JP2535141B2 - フマル酸含有徐放性製剤 - Google Patents

フマル酸含有徐放性製剤

Info

Publication number
JP2535141B2
JP2535141B2 JP7005185A JP518595A JP2535141B2 JP 2535141 B2 JP2535141 B2 JP 2535141B2 JP 7005185 A JP7005185 A JP 7005185A JP 518595 A JP518595 A JP 518595A JP 2535141 B2 JP2535141 B2 JP 2535141B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tablet
sustained
release
fumaric acid
reference example
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7005185A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0899906A (ja
Inventor
義光 飯田
秀司 住田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=11604178&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2535141(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Chugai Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP7005185A priority Critical patent/JP2535141B2/ja
Publication of JPH0899906A publication Critical patent/JPH0899906A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2535141B2 publication Critical patent/JP2535141B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】現在有用とされる薬効物質の中に
は生物学的半減期の短いものがあり、1日に数回服用し
なければならないことがある。けれども、服用回数を減
らすことができれば、患者の負担を軽くすることができ
るばかりでなく、患者のコンプライアンスを向上させ治
療効果を高めることができる。
【0002】そのためには医薬品を徐放化し、有効な血
中濃度を長時間維持することが必要となる。
【0003】本発明は、徐放化基剤としてフマル酸を含
有させることによって薬効物質が徐放化されるようにし
た製剤及びフマル酸を使用する医薬品製剤の徐放化方法
に関するものである。
【0004】
【従来の技術】薬物の有効血中濃度を長時間にわたり保
つために徐放性製剤に関する種々の製剤技術が提案され
ている。そして、これら製剤の多くは種々の高分子物質
が使用されている。例えば、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロースフタレート、プルラン、ゼ
ラチン、コラーゲン、カゼイン、寒天、アラビアゴム、
デキストリン、エチルセルロース、メチルセルロース、
キチン、キトサン、マンナン、カルボキシメチルエチル
セルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、
ポリエチレングリコール、アルギン酸ソーダ、ポリビニ
ルアルコール、セルロースアセテート、ポリビニルピロ
リドン、シリコーン、ポリビニルアセタールジエチルア
ミノアセテート、アルブミン等である。〔サスティンド
・アンド・コントロールド・リリース・ドラッグデリバ
リー・システムズ(Sustained and Co
ntrolled Release Drug Del
ivery Systems(1978)MARCEL
DEKKER,INC.,薬局Vol.35,No.
2,575−583(1984),特開昭59−625
21号公報等〕
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これら高分子物質を使
用して徐放性製剤を製造する場合、いくつかの問題があ
る。それは多くの高分子物質、特に水溶性高分子物質
はそのもの自身が高い水分量を保有しているため、配合
された薬効物質が加水分解等の分解を受け易く、長期保
存に耐えないことが多々ある。高分子物質は分子量分
布があり、一定の基準があるものの、分子量分布及び平
均分子量はロットによって異なることが一般的である。
従って、このような高分子物質を使用した徐放性製剤は
製造工程を十分管理しても、溶出性が一定でなく、変動
幅の大きいものとなってしまう。高分子物質を使用し
た製剤を生体内に埋め込んで使用する場合、多くの高分
子物質は生体内で全く分解されないか、あるいは分解さ
れても僅かであるため、薬効物質放出後は再び生体内か
ら取り出す必要がある。また、生体内で分解される高分
子物質であっても、その分解が分解酵素に依存すること
が多く、薬効物質の溶出速度も分解酵素に依存すること
になる。さらに、この分解は全てが単量体になるとは限
らず一部分解はされているものの、高分子のまま組織内
に吸収されることが十分考えられ、これらの高分子物質
が抗原となってアナフィラキシーショックを起こす危険
性がないとは言えない〔製薬工場Vol.3,No.1
0,552−557(1983),化学の領域,増刊1
34号,151−157南江堂〕。マトリックスタイ
プや半透膜を通して薬効物質を放出する徐放性製剤はそ
の放出性が薬効物質の溶解性に依存するため特に難溶性
の薬物については用いることができない等である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の問題
点を解決すべく徐放性製剤の製法について鋭意研究した
ところ、低分子物質であるフマル酸を徐放化基剤として
使用することにより、薬効物質が長時間にわたって徐放
化されることを見い出した。なお、フマル酸以外の他の
有機酸であるクエン酸、マレイン酸、コハク酸、酒石
酸、リンゴ酸等には徐放化効果は認められなかった。
【0007】本発明の徐放性製剤は、薬効物質及び賦形
剤の所定量を秤量し、さらに所定の範囲量になる量のフ
マル酸を秤取し、通常の方法で混合する。ここにおいて
賦形剤は添加しても、しなくてもよいが、好ましい賦形
剤としては乳糖、マンニトール、イノシトール、クエン
酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、硬化油、ステア
リン酸等である。また、本発明において使用するフマル
酸は製剤総重量の10%以上で好ましい徐放化効果が得
られる。
【0008】本発明の徐放性製剤は、ほとんどの医薬品
に利用することができるので、主薬となる医薬品につい
て制限されることはなく、降圧剤、解熱鎮痛消炎剤、免
疫調節剤、副腎ホルモン、糖尿病用剤、血管拡張剤、強
心剤、不整脈用剤、動脈硬化用剤、解毒剤等様々な薬効
分野の医薬品に利用できる。
【0009】かくして得られた混合末に滑沢剤、例えば
ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、
タルク等を加え、圧縮成形することにより錠剤とするこ
とができる。場合によっては、埋め込み製剤とすること
もできる。
【0010】さらに白糖、芳香剤、着色剤などを加えて
一定の形状に圧縮成形し、トローチ剤とすることもでき
る。場合によっては、口腔内投与とすることもできる。
【0011】また、薬効物質を含有するA層と薬効物質
を含有しないB層とを積層し、圧縮成形することによっ
て、一定時間後の薬効物質の溶出性を高めた積層錠剤と
することができる。
【0012】場合によっては、本発明の組成層及び薬効
物質を含有する速放層を圧縮成形してなる徐放性多層錠
又は、本発明の組成層、フマル酸を含有する層及び薬効
物質を含有する速放層の3層を圧縮成形してなる徐放性
多層錠とすることもできる。
【0013】さらに前記の混合末に結合剤、例えばヒド
ロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチル
セルロース、トウモロコシデンプン等の水溶液あるいは
有機溶媒溶液を加え練合した後、顆粒化、乾燥、整粒を
行い、顆粒剤とすることができる。
【0014】また、上記の組成顆粒及び薬効物質を含有
する速放性顆粒からなる徐放性顆粒剤、腸溶性基剤例え
ばヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート,カ
ルボキシメチルエチルセルロース等でコーティングして
なる徐放性腸溶性顆粒剤,上記の組成顆粒を水不溶性基
剤で被覆してなる徐放性顆粒剤,水不溶性基剤で被覆し
てなる顆粒及び薬効物質を含有する速放性顆粒からなる
徐放性顆粒剤、薬効物質を含有する速放性顆粒をフマル
酸からなる層で被覆してなる徐放性顆粒剤などとするこ
とができる。
【0015】また、上記の徐放性顆粒剤を圧縮成形して
なる徐放性錠剤、上記の徐放性顆粒剤及び水不溶性基剤
の混合物を圧縮成形してなる徐放性錠剤、さらに得られ
た徐放性錠剤を腸溶性基剤又は水不溶性基剤で被覆して
なる徐放性錠剤とすることもできる。
【0016】また、上記の徐放性錠剤を中心錠とし、周
囲を糖衣層で被覆してなる徐放性糖衣錠、周囲を薬効物
質を含有する糖衣錠で被覆してなる徐放性糖衣錠,上記
の徐放性錠剤を核とし、周囲を薬効物質を含有する速放
性組成物で被覆し、圧縮成形してなる徐放性有核錠、上
記の徐放性錠剤を核とし、周囲をフマル酸で被覆し、さ
らにその外側周囲を薬効物質を含有する速放性組成物で
被覆し、圧縮成形してなる徐放性有核錠とすることもで
きる。
【0017】上記の組成顆粒をカプセルに充填すること
によりカプセル剤とすることもできる。
【0018】さらに上記の徐放性顆粒剤を坐薬基剤中に
含有する徐放性坐薬、上記の徐放性錠剤を坐薬で被覆し
てなる徐放性坐薬とすることもできる。
【0019】本発明の徐放性製剤の範囲には含まれない
がフマル酸及びDL−トリプトファンを任意の比率で使
用してもよい。フマル酸及びDL−トリプトファンの混
合する比率を変えることによって酸性の溶出溶液中での
溶出速度を速くし、中性付近の溶出溶液中での溶出速度
を遅くしたり、逆に酸性の溶出溶液中での溶出速度を遅
くし、中性付近の溶出溶液中での溶出速度を速くするこ
とがてきる。また、溶出溶液のpHに関係なくほぼ同じ
溶出速度にすることも可能である。
【0020】したがって、フマル酸とDL−トリプトフ
ァンの双方を含む徐放性製剤の放出性はフマル酸及びD
L−トリプトファンの比率を変えることによりコントロ
ールすることが可能である。
【0021】本発明の徐放性製剤は、フマル酸のゆっく
りとした消失と共に薬効物質が放出されるため、薬効物
質は水溶性物質でも難溶性物質でもよく特に制限はな
い。
【0022】なお、本発明を実施するにあたって必要に
応じ着色剤、矯味剤、安定化剤等を添加してもよいこと
は言うまでもない。
【0023】以下実施例、参考例により説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
【0024】
【実施例1】 積層錠剤(1錠中) 下層(mg) 中層(mg) 上層(mg) 臭化水素酸スコポラミン 0.2 − 0.1 フマル酸 60 25 − リン酸水素カルシウム(無水) 29.4 9.8 − 乳糖 − − 24.7 結晶セルロース − − 10ステアリン酸カルシウム 0.4 0.2 0.2 計 90mg 35mg 35mg 臭化水素酸スコポラミン0.2gにリン酸水素カルシウ
ム(無水)29.4gを少量ずつ加え、乳鉢中で良く混
合し、倍散とした。この倍散29.6g、フマル酸60
g及びステアリン酸カルシウム0.4gをポリ袋中で良
く混合した。この混合末をa混合末とする。
【0025】フマル酸25g、リン酸水素カルシウム
(無水)9.8g及びステアリン酸カルシウム0.2g
をポリ袋中で良く混合した。この混合末をb混合末とす
る。
【0026】臭化水素酸スコポラミン0.1gに結晶セ
ルロース10gを少量ずつ加え、乳鉢中で良く混合し、
倍散とした。この倍散10.1g、乳糖24.7g及び
ステアリン酸カルシウム0.2gをポリ袋中で良く混合
した。この混合末をc混合末とする。
【0027】直径8mmの臼及び平型杵をセットした単
発打錠機で、まずa混合末90mgを臼中に充填し、軽
く予圧成形した後、b混合末35mgをその上に充填
し、同様に軽く予圧成形した。更にc混合末35mgを
その上に充填し、総圧約1.2トンで圧縮成形した。
【0028】この積層錠剤の溶出状態は図1の通りであ
る。
【0029】図1は本発明品の積層錠剤について、第1
0改正、日本薬局方、溶出試験法、第1法(回転バスケ
ット法)の試験器を使用し、試験液には蒸留水500m
lを用い、バスケットの回転数100rpmで行なった
溶出試験結果を示したものである。
【0030】
【実施例2】 積層錠剤(1錠中) 下層(mg) 上層(mg) ニコランジル 10 − フマル酸 99.5 39.8 ステアリン酸マグネシウム 0.5 0.2 計 110mg 40mg ニコランジル10g、フマル酸99.5g及びステアリ
ン酸マグネシウム0.5gをポリ袋中で良く混合した。
この混合末をa混合末とする。
【0031】フマル酸39.8g及びステアリン酸マグ
ネシウム0.2gをポリ袋中で良く混合した。この混合
末をb混合末とする。
【0032】直径8mmの臼及び平型杵をセットした単
発打錠機で、まずa混合末110mgを臼中に充填し、
軽く予圧成形した後、b混合末40mgをその上に充填
し、総圧約1.2トンで圧縮成形した。
【0033】
【比較例1】 錠剤(1錠中) ニコランジル 10mg 乳 糖 94.3 結晶セルロース 45 ステアリン酸マグネシウム 0.7 計 150mg 比較のために、ニコランジル10g、乳糖94.3g、
結晶セルロース45g及びステアリン酸マグネシウム
0.7gをポリ袋で良く混合した。この混合末を直径8
mmの臼及び平型杵をセットした単発打錠機で1錠重量
150mgになるように総圧約1.2トンで圧縮成形
し、普通錠を得た。
【0034】これらの錠剤の溶出状態は図2及び図3の
通りである。
【0035】図2は、本発明の積層錠剤及び比較例1の
普通錠について実施例1と同様の方法で行った溶出試験
結果を示したものである。
【0036】図3は、本発明品の積層錠剤及び比較例1
の普通錠をそれぞれビーグル犬6頭に経口投与した時の
プラズマ中のニコランジル濃度の平均値を示したもので
ある。
【0037】
【参考例1】 顆粒剤(100mg中) インドメタシン 25mg DL−トリプトファン 35 硬化油(水素添加大豆油) 38 エチルセルロース 2 計 100mg インドメタシン750g、DL−トリプトファン1,0
50g及び硬化油(水素添加大豆油)1,140gを練
合機に入れ、10分間混合した後、10%エチルセルロ
ース(ETHOCEL・10CPS;ダウ・ケミカル
製)エタノール溶液600gを加えて10分間練合し
た。練合物を直径1.0mmのネットを装着した円筒顆
粒機にて顆粒化し、棚型乾燥機にて45℃で6時間乾燥
した後、12メッシュの篩で整粒し、顆粒剤を得た。
【0038】この顆粒剤の溶出状態は図4の通りであ
る。
【0039】図4は参考例1の顆粒剤(100mg)に
ついて第10改正・日本薬局方、溶出試験法・第1法
(回転バスケット法)の試験器を使用し試験液には第1
液(pH約1.2)及び第2液(pH約6.8)500
mlを用い、バスケットの回転数100rpmで行なっ
た溶出試験結果を示したものである。
【0040】
【参考例2】参考例1で得られた顆粒2,500gにフ
ローコーター・FLO−5(大川原製作所製)を使用し
て、6%ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレー
ト・HP−55(信越化学製)塩化メチレン/エタノー
ル1:1溶液でコーティングし、顆粒の15%(W/
W)相当量被覆し、腸溶性顆粒剤を得た。
【0041】この腸溶性顆粒剤の溶出状態は図5の通り
である。
【0042】図5は本発明品の腸溶性顆粒剤(115m
g)について、参考例1と同様の方法で行なった溶出試
験結果を示したものである。
【0043】
【参考例3】参考例1で得られた顆粒300g及び参考
例2で得られた腸溶性顆粒805gをポリ袋中で混合・
配合し、この配合顆粒を2号カプセルに1カプセル当た
り110.5mgになるように充填した。
【0044】このカプセル剤の溶出状態は図6の通りで
ある。
【0045】図6は本発明品のカプセル剤について初め
の2時間は第1液を使用し、その後は第2液を使用した
他は、参考例1と同様の方法で行なった溶出試験結果を
示したものである。
【0046】
【参考例4】 フェノバルビタール1gにDL−トリプトファン99g
を少量ずつ加えて乳鉢中で混合した。この混合末を直径
7mmの臼及び平型杵をセットした単発打錠機で1錠重
量100mgになるように総圧1.5トンで圧縮成形し
た。
【0047】この錠剤をラットの背部皮下に埋め込んだ
ときの経時的な溶出状態は図7の通りである。
【0048】図7は参考例4の錠剤をラット(4匹)の
背部皮下4ケ所に埋め込み経時的に取り出したときの錠
剤中に含有されているフェノバルビタールの残存率を示
したものである。
【0049】尚、錠剤のまわりに線維素の形成は認めら
れなかった。また、埋め込み14日目では、ラットの背
部皮下にフェノバルビタール及びDL−トリプトファン
は肉眼的に全く認められなかった。
【0050】
【参考例5】 アミノピリン3g、マクロゴール6000 17g及び
DL−トリプトファン25gをポリ袋中で良く混合し
た。この混合末を長径8mm、短径3mmの楕円形の臼
及び杵をセットした単発打錠機で1錠重量45mgにな
るように総圧約0.6トンで圧縮成形した。
【0051】また比較のためDL−トリプトファンの替
わりにマクロゴール6000を使用したものを同様に圧
縮成形した。
【0052】参考例5の製品及び比較例の錠剤を前日よ
り絶食させたラット(5匹)の直腸にそれぞれ投与し、
投与後12時間まで排出されないことを確認した後、翌
日観察したところ、参考例5の錠剤は少量のフンと共に
排出されていたが、比較例の錠剤は少量のフンの他は特
に認めることができなかった。また、解剖の結果、消化
管中にも存在せず溶解したものと考えられる。
【0053】なお、参考例5の錠剤は大きさが投与時の
ほぼ半分ほどに小さくなっており、その中のアミノピリ
ンの残存率は48.9±4.2%であった。
【0054】
【参考例6】 錠 剤(1錠中) ニコランジル 10mg DL−トリプトファン 68.5 ステアリン酸 10 ヒドロキシプロピルセルロース 1 ステアリン酸マグネシウム 0.5 計 90mg DL−トリプトファン3,425g及びステアリン酸5
00gを練合機に入れ、10分間混合した後、10%ヒ
ドロキシプロピルセルロース(日曹HPC−L;日本曹
達製)水溶液500gを加え10分間練合した。この練
合物を32メッシュの篩で篩過、造粒し、棚型乾燥機に
て45℃で6時間乾燥した後、32メッシュで整粒し、
細粒を得た。
【0055】この細粒3,975g、ニコランジル50
0g及びステアリン酸マグネシウム25gをポリ袋中で
良く混合した。この混合物を直径6mmの臼及び糖衣R
杵(R:4.5mm)をセットしたロータリー打錠機R
T−15−H1型(菊水製作所製)で1錠重量90mg
になるように圧縮成形した。
【0056】得られた錠剤4,000gをパーフェクト
コーターPTC−10型(大川原製作所製)に入れ、下
記のコーティング液で1錠当り10mg相当量被覆し、
腸溶性錠剤を得た。
【0057】 (コーティング液組成) オイドラギットL30D 1,500g ポリエチレングリコール6000 50 タ ル ク 150 蒸 留 水 1,500 計 3,200g この腸溶性錠剤の溶出状態は図8の通りである。
【0058】図8は参考例6の腸溶性錠剤について、参
考例3と同様にして行なった溶出試験結果を示したもの
である。
【0059】
【参考例7】 錠 剤 (1錠中) アセチルサリチル酸 100mg フマル酸 100 DL−トリプトファン 98 ステアリン酸マグネシウム 2 計 300mg アセチルサリチル酸100g、フマル酸100g、DL
−トリプトファン98g及びステアリン酸マグネシウム
2gをポリ袋中で混合した。この混合末を直径10mm
の臼及び平型杵をセットした単発打錠機で1錠重量30
0mgになるように総圧約1.8トンで圧縮成形した。
【0060】また比較のため、フマル酸及びDL−トリ
プトファンの替りにメチルセルロース(メトローズSM
−8000;信越化学製)を使用したものを同様に圧縮
成形した(比較例2)。
【0061】これらの錠剤の溶出状態は図9の通りであ
る。
【0062】図9は本発明品及び比較例2の錠剤につい
て、第10改正、日本薬局方、崩壊試験法の試験器を使
用し、試験液には蒸留水を用いて行った溶出試験結果を
示したものである。
【0063】第1表は参考例7の錠剤及び比較例2の錠
剤をガラスビンに入れ、密栓したものを40℃、3ケ月
間及びガラスビンに入れ開放状態のまま40℃、相対湿
度(RH)61.5%のデシケータ中で3ケ月間それぞ
れ加速し、安定性を調べた結果を示したものである。
【0064】
【表1】
【0065】
【参考例8】 錠 剤(1錠中) (a) (b) (c) 硝酸イソソルビド 20mg 20mg 20mg フマル酸 90 70 50 DL−トリプトファン 10 30 50 クエン酸カルシウム 29 29 29 ステアリン酸カルシウム 1 1 1 計 150mg 150mg 150mg 硝酸イソソルビド20g、フマル酸90g、DL−トリ
プトファン10g、クエン酸カルシウム29g及びステ
アリン酸カルシウム1gをポリ袋中で混合した。この混
合末を直径8mmの臼及び平型杵をセットした単発打錠
機で1錠重量150mgになるように総圧約1.2トン
で圧縮成形した〔参考例8−(a)〕。
【0066】硝酸イソソルビド20g、フマル酸70
g、DL−トリプトファン30g、クエン酸カルシウム
29g及びステアリン酸カルシウム1gをポリ袋中で混
合した。この混合末を参考例8−(a)と同様に圧縮成
形した〔参考例8−(b)〕。
【0067】硝酸イソソルビド20g、フマル酸50
g、DL−トリプトファン50g、クエン酸カルシウム
29g及びステアリン酸カルシウム1gをポリ袋中で混
合した。この混合末を参考例8−(a)と同様に圧縮成
形した〔参考例8−(c)〕。
【0068】これらの錠剤の溶出状態は図10、図1
1、図12の通りである。
【0069】図10、図11、図12は参考例8−
(a),(b),(c)の錠剤について、第10改正、
日本薬局方、溶出試験法、第2法(パドル法)の試験器
を使用し、試験液には第1液(pH約1.2)及び第2
液(pH約6.8)500mlを用い、パドル回転数1
00rpmで行なった溶出試験結果を示したものであ
る。
【0070】図から分かるようにフマル酸とDL−トリ
プトファンの比率を変えることによって、胃や腸での溶
出を自由にコントロールすることが可能である。
【0071】
【参考例9】 トローチ剤(1錠中) 塩酸クロルヘキシジン 5mg フマル酸 30 DL−トリプトファン 122 ヒドロキシプロピルセルロース 3 計 160mg 塩酸クロルヘキシジン5g、フマル酸30g及びDL−
トリプトファン122gを乳鉢中で良く混合した後、5
%ヒドロキシプロピルセルロース(日曹HPC−L;日
本曹達製)水溶液60gを加えて良く練合した。練合物
を14メッシュの篩でシフター顆粒とし、棚型乾燥機に
て50℃で4時間乾燥した後、10メッシュで整粒し
た。この顆粒を直径8mmの臼及び平型杵をセットした
単発打錠機で1錠重量160mgになるように総圧約
1.5トンで圧縮成形し、トローチ剤(含そう剤)を得
た。
【0072】参考例9のトローチ剤は口中で徐々に溶解
し、約3時間にわたって口中に存在した。
【0073】
【参考例10】 錠 剤(1錠中) ニコランジル 15mg フマル酸 94 DL−トリプトファン 40.5 ステアリン酸マグネシウム 0.5 計 150mg ニコランジル15g、フマル酸94g、DL−トリプト
ファン40.5g及びステアリン酸マグネシウム0.5
gをポリ袋中で混合した。この混合末を直径8mmの臼
及び平型杵をセットした単発打錠機で1錠重量150m
gになるように総圧約1.2トンで圧縮成形した。この
錠剤の溶出状態は図13の通りである。図13は参考例
10の錠剤について参考例8と同様にして行った溶出試
験結果を示したものである。
【0074】
【参考例11】 坐 剤 アミノピリン 50mg DL−トリプトファン 400 結晶セルロース 135 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 15 ノバタE 1400 計 2000mg 35メッシュ篩過処理を行ったアミノピリン50g、D
L−トリプトファン400g及び結晶セルロース135
gを乳鉢中で良く混合した後、5%ヒドロキシプロピル
メチルセルロース・TC−5−E(信越化学社製)水溶
液300gを添加し、練合した。
【0075】練合物を直径0.7mmのネットを装着し
た同筒顆粒機にて顆粒化した。この顆粒をマルメライザ
ー(Q−236型;不二パウダル社製)で球形化処理
し、次いで棚型乾燥機にて50℃で4時間乾燥した後、
12メッシュの篩で整粒し、ペレットを得た。
【0076】ノバタE(ヘンケル社製)140gを60
℃で加熱溶融させた後、ペレット60gを加えて分散さ
せた。この分散液を坐剤用金型に流し込み、徐冷して重
さ2gの坐剤を得た。
【0077】
【比較例3】 アミノピリン 50mg ノバタE 1950 計 2000mg 比較のために、ノバタE195gを60℃で加温溶融さ
せた後、アミノピリン5gを加え分散、溶解させた。こ
の液を坐剤用金型に流し込み、徐冷して重さ2gの坐剤
を得た。
【0078】この坐剤の溶出状態は、図14の通りであ
る。
【0079】図14は、参考例11の坐剤について坐剤
放出試験器(TMS−103型;富山産業社製)を用
い、セル内には3mlの第2液(pH約6.8)及び坐
剤一つを入れ25rpmで攪拌し、一方、放出相内には
300mlの第2液(pH約6.8)を入れ100rp
mで攪拌し、全体を37±0.1℃に保ちながら放出相
内に溶出してくるアミノピリン量を経時的に測定した結
果を示したものである。
【0080】
【参考例12】組成比(フマル酸:DL−トリプトファン)の異なる錠
剤の溶解時間変化 (処 方)
【表2】 (製 剤)上記組成比に従ってフマル酸およびDL−ト
リプトファンを良く混合し、その混合末を直径7.0m
mの臼および杵(平面杵)で1錠当たり100mgにな
るように総圧1トンで圧縮成形した。
【0081】(溶解時間の測定)日本薬局方(第10改
正)記載の崩壊度試験法に従って測定を行い、崩壊度試
験器内の錠剤が消失した時間を溶解時間とした。
【0082】なお、補助盤は使用しなかった。試験液に
は第1液(pH約1.2)、第2液(pH約6.8)お
よび蒸留水を使用した。
【0083】(結 果)第1液(pH約1.2)中では
フマル酸の含有率が高くなるに従って溶解速度が遅くな
る。一方、第2液(pH約6.8)中ではDL−トリプ
トファンの含有率が高くなるに従って急激に溶解速度が
遅くなる。このことはフマル酸およびDL−トリプトフ
ァンの組成比を変化させることにより、環境pHに応じ
た溶解時間を任意に設定できることを示すものである。
さらに試験液のpHによらず一定の溶解時間を示す組成
比が存在し、環境pHの変化に関係なしに一定の溶解時
間を得ることもできる。図15は製剤No.1〜7の錠
剤について上記の様にして行った崩壊度試験結果を示し
たものである。
【0084】
【発明の効果】本発明の徐放性製剤は、フマル酸が徐々
に消失していくことにより薬物を放出するため、可溶
性、不溶性、酸性、塩基性等の物性に影響されることな
く、多くの薬物に応用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた積層錠剤の溶出状態を示す
グラフである。
【図2】実施例2で得られた積層錠剤(──●──)及
び比較例1の普通錠剤(──○──)の溶出状態を示す
グラフである。
【図3】図2の場合とは異なる試験方法によって測定し
た実施例2で得られた積層錠剤(──●──)及び比較
例1の普通錠剤(──○──)の溶出状態を示すグラフ
である。
【図4】参考例1で得られた顆粒剤の第1液(──●─
─)及び第2液(──○──)での溶出状態を示すグラ
フである。
【図5】参考例2で得られた腸溶性顆粒剤の第1液(─
─●──)及び第2液(──○──)での溶出状態を示
すグラフである。
【図6】参考例3で得られたカプセル剤の第1液(──
●──)及び第2液(──○──)での溶出状態を示す
グラフである。
【図7】参考例4で得られた錠剤のラット背部皮下での
溶出状態を示すグラフである。
【図8】参考例6で得られた腸溶性錠剤の第1液(──
●──)及び第2液(──○──)での溶出状態を示す
グラフである。
【図9】参考例7で得られた錠剤(──●──)及び比
較例2の錠剤(──○──)の溶出状態を示すグラフで
ある。
【図10】参考例8−(a)で得られた錠剤の第1液
(──●──)及び第2液(──○──)での溶出状態
を示すグラフである。
【図11】参考例8−(b)で得られた錠剤の第1液
(──●──)及び第2液(──○──)での溶出状態
を示すグラフである。
【図12】参考例8−(c)で得られた錠剤の第1液
(──●──)及び第2液(──○──)での溶出状態
を示すグラフである。
【図13】参考例10で得られた錠剤の第1液(──●
──)及び第2液(──○──)での溶出状態を示すグ
ラフである。
【図14】参考例11で得られた坐剤(──●──)及
び比較例3の坐剤(──○──)の溶出状態を示すグラ
フである。
【図15】参考例12で得られた錠剤の第1液(──●
──),第2液(──○──)及び蒸留水(──△─
─)での崩壊状態を示すグラフである。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 徐放化基剤としてフマル酸を含有させた
    徐放性製剤。
  2. 【請求項2】 フマル酸及び1種又は2種以上の薬効物
    質より主としてなり、フマル酸の割合が製剤総重量の1
    0%以上であることを特徴とする請求項1記載の徐放性
    製剤。
  3. 【請求項3】 薬効物質としてニコランジルを含有する
    請求項2記載の徐放製剤。
  4. 【請求項4】 薬効物質を含有する層と薬効物質を含有
    しない層とからなる積層錠剤である請求項1記載の徐放
    性製剤。
  5. 【請求項5】 フマル酸を含有させることを特徴とする
    医薬品製剤の徐放化方法。
JP7005185A 1995-01-17 1995-01-17 フマル酸含有徐放性製剤 Expired - Lifetime JP2535141B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7005185A JP2535141B2 (ja) 1995-01-17 1995-01-17 フマル酸含有徐放性製剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7005185A JP2535141B2 (ja) 1995-01-17 1995-01-17 フマル酸含有徐放性製剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0899906A JPH0899906A (ja) 1996-04-16
JP2535141B2 true JP2535141B2 (ja) 1996-09-18

Family

ID=11604178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7005185A Expired - Lifetime JP2535141B2 (ja) 1995-01-17 1995-01-17 フマル酸含有徐放性製剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2535141B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1077065B1 (en) * 1998-05-15 2004-08-04 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Controlled release formulations
RU2313339C2 (ru) 2003-09-09 2007-12-27 Фумафарм Аг Применение производных фумаровой кислоты для лечения сердечной недостаточности и астмы
FR2872705B1 (fr) * 2004-07-08 2008-07-18 Aventis Pharma Sa Compositions contenant du nicorandil, procede de preparation et utilisation
US20110112196A1 (en) 2007-02-08 2011-05-12 Matvey E Lukashev Nrf2 screening assays and related methods and compositions
JP6646399B2 (ja) * 2015-08-19 2020-02-14 日東精工株式会社 粉末圧縮成形機用杵の検査装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3499959A (en) * 1966-07-05 1970-03-10 Chem & Pharm Patent Hold Ltd Therapeutic tetracycline preparation having delayed therapeutic action and processes for the production of said preparation
US3577491A (en) * 1968-01-02 1971-05-04 Miles Lab Tableting
JPS5512271A (en) * 1978-07-13 1980-01-28 Nippon Denso Co Ltd Electronically controlled fuel injection device
JPS59205314A (ja) * 1983-04-21 1984-11-20 エラン・コ−ポレ−シヨン・ピ−・エル・シ− 吸収が調節された医薬組成物
JPS6034906A (ja) * 1983-04-08 1985-02-22 ベーリンガー インゲルハイム リミテツド ジピリダモール経口錠剤
JPS60156617A (ja) * 1983-12-22 1985-08-16 エラン コーポレーシヨン ピー エル シー 薬学的調合剤
JPS60156612A (ja) * 1983-12-21 1985-08-16 エラン コ−ポレ−シヨン ピ− エル シ− 吸収の制御された製薬配合剤
EP0185347A2 (en) * 1984-12-17 1986-06-25 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Method for production of stable nicorandil preparation

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3499959A (en) * 1966-07-05 1970-03-10 Chem & Pharm Patent Hold Ltd Therapeutic tetracycline preparation having delayed therapeutic action and processes for the production of said preparation
US3577491A (en) * 1968-01-02 1971-05-04 Miles Lab Tableting
JPS5512271A (en) * 1978-07-13 1980-01-28 Nippon Denso Co Ltd Electronically controlled fuel injection device
JPS6034906A (ja) * 1983-04-08 1985-02-22 ベーリンガー インゲルハイム リミテツド ジピリダモール経口錠剤
JPS59205314A (ja) * 1983-04-21 1984-11-20 エラン・コ−ポレ−シヨン・ピ−・エル・シ− 吸収が調節された医薬組成物
JPS60156612A (ja) * 1983-12-21 1985-08-16 エラン コ−ポレ−シヨン ピ− エル シ− 吸収の制御された製薬配合剤
JPS60156617A (ja) * 1983-12-22 1985-08-16 エラン コーポレーシヨン ピー エル シー 薬学的調合剤
EP0185347A2 (en) * 1984-12-17 1986-06-25 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Method for production of stable nicorandil preparation

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0899906A (ja) 1996-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0772142B2 (ja) 徐放性製剤
KR960005141B1 (ko) 서방성 제제
EP0797435B1 (en) Controlled release matrix for pharmaceuticals
EP0923934B1 (en) Modified release matrix formulation of cefaclor and cephalexin
KR20070116588A (ko) 약제학적 제형 및 이용 방법
JP2003531849A (ja) グアイフェネシン徐放製剤および錠剤
NZ239567A (en) Sustained release pharmaceutical dosage form: capsule containing minitablets each containing an active agent in a sustained release xanthan gum matrix
JP2535141B2 (ja) フマル酸含有徐放性製剤
US7985420B2 (en) Sustained release of guaifenesin combination drugs
JPH06219939A (ja) 咀嚼可能な製薬錠剤調製のための回転造粒及び味覚遮蔽被覆加工
EP1673064A1 (en) Pharmaceutical composition comprising anticonvulsant with taste mask coating
EP0425298A2 (en) Sustained-release preparation of basic medical agent hydrochloride
JP2638604B2 (ja) 徐放性製剤
JP4224866B2 (ja) 溶解時間を制御した基剤
JPH0130A (ja) 徐放性製剤
JP2727009B2 (ja) 持続性製剤
KR0176016B1 (ko) 술린닥을 활성성분으로 함유하는 소염진통제의 서방성 제제
JP2002522376A (ja) 清澄キサンタンガムを含有する圧縮組成物
Jaimini et al. Research Journal of Pharmaceutical, Biological and Chemical Sciences
GB2334212A (en) Modified release matrix formulation for cefaclor and cephalexin