JPS62139116A - 垂直磁気記録媒体 - Google Patents

垂直磁気記録媒体

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JPS62139116A
JPS62139116A JP27977085A JP27977085A JPS62139116A JP S62139116 A JPS62139116 A JP S62139116A JP 27977085 A JP27977085 A JP 27977085A JP 27977085 A JP27977085 A JP 27977085A JP S62139116 A JPS62139116 A JP S62139116A
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JP
Japan
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film
thin film
transition metal
thickness
magnetic
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JP27977085A
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Noboru Sato
昇 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、垂直磁化膜を有する垂直磁気記録媒体に係わ
る。
〔発明の概要〕
本発明は、垂直磁気媒体の垂直磁化膜を、Cr薄膜と、
Coを主体とするもこれをFeまたはNiとによる遷移
金属薄膜との繰返し積層した膜構造とし、遷移金属薄膜
の厚さ及び組成と、磁化談全体の組成におけるCo量を
特定することによって高い耐蝕性を示し、且つ垂W磁化
膜としてすぐれた特性を示すようにする。
〔従来の技術〕
遷移金属のCoに、Crを添加したCo−Cr;V+磁
性薄膜は耐蝕性にすぐれた磁性薄膜として知られている
ところである。この場合、耐蝕性に関しては、co対C
rの混合割合(原子比)は1:lに近づけることが好ま
しいと考えられる。これは、Co原子とCo原子との結
合ベアは酸に易溶性を示すが、これにCr原子が入り込
みCo原子とCr原子との結合ベアを形成するときは、
酸に溶けにくくなって化学的に安定化すると思われるこ
とに因る。しかしながらこのようにC「の添加量を増加
するときは、磁気的特性、特に飽和磁束密度Msの低下
を来す。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明はCo (Fe+ Ni)  Cr系磁性膜にお
いてCrの添加量を大として耐蝕性の向上をはかるにも
かかわらず磁気的特性、例えば飽和磁束密度の低下を回
避し、しかも垂直磁気記録媒体としての特性を有するよ
うにする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、第1図に示すように、基体fil−1:に、
Cr薄膜(2)と、厚さが20Å以下の遷移金属のCo
を主体とし、これにFeもしくはNiの一種以上を30
原子%以下含む遷移薄膜(3)とを交互に積層した垂直
磁化II! (41を形成する。そして、この垂直磁化
膜(4)の全体に対するCrの割合を15〜35原子%
に選定する。
そして、Crl膜(2)の厚さは、遷移金属薄膜(3)
の相互を磁気的に分離する上で 1.3Å以上とするこ
とが好ましい。
〔作用〕
一ト述の本発明による垂直磁化膜(4)は、高い飽和磁
束密度Msを示す。
これは、夫々原子層オーダーの厚さのCr薄I―とCo
を主体とする遷移金属薄膜との繰返えし積層構造によっ
て、六方晶系のCOのC軸が良く揃って、磁気異方性が
強まることによるものと考えられる。
すなわち、従来一般の例えばCo−Cr系の串一層によ
る磁性膜では、六方晶系の(:0にCrがついたモデル
として考えられるに比し、本発明構成では、膜面方向に
(110)結晶面が優位に配向する体心立方のCrが、
六方晶系のCoに、その−・部のCoとCrとが置換し
た状態で規則的に積重ねられたモデルとして考えること
ができるものであり、これによってCr量を大にしても
Coの結晶のC軸が揃った状態で垂直磁化膜(4)を形
成することができて、強い磁気異方性を示すものと考え
られる。
しかしながらCoの膜厚が20人を超えると、垂直磁化
膜としての特性が劣化し、また、Crが磁化膜(4)の
全体の組成に対して15原子%未滴の場合は、飽和磁束
密度Msが大となり過ぎて磁気異方性としての特性が劣
化し、小さくなるごとによって同様に垂直磁化膜とはな
らなくなり、逆にCrが35原子%を超えると、Msが
低くなり過ぎることを確認した。
〔実施例〕
本発明による垂直磁気記録媒体の磁化膜は、スパッタリ
ングによって形成することができる。
このスパッタリング装置としては、マグネトロン型構成
をとり得る。この場合、ベルジャ(図示せず)内に、軸
心0−O′を中心として回転する基台(6)を設け、こ
れの例えば下面に目的とする光磁気記録媒体を構成する
ガラス板、金属板、樹脂板等より成る基体illが配置
される。そして、この基体+11に対向して軸心0−0
′を中心に等角間隔、すなわち180°の角間隔を保持
して2個のスパッタ源(7)及び(8)を配置する。こ
れらスパッタ源(7)及び(8)と基台(6)、すなわ
ち基体+11との間には、スパッタ源(7)及び(8)
より夫々スパンタされる金属のスパッタ位置を規制する
マスク(9)を配置する。スパッタ源(7)はCrの板
状体より成るターゲット0〔を有し、スパッタ源(8)
は、COを主体としてこれにFeまたはNiを1種以上
有する遷移金属の板状体より成るターゲット(11)を
有して成る。(12)及び(13)は、夫々マグネット
を示す。
マスク(9)は、例えば第3図に示すように、ターゲッ
ト0の及び(11)に対向する部分にこれらターゲット
OI及び(11)の中心を通る直線X方向に外側に向っ
て広がるいちょう形の窓(14)及び(15)が穿設さ
れて成り、基台(6)が停止した状態では基体(1)の
例えば主として一半部に一方のターゲットOIからのC
oを主体とする遷移金属がスパッタリングされ、主とし
て他半部に他方のターゲット(ll)からのCoを主体
とする遷移金属がスパッタリングされるようにする。
そして基台(6)を回転させながらターゲット01及び
(11)を負極側として直流スパッタリングを行う。
このようにして基台(6)を回転させながら全体として
200〜50000人の厚さ、例えば1000人の厚さ
の磁化膜(4)を形成する。
実施例1 ガラス板より成る基体111上に、第2図及び第3図で
説明したスパッタリング装置において、ターゲットO1
を、Crの単体によるターゲットとし、ターゲット (
11)をFe2o Comaによるターゲットし、Cr
のターゲット電流を0,8A、 Fe2oCo&oのタ
ーゲット電流を2.OAとして基体(1)におけるCr
の成長速度を1.3人/秒、Coの成長速度を2.5人
/秒とする条件下で、基台(6)を3Or、p、m、を
もって回転することによって、基体(ll上にCrとF
e2OC0IIOとの各薄膜を交互に積層生成して磁性
膜を作製した。この磁性膜がCr薄膜とFE120 C
080’ii膜との繰返えし積層による周期構造を有す
ることは、小角X線回折によって確認した。第4図はこ
の小角X線回折の膜面とのなす角をθとしたときの角度
2θに対する回折強度の測定曲線図の一部を示すもので
ある。
この場合、Co−に、(波長λ−1.79人)のX線を
用いた。第4図によれば2θ−13,6°のところで第
1番目のピークを示している。今Cr薄膜(2)とFe
2o Coao薄膜(3)との繰返えし積層の周期ピッ
チ(両ill III +21及び(3)の厚さの和に
相当する)をPとすると2Psin(2θ/2)=nλ
で与えられるので、この場合、ピッチPは7.6人であ
ることがわかり、Cr薄膜(2)の厚さが2.6人、F
e2oCoeo薄膜(3)の厚さが5.0人として繰返
えし積層されている。
また、第5図は実施例1による磁性膜の磁化曲線で、実
線曲線は膜に対し垂直方向に関する磁化曲線を示し、破
線曲線は膜面に沿う方向に関する磁化曲線を示す。これ
によれば、この実施例1による磁性膜は、垂直磁化膜と
しての特性を有することがわかり、垂直磁気記録媒体の
磁化膜として用い得ることがわかる。
また実施例1において得た磁性膜について、耐蝕性を測
定したところ王水を10倍希釈した水溶液に10分間浸
漬して溶解する程度の優れた耐蝕性を示した。
比較例1 実施例1と同様の方法によるも、ターゲット(11)と
してFe6o Cosを用い、Crに関するターゲット
電流を0.6人、Fe5o Co5oに関するターゲッ
ト電流を2.0人として基体+11上にCr薄膜(2)
とFe5o Cos。
i膜(3)とを繰返えし積層して磁性膜を作製した。
この場合、基台(6)の回転速度は30r、1.m、と
した。
このようにして得た磁性膜の磁化曲線は第6図に示すよ
うになった。第6図において実線曲線は磁性膜に対して
垂直方向の磁界、破線曲線は水平方向の磁界に対する各
磁化曲線である。
実施例2 実施例1と同様の方法によるも、ターゲット(11)と
してN12o Coaoを用いた。そしてCrターゲッ
トOIに関してのターゲット電流を0.6A、 N12
o Coa。
ターゲット(11)に関してのターゲット電流を2、O
Aとし、基台(6)の回転速度を15r、p、a+、と
した。
このようにして得た磁性膜の小角X線回折強度及び磁化
曲線は第7図及び第8図に示す。この場合、Crの成長
速度は、 1.3人/秒で、N12o Co5oのそれ
は2.0人/秒となり、Cr1i膜とN12a Coa
o薄膜との繰返えし積層の同期ピッチPは13.2人で
あってCr薄Illの厚さは5.2人、 N12[I 
C080薄INのそれは8.0人となった。尚、第8図
中実線曲線は、膜に対し垂直方向に関する磁化曲線を示
し、破線曲線は膜面に沿う方向に関する磁化曲線を示す
。これによれば、この実施例2による各磁性膜も、垂直
磁化膜としての特性を有することがわかり、垂直磁気記
録媒体の磁化膜として用い得ることがわかる。
実施例3 実施例1及び2と同様にしてCr薄膜(2)と、Goを
主体とする遷移金1% [l!(3)との繰返えし積層
によって磁性膜を作製するが、各作製条件、具体的には
各ターゲットOI及び(11)に関しての各ターゲット
電流を夫々変えることによって、各藩II (2+及び
(3)の呻厚の比を変えて、磁性膜全体としてのCrの
量を異ならしめ、夫々飽和磁束密度Msを測定した。そ
の測定結果を第9図の表図に示す。この測定結果からも
わかるようにCrの添加量が大になるにつれ飽和磁束密
度Msが低下してくることがわかるが、Crの添加量は
35原子%以下であれば、基台(6)の回転速度の選定
によって所要のMsが得られることが確認された。この
ように本発明によれば、Cr添加量を35原子%にまで
増加させることができるので耐蝕性にすぐれた垂直磁化
膜が得られる。
また、この第9図によってもわかるように、遷移金属成
分中のFeまたは旧の量が大となるとM3□が大きくな
り過ぎるものであり、これによって垂直磁気異方性が失
われてくることがわかる。そこで、これらFe、 Ni
の遷移金属成分中の混入割合は30原子%以下とする。
〔発明の効果〕
上述したように本発明によれば、高い飽和磁束密度を保
持して実質的にCrの組成比を高めることができるので
、耐蝕性にすぐれた磁性層を得ることができて垂直磁気
記録媒体として各種磁気記録媒体に通用して環境による
影響や経時変化の少い安定した媒体を構成でき、実用に
供してその利益は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による垂直磁気記録媒体の一例の路線的
拡大断面図、第2図はスパンタリング装置の一例の構成
図、第3図はそのマスクの平面図、第4図及び第7図は
夫々小角X線回折強度の測定曲線図、第5図、第6図、
第8図は夫々磁化曲線図、第9図は飽和磁束密度の測定
結果を示す表図である。 膜、(4)は隼喜■性膜である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. Coと30原子%以下のFeまたはNiとより成り厚さ
    が20Å以下の遷移金属薄膜と、Cr薄膜とが交互に積
    層されて成り、全体の組成においてCrが20〜35原
    子%に選定されて成ることを特徴とする垂直磁気記録媒
    体。
JP27977085A 1985-12-12 1985-12-12 垂直磁気記録媒体 Pending JPS62139116A (ja)

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