JPS62137723A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPS62137723A JPS62137723A JP60276913A JP27691385A JPS62137723A JP S62137723 A JPS62137723 A JP S62137723A JP 60276913 A JP60276913 A JP 60276913A JP 27691385 A JP27691385 A JP 27691385A JP S62137723 A JPS62137723 A JP S62137723A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
産−上の1 野
本発明は塗布型磁気記録層を有する磁気記録媒体に関し
、特に磁気記録層に特徴を有する磁気記録媒体に関する
ものである。 従来の 術及び 明が解ゞ しようとする問題点現在、
磁気記録媒体は、オーディオ、ビデオ。 コンピューター、磁気ディスク、8 m / m等の分
野で広範囲に使用されるようになっており、将来ビデオ
フロッピー、高密度フロッピー等の分野でも使用される
ことが予想され、それに伴い、磁気記録媒体に記録する
情報量も年々増加の一途をたどり、そのため磁気記録媒
体に対しては記録密度の向上が益々要求されるようにな
ってきている。 従来より、磁気テープなどの磁気記録媒体では、磁気記
録層中の針状磁性粉を長手方向に配向させる等して、磁
気特性を向上させているが、針状磁性粉を長手方向に配
向させたものは低周波帯域では高い出力が得られる反面
高密度記録には限界があるものであった。 又、このため最近では磁性粉末が平板状であり、垂直方
向に磁化容易軸を有するバリウムフェライト磁性粉末を
磁気記録層に使用した磁気記録媒体が提案されている(
特開昭57−195328号公報)。 しかし、これらのバリウムフェライト磁性粉末を使用し
たものでは、短波長記録特性は良好な反面、耐久走行性
が劣るという欠点があり、特にフロッピーディスクに使
用した場合、耐久走行性が悪いので使用上問題がある。 、 蝉を °するための一 本発明者等は前記の間躍点を解決すべく鋭意検討の結果
、六方晶系板状フェライト磁性粉を用いた磁気記録媒体
の耐久走行性は磁性層のヤング率(E′)が特定以上に
あるとき改善されることを見出し1本発明に到達したも
のである。 即ち、本発明は非電性基村上に塗布型磁気記録層を設け
た磁気記録媒体において、磁気記録層に六方晶系板状フ
ェライト磁性粉を用い、磁性層のヤング率(E″)が9
X10”dyn/am2以上であることを特徴とする磁
気記録媒体に関する。 本発明で用いられる六方晶系板状フェライト磁性粉はバ
リウムフェライト磁性粉、ストロンチウムフェライト磁
性粉等である。 磁気29層に用いられる六方晶系板状バリウムフェライ
トは化学式Ba0・6 F e 203で表わされ、こ
の外、この化学式のBa及びFeの一部がT i 、C
r、Co、Zn、I n、Mn、Cu。 Qe、Nb、Ca、Sr、Pb、Ni、Sn等の全屈で
置換されたものが包含される。 バリウムフェライト、ストロンチウムフェライト等の磁
性粉は直径0.2P以下、好ましくは0゜15 、w
m以下、更に好ましくは0.1.−、m以下、板状比に
制限はないが、板状比6以上、さらに好ましくは7以上
が垂直配向しやすいものである。 バリウムフェライトは六方晶系板状であるため、針状磁
性粉と比べて表面粗度への影響が大きくなり、上記の径
よりも大きくなったリオろと表面粗度の低下が激しく好
ましくない。粒径が前記のような範囲にある場合、磁性
層の表面平滑性が良好となり、ノイズも充分に低く、高
密度記録が達成できる。 バリウムフェライトの製法としては、セラミック法、共
沈−焼成法、水熱合成法、フラックス法。 ガラス結晶化法、アルコキシド法、プラズマジェット法
等があり、いずれの方法も利用できる。 本発明において、六方晶系板状フェライト磁性粉、例え
ばバリウムフェライト磁性粉を含有する磁気記録層は、
そのヤング率(E′)が9 X 10 ”dyn/cm
2以上でなくてはならない、ヤング率がこの値以上であ
ると、磁気記録媒体例えばフロッピーディスク、ビデオ
は目づまり、塗膜削れが起りにくく、固いのでクリーニ
ング効果も大きく、耐久走行性が良好となることがわか
った。 磁性層のヤング率(E′)は使用する六方晶系板状フェ
ライト磁性粉の板状比、分散方法、塗布方法、加工方法
等により調整でき、−例を挙げれば該磁性粉の板状比が
高いと磁性層のヤング率(E′)も高くなる傾向である
。一般に磁性層のヤング率は5〜15 X I O”
d y n / c m 2の範囲のものであるが、こ
のうち9X10”dyn/cm2以上のものが好適であ
ることがわかった。 本発明においてはその他CO含有酸化鉄粉、γFe2O
3粉、Fe3O4粉、Coフェライト粉。 メタル粉末等も利用できる。 本発明の磁気記録層には通常用いられる有機バインダー
、無機顔料、i11滑剤、その他、分散剤。 帯電防止剤等を常法に従って用いることができる。 本発明の磁気記録層で用いる有機バインダーは、従来、
磁気記録媒体用に利用されている熱可塑性、熱硬化性又
は反応型樹脂やこれらの混合物が使用されるが、得られ
る塗膜強度等の点から硬化型。 特に放射線硬化型の樹脂が好ましい。 熱可塑性樹脂としては軟化温度が150°C以下、平均
分子量が10,000〜200,000、重合度が約2
00〜2,000程度のもので、例えば塩化ビニール−
酢酸ビニール共重合体(カルボン酸導入のものも含む)
、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体
(カルボン酸導入のものも含む)、塩化ビニール−塩f
ヒビニリデン共重合体、塩化ビニール−アクリロニトリ
ル共重合体、アクリル酸エステル−アクリロニトリル共
重合体、アクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体
、アクリル酸エステル−スチレン共重合体、メタクリル
酸エステル−アクリロニトリル共重合体、メタクリル酸
エステル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エス
テル−スチレン共重合体。 ウレタンエラストマー、ナイロン−シリコン系樹脂、ニ
トロセルロース−ポリアミド樹脂、ポリフッ化ビニル、
塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、ブタジェ
ン−アクリロニトリル共重合体。 ポリアミド樹脂、ポリビニールブチラール、セルロース
誘導体(セルロースアセテート、セルロースダイアセテ
ート、セルローストリアセテ−1−、セフルロースプ口
ピオネート、ニトロセルロース等)、スチレン−ブタジ
ェン共重合体、ポリエステル樹脂、クロロビニルエーテ
ル−アクリル酸エステル共重合体、アミノ樹脂、各種の
合成ゴム系の熱可塑性樹脂及びこれらの混合物が使用さ
れる。 熱硬化性樹脂又は反応型樹脂としては、塗布液の状態で
は200,000以下の分子量であり、塗布、乾燥後に
加熱することにより、縮合、付加等の反応により分子量
は無限大のものとなる。又。 これらの樹脂のなかで、樹脂が熱分解するまでの間に軟
化又は溶融しないものが好ましい。具体的には例えばフ
ェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹脂
、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、シリコン
樹脂、アクリル系反応樹脂、エポキシ−ポリアミド樹脂
、ニトロセルロースメラミン樹脂、高分子量ポリエステ
ル樹脂とイソシアネートプレポリマーの混合物、メタク
リル酸塩共重合体とジイソシアネートプレポリマーの混
合物、ポリエステルポリオールとポリイソシアネートの
混合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂、低分子量グリコー
ル/高分子量ジオール/トリフェニルメタントリイソシ
アネートの混合物、ポリアミン樹脂、及びこれらの混合
物である。 バインダーは放射線硬化型化合物を硬化したものを用い
ることが好ましい。 放射線硬化性化合物の具体例としては、ラジカル重合性
を示す不飽和二重結合を有すアクリル酸、メタクリル酸
、あるいはそれらのエステル化合物のようなアクリル系
二重結合、ジアリルフタレートのようなアリル系二重結
合、マレイン酸、マレイン酸誘導体等の不飽和結合等の
、放射線照射による架橋あるいは重合乾燥する基を熱可
塑性樹脂の分子中に含有または導入した樹脂である。そ
の池数射線照射により架橋重合する不飽和二重結合を有
する化合物であれば用いることができる。 放射線照射による架橋あるいは重合乾燥する基を熱可塑
性樹脂の分子中に含有する樹脂としては次の様な不飽和
ポリエステル樹脂がある。 分子鎖中に放射線硬化性不飽和二重結合を含有するポリ
エステル化合物、例えば下記(2)の多塩基酸と多価ア
ルコールのエステル結合から成る飽和ポリエステル樹脂
で多塩基酸の一部をマレイン酸とした放射線硬化性不飽
和二重結合を含有する不飽和ポリエステル樹脂を挙げ乞
ことができる。 放射線硬化性不飽和ポリエステル樹脂は多塩基酸成分1
種以上と多価アルコール成分1種以上にマレイン酸、フ
マル酸等を加え常法、すなわち触媒の存在下で、180
〜200℃、窒素雰囲気下。 脱水あるいは脱アルコール反応の後、240〜280℃
まで昇温し、0.5〜lmmHgの減圧下。 縮合反応に孝り得ることができる6マレイン酸やフマル
酸等の含有量は、製造時の架橋、放射線硬化性等から酸
成分中1〜40モル%、好ましくは10〜30モル%で
ある。 放射線硬化性樹脂に変性できる熱可塑性樹脂の例として
は、次のようなものを挙げることができる。 (1)塩化ビニール系共重合体 塩化ビニール−酢酸ビニール−ビニールアルコール共重
合体、塩化ビニール−ビニールアルコール共重合体、塩
化ビニール−ビニールアルコール−プロピオン酸ビニー
ル共重合体、塩化ビニール−酢酸ビニール−マレイン酸
共重合体、塩化ビニール−酢酸ビニル−ビニルアルコー
ル−マレイン酸共重合体、塩化ビニール−酢酸ビニール
−末端OH側鎖アルキル基共重合体、たとえばUCC社
製 □VROH,VYNC,VYBGX、VER
R,VYES、VMCA、VAGH,VCARMAG5
20、VCARMAG528等が挙げられ、このものに
後述の手法により、アクリル系二重結合。 マレイン酸系二重結合、アリル系二重結合を導入して放
射線感応変性を行う。 (2)飽和ポリエステル樹脂 フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハク酸、ア
ヅピン酸、セバシン酸のような飽和多塩基酸と、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン、ト
リメチロールプロパン、1゜2プロピレングリコール、
■、3ブタンジオール、ジプロピレングリコール、1,
4ブタンジオール。 ■、6ヘキサンジオール、ペンタエリスリット。 ソルビトール、グリセリン、ネオペンチルグリコール、
1,4シクロヘキサンジメタツールのような多価アルコ
ールとのエステル結合により得られる飽和ポリエステル
樹脂又はこれらのポリエステル樹脂をSO3Na等で変
性した樹脂(例えばバイロン53S)が例として挙げら
t、これらも同様にして放射線感応変性を行う。 (3)ポリビニルアルコール系樹脂 ポリビニルアルコール、ブチラール樹脂、アセタール樹
脂、ホルマール樹脂及びこれらの成分の共重合体で、こ
れら樹脂中に含まれる水酸基に対し後述の手法により放
射線感応変性を行う。 (4)エポキシ系樹脂、フェノキシ系樹脂ビスフェノー
ルAとエピクロルヒドリン、メチルエピクロルヒドリン
の反応によるエポキシ樹脂。 例えばシェル化学yA(エピコート152,154,8
28.1001、1.00/1.1007)、ダウケミ
カル製(DEN431、D E R732、D E R
511、DER331)、大日木インキ製(エピクロン
400.800)、更に上記エポキシの高重合度樹脂で
あるUCC社製フェノキシ樹脂(PKHA、PKHC:
、PKHH)、臭素化ビスフェノールAとエピクロルヒ
ドリンとの共重合体、大日本インキ化学工業製(エビク
ロン145.152.153.1120)等があり、又
これらにカルボン酸基を含有するものも含まれる。これ
ら樹脂中に含まれるエポキシ基を利用して放射線感応変
性を行う。 (5)繊維素誘導体 各種のものが用いられるが、特に効果的なものは硝化綿
、セルローズアセトブチレート、エチルセルローズ、ブ
チルセルローズ、アセチルセルローズ等が好適である、
樹脂中の水酸基を活用して後述の方法により放射線感応
変性を行う。 その他、放射線感応変性に用いることのできる樹脂とし
ては、多官能ポリエステル樹脂、ポリエーテルエステル
樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂及び誘導体(pvpオ
レフィン共重合体)、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂
、フェノール樹脂、スピロアセタール樹脂、水酸基を含
有するアクリルエステル及びメタクリルエステルを重合
成分として少くとも一種含むアクリル系樹脂等も有効で
ある。 以下にエラストマーもしくはプレポリマーの例を挙げる
。 (1)ポリウレタンエラストマーもしくはプレポリマー ポリウレタンの使用は耐摩耗性、及び基体フィルム、例
えばPETフィルムへの接着性が良い点で特に有効であ
る。ウレタン化合物の例としては、イソシアネートとし
て、2.4−トルエンジイソシアネート、2.6−トル
エンジイソシアネート、1.3−キシレンジイソシアネ
ート、l、4−キシレンジイソシアネート、1,5−ナ
フタレンジイソシアネー1〜1m−フェニレンジイソシ
アネート、P−フェニレンジイソシアネート、3,3′
−ジメチル−4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、
3.3′−ジメチルビフェニレンジイソシアネート、4
.4’−ビフェニレンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、イソフォロンジイソシアネート、
ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、デスモジュ
ールし、デスモジュールN等の各種多価イソシアネート
と。 線状飽和ポリエステル(エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、
1,4−ブタンジオール、]、6−ヘキサンジオール、
ペンタエリスリット、ソルビトール、ネオペンチルグリ
コール、■、4−シクロヘキサンジメタツールの様な多
価アルコールと。 フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハク酸、ア
ジピン酸、セバシン酸の様な飽和多塩基酸との縮重合に
よるもの)、線状飽和ポリエーテル(ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレ
ングリコール)やカプロラクタム、ヒドロキシル含有ア
クリル酸エステル、ヒドロキシル含有メタクリル酸エス
テル等の各種ポリエステル類の縮重合物より成るポリウ
レタンエラストマー、プレポリマーが有効である。 これらのウレタンエラストマーの末端のイソシアネート
基又は水酸基と、アクリル系二重結合又はアリル系二重
結合等を有する単量体とを反応させることにより、放射
線感応性に変性することは非常に効果的である。又、末
端に極性基としてOH,C0OH等を含有するものも含
む。 さらに不飽和二重結合を有する長鎖脂肪酸のモノあるい
はジグリセリド等、イソシアネート基と反応する活性水
素を持ち、かつ放射線硬化性を有する不飽和二重結合を
有するjlit体も含まれる。 (2)アクリロニトリル−ブタジェン共重合エラストマ
ー シンクレアペトロケミカル社製ポリBr)リタイツドレ
ジンとして市販されている末端水酸基のあるアクリロニ
トリルブタジェン共重合体プレポリマーあるいは日本ゼ
オン社製ハイカー1432 J等のエラストマーは、特
にブタジェン中の二重結合が放射線によりラジカルを生
じ架橋及び重合させるニラストマー成分として適する。 (3)ポリブタジエンエラストマー シンクレアペトロケミカル社製ポリBDリタイッドレジ
ンR−15等の低分子量末端水酸基を有するプレポリマ
ーが特に熱可塑性樹脂との相溶性の点で好適である。R
−15プレポリマーにおいては分子末端が水酸基となっ
ている為、分子末端にアクリル系不飽和二重結合を付加
することにより放射線感応性を高めることが可能であり
、バインダーとして更に有利となる。 またポリブタジェンの環fヒ物、日本合成ゴム製CBR
−M901も熱可塑性樹脂との組合せによりすぐれた性
質を有している。 その他、熱可塑性エラストマー及びそのプレポリマーの
系で好適なものとしては、スチレン−ブタジェンゴム、
塩化ゴム、アクリルゴム、イソプレンゴム及びその環化
物(日本合成ゴム製ClR701)があり、エポキシ変
性ゴム、内部可塑化飽和線状ポリエステル(東洋紡バイ
ロン1300)等のエラストマーも下記に述べる放射線
感応変性処理を施こすことにより有効に利用できる。 オリゴマー、モノマーとして本発明で用いられる放射線
硬化性不飽和二重結合を有する化合物としては、スチレ
ン、エチルアクリレート、エチレングリコールジアクリ
レート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチ
レングリコールジアクリレート、ジエチレングリコール
ジメタクリレート、1,6−ヘキサングリコールジアク
リレート、■、6−ヘキサンゲリコールジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメ
チロールプロパントリメタクリレート、多官能オリゴエ
ステルアクリレート(アロニツクスM−7100、M−
5400,5500,5700等、東亜合成)、ウレタ
ンエラストマーにツボラン4040)のアクリル変性体
、あるいはこれらのものにC○○H等の官能基が導入さ
れたもの、トリメチロールプロパンジアクリレート(メ
タクリレート)、フェノールエチレンオキ、シト付加物
のアクリレート(メタクリレート)、下記一般式で示さ
れるペンタエリスリトール縮合環にアクリル基(メタク
リル基)またはε−カプロラクトンアクリル基のついた
化合物。 特殊ペンタエリスリトール縮合物Aという)、m=1.
a=3.b=3の化合物(以下、特殊ペンタエリスリト
ール縮合物Bという)、m=1.a=6.b=0の化合
物(以下、特殊ペンタエリスリトール縮合物Cという)
、m = 2、a=6.b=oの化合物(以下、特殊ペ
ンタエリスリトール縮合物りという)。 及び下記一般式で示される特殊アクリレート類等が挙げ
られる。 (1)(CI2=CHCOOCH,)3−CCH,01
l(特殊アクリレートA) (2) (CI+2= CH2C00CI+□) 3
CCH2C1l 3(特殊アクリレートB) (3)(C11,=CIICQ−(QC)114)n−
OCH2)3 −(:CH,Cll3(n≠3)
(特殊アクリレートC)(特殊アクリレートD) (特殊アクリレートE) CH,CH2C00CH= C11゜ (特殊アクリレートF) (7) Cl12COOC
II = CH。 (n ’: l 6 ) CIl C00
CI(” CI(2(特殊アクリレートG) (8)CIlユC11(:00− (CI+2CII□
0)4−COC1l=CI+2(特殊アクリレートH) (特殊アクリレ−1−I ) (特殊アクリレートJ) A −(X−Y?nX−A Aニアクリル酸、X:多価アルコール Y:多塩基酸 (特殊アクリレートK)次に、放射線
感応性バインダー合成例を説明する。 a)塩化ビニール酢酸ビニール共重合系樹脂のアクリル
変性体(放射線感応変性樹脂)の合成OH基を有する一
部ケン化塩ビー酢ビ共重合体(平均重合度n=500)
750部とトルエン1250部、シクロへキサノン50
0部を51の4つロフラスコに仕込み加熱溶解し、80
℃昇温後トリレンジイソシアネートの2−ヒドロキシエ
チルメタクリレートアダクト×を61.4部加え。 更にオクチル酸スズ0.012部、ハイドロキノン0.
01.2部を加え80°CでNた気流中、NGO反応率
が90%となるまで反応せしめる。反応終了後冷却し、
メチルエチルケトン1250部を加え希釈する。
、特に磁気記録層に特徴を有する磁気記録媒体に関する
ものである。 従来の 術及び 明が解ゞ しようとする問題点現在、
磁気記録媒体は、オーディオ、ビデオ。 コンピューター、磁気ディスク、8 m / m等の分
野で広範囲に使用されるようになっており、将来ビデオ
フロッピー、高密度フロッピー等の分野でも使用される
ことが予想され、それに伴い、磁気記録媒体に記録する
情報量も年々増加の一途をたどり、そのため磁気記録媒
体に対しては記録密度の向上が益々要求されるようにな
ってきている。 従来より、磁気テープなどの磁気記録媒体では、磁気記
録層中の針状磁性粉を長手方向に配向させる等して、磁
気特性を向上させているが、針状磁性粉を長手方向に配
向させたものは低周波帯域では高い出力が得られる反面
高密度記録には限界があるものであった。 又、このため最近では磁性粉末が平板状であり、垂直方
向に磁化容易軸を有するバリウムフェライト磁性粉末を
磁気記録層に使用した磁気記録媒体が提案されている(
特開昭57−195328号公報)。 しかし、これらのバリウムフェライト磁性粉末を使用し
たものでは、短波長記録特性は良好な反面、耐久走行性
が劣るという欠点があり、特にフロッピーディスクに使
用した場合、耐久走行性が悪いので使用上問題がある。 、 蝉を °するための一 本発明者等は前記の間躍点を解決すべく鋭意検討の結果
、六方晶系板状フェライト磁性粉を用いた磁気記録媒体
の耐久走行性は磁性層のヤング率(E′)が特定以上に
あるとき改善されることを見出し1本発明に到達したも
のである。 即ち、本発明は非電性基村上に塗布型磁気記録層を設け
た磁気記録媒体において、磁気記録層に六方晶系板状フ
ェライト磁性粉を用い、磁性層のヤング率(E″)が9
X10”dyn/am2以上であることを特徴とする磁
気記録媒体に関する。 本発明で用いられる六方晶系板状フェライト磁性粉はバ
リウムフェライト磁性粉、ストロンチウムフェライト磁
性粉等である。 磁気29層に用いられる六方晶系板状バリウムフェライ
トは化学式Ba0・6 F e 203で表わされ、こ
の外、この化学式のBa及びFeの一部がT i 、C
r、Co、Zn、I n、Mn、Cu。 Qe、Nb、Ca、Sr、Pb、Ni、Sn等の全屈で
置換されたものが包含される。 バリウムフェライト、ストロンチウムフェライト等の磁
性粉は直径0.2P以下、好ましくは0゜15 、w
m以下、更に好ましくは0.1.−、m以下、板状比に
制限はないが、板状比6以上、さらに好ましくは7以上
が垂直配向しやすいものである。 バリウムフェライトは六方晶系板状であるため、針状磁
性粉と比べて表面粗度への影響が大きくなり、上記の径
よりも大きくなったリオろと表面粗度の低下が激しく好
ましくない。粒径が前記のような範囲にある場合、磁性
層の表面平滑性が良好となり、ノイズも充分に低く、高
密度記録が達成できる。 バリウムフェライトの製法としては、セラミック法、共
沈−焼成法、水熱合成法、フラックス法。 ガラス結晶化法、アルコキシド法、プラズマジェット法
等があり、いずれの方法も利用できる。 本発明において、六方晶系板状フェライト磁性粉、例え
ばバリウムフェライト磁性粉を含有する磁気記録層は、
そのヤング率(E′)が9 X 10 ”dyn/cm
2以上でなくてはならない、ヤング率がこの値以上であ
ると、磁気記録媒体例えばフロッピーディスク、ビデオ
は目づまり、塗膜削れが起りにくく、固いのでクリーニ
ング効果も大きく、耐久走行性が良好となることがわか
った。 磁性層のヤング率(E′)は使用する六方晶系板状フェ
ライト磁性粉の板状比、分散方法、塗布方法、加工方法
等により調整でき、−例を挙げれば該磁性粉の板状比が
高いと磁性層のヤング率(E′)も高くなる傾向である
。一般に磁性層のヤング率は5〜15 X I O”
d y n / c m 2の範囲のものであるが、こ
のうち9X10”dyn/cm2以上のものが好適であ
ることがわかった。 本発明においてはその他CO含有酸化鉄粉、γFe2O
3粉、Fe3O4粉、Coフェライト粉。 メタル粉末等も利用できる。 本発明の磁気記録層には通常用いられる有機バインダー
、無機顔料、i11滑剤、その他、分散剤。 帯電防止剤等を常法に従って用いることができる。 本発明の磁気記録層で用いる有機バインダーは、従来、
磁気記録媒体用に利用されている熱可塑性、熱硬化性又
は反応型樹脂やこれらの混合物が使用されるが、得られ
る塗膜強度等の点から硬化型。 特に放射線硬化型の樹脂が好ましい。 熱可塑性樹脂としては軟化温度が150°C以下、平均
分子量が10,000〜200,000、重合度が約2
00〜2,000程度のもので、例えば塩化ビニール−
酢酸ビニール共重合体(カルボン酸導入のものも含む)
、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体
(カルボン酸導入のものも含む)、塩化ビニール−塩f
ヒビニリデン共重合体、塩化ビニール−アクリロニトリ
ル共重合体、アクリル酸エステル−アクリロニトリル共
重合体、アクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体
、アクリル酸エステル−スチレン共重合体、メタクリル
酸エステル−アクリロニトリル共重合体、メタクリル酸
エステル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エス
テル−スチレン共重合体。 ウレタンエラストマー、ナイロン−シリコン系樹脂、ニ
トロセルロース−ポリアミド樹脂、ポリフッ化ビニル、
塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、ブタジェ
ン−アクリロニトリル共重合体。 ポリアミド樹脂、ポリビニールブチラール、セルロース
誘導体(セルロースアセテート、セルロースダイアセテ
ート、セルローストリアセテ−1−、セフルロースプ口
ピオネート、ニトロセルロース等)、スチレン−ブタジ
ェン共重合体、ポリエステル樹脂、クロロビニルエーテ
ル−アクリル酸エステル共重合体、アミノ樹脂、各種の
合成ゴム系の熱可塑性樹脂及びこれらの混合物が使用さ
れる。 熱硬化性樹脂又は反応型樹脂としては、塗布液の状態で
は200,000以下の分子量であり、塗布、乾燥後に
加熱することにより、縮合、付加等の反応により分子量
は無限大のものとなる。又。 これらの樹脂のなかで、樹脂が熱分解するまでの間に軟
化又は溶融しないものが好ましい。具体的には例えばフ
ェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹脂
、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、シリコン
樹脂、アクリル系反応樹脂、エポキシ−ポリアミド樹脂
、ニトロセルロースメラミン樹脂、高分子量ポリエステ
ル樹脂とイソシアネートプレポリマーの混合物、メタク
リル酸塩共重合体とジイソシアネートプレポリマーの混
合物、ポリエステルポリオールとポリイソシアネートの
混合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂、低分子量グリコー
ル/高分子量ジオール/トリフェニルメタントリイソシ
アネートの混合物、ポリアミン樹脂、及びこれらの混合
物である。 バインダーは放射線硬化型化合物を硬化したものを用い
ることが好ましい。 放射線硬化性化合物の具体例としては、ラジカル重合性
を示す不飽和二重結合を有すアクリル酸、メタクリル酸
、あるいはそれらのエステル化合物のようなアクリル系
二重結合、ジアリルフタレートのようなアリル系二重結
合、マレイン酸、マレイン酸誘導体等の不飽和結合等の
、放射線照射による架橋あるいは重合乾燥する基を熱可
塑性樹脂の分子中に含有または導入した樹脂である。そ
の池数射線照射により架橋重合する不飽和二重結合を有
する化合物であれば用いることができる。 放射線照射による架橋あるいは重合乾燥する基を熱可塑
性樹脂の分子中に含有する樹脂としては次の様な不飽和
ポリエステル樹脂がある。 分子鎖中に放射線硬化性不飽和二重結合を含有するポリ
エステル化合物、例えば下記(2)の多塩基酸と多価ア
ルコールのエステル結合から成る飽和ポリエステル樹脂
で多塩基酸の一部をマレイン酸とした放射線硬化性不飽
和二重結合を含有する不飽和ポリエステル樹脂を挙げ乞
ことができる。 放射線硬化性不飽和ポリエステル樹脂は多塩基酸成分1
種以上と多価アルコール成分1種以上にマレイン酸、フ
マル酸等を加え常法、すなわち触媒の存在下で、180
〜200℃、窒素雰囲気下。 脱水あるいは脱アルコール反応の後、240〜280℃
まで昇温し、0.5〜lmmHgの減圧下。 縮合反応に孝り得ることができる6マレイン酸やフマル
酸等の含有量は、製造時の架橋、放射線硬化性等から酸
成分中1〜40モル%、好ましくは10〜30モル%で
ある。 放射線硬化性樹脂に変性できる熱可塑性樹脂の例として
は、次のようなものを挙げることができる。 (1)塩化ビニール系共重合体 塩化ビニール−酢酸ビニール−ビニールアルコール共重
合体、塩化ビニール−ビニールアルコール共重合体、塩
化ビニール−ビニールアルコール−プロピオン酸ビニー
ル共重合体、塩化ビニール−酢酸ビニール−マレイン酸
共重合体、塩化ビニール−酢酸ビニル−ビニルアルコー
ル−マレイン酸共重合体、塩化ビニール−酢酸ビニール
−末端OH側鎖アルキル基共重合体、たとえばUCC社
製 □VROH,VYNC,VYBGX、VER
R,VYES、VMCA、VAGH,VCARMAG5
20、VCARMAG528等が挙げられ、このものに
後述の手法により、アクリル系二重結合。 マレイン酸系二重結合、アリル系二重結合を導入して放
射線感応変性を行う。 (2)飽和ポリエステル樹脂 フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハク酸、ア
ヅピン酸、セバシン酸のような飽和多塩基酸と、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン、ト
リメチロールプロパン、1゜2プロピレングリコール、
■、3ブタンジオール、ジプロピレングリコール、1,
4ブタンジオール。 ■、6ヘキサンジオール、ペンタエリスリット。 ソルビトール、グリセリン、ネオペンチルグリコール、
1,4シクロヘキサンジメタツールのような多価アルコ
ールとのエステル結合により得られる飽和ポリエステル
樹脂又はこれらのポリエステル樹脂をSO3Na等で変
性した樹脂(例えばバイロン53S)が例として挙げら
t、これらも同様にして放射線感応変性を行う。 (3)ポリビニルアルコール系樹脂 ポリビニルアルコール、ブチラール樹脂、アセタール樹
脂、ホルマール樹脂及びこれらの成分の共重合体で、こ
れら樹脂中に含まれる水酸基に対し後述の手法により放
射線感応変性を行う。 (4)エポキシ系樹脂、フェノキシ系樹脂ビスフェノー
ルAとエピクロルヒドリン、メチルエピクロルヒドリン
の反応によるエポキシ樹脂。 例えばシェル化学yA(エピコート152,154,8
28.1001、1.00/1.1007)、ダウケミ
カル製(DEN431、D E R732、D E R
511、DER331)、大日木インキ製(エピクロン
400.800)、更に上記エポキシの高重合度樹脂で
あるUCC社製フェノキシ樹脂(PKHA、PKHC:
、PKHH)、臭素化ビスフェノールAとエピクロルヒ
ドリンとの共重合体、大日本インキ化学工業製(エビク
ロン145.152.153.1120)等があり、又
これらにカルボン酸基を含有するものも含まれる。これ
ら樹脂中に含まれるエポキシ基を利用して放射線感応変
性を行う。 (5)繊維素誘導体 各種のものが用いられるが、特に効果的なものは硝化綿
、セルローズアセトブチレート、エチルセルローズ、ブ
チルセルローズ、アセチルセルローズ等が好適である、
樹脂中の水酸基を活用して後述の方法により放射線感応
変性を行う。 その他、放射線感応変性に用いることのできる樹脂とし
ては、多官能ポリエステル樹脂、ポリエーテルエステル
樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂及び誘導体(pvpオ
レフィン共重合体)、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂
、フェノール樹脂、スピロアセタール樹脂、水酸基を含
有するアクリルエステル及びメタクリルエステルを重合
成分として少くとも一種含むアクリル系樹脂等も有効で
ある。 以下にエラストマーもしくはプレポリマーの例を挙げる
。 (1)ポリウレタンエラストマーもしくはプレポリマー ポリウレタンの使用は耐摩耗性、及び基体フィルム、例
えばPETフィルムへの接着性が良い点で特に有効であ
る。ウレタン化合物の例としては、イソシアネートとし
て、2.4−トルエンジイソシアネート、2.6−トル
エンジイソシアネート、1.3−キシレンジイソシアネ
ート、l、4−キシレンジイソシアネート、1,5−ナ
フタレンジイソシアネー1〜1m−フェニレンジイソシ
アネート、P−フェニレンジイソシアネート、3,3′
−ジメチル−4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、
3.3′−ジメチルビフェニレンジイソシアネート、4
.4’−ビフェニレンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、イソフォロンジイソシアネート、
ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、デスモジュ
ールし、デスモジュールN等の各種多価イソシアネート
と。 線状飽和ポリエステル(エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、
1,4−ブタンジオール、]、6−ヘキサンジオール、
ペンタエリスリット、ソルビトール、ネオペンチルグリ
コール、■、4−シクロヘキサンジメタツールの様な多
価アルコールと。 フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハク酸、ア
ジピン酸、セバシン酸の様な飽和多塩基酸との縮重合に
よるもの)、線状飽和ポリエーテル(ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレ
ングリコール)やカプロラクタム、ヒドロキシル含有ア
クリル酸エステル、ヒドロキシル含有メタクリル酸エス
テル等の各種ポリエステル類の縮重合物より成るポリウ
レタンエラストマー、プレポリマーが有効である。 これらのウレタンエラストマーの末端のイソシアネート
基又は水酸基と、アクリル系二重結合又はアリル系二重
結合等を有する単量体とを反応させることにより、放射
線感応性に変性することは非常に効果的である。又、末
端に極性基としてOH,C0OH等を含有するものも含
む。 さらに不飽和二重結合を有する長鎖脂肪酸のモノあるい
はジグリセリド等、イソシアネート基と反応する活性水
素を持ち、かつ放射線硬化性を有する不飽和二重結合を
有するjlit体も含まれる。 (2)アクリロニトリル−ブタジェン共重合エラストマ
ー シンクレアペトロケミカル社製ポリBr)リタイツドレ
ジンとして市販されている末端水酸基のあるアクリロニ
トリルブタジェン共重合体プレポリマーあるいは日本ゼ
オン社製ハイカー1432 J等のエラストマーは、特
にブタジェン中の二重結合が放射線によりラジカルを生
じ架橋及び重合させるニラストマー成分として適する。 (3)ポリブタジエンエラストマー シンクレアペトロケミカル社製ポリBDリタイッドレジ
ンR−15等の低分子量末端水酸基を有するプレポリマ
ーが特に熱可塑性樹脂との相溶性の点で好適である。R
−15プレポリマーにおいては分子末端が水酸基となっ
ている為、分子末端にアクリル系不飽和二重結合を付加
することにより放射線感応性を高めることが可能であり
、バインダーとして更に有利となる。 またポリブタジェンの環fヒ物、日本合成ゴム製CBR
−M901も熱可塑性樹脂との組合せによりすぐれた性
質を有している。 その他、熱可塑性エラストマー及びそのプレポリマーの
系で好適なものとしては、スチレン−ブタジェンゴム、
塩化ゴム、アクリルゴム、イソプレンゴム及びその環化
物(日本合成ゴム製ClR701)があり、エポキシ変
性ゴム、内部可塑化飽和線状ポリエステル(東洋紡バイ
ロン1300)等のエラストマーも下記に述べる放射線
感応変性処理を施こすことにより有効に利用できる。 オリゴマー、モノマーとして本発明で用いられる放射線
硬化性不飽和二重結合を有する化合物としては、スチレ
ン、エチルアクリレート、エチレングリコールジアクリ
レート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチ
レングリコールジアクリレート、ジエチレングリコール
ジメタクリレート、1,6−ヘキサングリコールジアク
リレート、■、6−ヘキサンゲリコールジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメ
チロールプロパントリメタクリレート、多官能オリゴエ
ステルアクリレート(アロニツクスM−7100、M−
5400,5500,5700等、東亜合成)、ウレタ
ンエラストマーにツボラン4040)のアクリル変性体
、あるいはこれらのものにC○○H等の官能基が導入さ
れたもの、トリメチロールプロパンジアクリレート(メ
タクリレート)、フェノールエチレンオキ、シト付加物
のアクリレート(メタクリレート)、下記一般式で示さ
れるペンタエリスリトール縮合環にアクリル基(メタク
リル基)またはε−カプロラクトンアクリル基のついた
化合物。 特殊ペンタエリスリトール縮合物Aという)、m=1.
a=3.b=3の化合物(以下、特殊ペンタエリスリト
ール縮合物Bという)、m=1.a=6.b=0の化合
物(以下、特殊ペンタエリスリトール縮合物Cという)
、m = 2、a=6.b=oの化合物(以下、特殊ペ
ンタエリスリトール縮合物りという)。 及び下記一般式で示される特殊アクリレート類等が挙げ
られる。 (1)(CI2=CHCOOCH,)3−CCH,01
l(特殊アクリレートA) (2) (CI+2= CH2C00CI+□) 3
CCH2C1l 3(特殊アクリレートB) (3)(C11,=CIICQ−(QC)114)n−
OCH2)3 −(:CH,Cll3(n≠3)
(特殊アクリレートC)(特殊アクリレートD) (特殊アクリレートE) CH,CH2C00CH= C11゜ (特殊アクリレートF) (7) Cl12COOC
II = CH。 (n ’: l 6 ) CIl C00
CI(” CI(2(特殊アクリレートG) (8)CIlユC11(:00− (CI+2CII□
0)4−COC1l=CI+2(特殊アクリレートH) (特殊アクリレ−1−I ) (特殊アクリレートJ) A −(X−Y?nX−A Aニアクリル酸、X:多価アルコール Y:多塩基酸 (特殊アクリレートK)次に、放射線
感応性バインダー合成例を説明する。 a)塩化ビニール酢酸ビニール共重合系樹脂のアクリル
変性体(放射線感応変性樹脂)の合成OH基を有する一
部ケン化塩ビー酢ビ共重合体(平均重合度n=500)
750部とトルエン1250部、シクロへキサノン50
0部を51の4つロフラスコに仕込み加熱溶解し、80
℃昇温後トリレンジイソシアネートの2−ヒドロキシエ
チルメタクリレートアダクト×を61.4部加え。 更にオクチル酸スズ0.012部、ハイドロキノン0.
01.2部を加え80°CでNた気流中、NGO反応率
が90%となるまで反応せしめる。反応終了後冷却し、
メチルエチルケトン1250部を加え希釈する。
【※トリレンジイソシアネート(TDI)の2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート(2【イEMA)アダクトの
製法 TDI348部をN2気流中11の4つロフラスコ内で
80℃に加熱後、2−エチレンメタクリレート260部
5オクチル酸スズ0.07部、ハイドロキノン0.05
部を反応缶内の温度が80〜85℃となるように冷却コ
ントロールしながら滴下終了後80℃で3時間攪拌し反
応を完結させる。反応終了後取り出して冷却後白色ペー
スト状のTDIの2HEMAを得た。】 b)ブチラール樹脂アクリル変性体の合成(放射線感応
変性樹脂) ブチラール樹脂積水化学製BM−3100部をトルエン
191.2部、シクロへキサノン71゜4部と共に51
の4つロフラスコに仕込み加熱溶解し80℃昇温後TD
Iの2 HE M Aアダクト※を7.4部加え、更に
オクチル酸スズ0.015部、ハイドロキノン0.01
5部を加え、80°CでN2気流中NC○反応率が90
%以上となるまで反応せしめる。反応終了後冷却し、メ
チルエチルケトンにて希釈する。 C)飽和ポリエステル樹脂アクリル変性体の合成(放射
線感応変性樹脂) 飽和ポリエステル樹脂(東洋紡製バイロンRV−200
)、100部をトルエン116部、メチルエチルケトン
116部に加熱溶解し80℃昇温後TDIの2HEMA
アダクト※を3.55部加え、オクチル酸スズ0.00
7部、ハイドロキノン0.007部を加え、80℃、N
2気流中NCO反応率が90%以上となるまで反応せし
める。 d)■エポキシ樹脂アクリル変性体の合成(放射線感応
変性樹脂) エポキシ樹脂(シェル化学製エピコート1007)、4
00部をトルエン50部、メチルエチルケトン50部に
加熱溶解後、N、N−ジメチルベンジルアミン0.00
6部、ハイドロキノン0゜003部を添加し80℃とし
、アクリル酸69部を消却し80℃で酸価5以下となる
まで反応せしめる。 ◎フェノキシ樹脂アクリル変性体の合成(放射線感応変
性樹脂) 0 )1基を有するフェノキシ樹脂(PKHHjUCC
社製 分子量30,000)600部、メチルエチルケ
トン1800部を31の4ソロフラスコに仕込み、加熱
溶解し、80℃昇温後、トリレンジイソシアネートの2
ヒドロキシエチルメタクリレートアダクトを6.0部加
え、更にオクチル酸スズ0.012部、ハイドロキノン
0.012部を加え、80°CでN2気流中、NC0反
応率が90%となるまで反応せしめる。このフェノキシ
変性体の分子量は35,000.1分子当りの二重結合
は1個である。 e)ウレタンエラストマーアクリル変性体の合成(放射
線硬化性エラストマー) 末端インシアネートのジフェニルメタンジイソシアネー
ト(MDI)系ウレタンプレポリマー(日本ポリウレタ
ン製ニッポラン3119)250部、2HEMA32.
5部、ハイドロキノン0゜07部、オクチル酸スズ0.
009部を反応缶に入れ、80℃に加熱溶解後TDI4
3.5部を反 。 応缶内の温度が80〜90°Cとなるように冷却しなが
ら滴下し1滴下終了後80℃で反応率95%以上となる
まで反応せしめる。 f)ポリエーテル系末端ウレタン変性エラストマーアク
リル変性体(放射線硬化性エラストマー)の合成 日本ポリウレタン社製ポリエーテルPTG−500,2
50部、2HEMA32.5部、ハイド白キノン0.0
07部、オクチル酸スズ0.009部を反応缶に入れ、
80℃に加熱溶解後TDI43.5部を反応缶内の温度
が80〜90℃となるように冷却しながら滴下し、滴下
終了後80“Cで反応率95%以上となるまで反応せし
める。 g)ポリブタジェンエラストマーアクリル変性体の合成
(放射線硬化性エラストマー) シンクレアペ!−ロケミカル社製低分子量末端水酸基ポ
リブタジェンポリBDリクイッ1〜レジンR−15,2
50部、2HEMA32.5部、ハイドロキノン0.0
07部、オクチル酸スズ0.009部を反応缶に入れ、
80℃に加熱溶解後TD143.5部を反応缶内の温度
が80〜90℃となるように冷却しながら滴下し、滴下
終了後80℃で反応率95%以上となるまで反応せしめ
ろ。 高分子には放射線照射により崩壊するものと分子間に架
橋を起こすものが知られている。分子間に架橋を起こす
ものとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリス
チレン、ポリアクリル酸エステル、ポリアクリルアミド
、ポリ塩化ビニル。 ポリエステル、ポリビニルピロリドンゴム、ポリビニル
アルコール、ポリアクロレインがある。この様な架橋型
ポリマーであれば上記のような変性を特に施さなくても
、架橋反応が起るので、前記変性体の他に、これらの樹
脂はそのまま放射線架橋用として使用可能である。 更にまた、この方法によれば溶剤を使用しない無溶剤型
の樹脂であっても短時間で硬化することができるので、
この様な樹脂を用いることができる。 このような放射線硬化性樹脂を用いることによって大径
のいわゆるジャンボロールで巻きしまりがなくなり、ジ
ャンボロール内外での電磁変換特性の差がなくなり特性
が向上する。またオンラインで行えるので生産性が良く
なる。 磁性゛扮/バインダーは1重量比で1/1〜9/1、特
に2/1〜8/1であることが好ましい。 このような割合とするのは1. / 1未満では飽和磁
束密度が低くなり、9/1を超えると分散不良により表
面粗度が悪くなり、また塗膜ももろくなり好ましくなく
なるからである。 本発明では必要に応じ、非反応性溶剤が使用される。溶
剤としては特に制限はないが、バインダーの溶解性およ
び相溶性等を考慮して適宜選択される。 例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
タケ1−ン、シクロヘキサノン等のケトン類;メタノー
ル、エタノール、プロパツール、ブタノール等のアルコ
ール類;ギ酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、乳酸エチル、酢酸グリコールモノエチルエーテル
等のエステル類;イソプロピルエーテル、エチルエーテ
ル、グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエチ
ルエーテル、ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、エチルベンゼン等の芳香1’A 炭
化水素類;テトラヒドロフラン、フルフラール等のフラ
ン類;メチレンクロライド、エチレンクロライド、四塩
化炭素、クロロホルム、エチレンクロルヒドリン、ジク
ロルベンゼン等の塩素化炭化水素5その他ジメチルホル
ムアミド等が単一溶剤またはこれらの混合溶剤として使
用される。 これらの溶剤はバインダーに対して10〜10000w
t%、特に100〜5000wt%の割合で用いる。 磁性層には無機顔料が含まれていてもよい。 無@Ki料としては、■)導電性のあるカーボンブラッ
ク、グラファイト、グラファイト化カーボンブラック、
また2)!!機充填剤としてSin、:。 TiO2,Al2O3,Cr2O3、SiC,CaO、
CaCO3,酸化亜鉛、ゲーサイト、?l″Fe2O3
、タルク、カオリン、CaSO3,窒化硼素、フッ化黒
鉛、二硫化モリブデン、ZnS等がある。またこの他、
次のような微粒子顔料(エアロジルタイプ、コロイダル
タイプ):SiCユ、AI、03 、 T ! 02
、Z r O2、Cr 203゜Y203 、CeO2
、Fe304 、Fe203 。 ZrS i04 、Sb205.Sn○等も用いられる
。これら微粒子顔料は、例えば5i02の場合、■無水
硅酸の超微粒子コロイド溶液(スノーテックス、水系、
メタノールシリカゾル等1日産化学)、(■精製四塩化
ケイ素の燃焼によって製造される超微粒子状無水シリカ
(標準品100八)(アエロジル、日本アエロジル株式
会社)などが挙げられる。又、前記■の超微粒子コロイ
ド溶液及び■と同様の気相法で製造されろ超微粒子状の
酸化アルミニウム、並びに酸化チタン及び前述の微粒子
顔料が使用され得ろ。この様な無機顔料の使用量はl)
に関しては磁性粉ダー100重量部に対して1〜30重
量部、又2)に関しては1〜30重駄部が適当であり、
これらがあまり多くなると、塗膜がもろくなり、かえっ
てドロップアウトが多くなるという欠点がある。 また、無機顔料の径については1)に関しては0、、I
、−m以下、さらには0.05.−m以下が好ましくz
2)に関しては0.7.−m以下、さらには0.5.−
m以下が好ましい。 磁性層には分散剤が含まれていてもよい。 分散剤としては有機チタンカップリング剤、シランカッ
プリング剤や界面活性剤が、帯電防11ユ剤としてサポ
ニンなどの天然界面活性剤;アルキレンオキサイド系、
グリセリン系、グリシドール系などのノニオン界面活性
剤;高級アルキルアミン類、第4級アンモニウム塩類、
ピリジンその他の複素環類、ホスホニウム又はスルホニ
ウム類などのカチオン界面活性剤;カルボン酸、スルホ
ン酸。 燐酸、硫酸エステル基、燐酸エステル暴等の酸性基を含
むアニオン界面活性剤;アミノ酸類、アミノスルホン酸
類、アミノアルコールの&f1Mまたは燐酸エステル類
等の両性活性剤などが使用される。 磁性層応は潤滑剤が含まれていてもよい。 潤滑剤としては従来この種の磁気記録媒体に用いられる
潤滑剤としてシリコンオイル、弗素オイル、脂肪酸、脂
肪酸エステル、パラフィン、流動パラフィン、界面活性
剤等を用いることができるが、脂肪酸および/又は脂肪
酸エステルを用いるのが好ましい。 脂肪酸としてはカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸
、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リルン酸、
ステアロール酸等の炭素数12以上の脂肪酸(RC○○
■1、Rは炭素数11以上のアルキル基)であり、脂肪
酸エステルとしては、炭素数12〜16個の一塩基性脂
肪酸と炭素数3〜12個の一価のアルコールからなる脂
肪酸エステル類、炭素数17個以上の一塩基性脂肪酸と
該脂肪酸の炭素数と合計して炭素数が21〜23個より
成る一価のアルコールとから成る脂肪酸エステル等が使
用され、又前記脂肪酸のアルカリ全屈又はアルカリ土類
金属からなる金属石鹸、レシチン等が使用される。 シリコーンとしては脂肪酸変性よりなるもの、一部フッ
素変性されているものが使用される。アルコールとして
は高級アルコールよりなるもの5フツ素としては電解置
換、テロメリゼーション、オリゴメリゼーション等によ
って得られるものが使用される。 潤滑剤の中では放射線硬化型のものも使用して好都合で
ある。 放射線硬化型潤滑剤としては、滑性を示す分子鎖とアク
リル系二重結合とを分子中に有する化合物、例えばアク
リル酸エステル、メタクリル酸エステル、ビニル酢酸エ
ステル、アクリル酸アミド系化合物、ビニルアルコール
エステル、メチルビニルアルコールエステル、アリルア
ルコールエステル、グリセライド等があり、これらの潤
滑剤を構造式で表すと、 CH3 「 CH2=CHC0OR,CH,=C−C○0R1CH2
=CH−CH2COOR1 CH,=CHC0NHCH20COR1RC○OCH2
CH= CH2等で、ここでRは直鎖又は分枝状の飽和
もしくは不飽和炭化水素基で、炭素数は7以上、好まし
くは12以上23以下であり、これらは弗素置換体とす
ることもてきる。弗素置換体としては Cn F 2n+l−1CnF2n+1(CH2)m−
(但し、m=1〜5)、 R CnF2n++ S02 NCH2CH2−1等がある
。 これら放射線硬化型潤滑剤の好ましい具体例としては、
ステアリン酸メタクリレート(アクリレート)、ステア
リルアルコールのメタクリレート(アクリレート)、グ
リセリンのメタクリレート(アクリレート)、グリコー
ルのメタクリレート(アクリレート)、シリコーンのメ
タクリレート(アクリレート)等が挙げられる。 潤滑剤の入っていない磁気記録層は摩擦係数が高いため
画像のゆらぎが生じ、ジッターが発生し易いと共に、特
に高温走行下で摩擦係数が高いため磁気記録層の削れが
発生し易く1巻きみだれを生じ易いものである。又、デ
ィスク媒体では耐久走行性が劣ったり、塗膜ケズレが発
生したりする。 分散剤および潤滑剤はバインダーに対して0゜1〜20
重量%含ませるのがよい。 バインダー量が多すぎるとブロッキングが出。 バインダーが少なすぎるとカレンダ一工程での付着が発
生して好ましくない。 なお本発明の磁気記録層の塗布乾燥後の厚みは0.1〜
10−mの範囲が一般的である。 磁性層の潤滑剤、有機バインダーが放射線硬化型の場合
、その架橋に使用する活性エネルギー線としては、放射
線加速器を線源とした電子線、Co60を線源とした7
−VA、5r90を線源とし、たβ−線、X線発生器を
線源としたX線あるいは紫外線等が使用されろ。 特に照射線源としては吸収線量の制御、TJ3造工程ラ
インへの導入、電離放射線の遮蔽等の見地から放射線加
熱器により放射線を使用する方法が有利である。 本発明に使用される非磁性基材としては、ポリエチレン
テレフタレート等のポリエステル類、ポリプロピレン等
のポリオレフィン類、セルローストリアセテート等のセ
ルロース誘導体、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリ
サルホン、ポリエチレンナフタレート、芳香族アラミド
、芳香族ポリエステル、アルミニウム等の金属板、ガラ
ス板等が使用されるが、これらに限定されるものではな
い、これらの中では、特にポリエステル、ポリアミド、
ポリイミド等を用いることが好ましい。 本発明の磁気記録媒体では支持体の両面に磁性層を設け
てもよい。特にフロッピーディスクの場合は両面に磁性
層を設けているものが好ましい。 また本発明の磁気記録媒体は必要に応じてバックコート
およびトップコートを設けてもよい。 これらのうちバックコートは、バインダー、1fL料お
よび潤滑剤からなる組成とするのがよい。 バインダーとしては、前述の磁性層に用いた放射線硬化
性樹脂を使用することができるが、例えば(A)放射線
により硬化性をもつ不飽和二重結合を2個以上有する1
分子量5,000〜100゜000のプラスチック状(
ヒ合物、CB)放射線により硬化性をもつ不飽和二重結
合を1個以上有するか、または放射線硬化性を有しない
、分子量3゜000〜100,000のゴム状化合物、
および(C)放射線により硬化性をもつ不飽和二重結合
を1個以と有する、分子41200〜3,000の化合
物を、(A)20〜70重量%、(T3)20〜80重
量%、(C)10〜40f!量%の割合で用いた組合せ
が好まし、い。 また熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂も用いることがで
き、これらは平均分子量200,000以下のものが好
ましい。 特に好ましいものは、繊維素樹脂(硝化綿等)。 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、
ウレタンの組合せからなる熱硬化性樹脂(硬化剤使用)
である。 顔料としては、前述の磁性層に用いた無1顔料を使用す
ることができる。そのなかの1)に関してバインダー1
00重量部に対して20〜300重量部、2)に関して
は10〜300重量部含ませることが好ましい。 潤滑剤としては前述の磁性層に用いたものが使用できる
。なかでも脂肪酸および/または脂肪酸エステルを用い
るのが好ましい。 本発明の磁気記録媒体を製造するには常法に従って行え
ばよく、磁性粉をバインダー、有機溶剤等とともに混合
分散して磁性塗料を調製し、この磁性塗料をポリエステ
ルフィルムなどの基体上にグラビアコート、リバースロ
ールコート、エアーナイフコート、エアードクターコー
ト、ブレードコート、キスコート、スプレィコートなど
の手法を用いて塗布し、磁性粉の磁化容易方向が磁性層
に対して垂直方向となるように配向処理を行って乾燥し
、常法に従い熱硬化或いは放射線硬化すればよい。そし
て必要に応じてバックコートおよびトップコートを設け
ればよい。 配向処理は、常法に従う。 配向方法としては永久磁石、直流磁石、交流磁場が代表
的なものとして用いられ、それらのものの各種組合せ、
例えば垂直と水平の組合せ、永久磁石または直流磁場と
交流磁場の組合せ、機械的配向や機械的配向と上記の組
合せ等、種々のものが用いられる。 そして磁場外で磁性粒子が反磁場のために配向したもの
が乱れ、配向性の低下を生じないよう磁場内で乾燥させ
5反磁場が働いてもそれらの影響が出ないよう、磁場内
である程度乾燥させ、磁性粉が動かないようにする必要
がある。 磁場強度としては1000〜6000Gが好ましい。こ
の場合、本発明では、1000〜4000G程度でも十
分目的にかなうものとなる。 災胤■ 実施例にて本発明をさらに詳絹に説明するが、本発明は
これらに限定されろものでないことは言うまでもない。 特性は以下のようにし、て評価し、た。 (1)ヤング率 粘弾住人ペクトロメーター(台木製作所、東洋ボードウ
ィン、東洋精工化)での20℃での1lIll定値によ
る。 (2)耐久走行性 フロッピーディスクドライブにて、常温で耐久走行性の
実験を行った。 丈に魅上 典」′Lmユ 重量部;旬
Jウムフエライト(Hc7000e)(第1表)
120 カーボンブラック 30m、、−10 へ−Al2O3粉末(0,5=粉状) 2溶剤(
MEK/トルエン50150) l OO上記
組成物をボールミル中にて3時間混合し、六方晶系板状
バリウムフェライトを良く湿潤させる。次に 塩ビー酢ビービニルアルコール共重合体(マレイン酸含
有)分′f−量/10.000 6部(固型分換算)
アクリル二重結合導入塩酢ビ共重合体(マレイン酸含有
)分子量20,000 12部(固型分換算)アクリ
ル二重結合導入ポリエーテルウレタンエ7 スト? −
分子m40,000 9 ::15(固型分換算)ペン
タエリスリ]−−ルトリアクリレート 3部溶剤(ME
K/)−ルエン 50150) 200部ステアリ
ン酸 4部ステアリン酸ブチ
ル 2部のバインダーの混合物を良
く混合if!解させろ。 これを先の磁性粉処理を行なったボールミル中に投入し
、再び42時間分散させる。 この様にして得られた磁性塗料を厚さ75.−mのポリ
エステル(PET)JJ体上に塗布し、永久磁石(30
00ガウス)上で乾燥させながら垂直配向させ、その後
、連続して赤外線ランプまたは熱風により溶剤を乾燥さ
せた(これらは同時に並用してもよい)後、表面平滑化
処理後、ES1社製エレクトロカーテンタイプ電子線加
速’RFIIを使用して、加速電圧150KcV、?[
を極電流20mA、全照射量5 M r a dの条件
下でN2雰囲気下にて電子線を照射し、塗膜を硬化させ
た。硬化後の塗膜厚は磁性M2.0pmであった。なお
、この膜厚の測定は電子マイクロメーターで行った。 このようにして作成したサンプルの磁性層の各ヤング率
(E′)における耐久走行性を第1表に示す。 ズ】臼粗え 旦ユl(熱硬化型磁性層)11量部 バリウムフェライト磁性粉 120(第1表
、Hc6500e) ベーA1.03$9末(0,’5.−粉状) 2
分散剤(ソルビタントリステアレート)3溶剤(MEK
/トルエン50150) l OO上記組成物
をボールミル中にて3時間混合し。 六方晶系板状バリウムフェライトを分散剤により良く湿
潤させる。次に 塩化ビニル酢酸ビニル共重合体 15(ユニオ
ンカーバイト社製VAGH) 熱可塑性ウレタン樹脂 15(日本
ポリウレタン社製ニッポラン3022)溶剤(MEK/
トルエン 50150) 200潤滑剤(高級脂
肪酸変性シリコンオイル) 3の混合物を良く混合溶
解させる。 これを先の磁性粉処理を行なったボールミフレ中に投入
し、再び42時間分散させる。分散後、磁性塗料中のバ
インダーの水酸基を主体とした官能基と反応し架橋結合
し得るイソシアネート化合物(バイエル社製デスモジュ
ールし)を5部(固形分換算)、上記ボールミル仕込塗
料に20分で混合を行なった。 磁性塗料を757− mのポリエステルフィルム上に塗
布し、交流磁@(2000ガウス)上で乾燥させながら
垂直配向させ、赤外線ランプまたは熱風により溶剤を乾
燥させた後1表面平滑化処理後。 80℃に保持したオーブン中にロールを48時間保持し
、イソシアネートによる架橋反応を促進させた0両面フ
ロッピーを作製した。 がじLり≦と二」Σ層」−重量部 カーボンブラック 20m□ 50アクリル
変性塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合
体(分子i3万)40アクリル変性ポリウレタンエラス
トマー(分子量2万)40 多官能アクリレート 分子jitl千 20ステ
アリン酸 4ステアリン
酸ブチル 2混合溶剤(MIBK
/トルエン) 250上記混合物をボールミル中
5時間分散させ、磁性面が形成されているポリエステル
フィルムの裏面に乾燥厚12.、になるように塗布し、
エレク1−ロカーテンタイプ電子線加速装置を用いて加
速電圧150KeV、’aHi!電流]O電流1汲d.
N2ガス中で電子線をバラフコ−1へ層に照射し7 た
。 ヌU頓鮭1 実施例2でバリウムフェライト磁性粉粒径を0。 0 5 (ト1c700)10. 11(l(c6
50)=1/lの混合系のものに変更した以外は同じで
ある。 夫嵐f牡 実施例1に分散剤(大豆油′M製レシチン)2部を加え
た以外は同じである。 第1表に示す通り9XlO”dyn/cm2以上のフロ
ッピーディスクは耐久性が良好である。 次に11.−ベース上に塗布し、8m/mデツキにて評
価したものを第2表に示す。バック層としてバック層1
を使用した。第2表中実施例2−1゜2−2.2−3は
以下のようなものである。 実施例2−1=実施例2で磁性粉粒径0.05.−m、
板状比3/1とした以外は実施例2と同じである。 実施例2−2:実施例2で磁性粉粒径0.07.。 m、板状比6/1のものを使用した。配向が無配向以外
は実施例2と同じである。 実施例2−3:実施例2で磁性粉粒径0.11.−m、
板状比35/lとした以外は実施例2と同じである。 第2表に示すように9X10”dyn/cm’以上のも
のは磁性面削れもなく、そのためドロップアウトが少な
く、良好な事がわかる。 第1表、第2表に示すとおり磁性層のヤング率(E’)
を9 X 10 ” d y n / c m 2以上
とする事により耐久走行性にすぐれた磁気記録媒体を得
ることができる。上記の範囲のヤング率は磁性粉の板状
比1分散方法、加工方法等を選ぶことによって得ること
ができる。 W譬伽釆− 磁気記録層に六方晶系板状フェライト磁性粉を用い、磁
性層のヤング率(E′)を9 X 1. Ody n
/ c m 2以上とすることにより、耐久走行性を向
上させることができ、実用上すぐれた磁気記録媒体が得
られる。
キシエチルメタクリレート(2【イEMA)アダクトの
製法 TDI348部をN2気流中11の4つロフラスコ内で
80℃に加熱後、2−エチレンメタクリレート260部
5オクチル酸スズ0.07部、ハイドロキノン0.05
部を反応缶内の温度が80〜85℃となるように冷却コ
ントロールしながら滴下終了後80℃で3時間攪拌し反
応を完結させる。反応終了後取り出して冷却後白色ペー
スト状のTDIの2HEMAを得た。】 b)ブチラール樹脂アクリル変性体の合成(放射線感応
変性樹脂) ブチラール樹脂積水化学製BM−3100部をトルエン
191.2部、シクロへキサノン71゜4部と共に51
の4つロフラスコに仕込み加熱溶解し80℃昇温後TD
Iの2 HE M Aアダクト※を7.4部加え、更に
オクチル酸スズ0.015部、ハイドロキノン0.01
5部を加え、80°CでN2気流中NC○反応率が90
%以上となるまで反応せしめる。反応終了後冷却し、メ
チルエチルケトンにて希釈する。 C)飽和ポリエステル樹脂アクリル変性体の合成(放射
線感応変性樹脂) 飽和ポリエステル樹脂(東洋紡製バイロンRV−200
)、100部をトルエン116部、メチルエチルケトン
116部に加熱溶解し80℃昇温後TDIの2HEMA
アダクト※を3.55部加え、オクチル酸スズ0.00
7部、ハイドロキノン0.007部を加え、80℃、N
2気流中NCO反応率が90%以上となるまで反応せし
める。 d)■エポキシ樹脂アクリル変性体の合成(放射線感応
変性樹脂) エポキシ樹脂(シェル化学製エピコート1007)、4
00部をトルエン50部、メチルエチルケトン50部に
加熱溶解後、N、N−ジメチルベンジルアミン0.00
6部、ハイドロキノン0゜003部を添加し80℃とし
、アクリル酸69部を消却し80℃で酸価5以下となる
まで反応せしめる。 ◎フェノキシ樹脂アクリル変性体の合成(放射線感応変
性樹脂) 0 )1基を有するフェノキシ樹脂(PKHHjUCC
社製 分子量30,000)600部、メチルエチルケ
トン1800部を31の4ソロフラスコに仕込み、加熱
溶解し、80℃昇温後、トリレンジイソシアネートの2
ヒドロキシエチルメタクリレートアダクトを6.0部加
え、更にオクチル酸スズ0.012部、ハイドロキノン
0.012部を加え、80°CでN2気流中、NC0反
応率が90%となるまで反応せしめる。このフェノキシ
変性体の分子量は35,000.1分子当りの二重結合
は1個である。 e)ウレタンエラストマーアクリル変性体の合成(放射
線硬化性エラストマー) 末端インシアネートのジフェニルメタンジイソシアネー
ト(MDI)系ウレタンプレポリマー(日本ポリウレタ
ン製ニッポラン3119)250部、2HEMA32.
5部、ハイドロキノン0゜07部、オクチル酸スズ0.
009部を反応缶に入れ、80℃に加熱溶解後TDI4
3.5部を反 。 応缶内の温度が80〜90°Cとなるように冷却しなが
ら滴下し1滴下終了後80℃で反応率95%以上となる
まで反応せしめる。 f)ポリエーテル系末端ウレタン変性エラストマーアク
リル変性体(放射線硬化性エラストマー)の合成 日本ポリウレタン社製ポリエーテルPTG−500,2
50部、2HEMA32.5部、ハイド白キノン0.0
07部、オクチル酸スズ0.009部を反応缶に入れ、
80℃に加熱溶解後TDI43.5部を反応缶内の温度
が80〜90℃となるように冷却しながら滴下し、滴下
終了後80“Cで反応率95%以上となるまで反応せし
める。 g)ポリブタジェンエラストマーアクリル変性体の合成
(放射線硬化性エラストマー) シンクレアペ!−ロケミカル社製低分子量末端水酸基ポ
リブタジェンポリBDリクイッ1〜レジンR−15,2
50部、2HEMA32.5部、ハイドロキノン0.0
07部、オクチル酸スズ0.009部を反応缶に入れ、
80℃に加熱溶解後TD143.5部を反応缶内の温度
が80〜90℃となるように冷却しながら滴下し、滴下
終了後80℃で反応率95%以上となるまで反応せしめ
ろ。 高分子には放射線照射により崩壊するものと分子間に架
橋を起こすものが知られている。分子間に架橋を起こす
ものとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリス
チレン、ポリアクリル酸エステル、ポリアクリルアミド
、ポリ塩化ビニル。 ポリエステル、ポリビニルピロリドンゴム、ポリビニル
アルコール、ポリアクロレインがある。この様な架橋型
ポリマーであれば上記のような変性を特に施さなくても
、架橋反応が起るので、前記変性体の他に、これらの樹
脂はそのまま放射線架橋用として使用可能である。 更にまた、この方法によれば溶剤を使用しない無溶剤型
の樹脂であっても短時間で硬化することができるので、
この様な樹脂を用いることができる。 このような放射線硬化性樹脂を用いることによって大径
のいわゆるジャンボロールで巻きしまりがなくなり、ジ
ャンボロール内外での電磁変換特性の差がなくなり特性
が向上する。またオンラインで行えるので生産性が良く
なる。 磁性゛扮/バインダーは1重量比で1/1〜9/1、特
に2/1〜8/1であることが好ましい。 このような割合とするのは1. / 1未満では飽和磁
束密度が低くなり、9/1を超えると分散不良により表
面粗度が悪くなり、また塗膜ももろくなり好ましくなく
なるからである。 本発明では必要に応じ、非反応性溶剤が使用される。溶
剤としては特に制限はないが、バインダーの溶解性およ
び相溶性等を考慮して適宜選択される。 例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
タケ1−ン、シクロヘキサノン等のケトン類;メタノー
ル、エタノール、プロパツール、ブタノール等のアルコ
ール類;ギ酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、乳酸エチル、酢酸グリコールモノエチルエーテル
等のエステル類;イソプロピルエーテル、エチルエーテ
ル、グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエチ
ルエーテル、ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、エチルベンゼン等の芳香1’A 炭
化水素類;テトラヒドロフラン、フルフラール等のフラ
ン類;メチレンクロライド、エチレンクロライド、四塩
化炭素、クロロホルム、エチレンクロルヒドリン、ジク
ロルベンゼン等の塩素化炭化水素5その他ジメチルホル
ムアミド等が単一溶剤またはこれらの混合溶剤として使
用される。 これらの溶剤はバインダーに対して10〜10000w
t%、特に100〜5000wt%の割合で用いる。 磁性層には無機顔料が含まれていてもよい。 無@Ki料としては、■)導電性のあるカーボンブラッ
ク、グラファイト、グラファイト化カーボンブラック、
また2)!!機充填剤としてSin、:。 TiO2,Al2O3,Cr2O3、SiC,CaO、
CaCO3,酸化亜鉛、ゲーサイト、?l″Fe2O3
、タルク、カオリン、CaSO3,窒化硼素、フッ化黒
鉛、二硫化モリブデン、ZnS等がある。またこの他、
次のような微粒子顔料(エアロジルタイプ、コロイダル
タイプ):SiCユ、AI、03 、 T ! 02
、Z r O2、Cr 203゜Y203 、CeO2
、Fe304 、Fe203 。 ZrS i04 、Sb205.Sn○等も用いられる
。これら微粒子顔料は、例えば5i02の場合、■無水
硅酸の超微粒子コロイド溶液(スノーテックス、水系、
メタノールシリカゾル等1日産化学)、(■精製四塩化
ケイ素の燃焼によって製造される超微粒子状無水シリカ
(標準品100八)(アエロジル、日本アエロジル株式
会社)などが挙げられる。又、前記■の超微粒子コロイ
ド溶液及び■と同様の気相法で製造されろ超微粒子状の
酸化アルミニウム、並びに酸化チタン及び前述の微粒子
顔料が使用され得ろ。この様な無機顔料の使用量はl)
に関しては磁性粉ダー100重量部に対して1〜30重
量部、又2)に関しては1〜30重駄部が適当であり、
これらがあまり多くなると、塗膜がもろくなり、かえっ
てドロップアウトが多くなるという欠点がある。 また、無機顔料の径については1)に関しては0、、I
、−m以下、さらには0.05.−m以下が好ましくz
2)に関しては0.7.−m以下、さらには0.5.−
m以下が好ましい。 磁性層には分散剤が含まれていてもよい。 分散剤としては有機チタンカップリング剤、シランカッ
プリング剤や界面活性剤が、帯電防11ユ剤としてサポ
ニンなどの天然界面活性剤;アルキレンオキサイド系、
グリセリン系、グリシドール系などのノニオン界面活性
剤;高級アルキルアミン類、第4級アンモニウム塩類、
ピリジンその他の複素環類、ホスホニウム又はスルホニ
ウム類などのカチオン界面活性剤;カルボン酸、スルホ
ン酸。 燐酸、硫酸エステル基、燐酸エステル暴等の酸性基を含
むアニオン界面活性剤;アミノ酸類、アミノスルホン酸
類、アミノアルコールの&f1Mまたは燐酸エステル類
等の両性活性剤などが使用される。 磁性層応は潤滑剤が含まれていてもよい。 潤滑剤としては従来この種の磁気記録媒体に用いられる
潤滑剤としてシリコンオイル、弗素オイル、脂肪酸、脂
肪酸エステル、パラフィン、流動パラフィン、界面活性
剤等を用いることができるが、脂肪酸および/又は脂肪
酸エステルを用いるのが好ましい。 脂肪酸としてはカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸
、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リルン酸、
ステアロール酸等の炭素数12以上の脂肪酸(RC○○
■1、Rは炭素数11以上のアルキル基)であり、脂肪
酸エステルとしては、炭素数12〜16個の一塩基性脂
肪酸と炭素数3〜12個の一価のアルコールからなる脂
肪酸エステル類、炭素数17個以上の一塩基性脂肪酸と
該脂肪酸の炭素数と合計して炭素数が21〜23個より
成る一価のアルコールとから成る脂肪酸エステル等が使
用され、又前記脂肪酸のアルカリ全屈又はアルカリ土類
金属からなる金属石鹸、レシチン等が使用される。 シリコーンとしては脂肪酸変性よりなるもの、一部フッ
素変性されているものが使用される。アルコールとして
は高級アルコールよりなるもの5フツ素としては電解置
換、テロメリゼーション、オリゴメリゼーション等によ
って得られるものが使用される。 潤滑剤の中では放射線硬化型のものも使用して好都合で
ある。 放射線硬化型潤滑剤としては、滑性を示す分子鎖とアク
リル系二重結合とを分子中に有する化合物、例えばアク
リル酸エステル、メタクリル酸エステル、ビニル酢酸エ
ステル、アクリル酸アミド系化合物、ビニルアルコール
エステル、メチルビニルアルコールエステル、アリルア
ルコールエステル、グリセライド等があり、これらの潤
滑剤を構造式で表すと、 CH3 「 CH2=CHC0OR,CH,=C−C○0R1CH2
=CH−CH2COOR1 CH,=CHC0NHCH20COR1RC○OCH2
CH= CH2等で、ここでRは直鎖又は分枝状の飽和
もしくは不飽和炭化水素基で、炭素数は7以上、好まし
くは12以上23以下であり、これらは弗素置換体とす
ることもてきる。弗素置換体としては Cn F 2n+l−1CnF2n+1(CH2)m−
(但し、m=1〜5)、 R CnF2n++ S02 NCH2CH2−1等がある
。 これら放射線硬化型潤滑剤の好ましい具体例としては、
ステアリン酸メタクリレート(アクリレート)、ステア
リルアルコールのメタクリレート(アクリレート)、グ
リセリンのメタクリレート(アクリレート)、グリコー
ルのメタクリレート(アクリレート)、シリコーンのメ
タクリレート(アクリレート)等が挙げられる。 潤滑剤の入っていない磁気記録層は摩擦係数が高いため
画像のゆらぎが生じ、ジッターが発生し易いと共に、特
に高温走行下で摩擦係数が高いため磁気記録層の削れが
発生し易く1巻きみだれを生じ易いものである。又、デ
ィスク媒体では耐久走行性が劣ったり、塗膜ケズレが発
生したりする。 分散剤および潤滑剤はバインダーに対して0゜1〜20
重量%含ませるのがよい。 バインダー量が多すぎるとブロッキングが出。 バインダーが少なすぎるとカレンダ一工程での付着が発
生して好ましくない。 なお本発明の磁気記録層の塗布乾燥後の厚みは0.1〜
10−mの範囲が一般的である。 磁性層の潤滑剤、有機バインダーが放射線硬化型の場合
、その架橋に使用する活性エネルギー線としては、放射
線加速器を線源とした電子線、Co60を線源とした7
−VA、5r90を線源とし、たβ−線、X線発生器を
線源としたX線あるいは紫外線等が使用されろ。 特に照射線源としては吸収線量の制御、TJ3造工程ラ
インへの導入、電離放射線の遮蔽等の見地から放射線加
熱器により放射線を使用する方法が有利である。 本発明に使用される非磁性基材としては、ポリエチレン
テレフタレート等のポリエステル類、ポリプロピレン等
のポリオレフィン類、セルローストリアセテート等のセ
ルロース誘導体、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリ
サルホン、ポリエチレンナフタレート、芳香族アラミド
、芳香族ポリエステル、アルミニウム等の金属板、ガラ
ス板等が使用されるが、これらに限定されるものではな
い、これらの中では、特にポリエステル、ポリアミド、
ポリイミド等を用いることが好ましい。 本発明の磁気記録媒体では支持体の両面に磁性層を設け
てもよい。特にフロッピーディスクの場合は両面に磁性
層を設けているものが好ましい。 また本発明の磁気記録媒体は必要に応じてバックコート
およびトップコートを設けてもよい。 これらのうちバックコートは、バインダー、1fL料お
よび潤滑剤からなる組成とするのがよい。 バインダーとしては、前述の磁性層に用いた放射線硬化
性樹脂を使用することができるが、例えば(A)放射線
により硬化性をもつ不飽和二重結合を2個以上有する1
分子量5,000〜100゜000のプラスチック状(
ヒ合物、CB)放射線により硬化性をもつ不飽和二重結
合を1個以上有するか、または放射線硬化性を有しない
、分子量3゜000〜100,000のゴム状化合物、
および(C)放射線により硬化性をもつ不飽和二重結合
を1個以と有する、分子41200〜3,000の化合
物を、(A)20〜70重量%、(T3)20〜80重
量%、(C)10〜40f!量%の割合で用いた組合せ
が好まし、い。 また熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂も用いることがで
き、これらは平均分子量200,000以下のものが好
ましい。 特に好ましいものは、繊維素樹脂(硝化綿等)。 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、
ウレタンの組合せからなる熱硬化性樹脂(硬化剤使用)
である。 顔料としては、前述の磁性層に用いた無1顔料を使用す
ることができる。そのなかの1)に関してバインダー1
00重量部に対して20〜300重量部、2)に関して
は10〜300重量部含ませることが好ましい。 潤滑剤としては前述の磁性層に用いたものが使用できる
。なかでも脂肪酸および/または脂肪酸エステルを用い
るのが好ましい。 本発明の磁気記録媒体を製造するには常法に従って行え
ばよく、磁性粉をバインダー、有機溶剤等とともに混合
分散して磁性塗料を調製し、この磁性塗料をポリエステ
ルフィルムなどの基体上にグラビアコート、リバースロ
ールコート、エアーナイフコート、エアードクターコー
ト、ブレードコート、キスコート、スプレィコートなど
の手法を用いて塗布し、磁性粉の磁化容易方向が磁性層
に対して垂直方向となるように配向処理を行って乾燥し
、常法に従い熱硬化或いは放射線硬化すればよい。そし
て必要に応じてバックコートおよびトップコートを設け
ればよい。 配向処理は、常法に従う。 配向方法としては永久磁石、直流磁石、交流磁場が代表
的なものとして用いられ、それらのものの各種組合せ、
例えば垂直と水平の組合せ、永久磁石または直流磁場と
交流磁場の組合せ、機械的配向や機械的配向と上記の組
合せ等、種々のものが用いられる。 そして磁場外で磁性粒子が反磁場のために配向したもの
が乱れ、配向性の低下を生じないよう磁場内で乾燥させ
5反磁場が働いてもそれらの影響が出ないよう、磁場内
である程度乾燥させ、磁性粉が動かないようにする必要
がある。 磁場強度としては1000〜6000Gが好ましい。こ
の場合、本発明では、1000〜4000G程度でも十
分目的にかなうものとなる。 災胤■ 実施例にて本発明をさらに詳絹に説明するが、本発明は
これらに限定されろものでないことは言うまでもない。 特性は以下のようにし、て評価し、た。 (1)ヤング率 粘弾住人ペクトロメーター(台木製作所、東洋ボードウ
ィン、東洋精工化)での20℃での1lIll定値によ
る。 (2)耐久走行性 フロッピーディスクドライブにて、常温で耐久走行性の
実験を行った。 丈に魅上 典」′Lmユ 重量部;旬
Jウムフエライト(Hc7000e)(第1表)
120 カーボンブラック 30m、、−10 へ−Al2O3粉末(0,5=粉状) 2溶剤(
MEK/トルエン50150) l OO上記
組成物をボールミル中にて3時間混合し、六方晶系板状
バリウムフェライトを良く湿潤させる。次に 塩ビー酢ビービニルアルコール共重合体(マレイン酸含
有)分′f−量/10.000 6部(固型分換算)
アクリル二重結合導入塩酢ビ共重合体(マレイン酸含有
)分子量20,000 12部(固型分換算)アクリ
ル二重結合導入ポリエーテルウレタンエ7 スト? −
分子m40,000 9 ::15(固型分換算)ペン
タエリスリ]−−ルトリアクリレート 3部溶剤(ME
K/)−ルエン 50150) 200部ステアリ
ン酸 4部ステアリン酸ブチ
ル 2部のバインダーの混合物を良
く混合if!解させろ。 これを先の磁性粉処理を行なったボールミル中に投入し
、再び42時間分散させる。 この様にして得られた磁性塗料を厚さ75.−mのポリ
エステル(PET)JJ体上に塗布し、永久磁石(30
00ガウス)上で乾燥させながら垂直配向させ、その後
、連続して赤外線ランプまたは熱風により溶剤を乾燥さ
せた(これらは同時に並用してもよい)後、表面平滑化
処理後、ES1社製エレクトロカーテンタイプ電子線加
速’RFIIを使用して、加速電圧150KcV、?[
を極電流20mA、全照射量5 M r a dの条件
下でN2雰囲気下にて電子線を照射し、塗膜を硬化させ
た。硬化後の塗膜厚は磁性M2.0pmであった。なお
、この膜厚の測定は電子マイクロメーターで行った。 このようにして作成したサンプルの磁性層の各ヤング率
(E′)における耐久走行性を第1表に示す。 ズ】臼粗え 旦ユl(熱硬化型磁性層)11量部 バリウムフェライト磁性粉 120(第1表
、Hc6500e) ベーA1.03$9末(0,’5.−粉状) 2
分散剤(ソルビタントリステアレート)3溶剤(MEK
/トルエン50150) l OO上記組成物
をボールミル中にて3時間混合し。 六方晶系板状バリウムフェライトを分散剤により良く湿
潤させる。次に 塩化ビニル酢酸ビニル共重合体 15(ユニオ
ンカーバイト社製VAGH) 熱可塑性ウレタン樹脂 15(日本
ポリウレタン社製ニッポラン3022)溶剤(MEK/
トルエン 50150) 200潤滑剤(高級脂
肪酸変性シリコンオイル) 3の混合物を良く混合溶
解させる。 これを先の磁性粉処理を行なったボールミフレ中に投入
し、再び42時間分散させる。分散後、磁性塗料中のバ
インダーの水酸基を主体とした官能基と反応し架橋結合
し得るイソシアネート化合物(バイエル社製デスモジュ
ールし)を5部(固形分換算)、上記ボールミル仕込塗
料に20分で混合を行なった。 磁性塗料を757− mのポリエステルフィルム上に塗
布し、交流磁@(2000ガウス)上で乾燥させながら
垂直配向させ、赤外線ランプまたは熱風により溶剤を乾
燥させた後1表面平滑化処理後。 80℃に保持したオーブン中にロールを48時間保持し
、イソシアネートによる架橋反応を促進させた0両面フ
ロッピーを作製した。 がじLり≦と二」Σ層」−重量部 カーボンブラック 20m□ 50アクリル
変性塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合
体(分子i3万)40アクリル変性ポリウレタンエラス
トマー(分子量2万)40 多官能アクリレート 分子jitl千 20ステ
アリン酸 4ステアリン
酸ブチル 2混合溶剤(MIBK
/トルエン) 250上記混合物をボールミル中
5時間分散させ、磁性面が形成されているポリエステル
フィルムの裏面に乾燥厚12.、になるように塗布し、
エレク1−ロカーテンタイプ電子線加速装置を用いて加
速電圧150KeV、’aHi!電流]O電流1汲d.
N2ガス中で電子線をバラフコ−1へ層に照射し7 た
。 ヌU頓鮭1 実施例2でバリウムフェライト磁性粉粒径を0。 0 5 (ト1c700)10. 11(l(c6
50)=1/lの混合系のものに変更した以外は同じで
ある。 夫嵐f牡 実施例1に分散剤(大豆油′M製レシチン)2部を加え
た以外は同じである。 第1表に示す通り9XlO”dyn/cm2以上のフロ
ッピーディスクは耐久性が良好である。 次に11.−ベース上に塗布し、8m/mデツキにて評
価したものを第2表に示す。バック層としてバック層1
を使用した。第2表中実施例2−1゜2−2.2−3は
以下のようなものである。 実施例2−1=実施例2で磁性粉粒径0.05.−m、
板状比3/1とした以外は実施例2と同じである。 実施例2−2:実施例2で磁性粉粒径0.07.。 m、板状比6/1のものを使用した。配向が無配向以外
は実施例2と同じである。 実施例2−3:実施例2で磁性粉粒径0.11.−m、
板状比35/lとした以外は実施例2と同じである。 第2表に示すように9X10”dyn/cm’以上のも
のは磁性面削れもなく、そのためドロップアウトが少な
く、良好な事がわかる。 第1表、第2表に示すとおり磁性層のヤング率(E’)
を9 X 10 ” d y n / c m 2以上
とする事により耐久走行性にすぐれた磁気記録媒体を得
ることができる。上記の範囲のヤング率は磁性粉の板状
比1分散方法、加工方法等を選ぶことによって得ること
ができる。 W譬伽釆− 磁気記録層に六方晶系板状フェライト磁性粉を用い、磁
性層のヤング率(E′)を9 X 1. Ody n
/ c m 2以上とすることにより、耐久走行性を向
上させることができ、実用上すぐれた磁気記録媒体が得
られる。
Claims (3)
- (1)非磁性基材上に塗布型磁気記録層を設けた磁気記
録媒体において、磁気記録層に六方晶系板状フェライト
磁性粉を用い、磁性層のヤング率(E′)が9×10^
1^0dyn/cm^2以上であることを特徴とする磁
気記録媒体。 - (2)六方晶系板状フェライト磁性粉がバリウムフェラ
イト磁性粉である特許請求の範囲第1項記載の磁気記録
媒体。 - (3)磁気記録媒体がフロッピーディスクである特許請
求の範囲第1項又は第2項記載の磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60276913A JPS62137723A (ja) | 1985-12-11 | 1985-12-11 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60276913A JPS62137723A (ja) | 1985-12-11 | 1985-12-11 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62137723A true JPS62137723A (ja) | 1987-06-20 |
Family
ID=17576132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60276913A Pending JPS62137723A (ja) | 1985-12-11 | 1985-12-11 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62137723A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5840410A (en) * | 1995-02-23 | 1998-11-24 | Imation Corp. | Magnetic recording medium having a magnetic layer and a partially-filled liquid lubricant-containing coating thereunder |
-
1985
- 1985-12-11 JP JP60276913A patent/JPS62137723A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5840410A (en) * | 1995-02-23 | 1998-11-24 | Imation Corp. | Magnetic recording medium having a magnetic layer and a partially-filled liquid lubricant-containing coating thereunder |
US6274227B1 (en) | 1995-02-23 | 2001-08-14 | Imation Corp. | Magnetic recording medium having a magnetic layer and a coating thereunder |
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