JPS6244519Y2 - - Google Patents

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JPS6244519Y2
JPS6244519Y2 JP1980040095U JP4009580U JPS6244519Y2 JP S6244519 Y2 JPS6244519 Y2 JP S6244519Y2 JP 1980040095 U JP1980040095 U JP 1980040095U JP 4009580 U JP4009580 U JP 4009580U JP S6244519 Y2 JPS6244519 Y2 JP S6244519Y2
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electrodes
electrode
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dielectric
multilayer capacitor
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、誘電体内部に複数の電極が対向し
て設けられた積層コンデンサに関する。
第1図はこの考案の背景となる積層コンデンサ
に含まれる誘電体層を示す平面図であり、第2図
は同じく積層コンデンサの縦断面図である。
第1図において、誘電体層11には、誘電体1
2の表面に一方端縁から他方端近傍にまで延びる
電極13が形成される。この電極13はコンデン
サの容量を形成するものである。このような誘電
体層11が第2図に示すように複数枚111ない
し114積み重ねられる。このとき、誘電体層1
11および113の電極131,133はその端
縁が一方側に向き、誘電体層112,114の電
極132,134の端縁が他方側を向くように配
列される。そして、誘電体層111の上面には、
電極が形成されていない誘電体(あるいは絶縁
体)21が載置される。このようにして積み重ね
られた誘電体21、誘電体層111ないし114
はたとえば電気炉の内部で焼成される。最後に、
得られるチツプ2の両端面にたとえば銀などから
成る外部電極23,24が付与される。それによ
つて、外部電極23と電極131および133が
電気的に接続され、かつ外部電極24と電極13
2および134が電気的に接続される。そして、
各電極131ないし134の間でコンデンサとし
ての容量が形成される。
ところで、一般にコンデンサで消費される電力
Pは、コンデンサの容量をCとし、印加される電
圧をEとし、印加される信号の周波数をfとする
と、 P=2πfCE/Q ……(1) で表わすことができる。したがつて、上述の第(1)
式から明らかなように、コンデンサの消費電力P
を小さくして発熱量を少なくするためにはQを大
きくする必要があることが容易に判断できる。ま
た、コンデンサの誘電損失tanδは、 tanδ=1/Q ……(2) で表わされる。すなわち、コンデンサの誘電損失
tanδはQの逆数で表わされかつしたがつてQを
大きくするには誘電体損失tanδの小さいことが
条件とされる。
コンデンサのQは、電極13の抵抗成分をRと
すると、 Q=1/2πfCR ……(3) で表わされる。したがつて、上述の第(3)式から同
じ周波数の信号を与えてQを大きくするために
は、容量Cを小さくするかあるいは抵抗成分Rを
小さくする必要がある。電極13の抵抗成分Rを
小さくするには、電極13の厚みを厚くすること
が考えられる。しかしながら、電極13の厚みを
厚くすると、誘電体層111ないし114および
誘電体21とのそれぞれの密着性が悪化し、層は
がれを生じてしまう。また、容量Cを小さくする
には、第2図に示す電極131ないし134のそ
れぞれの間隔dを広くし、1層当たりの容量を少
なくして誘電体層11をさらに増やして多層化す
る必要がある。あるいは、たとえば誘電体層11
1の電極131と誘電体層112の電極132と
の重なり合う面積aを小さくし、1層当たりの容
量を少なくして多層化する必要がある。しかしな
がら、間隔dを広くしたり重なり合う面積aを小
さくすると、見かけ上の誘電率εをばらつかせる
という欠点があつた。
それゆえに、この考案の主たる目的は、電極の
抵抗成分を低減してQを向上し得る積層コンデン
サを提供することである。
この考案はセラミツクからなる誘電体内に設け
られた3層以上の電極と、外部電極とを含み、3
層以上の電極はそれぞれ誘電体の相対向する端面
に互い違いに取り出されて外部電極に接続された
積層コンデンサであつて、3層以上の電極のうち
最外層に位置する電極は第1および第2の電極を
構成し、第1および第2の電極に挟まれた電極は
同一面積および形状を有し、全面が相互に対向す
る2層からなる内部電極を構成するようにしたも
のである。
第3図はこの考案の一実施例の縦断面図であ
る。この第3図は以下の点を除いて第2図と同じ
である。すなわち、誘電体層(シート)114の
上に、前述の第1図に示した同一の面積および形
状の電極13c,13dが形成された誘電体層1
1c,11dを、それぞれの電極13c,13d
が同一方向を向くように2層にして積み重ねる。
さらに、その上に同じく電極13a,13bが前
記電極13c,13dと逆方向を向くように誘電
体層11a,11bを積み重ねる。さらに、誘電
体層111を積み重ねその上に電極の形成されて
いない誘電体21を載置する。
すなわち、この第3図は第2図に示す誘電体層
112の電極132および誘電体層113の電極
133をそれぞれ電極13aと13bおよび13
cと13dとに分割したものとなる。そして、こ
のチツプ3を焼成したのち両端面に外部電極23
および24を固着することによつて、電極13a
と13bおよび13cと13dをそれぞれ同一電
位にすることができる。したがつて、電極13a
と13bとの間および13cと13dとの間では
容量が形成されずに、第1の電極131と13a
との間、13bと13cとの間および13dと第
2の電極134との間でそれぞれ容量が形成され
ることになる。
上述のごとく、最外層の誘電体層111および
114を除く中間の誘電体層11aと11bおよ
び11cと11dに同一電位でありかつ同一面積
を有する電極13aと13bおよび13cと13
dをそれぞれ設けたことによつて、電極13aと
13bおよび13cと13dをそれぞれ並列接続
したこととなり、それぞれの抵抗成分を等価的に
低減することができかつしたがつてQを高めるこ
とができる。
なお、上述の実施例では、誘電体層111と1
14との間に2組の誘電体層11aと11bおよ
び11cと11dを設けるようにしたが、この誘
電体層の数は容量に応じて任意の数を設けるよう
にしてもよく、また中間の誘電体層の全てを複数
にする必然性はない。
以上のように、この考案によれば、最外層の電
極を除く間の電極を同一面積でありかつ同一電位
の電極に分割したことによつて、それぞれの抵抗
成分を等価的にほぼ半分に低減することができ、
いわば電極の厚みを2倍にしたものと同程度のQ
を得ることができる。また、それぞれの電極の厚
みや誘電体の厚みを変更することなく従来の内部
電極層をそのまま流用することができる。また、
各電極間の間隔を広くしたりそれぞれの電極の重
なり合う面積を少なくすることなくQを大きくす
ることができるので見かけ上の誘電率にばらつき
を生じることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の積層コンデンサに含まれる内部
電極層を示す平面図である。第2図は同じく積層
コンデンサの縦断面図である。第3図はこの考案
の一実施例の縦断面図である。 図において、111,114,11aないし1
1dは誘電体層、131,134,13aないし
13dは電極、21は誘電体、23,24は外部
電極を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 セラミツクからなる誘電体と、前記誘電体内に
    設けられる3層以上の電極と、外部電極とを含
    み、前記3層以上の電極がそれぞれ誘電体の相対
    向する端面に互い違いに取り出されて外部電極に
    接続された積層コンデンサであつて、 前記3層以上の電極のうちの最外層に位置する
    電極は第1および第2の電極を構成し、第1およ
    び第2の電極に挟まれた電極は同一面積および形
    状を有し、全面が相互に対向する2層からなる内
    部電極を構成することを特徴とする、積層コンデ
    ンサ。
JP1980040095U 1980-03-25 1980-03-25 Expired JPS6244519Y2 (ja)

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JPS56141438U JPS56141438U (ja) 1981-10-26
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60201608A (ja) * 1984-03-27 1985-10-12 松下電器産業株式会社 積層セラミツクコンデンサ
JP4539489B2 (ja) * 2005-08-05 2010-09-08 Tdk株式会社 積層コンデンサの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5221663A (en) * 1975-08-11 1977-02-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd Method of manufacturing glassy capacitor
JPS5228220A (en) * 1975-07-16 1977-03-03 Toshiba Corp Deflection yoke

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JPS56141438U (ja) 1981-10-26

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