張剤、強心剤、不整脈
用剤、動脈硬化用剤、解毒剤等様々な薬効置方の医薬品
に利用できる。
かくして得られた混合米に滑沢剤、例えばステアリン酸
マグネシウム、ステアリン酸カルンウム、タルク等を加
え、圧縮成形することにより錠剤とすることができる。
場合によっては、埋め込み製剤とすることもできる。
さらに白糖、芳香剤、着色剤なとを加えて一定の形状に
圧縮成形し、トローチ剤とすることもできる。場合によ
っては、口腔内投与とすることもできる。
また、薬効物質を含有するA層と薬効物質を含有しない
B層とを積層し、圧縮成形することによって、一定時間
後の薬効物質の溶出性を高めた積層錠剤とすることがで
きる。
場合によっては、本発明の組成層及び薬効物質を含有す
る速放層を圧縮成形してなる徐放性多層錠又は、本発明
の組成層、フマル酸及び/又はD L −) Uブトフ
ァンを含有する層及び薬効物質を含有する速放層の3層
を圧縮成形してなる徐放性多層錠とすることもできる。
さらに前記の混合米に結合剤、例えばヒドロキンプロピ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、
トウモロコンデンプン等の水溶液あるいは何機溶媒溶液
を加え練合した後、顆粒化、乾燥、整粒を行い、顆粒剤
とすることができる。
また、上記の組成顆粒及び薬効物質を含有する速放性顆
粒からなる徐放性顆粒剤、腸溶性基剤例エバヒドロキシ
プロピルメチルセルロースフタレート、カルボキシメチ
ルエチルセルロース等でコーティノグしてなる徐放性腸
溶性顆粒剤、上記の組成顆粒を水不溶性基剤で被覆して
なる徐放性顆粒剤。
水不溶性基剤で被覆してなる顆粒及び薬効物質を含有す
る速放性顆粒からなる徐放性顆粒剤、薬効物質を含有す
る速放性顆粒をフマル酸及び/又はDL−トリプトファ
ンからなる層で被覆してなる徐放性顆粒剤なととするこ
とができる。
また、上記の徐放性顆粒剤を圧縮成、形してなる徐放性
錠剤、上記の徐放性顆粒剤及び水不溶性基剤の混合物を
圧縮成形してなる徐放性錠剤、さらに得られた徐放性錠
剤を腸溶性基剤又は水不溶性基剤で被覆してなる徐放性
錠剤とすることもできる。
また、上記の徐放性錠剤を中心錠とし、周囲を糖衣層で
被覆してなる徐放性糖衣錠1周囲を薬効物質を含有する
糖衣錠でPtL覆してなる徐放性多層錠。
上記の徐放性錠剤を核とし、周囲を薬効物質を含有する
速放性組成物で被覆し、圧縮成形してなる徐放性有核錠
、上記の徐放性錠剤を核とし、周囲をフマル酸及び/又
はDL−トリプトファンで被覆し、さらにその外側周囲
を薬効物質を含有する速放性組成物て被覆し、圧縮成形
してなる徐放性有核錠とすることもできる。
上記の組成顆粒をカプセルに充填することによりカプセ
ル剤とすることもできる。
さらに上記の徐放性顆粒剤を生薬基剤中に含有する徐放
性生薬、上記の徐放性錠剤を生薬で被覆してなる徐放性
生薬とすることもできる。
1豆立盈1 本発明の徐放性製剤に含有するフマル酸及びDL−1−
リプトファンはそれぞれ単独で使用しても、任意の比率
で使用してもよい。フマル酸及びDL−トリプトファン
の混合する比率を変えることによって酸性の溶出溶液中
での溶出速度を速くし、中性付近の溶出溶液中での溶出
速度を遅くしたり、逆に酸性の溶出溶液中での溶出速度
を遅くシ、中性付近の溶出溶液中での溶出速度を速くす
ることができる。また、溶出溶液のpHに関係なくほぼ
同じ溶出速度にすることも可能である。
したがって、本発明の徐放性製剤の放出性はフ。
マル酸及びDL−トリプトファンの比率を変えることに
よりコントロールすることが可能である。
また、本発明の徐放性製剤は、フマル酸及び/又はDL
−トリプトファンのゆっくりとした消失と共に薬効物質
が放出されるため、薬効物質は水溶性物質でも難溶性物
質でもよく特に制限はない。
なお、本発明を実施するにあたって必要に応じ着色剤、
矯味剤、安定化剤等を添加してもよいことは言うまでも
ない。
以下実施例、参考例により説明するが、本発明はこれら
に限定されるものではない。
Li2ユ 積層錠剤(1錠中)    下層(mg)中層(mg)
上層(mg)臭化水素酸スフポラミン   0.2  
−  0.1フマル酸        Go  25 
−リン酸水素カル/ラム(無水)  29.4  9.
8 −乳糖        −−24,7 結晶セルロース      −一10 ステア1ン カルンウム   0.4 0.2 0.2
計                  9層g   
35ng   351Ig臭化水素酸スフボラミン 0
.2g にリン酸水素カル/ラム(無水)29.4gを
少量ずつ加え、乳鉢中で良(混合し、倍散とした。この
倍散29.6g1  フマル酸60g及びステアリン酸
カル/・クム 0.4g をポリ袋中で良く混合した。
この混合米をa混合米とする。
フマルa 25g1 リン酸水素カル/ラム(無水)9
.8g及びステアリン酸カルンウム0.2gをポリ袋中
で良く混合した。この混合米をb混合米とする。
臭化水素酸スコポラミン 0.1gに結晶セルロース 
10gを少量ずつ加え、乳鉢中で良く混合し、倍散とし
た。この倍散10.1g1乳糖24.7g文びステアリ
ン酸カルンウム0.2g をポリ袋中で良く混合した。
この混合米をC混合米とする。
直径8mmの臼及び平型柱をセットした単発打鍵機で、
ますa混合米90mg を日中に充填し、軽く予圧成形
した後、b混合米35mgをその上に充填し、同様に軽
く予圧成形した。更にC混合米35mgをその上に充填
し、総圧的 1.2トンで圧縮成形した。
この積層錠剤の溶出状態は第1図の通りである。
第1図は本発明品の積層錠剤について、第10改正、日
本薬局方、溶出試験法、第1法(回転バスケット法)の
試験器を使用し、試験液には蒸留水500m1  を用
い、バスケットの回転数1100rp で行なった溶出
試験結果を示したものである。
1m 積層錠剤(1錠中) 下層(+ng)   上層(mg) ニコランジル       1〇− フマル酸       99.5 39.8ステアリン
 マグネシウム  、    。
計                110mg   
40mgニコランジル10g、  フマル酸99.5g
 及びステアリン酸マグネンウム 0.5g をポリ袋
中で良く混合した。この混合米をa混合米とする。
フマル酸39.8g及びステアリン酸マグネンウム0.
2gをポリ袋中で良く混合した。この混合米をb混合米
とする。
直径8mmの臼及び平型柱をセットした単発打錠機で、
まずa混合米 110mg を日中に充填し、軽く予圧
成形した後、b混合米40mgをその上に充填し、総圧
的 1.2トンで圧縮成形した。
L較1 錠剤(1錠中) ニコランジル      10mg 乳糖        94.3 結晶セルロース      45 ステアlン マ  シウム   。
計                 150mg比較
のために、ニコランジルLog、乳11i94.3g、
  結晶セルロース 45g及びステアリン酸マグネ/
ウム0.7gをポリ袋で良く混合した。この混合米を直
径8mmの臼及び平型柱をセットした単発打錠機で1錠
重量150mg になるように総圧的1.2トンで圧縮
成形し、普通錠を得た。
これらの錠剤の溶出状態は第2図及び第3図の通りであ
る。
第2図は、本発明の積層錠剤及び比較例の普通錠につい
て実施例1と同様の方法で行った溶出試験結果を示した
ものである。
第3図は、本発明品の積層錠剤及び比較例の普通錠をそ
れぞれピーグル犬6頭に経口投与した時のプラズマ中の
ニコランジル濃度の平均値を示したものである。
L1皇J 顆粒剤(100mg中) イ  ン  ド  メ  タ  /  ン      
             25mgDL−1−リ  
プ  ト  フ  ァ  ン            
 35硬化油(水素添加大豆油)38 エチルセルロース        − 計                  100mgイ
ンドメタシン750g、DL−トリプトファ ン 1.
050g及び硬化油(水素添加大豆/dll)1.14
0g を練合機に入れ、10分間混合した後、10%エ
チルセルロース(ETHOCEL・10cps ;ダウ
・ケミカル製)エタノール溶液600gを加えて10分
間棟合した。練合物を直径1.0mmのネットを装着し
た円筒顆粒機にて顆粒化し、棚型乾燥機にて45℃で6
時間乾燥した後、12メンシユの篩で整粒し、顆粒剤を
得た。
この顆粒剤の溶出状態は第4図の通りである。
第4図は本発明品の顆粒剤(100mg )について第
10改正・日本薬局方、溶出試験法・第1法(回転バス
ケット法)の試験器を使用し試験液には第1液(pH約
1.2)及び第2液(pH約6.8)500ml  を
用い、バスケットの回転数10゜rpmで行なった溶出
試験結果を示したものである。
L」11■ 実施例3で得られた顆粒2,500g にフローコータ
ー・FL○−5(大川原製作所製)を使用して、6%ヒ
ドロキンブ口ピルメチルセルロースフタレート・HP−
55(信越化学製)塩化メチレン/エタノール1:1溶
液でコーティングし、顆粒の15%(W/W)相当量被
覆し、腸溶性顆粒剤を得た。
この腸溶性顆粒剤の溶出状態は第5図の通りである。
第5図は本発明品の腸溶性顆粒剤(115mg)につい
て、実施例3と同様の方法で行なった溶出試験結果を示
したものである。
11皇玉 実施例3で得られた顆粒300g 及び実施例4で得ら
れた腸溶性顆粒805gをポリ袋中で混合・配合し、こ
の配合顆粒を2号カプセルに1カプセル当たり 110
.5mgになるように充填した。
このカプセル剤の溶出状態は第6図の通りである。
第6図は本発明品のカプセル剤について初めの2時間は
第1液を使用し、その後は第2液を使用した他は、実施
例3と同様の方法で行なった溶出試験結果を示したもの
である。
実」赴」LJ− 錠剤(1錠中) フェノバルビタール   1mg −ト リ プ ト フ    ン 計              100mgフェメバル
ビタール1gにDL−トリプトファン 99gを少量ず
つ加えて乳鉢中で混合した。この混合米を直径7mmの
臼及び平型杵をセットした単発打錠機で1錠重量100
mg になるように総圧 1.5トンで圧縮成形した。
この錠剤をう、トの背部皮下に埋め込んた七きの経時的
な溶出状態は第7図の通りである。
第7図は本発明品の錠剤をう、ト(4匹)の背部皮下4
ケ所に埋め込み経時的に取り出したときの錠剤中に含有
されているフェノバルビタールの残存率を示したもので
ある。
尚、錠剤のまわりに線維素の形成は認められなかった。
また、埋め込み14日目では、ラットの背部皮下にフェ
メバルビタール及びD I、 −) IJブトファンは
肉眼的に全く認められなかった。
11亘ユ 錠剤(1錠中) ア  ミ  ノ  ピ  リ  ン         
       3mgマクロゴール6000  17 −1プトフ ン 計                45mgアミノピ
リン 3g1マクロゴール8000 17g及びDL−
1−リプトファン 25gをポリ袋中で良く混合した。
この混合米を長径8 mmi  短径3mmの楕円形の
臼及び杵をセットした単発打錠機で1錠重ffi 45
mgになるように総圧的0.6トンで圧縮成形した。
また比較のためDL−トリプトファンの替わりにマクロ
ゴール6000を使用したものを同様に圧縮成形した。
本発明品及び比較例の錠剤を前日より絶食させたラット
(5匹)の直腸にそれぞれ投与し、投与後12時間まで
排出されないことを確認した後、翌日観察したところ、
本発明品の錠剤は少量のフンと共に排出されていたが、
比較例の錠剤は少量のフンの他は特に認めることができ
なかった。また、解剖の結果、消化管中にも存在せず溶
解したものと考えられる。
なお、本発明品の錠剤は大きさが投与時のほぼ半分はと
に小さくなっており、その中のアミノピリンの残存率は
 48.9±4.2  %であった。
実」直」[J− 錠剤(1錠中) ニコランジル          10mgDL−トリ
プトファン      68.5ステアリン酸    
      10ヒドロキンプロピルセルロース  1 ステア1ン マグ シウム     。
計                    90mg
DL−)リブトファン 3,425g及びステアリン酸
500gを練合機に入れ、10分間混合した後、10%
ヒドロキンプロピルセルロース(日替HPC−L ; 
日本曹達製)水C客演 500gを加え10分間練合し
た。この練合物を32メツシユの篩で篩過、造粒し、棚
型乾燥機にて45°Cで6時間乾燥した後、32メツ7
ユで整粒し、細粒を得た。
この細粒3,975g1 ニコランジル500g及びス
テアリン酸マグネ/ウム 25gをポリ袋中で良く混合
した。この混合物を直径6mmの臼及び糖衣R杵(R:
4.5mm )をセットした口−タリー打錠機RT−1
5−H1型(菊水製作所製)で1鉱型fi90mgにな
るように圧縮成形した。
18られた錠剤4,000g をパーフェクトコーター
PTC−10型(大川原製作所製)に入れ、下記のコー
テイング液で1錠当り 10mg相当量被覆し、腸溶性
錠剤を得た。
(コーテイング液組成) オイドラギノトL30D       1.500gポ
リエチレングリコール6000   50タ  ル  
り                        
             150計        
              3,200gこの腸溶性
錠剤の溶出状態は第8図の通りである。
第8図は本発明品の腸溶性錠剤について、実施例5と同
様にして行なった溶出試験結果を示したものである。
1i皇玉 錠剤(1錠中) アセチルサリチル酸    100mgフマル酸   
     100 DL−トリプトファン    98 ステアリン マグネシウム 計                  300mgア
セチルサリチル酸100g、フマル酸100g、DL−
トリプトファン 98g及びステアリン酸マグネシウム
 2gをポリ袋中で混合した。この混合米を直径10m
mの臼及び平型柱をセットした単発打錠機で1錠重Ji
 300mgになるように総圧的1.8トンで圧縮成形
した。
また比較のため、フマル酸及びD L −トIJブトフ
ァンの替りにメチルセルロース(メトローズ5M−80
00;信越化学制)を使用したものを同様に圧縮成形し
た。
これらの錠剤の溶出状態は第9図の通りである。
第9図は本発明品及び比較例の錠剤について、第10改
正、日本薬局方、崩壊試験法の試験器を使用し、試験液
には蒸留水を用いて行った溶出試験結果を示したもので
ある。
第1表は本発明品及び比較例の錠剤をガラスビンに入れ
、密栓したものを40°C13ケ月間及びガラスビンに
入れ開放状態のまま40℃、相対溝If(RH)  6
1.5%のデシケータ中で3ケ月間それぞれ加速し、安
定性を調べた結果を示したものである。
第1表 錠剤(1錠中) (a)   (b)   (c) 硝酸イソソルビド   20mg  20mg  20
mgフマル酸      90  70  50DL−
トリプトファン 10  30  50クエン酸力ルン
ウム  29  29  29ステアリン 力ルンウム 計              150mg150mg
150mg硝酸インソルビド 20g1 フマルM 9
0g、 DL−トリプトファン 10g1ク工ン酸力ル
ンウム29g及びステアリン酸カルシウム 1gをポリ
袋中で混合した。この混合米を直径8mmの臼及び平型
柱をセットした単発打錠機で1錠重量  150mgに
なるように総圧的1.2トンで圧縮成形した[実施例1
O−(a)]。
硝酸イソンルビド 20g、フマル酸70g、 DL−
1−リプトファン 30g1 クエン酸力ルンウム29
g及びステアリン酸カルシウム 1gをポリ袋中で混合
した。この混合米を実施例1O−(a)と同様に圧縮成
形した[実施例10− (b)]。
硝酸インソルビド 20g1フマル酸50g、DL−ト
リプトファン 50g1ク工ン酸カル7ウム29g及び
ステアリン酸カル7ウム 1gをポリ袋中で混合した。
この混合米を実施例1O−(a)と同様に圧縮成形した
[実施例1O−(c)]。
これらの錠剤の溶出状態は第10図、第11図、第12
図の通りである。
第10図、第11図、第12図は本発明品の錠剤につい
て、第10改正、日本薬局方、溶出試験法、第2法(パ
ドル法)の試験器を使用し、試験液には第1液 (pH
約1.2)及び第2液(pH約8.8) 500m1 
を用い、パドル回転数1100rp で行なった溶出試
験結果を示したものである。
図から分かるようにフマル酸とDL−トリプトファンの
比率を変えることによって、胃や腸での溶出を自由にコ
ントロールすることが可能である。
実」1貫LL」− トローチ剤(1錠中) 塩酸クロルヘキシジン    5mg フマル酸         30 D  L −ト  リ  プ  ト  フ  ァ  ン
           122ヒドロキシプロピルセル
ロース 計                   180mg
塩酸クロルヘキ7ノン 5g1フマル酸30g及びD 
L −トIJブトファン 122gを乳鉢中で良(混合
した後、5%ヒドロキシプロピルセルロース(日替HP
C−L ;日本曹達製)水溶液Bogを加えて良く練合
した。練合物を14メツシユの篩でンフター顆粒とし、
棚壁乾燥機にて50°Cで4時間乾燥した後、10メン
シユで整粒した。この顆粒を直径8mmの臼及び平型杵
をセットした単発打錠機で1錠重量 L60mgになる
ように総圧的 1.5トンで圧縮成形し、トローチ剤(
含そう剤)を得た。
本発明品のトローチ剤は日中で徐々に溶解し、約3時間
にわたって口中に存在した。
災」1璽−L2= 錠剤(1錠中) ニ  コ  ラ  ン  ジ  ル         
        15mgフマル酸        9
4 DL−トリプトファン    40.5ステアリン マ
グネシウム  。
計                 150mgニコ
ランジル 15g1フマル酸94g、DL−トリプトフ
ァン 40.5g  及びステアリン酸マグネンウム0
.5gをポリ袋中で混合した。この混合米を直径8mm
の臼及び平型杵をセットした単発打錠機で1鉱型’14
150mgになるように総圧的 1.2トンで圧縮成形
した。この錠剤の溶出状態は第13図の通りである。第
13図は本発明品の錠剤について実施例10と同様にし
て行った溶出試験結果を示したものである。
l胤亘土ユ 串刺 アミノピリン         50mgDL−ト  
リ  プ  ト  フ  ァ  ン         
  400結晶セルロース         135ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース  15ノバタ 計                  2000mg
35メツシユ篩過処理を行ったアミノピリン50g。
DL−トリプトファン400g及び結晶セルロース13
5gを乳鉢中で良く混合した後、−5%ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース・°T C−5−E(信越化学社
製)水溶液300gを添加し、練合した。
練合物を直径017mmのネットを装着した同簡頼粒機
にて顆粒化した。この顆粒をマルメライザ−(Q−23
6型;不ニパウダル社製)で球形化処理し、次いで棚壁
乾燥機にて50°Cで4時間乾燥した後、12メソシユ
の篩で整粒し、ペレットを得た。
ノバタE(ヘンケル社製)140gを60℃で加熱溶融
させた後、ペレット60gを加えて分散させた。この分
散液を串刺用金型に流し込み、徐冷して重さ2gの串刺
を得た。
比較例 アミノピリン         50 m gツバ 計                  2000mg
比較のために、ノバタE 195gを60°Cで加温溶
融させた後、アミノピリン5gを加え分散、溶解させた
。この液を串刺用金型に流し込み、徐冷して重さ2gの
串刺を得た。
この串刺の溶出状態は、第14図の通りである。
第14図は、実施例13の本発明製剤の串刺について串
刺放出試験器(TMS−103型;富山産業社製)を用
い、セル内には3mlの第2液(pH約6.8)及び串
刺一つを入れ25rpmで攪拌し、一方、放出相内には
300m1の第2液(pH約6.8)を入れ1100r
pで撹拌し、全体を37±0.1°Cに保ちなから放出
相内に溶出してくるアミノビリン量を経時的に測定した
結果を示したものである。
1ム虜 組成比(フマル酸: D L −トリプトファン)の異
なる錠剤の溶解時間変化 〔処方コ [製錠] 上記組成比に従ってフマル酸およびDL−トリプトファ
ンを良く混合し、その混合末を直径7.0mmの臼およ
び杵(平面杵)で1錠当たり100mgになるように総
圧1トンで圧縮成形した。
[溶解時間の測定コ 日本薬局方(第10改正)記載の崩壊度試験法に従って
測定を行い、崩壊度試験器内の錠剤が消失した時間を溶
解時間とした。
なお、補助盤は使用しなかった。試験液には第1液(p
H約1.2)、第2液(pH約6.8)および蒸留水を
使用した。
[結果コ 第1液(pH約1.2)中ではフマル酸の含有率が高く
なるに従って溶解速度が遅くなる。一方、第2液(pH
約6.8)中ではDL−)ラットファンの含有率が高く
なるに従って急激に溶解速度が遅くなる。このことはフ
マル酸およびDL−)ラットファンの組成比を変化させ
ることにより、環境pHに応じた溶解時間を任意に設定
できることを示すものである。さらに試験液のpHによ
らず一定の溶解時間を示す組成比か存在し、環境pHの
変化に関係なしに一定の溶解時間を得ることもできる。
第15図は製剤NO61〜7の錠剤について上記の様に
して行った崩壊度試験結果を示したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1で得られた積層錠剤の溶出状態を示
す。 第2図及び第3図は、実施例2で得られた積層錠剤 (
−・−)及び比較例の普通錠剤(−〇−)の溶出状態を
示す。 第4図は、実施例3で得られた顆粒剤の第1液(−〇−
)  及び第2液 (−〇−)での溶出状態を示す。 第5図は、実施例4で得られた腸溶性顆粒剤の第1液 
(−・−)及び第2液 (−〇−)での溶出状態を示す
。 第6図は、実施例5で得られたカプセル剤の第1液(−
・−)及び第2液(−0−)での溶出状態を示す。 第7図は、実施例6で得られた錠剤のラット背部皮下で
の溶出状態を示す。 第8図は、実施例8で得られた腸溶性錠剤の第1液(−
・−)及び第2液 (−〇−)  での溶出状態を示す
。 第9図は、実施例9で得られた錠剤 (−・−)及び比
較例の錠剤 (−0−)  の溶出状態を示す。 第10図は、実施例1O−(a)で得られた錠剤の第1
液 (−・−)及び第2液 (−0−)での溶出状態を
示す。 第11図は、実施例1O−(b)で得られた錠剤の第1
液 (−・−)及び第2液 (−0−)での溶出状態を
示す。 第12図は、実施例1O−(c)で得られた錠剤の第1
液 (−・−)及び第2液 (−0−)での溶出状態を
示す。 第13図は、実施例12で得られた錠剤の第1液(−・
−)及び第2液(−〇−)での溶出状態を示す。 第14図は、実施例13で得られた串刺 (−・−)及
び比較例の串刺 (−〇−)  の溶出状態を示す。 第15図は、参考例で得られた錠剤の第1液(−・−)
、第2液 (−〇−)及び蒸留水(−△−)での崩壊状
複を示す。 \゛、]゛′ ?−(“、/ 半f図 才λ図 j龜り吋ra C蛸゛叫ジ 米?図 I−7図 、3Lユ梢−吋へ匂 (吋闇) 熟字・腎(R) 檗ぷ槽!(ぺ) 【碌舞(ア) 榮・瞥、貴V−くさく)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)フマル酸及び/又はDL−トリプトファン並びに1
    種又は2種以上の薬効物質より主としてなり、フマル酸
    及び/又はDL−トリプトファンの割合が製剤総重量の
    10%以上であることを特徴とする徐放性製剤。 2)フマル酸及び1種又は2種以上の薬効物質より主と
    してなる特許請求の範囲第1項記載の徐放性製剤。 3)薬効物質としてニコランジルを含有する特許請求の
    範囲第2項記載の徐放性製剤。 4)DL−トリプトファン及び1種又は2種以上の薬効
    物質より主としてなる特許請求の範囲第1項記載の徐放
    性製剤。 5)薬効物質としてニコランジルを含有する特許請求の
    範囲第4項記載の徐放性製剤。 6)フマル酸及びDL−トリプトファン並びに1種又は
    2種以上の薬効物質より主としてなる特許請求の範囲第
    1項記載の徐放性製剤。 7)薬効物質としてニコランジルを含有する特許請求の
    範囲第6項記載の徐放性製剤。 8)薬効物質を含有する層と薬効物質を含有しない層と
    からなる積層錠剤である特許請求の範囲第1項記載の徐
    放性製剤。
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