JPS62147363A - 車両用アンチロツク制御装置の車輪角加速度センサ - Google Patents
車両用アンチロツク制御装置の車輪角加速度センサInfo
- Publication number
- JPS62147363A JPS62147363A JP60287532A JP28753285A JPS62147363A JP S62147363 A JPS62147363 A JP S62147363A JP 60287532 A JP60287532 A JP 60287532A JP 28753285 A JP28753285 A JP 28753285A JP S62147363 A JPS62147363 A JP S62147363A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- output shaft
- flywheel
- axis
- friction clutch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/32—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
- B60T8/72—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration responsive to a difference between a speed condition, e.g. deceleration, and a fixed reference
- B60T8/74—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration responsive to a difference between a speed condition, e.g. deceleration, and a fixed reference sensing a rate of change of velocity
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A8発明の目的
(1)卒業上の利用分野
本発明は、車両用アンチロック制御装置の車輪角加速度
センサ、特に、車輪ブレーキにより制動される車輪に連
動して回転する出力軸上にフライホイールを回転及び摺
動自在に支承し、これら出力軸及びフライホイール間に
は、通常は出力軸の駆動トルクをフライホイールに伝達
し、制動時車輪がロックしそうになるとフライホイール
のオーバーラン回転を許容する摩擦クラッチ板と、フラ
イホイールのオーバーラン回転に応動してそれに軸方向
変位を与えるカム機構とを直列に介装してなり、フライ
ホイールの前記軸方向変位を車輪ブレーキの制動力に対
する制御信号として出力する車輪角加速度センサの改良
に関する。
センサ、特に、車輪ブレーキにより制動される車輪に連
動して回転する出力軸上にフライホイールを回転及び摺
動自在に支承し、これら出力軸及びフライホイール間に
は、通常は出力軸の駆動トルクをフライホイールに伝達
し、制動時車輪がロックしそうになるとフライホイール
のオーバーラン回転を許容する摩擦クラッチ板と、フラ
イホイールのオーバーラン回転に応動してそれに軸方向
変位を与えるカム機構とを直列に介装してなり、フライ
ホイールの前記軸方向変位を車輪ブレーキの制動力に対
する制御信号として出力する車輪角加速度センサの改良
に関する。
(2)従来の技術
かかる車輪角加速度センサは、例えば特開昭58−12
6241号公報に記載されているように、既に知られて
いる。
6241号公報に記載されているように、既に知られて
いる。
(3)発明が解決しようとする問題点
従来の車輪角加速度センサでは、摩擦クラッチ板は出力
軸の軸線と直交する面と平行に配設されていて傾動不能
となっている。このため、カム機構に加工誤差があると
、該機構の作動時、駆動及び被動カム板間の偏荷重が作
用し、カム機構からフライホイールに斜めにスラストが
加わって、フライホイールの軸方向変位がスムーズに行
われないことや、摩擦クラッチ板の摩擦面にも偏荷重が
加わって摩擦クラッチ板の滑り特性が変化すること等の
不都合を生じることがある。
軸の軸線と直交する面と平行に配設されていて傾動不能
となっている。このため、カム機構に加工誤差があると
、該機構の作動時、駆動及び被動カム板間の偏荷重が作
用し、カム機構からフライホイールに斜めにスラストが
加わって、フライホイールの軸方向変位がスムーズに行
われないことや、摩擦クラッチ板の摩擦面にも偏荷重が
加わって摩擦クラッチ板の滑り特性が変化すること等の
不都合を生じることがある。
本発明は、そのような欠点を解消した前記車輪角加速度
センサを提供することを目的とする。
センサを提供することを目的とする。
B9発明の構成
(1)問題点を解決するための手段
上記目的を達成するために、本発明は、出力軸と摩擦ク
ラッチ板との間に、その両者を回転方向に連結する調心
板を介装し、この調心板の一側面には、出力軸の軸線と
直交する第1軸線周りに該調心板の傾動を可能にすべく
出力軸に当接する一対の第1支点突起を、また他側面に
は、出力軸の軸線及び第1軸線のいずれとも直交する第
2軸線周りに該調心板の傾動を可能にすべく摩擦クラッ
チ板に当接する一対の第2支点突起をそれぞれ設けたこ
とを特徴とする。
ラッチ板との間に、その両者を回転方向に連結する調心
板を介装し、この調心板の一側面には、出力軸の軸線と
直交する第1軸線周りに該調心板の傾動を可能にすべく
出力軸に当接する一対の第1支点突起を、また他側面に
は、出力軸の軸線及び第1軸線のいずれとも直交する第
2軸線周りに該調心板の傾動を可能にすべく摩擦クラッ
チ板に当接する一対の第2支点突起をそれぞれ設けたこ
とを特徴とする。
(2)作 用
カム機構のスラスト発生時、加工誤差により該機構及び
摩擦クラッチ板に偏荷重が作用すると、それに応じて調
心板は、共に出力軸の軸線に直交し且つ互いに直交する
第1及び第2軸線周りに傾動し、上記偏荷重を解消する
。
摩擦クラッチ板に偏荷重が作用すると、それに応じて調
心板は、共に出力軸の軸線に直交し且つ互いに直交する
第1及び第2軸線周りに傾動し、上記偏荷重を解消する
。
(3)実施例
以下、図面により本発明の実施例について説明する。
先ず、第1図ないし第6図に示す本発明の第1実施例よ
り始めるに、第1図において、自動二輪車1は、前輪2
fを制動するための左右一対め前輪ブレーキ3f、3f
と、後輪2rを制動するための一つの後輪ブレーキ3r
とを備え、両前輪ブレーキ、!、3fはブレーキレバー
4で操作される前部マスクシリンダ5fの出力油圧によ
り作動され、後輪ブレーキ2rは、ブレーキペダル6で
操作される後部マスクシリンダ5「の出力油圧により作
動されるが、特に前輪ブレーキ3[,3[の制動油圧は
アンチロック制御装置7により制御される。
り始めるに、第1図において、自動二輪車1は、前輪2
fを制動するための左右一対め前輪ブレーキ3f、3f
と、後輪2rを制動するための一つの後輪ブレーキ3r
とを備え、両前輪ブレーキ、!、3fはブレーキレバー
4で操作される前部マスクシリンダ5fの出力油圧によ
り作動され、後輪ブレーキ2rは、ブレーキペダル6で
操作される後部マスクシリンダ5「の出力油圧により作
動されるが、特に前輪ブレーキ3[,3[の制動油圧は
アンチロック制御装置7により制御される。
第2図及び第3図において、前輪2「のハブ8は、市軸
10上に一対のヘアリング1).1)’を介して回転自
在に支承され、車軸10は、左右一対のフロントフォー
ク9,9の下端にホルダ121およびボルト・ナツト1
22により両端部を着脱可能に固着される。前輪2fの
両側に配設される一対の前輪ブレーキ3[,3fはいず
れも、ハブ8の端面に固着されたブレーキディスク12
と、このブレーキディスク12を跨いだ状態でフロント
フォーク9にブラケット13を介して支持されるブレー
キキャリパ14とよりなり、ブレーキキャリパ14は、
その入力ポート14aに前部マスクシリンダ5fの出力
油圧を供給されると作動して、ブレーキディスク12を
挟圧し前輪2fに制動力をかけることができる。
10上に一対のヘアリング1).1)’を介して回転自
在に支承され、車軸10は、左右一対のフロントフォー
ク9,9の下端にホルダ121およびボルト・ナツト1
22により両端部を着脱可能に固着される。前輪2fの
両側に配設される一対の前輪ブレーキ3[,3fはいず
れも、ハブ8の端面に固着されたブレーキディスク12
と、このブレーキディスク12を跨いだ状態でフロント
フォーク9にブラケット13を介して支持されるブレー
キキャリパ14とよりなり、ブレーキキャリパ14は、
その入力ポート14aに前部マスクシリンダ5fの出力
油圧を供給されると作動して、ブレーキディスク12を
挟圧し前輪2fに制動力をかけることができる。
前部マスクシリンダ5rの出力ポート5faと各ブレー
キキャリパ14の入力ポート14aとの間を結ぶ制動油
路としての油圧導管15にアンチロック制御装置7が介
装される。
キキャリパ14の入力ポート14aとの間を結ぶ制動油
路としての油圧導管15にアンチロック制御装置7が介
装される。
アンチロック制御装置7は、第2図及び第5図に示すよ
うに、制動時に作動する油圧ポンプ16と、この油圧ポ
ンプ16の吐出圧を導入される制御油圧室18を有して
前記油圧導管15の途中に介装されるモジュレータ17
と、前記制御油圧室18および油槽19間の連通路に介
装される常閉型の排圧弁20と、前輪2fの一定値以上
の角減速度を検知して前記Oト圧弁20を開弁させる慣
性式の車輪角加速度センサ21とを主たる構成要素とし
ており、これらはケーシング22中に構成される。
うに、制動時に作動する油圧ポンプ16と、この油圧ポ
ンプ16の吐出圧を導入される制御油圧室18を有して
前記油圧導管15の途中に介装されるモジュレータ17
と、前記制御油圧室18および油槽19間の連通路に介
装される常閉型の排圧弁20と、前輪2fの一定値以上
の角減速度を検知して前記Oト圧弁20を開弁させる慣
性式の車輪角加速度センサ21とを主たる構成要素とし
ており、これらはケーシング22中に構成される。
ケーシング22は、カップ状の内側ケース22a及び外
側ケース22bの開放端部を相互に螺合結合して構成さ
れる。外側ケース22bの端壁には半径方向外方へ延び
る延長部22cが一体に形成されており、その延長部2
2Cを除いてケーシング22は、前記ハブ8の左端面に
形成された凹部8aに納まるように配設される。そして
、外側ケーシング22bは、車軸10の外周に嵌装され
る筒軸24の左端部に端壁の中心部を支承されると共に
、車軸10の周りに回動しないように、回り止め手段に
よりフロントフォーク9に連結される。その回止め手段
は任意であるが、例えばフロントフォーク9に前記プラ
ケット13を固着するためのボルト25 (第2図参照
)が適当である。
側ケース22bの開放端部を相互に螺合結合して構成さ
れる。外側ケース22bの端壁には半径方向外方へ延び
る延長部22cが一体に形成されており、その延長部2
2Cを除いてケーシング22は、前記ハブ8の左端面に
形成された凹部8aに納まるように配設される。そして
、外側ケーシング22bは、車軸10の外周に嵌装され
る筒軸24の左端部に端壁の中心部を支承されると共に
、車軸10の周りに回動しないように、回り止め手段に
よりフロントフォーク9に連結される。その回止め手段
は任意であるが、例えばフロントフォーク9に前記プラ
ケット13を固着するためのボルト25 (第2図参照
)が適当である。
油圧ポンプ16は、車軸10と平行に配設されたカム軸
26と、このカム軸26に形成された偏心カム26aに
内端を対向させて配設されるブツシュロッド27と、こ
のブツシュロッド27の外端に当接するポンプピストン
28と、さらにこのポンプビス1−ン28の外端に当接
する作動ピストン29と、ブツシュロッド27を偏心カ
ム26aから離反させる方向に付勢する戻しばね30と
より構成される。
26と、このカム軸26に形成された偏心カム26aに
内端を対向させて配設されるブツシュロッド27と、こ
のブツシュロッド27の外端に当接するポンプピストン
28と、さらにこのポンプビス1−ン28の外端に当接
する作動ピストン29と、ブツシュロッド27を偏心カ
ム26aから離反させる方向に付勢する戻しばね30と
より構成される。
プノンユロソド27及びポンプピストン28は、それぞ
れの外周に入口室31及び出口室32を画成すべく、延
長部22cに形成された第1シリンダ孔33に摺合され
る。また第1シリンダ孔33の外端部には、栓体34が
ポンプピストン28との間にポンプ室35を画成するよ
うに嵌着され、この栓体34に油圧室36を画成するよ
うに前記作動ピストン29が摺合される。
れの外周に入口室31及び出口室32を画成すべく、延
長部22cに形成された第1シリンダ孔33に摺合され
る。また第1シリンダ孔33の外端部には、栓体34が
ポンプピストン28との間にポンプ室35を画成するよ
うに嵌着され、この栓体34に油圧室36を画成するよ
うに前記作動ピストン29が摺合される。
入口室31は導管37を介して油槽19と連通される共
に、吸入弁38を介してポンプ室35と連通され、ポン
プ室35は吐出弁機能を有する一方向シール部材39を
介して出口室32に連通される。また油圧室36は、前
部マスクシリンダ5fの出力ポート5faと常時連通す
るように、油圧導管15の上流管15aと接続される。
に、吸入弁38を介してポンプ室35と連通され、ポン
プ室35は吐出弁機能を有する一方向シール部材39を
介して出口室32に連通される。また油圧室36は、前
部マスクシリンダ5fの出力ポート5faと常時連通す
るように、油圧導管15の上流管15aと接続される。
第5図に示すように、カム軸26は、外側ケース22b
の端壁にヘアリング40.40’を介して支承される共
に、伝動装置たる後述の増速装置45を介して前輪2「
より駆動されるようになっている。
の端壁にヘアリング40.40’を介して支承される共
に、伝動装置たる後述の増速装置45を介して前輪2「
より駆動されるようになっている。
カム軸26には、その外端部にメータ駆動ギヤ49が固
着され、このギヤ4は、自動二輪車のスピードメータ5
1の入力軸に連なる波動ギヤ50と噛合される。
着され、このギヤ4は、自動二輪車のスピードメータ5
1の入力軸に連なる波動ギヤ50と噛合される。
モジュレータ17は、減圧ピストン46と、この減圧ピ
ストン46の一端を受は止めてその後退限を規制する固
定ピストン47と、減圧ピストン46を固定ピストン4
7との当接方向に付勢する戻しばね48とより構成され
、両ピストン46゜47は延長部22cに第1シリンダ
孔33と隣接して形成された第2シリンダ孔52に摺合
される。
ストン46の一端を受は止めてその後退限を規制する固
定ピストン47と、減圧ピストン46を固定ピストン4
7との当接方向に付勢する戻しばね48とより構成され
、両ピストン46゜47は延長部22cに第1シリンダ
孔33と隣接して形成された第2シリンダ孔52に摺合
される。
第2シリンダ孔52において、減圧ピストン46番よ、
第2シリンダ孔52の内端壁との間に制御油圧室18を
画成すると共に固定ピストン47との間に出力油圧室5
5を画成し、また固定ピストン47はその外周に入力油
圧室54を画成する。
第2シリンダ孔52の内端壁との間に制御油圧室18を
画成すると共に固定ピストン47との間に出力油圧室5
5を画成し、また固定ピストン47はその外周に入力油
圧室54を画成する。
この入力油圧室54は油路56を介して前記油圧ポンプ
16の油圧室36と連通され、出力油圧室55は、前輪
ブレーキ3f、3rの入力ポート14aと常時連通ずる
ように、前記油圧辱管15の下流管15bと接続され、
制御油圧室18は油路57を介して前記油圧ポンプ16
の出口室32と連通される。
16の油圧室36と連通され、出力油圧室55は、前輪
ブレーキ3f、3rの入力ポート14aと常時連通ずる
ように、前記油圧辱管15の下流管15bと接続され、
制御油圧室18は油路57を介して前記油圧ポンプ16
の出口室32と連通される。
固定ピストン47は、入力油圧室54と常時連通する弁
室58と、この弁室58を出力油圧室55に連通させる
弁孔59とを備えており、弁室5Bには弁孔59を開閉
し得る弁体60と、この弁体60を閉じ側に付勢する弁
ばね61とが収納される。そして上記弁体60を開弁す
るための開弁棒62が減圧ピストン46の一端面に突設
され、この開弁棒62は、減圧ピストン46が後退限に
位置するとき弁体60を開弁状態に保つ。
室58と、この弁室58を出力油圧室55に連通させる
弁孔59とを備えており、弁室5Bには弁孔59を開閉
し得る弁体60と、この弁体60を閉じ側に付勢する弁
ばね61とが収納される。そして上記弁体60を開弁す
るための開弁棒62が減圧ピストン46の一端面に突設
され、この開弁棒62は、減圧ピストン46が後退限に
位置するとき弁体60を開弁状態に保つ。
第2シリンダ孔52の外方開口部は、延長部22cに固
着される端板63で閉鎖されており、固定ピストン47
は、戻しばね48の弾発力または人、出力油圧室54.
55に導入された油圧により、常に上記端板63との当
接位置に保持される。
着される端板63で閉鎖されており、固定ピストン47
は、戻しばね48の弾発力または人、出力油圧室54.
55に導入された油圧により、常に上記端板63との当
接位置に保持される。
上記油圧ポンプ16およびモジュレータ17は、ブレー
キキャリパ14と同様にフロントフォーク9の背面側に
配置される。
キキャリパ14と同様にフロントフォーク9の背面側に
配置される。
排圧弁20は、外側ケース22bの段付シリンダ孔64
に嵌着された弁座部材65と、この弁座部材65に、そ
れの弁孔66を開閉すべく摺合される弁体67とより構
成される。弁座部材65は段付シリンダ孔64の小径部
に入口室68を、また同大径部に出口室69を画成し、
画室68.6つば前記弁孔66を介して連通される。ま
た入口室68は油路70を介して前記モジュレータ17
の制御油圧室18と連通され、出口室69は油路71を
介して前記油圧ポンプ16の入口室31と連通される。
に嵌着された弁座部材65と、この弁座部材65に、そ
れの弁孔66を開閉すべく摺合される弁体67とより構
成される。弁座部材65は段付シリンダ孔64の小径部
に入口室68を、また同大径部に出口室69を画成し、
画室68.6つば前記弁孔66を介して連通される。ま
た入口室68は油路70を介して前記モジュレータ17
の制御油圧室18と連通され、出口室69は油路71を
介して前記油圧ポンプ16の入口室31と連通される。
結局、出口室69は油槽19に連通していることになる
。
。
車輪角加速度センサ21は、前輪2fより増速装置45
を介して回転されるフライホイール7・2と、このフラ
イホイール72のオーバーラン回転を軸方向変位に変換
するカム機構73と、フライホイール72の軸方向変位
に応動して前記排圧弁20を作動し得る出力レバー機構
74とを備えており、これらはすべてケーシング22内
に配設される。
を介して回転されるフライホイール7・2と、このフラ
イホイール72のオーバーラン回転を軸方向変位に変換
するカム機構73と、フライホイール72の軸方向変位
に応動して前記排圧弁20を作動し得る出力レバー機構
74とを備えており、これらはすべてケーシング22内
に配設される。
増速装置45は、開放端を外側ケース22bに向けてケ
ーシング22内に配設される力、ブ状の入力部材75と
、この入力部)A2Bの開放端部に形成されたリングギ
ヤ76と、1)″lI記カム軸26の内端部に固着され
てリングギヤ26に噛合する第1プラネタリ−ギヤ78
.と、外側ケース22bの端壁に突設された支軸77に
ベアリング1)1を介して支承されてリングギヤ76に
噛合する一個または複数個の第2プラネタリ−ギヤ78
□と、第1及び第2プラネタリ−ギヤ78..7B□に
同時に噛合するサンギヤ79と、このサンギヤ79とス
プライン結合1)2されて、前記筒軸24上に回転自在
に支承される出力軸42とより構成される。
ーシング22内に配設される力、ブ状の入力部材75と
、この入力部)A2Bの開放端部に形成されたリングギ
ヤ76と、1)″lI記カム軸26の内端部に固着され
てリングギヤ26に噛合する第1プラネタリ−ギヤ78
.と、外側ケース22bの端壁に突設された支軸77に
ベアリング1)1を介して支承されてリングギヤ76に
噛合する一個または複数個の第2プラネタリ−ギヤ78
□と、第1及び第2プラネタリ−ギヤ78..7B□に
同時に噛合するサンギヤ79と、このサンギヤ79とス
プライン結合1)2されて、前記筒軸24上に回転自在
に支承される出力軸42とより構成される。
尚、第2プラネタリ−ギヤ78□は、第1プラネタリ−
ギヤ78.とリングギヤ76およびサンギヤ79との噛
合を適正にさせてリングギヤ76及びサンギヤ79の同
心状態を維持し、増速装置45の伝動作用を確実にする
ためのものであり、リングギヤ76及びサンギヤ79の
支持剛性が充分に高い場合には、これを省略することが
できる。
ギヤ78.とリングギヤ76およびサンギヤ79との噛
合を適正にさせてリングギヤ76及びサンギヤ79の同
心状態を維持し、増速装置45の伝動作用を確実にする
ためのものであり、リングギヤ76及びサンギヤ79の
支持剛性が充分に高い場合には、これを省略することが
できる。
入力部材75の端壁中心部には、その外側方に突出する
ボス75aが一体に形成されており、このボス75aは
ヘアリング123及びシール部材124を介して前記筒
軸24に回転自在に支承される。
ボス75aが一体に形成されており、このボス75aは
ヘアリング123及びシール部材124を介して前記筒
軸24に回転自在に支承される。
上記ボス75aの端部には継手板125の内周部がビス
120により固着される。この継手板125の外周部に
は円周上に並ぶ複数個の保合孔126が穿設されており
、これに対応して前輪2[のハブ8の端面には複数本の
合成樹脂製継手ピン127が植設され、筒軸24の車軸
10への嵌装時、継手ピン127と継手板125の係合
孔126が嵌合して、入力部材75をハブ8に連結する
ようになっている。したがって継手板125及び継手ピ
ン127は継手128を構成する。
120により固着される。この継手板125の外周部に
は円周上に並ぶ複数個の保合孔126が穿設されており
、これに対応して前輪2[のハブ8の端面には複数本の
合成樹脂製継手ピン127が植設され、筒軸24の車軸
10への嵌装時、継手ピン127と継手板125の係合
孔126が嵌合して、入力部材75をハブ8に連結する
ようになっている。したがって継手板125及び継手ピ
ン127は継手128を構成する。
上記継手ピン127は、係合孔126への嵌入をスムー
ズにすべく先細り状に形成され、また規定値以上の回転
トルクを受けると剪断するシャーピンの機能をも備えて
いる。
ズにすべく先細り状に形成され、また規定値以上の回転
トルクを受けると剪断するシャーピンの機能をも備えて
いる。
上記入力部材75のボス75aは、ケーシング22の内
側ケース22aを貫通しており、それらの間にケーシン
グ22を密閉するためのシール部材129が介装される
。この個所にシール部材129を設けることは、シール
部材129のリップ部の滑り速度を最小限に抑えて、こ
の寿命の向上を図る上に有効である。
側ケース22aを貫通しており、それらの間にケーシン
グ22を密閉するためのシール部材129が介装される
。この個所にシール部材129を設けることは、シール
部材129のリップ部の滑り速度を最小限に抑えて、こ
の寿命の向上を図る上に有効である。
前記出力軸42は、サンギヤ79とスプライン結合1)
2する小径端部42aと、それと反対側の大径端部42
bと、これら両端部42a、42bを連結する軸部42
cと、大径端部42bの外端から半径方向外方へ延出す
るフランジ42dとからなっていて、小径端部42aを
外側ケース22b側に向けて配置され、そして軸部42
cはニードルへフランジ41を介して、また大径端部4
2bはボールへフランジ131を介してそれぞれ筒軸2
4に回転自在に支承される。
2する小径端部42aと、それと反対側の大径端部42
bと、これら両端部42a、42bを連結する軸部42
cと、大径端部42bの外端から半径方向外方へ延出す
るフランジ42dとからなっていて、小径端部42aを
外側ケース22b側に向けて配置され、そして軸部42
cはニードルへフランジ41を介して、また大径端部4
2bはボールへフランジ131を介してそれぞれ筒軸2
4に回転自在に支承される。
前記軸部42cは前記フライホイール72を回転自在に
支承し、このフライホイール72はカム機構73、摩擦
クラッチ板87及び調心板138を介して前記フランジ
42dに連結される。
支承し、このフライホイール72はカム機構73、摩擦
クラッチ板87及び調心板138を介して前記フランジ
42dに連結される。
カム機構73は、出力軸42を囲繞ず条環状の駆動カム
坂82と、フライホイール72に一体に形成されて駆動
カム板82に対向する被動カム仮83と、両カム仮82
.83の複数のカム凹部82a、83aに係合する複数
のスラストボール84 (図には1個のみを示す)とか
ら構成され、駆動カム仮82が被動カム仮83に対して
駆動側立場を取る通常の場合には、スラストボール84
は両カム凹部82a、83aの最も深い部分に係合して
いて、駆動カム仮82の回転トルクを被動カム+F1.
83に単に伝達し、両カム板82.83に相対回転を生
じさせないが、立場が逆になり被動力ム板83が駆動カ
ム板82に対してオーバーランをすると、両カム板82
.83に相対回転が生じ、スラストボール84は両カム
凹部82a、83aの傾斜底面を登るように転勤して両
カム板82゜83にスラストを与え、これによって被動
カム板82に、駆動カム仮82から離反する方向の軸方
向変位を起こさせるようになっている。
坂82と、フライホイール72に一体に形成されて駆動
カム板82に対向する被動カム仮83と、両カム仮82
.83の複数のカム凹部82a、83aに係合する複数
のスラストボール84 (図には1個のみを示す)とか
ら構成され、駆動カム仮82が被動カム仮83に対して
駆動側立場を取る通常の場合には、スラストボール84
は両カム凹部82a、83aの最も深い部分に係合して
いて、駆動カム仮82の回転トルクを被動カム+F1.
83に単に伝達し、両カム板82.83に相対回転を生
じさせないが、立場が逆になり被動力ム板83が駆動カ
ム板82に対してオーバーランをすると、両カム板82
.83に相対回転が生じ、スラストボール84は両カム
凹部82a、83aの傾斜底面を登るように転勤して両
カム板82゜83にスラストを与え、これによって被動
カム板82に、駆動カム仮82から離反する方向の軸方
向変位を起こさせるようになっている。
摩擦クラッチ板87は環状に形成されて、駆動カム板8
2の出力軸42の大径端部42bを囲繞するように配置
され、縁板87の側面には駆動カム板82の背面と係合
する摩擦ライニング87aが付設されている。
2の出力軸42の大径端部42bを囲繞するように配置
され、縁板87の側面には駆動カム板82の背面と係合
する摩擦ライニング87aが付設されている。
調心板138は、第6図に示すように、出力軸42の軸
線Xと直交する第1軸線y周りに縁板138の傾動を可
能にすべくフランジ42dに当接する一対の第1支点突
起139.139が一側面に突設され、また出力軸42
の軸線X及び第1軸線yのいずれとも直交する第2軸線
2周りに縁板138の(引動を可能にすべ(摩1察クラ
ッチ板87の背面に当接する一対の第2支点突起140
,140が他側面に突設される。また調心板138の外
周には、第1支点突起139,139に隣接してフラン
ジ42d側へ突出する一対の第1伝動爪141.141
と、第2支点突起140.140に隣接して摩擦クラッ
チ仮87側へ突出する一対の第2伝動爪142,142
が屈曲して形成され、第1伝動爪141,141は、フ
ランジ42d外周の一対の切欠143,143に係合さ
れ、第2伝動爪142.142は、摩擦クラ、チ板87
外周の一対の切欠144.144に係合される。こうし
て、調心板138はフランジ42dと摩擦クラッチ板8
7とを回転方向に連結する。その際、各対応する伝動風
141,142と切欠143゜144との各間には、調
心板138の第1及び第2軸線y、z周りの傾動を許容
する必要最少限の′t1隙が設けられる。
線Xと直交する第1軸線y周りに縁板138の傾動を可
能にすべくフランジ42dに当接する一対の第1支点突
起139.139が一側面に突設され、また出力軸42
の軸線X及び第1軸線yのいずれとも直交する第2軸線
2周りに縁板138の(引動を可能にすべ(摩1察クラ
ッチ板87の背面に当接する一対の第2支点突起140
,140が他側面に突設される。また調心板138の外
周には、第1支点突起139,139に隣接してフラン
ジ42d側へ突出する一対の第1伝動爪141.141
と、第2支点突起140.140に隣接して摩擦クラッ
チ仮87側へ突出する一対の第2伝動爪142,142
が屈曲して形成され、第1伝動爪141,141は、フ
ランジ42d外周の一対の切欠143,143に係合さ
れ、第2伝動爪142.142は、摩擦クラ、チ板87
外周の一対の切欠144.144に係合される。こうし
て、調心板138はフランジ42dと摩擦クラッチ板8
7とを回転方向に連結する。その際、各対応する伝動風
141,142と切欠143゜144との各間には、調
心板138の第1及び第2軸線y、z周りの傾動を許容
する必要最少限の′t1隙が設けられる。
前記フライホイール72は、カム機構73と反対側に長
く延びるボス72aを有し、このボス72aに、出力レ
バー機構74を作動する押圧環89が、ラジアルボール
ヘアリングからなるリレーズベアリング88を介して装
着される。
く延びるボス72aを有し、このボス72aに、出力レ
バー機構74を作動する押圧環89が、ラジアルボール
ヘアリングからなるリレーズベアリング88を介して装
着される。
前記出力レバー機構74は、車軸10と排圧弁20との
中間位置で外側ケース2′、b内端面に突設された支軸
90と、この支軸90先端の頚部90aで車軸10の軸
方向に揺動自在に支持されるレバー91とを有する。レ
バー91は、支軸90から出力軸42を迂回して延びる
長い第1腕91aと、支軸90から排圧弁20に向って
延びる短い第2腕91aとより構成されており、第1腕
91aの中間部には、前記押圧F289の外側面に当接
する当接部93が山形に隆起形成されている。
中間位置で外側ケース2′、b内端面に突設された支軸
90と、この支軸90先端の頚部90aで車軸10の軸
方向に揺動自在に支持されるレバー91とを有する。レ
バー91は、支軸90から出力軸42を迂回して延びる
長い第1腕91aと、支軸90から排圧弁20に向って
延びる短い第2腕91aとより構成されており、第1腕
91aの中間部には、前記押圧F289の外側面に当接
する当接部93が山形に隆起形成されている。
第1腕91の先端部と外側ケース22bとの間には戻し
ばね94が縮設され、第2腕91bの先端部は排圧弁2
0の弁体67外端を押圧し得るように配置される。
ばね94が縮設され、第2腕91bの先端部は排圧弁2
0の弁体67外端を押圧し得るように配置される。
戻しばね94の弾発力はレバー91に作用して、第1腕
91aの当接部93を前記押圧環89に押圧すると共に
、通常は排圧弁20の弁体67に押圧して閉弁状態に保
つ。そして押圧環89が戻しばね94より受ける押圧力
は、フライホイール72)カム機構73、摩擦クラッチ
板87及び調心板138に作用して、これらをフランジ
42dに対し押圧し、これにより両カム板82.83に
は接近力が、また摩擦クラッチ仮87及び駆動カム板8
2には摩擦係合力がそれぞれ与えられる。
91aの当接部93を前記押圧環89に押圧すると共に
、通常は排圧弁20の弁体67に押圧して閉弁状態に保
つ。そして押圧環89が戻しばね94より受ける押圧力
は、フライホイール72)カム機構73、摩擦クラッチ
板87及び調心板138に作用して、これらをフランジ
42dに対し押圧し、これにより両カム板82.83に
は接近力が、また摩擦クラッチ仮87及び駆動カム板8
2には摩擦係合力がそれぞれ与えられる。
而して、上記摩擦係合力は、摩擦クラッチ板87及びフ
ライホイール72間に一定値以上の回転トルクが作用す
ると、摩擦クラッチ板87に滑りが生じるように設定さ
れる。
ライホイール72間に一定値以上の回転トルクが作用す
ると、摩擦クラッチ板87に滑りが生じるように設定さ
れる。
上記戻しばね94の倒れ防止と、レバー91の揺動経路
規制のために、戻しばね94及びレバー91を貫通する
案内杆85が外側ケース22bに固設される。
規制のために、戻しばね94及びレバー91を貫通する
案内杆85が外側ケース22bに固設される。
また、上述のようにレバー91の当接部93の押圧環8
9との当接状態及び第2腕91bによる排圧弁20の閉
弁状態を確実にすべくレバー91の支点位置を調節し得
るように、前記支軸90は可調整式に構成される。即ち
、支軸90は、外側ケース22bの側壁に螺合してその
外側に突出するねじ部90bを有し、このねじ部90b
の外端部にはロックナツト92が螺合される。したがっ
て、ロックナツト92を緩めて、ねじ部90bを適当に
螺回すれば、支軸90の有効長さが増減するので、その
頚部90aの位置即ちレバー91の支点位置を調節する
ことができる。調節後、ロックナツト92の緊締により
支軸90は外側ケース22bに固定される。
9との当接状態及び第2腕91bによる排圧弁20の閉
弁状態を確実にすべくレバー91の支点位置を調節し得
るように、前記支軸90は可調整式に構成される。即ち
、支軸90は、外側ケース22bの側壁に螺合してその
外側に突出するねじ部90bを有し、このねじ部90b
の外端部にはロックナツト92が螺合される。したがっ
て、ロックナツト92を緩めて、ねじ部90bを適当に
螺回すれば、支軸90の有効長さが増減するので、その
頚部90aの位置即ちレバー91の支点位置を調節する
ことができる。調節後、ロックナツト92の緊締により
支軸90は外側ケース22bに固定される。
上記ねじ部90b及びロックナツト92はケーシング2
2外に臨んでいて、特殊な工具を用いればメンテナンス
が容易に行い得るようになっている。即ち、ロックナツ
ト92は円形に形成されると共に、ねじ部90bの外端
を迂回するような特殊なスクリュドライバしか係合し得
ない工具溝95が端面に刻設される。ねじ部90bの工
具溝96は通常のスクリュドライバが係合する通常のも
のでよい。
2外に臨んでいて、特殊な工具を用いればメンテナンス
が容易に行い得るようになっている。即ち、ロックナツ
ト92は円形に形成されると共に、ねじ部90bの外端
を迂回するような特殊なスクリュドライバしか係合し得
ない工具溝95が端面に刻設される。ねじ部90bの工
具溝96は通常のスクリュドライバが係合する通常のも
のでよい。
支軸90の、外側ケース22bを貫通する部分には、該
ケース22bのシールのための0リング97が装着され
る。
ケース22bのシールのための0リング97が装着され
る。
尚、第7図に示す変形例のように、押圧環89の内端に
外向きフランジ89aを形成し、このフランジ89aに
レバー91の当接部93を当接させれば、フライホイー
ル72とレバー91との間隔を縮めることができ、セン
サ21のコンパクト化に有効である。
外向きフランジ89aを形成し、このフランジ89aに
レバー91の当接部93を当接させれば、フライホイー
ル72とレバー91との間隔を縮めることができ、セン
サ21のコンパクト化に有効である。
次にこの実施例の作用を説明すると、アンチロック制御
装置7の前輪2rへの組付に際しては、先ず油圧ポンプ
16、モジュレータ17、排圧弁20、出力レバー機構
74及びプラネタリギヤ781.78□を組込んだ外側
ケース22bに筒軸24の一端部を嵌装し、この筒軸2
4上にサンギヤ79を備えた出力軸42を、またこの出
力軸42にフライホイール72)カム機構73、FJ擦
クりッチ仮87、調心板138等を組付けた後、筒軸2
4の他端部に入力部材75を嵌装し、それから内側ケー
ス22aを外側ケース22bに螺着した後、継手128
の継手板125を入力部材75にねし止めする。このよ
うにしてアンチロック制御装置7は1個の組立体として
前輪2rとは別個に組立られる。
装置7の前輪2rへの組付に際しては、先ず油圧ポンプ
16、モジュレータ17、排圧弁20、出力レバー機構
74及びプラネタリギヤ781.78□を組込んだ外側
ケース22bに筒軸24の一端部を嵌装し、この筒軸2
4上にサンギヤ79を備えた出力軸42を、またこの出
力軸42にフライホイール72)カム機構73、FJ擦
クりッチ仮87、調心板138等を組付けた後、筒軸2
4の他端部に入力部材75を嵌装し、それから内側ケー
ス22aを外側ケース22bに螺着した後、継手128
の継手板125を入力部材75にねし止めする。このよ
うにしてアンチロック制御装置7は1個の組立体として
前輪2rとは別個に組立られる。
次いで、上記アンチロ・ツク制御装置7の筒軸24を、
前輪2fのハブ8を支承する車軸10に嵌装して、ハブ
8の凹部8aに該装置7を収納すれば、継手板125の
係合孔126とハブ8の継手ピン127とが直ちに係合
する。
前輪2fのハブ8を支承する車軸10に嵌装して、ハブ
8の凹部8aに該装置7を収納すれば、継手板125の
係合孔126とハブ8の継手ピン127とが直ちに係合
する。
しかる後、車軸10の両端を一対のフロントフォーク9
.9の下端にホルダ121及びボルト・ナツトにより固
着する。
.9の下端にホルダ121及びボルト・ナツトにより固
着する。
こうしてアンチロック制御装=7の組立、並びに該装置
7の前輪2fへの組付は容易に行われ、しかも車軸10
はケーシング22を強固に支持し、またハブ8はアンチ
ロック制御装置7の主要部をコンパクトに収容する。
7の前輪2fへの組付は容易に行われ、しかも車軸10
はケーシング22を強固に支持し、またハブ8はアンチ
ロック制御装置7の主要部をコンパクトに収容する。
車両の走行中、前輪2[の回転は、ハブ8から継手12
8を介して入力部材75へ伝達し、更にリングギヤ76
、第1.第2プラネタリーギャ78、.78□及びサン
ギヤ79により増速されつつ出力軸42へ伝達し、そし
てフランジ42dから第1伝動爪141、調心板138
、第2伝動爪142.1m!!擦クラツクラッチ板87
ム機構73を介してフライホイール72に伝達し、これ
を駆動するので、フライホイール72は前輪2fよりも
高速で回転する。したがって、フライホイール72は大
きな回転慣性力を持つことができる。このとき、押圧環
89とレバー91とが相互に当接していても、レリーズ
ベアリング88の介入により、フライホイール72の回
転はレバー91に何等妨げられない。
8を介して入力部材75へ伝達し、更にリングギヤ76
、第1.第2プラネタリーギャ78、.78□及びサン
ギヤ79により増速されつつ出力軸42へ伝達し、そし
てフランジ42dから第1伝動爪141、調心板138
、第2伝動爪142.1m!!擦クラツクラッチ板87
ム機構73を介してフライホイール72に伝達し、これ
を駆動するので、フライホイール72は前輪2fよりも
高速で回転する。したがって、フライホイール72は大
きな回転慣性力を持つことができる。このとき、押圧環
89とレバー91とが相互に当接していても、レリーズ
ベアリング88の介入により、フライホイール72の回
転はレバー91に何等妨げられない。
また、これと同時にカム軸26およびスピードメータ5
1も第1プラネタリ−ギヤ78.の回転により駆動され
る。
1も第1プラネタリ−ギヤ78.の回転により駆動され
る。
これらの駆動中、何等かの原因により入力部材75に過
負荷が加わると、継手128の継手ピン127が剪断さ
れ、ハブ8から入力部材75への伝動遮断されるので、
増速装置45やセンサ21への過負荷の作用を防止する
ことができる。
負荷が加わると、継手128の継手ピン127が剪断さ
れ、ハブ8から入力部材75への伝動遮断されるので、
増速装置45やセンサ21への過負荷の作用を防止する
ことができる。
さて、前輪2fを制動すべく前部マスクシリンダ5rを
作動すれば、その出力油圧は、油圧導管15の上流管1
5a、油圧ポンプ16の油圧室36、モジュレータ17
の入力油圧室54、弁室58、弁孔59、出力油圧室5
5及び油圧導管15の下流管15bを順次経て前輪ブレ
ーキ3f、3rに伝達し、これらを作動させて前輪2「
に制動力を加えることができる。
作動すれば、その出力油圧は、油圧導管15の上流管1
5a、油圧ポンプ16の油圧室36、モジュレータ17
の入力油圧室54、弁室58、弁孔59、出力油圧室5
5及び油圧導管15の下流管15bを順次経て前輪ブレ
ーキ3f、3rに伝達し、これらを作動させて前輪2「
に制動力を加えることができる。
一方、油圧ポンプ16においては、油圧室36に前部マ
スクシリンダ5fの出力油圧が導入されたため、その油
圧の作動ピストン29に対する押圧作用と偏心カム26
aのブツシュロッド27に対するリフト作用とによりポ
ンプピストン28に往復動作が与えられる。そして、ポ
ンプピストン2日がプッシュコンド2フ側へ移動する吸
入行程では、吸入弁38が開いて、油槽19の油が導管
37から入口室31を経てポンプ室35へと吸入され、
ポンプピストン28が作動ピストン29側へ移動する吐
出行程では、一方向シール部材39が開弁動作して、ポ
ンプ室35の油が出口室32へ、さらに油路57を介し
てモジュレータ17の制御油圧室18へ圧送される。そ
して、出口室32及び制御油圧室18の圧力が所定値ま
で上昇すると、ポンプピストン28は出口室32の圧力
により栓体34との当接位置に保持される。
スクシリンダ5fの出力油圧が導入されたため、その油
圧の作動ピストン29に対する押圧作用と偏心カム26
aのブツシュロッド27に対するリフト作用とによりポ
ンプピストン28に往復動作が与えられる。そして、ポ
ンプピストン2日がプッシュコンド2フ側へ移動する吸
入行程では、吸入弁38が開いて、油槽19の油が導管
37から入口室31を経てポンプ室35へと吸入され、
ポンプピストン28が作動ピストン29側へ移動する吐
出行程では、一方向シール部材39が開弁動作して、ポ
ンプ室35の油が出口室32へ、さらに油路57を介し
てモジュレータ17の制御油圧室18へ圧送される。そ
して、出口室32及び制御油圧室18の圧力が所定値ま
で上昇すると、ポンプピストン28は出口室32の圧力
により栓体34との当接位置に保持される。
ところで、モジュレータエフの制御油圧室18は、当初
、排圧弁20の閉弁により油槽19との連通を遮断され
ているので、油圧ポンプ16から産室18に供給された
油圧が減圧ピストン46に直接作用してこれを後退位置
に押し付け、開弁棒62により弁体60を開弁状態に保
ち、前部マスタシリンダ5fの出力油圧の通過を許容し
ている。
、排圧弁20の閉弁により油槽19との連通を遮断され
ているので、油圧ポンプ16から産室18に供給された
油圧が減圧ピストン46に直接作用してこれを後退位置
に押し付け、開弁棒62により弁体60を開弁状態に保
ち、前部マスタシリンダ5fの出力油圧の通過を許容し
ている。
したがって、通常の制動状態では、前輪ブレーキ3f、
3fに加わる制動力は前部マスクシリンダ5[の出力油
圧に比例する。
3fに加わる制動力は前部マスクシリンダ5[の出力油
圧に比例する。
この制動に伴い、前輪2rに角減速度が発生すると、こ
れを怒知したフライホイール72は、その慣性力により
出力軸42に対してオーバーラン回転をしようとする。
れを怒知したフライホイール72は、その慣性力により
出力軸42に対してオーバーラン回転をしようとする。
そしてこのときのフライホイール72の回転モーメント
が両カム仮82.83に相対回動を生じさせ、スラスト
ボール84の転勤により発生するスラストをもってフラ
イホイール72に軸方向変位を与え、押圧環89にレバ
ー91を押動させようとするが、前輪2rがロックする
可能性のない段階では前輪2fの角減速度は低く、レバ
ー91を揺動させるには至らない。
が両カム仮82.83に相対回動を生じさせ、スラスト
ボール84の転勤により発生するスラストをもってフラ
イホイール72に軸方向変位を与え、押圧環89にレバ
ー91を押動させようとするが、前輪2rがロックする
可能性のない段階では前輪2fの角減速度は低く、レバ
ー91を揺動させるには至らない。
ところが、制動力の過大または路面の摩擦係数の低下に
より、前輪2fがロックしそうになると、これに伴う前
輪2fの角減速度の急増により押圧環89の押圧力が所
定値を超え、レバー91は支軸90を支点として戻しば
ね94を圧縮するように揺動するので、レバー91の第
2腕91bは弁体67から離反するように揺動し、その
結果排圧弁20は開弁状態となる。
より、前輪2fがロックしそうになると、これに伴う前
輪2fの角減速度の急増により押圧環89の押圧力が所
定値を超え、レバー91は支軸90を支点として戻しば
ね94を圧縮するように揺動するので、レバー91の第
2腕91bは弁体67から離反するように揺動し、その
結果排圧弁20は開弁状態となる。
フライホイール72の軸方向変位後、フライホイール7
2の慣性による回転トルクが摩擦クラッチ板87の規定
の伝達トルクを超えると、調心体138及び駆動カム仮
82及び摩擦クラッチ板87間に滑りが生じ、フライホ
イール72は出力軸42に対してオーバーラン回転を継
続するので、カム機構73等への過負荷を遮断すること
ができる。
2の慣性による回転トルクが摩擦クラッチ板87の規定
の伝達トルクを超えると、調心体138及び駆動カム仮
82及び摩擦クラッチ板87間に滑りが生じ、フライホ
イール72は出力軸42に対してオーバーラン回転を継
続するので、カム機構73等への過負荷を遮断すること
ができる。
ところで、駆動及び被動カム板82.83の相対回動に
よるスラスト発生時、複数のカム凹部82a、83a及
びスラストポール84等の加工誤差により両カム板82
.83間に偏荷重が作用すると、駆動カム板82)摩擦
クラッチ仮87及び調心板138の三者が一体となって
、調心板138の第1支点突起139,139と出力軸
42のフランジ42dとの当接点を支点として第1軸線
y周りに傾動したり、駆動カム板82及び摩擦クラッチ
板87の三者が一体となって、調心板138の第2支点
突起140.140と摩擦クラッチ板87との当接点を
支点として第2軸線2周りに傾動したりして、直ちに上
記偏荷重を出力軸42の軸線Xに沿った適正なスラスト
荷重に修正することができる。したがって、フライホイ
ール72の軸方向変位即ち摺動ばスムーズに行われ、ま
た摩擦クラッチ板87と駆動カム板82間の摩擦係合力
は各部均一に制御され、摩擦クラッチ87の滑り特性を
安定させることができる。
よるスラスト発生時、複数のカム凹部82a、83a及
びスラストポール84等の加工誤差により両カム板82
.83間に偏荷重が作用すると、駆動カム板82)摩擦
クラッチ仮87及び調心板138の三者が一体となって
、調心板138の第1支点突起139,139と出力軸
42のフランジ42dとの当接点を支点として第1軸線
y周りに傾動したり、駆動カム板82及び摩擦クラッチ
板87の三者が一体となって、調心板138の第2支点
突起140.140と摩擦クラッチ板87との当接点を
支点として第2軸線2周りに傾動したりして、直ちに上
記偏荷重を出力軸42の軸線Xに沿った適正なスラスト
荷重に修正することができる。したがって、フライホイ
ール72の軸方向変位即ち摺動ばスムーズに行われ、ま
た摩擦クラッチ板87と駆動カム板82間の摩擦係合力
は各部均一に制御され、摩擦クラッチ87の滑り特性を
安定させることができる。
排圧弁20が開弁すると、制御油室18の油圧は、油路
70.入ロ室6日、弁孔66、出口室69、油路713
油圧ポンプ16の人口室31及び導管37を経て油槽1
9に排出されるので、減圧ピストン46は、出力油圧室
55の油圧により戻しばね48の力に抗して制御油圧室
18側へ移動し、これにより開弁棒62を退かせて弁体
60を閉弁させ、人、出力油室54.55間の連通を遮
断すると共に、出力油圧室55の容積を増大させる。そ
の結果、前輪ブレーキ3f、3fに作用する制動油圧が
低下して前輪2fの制動力が減少し、前輪2fのロック
現象は回避される。すると、前輪2[の回転の加速に伴
い押圧板89のレバー91への押圧力が解除されるため
、レバー91は、戻しばね94の反発力で、当初の位置
に復帰揺動し、排圧弁20を閉弁状態にする。排圧弁2
0が閉弁されると、油圧ポンプ16から吐出される圧油
が制御油圧室18に直ちに封じ込められ、減圧ピストン
46は出力油圧室55側へ後退して謹呈55を昇圧させ
、制動力を回復させる。このような作動が高速で繰返さ
れることにより、前輪2「は効率良く制動される。
70.入ロ室6日、弁孔66、出口室69、油路713
油圧ポンプ16の人口室31及び導管37を経て油槽1
9に排出されるので、減圧ピストン46は、出力油圧室
55の油圧により戻しばね48の力に抗して制御油圧室
18側へ移動し、これにより開弁棒62を退かせて弁体
60を閉弁させ、人、出力油室54.55間の連通を遮
断すると共に、出力油圧室55の容積を増大させる。そ
の結果、前輪ブレーキ3f、3fに作用する制動油圧が
低下して前輪2fの制動力が減少し、前輪2fのロック
現象は回避される。すると、前輪2[の回転の加速に伴
い押圧板89のレバー91への押圧力が解除されるため
、レバー91は、戻しばね94の反発力で、当初の位置
に復帰揺動し、排圧弁20を閉弁状態にする。排圧弁2
0が閉弁されると、油圧ポンプ16から吐出される圧油
が制御油圧室18に直ちに封じ込められ、減圧ピストン
46は出力油圧室55側へ後退して謹呈55を昇圧させ
、制動力を回復させる。このような作動が高速で繰返さ
れることにより、前輪2「は効率良く制動される。
第8図ないし第10図は本発明の第2実施例を示すもの
で、出力軸42と調心板138との連結構造において前
実施例と相違する。
で、出力軸42と調心板138との連結構造において前
実施例と相違する。
即ら、環状の調心板138には、第1軸線yに沿って内
周縁から中心方向に突出する一対の半円筒状第1支点突
起139.139が形成され、これらが出力軸42の大
径端部42d外周面に刻設された凹溝146.146に
係合されると共に、各第1支点突起139の円筒面が、
凹溝146゜146を横断するように大径端部42bの
外周に固着した断面円形の止環1,17に当接される。
周縁から中心方向に突出する一対の半円筒状第1支点突
起139.139が形成され、これらが出力軸42の大
径端部42d外周面に刻設された凹溝146.146に
係合されると共に、各第1支点突起139の円筒面が、
凹溝146゜146を横断するように大径端部42bの
外周に固着した断面円形の止環1,17に当接される。
尚、この場合、凹溝146,146の各一端に行止まり
部を設け、これらに第1支点突起139゜139を支承
させれば、前記止環147を省くことができる。
部を設け、これらに第1支点突起139゜139を支承
させれば、前記止環147を省くことができる。
この第2実施例によれば、出力軸42の回転トルクを第
1支点突起139,139を介して調心機138に伝達
することができ、また調心板138は、第1支点突起1
39,139と止環147との当接点を支点として第1
軸線y周りに傾動することができる。したがって、第1
支点突起139.139が前実施例の第1伝動爪141
.141の機能を持つことになり、したがって前実施例
のフランジ42dも不要となり、構造の簡素化に有効で
ある。
1支点突起139,139を介して調心機138に伝達
することができ、また調心板138は、第1支点突起1
39,139と止環147との当接点を支点として第1
軸線y周りに傾動することができる。したがって、第1
支点突起139.139が前実施例の第1伝動爪141
.141の機能を持つことになり、したがって前実施例
のフランジ42dも不要となり、構造の簡素化に有効で
ある。
その他の構成は前実施例と同様であるので、図中、前実
施例と対応する部分には同一符号を付す。
施例と対応する部分には同一符号を付す。
第1)図は本発明の第3実施例を示すもので、押圧環8
9とレバー91とを通常、非接触状態に保持するように
した点で第1実施例と相違する。
9とレバー91とを通常、非接触状態に保持するように
した点で第1実施例と相違する。
即ち、フライホイール72の、゛サンギヤ79側に突出
するボス72aに筒状のリテーナ150が嵌装され、こ
のリテーナ150は、上記ボス72aの端面に当接する
内向きフランジ150aを外端に有する。このリテーナ
150の内端に形成された外向きフランジ1’50aと
、サンギヤ79の端面に重合する座板151との間には
フライホイール62の戻しばね152が縮設され、この
戻しばね152の弾発力は、リテーナ150を介してフ
ライホイール72をカム機構73側へ常時付勢する。
するボス72aに筒状のリテーナ150が嵌装され、こ
のリテーナ150は、上記ボス72aの端面に当接する
内向きフランジ150aを外端に有する。このリテーナ
150の内端に形成された外向きフランジ1’50aと
、サンギヤ79の端面に重合する座板151との間には
フライホイール62の戻しばね152が縮設され、この
戻しばね152の弾発力は、リテーナ150を介してフ
ライホイール72をカム機構73側へ常時付勢する。
押圧環89は、リテーナ150の外向きフランジ150
bとフライホイール72のディスク部72bとの間でボ
ス部72aに相対回転自在に嵌装され、この押圧環89
と出力レバー機措74のレバー91との間には、通常、
規定の小間隙153が設けられる。而して、カム機構7
3の作動によリフライホイール72にスラストが加わる
と、フライホイール72の左動により押圧環89がレバ
ー91の当接点93に当接して該レバー91を押動する
。
bとフライホイール72のディスク部72bとの間でボ
ス部72aに相対回転自在に嵌装され、この押圧環89
と出力レバー機措74のレバー91との間には、通常、
規定の小間隙153が設けられる。而して、カム機構7
3の作動によリフライホイール72にスラストが加わる
と、フライホイール72の左動により押圧環89がレバ
ー91の当接点93に当接して該レバー91を押動する
。
この実施例によれば、通常、押圧環89とレバー91と
の非接触状態を保つので、フライホイール72と押圧環
89との間にレリーズへ7リングを介装せずとも、レバ
ー91に抵抗されることなくフライホイール72を回転
させることができ、またフライホイール72の戻しばね
152の長さを充分に得て、そのばね定数を小さく設定
でき、更にフライホイール72のボス72aの長さをも
充分に得てフライホイール72の摺動の安定化をも図る
ことができる。
の非接触状態を保つので、フライホイール72と押圧環
89との間にレリーズへ7リングを介装せずとも、レバ
ー91に抵抗されることなくフライホイール72を回転
させることができ、またフライホイール72の戻しばね
152の長さを充分に得て、そのばね定数を小さく設定
でき、更にフライホイール72のボス72aの長さをも
充分に得てフライホイール72の摺動の安定化をも図る
ことができる。
その他の構成は第1実施例と略同様であるので、図中、
第1実施例と対応する部分には同一符号を付す。
第1実施例と対応する部分には同一符号を付す。
C3発明の効果
以上のように本発明によれば、出力軸と摩擦クラッチ板
との間に、その両者を回転方向に連結する調心板を介装
し、この調心板の一側面には、出力軸の軸線と直交する
第1軸線周りに該調心板の傾動を可能にすべく出力軸に
当接する一対の第1支点突起を、また他側面には、出力
軸の軸線及び第1軸線のいずれとも直交する第2軸線周
りに該調心板の傾動を可能にすべく摩擦クラッチ板に当
接する一対の第2支点突起をそれぞれ設けたので、カム
機構のスラスト発生時、該機構及び摩擦クラッチ板に偏
荷重に作用しても、調心板の前記第1及び第2軸線周り
の傾動により、その偏荷重を解消することができ、した
がってフライホイールを軸方向にスムーズに変位させる
と共に摩擦クラッチ板の滑り特性を安定させ得て、制動
力に対する制御信号を的確に発生させることができる。
との間に、その両者を回転方向に連結する調心板を介装
し、この調心板の一側面には、出力軸の軸線と直交する
第1軸線周りに該調心板の傾動を可能にすべく出力軸に
当接する一対の第1支点突起を、また他側面には、出力
軸の軸線及び第1軸線のいずれとも直交する第2軸線周
りに該調心板の傾動を可能にすべく摩擦クラッチ板に当
接する一対の第2支点突起をそれぞれ設けたので、カム
機構のスラスト発生時、該機構及び摩擦クラッチ板に偏
荷重に作用しても、調心板の前記第1及び第2軸線周り
の傾動により、その偏荷重を解消することができ、した
がってフライホイールを軸方向にスムーズに変位させる
と共に摩擦クラッチ板の滑り特性を安定させ得て、制動
力に対する制御信号を的確に発生させることができる。
特に第1及び第2支点突起による調心板の傾動は、摩擦
抵抗が極めて小さいので、偏荷重の解消が確実であり、
しかも調心板は、軸方向幅が掻めて小さいので、重輪角
加速度センサの軸方向長さを殆ど増加させず、したがっ
てそのコンパクト化の妨げともならない。
抵抗が極めて小さいので、偏荷重の解消が確実であり、
しかも調心板は、軸方向幅が掻めて小さいので、重輪角
加速度センサの軸方向長さを殆ど増加させず、したがっ
てそのコンパクト化の妨げともならない。
第1図ないし第6図は本発明の第1実施例を示すもので
、第1図はアンチロック制御装置付制動装置を備えた自
動二輪車の概略平面図、第2図はアンチロック制御装置
付制動装置の要部縦断側面図、第3図は第2図のm−m
線断面図、第4図は第3図中のアンチロック制御装置の
縦断拡大断面図、第5図は第2図のV−V線断面図、第
6図は車輪角加速度センサの要部の分解斜視図、第7図
は車輪角加速度センサの押圧環の変形例を示す縦断面図
、第8図ないし第10図は本発明の第2実施例を示すも
ので、第8図は車輪角加速度センサの調心仮周りの縦断
面図、第9図は第8図の■−■線断面図、第10図は車
輪角加速度センサの要部の分解斜視図、第1)図は本発
明の第3実施例を示すもので、車輪角加速度センサの要
部の縦断面図である。 2f・・・車輪としての前輪、21・・・車輪角加速度
センサ、42・・・出力軸、72・・・フライホイール
、73・・・カム機構、82・・・駆動カム板、87・
・・被動カム板、84・・・スラストボール、87・・
・摩擦クラッチ板、138・・・調心板、139・・・
第1支点突起、140・・・第2支点突起、141・・
・第1伝動爪、142・・・第2伝動爪、143・・・
切欠、X・・・出力軸の軸線、y・・・第1軸線、2・
・・第2軸線 第91■ 第8図 η
、第1図はアンチロック制御装置付制動装置を備えた自
動二輪車の概略平面図、第2図はアンチロック制御装置
付制動装置の要部縦断側面図、第3図は第2図のm−m
線断面図、第4図は第3図中のアンチロック制御装置の
縦断拡大断面図、第5図は第2図のV−V線断面図、第
6図は車輪角加速度センサの要部の分解斜視図、第7図
は車輪角加速度センサの押圧環の変形例を示す縦断面図
、第8図ないし第10図は本発明の第2実施例を示すも
ので、第8図は車輪角加速度センサの調心仮周りの縦断
面図、第9図は第8図の■−■線断面図、第10図は車
輪角加速度センサの要部の分解斜視図、第1)図は本発
明の第3実施例を示すもので、車輪角加速度センサの要
部の縦断面図である。 2f・・・車輪としての前輪、21・・・車輪角加速度
センサ、42・・・出力軸、72・・・フライホイール
、73・・・カム機構、82・・・駆動カム板、87・
・・被動カム板、84・・・スラストボール、87・・
・摩擦クラッチ板、138・・・調心板、139・・・
第1支点突起、140・・・第2支点突起、141・・
・第1伝動爪、142・・・第2伝動爪、143・・・
切欠、X・・・出力軸の軸線、y・・・第1軸線、2・
・・第2軸線 第91■ 第8図 η
Claims (2)
- (1)車輪ブレーキにより制動される車輪に連動して回
転する出力軸上にフライホイールを回転及び摺動自在に
支承し、これら出力軸及びフライホイール間には、通常
は出力軸の駆動トルクをフライホイールに伝達し、制動
時車輪がロックしそうになるとフライホイールのオーバ
ーラン回転を許容する摩擦クラッチ板と、フライホイー
ルのオーバーラン回転に応動してそれに軸方向変位を与
えるカム機構とを直列に介装してなり、フライホイール
の前記軸方向変位を車輪ブレーキの制動力に対する制御
信号として出力する車両用アンチロック制御装置の車輪
角加速度センサにおいて、出力軸と摩擦クラッチ板との
間に、その両者を回転方向に連結する調心板を介装し、
この調心板の一側面には、出力軸の軸線と直交する第1
軸線周りに該調心板の傾動を可能にすべく出力軸に当接
する一対の第1支点突起を、また他側面には、出力軸の
軸線及び第1軸線のいずれとも直交する第2軸線周りに
該調心板の傾動を可能にすべく摩擦クラッチ板に当接す
る一対の第2支点突起をそれぞれ設けたことを特徴とす
る、車両用アンチロック制御装置の車輪角加速度センサ
。 - (2)特許請求の範囲第(1)項記載のものにおいて、
調心板を出力軸及び摩擦クラッチ板にそれぞれ回転方向
に連結するために、調心板と出力軸、調心板と摩擦クラ
ッチ板のそれぞれに互いに係合する伝動爪と切欠を設け
た車両用アンチロック制御装置の車輪角加速度センサ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60287532A JPS62147363A (ja) | 1985-12-20 | 1985-12-20 | 車両用アンチロツク制御装置の車輪角加速度センサ |
US06/944,303 US4723638A (en) | 1985-12-20 | 1986-12-19 | Wheel angular acceleration sensor for a vehicle antilock control device |
GB8630611A GB2185793B (en) | 1985-12-20 | 1986-12-22 | Wheel angular acceleration sensor for a vehicle anti-lock control device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60287532A JPS62147363A (ja) | 1985-12-20 | 1985-12-20 | 車両用アンチロツク制御装置の車輪角加速度センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62147363A true JPS62147363A (ja) | 1987-07-01 |
Family
ID=17718554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60287532A Pending JPS62147363A (ja) | 1985-12-20 | 1985-12-20 | 車両用アンチロツク制御装置の車輪角加速度センサ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4723638A (ja) |
JP (1) | JPS62147363A (ja) |
GB (1) | GB2185793B (ja) |
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GB8702342D0 (en) * | 1987-02-03 | 1987-03-11 | Lucas Ind Plc | Anti-lock hydraulic modulator units |
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JP4620608B2 (ja) * | 2006-02-27 | 2011-01-26 | 本田技研工業株式会社 | 車両の減速装置及びブレーキ装置取付構造 |
JP5187479B2 (ja) * | 2007-02-22 | 2013-04-24 | 株式会社アドヴィックス | 車両挙動制御装置 |
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GB2185793B (en) | 1989-10-18 |
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