JPS62136703A - セラミツク、この製造法及びこれを用いた電子回路用基体 - Google Patents

セラミツク、この製造法及びこれを用いた電子回路用基体

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JPS62136703A
JPS62136703A JP27582985A JP27582985A JPS62136703A JP S62136703 A JPS62136703 A JP S62136703A JP 27582985 A JP27582985 A JP 27582985A JP 27582985 A JP27582985 A JP 27582985A JP S62136703 A JPS62136703 A JP S62136703A
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ceramic
dielectric constant
firing
dielectric
separated
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JP27582985A
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熊谷 元男
圭一 加藤
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はセラミック、特に磁器コンデンサー等の電子部
品基材乃至はコンデンサー内蔵磁器基板等の電子部品内
蔵電子回路用基体など電子材料として利用し得るセラミ
ック、該セラミックを製造する方法及び前記セラミック
全円いた電子回路用基体に関する。
[従来の技術] 従来、電子回路用基体は、導体回路のみ、導体回路と抵
抗、もしくは導体回路と抵抗と限られた範囲のコンデン
サーを具備して構成され、その他の機能部分は、素子と
して分離して基体に装着されていた。
即ち、例えば、従来の磁器基板においては、導体と抵抗
体の内蔵基板が中心であり、コンデンサーはチップ部品
等としてはんだ付により装着していた。この為、電子回
路の小型化には限界があった。第12図にその1例を示
す。121は磁器基板、122は導体回路、123は抵
抗体、124はチップコンデンサーである。
近年、同一の磁器基板内で誘電率を変化させる事により
、基板内に複数個のコンデンサーを内蔵させようとする
試みがなされている。つまり第13図に示すように、高
誘′鑞率ε1の部分131,133と低誘電率ε2の部
分132を分離する事により同一基板上に複数個のコン
デンサーを形成させようとする試みである。しかしなが
ら、従来、同一基板内に異なった銹電体部分を形成する
方法が非常に難しく、例えば積層セラミックコンデンサ
ーを作製する場合の煩雑さ2考えれば自明である様に、
複数個のコンデンサーを内蔵する基板は、未だ実現乃至
実用化されていないのが現状である。
ま九、高誘電率の部分131,133を限られた構造ス
イースのなかで動作上互いに影響企及ぼし合わない程度
に素子機能部分として十分に分離され次状態にすること
も、重要な技術的課題となってい念。
更に、この様な電子部品乃至は電子回路用基体にまつわ
る機能部分の分離内蔵の問題点は、誘電体磁器に限らず
、セラミック内に2つ以上の同種又は異種の機能部分を
形成しようとする場合に、普く顕現されていた。
[発明の目的及び概要コ 本発明の第1の目的は、複数の機能部分全十分に分離さ
れた状態で画成して内蔵し得るセラミックを提供するこ
とにある。
本発明の第2の目的は、この様に複数の機能部分全十分
に分離された状態で形成し得るセラミックの製造法を提
供することにある。
本発明の第3の目的は、前述した様に複数の機能部分全
十分に分離され次状態で画成して内蔵し得るセラミック
によって構成されることにより、互いに素子機能部分と
して十分に分離された状態で複数の電子部品構成単位を
内蔵し得る電子回路用基体を提供することにある。
上記第1の目的は、表層部分乃至は内部に構成物体の密
度の相違により誘電率の異なる領域が設けられて、互い
に分離した2つ以上の機能部分金有していることを特徴
とする本発明のセラミックによって達成される。
上記第2の目的は、成形体を焼成するにあたり、前記成
形体の表層部分乃至は内部に誘電体形成粒子群の密度の
異なる部分を形成して焼成することにより、前記成形体
を焼成して得られる焼成体内に互いに分離した2つ以上
の機能部分を形成せしめること全特徴とする本発明のセ
ラミックの製造法によって達成さnる。
上記第3の目的は、表層部分乃至は内部に構成物体の密
度の相違により誘電率の異なる物体で置換し次領域が設
けられて、互いに分離した2つ以上の機能部分を有して
いるセラミックによって構成されていることを特徴とす
る本発明の電子回路用基体によって達成される。
[発明の詳細な説明及び実施例] 本発明のセラミックが有する前記機能部分として、例え
ばコンデンサー、抵抗、絶縁体、ダイオード、トランシ
スター等の電子部品構成単位全例示することができる。
この様な機能部分は、前記誘電率の異なる物体自体を互
いに分離してセラミック内に配置することにより構成す
ることができるし、あるいは、前記誘電率の異なる物体
を介在させることにより互いに分離してセラミック内に
配置することにより構成することもできる。
本発明のセラミックを構成する前記誘電率の異なる領域
は、構成物体の密度の相違により異なる誘電率を有する
もの゛であり、構成物体の組成が同じであっても誘電率
の異なる領域を形成せしめることができる。あるいは、
構成粒子の組成や粒子の大きさ、粒子構造乃至は微構造
(例えば結晶構造や非晶質ネットワーク等)を変えるこ
とにより更に積極的に誘電率を異ならしめることもでき
る。
以下、本発明のセラミックの1つの具体例として、誘電
体磁器について詳しく説明する。
誘電体磁器は、通常例えばB a T 105、S r
T i Os、MgT i O3、(Ba 、 Sr 
) (Ti5Sn )03系複合酸化物(固溶体も含む
)、(Ba、5r)Ti03系複合酸化物(固溶体も含
む)、(Mg、Sr、Ca ) Tie3系複合酸化物
(固溶体も含む)、(Sr、Pb)T量03系複合酸化
物(固溶体も含む)、(S r Ca )T I Os
系複合酸化物(固溶体も含む)、Fe 203、ZnO
などの誘電体成分の1種又は2種以上を用い、成形、焼
成して焼結体を得る方法や、前記誘電体成分に半導体化
に必要な成分としてLa。
Dy、 Nd5Y、 Nb、 Ta%Er、 Gd、 
Ho、 Ce等の酸化物などを添加し混合した後、圧粉
状の成形体を得、−次焼成して半導体化し、次いで焼成
体表面に金属又は金属酸化物(例えばCu 、 CuO
、MnO2、Tb2O3、pbo、P2O5、B%□0
3、Nb2O,znO等)を塗布し、二次焼成して粒界
絶縁層を形成せしめることにより得られる。
本発明のセラミックとしての誘電体磁器は、前記誘電体
成分から半導体化を経ないで直接得られる焼結体で構成
されても、例えば前記半導体化を経て得られる誘(体磁
器で構成されてもよく、あるいはこれらの混合系で構成
されてもよい。
例えば板状の誘電体磁器について、前記誘電率の異なる
領域及び機能部分の形状例を示すと、第1図乃至第4図
の様になる。なお、第1図乃至第4図の例において、l
は板状誘電体磁器、Aは誘電率の異なる領域であり、B
は機能部分であり、A(B)は誘電率の異なる物体で置
換した領域であると同時に機能部分である。
第1図においては、板状誘電体磁器1の両生面に到達す
る断面矩形の領域Aが設けられ、この領域At−挾んで
、2つの互いに分離された機能部分B、Bが設けられて
いる。
第2図の例では、磁器1の両生面の夫々の表層部分に断
面矩形の領域A、Aが設けられ、これらの領域A、Aを
挾んで、2つの互いに分離された機能部分B、Bが設け
られている。
第3図の例では、磁器1の1方の主面の表層部分に断面
矩形の領域Aが設けられ、この領域Aを挾んで、2つの
互いに分離された機能部分B、Bが設けられている。
第4図の例では、互いに離隔して磁器1の両生面に到達
する断面矩形の領域A I)が設けられ、2つの互いに
分離され九機能部分を構成している。
なお、第1図乃至第4図の例では、誘電率の異なる物体
で置換した領域Ag1つ又は2つ設けているが、これに
限定されず、所望する機能部分の数に応じて決めること
ができ、3つ以上の領域を設けてもよいことは、言うま
でもない。また、前述した様に、磁器11は主として前
記誘電体成分から半導体化を経ないで直接得られる焼結
体により構成されるが、例えばA、B及びA (B)の
少なくとも1つを前記半導体化を経て得られる誘電体磁
器に置き換えることもできる。
前記機能部分B又はA (B)は、例えば高誘電体で構
成することができ、この場合、第1図乃至第3図の例で
は領域AiBよりも低誘電率の物体で構成し・て機能部
分B、Bの分離を十分に行なうことができる。また、第
4図の例では機能部分A (B) t−周囲よりも高誘
電率の物体で構成して分離することができる。
前記誘電率の異なる物体で置換した領域を設ける方法と
しては、例えば本発明のセラミックの製造法を実施して
、成形体を焼成するにあたり、前記成形体の表層部分乃
至は内部に誘電体形成粒子群の密度の異なる部分を、例
えばバインダー量の増減等で誘電体形成粒子群の密度を
変えた部分を区画して成形することにより形成して焼成
することにより設ける方法がある。
この様な方法により、例えば密度が増加して高誘電率化
され九部分を互いに離隔して設けたり、あるいは密度が
減少して低誘電率化され念部分を挾んで互いに離隔した
部分を確保することにより、1つのセラミック内部に2
つ以上の高誘電体部分を形成せしめることができる。
なお、前記成形体とは、例えば圧粉体(原料となる例え
ば金属酸化物類の圧粉状の固体)、焼成体又は焼結体(
磁器類等)などを包含し、誘電体乃至は誘電体を形成す
るための前駆体(例えば前述の圧粉状の固体や、粒界絶
縁型の高誘電体を合成するときに一次焼成により得られ
る半導体磁器や半導体粒子群から成る固体等)を含むも
のを言う。
また、前記誘電体形成粒子群とは、例えば前記金属酸化
物類の粒子、焼成体粒子、焼結体粒子、半導体粒子及び
誘電体粒子等を包含する。
なお、密度全増加させて高誘電率化される部分を形成す
る場合は、密度の増加されていない部分の1.1倍以上
、更には1.3倍以上とするのが好ましく、一方、密度
を減少させて低誘電率化される部分を形成する場合は、
密度の減少されていない部分の一!!!以下、更には岨
以下とするのが好ましい。
また、本発明方法においては、゛前述した様に、構成物
体の密度の異なる領域を形成すると共に、この領域乃至
は他の部分の構成物質の組成乃至は微構造等、あるいは
構成粒子の大きさを変えることにより、誘電率全頁なら
しめることができる。
構成物質の組成乃至は構造を変えて誘電率を異ならしめ
る具体的方法としては、次の様な方法が挙げられる。
(1)誘電体乃至はその前駆体を含む成形体に空所を設
け、該空所内に誘電率の異なる物質を充填することによ
り誘電率の異なる物体を構成する方法。
前記成形体とは、例えば圧粉体(原料となる例えば金属
酸化物類の圧粉状の固体)、焼成体又は焼結体(磁器類
等)などを言い、誘電体乃至は誘電体を形成するための
前駆体(例えば前述の圧粉状の固体や、粒界絶縁型の高
誘電体を合成するときに一次焼成によυ得られる半導体
磁器や半導体粒子群から成る固体等〕を含むもの全言う
この方法の特徴は、前記成形体に空所を設け、該空所内
に誘電率の異なる物質を充填し、必要に応じて焼成等の
工程を経て誘電率の異なる物体全形成せしめることにあ
る。従って、成形体に単一もしくは複数の空所を設け、
例えば低誘電率の物質を充填することにより、空所の周
囲で高誘電率化されるべき部分を2つ以上に分離して、
互いに離隔した2つ以上の高誘電体部分を画成せしめる
ことができる。
空所を設ける方法としては、例えば中子を用いた成形、
打ち抜き、レーザー加工、サンドブラスト、超音波加工
、放電加工、研削加工(ダイヤモンドツール等)、エツ
チング(鉛レノスト、フッ酸処理等)などが挙げられる
空所に充填される、例えば低誘電率の物質としては、例
えば、融点が磁器本体よりも低いものがなお更よく、例
えばpbs to3、B S iOs、L、1sio、
、各種結晶化プラス等が好適である。あるいは、前述し
た誘電体成分や、粒界絶縁型の高誘電体を形成するとき
に用いる前記半導体化に必要な成分の種類や量を適宜変
更した粉体を選択して誘電率の異なる物体を構成するこ
ともできる。
(11)誘電率の異なる物体を形成し得る2種以上の誘
電体形成粒子群を互いに区画して充填して成形体を得る
方法。
前記誘電体形成粒子群とは、例えば誘電体を形成し得る
金属酸化物類等の粒子群、誘電体自体の粒子群、前記粒
界絶縁型の高誘電体を形成するための半導体粒子群、ち
るいはこれらの混合物などを意味する。2種以上の誘電
体形成粒子群を互いに区画して充填する方法としては、
例えば、常温圧縮成形において用いる金型内を有機樹脂
等焼成による加熱により分解や蒸発等で揮散し得る物質
から成る仕切材で区画し、各区画内に各々所望の異種の
誘電体形成粒子群を充填し、その後の焼成などの加熱に
より仕切材全揮散させる。あるいは、前記仕切材として
、金捜内に異種物質を詰めた後に容易に取外すことので
きるものを用い、異種物質を詰め、仕切材を取外して加
圧成形する方法などがある。
GiD  成形体が半導体磁器であり、該半導体磁器の
内部に電子部品形成用拡散源からの拡散層全形成せしめ
て誘電率の異なる物体を構成する方法。
この方法においては、前述した一次焼成により得られる
半導体磁器の表面上に、電子部品形成用拡散源として、
例えば前述した金属又は金属酸化物を互いに離隔した部
位で塗布して拡散源の層を形成し、次いで通常酸化性雰
囲気中で二次焼成することにより、半導体磁器内部に前
記拡散源からの、互いに離隔した2つ以上の拡散層を形
成することにより、2つ以上の高誘電体部分を形成する
あるいは、低誘電率化し得る拡散源として、例えばMg
T to 3、sto□、At203等の層を形成して
二次焼成により半導体磁器の内部に低誘電率の拡散層を
形成せしめると共に、この拡散層の周囲に互いに離隔し
た状態で前述した金属又は金属酸化物による高誘電率の
拡散層を形成せしめるか、あるいは半導体化を経ない高
誘電体部分を形成せしめておき、2つ以上の高誘電体部
分を低誘電率の拡散層を介して分離せしめる。
なお、この方法において、使用する拡散源は適宜変えて
もよいし、1次、形成されるコンデンサー構成単位の数
にも特に制限はない。
(ψ 成形体が、誘電体乃至はその前駆体を含むもので
あり、該成形体を部分溶融することにより誘電率の異な
る物体を構成する方法。
前記成形体とは、前記(1)項で説明した成形体と同じ
意味を有する。
この方法の特徴は、前記成形体を部分溶融して誘電率の
異なる部分を形成せしめることにある。
従って、成形体に単一もしくは複数の部分溶融部分を形
成し、これらの部分のそれぞれを例えば周囲より低誘電
率化することにより、これらの部分を挾んで、高誘電率
化されるべき部分t−2つ以上に分離して、互いに離隔
した2つ以上の高誘電体部分を画成せしめることができ
る。
部分溶融の方法としては、例えばレーザー(CO2レー
ザ−、YAGレーデ−等)照射、電子線照射等の方法が
優れている。
構成粒子の大きさを変えて誘電率を異ならしむる具体的
方法として、成形体を焼成するにあたり、成形体の表層
部分乃至は内部に焼成による粒成長が強制的に促進又は
抑制されて誘電率の異なる部分を形成せしめる。これに
より、例えば粒成長が促進されて高誘電率化された部分
を互いに離隔して設けたり、あるいは粒成長が抑制され
て低誘電率化された部分を挾んで互いに離隔した部分を
確保することにより、1つのセラミック内部に2つ以上
の高誘電体部公金形成せしめることができる。
なお、粒成長を促進して高誘電率化される部分を形成す
る場合は、粒径を促進されていない部分の1.5倍以上
、更には4倍以上とするのが好ましく、一方、粒成長乃
至は再結晶を抑制して低誘電率化される部分を形成する
場合は、粒径を抑制されていない部分のヱ以下、更には
1以下とするのが好ましい。
かくして得られる磁器等の本発明のセラミックを用いて
例えば電子回路用基体を構成する場合、各々の高誘電体
部分の表面上に導体部分(電極、引出し部等)を設ける
ことにより、複数個のコンデンサーを内蔵させることが
できる。また更に、磁器基板の内部乃至は周囲に、導体
部分、抗折体乃至は絶縁体部分(例えば通常の薄膜乃至
は厚膜形成法により形成される)を形成して、多くの機
能部分を備え九基体とすることができる。
以下、具体的実施例を示して、本発明を更に詳しく説明
するが、本発明の実施の態様はこれにより限定されない
実施例1 第5図に本実施例の工程フローチャートを示す。
本実施例においては、プレス成形時に第6図に示すよう
な原料充填を行う、すなわち原料充填後取り去る事の可
能な仕切板62で仕切られた部分に63及び64には下
記表1の組成で通常バインダー量(2重量%)の原料粉
末を充填し、65には表1の組成でバインダー1−35
重量%の原料粉末を充填し、仕切板を取り去り、プレス
成形を行う。
この焼結体を第5図の工程に従って焼成する事により、
第7図に示した様な焼結体が得られた。ここで、71及
び72は、通常バインダー量であり誘電体磁器が緻密で
ある九め高誘電率となり、73はバインダー量が多い為
バインダーの抜けた後が多孔質である為低誘電率となる
。各々の誘電率ε全表2に示した。この焼成体は一枚の
基板中に高誘電率部と低誘電率部を有する前記焼結体に
所定の導体部分、抵抗体部分、及び絶縁体部分を形成す
る事により、CR内蔵基板が得られる。
表  1 表  2 実施例2 第5図に本実施例の工程フローチャートを示す。
本実施例においては、プレス成形時に第6図に示すよう
な原料充填を行う。すなわち原料充填後取り去る事の可
能な仕切板62で仕切られた部分に63及び64には下
記配合表1の組成で通常・ぐインダー51(2重量%)
の原料粉末全充填し、65には配合表2の組成でバイン
ダー量35重量%の原料粉末を充填し、仕切板を取り去
り、プレス成形を行う。この焼結体を第5図の工程に従
って焼成する事により、第7図に示した様な焼結体が得
られた。ここで、71及び72は、組成が配合表1のと
おりで、通常バインダー量であυ誘電体磁器が緻密であ
るため高誘電率となり、73は組成が配合表2のとおり
で、バインダー量が多い為/ぐインダーの抜は九後が多
孔質である為低誘電率となる。各々の誘電率εを表3に
示した。この焼成体は一枚の基板中に高誘電率部と低誘
電率部金有する。前記焼結体に所定の導体部分、抵抗体
部分、及び絶縁体部分を形成する事により、CR内蔵基
板が得られる。
(配合表1) BaTiO93,6%、   Ce073.2%、Ti
e22.2 %、    Sin□1.0 %。
(配合表2〕 BaTi0 85.0%、 MgTiO310,2%、
Nb2051.0係、  TiO2,8%、StO□ 
  1.0チ。
表  3 実施例3 第5図に本実施例の工程フローチャートを示す。
本実施例においては、プレス成形時にPg6図に示すよ
うな原料充填を行う。すなわち原料充填後取り去る事の
可能な仕切板62で仕切られた部分に63及び64には
下記配合表3の組成で通常バインダー量(2重量%)の
原料粉末を充填し、65には配合表3の組成でバインダ
ー量35重t%の原料粉末を充填し、仕切板全域り去り
、プレス成形を行う。この焼結体を第5図の王権に従っ
て焼成する事により、第7図に示し念様な焼結体が得ら
れた。ここで、71及び72は、通常バインダー量であ
り誘電体磁器が緻密であるため高誘電率となり、73は
バインダー量が多い為バインダーの抜けた後が多孔質で
ある為低誘電率となる。各各の誘電率εを表4に示した
。この焼成体は一枚の基板中に高誘電率部と低誘電率部
を有する前記焼結体に所定の導体部分、抵抗体部分、及
び絶縁体部分を形成する事により、CR内蔵基板が得ら
れる。
(配合表3) BaTiO93,0%、Ba5nO2,0%、LaO0
,12%、  SiO2,0%、At2o、   1.
88 %、  5rTiO31−0%。
表  4 実施例4 第8図に本実施例の工程フローチャートを示す。
本実施例においては、プレス成形時に第9図に示すよう
な原料光[−行う。す々わち高温で分解してしまう物質
(例えばポリビニルアルコール)で作られた薄い仕切板
92で仕切られた部分93及び94には下記配合表4の
原料粉末を充填し、95には下記配合表5の原料粉末を
充填しプレス成形を行う。ここで高温で分解する仕切板
には多数の小孔を有しているものが望ましい。小孔を有
していれば、仕切板によって隣接している成形された物
質が、仕切板を高温で分解し九時、離れる可能性が小さ
くなる。この成形体を第8図の工程に従って焼成する事
により第10図のような焼結体が得られる。なお、添加
剤にはMnO21&:使用した。ここで101及び10
2部分はLIL203が十分存在する為−次焼成後に十
分半導体化し且つバインダー量が通常である為十分緻密
化しているため高誘電率となシ、103の部分はLa2
O3が抑えである局、−次焼成後十分半導体化する事が
なく、又バインダー量が多い為焼成後の焼結体が多孔質
となシ低誘電率化する。下記表5に各々の誘電率εを示
した。
(配合表4) B aT i Os  93  %   B a Sn
O22,0%、La 20 s   0.125J、 
 5in22.OA、AA20s1.88 %、  S
 rT i Os  1.O%の組成において通常バイ
ンダー量(2wt%)。
(配合表5) BaTi Os  93.1 %、  Ba5nOz 
 2.0%、La 20 s   o、02 %、  
5IO22,0%、AtO1,88%、  S rT 
i O31−0%の組成においてノ々イングーを35w
t%。
表  5 実施例5 第9図に示した金型を用い、第8図のフローチャートに
従い、93.94には下記配合表6.95には配合表7
の原料を充填し、プレス成形を行っ念。この成形体T8
8図のフローチャートに従りて焼成することにより第1
0図の様な焼結体が得られた。なお、添加剤にはMn0
2f使用した。この結果、101,102の部分は十分
に半導体化し且つ磁器が緻密であるため高誘電率化し、
103は半導体化が十分でなく且つ多孔質である友め低
誘電率化した。下記表6に各々の誘電率εを示した。
(配合表6) BaTiO393%、  Ba5n022.0 %、L
a 2030−12 %、  81022.0%、ht
2031.88%、  S rT i Os  1.0
%において通常バインダーit(2wt%)。
(配合表7) BaT10  85.0%、  MgTi8310.2
%、Tie22.8チ、  Si0   1.0%、S
 rT i Os   1.0% 組成においてバインダー135wt%。
宍  6 実施例6 第8図に本実施例の工程フローチャートラ示す。
本実施例においては、プレス成形時に第9図に示すよう
な原料充填を行う。すなわち高温で分解してしまう物質
(例えばポリビニルアルコール)で作られた薄い仕切板
92で仕切られた部分93及び94には前記配合表8の
原料粉末を充填し、95には前記配合表9の原料粉末を
充填しプレス成形を行う。ここで高温で分解する仕切板
には多数の小孔を有している。ものが望ましい。小孔を
有していれば仕切板によって隣接している成形され次物
質が、仕切板を高温で分解し念時、離れる可能性が小さ
くなる。この成形体を第8図の工程に従って焼成する事
により第1O図のような焼結体が得られる。なお、添加
剤°は93.94にMn O2,95にCuOf使用し
た。ここで101及び102部分はLa20.が十分存
在する為−次焼成後に十分半導体化し且つバインダー量
が通常である為十分緻密化し、しかも粒界絶縁物質とし
てMnO2ヲ使用しているため高誘電率となp、103
の部分はLa2O3が抑えである念め、−次焼成後十分
半導体化する事がなく、又バインダー量が多い為焼成後
の焼結体が多孔質となシしかも粒界絶縁物質としてCu
O全使用しているため低誘電率化する。下記表5に各々
の誘電率εを示した。
(配合表8) BaTiO93%、  Ba5nO22,0%、La2
0.  0.12%、  SIO□2.0%、A/、2
031.88%、  S rT i Os  1.0 
%の組成において通常バインダー量(2wt%)。
(配合表9〕 BaTi0  93.1%、  B * S nO22
−0%sLa2O3−0,02%、  5in22.0
%、A/!、20.  1.88%、  5rTiOs
  1.0 ’lrの組成においてパイングー量f35
wt%。
表  7 実施例7 第8図に本実施例の工程フローチャートを示す。
本実施例においては、プレス成形時に第9図に示すよう
な原料充填を行う。すなわち高温で分解してしまう物質
(例えばポリビニルアルコール)で作られた薄い仕切板
92で仕切られた部分93及び94には下記配合表10
の原料粉末を充填し、95には下記配合表11の原料粉
末を充填しプレス成形を行う。ここで高温で分解する仕
切板には多数の小孔を有しているものが望ましい。小孔
を有していれば仕切板によって隣接している成形された
物質が、仕切板を高温で分解した時、離れる可能性が小
さくなる。この成形体を第8図の工程に従って焼成する
事により第10図のような焼結体が得られる。なお、添
加剤にはMn0z f使用した。
ここで101及び102部分は粒成長に寄与するSiO
□が十分存在するため焼結体においては粒成長が十分で
ありかつLa2O3が十分存在し半導体化が十分性われ
、バインダー量が通常である為十分緻密であるので高誘
電率となり、103の部分は、粒成長に寄与するSiO
□が押えられている為粒成長が不十分でありかつLa 
205も押えられているので半導体が不十分でかつバイ
ンダー量が多いため焼結体が多孔質であるので低誘電率
となる。表8に各誘電率εを示した。
(配合表10) BaTIO93%、  Ba5nO22,0%、La2
0.  0.12%、  5in22.0%、At20
31.88%、  S r T i Os  1.0%
組成において通常バインダー量(2,0wt%)。
(配合表11) BaTiO95,%、Ba5n022.0%、L120
30.02%、  81020.1%、At2031.
88%、   5rTIO3L O%組成においてバイ
ンダー量を35 wt%。
表  8 なお、第11図に例えば前記実施例1に示した様な方法
により得られる磁器基板の例を示す。第11図(−)及
び(b)は、それぞれ磁器基板の平面図及び断面図であ
り、111が高誘電体部分、112が低誘電体部分であ
る。ま次第11図(C)は、更て導体部分113、抵抗
体部分114、及び絶縁体部分115を形成した磁器基
板を示している。
[発明の効果コ 本発明のセラミックは、電子部品構成単位等の機能部分
を複数画成し得る。従って、これを用いて構成される電
子部品や電子回路用基体等は、各種容量のコンデンサー
等の素子機能部分を複数内蔵することができ、また例え
ば前記基体に導体、抵抗体、絶縁体等の各種機能部分全
形成することにより、多くの機能部分を備え、しかも小
型化され安価な電子回路用基体等となる。ま九、この様
に基体内でのコンデンサー、抵抗等の設計の自由度を大
幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、それぞれ本発明に係るセラミック
の断面図である。 第5図は、本発明の1実施例である磁器基板の製造工程
を説明するための工程説明図であり、第6図はこのとき
に使用する成形金型の斜視図、第7図はかくして得られ
る磁器基板の斜視図を示している。 第8図は、本発明の1実施例である磁器基板の製造工程
を説明するための工程説明図であり、第9図はこのとき
に使用する成形金型の斜視図、第10図はかくして得ら
れる磁器基板の斜視図を示している。 第11図の(a)は、本発明の1実施例である磁器基板
の平面図、(b)は(−)中A−A断面図であり、(C
)は更にこの磁器基板に導体、抵抗体、絶縁体等の機能
部分を形成したR、C内蔵の磁器基板の断面図である。 第12図は、従来の磁器基板の断面図である。 第13図は、従来試みられている方法による複数の高誘
電体部分を有する磁器基板の断面図である。 A・・・誘電率の異なる領域、B・・・機能部分、A(
B)・・・誘電率の異なる領域且つ機能部分。 代理人 弁理士  山 下 穣 子 図面の浄7L(内1:l:に変更なし)第1図 第2図 第3図 第4図 第6図 第8図 第11図 (a) (b) (C) 千 U己 ネ市 J−F  Z悸 +1?l和61年 4 Jj 3 Q +1特訂庁長官
  宇 賀 Jn  部  殿1、 ・バ件の表示 特願昭60−275829号 2、 発明の名称 セラミック、この製造法及びこれを用いた電子回路用基
体3、 補正をする者 ゛バ件との関係   特許出願人 名  称 (100)キャノン株式会社4、代理人 住所 東京都港区虎ノ門五丁目13番1号虎ノ門40森
ビル明細書及び図面並びに委任状 6、 補正の内容

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表層部分乃至は内部に構成物体の密度の相違によ
    り誘電率の異なる領域が設けられて、互いに分離した2
    つ以上の機能部分を有していることを特徴とするセラミ
    ック。
  2. (2)高誘電率の物体で構成した領域を互いに離隔して
    2つ以上形成して、互いに分離した2つ以上の高誘電体
    部分を有する特許請求の範囲第(1)項記載のセラミッ
    ク。
  3. (3)低誘電率の物体で構成した領域の周囲で互いに離
    隔した2つ以上の高誘電体部分を有する特許請求の範囲
    第(1)項記載のセラミック。
  4. (4)成形体を焼成するにあたり、前記成形体の表層部
    分乃至は内部に誘電体形成粒子群の密度の異なる部分を
    形成して焼成することにより、前記成形体を焼成して得
    られる焼成体内に互いに分離した2つ以上の機能部分を
    形成せしめることを特徴とするセラミックの製造法。
  5. (5)表層部分乃至は内部に構成物体の密度の相違によ
    り誘電率の異なる物体で置換した領域が設けられて、互
    いに分離した2つ以上の機能部分を有しているセラミッ
    クによって構成されていることを特徴とする電子回路用
    基体。
  6. (6)セラミック表層部分、内部乃至は周囲に、更に、
    導体、抵抗体及び絶縁体等のうち少なくとも1種類の機
    能部分を有している特許請求の範囲第(7)項記載の電
    子回路用基体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012237808A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Ricoh Co Ltd 潤滑剤成形物の成形方法及びその成形装置、並びに、潤滑剤成形物及びそれを有する潤滑剤塗布装置

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JP2012237808A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Ricoh Co Ltd 潤滑剤成形物の成形方法及びその成形装置、並びに、潤滑剤成形物及びそれを有する潤滑剤塗布装置

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