JPH0574740B2 - - Google Patents

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JPH0574740B2
JPH0574740B2 JP62297214A JP29721487A JPH0574740B2 JP H0574740 B2 JPH0574740 B2 JP H0574740B2 JP 62297214 A JP62297214 A JP 62297214A JP 29721487 A JP29721487 A JP 29721487A JP H0574740 B2 JPH0574740 B2 JP H0574740B2
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JP
Japan
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pulse signal
control pulse
pattern
valve
brake pedal
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JP62297214A
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Hiroshi Nagata
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Exedy Corp
Original Assignee
Daikin Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daikin Manufacturing Co Ltd filed Critical Daikin Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH01141259A publication Critical patent/JPH01141259A/ja
Publication of JPH0574740B2 publication Critical patent/JPH0574740B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、産業用あるいは建設用の車輌のパワ
ーシフトトランスミツシヨンの油圧回路における
油圧制御装置に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 従来、産業用あるいは建設用の車輌のパワーシ
フトトランスミツシヨンの油圧回路においては、
発進あるいは変速時にトランスミツシヨンのクラ
ツチの作動油圧を制御することによりシヨツクを
低減して走行フイーリングを向上させるモジユレ
ート装置や、ブレーキペダル操作時にトランスミ
ツシヨンのクラツチの作動油圧を制御することに
より半クラツチ操作を容易にして発進フイーリン
グを向上させるインチング装置が設けられてい
る。そしてモジユレート装置として、大小ピスト
ンの昇圧式や、アキユムレーター等が用いられて
おり、またインチング装置として、スプール等を
用いた流量制御による圧力変化を利用したもの
や、スプールにリリーフ弁を組込んだものが用い
られている。
第9図はこのような従来の、産業用あるいは建
設用の車輌のパワーシフトトランスミツシヨンの
油圧回路の一例であり、油圧源51からの作動油
を、図外のブレーキペダルの踏込量に応じて切換
わるインチングバルブ52と、図外のシフトレバ
ーの操作に応じて切換わる切換弁53とを介して
トランスミツシヨンのクラツチ54に供給し、一
方、切換弁53の出力側の油圧によりシーケンス
バルブ56を切換え、このシーケンスバルブ56
によりインチングバルブ52の出力側の油圧をモ
ジユレートバルブ57に作用させることにより、
インチングバルブ52の出力側の油圧を制御する
ものであつた。すなわち、モジユレート装置とし
てシーケンスバルブ56とモジユレートバルブ5
7とを用いて、切換弁53の作動時に第10図の
ような時間変化でクラツチ54の作動油圧を変化
させる構成であつた。またインチング装置として
インチングバルブ52を用い、ブレーキペダルの
踏込量に応じて第11図のようにクラツチ54の
作動油圧を変化させる構成であつた。なお第9図
において、59はレギユレーターバルブ、60は
コールドリリーフバルブ、61〜63は固定絞
り、64はタンクであり、この例では前進1段、
後進1段のトランスミツシヨンを示している。
しかしながら、このような従来の構成では、モ
ジユレート装置としてシーケンスバルブ56とモ
ジユレートバルブ57とを用いているので、変速
位置に応じて作動油圧の時間変化を可変すること
は困難であり、作動油圧の時間変化を第10図の
ように1種類しか得ることができず、したがつて
変速位置によつてはシヨツクが大きかつたり加速
が悪かつたりするという不都合があつた。またイ
ンチング装置としてインチングバルブ52を用い
ているので、積載荷重や道路の勾配等の各種条件
に応じてブレーキペダルの踏込量に対する作動油
圧の変化をインチングの部品を変更せずに可変す
ることは困難であり、作動油圧の変化を第11図
のように1種類しか得ることができず、したがつ
て各種条件によつてはブレーキング時にシヨツク
が発生したり坂道発進時勾配によつてはずり下が
りが生じるという不都合があつた。このように従
来のパワーシフトトランスミツシヨンの油圧回路
では、発進時や変速時あるいはブレーキング時
に、トランスミツシヨンのクラツチ54の作動油
圧の変化を各種条件に応じて可変させるには部品
変更なしにはできず、発進フイーリングが悪いと
いう問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 第1の発明は、制御信号入力端1aに供給され
る制御パルス信号のデユーテイー比に応じてデユ
ーテイー比の増加につれてクラツチに供給する作
動油の油圧を増加させるように制御するデユーテ
イーバルブ1と、このデユーテイーバルブ1にデ
ユーテイー比を変更する制御パルス信号を出力す
る制御パルス信号出力手段2と、変速位置を検出
する変速位置検出器3と、各変速位置に適した制
御パルス信号のデユーテイー比の時間変化を各々
パターン化して予め記憶している記憶手段4と、
前記変速位置検出器3の検出出力に応じて前記記
憶手段4から変速位置に対応したパターンを読出
すパターン読出し手段5と、このパターン読出し
手段5により読出されたパターンにしたがつて前
記制御パルス信号のデユーテイー比が時間変化す
るように前記制御パルス信号出力手段2を制御す
る制御パルス信号可変手段6とを設けてクラツチ
に供給する作動油の油圧を変速位置に対応して最
適に変化させるようにしたことを特徴とするパワ
ーシフトトランスミツシヨンの油圧回路における
油圧制御装置である。
第2の発明は、制御信号入力端1aに供給され
る制御パルス信号のデユーテイー比に応じてデユ
ーテイー比の増加につれてクラツチに供給する作
動油の油圧を増加させるように制御するデユーテ
イーバルブ1と、このデユーテイーバルブ1にデ
ユーテイー比を変更する制御パルス信号を出力す
る制御パルス信号出力手段2と、ブレーキペダル
の踏込量を検出するブレーキペダル検出器36
と、ブレーキペダルの踏込量に応じた制御パルス
信号のデユーテイー比のパターンを予め複数種類
記憶している記憶手段4と、この記憶手段4に記
憶している複数種類のパターンから1個のパター
ンを任意に選択するパターン選択スイツチ37
と、このパターン選択スイツチ37により選択さ
れたパターンを前記記憶手段4から読出すパター
ン読出し手段5と、このパターン読出し手段5に
よつて読出されたパターンにより前記ブレーキペ
ダル検出器36の検出出力に応じてブレーキペダ
ルの踏込量の増加につれて前記制御パルス信号の
デユーテイー比が減少するように前記制御パルス
信号出力手段2を制御する制御パルス信号可変手
段6とを設けてクラツチに供給する作動油の油圧
をブレーキペダルの踏込量に対応して最適に変化
させるようにしたことを特徴とするパワーシフト
トランスミツシヨンの油圧回路における油圧制御
装置である。
(作用) 第1の発明においては、変速位置検出器3によ
り検出された変速位置に応じて、パターン読出し
手段5が記憶手段4から最適のパターンを読出
し、このパターンどおりに制御パルス信号可変手
段6が制御パルス信号出力手段2を制御し、制御
パルス信号のデユーテイー比を可変させる。この
制御パルス信号はデユーテイーバルブ1に供給さ
れ、トランスミツシヨンのクラツチの作動油圧が
最適のパターンで時間変化する。
第2の発明においては、パターン読出し手段5
がパターン選択スイツチ37により選択されたパ
ターンを記憶手段4から読出し、このパターンに
基づいて制御パルス信号可変手段6がブレーキペ
ダル検出器36の検出出力に応じて制御パルス信
号出力手段2を制御し、制御パルス信号のデユー
テイー比を可変させる。この制御パルス信号はデ
ユーテイーバルブ1に供給され、トランスミツシ
ヨンのクラツチの作動油圧が最適のパターンによ
りブレーキペダルの踏込量に応じて変化する。
(実施例) 以下、第1の発明の一実施例を第1図〜第3図
に基づいて説明する。
第1図は第1の発明の一実施例におけるパワー
シフトトランスミツシヨンの油圧回路における油
圧制御装置の電気回路のブロツク図で、1は制御
信号入力端1aに入力される制御パルス信号のデ
ユーテイー比に応じて弁開度が連続的に変化する
デユーテイーバルブであり、このデユーテイーバ
ルブ1の制御信号入力端1aには制御パルス信号
出力手段2から出力された制御パルス信号が入力
される。3は変速位置を検出する変速位置検出器
で、具体的には図外のシフトレバーのポジシヨン
を検出している。4は前記制御パルス信号出力手
段2から出力される制御パルス信号のデユーテイ
ー比の時間変化を複数のパターンにパターン化し
て予め記憶している記憶手段であり、前記変速位
置検出器3により検出される各変速位置に各々対
応した最適のパターンを記憶している。5は前記
変速位置検出器3により検出された変速位置に対
応するパターンを前記記憶手段4から読出すパタ
ーン読出し手段であり、6は前記パターン読出し
手段5により読出したパターンに応じて前記制御
パルス信号出力手段2を制御し、制御パルス信号
のデユーテイー比をパターンどおりに時間変化さ
せる制御パルス信号可変手段である。7は前記変
速位置検出器3の検出信号を前記パターン読出し
手段5に供給する入力インターフエイスであり、
8は前記制御パルス信号出力手段2の出力である
制御パルス信号を前記デユーテイーバルブ1の制
御信号入力端1aに供給する出力インターフエイ
スである。前記制御パルス信号出力手段2、記憶
手段4、パターン読出し手段5、制御パルス信号
可変手段6、入力インターフエイス7、出力イン
ターフエイス8はマイクロコンピユータ10によ
り構成されており、そのうちの制御パルス信号出
力手段2、パターン読出し手段5、制御パルス信
号可変手段6はCPU(中央演算処理装置)11に
よりソフトウエアで構成されている。
第2図は第1の発明の一実施例における油圧制
御装置を採用したパワーシフトトランスミツシヨ
ンの油圧回路の回路図で、13は油圧源であり、
この油圧源13は作動油流路14を介して流量増
幅弁15の入力側ポートに連通している。この流
量増幅弁15は、制御ポートに供給される油圧に
応じて弁開度が連続的に変化するバルブであつ
て、その出力側ポートは、作動油流路16を介し
て速度切換弁17の入力側ポートに連通している
と共に、作動油流路16から分岐した作動油流路
18を介して前後進切換弁19の入力側ポートに
連通している。前記速度切換弁17の1速、2
速、3速に対応する各出力側ポートは各々作動油
流路20を介してトランスミツシヨンの1速、2
速、3速用の各クラツチ21に個別に連通してお
り、前記前後進切換弁19の前進および後進に対
応する各出力側ポートは各々作動油流路20を介
してトランスミツシヨンの前進および後進用の各
クラツチ21に個別に連通している。
前記作動油流路14から分岐した制御用圧油流
路22は前記デユーテイーバルブ1の入力側ポー
トに連通しており、このデユーテイーバルブ1の
出力側ポートは制御用圧油流路23を介して前記
流量増幅弁15の制御ポートに連通している。
前記作動油流路14から分岐した分岐油路24
はレギユレーターバルブ25の入力側ポートに連
通しており、レギユレーターバルブ25の出力側
ポートは油路26とトルクコンバータ27とを介
して油路28に連通している。この油路28は潤
滑油を供給するためのもので、図外の多数の潤滑
部に連通している。前記油路26から分岐した油
路29はリリーフバルブ30の入力側ポートに連
通している。なお31はタンクである。
次に作用を説明する。油圧源13からの作動油
は、作動油流路14を介して流量増幅弁15に供
給され、流量増幅弁15の弁開度に応じた流量の
作動油が作動油流路16を介して速度切換弁17
に供給されると同時に作動油流路18を介して前
後進切換弁19に供給される。そして、図外のシ
フトレバーの操作により切換えられる速度切換弁
17および前後進切換弁19の状態に応じて、い
ずれか1個あるいは2個のクラツチ21に作動油
が供給される。例えばシフトレバーが前進1速の
ポジシヨンにセツトされているとすると、速度切
換弁17は1速側に切換わつており、前後進切換
弁19は前進側に切換わつているので、1速用の
クラツチ21および前進用のクラツチ21に作動
油が供給される。またシフトレバーが前進2速の
ポジシヨンにセツトされているとすると、速度切
換弁17は2速側に切換わつており、前後進切換
弁19は前進側に切換わつているので、2速用の
クラツチ21および前進用のクラツチ21に作動
油が供給される。またシフトレバーが前進3速の
ポジシヨンにセツトされているとすると、速度切
換弁17は3速側に切換わつており、前後進切換
弁19は前進側に切換わつているので、3速用の
クラツチ21および前進用のクラツチ21に作動
油が供給される。このように、シフトレバーの操
作により各変速位置に対応するクラツチ21に作
動油が供給されて、所定のトランスミツシヨンの
動作が行われるのであるが、次にシフトレバーを
切換えた直後の過渡状態について説明する。
いま、発進時にシフトレバーを1速に切換えた
とすると、変速位置検出器3が1速を検出し、検
出出力が入力インターフエイス7を介してパター
ン読出し手段5に供給される。これによりパター
ン読出し手段5は、記憶手段4に記憶されている
複数のパターンのうち1速用のパターンを読出
し、制御パルス信号可変手段6に供給する。制御
パルス信号可変手段6はパターン読出し手段5か
ら供給された1速用のパターンに基づいて制御パ
ルス信号出力手段2を制御し、制御パルス信号出
力手段2から出力される制御パルス信号のデユー
テイー比を1速用のパターンどおりに時間的に変
化させる。これにより制御パルス信号出力手段2
から出力される制御パルス信号のデユーテイー比
が時間の経過と共に次第に大きくなり、最終的に
は所定のデユーテイー比になる。この制御パルス
信号は出力インターフエイス8を介してデユーテ
イーバルブ1の制御信号入力端1aに供給される
ので、デユーテイーバルブ1の弁開度が制御パル
ス信号のデユーテイー比と共に次第に大きくな
り、流量増幅弁15の制御ポートに供給される制
御用圧油の油圧が次第に大きくなつて、流量増幅
弁15の弁開度が次第に大きくなることから、第
3図に実線で示すように、クラツチ21に供給さ
れる作動油の油圧が次第に大きくなり、最終的に
所定の油圧になつてこの油圧が維持される。
シフトレバーを1速から2速に切換えた場合、
変速位置検出器3が2速を検出し、パターン読出
し手段5が記憶手段4から2速用のパターンを読
出す。そして上記と同様の作用により2速用のパ
ターンで制御が行われ、クラツチ21に供給され
る作動油は第3図に破線で示すように立上がる。
シフトレバーを2速から3速に切換えた場合、
変速位置検出器3が3速を検出し、パターン読出
し手段5が記憶手段4から3速用のパターンを読
出す。そして上記と同様の作用により3速用のパ
ターンで制御が行われ、クラツチ21に供給され
る作動油は第3図に一点鎖線で示すように立上が
る。
すなわち、2速用のパターンは1速用のパター
ンよりもデユーテイー比の時間変化の変化率が大
きく、また3速用のパターンは2速用のパターン
よりもデユーテイー比の時間変化の変化率が大き
い。なお、シフトダウンの場合も同様である。ま
た、シフトレバーを後進位置に切換えた場合、後
進用のパターンで制御が行われる。
このように、変速位置に応じて最適のパターン
でトランスミツシヨンのクラツチ21の作動油圧
を立上げることができるので、変速時のシヨツク
を確実に除去できると同時に、適切な加速を得る
ことができ、走行フイーリングが向上する。
(別の実施例) 第4図および第5図は別の実施例を示してお
り、このように、速度切換弁17および前後進切
換弁19の代わりにゾレノイドバルブ33a〜3
3cおよびソレノイドバルブ34を用いて、これ
らソレノイドバルブ33a〜33cおよびソレノ
イドバルブ34を、ソレノイドバルブ制御手段3
5から出力インターフエイス8を介して供給され
る信号により制御するように構成してもよい。す
なわちソレノイドバルブ制御手段35は変速位置
検出器3からの検出出力に応じてソレノイドバル
ブ33a〜33cおよびソレノイドバルブ34を
選択的に駆動するものであつて、CPU11の機
能としてプログラムで実現することができ、ハー
ドウエアの付加は不要である。
この実施例によれば、上記実施例の効果に加え
て、シフトレバーにより機械的に操作される速度
切換弁17や前後進切換弁19がなくなり、全て
電気的に操作できるので、自動変速に対応できる
と共に、マニユアル操作の場合はシフトレバーの
代わりに各種スイツチを用いることができる。こ
の場合、シフトレバーの代わりのスイツチ自体を
変速位置検出器3として用いることができる。
なお、ソレノイドバルブ33a〜33c,34
を設ける代わりに、デユーテイーバルブ1および
流量増幅弁15を各クラツチ21に対してそれぞ
れ設けるように構成してもよい。
また上記各実施例においては、デユーテイーバ
ルブ1により流量増幅弁15を制御するように構
成したが、必ずしもこのような構成にする必要は
なく、場合によつては流量増幅弁15を設けず
に、デユーテイーバルブ1により直接クラツチ2
1の作動油を制御するように構成してもよい。
(実施例) 次に、第2の発明の一実施例を第6図および第
7図に基づいて説明する。
第6図は第2の発明の一実施例におけるパワー
シフトトランスミツシヨンの油圧回路における油
圧制御装置の電気回路のブロツク図で、第1図に
示す構成要素と同様の作用を行なう構成要素には
同一の符号を付している。なお、油圧回路は第2
図に示すものとほぼ同様であり、従来周知のイン
チングバルブ装置が付加されているだけであるの
で、図示を省略する。第6図において、1は制御
信号入力端1aに入力される制御パルス信号のデ
ユーテイー比に応じて弁開度が連続的に変化する
デユーテイーバルブであり、このデユーテイーバ
ルブ1の制御信号入力端1aには制御パルス信号
出力手段2から出力された制御パルス信号が入力
される。36は図外のブレーキペダルの踏込量を
検出するブレーキペダル検出器であり、37は積
載荷重や走行路の勾配等の各種条件あるいは操作
者の好み等により操作者が操作するパターン選択
スイツチである。4は前記制御パルス信号出力手
段2から出力される制御パルス信号のデユーテイ
ー比の変化を複数のパターンにパターン化して予
め記憶している記憶手段であり、前記ブレーキペ
ダル検出器36により検出されるブレーキペダル
の踏込量の変化に対する制御パルス信号のデユー
テイー比の変化のパターンを、前記パターン選択
スイツチ37により切換え得る数だけ記憶してい
る。5は前記パターン選択スイツチ37により選
択されたパターンを前記記憶手段4から読出すパ
ターン読出し手段であり、6は前記パターン読出
し手段5により読出されたパターンに基づき前記
ブレーキペダル検出器36の検出出力に応じて前
記制御パルス信号出力手段2を制御し、制御パル
ス信号のデユーテイー比をパターンどおりにブレ
ーキペダルの踏込量に応じて変化させる制御パル
ス信号可変手段である。7は前記ブレーキペダル
検出器36の検出信号を前記制御パルス信号可変
手段6に供給し、また前記パターン選択スイツチ
37の出力を前記パターン読出し手段5に供給す
る入力インターフエイスであり、8は前記制御パ
ルス信号出力手段2の出力である制御パルス信号
を前記デユーテイーバルブ1の制御信号入力端1
aに供給する出力インターフエイスである。前記
制御パルス信号出力手段2、記憶手段4、パター
ン読出し手段5、制御パルス信号可変手段6、入
力インターフエイス7、出力インターフエイス8
はマイクロコンピユータ10により構成されてお
り、そのうちの制御パルス信号出力手段2、パタ
ーン読出し手段5、制御パルス信号可変手段6は
CPU11によりソフトウエアで構成されている。
次に作用を説明する。定常状態のトランスミツ
シヨンの動作は第1図および第2図の実施例とほ
ぼ同様であるので、ブレーキペダルを踏込んでい
る状態の動作についてのみ述べる。いま、パター
ン選択スイツチ37を第1のパターンを選択する
位置に切換えた状態であるとすると、パターン選
択スイツチ37の出力が入力インターフエイス7
を介してパターン読出し手段5に供給される。こ
れによりパターン読出し手段5は、記憶手段4に
記憶されている複数のパターンのうち第1のパタ
ーンを読出し、制御パルス信号可変手段6に供給
する。そして、ブレーキペダルを踏込むと、ブレ
ーキペダル検出器36がその踏込量を検出し、検
出出力が入力インターフエイス7を介して制御パ
ルス信号可変手段6に供給される。これにより制
御パルス信号可変手段6は、パターン読出し手段
5から供給された第1のパターンに基づき、ブレ
ーキペダル検出器36の検出出力に応じて制御パ
ルス信号出力手段2を制御し、制御パルス信号出
力手段2から出力される制御パルス信号のデユー
テイー比を第1のパターンどおりにブレーキペダ
ルの踏込量に応じて変化させる。これにより制御
パルス信号出力手段2から出力される制御パルス
信号のデユーテイー比がブレーキペダルの踏込量
の増加と共に小さくなり、ブレーキペダルを最大
限踏込んだ状態では零になる。この制御パルス信
号は出力インターフエイス8を介してデユーテイ
ーバルブ1の制御信号入力端1aに供給されるの
で、デユーテイーバルブ1の弁開度が制御パルス
信号のデユーテイー比と共に小さくなり、流量増
幅弁15の制御ポートに供給される制御用圧油の
油圧が小さくなつて、流量増幅弁15の弁開度が
小さくなることから、第7図に実線で示すよう
に、クラツチ21に供給される作動油の油圧が小
さくなる。
パターン選択スイツチ37を第2のパターンを
選択する状態に切換えた場合、パターン読出し手
段5が記憶手段4から第2のパターンを読出す。
そして上記と同様の作用により第2のパターンで
制御が行われ、クラツチ21に供給される作動油
圧はブレーキペダルの踏込量に応じて第7図に破
線で示すように変化する。
パターン選択スイツチ37を第3のパターンを
選択する状態に切換えた場合、パターン読出し手
段5が記憶手段4から第3のパターンを読出す。
そして上記と同様の作用により第3のパターンで
制御が行われ、クラツチ21に供給される作動油
圧はブレーキペダルの踏込量に応じて第7図に一
点鎖線で示すように変化する。
(別の実施例) 第8図は別の実施例を示しており、このように
変速位置とブレーキペダルの踏込との双方によつ
てデユーテイーバルブ1を制御するように構成し
てもよい。なお、油圧回路は第5図に示すものと
全く同一であるので図示を省略する。すなわち、
記憶手段4に各変速位置に応じたパターンとパタ
ーン選択スイツチ37により切換えられるパター
ンとの双方を記憶させておき、変速位置検出器3
およびパターン選択スイツチ37ならびにブレー
キペダル検出器36の出力信号が入力インターフ
エイス7を介してパターン読出し手段5に入力さ
れ、ブレーキペダル検出器36の出力信号が入力
インターフエイス7を介して制御パルス信号可変
手段6に入力され、変速位置検出器3の出力信号
が入力インターフエイス7を介してソレノイドバ
ルブ制御手段35に入力され、制御パルス信号出
力手段2の出力である制御パルス信号が出力イン
ターフエイス8を介してデユーテイーバルブ1の
制御信号入力端1aに出力され、ソレノイドバル
ブ制御手段35の出力信号が出力インターフエイ
ス8を介してソレノイドバルブ33a〜33cあ
るいはソレノイドバルブ34に出力されるように
構成し、ブレーキペダル検出器36によりブレー
キペダルの踏込が検出されたときにのみパターン
読出し手段5がパターン選択スイツチ37により
選択されたパターンを記憶手段4から読出し、そ
れ以外のときにはパターン読出し手段5が変速位
置検出器3により検出された変速位置に応じたパ
ターンを記憶手段4から読出すようにするのであ
る。
このような構成にすれば、第6図の実施例の効
果に加え、変速位置の切換時におけるシヨツクや
加速不足を解消でき、走行フイーリングをさらに
向上させることができる。またシフトレバーによ
り機械的に操作される速度切換弁17や前後進切
換弁19がなくなり、全て電気的に操作できるの
で、自動変速に対応できると共に、マニユアル操
作の場合はシフトレバーの代わりに各種スイツチ
を用いることができる。
なお、ソレノイドバルブ33a〜33c、34
を設ける代わりに、デユーテイーバルブ1および
流量増幅弁15を各クラツチ21に対してそれぞ
れ設けるように構成してもよい。
また上記実施例においては、デユーテイーバル
ブ1により流量増幅弁15を制御するように構成
したが、必ずしもこのような構成にする必要はな
く、場合によつては流量増幅弁15を設けずに、
デユーテイーバルブ1により直接クラツチ21の
作動油を制御するように構成してもよい。
また上記実施例においては、パターン選択スイ
ツチ37を操作者が手動操作により切換えるよう
に構成したが、積載荷重あるいは走行路の勾配等
の各種条件に応じて自動的にパターン選択スイツ
チ37を切換えるように構成してもよい。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、デユーテ
イーバルブによりトランスミツシヨンのクラツチ
の作動油圧を制御するようにしたので、複数の制
御パターンを用いて制御することができ、したが
つて走行フイーリングを飛躍的に向上させること
ができる。特に第1の発明においては、変速位置
の切換時に変速位置に応じた最適のパターンでク
ラツチの作動油圧を立上がらせることができ、発
進あるいは変速時のシヨツクや加速不足を完全に
解消できる。また特に第2の発明においては、操
作者の好みあるいは積載荷重や走行路の勾配等の
各種条件に応じて、ブレーキペダルの踏込量とク
ラツチの作動油圧との関係を複数種類に切換える
ことができ、したがつて発進時のシヨツクや勾配
によるずり下がりを完全を解消できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明の一実施例におけるパワー
シフトトランスミツシヨンの油圧回路における油
圧制御装置の電気回路のブロツク図、第2図は第
1の発明の一実施例における油圧制御装置を採用
したパワーシフトトランスミツシヨンの油圧回路
の回路図、第3図は変速時におけるクラツチの作
動油圧の時間変化の説明図、第4図は第1の発明
の別の実施例におけるパワーシフトトランスミツ
シヨンの油圧回路における油圧制御装置の電気回
路のブロツク図、第5図は第1の発明の別の実施
例における油圧制御装置を採用したパワーシフト
トランスミツシヨンの油圧回路の回路図、第6図
は第2の発明の一実施例におけるパワーシフトト
ランスミツシヨンの油圧回路における油圧制御装
置の電気回路のブロツク図、第7図はブレーキペ
ダルの踏込量とクラツチの作動油圧との関係の説
明図、第8図は第2の発明の別の実施例における
パワーシフトトランスミツシヨンの油圧回路にお
ける油圧制御装置の電気回路のブロツク図、第9
図は従来のパワーシフトトランスミツシヨンの油
圧回路の回路図、第10図は変速時におけるクラ
ツチの作動油圧の時間変化の説明図、第11図は
ブレーキペダルの踏込量とクラツチの作動油圧と
の関係の説明図である。 1…デユーテイーバルブ、1a…制御信号入力
端、2…制御パルス信号出力手段、3…変速位置
検出器、4…記憶手段、5…パターン読出し手
段、6…制御パルス信号可変手段、21…クラツ
チ、36…ブレーキペダル検出器、37…パター
ン選択スイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 制御信号入力端1aに供給される制御パルス
    信号のデユーテイー比に応じてデユーテイー比の
    増加につれてクラツチに供給する作動油の油圧を
    増加させるように制御するデユーテイーバルブ1
    と、このデユーテイーバルブ1にデユーテイー比
    を変更する制御パルス信号を出力する制御パルス
    信号出力手段2と、変速位置を検出する変速位置
    検出器3と、各変速位置に適した制御パルス信号
    のデユーテイー比の時間変化を各々パターン化し
    て予め記憶している記憶手段4と、前記変速位置
    検出器3の検出出力に応じて前記記憶手段4から
    変速位置に対応したパターンを読出すパターン読
    出し手段5と、このパターン読出し手段5により
    読出されたパターンにしたがつて前記制御パルス
    信号のデユーテイー比が時間変化するように前記
    制御パルス信号出力手段2を制御する制御パルス
    信号可変手段6とを設けてクラツチに供給する作
    動油の油圧を変速位置に対応して最適に変化させ
    るようにしたことを特徴とするパワーシフトトラ
    ンスミツシヨンの油圧回路における油圧制御装
    置。 2 制御信号入力端1aに供給される制御パルス
    信号のデユーテイー比に応じてデユーテイー比の
    増加につれてクラツチに供給する作動油の油圧を
    増加させるように制御するデユーテイーバルブ1
    と、このデユーテイーバルブ1にデユーテイー比
    を変更する制御パルス信号を出力する制御パルス
    信号出力手段2と、ブレーキペダルの踏込量を検
    出するブレーキペダル検出器36と、ブレーキペ
    ダルの踏込量に応じた制御パルス信号のデユーテ
    イー比のパターンを予め複数種類記憶している記
    憶手段4と、この記憶手段4に記憶している複数
    種類のパターンから1個のパターンを任意に選択
    するパターン選択スイツチ37と、このパターン
    選択スイツチ37により選択されたパターンを前
    記記憶手段4から読出すパターン読出し手段5
    と、このパターン読出し手段5によつて読出され
    たパターンにより前記ブレーキペダル検出器36
    の検出出力に応じてブレーキペダルの踏込量の増
    加につれて前記制御パルス信号のデユーテイー比
    が減少するように前記制御パルス信号出力手段2
    を制御する制御パルス信号可変手段6とを設けて
    クラツチに供給する作動油の油圧をブレーキペダ
    ルの踏込量に対応して最適に変化させるようにし
    たことを特徴とするパワーシフトトランスミツシ
    ヨンの油圧回路における油圧制御装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61108017A (ja) * 1984-10-31 1986-05-26 Mitsubishi Motors Corp 自動変速機の電子制御装置
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