JPS62133273A - 自動車のリツドヒンジ取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車のリッドヒンジ取付構造に関するもの
である。

（従来技術） 自動車のリッド、例えば、トランクリッド等において、
該リッドを開閉支持するヒンジ部材として、一端を車体
側のトランクルーム内壁に、他端をリッド側に枢着され
たＣ字状のリンク部材を採用したらのが知られている（
例えば、特開昭５２−１１１１１９号公報参照）。

（発明か解決しようとする問題点） 上記公知例の如く、Ｃ字状のリンク部材の一端を車体側
（例えば、トランクルーム内壁）に枢着するようにする
と、Ｃ字状リンク部材の揺動範囲が大きいため、リッド
閉止時に収納用に供されるスフベース（即ち、トランク
ルーム内）にヒンジ部材が大きく突出することとなり、
収納スペースが制限されることとなるという問題が生じ
ていた。また、Ｃ字状のリンク部材を用いる場合には、
その揺動範囲が大きいという点から、収納スペース外（
即ち、トランクルーム開口縁等）に枢着する構造を取る
ことが難しいという欠点らあった。

本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、リッド開
閉用のヒンジ部材を収納スペース外となる開口縁に配設
することによって、リッド閉止時においても収納スペー
スを確保し得ろようにすることを目的としている。

（問題点を解決するための手段） 本発明では、上記問題点を解決するための手段として、
車体側に形成され且つ内部に収納スペースを有する上向
きの開口部を、リッドで開閉自在に覆う如くされている
自動車において、面記車体開口部周縁に、上向きに開放
された溝状のレインレールを形成するとともに、該レイ
ンレール内に、前記リッドを開閉自在に車体に支持する
ヒンジ部材を配設している。

（作　用） 本発明では、上記手段によって次のような作用が得られ
る。

即ち、リッド閉止時においては、開口部周縁に形成され
たレインレール内に配設されたヒンジ部材が該レインレ
ール内に収納されるため、開口部内の収納スペースが制
限されるおそれは無くなる。

（実施例） 以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施例を説
明する。

図示の実施例においては、自動車の車体ｌの後部に形成
されたトランクルーム２の開口部３を開閉するトランク
リッド４を開閉自在に支持するヒンジ部材５の取付構造
を例としている。

前記開口部３は上向きに開口されており、その内部は収
納スペースとなるトランクルーム２とされている。

前記開口部３周縁には、上向きに開放された溝状のレイ
ンレール６が形成されている。

該レインレール６内において、リヤデツキ７、リヤフェ
ンダ−８およびレインフォースメント９が重合された部
分（即ち、レインレール６の車体前方側隅部）には、前
記ヒンジ部材５が配設されている。

該ヒンジ部材５は、リッド閉止時において互いに平行と
なる２本のリンク部材１０．１１からなり、これらのリ
ンク部材ｔｏ、ｔｉの両端１０ａ。

１０ｂおよびＩｌａ、Ｉｌｂは、それぞれ一方がブラケ
ット１２を介して車体１側（換言すれば、レインレール
６内底部）に、他方がブラケット１３を介してトランク
リッド４側に枢着せしめられている。

そして、前記リンク部材１０．ＩＩは、一方が短く、他
方が長く構成されており、リッド閉止時において、短か
い方のリンク部材ｌＯが長い方のリンク部材１１より下
位となるように位置決めされている。つまり、短かい方
のリンク部材１０は、一端１０ａを車体側のブラケット
１２の前部下位にピン１４に上り回動自在に枢着される
一方、他端１０ｂをリッド側のブラケット１３の前部下
位（耳体側枢着点より前方）にビン■５に上り回動自在
には着され、長い方のリンク部１４１１は、一端ｌｌａ
を車体側のブラケット１２の後部上位にピン１６により
枢着される一方、他端ｔｉｂをリッド側のブラケッ）＋
３の中央部上位（車体側枢着点より前方）にビン１７に
上り回動自在に枢着されている。

かくして、短かい方のリンク部材１０の他端ｌＯｂは、
リッド開放時に長い方のリンク部材１１の下面に当接さ
れ、トランクリッド４を開放状態。

に支持するストッパーとして作用する如く構成されてい
る（第３図参照）。

図面中、符号１８はブラケット１２．１３を固着するた
めの取付用ボルト、１９は同ナツト、２０はリヤウィン
ドである。

次に、図示の実施例の作用を説明する。

トランクリッド４が閉止状態にある時には、第１図実線
図示の如く、ヒンジ部材５はトランクルーム開口縁のレ
インレール６内に収納された状態とされており、トラン
クルーム２内の収納スペースを最大限に有効利用できる
こととなる。

そして、トランクリッド４を開放する時には、ヒンジ部
材５を構成するリンク部材１０．１１は、次のように作
用する。即ち、両リンク部材１０゜１１は、それぞれ車
体側枢着点（即ち、ピン１４゜ｔｅ）を回動中心として
、矢印Ａ、Ｂで示すように弧回動し、リッド開放時には
、第１図鎖線図示の如く、リンク部材１１の下面にリン
ク部材１０の端部ｌＯｂが当接されてトランクリッド４
を開放位置に支持する。

上記の如くしてトランクリッド４が開放される過程にお
いて、該トランクリッド４の前端部４ａは、軌跡Ｐで示
すように、上向きやや後方に移動したのち、斜め下向き
且つ後方に移動する。このことにより、トランクリッド
４の前端部４ａとリヤウィンド２０とが干渉するのを防
止できるのである。

なお、上記実施例においては、車体後部のトランクリッ
ドを例として説明しているが、本発明は、これに限定さ
れるものではなく、ボンネット等のリッドにも適用可能
なことは勿論である。

さらに、ヒンジ部材およびヒンジ部材の取付構造につい
てら、図示の実施例に限定されるものではなく、発明の
要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能なこと
は勿論である。

（発明の効果） 叙上の如く、本発明によれば、車体側に形成され且つ部
に収納スペースを有する上向きの開口部を、リッドで開
閉自在に覆う如くされている自動車において、前記車体
開口部周縁に、上向きに開放された溝状のレインレール
を形成し、該レインレール内に、前記リッドを開閉自在
に車体に支持するヒンジ部材を配設したので、リッド閉
止時においては、リッドを開閉自在に支持するヒンジ部
材が前記レインレール内に収納されることとなるため、
前記開口部内の収納スペースが制限されるおそれが無く
なり、収納スペースを最大限に有効利用することができ
るという優れた効果がある。

また、図示の実施例の如く、前記ヒンジ部材をリッド閉
止時に互いに平行となる２本のリンク部材で構成すれば
、ヒンジ部材の作動範囲を小さくできるとともに、リッ
ド開放時におけるリッド端部の軌跡が該リッド端部に隣
接する部材（例えば、リヤウィンド等）から遠ざかるも
のとなり、両者の干渉を避けることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例にかかる自動車のリッドヒン
ジ取付構造を示す断面図、第２図は、第１図の■−■断
面図、第３図は、第１図図示のヒンジ部材の斜視図、第
４図は、本発明のリッドヒンジ取付構造を備えた自動車
の後部斜視図である。 ｌ・・・・・・車体 ３・・・・・・開口部 ４・・・・・・リッド（トランクリッド）５・・・・・
・ヒンジ部材 ６・・・・・・レインレール ｔｏ、１１　　・・リンク部材 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、車体側に形成され且つ内部に収納スペースを有する
   上向きの開口部を、リッドで開閉自在に覆う如くされて
   いる自動車において、前記車体開口部周縁には、上向き
   に開放された溝状のレインレールが形成され、該レイン
   レール内には、前記リッドを開閉自在に車体に支持する
   ヒンジ部材が配設されていることを特徴とする自動車の
   リッドヒンジ取付構造。 ２、前記ヒンジ部材は、それぞれ一端が車体側に、他端
   がリッド側に枢着された２本のリンク部材から構成され
   ている前記特許請求の範囲第１項記載の自動車のリッド
   ヒンジ取付構造。 ３、前記リンク部材がリッド閉止時に互いに平行状態と
   なる如く構成されている前記特許請求の範囲第２項記載
   の自動車のリッドヒンジ取付構造。