JP3717189B2 - 鎮痛抗炎症剤 - Google Patents
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Description
本発明は、鎮痛作用及び抗炎症作用が著しく改善された鎮痛抗炎症剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
イブプロフェンは、非ステロイド系抗炎症剤に分類され、抗炎症作用とともに鎮痛作用及び解熱作用を有し、慢性関節リュウマチ、関節炎、上気道炎等各種炎症性疾患に医療用医薬品として広く使用されている。また、イブプロフェンは副作用が比較的少ないことから投与量を減量して一般医薬品としても使用されている。
【0003】
しかしながら、イブプロフェンは、他の非ステロイド系抗炎症剤と比較してその作用は必ずしも強くなく、治療効果を向上するために投与量を増量すると消化器障害に代表される副作用を生じるという問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、このような事情に鑑み、より効果が優れ、かつ副作用の少ない薬剤、すなわちイブプロフェンの薬理作用を高めることにより、副作用の生じない低用量で十分治療効果が期待される薬剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、生薬の一種で鎮痛、鎮痙作用を有する芍薬及び鎮痛、鎮咳作用を有する甘草をイブプロフェンと共に併用すると、相乗的に鎮痛作用及び抗炎症作用を増強し、かつ副作用を増悪しないことを見いだし本発明を完成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、イブプロフェン1に対して、芍薬を原生薬重量換算で0.8〜28、甘草を原生薬重量換算で0.8〜28含有し、芍薬と甘草との原生薬重量換算配合比率が3:1〜1:9であることを特徴とする鎮痛抗炎症剤である。
【0006】
本発明にかかわる芍薬は、ボタン科のシャクヤク又はその近縁植物の根を乾燥または蒸乾したものが使用可能であるが、通常はこれを粉砕し粉末化したもの、または例えば日本薬局方記載の方法により製造されるエキス化したものが使用される。
【0007】
本発明にかかわる甘草は、マメ科の東北甘草、西北甘草またはその他同属植物の根およびストロンを乾燥したものが使用可能であるが、通常はこれを粉砕し粉末化したもの、または例えば日本薬局方記載の方法により製造されるエキス化したものが使用される。
【0008】
本発明による鎮痛抗炎症剤は、イブプロフェン1に対して、芍薬を原生薬重量換算で0.8〜28含有し、好ましくは1〜10含有し、イブプロフェン1に対して、甘草を原生薬重量換算で0.8〜28含有し、好ましくは1〜10含有し、芍薬と甘草との原生薬重量換算配合比率が3:1〜1:9である。
【0009】
また芍薬及び甘草をエキスとしてイブプロフェンに配合する場合は、各成分を原生薬に換算した重量が上記配合比内で選択できる。
【0010】
本発明による組成物は、イブプロフェンと芍薬及び甘草を混合して使用することが可能であるが、通常は医学的に許容しうる賦形剤とともに配合し、製剤化して使用される。
【0011】
医学的に許容される賦形剤としては、例えば乳糖、コーンスターチ、結晶セルロース、ソルビトール等が挙げられる。製剤形態としては、特に制限はないが例えば錠剤、カプセル、顆粒剤、散剤等が好ましい。
【0012】
本発明による組成物は、通常経口投与され、その投与量は患者の年齢、体重、症状に応じて変わり得るものであり、例えば成人1日当りイブプロフェン量として150〜1200mgを1日1〜数回投与することが好ましい。
【0013】
【実施例】
本発明を詳細に説明するために、以下に実験例及び製造例を挙げるが、本発明はこれにより限定されるものではない。
【0014】
実験例1
5週齢のddy系雄性マウスを1群10匹とし、試験化合物を経口投与する。投与後25分に4%ポンタミンスカイブルー(0.1ml/10g)を静脈内注射し、その5分後に0.35%酢酸(0.1ml/10g)を腹腔内投与した。酢酸投与後30分に動物を殺して開腹し、蒸留水10mlを用いて腹腔内に漏出した色素を洗いだした。この洗浄液につき620nmにおける吸光度を測定して漏出した色素量を算出した。試験化合物の血管透過性亢進に対する抑制作用(抑制率)は次の式を用いて検定した。
【0015】
尚、対照群とは蒸留水を投与した群である。ここで得られた結果を表1及び表2に示した。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
表中、IPはイブプロフェン、芍薬は芍薬乾燥エキス(日本粉末薬品(株)製;1gは原生薬7gに相当)、甘草は甘草乾燥エキス(日本粉末薬品(株)製;1gは原生薬7gに相当)を示し、以下の実験例中の表も同様である。
【0019】
表1及び表2から明かなごとく、芍薬・甘草混合物をイブプロフェンに配合した組成物は、イブプロフェン単独あるいは芍薬・甘草混合物単独と比較して、顕著な血管透過性亢進に対する抑制作用を示した。
【0020】
実験例2
5週齢のddy系雄性マウスを1群10匹(対照群19匹)とし、試験化合物を経口投与する。投与後30分に0.35%酢酸(0.1ml/10g)を腹腔内投与した。酢酸投与後10分から5分間、酢酸によって誘発されるマウスのよじり反応回数を測定し、よじり反応が0回のものを「有効」と判定してその動物数を算出した。試験化合物の鎮痛作用(有効率)は次の式を用いて求め、対照群と比較した。
【0021】
尚、対照群とは蒸留水を投与した群である。ここで得られた結果を表3及び表4に示した。
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】
表3及び表4から明かなごとく、芍薬・甘草混合物をイブプロフェンに配合した組成物は、イブプロフェン単独あるいは芍薬・甘草混合物単独と比較して、顕著な鎮痛作用を示した。
【0025】
実験例3
5週齢のddy系雄性マウスを1群8〜10匹とし、試験化合物を経口投与する。投与後30分に0.35%酢酸(0.1ml/10g)を腹腔内投与した。酢酸投与後10分から5分間、酢酸によって誘発されるマウスのよじり反応回数を測定し、よじり反応が0回のものを「有効」と判定してその動物数を算出した。試験化合物の鎮痛作用(有効率)は次の式を用いて求め、対照群と比較した。
【0026】
尚、対照群とは蒸留水を投与した群である。ここで得られた結果を表5に示した。
【0027】
【表5】
【0028】
表5から明かなごとく、芍薬と甘草をイブプロフェンに配合した組成物は、イブプロフェン単独と比較して、顕著な鎮痛作用を示した。また、芍薬と甘草の最適重量配合比率は3:1〜1:9であることが判る。尚、表には示さなかったが、甘草または芍薬それぞれ単独では鎮痛効果を示さなかった。
【0029】
実験例4
5週齢のddy系雄性マウスを1群10匹とし、試験化合物を経口投与する。投与後25分に4%ポンタミンスカイブルー(0.1ml/10g)を静脈内注射し、その5分後に0.35%酢酸(0.1ml/10g)を腹腔内投与した。酢酸投与後30分に動物を殺して開腹し、蒸留水10mlを用いて腹腔内に漏出した色素を洗いだした。この洗浄液につき620nmにおける吸光度を測定して漏出した色素量を算出した。試験化合物の血管透過性亢進に対する抑制作用(抑制率)は次の式を用いて検定した。
【0030】
尚、対照群とは蒸留水を投与した群である。ここで得られた結果を表6に示した。
【0031】
【表6】
【0032】
表6から明かなごとく、芍薬と甘草をイブプロフェンに配合した組成物は、イブプロフェン単独と比較して、顕著な血管透過性亢進に対する抑制作用を示した。また、芍薬と甘草の最適配合比率は3:1〜1:9であることが判る。尚、表には示さなかったが、甘草または芍薬それぞれ単独では消炎効果を示さなかった。
【0033】
実験例5
カラゲニン腹膜炎(マウス)
ddy系雄性マウス(4週令、24g前後)を1群10匹として試験薬剤を経口投与し、その25分後に4%ポンタミンスカイブルー(0.1ml/10g)を尾静脈内注射する。5分後、0.5%カラゲニンを0.1ml/10g腹腔内投与し、投与60分後に動物を殺して腹腔内に浸出した色素を蒸留水10mlを用いて洗いだした。この液に0.1N−水酸化ナトリウム液0.1mlを加えて除蛋白した後、620nmにおける吸光度を測定することにより、腹腔内に浸出した色素量を算出した。尚、抑制率は上記した式と同様である。ここで得られた結果を表7に示した。
【0034】
【表7】
**:危険率1%で対照群と有意差あり
【0035】
表7から明らかなようにマウスの腹腔内に漏出した色素量はイブプロフェン12.5mg/kg、甘草66.6mg/kg、芍薬33.3mg/kg及び甘草+芍薬では若干増加した。また、マウスの腹腔内に漏出した色素量はイブプロフェンに芍薬及び甘草を配合した場合に有意な減少が認められた。
【0036】
実験例6
カラゲニン腹膜炎(ラット)
Wistar系雄性ラット(6週令、80g前後)を1群10匹として試験薬剤を経口投与し、その25分後に4%ポンタミンスカイブルー(0.1ml/10g)を尾静脈内注射する。5分後、1.0%カラゲニンを0.5ml腹腔内投与し、投与60分後に動物を殺して腹腔内に浸出した色素を蒸留水15mlを用いて洗いだした。この液に0.1N−水酸化ナトリウム液0.1mlを加えて除蛋白した後、620nmにおける吸光度を測定することにより、腹腔内に浸出した色素量を算出した。抑制率(%)は上記した式と同様である。ここで得られた結果を表8に示した。
【0037】
【表8】
*:危険率5%で対照群と有意差あり
**:危険率1%で対照群と有意差あり
【0038】
表8から明らかなようにラットの腹腔内に漏出した色素量はイブプロフェン100mg/kg単独投与並びにイブプロフェンに甘草及び芍薬(200+100mg/kg)を配合した場合に有意な減少が認められ、特にイブプロフェンに甘草芍薬を配合した場合に強い色素漏出の抑制が認められた。また、甘草及び芍薬(200+100mg/kg)、甘草200mg/kg、芍薬100mg/kgを投与した場合、ラット腹腔内の色素漏出量は増加傾向を示した。
【0039】
実験例7
カラゲニン胸膜炎(ラット)
Wistar系雄性ラット(8週令、220g前後)を1群10匹として試験薬剤を経口投与し、その30分後に1%カラゲニンを0.1ml/100g胸腔内投与する。その後3時間或いは6時間後に5%ポンタミンスカイブルーを1ml尾静脈内注射する。色素投与30分後に動物を殺し、腹腔内に浸出した色素を蒸留水10mlを用いて洗いだした。この液に0.1N−水酸化ナトリウム液0.1mlを加えて除蛋白した後、620nmにおける吸光度を測定することにより、腹腔内に浸出した色素量を算出した。尚、抑制率は上記した式と同じである。ここで得られた結果を表9に示した。
【0040】
【表9】
**:危険率1%で対照群と有意差あり
【0041】
表9から明らかなようにイブプロフェン100mg/kg投与の場合、起炎剤(カラゲニン)投与3時間後では有意な色素漏出の抑制が認められたが、6時間後では有意差は認められなかった。また、イブプロフェン100mg/kgに甘草200mg/kg及び芍薬100mg/kgを配合した場合、3時間及び6時間後に有意な色素漏出の抑制が認められた。更に芍薬100mg/kg投与の場合、3時間後に有意な色素漏出量の増加が認められた。
【0042】
実験例8
カラゲニン浮腫に対する作用
Wistar系雄性ラット(5週令、110g前後)を1群10匹として試験薬剤を経口投与し、その30分後に2%カラゲニンを後肢足蹠に皮下注射する。その後経時的に足容積を測定し、カラゲニン処置前の足容積に対する増加率(浮腫率)を次式により求めた。
【0043】
ここで得られた結果を図1及び図2に示した。図1及び図2中、
○:対照群
△:芍薬100mg/kg
▲:甘草200mg/kg
●:芍薬100mg/kg+甘草200mg/kg
▽:IP100mg/kg
▼:IP100mg/kg+芍薬100mg/kg+甘草200mg/kg
【0044】
図1から明らかなように芍薬100mg/kg投与群、甘草200mg/kg投与群並びに芍薬及び甘草(100+200mg/kg)投与群はカラゲニンによる足浮腫になんら影響を与えなかった。また、図2から明らかなようにイブプロフェン投与群はカラゲニン接種3時間後より有意な足浮腫の抑制が認められた。また、イブプロフェンに芍薬及び甘草を配合した場合、カラゲニン接種2時間後より顕著な浮腫抑制を示し、特に2時間値ではイブプロフェン単独投与群と比較しても有意であった。
【0045】
実験例9
アジュバント関節炎に対する作用
Wistar系雄性ラット(6週令、140g前後)を1群10匹としてペントバルビタール麻酔した後、流動パラフィンに懸濁したアジュバント(mycobacterium butyricum)を1mg/0.1ml右後肢足蹠皮内に注射する。その後試験薬剤を20日間連続投与するとともに、経日的に両後肢の足容積を測定した。尚、アジュバント投与後の足増加率(浮腫率)次式により算出した。
【0046】
ここで得られた結果を図3に示した。図3中、
○:対照群
●:IP50mg/kg
△:IP50mg/kg+甘草200mg/kg
▲:IP50mg/kg+甘草200mg/kg+芍薬10mg/kg
▽:IP50mg/kg+甘草200mg/kg+芍薬50mg/kg
▼:IP50mg/kg+甘草200mg/kg+芍薬100mg/kg
□:IP50mg/kg+甘草200mg/kg+芍薬200mg/kg
■:正常群
【0047】
図3から明らかなようにイブプロフェン50mg/kg+甘草200mg/kg投与群及びイブプロフェン50mg/kg+甘草200mg/kg+芍薬100mg/kg投与群はイブプロフェン50mg/kg投与群と比較して有意な足浮腫抑制効果を示した。
【0048】
実験例10
消化管粘膜に対する作用
アジュバント関節炎で用いた動物より胃を摘出し、大湾部に沿って切開する。内容物を0.25M庶糖を含む冷水で洗浄した後、0.1%アリシアンブルーを含む0.16M庶糖、0.05M酢酸ナトリウム溶液に2時間浸して粘膜粘液に色素を吸着させる。その後胃を取り出して軽く洗浄し、脱脂綿を用いて粘膜を剥ぎ取った。脱脂綿に付着した色素は30%のD−2−エチルヘキシルナトリウムスルホサクシネートを含むエタノール液に2時間浸透することにより抽出した。抽出液につき620nmの吸光度を測定することにより色素量を算出し、これを胃粘膜粘液量として評価した。
【0049】
ここで得られた結果を図4に示す。図4中、
A:IP50mg/kg
B:IP50mg/kg+甘草200mg/kg
C:IP50mg/kg+甘草200mg/kg+芍薬10mg/kg
D:IP50mg/kg+甘草200mg/kg+芍薬50mg/kg
E:IP50mg/kg+甘草200mg/kg+芍薬100mg/kg
F:IP50mg/kg+甘草200mg/kg+芍薬200mg/kg
【0050】
図4から明らかなように胃粘膜粘液量は芍薬の配合量に依存して増加し、芍薬50mg/kg以上の配合によりほぼ正常な胃粘膜に修復した。
【0051】
製造例1
〔イブプロフェン含有部〕
平均粒子径50μ以下のイブプロフェン1,800gと乳糖525g及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース600gを混合機で均一に混合した。次に練合機に投入しポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート75gをエタノール540gに均一に溶かした溶液を注加し、約3分間練合を行った後、#20網を通過させ造粒した。更に、造粒物を送風乾燥を1時間行った後、40℃で4時間乾燥した。乾燥物を#32篩を用い分級し、細粒規格適合品2,820gを得た。
【0052】
〔生薬含有部〕
D−ソルビトール6,120gとカンゾウ乾燥エキス(日本粉末薬品(株)製:乾燥エキス1.0gは原生薬5.0g相当)1,680g及びシャクヤク乾燥エキス(日本粉末薬品(株)製:乾燥エキス1.0gは原生薬7.0gに相当)1,200gを混合機で均一に混合した。次に練合機に投入し90%(w/w)エタノール−水溶液2,800gを注加し、約3分間練合を行った後、#20網を通過させ造粒した。
【0053】
以下、イブプロフェン含有部と同様に操作し、細粒規格適合品5,860gを得た。イブプロフェン含有部250部及び生薬部250部を混合し、3.0g中にイブプロフェン450mg、カンゾウ乾燥エキス420mg(原生薬換算量2,100mg)及びシャクヤク乾燥エキス300mg(原生薬換算量2,100mg)を含有する細粒を得た。
【0054】
製造例2
〔イブプロフェン・生薬含有部〕
平均粒子径50μ以下のイブプロフェン1,800g、L−HPC1,000g、シャクヤク乾燥エキス1,200g(実施例1と同様品)及びカンゾウ乾燥エキス1,600g(実施例1と同様品)を混合機で均一に混合した。
【0055】
次に練合機に投入しAEA320gをエタノール1,200gに均一に溶かした溶液を注加し、約3分間練合を行った後、#20網を通過させ造粒した。更に、造粒物を送風乾燥を1時間行った後、40℃で4時間乾燥した。乾燥物を#32篩を用い分級し、細粒規格適合品5,400gを得た。
〔生薬含有部〕
【0056】
D−ソルビトール6,000gとカンゾウ乾燥エキス(実施例1と同様品)80gを混合機で均一に混合した。次いで練合機に投入し90%(w/w)エタノール−水溶液1,700gを注加し、約3分間練合を行った後、#20網を通過させ造粒した。以下、イブプロフェン含有部と同様に操作し、細粒規格適合品5,930gを得た。イブプロフェン・生薬含有部1,480部及び生薬含有部1,520部を混合し、細粒を得た。
【0057】
【発明の効果】
本発明の組成物は、鎮痛作用及び抗炎症作用が著しく増強され、また副作用も少ないことから臨床上きわめて有用な鎮痛抗炎症剤を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実験例8によるカラゲニン浮腫に対する作用を示すためのグラフである。
【図2】実験例8によるカラゲニン浮腫に対する作用を示すためのグラフである。
【図3】実験例9によるアジュバント関節炎に対する作用を示すためのグラフである。
【図4】実験例10による消化管粘膜に対する作用を示すためのグラフである。
Claims (1)
- イブプロフェン1に対して、芍薬を原生薬重量換算で0.8〜28、甘草を原生薬重量換算で0.8〜28含有し、芍薬と甘草との原生薬重量換算配合比率が3:1〜1:9であることを特徴とする鎮痛抗炎症剤。
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