JPS62136702A - セラミック、及びその製造方法、及びそれを用いた電子回路用基体、及び電子回路 - Google Patents
セラミック、及びその製造方法、及びそれを用いた電子回路用基体、及び電子回路Info
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- JPS62136702A JPS62136702A JP60275489A JP27548985A JPS62136702A JP S62136702 A JPS62136702 A JP S62136702A JP 60275489 A JP60275489 A JP 60275489A JP 27548985 A JP27548985 A JP 27548985A JP S62136702 A JPS62136702 A JP S62136702A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はセラミック、特に磁器コンデンサー等の電子部
品基材乃至はコンデンサー内蔵磁器基板等の電子部品内
蔵電子回路用基体など電子材料として利用し得るセラミ
ック、該セラミックを製造する方法及び前記セラミック
を用いた電子回路用基体に関する。
品基材乃至はコンデンサー内蔵磁器基板等の電子部品内
蔵電子回路用基体など電子材料として利用し得るセラミ
ック、該セラミックを製造する方法及び前記セラミック
を用いた電子回路用基体に関する。
従来、電子回路用基体は、導体回路のみ、導体回路と抵
抗、もしくは導体回路と抵抗と限られた範囲のコンデン
サーを具備して構成され、その他の機能部分は、素子と
して分離して基体に装着されていた。
抗、もしくは導体回路と抵抗と限られた範囲のコンデン
サーを具備して構成され、その他の機能部分は、素子と
して分離して基体に装着されていた。
即ち、例えば、従来の磁器基板においては、導体と抵抗
体の内蔵基板が中心であり、コンデンサーはチップ部品
等としてはんだ付により装着していた。この為、電子回
路の小型化には限界があった。第12図にその1例を示
す。121は磁器基板、122は導体回路、123は抵
抗体、124はチップコンデンサーである。
体の内蔵基板が中心であり、コンデンサーはチップ部品
等としてはんだ付により装着していた。この為、電子回
路の小型化には限界があった。第12図にその1例を示
す。121は磁器基板、122は導体回路、123は抵
抗体、124はチップコンデンサーである。
近年、同一の磁器基板内で誘電率を変化させる事により
、基板内に複数個のコンデンサーを内蔵させようとする
試みがなされている。つまり、第13図に示すように、
高誘電率ε1の部分131゜133と低誘電率620部
分132を分離する事によシ同−基板上に複数個のコン
デンサーを形成させようとする試みである。しかしなが
ら、従来、同一基板内に異な9た誘電体部分を形成する
方法が非常に難しく、例えば積層セラミックコンデンサ
ーを作製する場合の煩雑さを考えれば自明である様に、
複数個のコンデンサーを内蔵する基板は、未だ実現乃至
実用化されていないのが現状である。
、基板内に複数個のコンデンサーを内蔵させようとする
試みがなされている。つまり、第13図に示すように、
高誘電率ε1の部分131゜133と低誘電率620部
分132を分離する事によシ同−基板上に複数個のコン
デンサーを形成させようとする試みである。しかしなが
ら、従来、同一基板内に異な9た誘電体部分を形成する
方法が非常に難しく、例えば積層セラミックコンデンサ
ーを作製する場合の煩雑さを考えれば自明である様に、
複数個のコンデンサーを内蔵する基板は、未だ実現乃至
実用化されていないのが現状である。
筐た、高誘電率の部分131,133を限られた構造ス
ペースのなかで動作上互いに影響を及ぼし合わない程度
に素子機能部分として十分に分離された状態にすること
も1重要な技術的課題となってい友。
ペースのなかで動作上互いに影響を及ぼし合わない程度
に素子機能部分として十分に分離された状態にすること
も1重要な技術的課題となってい友。
更に、この様な電子部品乃至は電子回路用基体にまつわ
る機能部分の分離内蔵の問題点は、誘電体磁器に限らず
、セラミック内に2つ以上の同種又は異種の機能部分を
形成しようとする場合に、普く顕現されていた。
る機能部分の分離内蔵の問題点は、誘電体磁器に限らず
、セラミック内に2つ以上の同種又は異種の機能部分を
形成しようとする場合に、普く顕現されていた。
本発明の第1の目的は、複数の機能部分を十分に分離さ
れた状態で画成して内蔵し得るセラミックを提供するこ
とにある。
れた状態で画成して内蔵し得るセラミックを提供するこ
とにある。
本発明の第2の目的は、この様に複数の機能部分を十分
に分離された状態で形成し得るセラミックの製造法を提
供することにある。
に分離された状態で形成し得るセラミックの製造法を提
供することにある。
本発明の第3の目的は、前述した様に複数の機能部分を
十分に分離された状態で画成して内蔵し得るセラミック
によって構成されることにより、互いに素子機能部分と
して十分に分離された状態で複数の電子部品構成単位を
内蔵し得る電子回路用基体を提供することにある。
十分に分離された状態で画成して内蔵し得るセラミック
によって構成されることにより、互いに素子機能部分と
して十分に分離された状態で複数の電子部品構成単位を
内蔵し得る電子回路用基体を提供することにある。
上記第1の目的は、表層部分乃至は内部に構成粒子の大
きさの相違により誘電率の異なる領域が設けられて、互
いに分離した2つ以上の機能部分を有していることを特
徴とする本発明のセラミックによって達成される。
きさの相違により誘電率の異なる領域が設けられて、互
いに分離した2つ以上の機能部分を有していることを特
徴とする本発明のセラミックによって達成される。
上記第2の目的は、成形体を焼成するにあたり、前記成
形体の表層部分乃至は内部に焼成による粒成長が強制的
に促進又は抑制されて誘電率の異なる部分を形成するこ
とによシ、前記成形体を焼成して得られる焼成体内に互
いに分離した2つ以上の機能部分を形成せしめることを
特徴とするセラミックの製造法によって達成される。
形体の表層部分乃至は内部に焼成による粒成長が強制的
に促進又は抑制されて誘電率の異なる部分を形成するこ
とによシ、前記成形体を焼成して得られる焼成体内に互
いに分離した2つ以上の機能部分を形成せしめることを
特徴とするセラミックの製造法によって達成される。
上記第3の目的は、表層部分乃至は内部に構成粒子の大
きさの相違によシ誘電率の異なる物体で置換した領域が
設けられて、互いに分離した2つ以上の機能部分を有し
ているセラミックによって構成されていることを特徴と
する本発明の電子回路用基体によって達成される。
きさの相違によシ誘電率の異なる物体で置換した領域が
設けられて、互いに分離した2つ以上の機能部分を有し
ているセラミックによって構成されていることを特徴と
する本発明の電子回路用基体によって達成される。
本発明のセラミックが有する前記機能部分として、例え
ばコンデンサー、抵抗、絶縁体、ダイオード、トランジ
スター等の電子部品構成単位全例ホすることができる。
ばコンデンサー、抵抗、絶縁体、ダイオード、トランジ
スター等の電子部品構成単位全例ホすることができる。
この様な機能部分は、前記誘電率の異なる物体自体を互
いに分離してセラミック内に配置することにより構成す
ることができるし、あるいは、前記誘N率の異なる物体
を介在させることにより互いに分離してセラミック内に
配置することによ多構成することもできる。
いに分離してセラミック内に配置することにより構成す
ることができるし、あるいは、前記誘N率の異なる物体
を介在させることにより互いに分離してセラミック内に
配置することによ多構成することもできる。
本発明のセラミックを構成する前記誘電率の異なる領域
は、構成粒子の大きさの相違により異なる誘電率を有す
るものであり、構成粒子の組成が同じであっても誘電率
の異なる領域を形成せしめることができる。あるいは、
構成粒子の組成や粒子構造乃至は微構造(例えば結晶構
造や非晶質ネットワーク等ンを変えることによシ更にa
+極的に誘電率を異ならしめることもできる。
は、構成粒子の大きさの相違により異なる誘電率を有す
るものであり、構成粒子の組成が同じであっても誘電率
の異なる領域を形成せしめることができる。あるいは、
構成粒子の組成や粒子構造乃至は微構造(例えば結晶構
造や非晶質ネットワーク等ンを変えることによシ更にa
+極的に誘電率を異ならしめることもできる。
以下、本発明のセラミックの1つの具体ψIJとして、
誘電体磁器について詳しく説明する。
誘電体磁器について詳しく説明する。
誘電体磁器は、通常例えばBaTiO3、SrTiO3
゜MgTi03(Ba 、 Sr ) (Ti 、 5
n)03系複合酸化物(固溶体も含む)、(Ba +
Sr ) TiO3系複合酸化物(固溶体も含む)、(
Mg 、 Sr 、 Ca) Tie、系複合酸化物(
固溶体も含む)、(Sr 、Pb) TlOs系複合酸
化物(固溶体も含む)、(SrCa) TlOs系複合
酸化物(固溶体も含む)、Fe2O,、ZnOなどの誘
電体成分の1種又は2種以上を用い、成形、焼成して焼
結体を得る方法や、前記誘電体成分に半導体化に必要な
成分としてLa + Dy 、 Nd 、 Y t N
b 、 Ta t Er 、 Gd + T(o +C
o等の酸化物などを添加し混合した後、圧粉状の成形体
を得、−次焼成して半導体化し、次いで焼成体表面に金
属又は金属酸化物(例えばCu 、 Cu(LMnO□
、’rz2ost PbO、P2O3,Bi2O,、N
b2O,ZnO等)を塗布し、二次焼成して粒界絶縁層
を形成せしめることにより得られる。
゜MgTi03(Ba 、 Sr ) (Ti 、 5
n)03系複合酸化物(固溶体も含む)、(Ba +
Sr ) TiO3系複合酸化物(固溶体も含む)、(
Mg 、 Sr 、 Ca) Tie、系複合酸化物(
固溶体も含む)、(Sr 、Pb) TlOs系複合酸
化物(固溶体も含む)、(SrCa) TlOs系複合
酸化物(固溶体も含む)、Fe2O,、ZnOなどの誘
電体成分の1種又は2種以上を用い、成形、焼成して焼
結体を得る方法や、前記誘電体成分に半導体化に必要な
成分としてLa + Dy 、 Nd 、 Y t N
b 、 Ta t Er 、 Gd + T(o +C
o等の酸化物などを添加し混合した後、圧粉状の成形体
を得、−次焼成して半導体化し、次いで焼成体表面に金
属又は金属酸化物(例えばCu 、 Cu(LMnO□
、’rz2ost PbO、P2O3,Bi2O,、N
b2O,ZnO等)を塗布し、二次焼成して粒界絶縁層
を形成せしめることにより得られる。
本発明のセラミックとしての誘電体磁器は、例えば前記
半導体化を経て得られる誘電体磁器で構成される。
半導体化を経て得られる誘電体磁器で構成される。
例えば板状の誘電体磁器について、前記誘電率の異なる
領域及び機能部分の形状例を示すと、第1図乃至第4図
の様になる。なお、第1図乃至第4図の例において、1
は板状誘電体磁器、Aは誘電率の異なる領域であ)、B
は機能部分であシ、A(B)は誘電率の異なる物体で置
換した領域であると同時に機能部分である。
領域及び機能部分の形状例を示すと、第1図乃至第4図
の様になる。なお、第1図乃至第4図の例において、1
は板状誘電体磁器、Aは誘電率の異なる領域であ)、B
は機能部分であシ、A(B)は誘電率の異なる物体で置
換した領域であると同時に機能部分である。
第1図においては、板状誘電体磁器1の両主面に到達す
る断面矩形の領域Aが設けられ、この領域Aを挾んで、
2つの互いに分離された機能部分B、Bが設けられてい
る。
る断面矩形の領域Aが設けられ、この領域Aを挾んで、
2つの互いに分離された機能部分B、Bが設けられてい
る。
第2図の例では、磁器1の両主面の夫々の表層部分に断
面矩形の領域A、Aが設けられ、これらの領域A、Aを
挾んで、2つの互いに分離された機能部分B、Bが設け
られている。
面矩形の領域A、Aが設けられ、これらの領域A、Aを
挾んで、2つの互いに分離された機能部分B、Bが設け
られている。
第3図の911では、磁器1の1方の主面の表層部分に
断面矩形の領域Aが設けられ、この領域Aを挾んで、2
つの互いに分離された機能部分B、Bが設けられている
。
断面矩形の領域Aが設けられ、この領域Aを挾んで、2
つの互いに分離された機能部分B、Bが設けられている
。
第4図の例では、互いに離隔して磁器1の両主面に到達
する断面矩形の領域A (B)が設けられ、2つの互い
に分離された機能部分を構成している。
する断面矩形の領域A (B)が設けられ、2つの互い
に分離された機能部分を構成している。
なお、第1図乃至第4図の例では、誘電率の異なる物体
で置換した領域Aを1つ又は2つ設けているが、これに
限定されず、所望する機能部分の数に応じて決めること
ができ、3つ以上の領域を設けてもよいことは、言うま
でもない。また、前述した様に、磁器1は主として前記
誘電体成分から半導体化を経ないで直接得られる焼結体
により構成されるが、例えばA、B及びA (B)の少
なくとも1つを前記半導体化を経て得られる誘電体磁器
に置き換えることもできる。
で置換した領域Aを1つ又は2つ設けているが、これに
限定されず、所望する機能部分の数に応じて決めること
ができ、3つ以上の領域を設けてもよいことは、言うま
でもない。また、前述した様に、磁器1は主として前記
誘電体成分から半導体化を経ないで直接得られる焼結体
により構成されるが、例えばA、B及びA (B)の少
なくとも1つを前記半導体化を経て得られる誘電体磁器
に置き換えることもできる。
前記機能部分B又はA (B)は、例えば高誘電体で構
成することができ、この場合、第1図乃至第3図の例で
は領域Af:Bよりも低誘電率の物体で構成して機能部
分B、Bの分離を十分に行なうことができる。また、第
4図の例では機能部分A (B)を周囲よりも高誘電率
の物体で構成して分離することができる。
成することができ、この場合、第1図乃至第3図の例で
は領域Af:Bよりも低誘電率の物体で構成して機能部
分B、Bの分離を十分に行なうことができる。また、第
4図の例では機能部分A (B)を周囲よりも高誘電率
の物体で構成して分離することができる。
前記誘電率の異なる物体で置換した領域を設ける方法と
しては、例えば本発明のセラミックの製造法を実施して
、成形体を焼成するにあたり、成形体の表層部分乃至は
内部に焼成による粒成長が強制的に促進又は抑制されて
誘電率の異なる部分を形成せしめる。これにより、例え
ば粒成長が促進されて高誘電率化された部分を互いに離
隔して設けたり、あるいは粒成長が抑制されて低誘電率
化された部分を挾んで互いに離隔した部分を確保するこ
とにより、1つのセラミック内部に2つ以上の高誘電体
部分を形成せしめることができる。
しては、例えば本発明のセラミックの製造法を実施して
、成形体を焼成するにあたり、成形体の表層部分乃至は
内部に焼成による粒成長が強制的に促進又は抑制されて
誘電率の異なる部分を形成せしめる。これにより、例え
ば粒成長が促進されて高誘電率化された部分を互いに離
隔して設けたり、あるいは粒成長が抑制されて低誘電率
化された部分を挾んで互いに離隔した部分を確保するこ
とにより、1つのセラミック内部に2つ以上の高誘電体
部分を形成せしめることができる。
なお、前記成形体とは、例えば圧粉体(原料となる例え
ば金属酸化物類の圧粉状の固体)、焼成体又は焼結体(
磁器類等)などを包含し、誘電体乃至は誘電体を形成す
るための前駆体(例えば前述の圧粉状の固体や、粒界絶
縁型の高誘電体を合成するときに一次焼成によυ得られ
る半導体磁器や半導体粒子群から成る固体等)を含むも
のを言う。
ば金属酸化物類の圧粉状の固体)、焼成体又は焼結体(
磁器類等)などを包含し、誘電体乃至は誘電体を形成す
るための前駆体(例えば前述の圧粉状の固体や、粒界絶
縁型の高誘電体を合成するときに一次焼成によυ得られ
る半導体磁器や半導体粒子群から成る固体等)を含むも
のを言う。
例えば、前述した半導体化を経て得られる誘電体磁器に
ついて、本発明方法の具体例を説明する。
ついて、本発明方法の具体例を説明する。
(1)圧粉体調製時
高誘電率所望部分には、例えば粒成長促進の効果のある
5102 を十分添加した原料を充填し、他の部分、す
なわち低誘電率所望部分には粒成長に寄与するS r
02の童を絞った原料を充填し、プレス成形を行う。前
記プレス成形体を一次焼成し半導体化を行い、添加剤を
塗布した後二次焼成を行い粒界絶縁化した磁器において
は、SiO2を十分添加した部分においては粒成長が十
分性われ昼誘電率となるが、SiO□を絞9た部分につ
いては粒成長が不十分であり、低誘電率となる。
5102 を十分添加した原料を充填し、他の部分、す
なわち低誘電率所望部分には粒成長に寄与するS r
02の童を絞った原料を充填し、プレス成形を行う。前
記プレス成形体を一次焼成し半導体化を行い、添加剤を
塗布した後二次焼成を行い粒界絶縁化した磁器において
は、SiO2を十分添加した部分においては粒成長が十
分性われ昼誘電率となるが、SiO□を絞9た部分につ
いては粒成長が不十分であり、低誘電率となる。
次いで焼成を含むその後の磁器基板を得るための工程を
経て、高誘電体部分を複数画成した磁器基板を得る。画
成される高誘電体部分の誘電*は互いに同じであっても
異なってbてもよい。
経て、高誘電体部分を複数画成した磁器基板を得る。画
成される高誘電体部分の誘電*は互いに同じであっても
異なってbてもよい。
なお、粒成長乃至は再結晶を促進して高誘電率化される
部分を形成する場合は、粒径を促進されていない部分の
1.5倍以上、更には4倍以上とするのが好ましく、一
方、粒成長乃至は再結晶を抑制して低誘を不化される部
分を形成する場合は、粒径を抑制されていない部分の了
以下、更には7以下とするのが好ましい。
部分を形成する場合は、粒径を促進されていない部分の
1.5倍以上、更には4倍以上とするのが好ましく、一
方、粒成長乃至は再結晶を抑制して低誘を不化される部
分を形成する場合は、粒径を抑制されていない部分の了
以下、更には7以下とするのが好ましい。
また、本発明方法においては、前述しfc様に、構成粒
子の大きさの相違により誘電率の異なる領域を形成する
と共に、この領域乃至は他の部分の構成物質の組成乃至
は構造を変えることにより、誘電率を異ならしめること
ができる。
子の大きさの相違により誘電率の異なる領域を形成する
と共に、この領域乃至は他の部分の構成物質の組成乃至
は構造を変えることにより、誘電率を異ならしめること
ができる。
構成物質の組成乃至は構造を変えて誘電率を異ならしめ
る具体的方法としては、次の様な方法が挙げられる。
る具体的方法としては、次の様な方法が挙げられる。
(i) 誘電体乃至はその前駆体を含む成形体に空所
を設け、該空所内に誘電率の異なる物質を充填すること
により誘電率の異なる物体を構成する方法。
を設け、該空所内に誘電率の異なる物質を充填すること
により誘電率の異なる物体を構成する方法。
前記成形体とは、例えば圧粉体(原料となる例えば金属
酸化物類の圧粉状の固体)、焼成体又は焼結体(磁器類
等)などを言い、誘電体乃至は誘電体を形成するための
前駆体(例えば前述の圧粉状の固体や1粒界絶縁型の高
誘電体を合成するときに一次焼成により得られる半導体
磁器や半導体粒子群から成る固体等)を含むものを言う
。
酸化物類の圧粉状の固体)、焼成体又は焼結体(磁器類
等)などを言い、誘電体乃至は誘電体を形成するための
前駆体(例えば前述の圧粉状の固体や1粒界絶縁型の高
誘電体を合成するときに一次焼成により得られる半導体
磁器や半導体粒子群から成る固体等)を含むものを言う
。
この方法の特徴は、前記成形体に空所を設け、該空所内
に誘電率の異なる物質を充填し、必要に応じて焼成等の
工程を経て誘電率の異なる物体を形成せしめることにあ
る。従って、成形体に単一もしくは複数の空所を設け、
例えば低誘電率の物質を充填することにより、空所の周
囲で高誘電率化されるべき部分を2つ以上に分離して、
互いに離隔した2つ以上の高誘電体部分を画成せしめる
ことができる。
に誘電率の異なる物質を充填し、必要に応じて焼成等の
工程を経て誘電率の異なる物体を形成せしめることにあ
る。従って、成形体に単一もしくは複数の空所を設け、
例えば低誘電率の物質を充填することにより、空所の周
囲で高誘電率化されるべき部分を2つ以上に分離して、
互いに離隔した2つ以上の高誘電体部分を画成せしめる
ことができる。
空所を設ける方法としては、例えば中子を用いた′成形
、打ち抜き、レーデ−加工、サンドブラスト、超音波加
工、放電加工、研削加工(ダイヤモンドツール等)、エ
ツチング(鉛レジスト、フッ酸処理等)などが挙げられ
る。
、打ち抜き、レーデ−加工、サンドブラスト、超音波加
工、放電加工、研削加工(ダイヤモンドツール等)、エ
ツチング(鉛レジスト、フッ酸処理等)などが挙げられ
る。
空所に充填される、例えば低誘電案の物質としては、例
えば、融点が磁器本体よりも低いものがなお更よく、例
えばPbS1051BStOs 、LtSiOs、各種
結晶化プラス等が好適である。あるいは、前述した誘電
体成分や、粒界絶縁型の高誘電体を形成するときに用い
る前記半導体化に必要な成分の種類や量を適宜変更した
粉体を選択して誘電率の異なる物体を構成することもで
きる。
えば、融点が磁器本体よりも低いものがなお更よく、例
えばPbS1051BStOs 、LtSiOs、各種
結晶化プラス等が好適である。あるいは、前述した誘電
体成分や、粒界絶縁型の高誘電体を形成するときに用い
る前記半導体化に必要な成分の種類や量を適宜変更した
粉体を選択して誘電率の異なる物体を構成することもで
きる。
(11)誘電率の異なる物体を形成し得る2種以上の誘
電体形成粒子群を互いに区画して充填して成形体を得る
方法。
電体形成粒子群を互いに区画して充填して成形体を得る
方法。
前記誘電体形成粒子群とは、例えば誘電体を形成し得る
金属酸化物類等の粒子群、誘電体自体の粒子群、前記粒
界絶縁型の高誘電体を形成するための半導体粒子群、あ
るいはこれらの混合物などを意味する。2種以上の誘電
体形成粒子群を互いに区画して充填する方法としては、
例えば、常温圧縮成形において用いる金凰内を有機樹脂
等焼成による加熱により分解や蒸発等で揮散し得る物質
から成る仕切材で区画し、各区画内に各々所望の異種の
誘電体形成粒子群を充填し、その後の焼成などの加熱に
より仕切材を揮散させる。あるいは、前記仕切材として
、金型内に異種物質を詰めた後に容易に取外すことので
きるものを用い、異種物質を詰め、仕切材を取外して加
圧成形する方法などがある。
金属酸化物類等の粒子群、誘電体自体の粒子群、前記粒
界絶縁型の高誘電体を形成するための半導体粒子群、あ
るいはこれらの混合物などを意味する。2種以上の誘電
体形成粒子群を互いに区画して充填する方法としては、
例えば、常温圧縮成形において用いる金凰内を有機樹脂
等焼成による加熱により分解や蒸発等で揮散し得る物質
から成る仕切材で区画し、各区画内に各々所望の異種の
誘電体形成粒子群を充填し、その後の焼成などの加熱に
より仕切材を揮散させる。あるいは、前記仕切材として
、金型内に異種物質を詰めた後に容易に取外すことので
きるものを用い、異種物質を詰め、仕切材を取外して加
圧成形する方法などがある。
(iii)成形体が半導体磁器であシ、該半導体磁器の
内部に電子部品形成用拡散源からの拡散層を形成せしめ
て誘電率の異なる物体を構成する方法。
内部に電子部品形成用拡散源からの拡散層を形成せしめ
て誘電率の異なる物体を構成する方法。
この方法においては、前述した一次焼成により得られる
半導体磁器の表面上に、電子部品形成用拡散源として、
例えば前述した金属又は金属酸化物を互いに離隔した部
位で塗布して拡散源の層を形成し、次いで通常酸化性雰
囲気中で二次焼成することにより、半導体磁器内部に前
記拡散源からの、互いに離隔した2つ以上の拡散層を形
成することによシ、2つ以上の高誘電体部分を形成する
。
半導体磁器の表面上に、電子部品形成用拡散源として、
例えば前述した金属又は金属酸化物を互いに離隔した部
位で塗布して拡散源の層を形成し、次いで通常酸化性雰
囲気中で二次焼成することにより、半導体磁器内部に前
記拡散源からの、互いに離隔した2つ以上の拡散層を形
成することによシ、2つ以上の高誘電体部分を形成する
。
あるいは、低誘電率化し得る拡散源として、例えばMg
Ti0. 、5i02 、 At203等の層を形成し
て二次焼成により半導体磁器の内部に低誘電率の拡散層
を形成せしめると共に、この拡散層の周囲に互いに離隔
した状態で前述した金属又は金属酸化物による高誘電率
の拡散層を形成せしめるか、あるいは半導体化を経ない
高誘電体部分を形成せしめておき、2つ以上の高誘電体
部分を低誘電率の拡散層を介して分離せしめる。
Ti0. 、5i02 、 At203等の層を形成し
て二次焼成により半導体磁器の内部に低誘電率の拡散層
を形成せしめると共に、この拡散層の周囲に互いに離隔
した状態で前述した金属又は金属酸化物による高誘電率
の拡散層を形成せしめるか、あるいは半導体化を経ない
高誘電体部分を形成せしめておき、2つ以上の高誘電体
部分を低誘電率の拡散層を介して分離せしめる。
なお、この方法において、使用する拡散源は適宜変えて
もよいし、まfc、形成されるコンデンサー構成単位の
数にも特に制限はない。
もよいし、まfc、形成されるコンデンサー構成単位の
数にも特に制限はない。
(1■)成形体が、誘電体乃至はその前駆体を含むもの
であシ、該成形体を部分溶融することにより誘電率の異
なる物体を構成する方法。
であシ、該成形体を部分溶融することにより誘電率の異
なる物体を構成する方法。
前記成形体とは、前記(i)項で説明した成形体と同じ
意味を有する。
意味を有する。
この方法の特徴は、前記成形体を部分溶融して誘電率の
異なる部分を形成せしめることにある。
異なる部分を形成せしめることにある。
従って、成形体に単一もしくは複数の部分溶融部分を形
成し、これらの部分のそれぞれを例えば周囲より低誘電
率化することにより、これらの部分を挾んで、高誘電率
化されるべき部分を2つ以上に分離して、互いに離隔し
た2つ以上の高誘電体部分を画成せしめることができる
。
成し、これらの部分のそれぞれを例えば周囲より低誘電
率化することにより、これらの部分を挾んで、高誘電率
化されるべき部分を2つ以上に分離して、互いに離隔し
た2つ以上の高誘電体部分を画成せしめることができる
。
部分溶融の方法としては、例えばレーザー(Co2レー
ザー、YAGレーザー等)照射、電子線照射等の方法が
浸れている。
ザー、YAGレーザー等)照射、電子線照射等の方法が
浸れている。
かくして得られる磁器等の本発明のセラミックを用いて
例えば電子回路用基体を構成する場合、各々の高誘電体
部分の表面上に導体部分(電極、引出し部等)を設ける
ことにより、複数個のコンデンサーを内蔵させることが
できる。また更に、磁器基板の内部乃至は周囲に、導体
部分、抵抗体乃至は絶縁体部分(例えば通常の薄膜乃至
は厚膜形成法により形成される)を形成して、多くの機
能部分を備えた基体とすることができる。
例えば電子回路用基体を構成する場合、各々の高誘電体
部分の表面上に導体部分(電極、引出し部等)を設ける
ことにより、複数個のコンデンサーを内蔵させることが
できる。また更に、磁器基板の内部乃至は周囲に、導体
部分、抵抗体乃至は絶縁体部分(例えば通常の薄膜乃至
は厚膜形成法により形成される)を形成して、多くの機
能部分を備えた基体とすることができる。
以下、具体的実施例を示して、本発明を更に詳しく説明
するが、本発明の実施の態様はこれにより限定されない
。
するが、本発明の実施の態様はこれにより限定されない
。
実施例1
第5図に本実施例の工程フロチャートを示す本実施例に
おいてはプレス成形時に第6図に示すような原料充填を
行うすなわち高温で分解してしまう物’Jt (fll
えはポリビニルアルコール)で作られた薄い仕切板62
で仕切られた部分63及び64には下記配合表層の原料
粉末を充填し65には下記配合表2の原料粉末を充填し
プレス成形を行うここで高温で分解する仕切板には多数
の小孔を有しているものが望ましい。小孔を有していれ
ば仕切板によって隣接している成形された物質が仕切板
を高温で分解した時、離れる可能性が小さくなる。
おいてはプレス成形時に第6図に示すような原料充填を
行うすなわち高温で分解してしまう物’Jt (fll
えはポリビニルアルコール)で作られた薄い仕切板62
で仕切られた部分63及び64には下記配合表層の原料
粉末を充填し65には下記配合表2の原料粉末を充填し
プレス成形を行うここで高温で分解する仕切板には多数
の小孔を有しているものが望ましい。小孔を有していれ
ば仕切板によって隣接している成形された物質が仕切板
を高温で分解した時、離れる可能性が小さくなる。
この成形体を第5図の工程に従って焼成する事により第
7図のような焼結体が得られる。々お、添加剤にはMn
Ozを使用した。ここで71及び72部は粒成長に寄与
するS r 02が十分存在するため焼結体においては
粒成長が十分であるので高誘電率となり73部分は粒成
長に寄与するS t O2が抑えであるため焼結体にお
いては粒成長が不十分であるので低誘電率となる。
7図のような焼結体が得られる。々お、添加剤にはMn
Ozを使用した。ここで71及び72部は粒成長に寄与
するS r 02が十分存在するため焼結体においては
粒成長が十分であるので高誘電率となり73部分は粒成
長に寄与するS t O2が抑えであるため焼結体にお
いては粒成長が不十分であるので低誘電率となる。
下記表層に高誘電体部分71.72及び低誘電体部分7
3の各々の平均粒径及び誘電率εを示した。
3の各々の平均粒径及び誘電率εを示した。
(配合表層)
BaTiO93,0%、 Ba5nO22,0%、
LaO0,12%、 3102 2.0 ’A、A
t2o、 1.88%、 5rTt05 1.0
%。
LaO0,12%、 3102 2.0 ’A、A
t2o、 1.88%、 5rTt05 1.0
%。
(配合表2)
BaTi0 94.9 %、 Ba5n02 2.0
%、LaO0,12%、 5in20.1%、At2
031.88%、 5rTi05 1.0%。
%、LaO0,12%、 5in20.1%、At2
031.88%、 5rTi05 1.0%。
表 1
前記焼結体に所定の導体部分、抵抗体部分及び絶縁体部
分を形成する事により、C,R内蔵基板が得られる。
分を形成する事により、C,R内蔵基板が得られる。
実施例2
第8図に本実施例の工程フロチャートを示す。
本実施例においては、プレス成形時に第9図に示すよう
な原料充填を行う。すなわち原料充填抜取シ去る事の可
能な仕切板92で仕切られた部分に93及び94には下
記配合表3のW、料粉末を充填し、95には下記配合表
4の原料粉末を充填し、仕切板を取υ去り、プレス成形
を行う。この焼結体を第8図の工程に従って焼成する事
により、第10図に示した様な焼結体が得られた。なお
、添加剤にはMnO2を使用した。ここで、101及び
102は、SiO□が十分存在する為焼結体において粒
成長が十分であり、且つLa20.が十分存在するので
半導体化が十分であるので高誘電率となり、103は、
5102が抑えである為焼結体において粒成長が不十
分であり且つLa 205が不十分であるので半導体化
が不十分であるので低誘電率となる。
な原料充填を行う。すなわち原料充填抜取シ去る事の可
能な仕切板92で仕切られた部分に93及び94には下
記配合表3のW、料粉末を充填し、95には下記配合表
4の原料粉末を充填し、仕切板を取υ去り、プレス成形
を行う。この焼結体を第8図の工程に従って焼成する事
により、第10図に示した様な焼結体が得られた。なお
、添加剤にはMnO2を使用した。ここで、101及び
102は、SiO□が十分存在する為焼結体において粒
成長が十分であり、且つLa20.が十分存在するので
半導体化が十分であるので高誘電率となり、103は、
5102が抑えである為焼結体において粒成長が不十
分であり且つLa 205が不十分であるので半導体化
が不十分であるので低誘電率となる。
各々の誘電率εを表2に示した。この焼結体は一枚の基
板中に高誘電率部と低誘電率部を有する前記焼結体に所
定の導体部分、抵抗体部分、及び絶縁体部分を形成する
事により、CR内蔵基板が得られる。
板中に高誘電率部と低誘電率部を有する前記焼結体に所
定の導体部分、抵抗体部分、及び絶縁体部分を形成する
事により、CR内蔵基板が得られる。
(配合表3)
BaTiO93,0%、 Ba5n02 2.0%、L
az03 0.12%、 5in22.0%、ht2o
、 i、 s 8 %、 S rT i 03 1
.0%。
az03 0.12%、 5in22.0%、ht2o
、 i、 s 8 %、 S rT i 03 1
.0%。
(配合表4)
BaTi0 93.0 %、 B aS nO22,0
係、LaO0,02%、 5102 0.1%、At
2031.88%、 5rTiO31,0%。
係、LaO0,02%、 5102 0.1%、At
2031.88%、 5rTiO31,0%。
表 2
実施例3
本実施例においては、第8図に示した工程フローチャー
トに従いプレス成形時に第9に示すような原料充填を行
う。すなわち原料充填後取り去る事の可能な仕切板92
で仕切られた部分に93及び94には下記配合表3の原
料粉末を充填し、95には下記配合表4の原料粉末を充
填し、仕切板を取り去り、プレス成形を行う。この焼結
体を第8図の工程に従って焼成する事により、第10図
に示した様な焼結体が得られた。なお、添加剤K B
MnO□を使用した。cc”t’、101及び102は
、配合表3の原料を用い且つ粒成長が十分であるので高
誘電率となり、103は、配合表4の原料を用い且つ粒
成長が不十分であるので低誘電率となる。各々の誘電率
εを表2に示した。この焼給体は一枚の基板中に高誘電
率部と低誘電率部を有する前記焼結体に所定の導体部分
、抵抗体部分、及び絶縁体部分を形成する事によりCR
内蔵基板が得られる。
トに従いプレス成形時に第9に示すような原料充填を行
う。すなわち原料充填後取り去る事の可能な仕切板92
で仕切られた部分に93及び94には下記配合表3の原
料粉末を充填し、95には下記配合表4の原料粉末を充
填し、仕切板を取り去り、プレス成形を行う。この焼結
体を第8図の工程に従って焼成する事により、第10図
に示した様な焼結体が得られた。なお、添加剤K B
MnO□を使用した。cc”t’、101及び102は
、配合表3の原料を用い且つ粒成長が十分であるので高
誘電率となり、103は、配合表4の原料を用い且つ粒
成長が不十分であるので低誘電率となる。各々の誘電率
εを表2に示した。この焼給体は一枚の基板中に高誘電
率部と低誘電率部を有する前記焼結体に所定の導体部分
、抵抗体部分、及び絶縁体部分を形成する事によりCR
内蔵基板が得られる。
(配合表5)
BaTtO393%、 Ba5nO□2.0%、LaO
0,12%、 S 1o22.0%、At2031.8
8%、 5rTi03 1.OTo 。
0,12%、 S 1o22.0%、At2031.8
8%、 5rTi03 1.OTo 。
(配合表6)
BaT 1O385,9’1、 MgTiO310,2
%、Tie22.8%、 sto□ 0.1%。
%、Tie22.8%、 sto□ 0.1%。
5rTt03 1.0 To、
表 3
実施例4
本実施例においては第5図に示した工程70チヤートに
従いプレス成形時に第6図に示すような原料充填を行う
。すなわち高温で分解してしまう物質(例えばポリビニ
ルアルコール)で作られた薄い仕切板62で仕切られた
部分63及び64には下記配合表7の原料粉末を充填し
65には下記配合表8の原料粉末を充填しプレス成形を
行う。
従いプレス成形時に第6図に示すような原料充填を行う
。すなわち高温で分解してしまう物質(例えばポリビニ
ルアルコール)で作られた薄い仕切板62で仕切られた
部分63及び64には下記配合表7の原料粉末を充填し
65には下記配合表8の原料粉末を充填しプレス成形を
行う。
ここで高温で分解する仕切板には多数の小孔を有してい
るものが望ましい小孔を有していれば仕切板によって隣
接している成形された物質が、仕切板を高温で分解した
時、離れる可能性が小さくなる。
るものが望ましい小孔を有していれば仕切板によって隣
接している成形された物質が、仕切板を高温で分解した
時、離れる可能性が小さくなる。
この成形体を第5図の工程に従って焼成する事により、
第7図の様な焼結体が得られる。ここで添加剤p塗布は
、成形体の63.64の部分にMn02.65の部分に
CuOを用いて行った。ここで71.72の部分は1粒
成長に寄与するSiO□が十分存在するため焼結体にお
いては粒成長が十分であり、また粒界絶縁物質としてM
nO□を用いているため高誘電率となり、73の部分は
粒成長に寄与するSiO□が抑えであるため焼結体にお
いでは粒成長が不十分であり、ま次粒界絶縁物質として
CuOを用いているので低誘電率となる。
第7図の様な焼結体が得られる。ここで添加剤p塗布は
、成形体の63.64の部分にMn02.65の部分に
CuOを用いて行った。ここで71.72の部分は1粒
成長に寄与するSiO□が十分存在するため焼結体にお
いては粒成長が十分であり、また粒界絶縁物質としてM
nO□を用いているため高誘電率となり、73の部分は
粒成長に寄与するSiO□が抑えであるため焼結体にお
いでは粒成長が不十分であり、ま次粒界絶縁物質として
CuOを用いているので低誘電率となる。
下記表4に高誘電体部分71.72及び低誘電体部分7
3の各々の誘電率εを示した。
3の各々の誘電率εを示した。
(配合表7)
BaTiO93,0%、 Ba5nO2,0%、LaO
0,12%、 8102 2.0 %、At20
31.88 %、 5rTi03 1.0 %。
0,12%、 8102 2.0 %、At20
31.88 %、 5rTi03 1.0 %。
(配合表8)
BaTiO94,9%、 Ba5nO2,0%、LaO
O,12%、 Sin□0.1%、At2031.88
%、 5rTt03 1.0%。
O,12%、 Sin□0.1%、At2031.88
%、 5rTt03 1.0%。
前記焼結体に所定の導体部分、抵抗体部分及び絶縁体部
分を形成する事により、C,R内蔵基板が得られる。
分を形成する事により、C,R内蔵基板が得られる。
実施例5
本実施例では第8図に示した工程フローチャートに従い
、プレス成形時に第9図に示す様な原料充填を行う。即
ち、原料充填後嘔り去ることの可能な仕切板92で仕切
られた部分に93及び94には下記配合表9の原料粉末
を充填し、95には下記配合表層0の原料粉末を充填し
、仕切板を取り去り、プレス成形を行う。この焼結体を
第8図の工程に従って焼成する事により、第10図の様
な焼結体が得られる。なお、添加剤の塗布は、成形体の
93.94の部分にはMn O□、95の部分にはCu
Oを塗布して行った。ここで101.102は、配合表
9の組成であり、粒成長が十分であり、且つ粒界絶縁物
質としてMnO2を使用しているため高誘電率となり、
103は、配合表層0の組成であり、粒成長が不十分で
あり、且つ粒界絶縁物質としてCuOを使用しているた
め低誘電率となる。
、プレス成形時に第9図に示す様な原料充填を行う。即
ち、原料充填後嘔り去ることの可能な仕切板92で仕切
られた部分に93及び94には下記配合表9の原料粉末
を充填し、95には下記配合表層0の原料粉末を充填し
、仕切板を取り去り、プレス成形を行う。この焼結体を
第8図の工程に従って焼成する事により、第10図の様
な焼結体が得られる。なお、添加剤の塗布は、成形体の
93.94の部分にはMn O□、95の部分にはCu
Oを塗布して行った。ここで101.102は、配合表
9の組成であり、粒成長が十分であり、且つ粒界絶縁物
質としてMnO2を使用しているため高誘電率となり、
103は、配合表層0の組成であり、粒成長が不十分で
あり、且つ粒界絶縁物質としてCuOを使用しているた
め低誘電率となる。
各々の誘電率とを表5に示した。この焼結体は一枚の基
板中に高誘電率部と低誘電率部を有する前記焼結体に所
定の導体部分、抵抗体部分、及び絶縁体部分を形成する
事によりCR内蔵基板が得られる。
板中に高誘電率部と低誘電率部を有する前記焼結体に所
定の導体部分、抵抗体部分、及び絶縁体部分を形成する
事によりCR内蔵基板が得られる。
(配合表9)
BaTtO593%、 Ba5nO2,0%、La20
3012%、 810□2.0%、At2031.88
%、 5rT105 t、o %。
3012%、 810□2.0%、At2031.88
%、 5rT105 t、o %。
(配合表層0 )
BaTiO85,9%、 MgTl0. 10.2%、
T iO22,8%、 5IO201%、5rTIO3
10%。
T iO22,8%、 5IO201%、5rTIO3
10%。
表 5
なお第11図に例えば前記実施例に示した様な方法によ
り得られる磁器基板のf91]を示す。第11図(、)
及び(b)は、それぞれ磁器基板の平面図及び断面図で
あり、111が高誘電体部分、112が低誘電体部分で
ある。また第11図(c)は、更に導体部分113、抵
抗体部分114、及び絶縁体部分115を形成した磁器
基板を示している。
り得られる磁器基板のf91]を示す。第11図(、)
及び(b)は、それぞれ磁器基板の平面図及び断面図で
あり、111が高誘電体部分、112が低誘電体部分で
ある。また第11図(c)は、更に導体部分113、抵
抗体部分114、及び絶縁体部分115を形成した磁器
基板を示している。
本発明のセラミックは、電子部品構成単位等の機能部分
を複数画成し得る。従って、これを用いて構成される電
子部品や電子回路用基体等は、各種容量のコンデンサー
等の素子機能部分を複数内蔵することができ、また例え
ば前記基体に導体、抵抗体、絶縁体等の各種機能部分を
形成することにより、多くの機能部分を備え、しかも小
型化され安価な電子回路用基体等となる。また、この様
に基体内でのコンデンサー、抵抗等の設計の自由度を大
幅に向上させることができる。
を複数画成し得る。従って、これを用いて構成される電
子部品や電子回路用基体等は、各種容量のコンデンサー
等の素子機能部分を複数内蔵することができ、また例え
ば前記基体に導体、抵抗体、絶縁体等の各種機能部分を
形成することにより、多くの機能部分を備え、しかも小
型化され安価な電子回路用基体等となる。また、この様
に基体内でのコンデンサー、抵抗等の設計の自由度を大
幅に向上させることができる。
第1図乃至第4図は、それぞれ本発明に係るセラミック
の断面図である。 第5図は、本発明の1実施例である磁器基板の製造工程
を説明するための工程説明図であり、第6図はこのとき
に使用する成形金型の斜視図、第7図はかぐして得られ
る磁器基板の斜視図を示している。 第8図は、本発明の1実施例である磁器基板の製造工程
を説明するための工程説明図であり、第9図はこのとき
に使用する成形金型の斜視図、第10図はかくして得ら
れる磁器基板の斜視図を示している。 第11の(、)は、本発明の1実施例である磁器基板の
平面図、(b)は(、)中A−A断面図であり、(C)
は更にこの磁器基板に導体、抵抗体、絶縁体等の機能部
分を形成したR、C内域の磁器基板の断面図である。 第12図は、従来の磁器基板の断面図である。 第13図は、従来試みられている方法による複数の高誘
電体部分を有する磁器基板の断面図である。 A・・・誘電率の異なる領域、B・・・機能部分、A
(B)・・・誘電率の異なる領域且つ機能部分。 代理人 弁理士 山 下 穣 平 図面のj7”:’ニー内′1“l::二色・J、!′へ
L)第1図 第2図 ハ 第3図 第4図 第5図 第6図 第9図 第10図 第11図 (G) (b) (C) 第12図 手 わ゛ご ネ市 正 −4,y−(方式)%式%[ 2、発明の名称 セラミンク、この製造法及びこれを用いた電子回路用基
体3、 補正をする者 :バ件との関係 特許出願人 名 称 (ioo)キャノン株式会社4、代理人 住所 東京都港区虎ノ門五丁「113番1′−¥虎ノ門
40森ヒルtV+和61年 2月25[] 6 補正の対象 明細書及び図面の浄書並びに委任状 7 補正の内容 別紙の通り
の断面図である。 第5図は、本発明の1実施例である磁器基板の製造工程
を説明するための工程説明図であり、第6図はこのとき
に使用する成形金型の斜視図、第7図はかぐして得られ
る磁器基板の斜視図を示している。 第8図は、本発明の1実施例である磁器基板の製造工程
を説明するための工程説明図であり、第9図はこのとき
に使用する成形金型の斜視図、第10図はかくして得ら
れる磁器基板の斜視図を示している。 第11の(、)は、本発明の1実施例である磁器基板の
平面図、(b)は(、)中A−A断面図であり、(C)
は更にこの磁器基板に導体、抵抗体、絶縁体等の機能部
分を形成したR、C内域の磁器基板の断面図である。 第12図は、従来の磁器基板の断面図である。 第13図は、従来試みられている方法による複数の高誘
電体部分を有する磁器基板の断面図である。 A・・・誘電率の異なる領域、B・・・機能部分、A
(B)・・・誘電率の異なる領域且つ機能部分。 代理人 弁理士 山 下 穣 平 図面のj7”:’ニー内′1“l::二色・J、!′へ
L)第1図 第2図 ハ 第3図 第4図 第5図 第6図 第9図 第10図 第11図 (G) (b) (C) 第12図 手 わ゛ご ネ市 正 −4,y−(方式)%式%[ 2、発明の名称 セラミンク、この製造法及びこれを用いた電子回路用基
体3、 補正をする者 :バ件との関係 特許出願人 名 称 (ioo)キャノン株式会社4、代理人 住所 東京都港区虎ノ門五丁「113番1′−¥虎ノ門
40森ヒルtV+和61年 2月25[] 6 補正の対象 明細書及び図面の浄書並びに委任状 7 補正の内容 別紙の通り
Claims (8)
- (1)表層部分乃至は内部に構成粒子の大きさの相違に
より誘電率の異なる領域が設けられて、互いに分離した
2つ以上の機能部分を有していることを特徴とするセラ
ミック。 - (2)高誘電率の物体で置換した領域を互いに離隔して
2つ以上形成して、互いに分離した2つ以上の高誘電体
部分を有する特許請求の範囲第(1)項記載のセラミッ
ク。 - (3)低誘電率の物体で置換した領域の周囲で互いに離
隔した2つ以上の高誘電体部分を有する特許請求の範囲
第(1)項記載のセラミック。 - (4)成形体を焼成するにあたり、前記成形体の表層部
分乃至は内部に焼成による粒成長が強制的に促進又は抑
制されて誘電率の異なる部分を形成することにより、前
記成形体を焼成して得られる焼成体内に互いに分離した
2つ以上の機能部分を形成せしめることを特徴とするセ
ラミックの製造法。 - (5)粒成長の促進により、粒径が粒成長の促進がなさ
れていない部分の1.5倍以上とされ高誘電率化されて
いる部分を、互いに離隔して2つ以上形成せしめる特許
請求の範囲第(4)項記載のセラミックの製造法。 - (6)粒成長の抑制により、粒径が粒成長の抑制がなさ
れていない部分の2/3以下とされ低誘電率化されてい
る部分を挾んで、互いに離隔した2つ以上の高誘電体部
分を形成せしめる特許請求の範囲第(4)項記載のセラ
ミックの製造法。 - (7)表層部分乃至は内部に構成粒子の大きさの相違に
より誘電率の異なる物体で置換した領域が設けられて、
互いに分離した2つ以上の機能部分を有しているセラミ
ックによって構成されていることを特徴とする電子回路
用基体。 - (8)セラミック表層部分、内部乃至は周囲に、更に、
導体、抵抗体及び絶縁体等のうち少なくとも1種類の機
能部分を有している特許請求の範囲第(7)項記載の電
子回路用基体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60275489A JPH0797451B2 (ja) | 1985-12-07 | 1985-12-07 | セラミック、及びその製造方法、及びそれを用いた電子回路用基体、及び電子回路 |
US06/892,320 US4759965A (en) | 1985-08-06 | 1986-08-04 | Ceramic, preparation thereof and electronic circuit substrate by use thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60275489A JPH0797451B2 (ja) | 1985-12-07 | 1985-12-07 | セラミック、及びその製造方法、及びそれを用いた電子回路用基体、及び電子回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62136702A true JPS62136702A (ja) | 1987-06-19 |
JPH0797451B2 JPH0797451B2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=17556228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60275489A Expired - Fee Related JPH0797451B2 (ja) | 1985-08-06 | 1985-12-07 | セラミック、及びその製造方法、及びそれを用いた電子回路用基体、及び電子回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0797451B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0354142A (ja) * | 1989-07-21 | 1991-03-08 | Nkk Corp | 異常粒成長を利用した磁器製造法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57177589A (en) * | 1981-04-27 | 1982-11-01 | Hitachi Electronics | Composite board |
JPS5867089A (ja) * | 1981-10-19 | 1983-04-21 | 株式会社日立製作所 | 高周波回路板 |
-
1985
- 1985-12-07 JP JP60275489A patent/JPH0797451B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57177589A (en) * | 1981-04-27 | 1982-11-01 | Hitachi Electronics | Composite board |
JPS5867089A (ja) * | 1981-10-19 | 1983-04-21 | 株式会社日立製作所 | 高周波回路板 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0354142A (ja) * | 1989-07-21 | 1991-03-08 | Nkk Corp | 異常粒成長を利用した磁器製造法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0797451B2 (ja) | 1995-10-18 |
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