JPS6213852A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

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JPS6213852A
JPS6213852A JP15359785A JP15359785A JPS6213852A JP S6213852 A JPS6213852 A JP S6213852A JP 15359785 A JP15359785 A JP 15359785A JP 15359785 A JP15359785 A JP 15359785A JP S6213852 A JPS6213852 A JP S6213852A
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gear
hydraulic
friction element
speed
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Takeo Hiramatsu
平松 健男
Yuichi Tanaka
田中 祐市
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、第1及び第2の油圧作動の摩擦要素の係合に
より第1の変速段が達成され、上記第1摩擦要素の係合
とワンウェイクラッチのロック機能とにより第2の変速
段が達成される歯車変速機構を備えた自動変速機におい
て、上記第1変速段から第2変速段への変速の際に発生
する変速シぢツクを軽減し得る自動変速機の油圧制御装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
車両用自動変速機は、クラッチ、ブレーキ等の摩擦要素
に対して選択的に油圧を給排することにより、歯車変速
機構内の任意の回転要素を入力軸に接合し、または変速
機ケーシングに対して固定して、変速比の切換えを車両
の運転状態に応じて自動的に行うものである。このよう
な変速機においては、装置、機器等の保護並びに快適な
乗心地維持のため、変速時のショックが小さいことが要
求される。
車両用自動変速機の一例を、本発明の一実施例を示す図
面でもある第1図及び第2図を用いて説明する。車両の
動力源となるエンジン11のクランク軸12は、トルク
コンバータ13のポンプ14に一体的に連結されている
。同トルクコンバータ13;よ、上記ポンプ14、ター
ビン15及びワンウェイクラッチ17を介してケース1
8に連結されたステータ16から構成されており、同ス
テータ16は上記ワンウェイクラッチ17の作用  。
によりクランク軸12と同方向へは回転するが、その逆
方向への回転は許容されない構造となっている。タービ
ン15に伝えられたトルクは、入力軸19によってその
後部に配設された前進4段後進1段の変速段を達成する
歯車変速機構に伝達される。
歯車変速機構は、3組のクラッチ20,21゜22と2
組のブレーキ23.24と1組のワンウェイクラッチ2
5と1組のラピニョ型遊星歯車機11126とで構成さ
れている。同遊星歯車機構26は、リングギヤ27、ロ
ングピニオンギヤ28、シミートピニオンギャ29、フ
ロントサンギヤ30、リヤサンギヤ31、両ピニオンギ
ヤ28゜29を回転自在に支持するとともに自身も回転
可能なキャリア32から構成され、リングギヤ27は出
力軸33に連結され、フロントサンギヤ3゜iよキック
ダウンドラム34及びフロントクラッチ20を介して入
力軸19に連結され、リヤサンギヤ31ばリヤクラッチ
21を介して入力軸19に連結され、キャリア32は相
互に並列に配設され吃ローリバースブレーキ24とワン
ウェイクラブチ25とを介してケース18に連結される
と共にこの歯車変速機構の後端に配設された4速クラツ
チ22を介して入力軸19に連結されている。なお、キ
ックダウンドラム34はキックダウンブレーキ23によ
ってケース18と一体的に連結可能となっており、遊星
歯車機構26を通ったトルクは出力軸33に固着された
出力ギヤ35から図示しない駆動軸を介して駆動輪へ伝
達される。
摩擦要素である上記各クラッチ20〜22及びブレーキ
23.24はそれぞれ係合用ピストン装置あるいはサー
ボ装置等を備えた油圧機器で構成されており、トルクコ
ンバータ13のポンプ14に連結された図示しないオイ
ルポンプで発生する圧油によって油圧制御装置を介して
選択的に作動される。
上記構成による歯車変速機構の第2速の変速段は、フロ
ントクラッチ20.4速クラツチ22及びローリバース
ブレーキ24を解放し、リヤクラッチ21及びキックダ
ウンブレーキ23を係合することにより達成され、第1
速の変速段はりャクラッチ21の係合とワンウェイクラ
ッチ25のロック機能によるキャリア32の固定で達成
される。
従って、第1速固定レンジへのセレクトレバーの操作に
よらない第2速から第1速への変速は、キックダウンブ
レーキ23の解放のみで達成されることとなり、この場
合、キックダウンブレーキ23の解放によってキックダ
ウンドラム34が遊転可能な状態となるとキャリア32
の回転が低下し始め、逆に回転しようとする時点でワン
ウェイクラッチ25が機能してキャリア32を固定し、
第1速の変速段が達成されるのである。
上記変速を達成する油圧制御装置の一部を第2図に示す
。上記キックダウンブレーキ23の作動を制御するキッ
クダウンサーボ36には1−2シフト弁37が油路38
を介して連通され、同1−2シフト弁37には油圧制御
弁39とシフト制御弁40とがそれぞれ油路41,42
を介して連通されている。上記油圧制御弁39は図示し
ない油圧源から油路50へ供給される圧油(ライン圧)
を、油路51内の制御油圧に応じて所望の油圧値に調整
して油路41へ供給するものであり、油路51内の制御
油圧は、電子制御装置54でデユーティ制御される電磁
弁55によって適当に排出制御されて所望の圧力となる
ようにwQ整される。また、上記シフト制御弁40は、
上記電子制御装置54で励消状態の組合せが切換え制御
される一対の電磁弁43.44により、中央のスプール
47が第1速から第4速の各変速段に対応する位置に切
換え制御されるようになっている。
上記構成による油圧制御装置における第2速の変速段の
達成状態では、電磁弁43が消磁されて油路45を閉塞
するとともに電磁弁44が励磁されて油路46を開放し
同油路46内の油圧を排出しているので、上記スプール
47が油路48と油#I42とを連通ずる位置となり1
−2シフト弁37へ油i!@48からのライン圧が供給
されて、同1−2シフト弁37のスプール49が第2図
中、右端に位置して油路41と油路38とが連通された
状態となっている。一方、変速段が達成されている状態
では、電磁弁55の作動が停止されて油路51内の制御
油圧が最高圧となって油路50からのライン圧が減圧さ
れずに油路41へ供給されているので、このライン圧は
キックダウンサーボ36へ供給され、そのピストン53
を第2図中左側へ変位させてキックダウンブレーキ23
がキックダウンドラム34を締付けた状態となっている
この状態から第1速固定レンジへのセレクトレバーの操
作以外で第1速へ変速を行う場合、車両の運転状態に応
じて電子制御装置54が第1速への変速信号を発して両
電磁弁43.44を励磁し、油路45,46内の油圧を
排出するので、スプール47が第2図に示す左端へ移動
され、油路42内の油圧がシフト制御弁40の排油ボー
トEXから排出される。この結果、1−2シフト弁37
のスプール49が第2図に示す左端位置へ移動されて油
路38が同1−2シフト弁37の排油ボートEXに連通
され、キックダウンサーボ36の油圧が急激に排出され
てピストン53が圧縮コイルばね56により第2図中右
方へ移動され、キックダウンドラム34に対するキック
ダウンブレーキ23の係合が解放されて第1速が達成さ
れることとなる。
なお、この場合、変速開始と同時に電磁弁55のデユー
ティ率を100%<UIJ放状態に維持)として油路5
1内の制御油圧を排出し、油l541内の油圧を排出す
る制御が行われるが、これは1−2シフト弁37へ連通
された他の油路へ高圧のライン圧が供給されることを防
止するためである。
上記従来技術のさらに詳細な構成及び作用は、特開昭5
8−46258号公報等に開示されているので、ここで
の説明は省略する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来の構成における第2速から第1速への変速では
、電子制御装置54が変速信号を発すると直ちに1−2
シフト弁37のスプール49が第1速側へ移動されてキ
ックダウンサーボ36の油圧が急激に排出され、キック
ダウンブレーキ23が急速に解放されてしまう。この結
果、第4図(0に破線で示す如く、出力軸33のトルク
がかなり小さな値まで急激に低下し、次に、同低下した
トルクが、ワンウェイクラッチ25がキャリア32を固
定する変速終了時点で、第1速に相当する大きなトルク
まで急激に増加するという大きなトルク変動を生じ、極
めて大きな変速ショックが発生するという不具合がある
本発明は、上記従来技術の如く、第1及び第2の摩擦要
素の係合により第1の変速段が達成され、上記第1摩擦
要素の係合とワンウェイクラッチのロック機能とにより
第2の変速段が達成される歯車変速機構を備えた自動変
速機において、上記第1変速段から第2変速段への変速
の際に発生していた変速シンツクを軽減し得る自動変速
機の油圧制御装置を提供することを目的とするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による自動変速機の油圧制御装置は、第1及び第
2の油圧作動の摩擦要素の係合により第1の変速段が達
成され、上記第1摩擦要素の係合とワンウェイクラッチ
のロック機能により第2の変速段が達成される歯車変速
機構、上記第2摩擦要素への油圧の給排を切り換えるシ
フト弁、上記第2摩擦要素への油圧を制御可能な電気油
圧制御手段、上記シフト弁の切換え制御を行うとともに
上記電気油圧制御手段へ信号を発することにより上記油
圧を制御する電子制御手段を備えた自動変速機において
、上記第1変速段から第2変速段への変速に際し、同変
速が終了するまで上記シフト弁を上記第2摩擦要素へ油
圧が供給される位置に保持するとともに、上記変速の初
期には上記第2摩擦要素への油圧を低減させて同第2摩
擦要素にすべりを生じさせ、変速中期には上記すべりが
継続される程度に上記油圧を徐々に増加させ、変速後期
には上記油圧を再び低減させるように上記電子制御装置
で制御することを特徴とするとともに、第1及び第2の
油圧作動の摩擦要素の係合により第1の変速段が達成さ
れ、上記第1摩擦要素の係合とワンウェイクラッチのロ
ック機能により第2の変速段が達成される歯車変速機構
、上記第2摩WA要素への油圧の給排を切り換えろシフ
ト弁、上記第2摩擦要素への油圧を制御可能な電気油圧
制御手段、上記シフト弁の切換え制御を行うとともに上
記電気油圧制御手段へ信号を発することにより上記油圧
を制御する電子制御手段、上記歯車変速機構の回転要素
の回転速度を検出し同回転速度に応じた電気信号を上記
電子制御手段へ供給する速度検出手段を備えた自動変速
機において、上記第1変速段から第2変速段への変速に
際し、同変速が終了するまで上記シフト弁を上記第2摩
擦要素へ油圧が供給される位置に保持するとともに、上
記回転要素の回転速度が第1変速段に相当する回転速度
からずれる有効な変速の開始時点と上記回転要素の回転
速度が上記第2変速段に相当する回転速度に一致する上
記有効変速の終了時点とを検出して、上記有効変速開始
前の期間では上記第2摩擦要素への油圧を所定の変化速
度をもって低減させて同第2摩擦要素にすべりを生じさ
せ、上記有効変速開始から有効変速終了時点までの期間
では上記すべりが継続される程度に上記油圧を有効変速
開始時点における油圧値から所定の変化速度をもって徐
々に増加させ、有効変速終了後は上記油圧を再び低減さ
せるように上記電子制御手段で制御することを特徴とす
るものである。
〔作  用〕
本発明による自動変速機の油圧制御装置は上述の如く構
成されているので、第1の変速段から第2の変速段への
変速に際して、解放されるべき第2摩擦要素への油圧を
制御することにより変速中のトルク伝達を第2摩擦要素
で保持させることが可能となり、変速中の出力軸のトル
ク変動をゆるやかに且つ少なくして、変速ショックを軽
減することができる。
しかも、歯車変速機構の回転要素の回転速度が第1変速
段に相当する回転速度からずれる有効な変速の開始時点
から、同回転速度が第2変速段に相当する回転速度に一
致する有効変速の終了時点まで、第2摩擦要素への油圧
を有効変速開始時点における油圧値から所定の変化速度
をもって徐々に増加させるので、変速終期において第2
摩擦要素のトルク容量が増加されて出力軸トルクが増加
し、第2変速段が達成されたときの出力軸トルクとの差
が小さくなる。このため、変速終期における出力軸トル
クの変動がさらに小さくなり、変速ショックをさらに軽
減することができる。
〔実 施 例〕
本発明にかかる油圧制御装置の一実施例を第1図乃至第
4図により詳細に説明する。
本発明の一実施例では、上述した従来構造に加えて、上
記キックダウンドラム34の回転速度を検出するための
回転速度検出装置60及び上記出力軸33の回転速度を
検出することにより車両走行速度を検出する車速検出装
置61が設けられ、雨検出装置60.61からの信号が
上記電子制御装置54へ入力されている。
次に、第3図に示すフローチャート及び第4図に示す特
性線図に従って上記構成における第2速から第1速への
変速時の制御態様を説明する。
従来公知のセレクトレバーを第1速固定位置に移動して
いない状態において車両の走行状態に応じて、従来と同
様の制御方式により第2速から第1速への変速指令が電
子制御装置54から発せられると、1−2シフト弁37
を第2速位置に保持したまま、第4図(ト)に実線で示
す如く、電磁弁55のデユーティ率を時間に関して所定
の傾斜角aで、即ち所定の変化速度で上昇させる。つま
り、油路51内の制御油圧を低下させることにより、油
路41から1−2シフト弁37、油路38を介してキッ
クダウンサーボ36へ供給されているライン圧を所定の
変化速度をもって低減させるのである。ライン圧が次第
に低下すると、キッークダウンブレーキ23のキックダ
ウンドラム34に対する係合が徐々に解放され、ついに
は両者間にすべりが生じて、第4図(a)に示す如く、
同キックダウンドラム34が回転を始める(即ち、第2
速に相当する回転速度=Orp−からずれる)有効な変
速が開始される。上記回転速度検出装置60によりキッ
クダウンドラム34の回転開始、即ち上記有効変速の開
始が検出されると、電磁弁55のデユーティ率を同有効
変速開始時点におけるデユーティ率から時間に関して所
定の傾斜角βで、即ち所定の変化速度で徐々に下降させ
て(第4図(b) )キックダウンサーボ36へ供給さ
れているライン圧を所定の変化速度をもって徐々に増加
させる。ただし、このライン圧の増加はキックダウンド
ラム34の回転速度を低下または停止させてしまうほど
のものではなく、キックダウンブレーキ23とキックダ
ウンドラム34との間のすべりが継続されて、同キック
ダウンドラム34の回転速度は第1速に相当する回転速
度に向って徐々に増加するものである。(第4図(a)
) この制御により、第4図(e)に示す如く、変速開始直
後の出力軸33のトルク変動を緩やかにするとともに、
変速中のトルク伝達をキックダウンブレーキ23で保持
させて出力軸33のトルク低下を小さくし、さらには有
効変速の後期において同トルクを増加させることができ
る。
次に、変速開始時における上記車速検出装置61によっ
て検出された車両速度と第1速の変速比から予め演算さ
れた第1速に相当するキックダウンドラム回転速度に、
上記キックダウンドラム34の回転速度が達すると、即
ち上記有効変速の終了が検出されると、第4図(b)に
実線で示す如く、電磁弁55のデユーティ率を同有効変
速終了時点におけるデユーティ率から再び上昇させて、
キックダウンサーボ36への油圧を低下させる。この場
合のデユーティ率の上昇速度(油圧の低下速度)は、所
定時間内に所定のデユーティ率まで到達できるように、
上記有効変速終了時点のデユーティ率と所定デユーティ
率との差を上記所定時間で割った値とする。
この制御を実行することにより、キックダウンサーボ3
6内の油圧が徐々に排出され、キックダウンブレーキ2
3による伝達トルクの保持が徐々に減少されるとともに
ワンウェイクラッチ25による伝達トルクの保持へ緩や
かに移行されるので、変速終期における出力軸トルクの
上昇を緩やかにすることができる。(第4図(C)) そして、上記有効変速終了時点から上記所定時間が経過
されると、キックダウンサーボ36内の油圧を0kg/
cm2とするように排出すべく電磁弁55のデユーティ
率を100%とし、最後にシフト制御弁40の両電磁弁
43.44を励磁してスプール47を第2図に示す第1
速位置とすることにより1−2シフト弁37を第1速位
置へ移動させて変速が終了される。
上述の如く、第2速から第1速への変速に際して1−2
シフト弁37を第2速側に保持したままキックダウンサ
ーボ36への油圧を制御すれば、キックダウンブレーキ
23の解放が徐々に行われるとともに伝達トルクの保持
がキックダウンブレーキ23からワンウェイクラッチ2
5ヘスムーズに移行されるので、出力軸トルクの変速初
期における急激な低下、変速中における低下及び変速終
期における急激な上昇が抑制でき、しかも有効変速の後
期において出力軸)・ルクが増加されて変速後の出力軸
トルクとの差が少なくなり、第4図(C)に実線で示す
如く、出力軸!・ルクの変動幅を極めて小さくできると
ともにトルク変動の変化率も緩やかにできて変速ショッ
クを大幅に軽減することが可能と、なる。
なお、上述の如く、有効変速中にキックダウンサーボ3
6への油圧を徐々に増加させれば、出力軸トルクが徐々
に増加されて変速後の出力軸トルクとの差が少なくなり
、トルクの変動幅が小さくなるので、第4図(ト)に鎖
線で示す如く、有効変速終了時点において直ちに電磁弁
55のデユーティ率を100%としてキックダウンサー
ボ36の油圧を急速に排出しても、即ち有効変速終了後
の所定時間に徐々に油圧を排出する制御を省略しても、
第4図(C)に鎖線で示す如く、トルク変動の変化率が
多少急激になるが、変速シリツクは従来のものほど大き
くなることはなく、ショックの少ないスムーズな変速が
達成可能である。
また、上記実施例は、本発明を第2速から第1速へのダ
ウンシフトの制御に適用した場合を示したが、本発明は
、変速前の変速段が油圧作動の摩擦要素によって達成さ
れ変速後の変速段がワンウェイクラッチのロック機能に
よって達成されるような変速段間の変速であれば、どの
ような変速にも適用可能なものである。
さらに、上記実施例では、有効変速の開始と終了を検出
するためにキックダウンドラム34の回転速度を検出す
るようにしたが、入力軸19の回転速度を検出するよう
にしてもよく、同人力軸19と略同速度で回転している
ものとしてエンジン11の回転速度を検出するようにし
てもよいものである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、第1及び第2の油圧作動の摩擦要素の
係合により第1の変速段が達成され、上記第1摩擦要素
の係合とワンウェイクラッチのロック機能とにより第2
の変速段が達成される歯車変速機構を備えた自動変速機
において、上記第1変速段から第2変速段への変速に際
して、同変速が終了するまでシフト弁を上記第2摩擦要
素へ油圧が供給される位置に保持するとともに、この間
電子制御手段によって上記第2摩擦要素への油圧を制御
して同第2摩擦要素の解放を徐々に行うようにしたので
、変速中の出力軸!・ルクの低下が抑制されて同l・ル
クの変動幅が小さくなり、変速ショックが軽減される。
また、上記トルク変動が急激に発生することを抑制でき
るので、変速ショックをさらに軽減することができろ。
さらに、変速中期において上記第2摩擦要素への油圧を
徐々に増加させて同第2摩擦要素で保持される伝達トル
クの容量を増加させ、変速中の出力軸1−ルクを増加さ
せるようにしたので、変速中期から変速後期にかけての
出力軸1〜ルクと変速終了後の出力軸トルクとの差が小
さくなって、変速終了時におけるトルク変動が小さくな
り変速ショックをより軽減することができる。
さらにまた、上記歯車変速機構の回転要素の回転速度を
検出して上記変速中における有効な変速の開始と同有効
変速の終了とを検出し、それに応じて上記第2摩擦要素
への油圧の低減と増加を切換え制御するようにしたので
、各期間毎に変速状態に応じたより適切な油圧制御が可
能となって、変速ショックをより一層軽減することがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される自動変速機のパワートレー
ンを示す概略構造図、第2図は同自動変速機の油圧制御
装置の主要部を示す油圧回路図、第3図は本発明一実施
例の制御態様を示すフローチャー1・、第4図は上記実
施例における時間に対するキックダウンドラム34の回
転速度、電磁弁55のデユーティ率及び出力軸トルクの
各変化特性を示すグラフである。 11・・・エンジン、12・−クランク軸、21−、リ
ヤクラッチ、23・キックダウンブレーキ、25・・ワ
ンウェイクラッチ・ 26゛ラビ3E型遊星歯車機構、
32・・キャリア、33・・・出力軸34・・キックダ
ウンドラム、36−・キックダウンサーボ、37・・・
1〜2シフト弁、39・、油圧制御弁、40・・・シフ
ト制御弁、54・・・電子制御装置、55・・電磁弁、
60・・回転速度検出装置、61・・・車速検出装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1及び第2の油圧作動の摩擦要素の係合により
    第1の変速段が達成され、上記第1摩擦要素の係合とワ
    ンウェイクラッチのロック機能により第2の変速段が達
    成される歯車変速機構、上記第2摩擦要素への油圧の給
    排を切り換えるシフト弁、上記第2摩擦要素への油圧を
    制御可能な電気油圧制御手段、上記シフト弁の切換え制
    御を行うとともに上記電気油圧制御手段へ信号を発する
    ことにより上記油圧を制御する電子制御手段を備えた自
    動変速機において、上記第1変速段から第2変速段への
    変速に際し、同変速が終了するまで上記シフト弁を上記
    第2摩擦要素へ油圧が供給される位置に保持するととも
    に、上記変速の初期には上記第2摩擦要素への油圧を低
    減させて同第2摩擦要素にすべりを生じさせ、変速中期
    には上記すべりが継続される程度に上記油圧を徐々に増
    加させ、変速後期には上記油圧を再び低減させるように
    上記電子制御装置で制御することを特徴とする自動変速
    機の油圧制御装置
  2. (2)第1及び第2の油圧作動の摩擦要素の係合により
    第1の変速段が達成され、上記第1摩擦要素の係合とワ
    ンウェイクラッチのロック機能により第2の変速段が達
    成される歯車変速機構、上記第2摩擦要素への油圧の給
    排を切り換えるシフト弁、上記第2摩擦要素への油圧を
    制御可能な電気油圧制御手段、上記シフト弁の切換え制
    御を行うとともに上記電気油圧制御手段へ信号を発する
    ことにより上記油圧を制御する電子制御手段、上記歯車
    変速機構の回転要素の回転速度を検出し同回転速度に応
    じた電気信号を上記電子制御手段へ供給する速度検出手
    段を備えた自動変速機において、上記第1変速段から第
    2変速段への変速に際し、同変速が終了するまで上記シ
    フト弁を上記第2摩擦要素へ油圧が供給される位置に保
    持するとともに、上記回転要素の回転速度が第1変速段
    に相当する回転速度からずれる有効な変速の開始時点と
    上記回転要素の回転速度が上記第2変速段に相当する回
    転速度に一致する上記有効変速の終了時点とを検出して
    、上記有効変速開始前の期間では上記第2摩擦要素への
    油圧を所定の変化速度をもって低減させて同第2摩擦要
    素にすべりを生じさせ、上記有効変速開始から有効変速
    終了時点までの期間では上記すべりが継続される程度に
    上記油圧を有効変速開始時点における油圧値から所定の
    変化速度をもって徐々に増加させ、有効変速終了後は上
    記油圧を再び低減させるように上記電子制御手段で制御
    することを特徴とする自動変速機の油圧制御装置
  3. (3)上記有効変速終了後に、上記油圧を所定の変化速
    度をもって低減させることを特徴とする特許請求の範囲
    第2項に記載の自動変速機の油圧制御装置
  4. (4)上記有効変速終了時点から所定時間上記油圧を所
    定の変化速度をもって低減させ、上記所定時間経過後に
    上記油圧を0kg/cm^2とすべく排出することを特
    徴とする特許請求の範囲第2項に記載の自動変速機の油
    圧制御装置
  5. (5)上記有効変速終了後、直ちに上記油圧を0kg/
    cm^2とすべく排出することを特徴とする特許請求の
    範囲第2項に記載の自動変速機の油圧制御装置
  6. (6)上記油圧を0kg/cm^2としたと同時または
    それ以後直ちに上記シフト弁を上記第2摩擦要素から上
    記油圧を排出する位置に切り換えることを特徴とする特
    許請求の範囲第4項または第5項に記載の自動変速機の
    油圧制御装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01141259A (ja) * 1987-11-24 1989-06-02 Daikin Mfg Co Ltd パワーシフトトランスミッションの油圧回路における油圧制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01141259A (ja) * 1987-11-24 1989-06-02 Daikin Mfg Co Ltd パワーシフトトランスミッションの油圧回路における油圧制御装置
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