JPS6214671Y2 - - Google Patents

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JPS6214671Y2
JPS6214671Y2 JP1980045538U JP4553880U JPS6214671Y2 JP S6214671 Y2 JPS6214671 Y2 JP S6214671Y2 JP 1980045538 U JP1980045538 U JP 1980045538U JP 4553880 U JP4553880 U JP 4553880U JP S6214671 Y2 JPS6214671 Y2 JP S6214671Y2
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electrodes
dielectric
conductor
dielectric layer
capacitor
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【考案の詳細な説明】 この考案はコンデンサに関し、たとえば誘電体
内に複数の電極が積層されたようなコンデンサに
関する。
第1図は一般的な積層コンデンサに用いる内部
電極層を示す平面図であり、第2図は同じく積層
コンデンサの縦断面図である。
まず、第1図および第2図を参照して従来の積
層コンデンサ7について説明する。内部電極層1
はたとえばセラミツクなどの誘電体2の一方表面
に、その一方端側から他方端側に延びる電極3が
形成される。この電極3はたとえばパラジウムや
金や白金あるいはそれらの合金などが用いられ
る。このような内部電極層1が複数枚11ないし14
用意され、第2図に示すように内部電極層11,
13の電極31および33が一方側を向き、内部
電極層12,14の電極32および34が他方側
を向くように内部電極層11ないし14が積み重
ねられる。そして、内部電極層11の上部およ
び/あるいは下部には電極が形成されていない誘
電体(あるいは絶縁体)4が載置される。このよ
うに積み重ねられた内部電極層11ないし14お
よび誘電体4はたとえば電気炉などによつて約
1350℃の温度で焼成されて一体化される。焼成さ
れた後、両側端面にはたとえば銀あるいは銀−パ
ラジウムなどから成る外部電極5,6が付与され
て電極31と33とが外部電極5に電気的に接続
され、電極32および34が外部電極6に電気的
に接続される。そして、電極31と32、電極3
2と33および電極33と34とが対向する面積
aの間でそれぞれ容量が形成される。
ところで、民生用のコンデンサにおいて、
10pF以下の微小容量のコンデンサは、JIS規格ま
たはFIA規格ではB偏差において±0.1pFおよび
C偏差において±0.25pF以内に納まるように規
定されている。また、微小容量のコンデンサにお
いて、容量の誤差が前述の偏差以内に納める必要
があるとともに、Qの大きいものが要求されてい
る。コンデンサのQを大きくするには、たとえば
電極31および32の対向する面積aを小さくし
て多層化する必要がある。
ところが、第2図に示すような電極31ないし
34をそれぞれ所定の間隔を有して対向させるよ
うなコンデンサでは、各電極間で形成される容量
が大きくしかもQも小さい。そこで、対向する面
積を小さくして内部電極層1の数を多くすること
が考えられるが、厚みが大きくなつてしまい好ま
しくなく、さらにこのような積層タイプにより微
小容量のコンデンサを得ることは不可能とされて
いた。
それゆえに、この発明の主たる目的は、Qが高
くてしかも微小容量のコンデンサを提供すること
である。
この発明は、要約すれば、第1の誘電体層には
2個の両側電極と、その間にそれぞれ所定のギヤ
ツプを介して少なくとも1個の導電体とを形成
し、第2の誘電体層には第1の誘電体層の両側電
極と導電体との一部にそれぞれが重なり合つて少
なくとも4つの直列容量を形成する少なくとも2
個の導電体を形成し、それぞれの誘電体層を積層
して両側電極に外部電極を接続したものである。
この考案の上述の目的およびその他の目的と特
徴は以下に図面を参照して行う詳細な説明から一
層明らかとなろう。
第3図はこの発明の一実施例に含まれる第1お
よび第2の誘電体層を示す平面図であり、特に、
第3図aは第1の誘電体層を示し、第3図bは第
2の誘電体層を示す。第4図はこの発明の一実施
例の縦断面図であり、第5図は第4図に示すコン
デンサの等価回路図である。
まず、第3図aを参照して、第1の誘電体層8
には、誘電体81の主表面の両側にそれぞれ電極
82,83が形成される。この両側電極82,8
3の間には、それぞれ所定のギヤツプg1,g1
を介して導電体84が形成される。これらの両側
電極82,83および導電体84は、たとえばパ
ラジウムや金や白金などによつてその幅がW1を
有するように形成される。
第2の誘電体層9には、第3図bに示すよう
に、そのほぼ中央部にギヤツプg2を介して2個
の導電体92,93が形成される。これらの導電
体92,93は、前述の両側電極82,83およ
び導電体84と同様にパラジウムや金や白金ある
いはそれらの合金などが用いられ、その幅W2は
第1の誘電体層8の両側電極82,83および導
電体84の幅W1よりも小さくなるように形成さ
れ、かつ導電体92は電極82と導電体84との
一部に重なつたときそれぞれほぼ等しい2つの容
量を形成するようにその面積が選ばれる。同様に
して、導電体93も導電体92とほぼ等しい面積
となるように選ばれ、この導電体93は電極83
と導電体84との一部に積み重ねられたとき、そ
れぞれの間でほぼ等しい2つの容量を形成する。
上述のごとく構成された第1および第2の誘電
体層8,9を積重ね、第1の誘電体層8の上には
電極の形成されていない誘電体(あるいは絶縁
体)のシート4が載置される(第4図)。このよ
うに積み重ねられたチツプ10は電気炉で焼成さ
れた後、それぞれの両端面に外部電極5および6
が付与される。そして、外部電極5および6の間
に所定の電圧を印加すると、電極82と導電体9
2との間で容量C1を形成し、導電体92と導電
体84との間で容量C2を形成し、導電体84と
導電体93との間で容量C3を形成し、導電体9
3と電極83との間で容量C4を形成する。そし
て、これらの容量は第5図に示すように、容量C
1ないしC4が直列接続されたものとなる。
なお、第2の誘電体層9に形成した導電体9
2,93の幅W2は第1の誘電体層8の両側電極
82,83および導電体84の幅W1よりも小さ
く選ばれているため、第1の誘電体層8および第
2の誘電体層9をそれぞれ積み重ねたときに、位
置が多少ずれても所望の容量を得ることができ
る。この場合、前記導電体92,93の幅W2を
逆に電極82,83や導電体84の幅W1より大
きくしても、同様の効果が得られるが、外部電極
5,6と導電接続される電極82,83の幅W1
側を大きくした方が、その接続領域を大きくでき
て、接続をより良好にできるため好ましい。
なお、上述の実施例では、第1の誘電体層8の
両側電極82,83の間に1つの導電体84を形
成し、第2の誘電体層9には2つの導電体92,
93を形成したが、第1の誘電体8の導電体84
を複数形成し、それに対応して第2の誘電体層9
の導電体を複数設けてもよい。また、上述の実施
例では、第1および第2の誘電体層8,9を一組
のものとして示したが、必要により2組あるいは
それ以上設けてもよい。
第6図はこの考案の一実施例に含まれる第1の
誘電体層8の製造方法を説明するための図解図で
ある。図において、誘電体20は比較的大きな面
積を有し、この誘電体20の表面には、両側電極
82,83および導電体84となる電極が複数個
所定の配列で形成される。なお、この場合、導電
体84の面積は他の電極の2分の1の面積となる
ように形成されている。そして、一点鎖線20a
ないし20fに沿つて切断することにより、第1
の誘電体積8がそれぞれ複数同時に形成すること
ができる。
第7図は同様にこの考案に含まれる第2の誘電
体層9の製造方法を説明するための図解図であ
る。図において、誘電体30は比較的大きな面積
を有し、この誘電体30の表面には、2個の隣接
する導電体92,93となる電極が複数対所定の
配列で形成される。そして、1点鎖線30aない
し30fに沿つて切断することにより、第2の誘
電体層9がそれぞれ複数同時に形成することがで
きる。
実際には、前述の第6図に示す誘電体20と第
7図に示す誘電体30とは、それぞれ切断して分
離する前に重ね合わされ、さらに同様の面積を有
しかつ電極が形成されていない誘電体4をも同時
に重ねた後に、切断することが行なわれる。
以上のように、この考案によれば、第1の誘電
体層の両側電極の間にそれぞれ所定のギヤツプを
介して少なくとも1つの導電体を形成し、かつ第
2の誘電体層には第1の誘電体層の両側電極およ
び導電体の一部にそれぞれ重なり合うような少な
くとも2つの導電体を形成し、各電極および導電
体の間で少なくとも4つの直列容量を形成するよ
うにしたことによつて、その容量を小さくできる
のみならず、各電極または導電体の数を実質的に
増やしたことになつて、コンデンサのQを大きく
することができる。
なお、一般に微小容量コンデンサには、低誘電
率の誘電体を使用することが容易に行なわれてい
るが、これは比較的低い電圧での寿命試験で不良
が発生し易い欠点があるため、さほど実用的では
なかつた。ところが、この考案のものでは、誘電
体内部で直列容量を形成してその容量の微小化を
実現するものであるため、寿命性の悪い誘電体の
使用を避けることができ、高寿命のコンデンサを
得ることも可能にできるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の背景となる積層コンデンサ
の内部電極層を示す平面図である。第2図は同じ
く積層コンデンサの縦断面図である。第3図はこ
の考案の一実施例に含まれる第1および第2の誘
電体層を示す平面図であり、特に第3図aは第1
の誘電体層を示し、第3図bは第2の誘電体層を
示す。第4図はこの発明の一実施例の縦断面図で
ある。第5図は第4図に示すコンデンサの等価回
路図である。第6図はこの発明の一実施例に含ま
れる第1の誘電体層の製造方法を説明するための
図解図である。第7図は同じく第2の誘電体層の
製造方法を説明するための図解図である。 図において、8は第1の誘電体層、81は誘電
体、82,83は両側電極、84は導電体、9は
第2の誘電体層、91は誘電体、92,93は導
電体、5,6は外部電極を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 誘電体内部に容量用電極が埋設され、前記誘電
    体外部に前記容量用電極の所定のものと導電接続
    された一対の外部電極が形成されたコンデンサに
    おいて、 前記容量用電極は、前記誘電体内部の第1の誘
    電体層上において並設された、前記一対の外部電
    極にそれぞれ導電接続された2個の電極および、
    この2個の電極間に配設された少なくとも1個の
    導電体と、前記誘電体内部の第2の誘電体層上に
    おいて並設された、互いに隣接する前記電極およ
    び導電体あるいは互いに隣接する導電体にそれぞ
    れ跨つて重なりあう少なくとも2個の導電体と、
    よりなり、 前記一対の外部電極間に少なくとも4つの直列
    容量を形成するようにしてなることを特徴とする
    コンデンサ。
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JPS545755B2 (ja) * 1975-10-07 1979-03-20

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