JPS62132822A - 肝炎治療剤 - Google Patents
肝炎治療剤Info
- Publication number
- JPS62132822A JPS62132822A JP27239685A JP27239685A JPS62132822A JP S62132822 A JPS62132822 A JP S62132822A JP 27239685 A JP27239685 A JP 27239685A JP 27239685 A JP27239685 A JP 27239685A JP S62132822 A JPS62132822 A JP S62132822A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caryophyllene
- hepatitis
- galactosamine
- remedy
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はカリオフィレンを有効成分として含有すること
を特徴とする肝炎治療剤に関する。すなわち本発明はカ
リオフィレンの医薬用途発明であり、医薬の分野におい
て肝炎の治療のために利用される発明である。
を特徴とする肝炎治療剤に関する。すなわち本発明はカ
リオフィレンの医薬用途発明であり、医薬の分野におい
て肝炎の治療のために利用される発明である。
肝炎はその発症原因からウィルス性肝炎、アルコール性
肝炎、薬剤性肝炎に分類され、このうち特に多いのはウ
ィルス性肝炎であり、急性肝炎の一部は慢性化し、活動
期、非活動期の周期を繰り返しながら重篤な場合は肝硬
変、肝ガンに移行する。
肝炎、薬剤性肝炎に分類され、このうち特に多いのはウ
ィルス性肝炎であり、急性肝炎の一部は慢性化し、活動
期、非活動期の周期を繰り返しながら重篤な場合は肝硬
変、肝ガンに移行する。
治療剤としては従来からグリチルリチン製剤が使われて
いるが、さら書ζ有力な治療剤の提供が望まれており9
本発明者はそれを目的として種々の検討を試みてきた。
いるが、さら書ζ有力な治療剤の提供が望まれており9
本発明者はそれを目的として種々の検討を試みてきた。
その結果、カリオフィレンを経口投与することによって
意外にも著しい実験成績が得られることを見出し9本発
明を完成するに至った。
意外にも著しい実験成績が得られることを見出し9本発
明を完成するに至った。
実験的な肝障害モデルとしては、各種の方法が知られて
いるが、D−ガラクトサミンを肝障害惹起物質として作
製したラット急性肝障害モデルがヒトウィルス性肝炎に
組織学的6ζ類似し・ており。
いるが、D−ガラクトサミンを肝障害惹起物質として作
製したラット急性肝障害モデルがヒトウィルス性肝炎に
組織学的6ζ類似し・ており。
実際治療の面番こおいても、グリチルリチン製剤によっ
て抑制されることが報告されている(沖田極等。
て抑制されることが報告されている(沖田極等。
肝11a16 (9) 42 (1975))。かかる
観点から本発明者はラットにガラクトサミンを投与して
作製した実験的肝障害モデルを用いて検討し、カリオフ
ィレンの医薬用途を見出した。
観点から本発明者はラットにガラクトサミンを投与して
作製した実験的肝障害モデルを用いて検討し、カリオフ
ィレンの医薬用途を見出した。
以下に本発明を説明する。
カリオフィレンにはa、β、rがあるが、後記実験例に
示されるとと(1本発明においては、それらのいずれで
もよく、従って本発明のカリオフィレンはα、β、rの
別によって限定されることはない。またα、β、rから
なる群から任意に選択した2個のものの組合わせたもの
でよ(、またα。
示されるとと(1本発明においては、それらのいずれで
もよく、従って本発明のカリオフィレンはα、β、rの
別によって限定されることはない。またα、β、rから
なる群から任意に選択した2個のものの組合わせたもの
でよ(、またα。
β、rの全部を組合わせたものであってもよい。
カリオフィレンは合成されたものを使用してもよいが、
イランイランの新鮮花部に多量に含まれているので1例
えば下記の方法によって製造した抽出物を使用してもよ
い。
イランイランの新鮮花部に多量に含まれているので1例
えば下記の方法によって製造した抽出物を使用してもよ
い。
イランイランの新鮮花部0.3kgをメタノール抽出(
5tX3)するため60〜65℃で2時間温浸する。
5tX3)するため60〜65℃で2時間温浸する。
メタノール抽出液は、水浴上溶媒留去し、得られた残渣
をn−ヘキサン抽出(31X2)するため。
をn−ヘキサン抽出(31X2)するため。
沸騰水浴上2時間加熱撹拌還流する。デカントにより得
られたn−へキサン溶液を、水浴上溶媒留去する。この
よう番こして得られた抽出物はα、β。
られたn−へキサン溶液を、水浴上溶媒留去する。この
よう番こして得られた抽出物はα、β。
rカリオフィレンを含有する。
α、゛β、r各カリオフィレンの構造式等を示せば次の
どと(である。
どと(である。
α−カリオフィレン
構造式
%式%
構造式
■
分子式 Cxi Hu
沸点))1)s、。75゜
赤外線吸収 νe!cut−” 3050.2940.
2910.28501665、1630.885.82
0 質量分析; m/e 204 (Mつ189.175.
161.147゜133、119.105.93.79
.69.55核磁気共鳴(δppm in CDCl
3)1.03 (S、 3 H@ tertiary
Me)1.06 (S、 3 H,tertiar
y Me)1.66 (Ss 3 H,olefin
ic Me)1.44〜2.60 (m、 12H)4
.8〜5.50 (m、 3 H,olefinic
H)γ−カリオフィレン 構造式 分子式 〇1sHム 沸点bpへ248゜ 質量分析; m/a 204 (Mつ189.175.
161.147゜13へ121.107.95.81.
69.55核磁気共鳴(δppm in CDCIB
)0.98 (S、 3 H,tertiary M
e)1.00 (S、 3 H,tertiary
Me)1.05〜2.70 (m、 12H)1.66
(S、 3 H,oLefinic Me)4.8
(d、d、 J+2Hz、 9Hz、 olefin
ic H)5.24 (m+ I H,olefin
ic H)本発明においてカリオフィレンの用量は肝炎
のある。
2910.28501665、1630.885.82
0 質量分析; m/e 204 (Mつ189.175.
161.147゜133、119.105.93.79
.69.55核磁気共鳴(δppm in CDCl
3)1.03 (S、 3 H@ tertiary
Me)1.06 (S、 3 H,tertiar
y Me)1.66 (Ss 3 H,olefin
ic Me)1.44〜2.60 (m、 12H)4
.8〜5.50 (m、 3 H,olefinic
H)γ−カリオフィレン 構造式 分子式 〇1sHム 沸点bpへ248゜ 質量分析; m/a 204 (Mつ189.175.
161.147゜13へ121.107.95.81.
69.55核磁気共鳴(δppm in CDCIB
)0.98 (S、 3 H,tertiary M
e)1.00 (S、 3 H,tertiary
Me)1.05〜2.70 (m、 12H)1.66
(S、 3 H,oLefinic Me)4.8
(d、d、 J+2Hz、 9Hz、 olefin
ic H)5.24 (m+ I H,olefin
ic H)本発明においてカリオフィレンの用量は肝炎
のある。
本発明においてカリオフィレンは軽口投与される。それ
ゆえ本発明治療剤の具体的な剤型は散剤。
ゆえ本発明治療剤の具体的な剤型は散剤。
顆粒剤9錠剤、カプセル剤等である。
以下に記載する実施例をもって本発明をさらに具体的に
説明する。
説明する。
実施例1 カプセル剤
カリオフィレン 5g微結晶セ
ルローズ 80 。
ルローズ 80 。
トウモロコシデンプン 20 。
乳 糖 22
。
。
ポリビニルピロリドン 3g全
量 130g上記成分
を常法により顆粒化した後、ゼラチン硬カプセルに充填
し9本発明治療剤とした。
量 130g上記成分
を常法により顆粒化した後、ゼラチン硬カプセルに充填
し9本発明治療剤とした。
実施例2 散 剤
カリオフィレン 50 。
微結晶セルローズ 400gトウモ
ロコシデンプン 550g全
ffi 1,000 yカ
リオフィレンを溶解し9次いでこれを微結晶セルローズ
に吸着させた後、乾燥した。これをトウモロコシデンプ
ンと混合し、常法により散剤とし9本発明治療剤とした
。
ロコシデンプン 550g全
ffi 1,000 yカ
リオフィレンを溶解し9次いでこれを微結晶セルローズ
に吸着させた後、乾燥した。これをトウモロコシデンプ
ンと混合し、常法により散剤とし9本発明治療剤とした
。
実施例3 錠 剤
カリオフィレン 5gトウモロ
コシデンプン 10゜精製白糖
20 。
コシデンプン 10゜精製白糖
20 。
カルボキシルメチルセルローズカルシウム 10゜
微結晶セルロー、2740 。
微結晶セルロー、2740 。
ポリビニルピロリドン 5g全
量 100 yカリオ
フィレンを溶解し9次いでこれを微結晶セルローズに吸
着させた後、乾燥した。これにトウモロコシデンプン、
精製白糖、カルボキシメチルセルローズカルシウムを混
合し9次いでポリビニルピロリドンの水溶液を結合剤と
して加えて常法により顆粒化した。それに滑沢剤として
タルクを加えて混合した後、1錠100119の錠剤に
打錠し。
量 100 yカリオ
フィレンを溶解し9次いでこれを微結晶セルローズに吸
着させた後、乾燥した。これにトウモロコシデンプン、
精製白糖、カルボキシメチルセルローズカルシウムを混
合し9次いでポリビニルピロリドンの水溶液を結合剤と
して加えて常法により顆粒化した。それに滑沢剤として
タルクを加えて混合した後、1錠100119の錠剤に
打錠し。
本発明治療剤とした。
次に本発明の有効成分の肝障害保護効果を試験例によっ
て示す。
て示す。
試験例
(1)実験動物:Fsu雄性ラット 7適齢9体重17
0〜180g コントロール群は8匹、被検薬 物群は4匹とした。
0〜180g コントロール群は8匹、被検薬 物群は4匹とした。
(2)肝障害ラットの作製
D−(+)−塩酸ガラクトサミンを生理食塩水で溶解希
釈し、 10 N −NaOH水溶液でpH7,0に合
わせて最終濃度を250mg/mLとし2d1kgを皮
下に1回投与した。
釈し、 10 N −NaOH水溶液でpH7,0に合
わせて最終濃度を250mg/mLとし2d1kgを皮
下に1回投与した。
(3)被検薬物の調製および投与方法
被検薬物は、0.596メチルセルロース又は5%アラ
ビアゴム懸濁し、D−ガラクトサミン投与の前後1時間
、計2回強制経口投与した。
ビアゴム懸濁し、D−ガラクトサミン投与の前後1時間
、計2回強制経口投与した。
(4)肝障害の測定法
D−ガラクトサミン投与後48時間口にラット尾静脈よ
り50μl採血した。3.296クエン酸ナトリウム水
溶液50μLを入れたスピランに移し、よく混合した後
3,00Orpm5分間冷却遠心分離した。得られた血
漿のGPT値を測定キット[イアトロザイムTA−LQ
J (酵素法)を用いて測定した。
り50μl採血した。3.296クエン酸ナトリウム水
溶液50μLを入れたスピランに移し、よく混合した後
3,00Orpm5分間冷却遠心分離した。得られた血
漿のGPT値を測定キット[イアトロザイムTA−LQ
J (酵素法)を用いて測定した。
(5)試験結果
第1表にカリオフィレン含有抽出物の結果を、また第2
表にα、βおよびr−カリオフィレンを経口投与した際
の結果を示す。
表にα、βおよびr−カリオフィレンを経口投与した際
の結果を示す。
第 1 表
a):対照群に対する有意差O1ooi96第 2
表 b)対照群に対する有意差0.01% 以上のどと(カリオフィレン含有抽出物、α。
表 b)対照群に対する有意差0.01% 以上のどと(カリオフィレン含有抽出物、α。
βおよびγ−カリオフィレンは、いずれも経口投与によ
り、D−ガラクトサミンで発症させた肝障害を軽減又は
、はぼ正常に保つ効果を示した。
り、D−ガラクトサミンで発症させた肝障害を軽減又は
、はぼ正常に保つ効果を示した。
Claims (1)
- (1)カリオフィレンを有効成分として含有する肝炎治
療剤
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27239685A JPS62132822A (ja) | 1985-12-05 | 1985-12-05 | 肝炎治療剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27239685A JPS62132822A (ja) | 1985-12-05 | 1985-12-05 | 肝炎治療剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62132822A true JPS62132822A (ja) | 1987-06-16 |
Family
ID=17513309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27239685A Pending JPS62132822A (ja) | 1985-12-05 | 1985-12-05 | 肝炎治療剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62132822A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6186263B1 (en) | 1997-12-25 | 2001-02-13 | Kawasaki Jukogyuo Kabushiki Kaisha | Four-wheeled all-terrain vehicle and speed change apparatus used for the same |
JP2004339191A (ja) * | 2003-04-22 | 2004-12-02 | Kazuyuki Shinohara | プロジェステロンの変化に伴う不快症状の改善用組成物 |
WO2013184036A2 (ru) * | 2012-06-07 | 2013-12-12 | Getman Mikhail Alexandrovich | Гепатопротекторное средство |
WO2021182538A1 (ja) * | 2020-03-10 | 2021-09-16 | 学校法人近畿大学 | カリオフィレンを含有する剤、組成物及び各種用途 |
-
1985
- 1985-12-05 JP JP27239685A patent/JPS62132822A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6186263B1 (en) | 1997-12-25 | 2001-02-13 | Kawasaki Jukogyuo Kabushiki Kaisha | Four-wheeled all-terrain vehicle and speed change apparatus used for the same |
JP2004339191A (ja) * | 2003-04-22 | 2004-12-02 | Kazuyuki Shinohara | プロジェステロンの変化に伴う不快症状の改善用組成物 |
WO2013184036A2 (ru) * | 2012-06-07 | 2013-12-12 | Getman Mikhail Alexandrovich | Гепатопротекторное средство |
WO2013184036A3 (ru) * | 2012-06-07 | 2014-03-27 | Getman Mikhail Alexandrovich | Гепатопротекторное средство |
WO2021182538A1 (ja) * | 2020-03-10 | 2021-09-16 | 学校法人近畿大学 | カリオフィレンを含有する剤、組成物及び各種用途 |
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