JPS6210987Y2 - - Google Patents

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JPS6210987Y2
JPS6210987Y2 JP4009680U JP4009680U JPS6210987Y2 JP S6210987 Y2 JPS6210987 Y2 JP S6210987Y2 JP 4009680 U JP4009680 U JP 4009680U JP 4009680 U JP4009680 U JP 4009680U JP S6210987 Y2 JPS6210987 Y2 JP S6210987Y2
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electrodes
capacitor
capacitance
ceramic
electrode layer
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はコンデンサに関し、特に、たとえば
セラミツクのような誘電体に電極が対向して形成
されるようなコンデンサに関する。
第1図は従来のセラミツクを用いたコンデンサ
の一例を示す斜視図である。図において、円板状
のセラミツク11の両側面には電極12,12が
形成され、それぞれの電極12,12にリード線
13,13が接続される。このようなセラミツク
コンデンサにおいて、セラミツク11の誘電率を
εとし、電極12の面積をSとし、電極12,1
2の間の間隔すなわちセラミツク11の厚みをd
とすると、コンデンサの容量Cは、 C=εS/d で表わされる。上述の式からコンデンサCの値を
小さくするためには、誘電率εの小さな材料を用
いるか、または電極12の面積Sを小さくするか
あるいはセラミツク11の厚みdを大きくする必
要がある。ところが、誘電率εの小さい材料を用
いるにも限界があり、電極12の面積Sを小さく
すると製造時での管理が煩雑となり、さらにセラ
ミツク11の厚みdを厚くすることは、小型化に
そぐわないという問題点があつた。このために、
この第1図に示すようなコンデンサでその容量が
10PF程度のものを実現するのは困難であつた。
第2図はこの考案の背景となるコンデンサの一
例を示す図解図であり、特に第2図aは積層体に
含まれる内部電極層の平面図であり、第2図bは
積層体の断面図である。図において、内部電極層
21は、たとえばセラミツクシート22の一方面
側に、所定のギヤツプg1を介して電極23a,
23bを対向させて形成したものである。そし
て、この内部電極層21を、電極が形成されてい
ないセラミツク24,24の間に挾んで、電気炉
で焼成することによつて、上面のセラミツク24
と内部電極層21と下面のセラミツク24とを密
着させる。最後に、両端に固定電極25a,25
bを固着し、電極23aと外部電極25aとを電
気的に接続し、電極23bと外部電極25bとを
電気的に接続したものである。この第2図に示す
ようなコンデンサは小容量のコンデンサが得られ
るものの、容量が10PF以下のものを得る場合に
は、ギヤツプg1をさらに拡げることにより行な
わねばならなかつた。
ところで、容量10PF程度のコンデンサの容量
の誤差は、JIS規格あるいはEIA規格によれば、
B偏差で±0.1PF,C偏差で±0.25PF以内に収ま
るものが要求されている。ところが、第2図に示
すコンデンサにおいて、ギヤツプg1を広くすれ
ば容量を小さくすることができるが、ギヤツプg
1を広くすれば外部電極25aと電極23bとの
間および外部電極25bと電極23aとの間での
浮遊容量が無視できなくなり、誤差を上述の偏差
値内に精度よく押えることが困難になる。
それゆえに、この考案の主たる目的は、浮遊容
量などの影響を受けることのない微小容量のコン
デンサを提供することである。
この考案は、要約すれば、誘電体の内部の同一
面に少なくとも3個の電極をそれぞれ所定のギヤ
ツプを介して配列し、それぞれのギヤツプ間で容
量を形成しかつそれぞれの容量を直列接続するこ
とによつて微小容量のコンデンサを形成するよう
にしたものである。
この考案の上述の目的およびその他の目的と特
徴は以下に図面を参照して行なう詳細な説明から
一層明らかとなろう。
第3図はこの考案の一実施例を示す図解図であ
り、特に第3図aは内部電極層の平面図であり、
第4図は第3図に示すコンデンサの等価回路図で
ある。
まず、第3図aにおいて、内部電極層31は、
たとえばセラミツクシートなどの誘電体32の同
一平面上に、所定のギヤツプg2,g2を介し
て、たとえばパラジウムや金や白金などからなる
3個の電極33a,34および33bが形成され
る。そして、第2図と同様にして、内部電極層3
1をセラミツク24,24で挾んで焼成し、チツ
プ3を形成する。このチツプ3の両端にはたとえ
ば銀や銀−パラジウム合金などから成る外部電極
25a,25bが固着され、それぞれの外部電極
25a,25bを両端の電極33a,33bに電
気的に接続する。
上述のごとく、3個の電極33a,34および
33bをそれぞれギヤツプg2,g2を介して対
向させたことによつて、各ギヤツプg2,g2の
間で容量C1,C2が形成される。そして、この容
量C1,C2は第4図に示すように直列接続された
ものと等価であるため、それぞれの容量が10PF
であれば5PFのものを得ることができ、容易に微
小容量のコンデンサを形成することができる。つ
まり、この実施例では、直列容量を形成するよう
にして総合容量を小さくするものであるから、互
いに対向する電極33aと34,34と33bと
のギヤツプg2を拡げる必要はなく、逆に外部電
極25a,25bとの間において生じ得る浮遊容
量をできるだけ微小なもの(無視できる程度)に
抑えられる程度に接近させることが可能となり、
容量精度の大変優れたものとなる。
第5図は第3図aに示す内部電極層の製造方法
を説明するための図解図である。図において、比
較的大きな形状を有する誘電体32上に、電極3
3a,34および33bがそれぞれ複数形成され
る。この場合、第3図aにおける両端の電極33
a,33bが中間電極34のそれぞれ2倍の面積
を有するように形成される。そして、この電極3
3a,34および33bが形成された誘電体32
の上面および下面に、電極が形成されていないセ
ラミツクなどの誘電体(図示せず)が1層あるい
は多層積み重ねられ、第5図に示す1点鎖線5a
ないし5fに沿つて切断され、第3図に示すチツ
プ3が形成される。そして、このチツプ3を焼成
することによつて、内部電極層31と上下面の誘
電体24,24とが密着され、このチツプ3に外
部電極25a,25bを接続することによつてコ
ンデンサが完成する。
第6図はこの考案の他の実施例の内部電極層を
示す平面図である。この第6図に示す内部電極層
41は、中央の電極45の両側にギヤツプg2を
介してそれぞれ2つの電極43aと44aおよび
43bと44bを形成しかつ電極43aと44a
との間および43bと44bとの間にそれぞれギ
ヤツプg3を形成したものである。このように、
電極43aと44aとの間および43bと44b
との間にギヤツプg3を形成したことによつて、
上面に積み重ねられるセラミツク24とこの内部
電極層41のセラミツク42との接触面積が広く
なるため密着状態を良好にすることができるとい
う利点がある。
なお、上述の実施例においては、得られるコン
デンサの直列容量が2個のものを示したが、それ
以上であつてもよい。また、各電極の大きさ、形
状も図示のものに限る必要はない。さらに、第3
図に示した実施例においては、内部電極層31の
上下に積重ねて一体化するためのセラミツク2
4,24を、それぞれ単板のもののように示した
が1つないし複数枚のシートを積重ねるようにし
てもよい。
以上にように、この考案によれば、誘電体の内
部の同一面にそれぞれが所定のギヤツプを介して
少なくとも3個の電極を形成して、それぞれのギ
ヤツプg2間で容量を形成することによつて、少
なくとも2個の直列容量を形成してその容量を微
小なものとすることができるので、ギヤツプを拡
げる必要はなく、浮遊容量に影響されることのな
い微小容量のコンデンサを形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のセラミツクを用いたコンデンサ
の一例を示す斜視図である。第2図はこの考案の
背景となる積層コンデンサの一例を示す図解図で
あり、特に第2図aは積層コンデンサに含まれる
内部電極層の平面図であり、第2図bは積層コン
デンサの断面図である。第3図はこの考案の一実
施例を示す図解図であり、特に第3図aは内部電
極層の平面図であり、第3図bは積層コンデンサ
の断面図である。第4図は第3図の等価回路図で
ある。第5図は第3図に示す内部電極層の製造方
法を説明するための図解図である。第6図はこの
考案の他の実施例の内部電極層を示す平面図であ
る。 図において、31,41は内部電極層、32,
42は誘電体、33a,33b,34,43a,
43b,44a,44b,45は電極、24はセ
ラミツク、25a,25bは外部電極を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 誘電体内部に容量用電極が埋設され、前記誘
    電体外部に前記容量用電極の所定のものと導電
    接続された一対の外部電極が形成されたコンデ
    ンサにおいて、 前記容量用電極は、前記誘電体内部の同一面
    上において並設された少なくとも3個の電極か
    らなり、 前記少なくとも3個の電極のうち両端の電極
    は、前記一対の外部電極にそれぞれ導電接続さ
    れ、前記一対の外部電極間に、直列接続された
    少なくとも2つの縁端容量を形成させてなるこ
    とを特徴とするコンデンサ。 (2) 一対の外部電極にそれぞれ導電接続される容
    量用電極は、それぞれ2個の電極からなること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のコンデンサ。
JP4009680U 1980-03-25 1980-03-25 Expired JPS6210987Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4009680U JPS6210987Y2 (ja) 1980-03-25 1980-03-25

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JP4009680U JPS6210987Y2 (ja) 1980-03-25 1980-03-25

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Publication Number Publication Date
JPS56141441U JPS56141441U (ja) 1981-10-26
JPS6210987Y2 true JPS6210987Y2 (ja) 1987-03-16

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