JPS62148445A - p−メトキシベンズアルデヒドの製造方法 - Google Patents
p−メトキシベンズアルデヒドの製造方法Info
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- JPS62148445A JPS62148445A JP60285688A JP28568885A JPS62148445A JP S62148445 A JPS62148445 A JP S62148445A JP 60285688 A JP60285688 A JP 60285688A JP 28568885 A JP28568885 A JP 28568885A JP S62148445 A JPS62148445 A JP S62148445A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明はp−メトキシベンズアルデヒドの製造法に関す
る。更に詳しくはp−メトキシトルエンを気相接触酸化
せしめてp−メトキシベンズアルデヒドを工業的かつ経
済的にも有利に製造するプロセスに関する。
る。更に詳しくはp−メトキシトルエンを気相接触酸化
せしめてp−メトキシベンズアルデヒドを工業的かつ経
済的にも有利に製造するプロセスに関する。
p−メトキシベンズアルデヒドは香料、メッキ光沢剤お
よび医薬原料として有用な化合物であシ既に広い分野で
多量に使用されているものである。
よび医薬原料として有用な化合物であシ既に広い分野で
多量に使用されているものである。
従来技術
p−メトキシトルエンからp−メトキシベンズアルデヒ
ドを製造する方法に関しては屍に多く報告されている。
ドを製造する方法に関しては屍に多く報告されている。
例えば主なものとしては(1)p−メトキシトルエンを
マンガンの可溶性塩を触媒として用い低級脂肪酸の存在
下、液相加圧酸素酸化してp−メトキシベンズアルデヒ
ドを製造する方法(特公昭55−42974号公報)
、(2) p−メトキシトルエンを金属塩の存在下に電
解酸化することによりp−メトキシベンズアルデヒドを
製造する方法(特開昭55−85682号公報)など一
般的には液相反応による製造法があげられる。
マンガンの可溶性塩を触媒として用い低級脂肪酸の存在
下、液相加圧酸素酸化してp−メトキシベンズアルデヒ
ドを製造する方法(特公昭55−42974号公報)
、(2) p−メトキシトルエンを金属塩の存在下に電
解酸化することによりp−メトキシベンズアルデヒドを
製造する方法(特開昭55−85682号公報)など一
般的には液相反応による製造法があげられる。
しかしながらいずれの製造法においても工業的、経済的
観点からすればそれぞれ欠点が有り不満足なものである
。すなわち(1)の方法においてはp−メトキシベンズ
アルデヒドの収率は低く、また反応操作や触媒および溶
媒の回収などプロセスから見ても多大の負担を要するも
のである。また(2)の方法においては、目的生成物の
収率は優れたものであるが触媒回収ならびに再使用時の
効率および電力費負担などを考慮すればゾロセス的には
経済性に間頴の残るところである。さらにp−メトキシ
トルエンを気相接触酸化せしめてp−メトキシベンズア
ルデヒドを製造する方法(特公昭58−4012号公報
)は、反応例について開示しているにすぎない。
観点からすればそれぞれ欠点が有り不満足なものである
。すなわち(1)の方法においてはp−メトキシベンズ
アルデヒドの収率は低く、また反応操作や触媒および溶
媒の回収などプロセスから見ても多大の負担を要するも
のである。また(2)の方法においては、目的生成物の
収率は優れたものであるが触媒回収ならびに再使用時の
効率および電力費負担などを考慮すればゾロセス的には
経済性に間頴の残るところである。さらにp−メトキシ
トルエンを気相接触酸化せしめてp−メトキシベンズア
ルデヒドを製造する方法(特公昭58−4012号公報
)は、反応例について開示しているにすぎない。
本発明の構成
本発明者らは先に気相接触酸化によるp−メトキシベン
ズアルデヒドの製造法について研究をおこない、前述の
如き欠点もなく工業的にも有利でしかも収率の優れたp
−メトキシベンズアルデヒド製造用触媒を開発した(特
開昭60−233027号公報、特願昭59−1986
98号および特願昭60−248790号)。
ズアルデヒドの製造法について研究をおこない、前述の
如き欠点もなく工業的にも有利でしかも収率の優れたp
−メトキシベンズアルデヒド製造用触媒を開発した(特
開昭60−233027号公報、特願昭59−1986
98号および特願昭60−248790号)。
p−メトキシトルエンを分子状酸素あるいは分子状酸素
を含む混合ガスと高温で気相接触するに際し、この触媒
を用いた場合、原料p−メトキシトルエンの転化率を高
めかつ目的生成物であるp−メトキシベンズアルデヒド
が収率よくかつ選択性よく見られ、しかも製造時いかな
る溶媒も使用せずまた廃液処理負担も少なく工業的には
非常に優れた方法である。さらには気相接触反応の場合
連続的な反応がおこなえまた酸化反応による発熱を蒸気
に熱交換することにより熱回収でき製造コストを大巾に
低下させうるものであり経済的にも非常に優れた方法で
ある。しかしながらこの反応においては酸化反応生成物
は高温のガス状となって反応系から排出されるため、そ
の効率のよい捕集方法が問題となる。
を含む混合ガスと高温で気相接触するに際し、この触媒
を用いた場合、原料p−メトキシトルエンの転化率を高
めかつ目的生成物であるp−メトキシベンズアルデヒド
が収率よくかつ選択性よく見られ、しかも製造時いかな
る溶媒も使用せずまた廃液処理負担も少なく工業的には
非常に優れた方法である。さらには気相接触反応の場合
連続的な反応がおこなえまた酸化反応による発熱を蒸気
に熱交換することにより熱回収でき製造コストを大巾に
低下させうるものであり経済的にも非常に優れた方法で
ある。しかしながらこの反応においては酸化反応生成物
は高温のガス状となって反応系から排出されるため、そ
の効率のよい捕集方法が問題となる。
一般にp−メトキシベンズアルデヒドはそれ自体空気中
で放置されれば空気中の酸素により自動酸化をおこしp
−メトキシ安息香酸に容易に変化する性質を有している
。
で放置されれば空気中の酸素により自動酸化をおこしp
−メトキシ安息香酸に容易に変化する性質を有している
。
該気相酸化反応系から排出された高温でしかも十分な酸
素を含む混合気体の状態では生成したp−メトキシベン
ズアルデヒドが逐次酸化されp−メトキシ安息香酸にな
り、その結晶の配管中への付着による装置運転への障害
および目的生成物を単離精製した場合の実質的な収率ロ
スなど種々の問題が生じる。
素を含む混合気体の状態では生成したp−メトキシベン
ズアルデヒドが逐次酸化されp−メトキシ安息香酸にな
り、その結晶の配管中への付着による装置運転への障害
および目的生成物を単離精製した場合の実質的な収率ロ
スなど種々の問題が生じる。
本発明者らはこの気相酸化反応によってえられるガス状
生成物からp−メトキシ安息香酸への逐次反応をおさえ
前述のような問題を解決し、収率よ〈p−メトキシベン
ズアルデヒドをえるプロセスについて鋭意研究をおこな
い本発明を完成するに至った。
生成物からp−メトキシ安息香酸への逐次反応をおさえ
前述のような問題を解決し、収率よ〈p−メトキシベン
ズアルデヒドをえるプロセスについて鋭意研究をおこな
い本発明を完成するに至った。
本発明によるプロセスの構成は以下の如く特定さnるも
のである。すなわちp−メトキシトルエンを気相酸化せ
しめてp−メトキシベンズアルデヒドを製造するに際し
、酸化反応工程(I)、該反応工程からの反応ガスを冷
却しp−メトキシベンズアルデヒドのp−メトキシ安息
香酸への逐次酸化を抑制する冷却工程(II)および冷
却ガスから生成物を凝縮せしめる凝縮捕集工程(至)よ
り成ることを特徴とするp−メトキシベンズアルデヒド
の製造法で本発明の方法によれば、酸化反応工程(I)
で生成したp−メトキシベンズアルデヒドが逐次酸化モ
受けず実質的な収率ロスもなく効率的に生成物を捕集で
きるという大きな効果を発揮させえるものである。
のである。すなわちp−メトキシトルエンを気相酸化せ
しめてp−メトキシベンズアルデヒドを製造するに際し
、酸化反応工程(I)、該反応工程からの反応ガスを冷
却しp−メトキシベンズアルデヒドのp−メトキシ安息
香酸への逐次酸化を抑制する冷却工程(II)および冷
却ガスから生成物を凝縮せしめる凝縮捕集工程(至)よ
り成ることを特徴とするp−メトキシベンズアルデヒド
の製造法で本発明の方法によれば、酸化反応工程(I)
で生成したp−メトキシベンズアルデヒドが逐次酸化モ
受けず実質的な収率ロスもなく効率的に生成物を捕集で
きるという大きな効果を発揮させえるものである。
次に本発明の一例を第1図に従って具体的に説明する。
管1からp−メトキシトルエンと分子状酸! 含有ガス
の混合ガスが酸化反応工程(1)に導入されろう反応工
程は触媒が充填されがっ高温(300’〜500℃の範
囲)に保持された反応器2より成り、ここでp−メトキ
シトルエンが酸化されてp−メトキシベンズアルデヒド
に変換される。反応におけるp−メトキシトルエンの転
化率については特に制限はないが、精製時における未反
応p−メトキシトルエンの回収コストを考慮すれば転化
率は80モル係以上が好ましい。
の混合ガスが酸化反応工程(1)に導入されろう反応工
程は触媒が充填されがっ高温(300’〜500℃の範
囲)に保持された反応器2より成り、ここでp−メトキ
シトルエンが酸化されてp−メトキシベンズアルデヒド
に変換される。反応におけるp−メトキシトルエンの転
化率については特に制限はないが、精製時における未反
応p−メトキシトルエンの回収コストを考慮すれば転化
率は80モル係以上が好ましい。
酸化反応工程において反応によって生じた熱は通常反応
器の熱源として用いられ実質的には外部からの熱の供給
は必要ない、しかし反応による発生熱量が反応器の温度
保持、外部への放熱より大きく除熱の必要な場合には、
反応器の熱媒を廃熱ボイラーを用い循環させ、熱を蒸気
に変換し熱回収される。
器の熱源として用いられ実質的には外部からの熱の供給
は必要ない、しかし反応による発生熱量が反応器の温度
保持、外部への放熱より大きく除熱の必要な場合には、
反応器の熱媒を廃熱ボイラーを用い循環させ、熱を蒸気
に変換し熱回収される。
つき゛に反応器2から出た高温の反応生成がスは冷却工
程(II)に導かれる。冷却器3は管冷却器であって反
応器2とは出来るだけ近距離に接合される。
程(II)に導かれる。冷却器3は管冷却器であって反
応器2とは出来るだけ近距離に接合される。
この冷却工程においては生成したガス状のp−メトキシ
ベンズアルデヒドの自動酸化が抑制されねばならない。
ベンズアルデヒドの自動酸化が抑制されねばならない。
まず、冷却温度については原料ガス濃度にもよるがp−
メトキシベンズアルデヒドが凝縮しない温度、とぐに1
00°〜200℃の範囲が好ましい。低い温度の場合に
はp−メトキシベンズアルデヒドが冷却器出口および次
工程への配管内に一部凝縮し、これが長期間の滞留でp
−メトキシ安息香酸に変化し配管を閉息させることにな
り連続反応が困難となり、好ましくない。
メトキシベンズアルデヒドが凝縮しない温度、とぐに1
00°〜200℃の範囲が好ましい。低い温度の場合に
はp−メトキシベンズアルデヒドが冷却器出口および次
工程への配管内に一部凝縮し、これが長期間の滞留でp
−メトキシ安息香酸に変化し配管を閉息させることにな
り連続反応が困難となり、好ましくない。
またこの冷却工程(If)における反応生成ガスの滞留
時間は、冷却が十分に実施しうる時間であれば、長短を
問わないが、0.05〜10秒の範囲が好ましい。p−
メトキシベンズアルデヒドが凝縮ヲ起さない温度て維持
された充填塔形式あるいは多管式の冷却装置においてこ
の冷却工程(It)が操作される。
時間は、冷却が十分に実施しうる時間であれば、長短を
問わないが、0.05〜10秒の範囲が好ましい。p−
メトキシベンズアルデヒドが凝縮ヲ起さない温度て維持
された充填塔形式あるいは多管式の冷却装置においてこ
の冷却工程(It)が操作される。
またこのことから冷却工程(n)から次の凝縮捕集工程
(ト)までの配管4についても先と同様1000〜20
0℃の温度範囲を保持することが好ましい。
(ト)までの配管4についても先と同様1000〜20
0℃の温度範囲を保持することが好ましい。
つき゛に配管4を通して冷却された反応生成ガスは凝縮
基5.6より成る凝縮捕集工程(ト)に導かれ反応生成
ガス中のp−メトキシベンズアルデヒド、未反応p−メ
トキシトルエン、生成水および少量の副生成物などが凝
縮捕集される。凝縮基5.6は一般的な多管冷却器ある
いは充填塔冷却器などで成っており、5は水により冷却
され6はプラインなどの冷媒によシ冷却される。
基5.6より成る凝縮捕集工程(ト)に導かれ反応生成
ガス中のp−メトキシベンズアルデヒド、未反応p−メ
トキシトルエン、生成水および少量の副生成物などが凝
縮捕集される。凝縮基5.6は一般的な多管冷却器ある
いは充填塔冷却器などで成っており、5は水により冷却
され6はプラインなどの冷媒によシ冷却される。
凝縮基5.6に導入された反応生成ガスは、この工程に
おいてO〜50’好ましくは00〜30℃の範囲にまで
冷却される。冷却温度がこの範囲よりも低い場合はp−
メトキシベンズアルデヒドあるいは生成水の凝固などの
不都合が生じ、また逆に高すぎる場合は排気ガス中への
p−メトキシベンズアルデヒドおよびp−メトキシトル
エンの飛散量が増加し収率aスとなる。生成物捕集後の
排ガスは管7を通して系外に出され、たとえば廃ガス燃
焼炉で処理される。
おいてO〜50’好ましくは00〜30℃の範囲にまで
冷却される。冷却温度がこの範囲よりも低い場合はp−
メトキシベンズアルデヒドあるいは生成水の凝固などの
不都合が生じ、また逆に高すぎる場合は排気ガス中への
p−メトキシベンズアルデヒドおよびp−メトキシトル
エンの飛散量が増加し収率aスとなる。生成物捕集後の
排ガスは管7を通して系外に出され、たとえば廃ガス燃
焼炉で処理される。
かくしてえられた捕集液は、p−メトキシベンズアルデ
ヒド、少量のp−メトキシトルエン、ごく微量の副生成
物を含む油層と、ごく少量の脂肪酸を含む水層との二液
相であり、これは次の精製工程において分離精製される
。
ヒド、少量のp−メトキシトルエン、ごく微量の副生成
物を含む油層と、ごく少量の脂肪酸を含む水層との二液
相であり、これは次の精製工程において分離精製される
。
発明の効果
本発明によるプロセスは、従来の製造方法と比較しひじ
ょうに簡素化さnたものであり工業的にも経済的にも有
利な製造方法である。すなわち実質的に原料はp−メト
キシトルエンおよび分子状酸素含有ガス(例えば空気)
のみであり、またいかなる溶媒の使用もなく効率的にp
−メトキシベンズアルデヒドを製造できかつ、廃液の量
も反応による生成水量に帰因する程度の量であり処理費
負担もひじように少ない。
ょうに簡素化さnたものであり工業的にも経済的にも有
利な製造方法である。すなわち実質的に原料はp−メト
キシトルエンおよび分子状酸素含有ガス(例えば空気)
のみであり、またいかなる溶媒の使用もなく効率的にp
−メトキシベンズアルデヒドを製造できかつ、廃液の量
も反応による生成水量に帰因する程度の量であり処理費
負担もひじように少ない。
また酸化反応工程(1)における反応発生熱も場合によ
り蒸気として回収でき実際的には反応器加熱費用もいら
ず経済的にきわめて有利な製造方法である。
り蒸気として回収でき実際的には反応器加熱費用もいら
ず経済的にきわめて有利な製造方法である。
本発明の製造法によれば、反応後の生成ガスを一定温度
範囲に冷却することにより、生成したp−メトキシベン
ズアルデヒドのp−メトキシ安息香酸への逐次酸化を完
全に抑制でき実質的な収率ロスもまったくなく製造歩留
1りがひじよってよい。ここで生成ガスの冷却工程(I
I)を省略した場合反応器2から出た生成ガス中のp−
メトキシベンズアルデヒドが一部逐次酸化されp−メト
キシ安息香酸に変化し、同時に次の凝縮捕集工程@)に
おいて、冷却器中でのp−メトキシ安息香酸の結晶付着
がおこり運転に障害となる。さらには捕集工程において
生成ガスのヒユーム化現象がおこシ多量のp−メトキシ
ベンズアルデヒドが捕集されずに系外に飛散し大きな収
率のロスとなった。
範囲に冷却することにより、生成したp−メトキシベン
ズアルデヒドのp−メトキシ安息香酸への逐次酸化を完
全に抑制でき実質的な収率ロスもまったくなく製造歩留
1りがひじよってよい。ここで生成ガスの冷却工程(I
I)を省略した場合反応器2から出た生成ガス中のp−
メトキシベンズアルデヒドが一部逐次酸化されp−メト
キシ安息香酸に変化し、同時に次の凝縮捕集工程@)に
おいて、冷却器中でのp−メトキシ安息香酸の結晶付着
がおこり運転に障害となる。さらには捕集工程において
生成ガスのヒユーム化現象がおこシ多量のp−メトキシ
ベンズアルデヒドが捕集されずに系外に飛散し大きな収
率のロスとなった。
以上のことから本発明による製造法がいかに工業的にも
経済的にも効率のよい有利の方法であるかがわかる。
経済的にも効率のよい有利の方法であるかがわかる。
以下実施例によって本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1
以下に説明する方法によってp−メトキシベンズアルデ
ヒドを製造した。
ヒドを製造した。
1、酸化反応工程(1)
特開昭60−233027号公報実施例3に記載された
方法に従ってvl、。C8o、a Cu (12なる組
成の酸化物触媒を調製した。ただし触媒の形は6鵡φの
球状に成型した。この触媒を内径25.4mmφ、長さ
2000mmのステンレス製反応管に充填し溶融塩を熱
媒として410℃に加熱した。該管内に容量比でp−メ
トキシトルエン2%、空気98%からなる原料混合ガス
を空間速度3,000 hr−’で連続的に通過させた
。
方法に従ってvl、。C8o、a Cu (12なる組
成の酸化物触媒を調製した。ただし触媒の形は6鵡φの
球状に成型した。この触媒を内径25.4mmφ、長さ
2000mmのステンレス製反応管に充填し溶融塩を熱
媒として410℃に加熱した。該管内に容量比でp−メ
トキシトルエン2%、空気98%からなる原料混合ガス
を空間速度3,000 hr−’で連続的に通過させた
。
その結果触媒層の一回通過当りのp−メトキシトルエン
の転化率は90.6モル係、p−メトキシベンズアルデ
ヒドの収率および選択率はそれぞれ73.3モル係およ
び80.9モル係であった。また副生成物としてCO□
の他少量のC09p−メトキシ安息香酸ならびにその他
のカルボン酸化合物の生成が認められた。なお反応管出
口の生成ガス温度は413℃であった。
の転化率は90.6モル係、p−メトキシベンズアルデ
ヒドの収率および選択率はそれぞれ73.3モル係およ
び80.9モル係であった。また副生成物としてCO□
の他少量のC09p−メトキシ安息香酸ならびにその他
のカルボン酸化合物の生成が認められた。なお反応管出
口の生成ガス温度は413℃であった。
2、冷却工程(n)
反応工程(1)よシ出された生成ガスをAインチ磁製ラ
シヒリングで充填された内径25.4mmφ、長さ1,
000mmのステンレス製冷却管へ導入シ、該管外を1
50℃の熱媒を循環させ滞留時間0、2秒でガスを15
0℃まで冷却した。冷却生成ガスの分析の結果p−メト
キシベンズアルデヒドの収率は、73.2モル係であり
、しかも副生成物中のp−メトキシ安息香酸の生成量は
反応器セ出口での生成量とほとんど同じであってp−メ
トキシベンズアルデヒドの逐次酸化は全く認められなか
った。
シヒリングで充填された内径25.4mmφ、長さ1,
000mmのステンレス製冷却管へ導入シ、該管外を1
50℃の熱媒を循環させ滞留時間0、2秒でガスを15
0℃まで冷却した。冷却生成ガスの分析の結果p−メト
キシベンズアルデヒドの収率は、73.2モル係であり
、しかも副生成物中のp−メトキシ安息香酸の生成量は
反応器セ出口での生成量とほとんど同じであってp−メ
トキシベンズアルデヒドの逐次酸化は全く認められなか
った。
3、凝縮捕集工程(6)
冷却工程(n)で冷却された生成ガスは150℃に保持
された。管4を通して凝縮捕集塔(5゜6)の冷却管に
導入した。捕集塔(5,6)は内径20mφ、長さ2,
000rrr1nのステンレスの管4本から成る冷却器
であり、上部、下部それぞれ温度の異なる冷媒にて冷却
する構造になっている。上部5は上水で、下部6は5℃
のプラインでそれぞれ冷却した。
された。管4を通して凝縮捕集塔(5゜6)の冷却管に
導入した。捕集塔(5,6)は内径20mφ、長さ2,
000rrr1nのステンレスの管4本から成る冷却器
であり、上部、下部それぞれ温度の異なる冷媒にて冷却
する構造になっている。上部5は上水で、下部6は5℃
のプラインでそれぞれ冷却した。
管4から出た150℃の生成ガスは5および6で5℃ま
で冷却され生成ガス中のp−メトキシベンズアルデヒド
、p−メトキシトルエン、生成水その他ごく少量のfu
ll生成物がほとんどここで凝縮され捕集された。非凝
縮性ガス中の空気以外の成分は主としてCO2でありそ
の他ごく少量のCOおよびその温度の蒸気圧にみあうご
く做量のp−メトキシベンズアルデヒドおよびp−メト
キシトルエンであってと−−ム化現象によるp−メトキ
シベンズアルデヒドおよびp−メトキシトルエンの飛散
はまったく認められなかった。
で冷却され生成ガス中のp−メトキシベンズアルデヒド
、p−メトキシトルエン、生成水その他ごく少量のfu
ll生成物がほとんどここで凝縮され捕集された。非凝
縮性ガス中の空気以外の成分は主としてCO2でありそ
の他ごく少量のCOおよびその温度の蒸気圧にみあうご
く做量のp−メトキシベンズアルデヒドおよびp−メト
キシトルエンであってと−−ム化現象によるp−メトキ
シベンズアルデヒドおよびp−メトキシトルエンの飛散
はまったく認められなかった。
4、運転結果
(1)〜(1)の工程に至る一連のプロセスを1.〜3
゜に示す条件下実質的に6ケ月間連続して運転した。そ
の結果運転期間中p−メトキシ安息香酸の増加は全く認
められずまた、配管内の閉塞もなく収率よく安定してp
−メトキシベンズアルデヒドを製造することができた。
゜に示す条件下実質的に6ケ月間連続して運転した。そ
の結果運転期間中p−メトキシ安息香酸の増加は全く認
められずまた、配管内の閉塞もなく収率よく安定してp
−メトキシベンズアルデヒドを製造することができた。
比較例−1
冷却工程(II)において冷却器3を省略して運転をお
こなった。反応器2から出た413℃の生成ガスを直接
150℃に保温した管゛4を通して凝縮捕集塔(5,6
)に導入し連続運転をおこなった。その結果5の入口付
近に多量のp−メトキシ安息香酸の針状結晶が析出し2
週間程度の連続運転で凝縮捕集塔内の閉塞がおこり継続
運転は困難であった。
こなった。反応器2から出た413℃の生成ガスを直接
150℃に保温した管゛4を通して凝縮捕集塔(5,6
)に導入し連続運転をおこなった。その結果5の入口付
近に多量のp−メトキシ安息香酸の針状結晶が析出し2
週間程度の連続運転で凝縮捕集塔内の閉塞がおこり継続
運転は困難であった。
またこの運転期間中塔(5,6)の冷却部で生成ガスの
ヒーーム化現象が認められ管7からの放散ガスを分析し
た結果酸化反応工程(I)によって生成したp−メトキ
シベンズアルデヒドの5.4重量%の量が飛散している
ことが確認された。
ヒーーム化現象が認められ管7からの放散ガスを分析し
た結果酸化反応工程(I)によって生成したp−メトキ
シベンズアルデヒドの5.4重量%の量が飛散している
ことが確認された。
第1図は本発明の実施態様を示すフローシートである。
■・・・原料がスフイード管、2・・・酸化反応器、3
・・・冷却器、4・・・生成ガスフィード管、5,6・
・・凝縮捕集塔、7・・・排ガス放散管、8・・・凝縮
液抜出管 第1 図
・・・冷却器、4・・・生成ガスフィード管、5,6・
・・凝縮捕集塔、7・・・排ガス放散管、8・・・凝縮
液抜出管 第1 図
Claims (4)
- (1)p−メトキシトルエンを気相接触酸化せしめてp
−メトキシベンズアルデヒドを製造するに際し、酸化反
応工程( I )、該反応工程からの反応ガスをp−メト
キシベンズアルデヒドの凝縮温度以上までの温度に冷却
する冷却工程(II)および冷却ガスから生成物を凝縮せ
しめる凝縮捕集工程(III)より成ることを特徴とする
p−メトキシベンズアルデヒドの製造方法。 - (2)当該冷却工程(II)における冷却温度が100〜
200℃の範囲であることを特徴とする特許請求の範囲
(1)記載の方法。 - (3)当該冷却工程(II)における反応ガス滞留時間が
0.05〜10秒の範囲であることを特徴とする特許請
求の範囲(1)または(2)記載の方法。 - (4)当該凝縮捕集工程(III)における凝縮捕集温度
が0〜50℃の範囲であることを特徴とする特許請求の
範囲(1)、(2)または(3)記載の方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60285688A JPS62148445A (ja) | 1985-12-20 | 1985-12-20 | p−メトキシベンズアルデヒドの製造方法 |
US07/945,303 US4814512A (en) | 1985-12-20 | 1986-12-19 | Method for the production of p-methoxybenzaldehyde |
KR1019860011022A KR910003823B1 (ko) | 1985-12-20 | 1986-12-20 | p-메톡시벤즈알데히드의 제조방법 |
EP86310041A EP0228275B1 (en) | 1985-12-20 | 1986-12-22 | Method for the production of p-methoxybenzaldehyde |
DE8686310041T DE3678125D1 (de) | 1985-12-20 | 1986-12-22 | Verfahren zur herstellung von p-methoxybenzaldehyd. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60285688A JPS62148445A (ja) | 1985-12-20 | 1985-12-20 | p−メトキシベンズアルデヒドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62148445A true JPS62148445A (ja) | 1987-07-02 |
JPS6347699B2 JPS6347699B2 (ja) | 1988-09-26 |
Family
ID=17694755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60285688A Granted JPS62148445A (ja) | 1985-12-20 | 1985-12-20 | p−メトキシベンズアルデヒドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62148445A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5277069A (en) * | 1991-04-22 | 1994-01-11 | Aerospatiale Societe Nationale Industrielle | Device for testing test pieces bending in an ambient cryogenic environment |
KR100456327B1 (ko) * | 2001-07-11 | 2004-11-09 | 강원도 | 아니스알데히드의 제조방법 |
-
1985
- 1985-12-20 JP JP60285688A patent/JPS62148445A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5277069A (en) * | 1991-04-22 | 1994-01-11 | Aerospatiale Societe Nationale Industrielle | Device for testing test pieces bending in an ambient cryogenic environment |
KR100456327B1 (ko) * | 2001-07-11 | 2004-11-09 | 강원도 | 아니스알데히드의 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6347699B2 (ja) | 1988-09-26 |
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