JPS6213664A - 集合住宅ユニツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は一階と二階とで一戸の住宅をなす、いわゆる
テラスハウスの如き集合住宅ユニットを構成するコアの
改良に関するもので、特に隣家との遮音性の向上と採光
性の向上とに関するものである。

〔従来の技術とその問題点〕

従来のテラスハウスは、全体として四辺形に作られた外
壁の内部を、隔壁を以て互いに隣家と区画するもので、
各戸は一体不可分に構成されている。　　− 従って、通常、居室が隔壁に沿って一列に配列されるた
め、隣家との境界をなす壁面を通して自家の騒音と隣家
の騒音とが相互に伝わり易いばかりでなく、隣家と接し
ない面が二面に過ぎず、これに押入その他の収納室や浴
室その他の衛生室な、どを付設した場合、採光の面で著
しく不利となった。また、建物自体も外観の変化に乏し
く、商品価値を高めることが困難であった。

〔考案の目的、問題を解決する手段〕

この発明は上記不具合を解消し、隣家との間の遮音性や
採光に優れ、且つ、建物の外観が良好な集合住宅ユニッ
トを得ることを目的とするもので、外壁の平面形状が正
方形の４隅を面取りしてなる正八角形を基本型とし、外
壁の内側を略中央の壁面によって互いに隣家と区画肱隣
家との境界をなす壁面に階段室や収納室など居住を常と
しない空間を設ける一方、その隅角部を含む室に採光窓
を設置した点に特徴がある。

〔作用〕

この集合住宅ユニットは全体の平面形状を略正八角形と
し、その隅角部をなす室に採光窓を設けて、外光の採光
を改善してあり、居室を隣家と接する長平方向に３室程
度を連ね、それらに隣家との隔壁に沿って常には居住し
ない室を付設しても、室内が暗くなることがない。すな
わち、隣家との境界をなす壁面に居住を常としない空間
或いは室を連設して遮音性を向上させることが出来、そ
れによっても何等採光に悪い影響を及ぼすことがない。

また、複数のユニットを連棟形に連接するときも、中央
の室のみが隣家と境界を接するのみであり、同様に何等
採光上の問題がなくなる。

〔実施伊ｉ〕 以下、図示の実施例によってこの発明を説明すると、１
はこの発明に係る集合住宅ユニットであって、外壁２の
平面形状は略正方形の４隅Ｃを面取りしてなる正八角形
を基本型とし、それに若干の部分が付加或いは削除され
て使用されこともある。外壁２の内側は略中央に設けら
れた共有の隔壁３によって互いに隣家と隔離された２戸
が一対となっており、各戸ごとに設置された階段によっ
て接続された１階ＩＦと２階２Ｆとを有する。隣家との
境界をなす居住しない空間は間取り図において上下が対
称形に形成されており、隔壁３の形状を変化させること
なく隣家の間取りの表裏を入れ換えることができる。な
お、この実施例において、集合住宅ユニットは１階ＩＦ
部分の一側の隅角部が外方へ拡張された正方形の一部を
なしている。

こ＼で、１階ＩＦ部分について説明すると、４は玄関で
あり、その外壁２には外部へ通じる開口が設けられ、ド
ア４ａで開閉される。５は居住用の室で玄関４に通じて
おり、−例の外壁２に窓６を有する大きな一室として、
例えば居間５ａとして形成されるもので、窓６からの採
光により室内へ直接に外光を採光できる。なお、この窓
は床面と等しい高さの、いわゆる、掃き出し窓６ａであ
る。

前記隣家との隔壁３に接する部分は、階段室や収納室或
いは浴室その他の衛生室など、居住を常としない空間で
構成しである。階段室には階段７ａの他、階段の上り口
或いは下り口にそれぞれ設けられた踊り場７ｂが含まれ
、収納室には造付けのタンス８ａや物或いはクローゼツ
ト等が含まれる。９ａ、９ｂおよび９ｃはそれぞれ衛生
室を構成する浴室、洗面室および便所である。

更に、２階２Ｆ部分について説明するが、上記１階ＩＦ
部分について説明した用語や機能について共通する部分
には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。２階２
Ｆ部分には各戸３個の居室５ｂ、５Ｃ１５ｄを有し、居
室５ｂの外壁２には窓枠が床面よりや−高く造られた、
いわゆる、高窓６ｂが設けられ、居室５ｄには高窓６ｂ
の他、掃出し窓６ａが設けられている。中央の室５ｃは
日本間として考慮され、そこには直接に窓が設けてない
が、前記居室５ｄとガラス障子を介して連設されており
、掃き出し窓６ａが斜めの部分に設けられ、距離も短い
ことから穏やかな、且つ充分な光量の光が作用するよう
になっている。１０は前記１階ＩＦ部分の外方へ拡張さ
れた部分の上面に設けられたベランダで、外壁２に連な
る手摺り１０ａが設けられている。

前記隣家との隔壁３に接する部分は、２階２Ｆ部分にお
いても同様に配慮されている。すなわち、階段室や物入
れ８ｂによって構成されている。

この実施例に係る集合住宅ユニット１は単独でも建設し
使用されるが、第４図、第５図で示すように複数棟を連
設して使用することも出来る。また、その場合、上記実
施例に限られず、第６図で示すように、−個のユニット
の右半分と左半分とを表裏に組合せて用い、或いは第７
図で示すように、連設される集合住宅ユニットを一部ご
とに表裏に連設されることも可能であり外観に変化を持
たせることも可能である。

〔発明の効果〕

この発明に係る集合住宅ユニットは、以上のように外壁
が正八角形を基本型とし、その内側を略中央の壁面によ
って互いに隣家と区画し、隣家との境界をなす壁面に階
段室や収納室など居住を常としない空間を設けたから、
隣家との笥の遮音性が著しく改良される。また、その隅
角部を含む室に裸光窓を設置したものであるから、隣家
との境界をなす壁面に居住を常としない空間或いは室を
連設しても何等採光に悪い影響を及ぼすことがない。ま
た、外壁が正八角形を基本型としているため連設に際し
、相互に隣接する隣家間、或いは隣接する棟ごとに表裏
を入れ換えて建設することも可能であり、集合住宅ユニ
ットの内容を換えることなく、外観を変化させ得る等の
効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示すもので、第１ａ図及び
第１ｂ図は集合住宅ユニットの正面図を示すもので、（
ａ）を付した側は左半分を、山）を付した側は右半分を
それぞれ表示しである。同様に第２ａ図、第２ｂ図はそ
の１階ＩＦ部分の間取図、第３ａ図、第３ｂ図は２階２
Ｆ部分の間取図を示す。第４図は集合住宅ユニットの複
数を連設して連棟式にしたもの一正面図、第５図はその
裏面図である。第６図は集合住宅ユニットの変形例を示
し、その左半分の正面と右半分（ｂｌの裏面とを組合せ
たちの＼正面図、第７図は集合住宅ユニットの一部ごと
に正面と裏面とを接続して連棟にしたものである。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）外壁の平面形状が正方形の４隅を面取りしてなる
   正八角形を基本型とし、外壁の内側を略中央の壁面によ
   って互いに隣家と区画し、隣家との境界をなす壁面に階
   段室や収納室など居住を常としない空間を設ける一方、
   その隅角部を含む室に採光窓を設置してなる集合住宅ユ
   ニット。
2. （２）採光窓は高窓である特許請求の範囲第１項記載の
   集合住宅ユニット。
3. （３）採光窓は掃き出し窓である特許請求の範囲第１項
   記載の集合住宅ユニット。