JPH06199676A - 医薬組成物 - Google Patents

医薬組成物

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JPH06199676A
JPH06199676A JP4037079A JP3707992A JPH06199676A JP H06199676 A JPH06199676 A JP H06199676A JP 4037079 A JP4037079 A JP 4037079A JP 3707992 A JP3707992 A JP 3707992A JP H06199676 A JPH06199676 A JP H06199676A
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達雄 篠原
Yoshiko Yanai
佳子 谷内
Akihiro Yashiro
昭博 家城
Takumi Matsumura
巧 松村
Hiroyuki Kondo
弘之 近藤
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Daito KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鎮痛作用及び抗炎症作用が著しく増強され、
また、副作用も少なく、臨床上極めて有用な鎮痛抗炎症
剤を提供すること。 【構成】 イブプロフェンと芍薬及び甘草とを含有する
医薬組成物であり、イブプロフェン1に対して、重量配
合比で芍薬を原生薬として0.4〜20、好ましくは1
〜10含有し、イブプロフェン1に対して、重量配合比
で甘草を原生薬として0.3〜20、好ましくは2〜1
0含有する。芍薬と甘草との原生薬としての重量配合比
は3:1〜1:9である。この医薬組成物は、イブプロ
フェンに対して芍薬と甘草を含有しており、相乗的に鎮
痛作用及び抗炎症作用が増強する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鎮痛作用及び抗炎症作
用が著しく改善された医薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】イブプロフェンは、非ステロイド系抗炎
症剤に分類され、抗炎症作用とともに鎮痛作用及び解熱
作用を有し、慢性関節リュウマチ、関節炎、上気道炎等
各種炎症性疾患に医療用医薬品として広く使用されてい
る。また、イブプロフェンは副作用が比較的少ないこと
から投与量を減量して一般医薬品としても使用されてい
る。
【0003】しかしながら、イブプロフェンは、他の非
ステロイド系抗炎症剤と比較してその作用は必ずしも強
くなく、治療効果を向上するために投与量を増量すると
消化器障害に代表される副作用を生じるという問題点が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、このよ
うな事情に鑑み、より効果が優れ、かつ副作用の少ない
薬剤、すなわちイブプロフェンの薬理作用を高めること
により、副作用の生じない低用量で十分治療効果が期待
される薬剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、生薬の
一種で鎮痛、鎮痙作用を有する芍薬及び鎮痛、鎮咳作用
を有する甘草をイブプロフェンと共に併用すると、相乗
的に鎮痛作用及び抗炎症作用を増強し、かつ副作用を増
悪しないことを見いだし本発明を完成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、イ
ブプロフェンと芍薬及び甘草とを含有する医薬組成物に
関する。
【0006】本発明にかかわる芍薬は、ボタン科のシャ
クヤク又はその近縁植物の根を乾燥または蒸乾したもの
が使用可能であるが、通常はこれを粉砕し粉末化したも
の、または例えば日本薬局方記載の方法により製造され
るエキス化したものが使用される。
【0007】本発明にかかわる甘草は、マメ科の東北甘
草、西北甘草またはその他同属植物の根およびストロン
を乾燥したものが使用可能であるが、通常はこれを粉砕
し粉末化したもの、または例えば日本薬局方記載の方法
により製造されるエキス化したものが使用される。
【0008】本発明による組成物は、イブプロフェンと
芍薬及び甘草とを配合し、その配合重量比はイブプロフ
ェン1に対し芍薬は0.4〜20、好ましくは1〜1
0、イブプロフェン1に対し甘草は0.3〜20、好ま
しくは2〜10であり、この配合比の範囲内で各々任意
に選択できる。
【0009】また芍薬及び甘草をエキスとしてイブプロ
フェンに配合する場合は、各成分を原生薬に換算した重
量が上記配合比内で選択できる。
【0010】本発明による組成物は、イブプロフェンと
芍薬及び甘草を混合して使用することが可能であるが、
通常は医学的に許容しうる賦形剤とともに配合し、製剤
化して使用される。
【0011】医学的に許容される賦形剤としては、例え
ば乳糖、コーンスターチ、結晶セルロース、ソルビトー
ル等が挙げられる。製剤形態としては、特に制限はない
が例えば錠剤、カプセル、顆粒剤、散剤等が好ましい。
【0012】本発明による組成物は、通常経口投与さ
れ、その投与量は患者の年齢、体重、症状に応じて変わ
り得るものであり、例えば成人1日当りイブプロフェン
量として150〜1200mgを1日1〜数回投与するこ
とが好ましい。
【0013】
【実施例】本発明を詳細に説明するために、以下に実験
例及び製造例を挙げるが、本発明はこれにより限定され
るものではない。
【0014】実験例1 5週齢のddy系雄性マウスを1群10匹とし、試験化
合物を経口投与する。投与後25分に4%ポンタミンス
カイブルー(0.1ml/10g)を静脈内注射し、その
5分後に0.35%酢酸(0.1ml/10g)を腹腔内
投与した。酢酸投与後30分に動物を殺して開腹し、蒸
留水10mlを用いて腹腔内に漏出した色素を洗いだし
た。この洗浄液につき620nmにおける吸光度を測定し
て漏出した色素量を算出した。試験化合物の血管透過性
亢進に対する抑制作用(抑制率)は次の式を用いて検定
した。
【0015】 尚、対照群とは蒸留水を投与した群である。ここで得ら
れた結果を表1及び表2に示した。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】表中、IPはイブプロフェン、芍薬は芍薬
乾燥エキス(日本粉末薬品(株)製;1gは原生薬7g
に相当)、甘草は甘草乾燥エキス(日本粉末薬品(株)
製;1gは原生薬7gに相当)を示し、以下の実験例中
の表も同様である。
【0019】表1及び表2から明かなごとく、芍薬・甘
草混合物をイブプロフェンに配合した組成物は、イブプ
ロフェン単独あるいは芍薬・甘草混合物単独と比較し
て、顕著な血管透過性亢進に対する抑制作用を示した。
【0020】実験例2 5週齢のddy系雄性マウスを1群10匹(対照群19
匹)とし、試験化合物を経口投与する。投与後30分に
0.35%酢酸(0.1ml/10g)を腹腔内投与し
た。酢酸投与後10分から5分間、酢酸によって誘発さ
れるマウスのよじり反応回数を測定し、よじり反応が0
回のものを「有効」と判定してその動物数を算出した。
試験化合物の鎮痛作用(有効率)は次の式を用いて求
め、対照群と比較した。
【0021】 尚、対照群とは蒸留水を投与した群である。ここで得ら
れた結果を表3及び表4に示した。
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】表3及び表4から明かなごとく、芍薬・甘
草混合物をイブプロフェンに配合した組成物は、イブプ
ロフェン単独あるいは芍薬・甘草混合物単独と比較し
て、顕著な鎮痛作用を示した。
【0025】実験例3 5週齢のddy系雄性マウスを1群8〜10匹とし、試
験化合物を経口投与する。投与後30分に0.35%酢
酸(0.1ml/10g)を腹腔内投与した。酢酸投与後
10分から5分間、酢酸によって誘発されるマウスのよ
じり反応回数を測定し、よじり反応が0回のものを「有
効」と判定してその動物数を算出した。試験化合物の鎮
痛作用(有効率)は次の式を用いて求め、対照群と比較
した。
【0026】 尚、対照群とは蒸留水を投与した群である。ここで得ら
れた結果を表5に示した。
【0027】
【表5】
【0028】表5から明かなごとく、芍薬と甘草をイブ
プロフェンに配合した組成物は、イブプロフェン単独と
比較して、顕著な鎮痛作用を示した。また、芍薬と甘草
の最適重量配合比率は3:1〜1:9であることが判
る。尚、表には示さなかったが、甘草または芍薬それぞ
れ単独では鎮痛効果を示さなかった。
【0029】実験例4 5週齢のddy系雄性マウスを1群10匹とし、試験化
合物を経口投与する。投与後25分に4%ポンタミンス
カイブルー(0.1ml/10g)を静脈内注射し、その
5分後に0.35%酢酸(0.1ml/10g)を腹腔内
投与した。酢酸投与後30分に動物を殺して開腹し、蒸
留水10mlを用いて腹腔内に漏出した色素を洗いだし
た。この洗浄液につき620nmにおける吸光度を測定し
て漏出した色素量を算出した。試験化合物の血管透過性
亢進に対する抑制作用(抑制率)は次の式を用いて検定
した。
【0030】 尚、対照群とは蒸留水を投与した群である。ここで得ら
れた結果を表6に示した。
【0031】
【表6】
【0032】表6から明かなごとく、芍薬と甘草をイブ
プロフェンに配合した組成物は、イブプロフェン単独と
比較して、顕著な血管透過性亢進に対する抑制作用を示
した。また、芍薬と甘草の最適配合比率は3:1〜1:
9であることが判る。尚、表には示さなかったが、甘草
または芍薬それぞれ単独では消炎効果を示さなかった。
【0033】製造例1 〔イブプロフェン含有部〕平均粒子径50μ以下のイブ
プロフェン1,800gと乳糖525g及び低置換度ヒ
ドロキシプロピルセルロース600gを混合機で均一に
混合した。次に練合機に投入しポリビニルアセタールジ
エチルアミノアセテート75gをエタノール540gに
均一に溶かした溶液を注加し、約3分間練合を行った
後、#20網を通過させ造粒した。更に、造粒物を送風
乾燥を1時間行った後、40℃で4時間乾燥した。乾燥
物を#32篩を用い分級し、細粒規格適合品2,820
gを得た。
【0034】〔生薬含有部〕D−ソルビトール6,12
0gとカンゾウ乾燥エキス(日本粉末薬品(株)製:乾
燥エキス1.0gは原生薬5.0g相当)1,680g
及びシャクヤク乾燥エキス(日本粉末薬品(株)製:乾
燥エキス1.0gは原生薬7.0gに相当)1,200
gを混合機で均一に混合した。次に練合機に投入し90
%(w/w)エタノール−水溶液2,800gを注加
し、約3分間練合を行った後、#20網を通過させ造粒
した。
【0035】以下、イブプロフェン含有部と同様に操作
し、細粒規格適合品5,860gを得た。イブプロフェ
ン含有部250部及び生薬部250部を混合し、3.0
g中にイブプロフェン450mg、カンゾウ乾燥エキス4
20mg(原生薬換算量2,100mg)及びシャクヤク乾
燥エキス300mg(原生薬換算量2,100mg)を含有
する細粒を得た。
【0036】製造例2 〔イブプロフェン・生薬含有部〕平均粒子径50μ以下
のイブプロフェン1,800g、L−HPC1,000
g、シャクヤク乾燥エキス1,200g(実施例1と同
様品)及びカンゾウ乾燥エキス1,600g(実施例1
と同様品)を混合機で均一に混合した。
【0037】次に練合機に投入しAEA320gをエタ
ノール1,200gに均一に溶かした溶液を注加し、約
3分間練合を行った後、#20網を通過させ造粒した。
更に、造粒物を送風乾燥を1時間行った後、40℃で4
時間乾燥した。乾燥物を#32篩を用い分級し、細粒規
格適合品5,400gを得た。 〔生薬含有部〕
【0038】D−ソルビトール6,000gとカンゾウ
乾燥エキス(実施例1と同様品)80gを混合機で均一
に混合した。次いで練合機に投入し90%(w/w)エ
タノール−水溶液1,700gを注加し、約3分間練合
を行った後、#20網を通過させ造粒した。以下、イブ
プロフェン含有部と同様に操作し、細粒規格適合品5,
930gを得た。イブプロフェン・生薬含有部1,48
0部及び生薬含有部1,520部を混合し、細粒を得
た。
【0039】
【発明の効果】本発明の組成物は、鎮痛作用及び抗炎症
作用が著しく増強され、また副作用も少ないことから臨
床上きわめて有用な鎮痛抗炎症剤を提供するものであ
る。
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 医薬組成物
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鎮痛作用及び抗炎症作
用が著しく改善された医薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】イブプロフェンは、非ステロイド系抗炎
症剤に分類され、抗炎症作用とともに鎮痛作用及び解熱
作用を有し、慢性関節リュウマチ、関節炎、上気道炎等
各種炎症性疾患に医療用医薬品として広く使用されてい
る。また、イブプロフェンは副作用が比較的少ないこと
から投与量を減量して一般医薬品としても使用されてい
る。
【0003】しかしながら、イブプロフェンは、他の非
ステロイド系抗炎症剤と比較してその作用は必ずしも強
くなく、治療効果を向上するために投与量を増量すると
消化器障害に代表される副作用を生じるという問題点が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、このよ
うな事情に鑑み、より効果が優れ、かつ副作用の少ない
薬剤、すなわちイブプロフェンの薬理作用を高めること
により、副作用の生じない低用量で十分治療効果が期待
される薬剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、生薬の
一種で鎮痛、鎮痙作用を有する芍薬及び鎮痛、鎮咳作用
を有する甘草をイブプロフェンと共に併用すると、相乗
的に鎮痛作用及び抗炎症作用を増強し、かつ副作用を増
悪しないことを見いだし本発明を完成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、イ
ブプロフェンと芍薬及び甘草とを含有する医薬組成物に
関する。
【0006】本発明にかかわる芍薬は、ボタン科のシャ
クヤク又はその近縁植物の根を乾燥または蒸乾したもの
が使用可能であるが、通常はこれを粉砕し粉末化したも
の、または例えば日本薬局方記載の方法により製造され
るエキス化したものが使用される。
【0007】本発明にかかわる甘草は、マメ科の東北甘
草、西北甘草またはその他同属植物の根およびストロン
を乾燥したものが使用可能であるが、通常はこれを粉砕
し粉末化したもの、または例えば日本薬局方記載の方法
により製造されるエキス化したものが使用される。
【0008】本発明による組成物は、イブプロフェンと
芍薬及び甘草とを配合し、その配合重量比はイブプロフ
ェン1に対し芍薬は0.4〜20、好ましくは1〜1
0、イブプロフェン1に対し甘草は0.3〜20、好ま
しくは2〜10であり、この配合比の範囲内で各々任意
に選択できる。
【0009】また芍薬及び甘草をエキスとしてイブプロ
フェンに配合する場合は、各成分を原生薬に換算した重
量が上記配合比内で選択できる。
【0010】本発明による組成物は、イブプロフェンと
芍薬及び甘草を混合して使用することが可能であるが、
通常は医学的に許容しうる賦形剤とともに配合し、製剤
化して使用される。
【0011】医学的に許容される賦形剤としては、例え
ば乳糖、コーンスターチ、結晶セルロース、ソルビトー
ル等が挙げられる。製剤形態としては、特に制限はない
が例えば錠剤、カプセル、顆粒剤、散剤等が好ましい。
【0012】本発明による組成物は、通常経口投与さ
れ、その投与量は患者の年齢、体重、症状に応じて変わ
り得るものであり、例えば成人1日当りイブプロフェン
量として150〜1200mgを1日1〜数回投与するこ
とが好ましい。
【0013】
【実施例】本発明を詳細に説明するために、以下に実験
例及び製造例を挙げるが、本発明はこれにより限定され
るものではない。
【0014】実験例1 5週齢のddy系雄性マウスを1群10匹とし、試験化
合物を経口投与する。投与後25分に4%ポンタミンス
カイブルー(0.1ml/10g)を静脈内注射し、その
5分後に0.35%酢酸(0.1ml/10g)を腹腔内
投与した。酢酸投与後30分に動物を殺して開腹し、蒸
留水10mlを用いて腹腔内に漏出した色素を洗いだし
た。この洗浄液につき620nmにおける吸光度を測定し
て漏出した色素量を算出した。試験化合物の血管透過性
亢進に対する抑制作用(抑制率)は次の式を用いて検定
した。
【0015】 尚、対照群とは蒸留水を投与した群である。ここで得ら
れた結果を表1及び表2に示した。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】表中、IPはイブプロフェン、芍薬は芍薬
乾燥エキス(日本粉末薬品(株)製;1gは原生薬7g
に相当)、甘草は甘草乾燥エキス(日本粉末薬品(株)
製;1gは原生薬7gに相当)を示し、以下の実験例中
の表も同様である。
【0019】表1及び表2から明かなごとく、芍薬・甘
草混合物をイブプロフェンに配合した組成物は、イブプ
ロフェン単独あるいは芍薬・甘草混合物単独と比較し
て、顕著な血管透過性亢進に対する抑制作用を示した。
【0020】実験例2 5週齢のddy系雄性マウスを1群10匹(対照群19
匹)とし、試験化合物を経口投与する。投与後30分に
0.35%酢酸(0.1ml/10g)を腹腔内投与し
た。酢酸投与後10分から5分間、酢酸によって誘発さ
れるマウスのよじり反応回数を測定し、よじり反応が0
回のものを「有効」と判定してその動物数を算出した。
試験化合物の鎮痛作用(有効率)は次の式を用いて求
め、対照群と比較した。
【0021】 尚、対照群とは蒸留水を投与した群である。ここで得ら
れた結果を表3及び表4に示した。
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】表3及び表4から明かなごとく、芍薬・甘
草混合物をイブプロフェンに配合した組成物は、イブプ
ロフェン単独あるいは芍薬・甘草混合物単独と比較し
て、顕著な鎮痛作用を示した。
【0025】実験例3 5週齢のddy系雄性マウスを1群8〜10匹とし、試
験化合物を経口投与する。投与後30分に0.35%酢
酸(0.1ml/10g)を腹腔内投与した。酢酸投与後
10分から5分間、酢酸によって誘発されるマウスのよ
じり反応回数を測定し、よじり反応が0回のものを「有
効」と判定してその動物数を算出した。試験化合物の鎮
痛作用(有効率)は次の式を用いて求め、対照群と比較
した。
【0026】 尚、対照群とは蒸留水を投与した群である。ここで得ら
れた結果を表5に示した。
【0027】
【表5】
【0028】表5から明かなごとく、芍薬と甘草をイブ
プロフェンに配合した組成物は、イブプロフェン単独と
比較して、顕著な鎮痛作用を示した。また、芍薬と甘草
の最適重量配合比率は3:1〜1:9であることが判
る。尚、表には示さなかったが、甘草または芍薬それぞ
れ単独では鎮痛効果を示さなかった。
【0029】実験例4 5週齢のddy系雄性マウスを1群10匹とし、試験化
合物を経口投与する。投与後25分に4%ポンタミンス
カイブルー(0.1ml/10g)を静脈内注射し、その
5分後に0.35%酢酸(0.1ml/10g)を腹腔内
投与した。酢酸投与後30分に動物を殺して開腹し、蒸
留水10mlを用いて腹腔内に漏出した色素を洗いだし
た。この洗浄液につき620nmにおける吸光度を測定し
て漏出した色素量を算出した。試験化合物の血管透過性
亢進に対する抑制作用(抑制率)は次の式を用いて検定
した。
【0030】 尚、対照群とは蒸留水を投与した群である。ここで得ら
れた結果を表6に示した。
【0031】
【表6】
【0032】表6から明かなごとく、芍薬と甘草をイブ
プロフェンに配合した組成物は、イブプロフェン単独と
比較して、顕著な血管透過性亢進に対する抑制作用を示
した。また、芍薬と甘草の最適配合比率は3:1〜1:
9であることが判る。尚、表には示さなかったが、甘草
または芍薬それぞれ単独では消炎効果を示さなかった。
【0033】実験例5 カラゲニン腹膜炎(マウス) ddy系雄性マウス(4週令、24g前後)を1群10
匹として試験薬剤を経口投与し、その25分後に4%ポ
ンタミンスカイブルー(0.1ml/10g)を尾静脈
内注射する。5分後、0.5%カラゲニンを0.1ml
/10g腹腔内投与し、投与60分後に動物を殺して腹
腔内に浸出した色素を蒸留水10mlを用いて洗いだし
た。この液に0.1N−水酸化ナトリウム液0.1ml
を加えて除蛋白した後、620nmにおける吸光度を測
定することにより、腹腔内に浸出した色素量を算出し
た。尚、抑制率は上記した式と同様である。ここで得ら
れた結果を表7に示した。
【0034】
【表7】 **:危険率1%で対照群と有意差あり
【0035】表7から明らかなようにマウスの腹腔内に
漏出した色素量はイブプロフェン12.5mg/kg、
甘草66.6mg/kg、芍薬33.3mg/kg及び
甘草+芍薬では若干増加した。また、マウスの腹腔内に
漏出した色素量はイブプロフェンに芍薬及び甘草を配合
した場合に有意な減少が認められた。
【0036】実験例6 カラゲニン腹膜炎(ラット) Wistar系雄性ラット(6週令、80g前後)を1
群10匹として試験薬剤を経口投与し、その25分後に
4%ポンタミンスカイブルー(0.1ml/10g)を
尾静脈内注射する。5分後、1.0%カラゲニンを0.
5ml腹腔内投与し、投与60分後に動物を殺して腹腔
内に浸出した色素を蒸留水15mlを用いて洗いだし
た。この液に0.1N−水酸化ナトリウム液0.1ml
を加えて除蛋白した後、620nmにおける吸光度を測
定することにより、腹腔内に浸出した色素量を算出し
た。抑制率(%)は上記した式と同様である。ここで得
られた結果を表8に示した。
【0037】
【表8】 *:危険率5%で対照群と有意差あり **:危険率1%で対照群と有意差あり
【0038】表8から明らかなようにラットの腹腔内に
漏出した色素量はイブプロフェン100mg/kg単独
投与並びにイブプロフェンに甘草及び芍薬(200+1
00mg/kg)を配合した場合に有意な減少が認めら
れ、特にイブプロフェンに甘草芍薬を配合した場合に強
い色素漏出の抑制が認められた。また、甘草及び芍薬
(200+100mg/kg)、甘草200mg/k
g、芍薬100mg/kgを投与した場合、ラット腹腔
内の色素漏出量は増加傾向を示した。
【0039】実験例7 カラゲニン胸膜炎(ラット) Wistar系雄性ラット(8週令、220g前後)を
1群10匹として試験薬剤を経口投与し、その30分後
に1%カラゲニンを0.1ml/100g胸腔内投与す
る。その後3時間或いは6時間後に5%ポンタミンスカ
イブルーを1ml尾静脈内注射する。色素投与30分後
に動物を殺し、腹腔内に浸出した色素を蒸留水10ml
を用いて洗いだした。この液に0.1N−水酸化ナトリ
ウム液0.1mlを加えて除蛋白した後、620nmに
おける吸光度を測定することにより、腹腔内に浸出した
色素量を算出した。尚、抑制率は上記した式と同じであ
る。ここで得られた結果を表9に示した。
【0040】
【表9】 **:危険率1%で対照群と有意差あり
【0041】表9から明らかなようにイブプロフェン1
00mg/kg投与の場合、起炎剤(カラゲニン)投与
3時間後では有意な色素漏出の抑制が認められたが、6
時間後では有意差は認められなかった。また、イブプロ
フェン100mg/kgに甘草200mg/kg及び芍
薬100mg/kgを配合した場合、3時間及び6時間
後に有意な色素漏出の抑制が認められた。更に芍薬10
0mg/kg投与の場合、3時間後に有意な色素漏出量
の増加が認められた。
【0042】実験例8 カラゲニン浮腫に対する作用 Wistar系雄性ラット(5週令、110g前後)を
1群10匹として試験薬剤を経口投与し、その30分後
に2%カラゲニンを後肢足蹠に皮下注射する。その後経
時的に足容積を測定し、カラゲニン処置前の足容積に対
する増加率(浮腫率)を次式により求めた。
【0043】ここで得られた結果を図1及び図2に示し
た。図1及び図2中、 ○:対照群 △:芍薬100mg/kg ▲:甘草200mg/kg ●:芍薬100mg/kg+甘草200mg/kg ▽:IP100mg/kg ▼:IP100mg/kg+芍薬100mg/kg+甘
草200mg/kg
【0044】図1から明らかなように芍薬100mg/
kg投与群、甘草200mg/kg投与群並びに芍薬及
び甘草(100+200mg/kg)投与群はカラゲニ
ンによる足浮腫になんら影響を与えなかった。また、図
2から明らかなようにイブプロフェン投与群はカラゲニ
ン接種3時間後より有意な足浮腫の抑制が認められた。
また、イブプロフェンに芍薬及び甘草を配合した場合、
カラゲニン接種2時間後より顕著な浮腫抑制を示し、特
に2時間値ではイブプロフェン単独投与群と比較しても
有意であった。
【0045】実験例9 アジュバント関節炎に対する作用 Wistar系雄性ラット(6週令、140g前後)を
1群10匹としてペントバルビタール麻酔した後、流動
パラフィンに懸濁したアジュバント(mycobact
erium butyricum)を1mg/0.1m
l右後肢足蹠皮内に注射する。その後試験薬剤を20日
間連続投与するとともに、経日的に両後肢の足容積を測
定した。尚、アジュバント投与後の足増加率(浮腫率)
次式により算出した。
【0046】ここで得られた結果を図3に示した。図3
中、 ○:対照群 ●:IP50mg/kg △:IP50mg/kg+甘草200mg/kg ▲:IP50mg/kg+甘草200mg/kg+芍薬
10mg/kg ▽:IP50mg/kg+甘草200mg/kg+芍薬
50mg/kg ▼:IP50mg/kg+甘草200mg/kg+芍薬
100mg/kg □:IP50mg/kg+甘草200mg/kg+芍薬
200mg/kg ■:正常群
【0047】図3から明らかなようにイブプロフェン5
0mg/kg+甘草200mg/kg投与群及びイブプ
ロフェン50mg/kg+甘草200mg/kg+芍薬
100mg/kg投与群はイブプロフェン50mg/k
g投与群と比較して有意な足浮腫抑制効果を示した。
【0048】実験例10 消化管粘膜に対する作用 アジュバント関節炎で用いた動物より胃を摘出し、大湾
部に沿って切開する。内容物を0.25M庶糖を含む冷
水で洗浄した後、0.1%アリシアンブルーを含む0.
16M庶糖、0.05M酢酸ナトリウム溶液に2時間浸
して粘膜粘液に色素を吸着させる。その後胃を取り出し
て軽く洗浄し、脱脂綿を用いて粘膜を剥ぎ取った。脱脂
綿に付着した色素は30%のD−2−エチルヘキシルナ
トリウムスルホサクシネートを含むエタノール液に2時
間浸透することにより抽出した。抽出液につき620n
mの吸光度を測定することにより色素量を算出し、これ
を胃粘膜粘液量として評価した。
【0049】ここで得られた結果を図4に示す。図4
中、 A:IP50mg/kg B:IP50mg/kg+甘草200mg/kg C:IP50mg/kg+甘草200mg/kg+芍薬
10mg/kg D:IP50mg/kg+甘草200mg/kg+芍薬
50mg/kg E:IP50mg/kg+甘草200mg/kg+芍薬
100mg/kg F:IP50mg/kg+甘草200mg/kg+芍薬
200mg/kg
【0050】図4から明らかなように胃粘膜粘液量は芍
薬の配合量に依存して増加し、芍薬50mg/kg以上
の配合によりほぼ正常な胃粘膜に修復した。
【0051】製造例1 〔イブプロフェン含有部〕平均粒子径50μ以下のイブ
プロフェン1,800gと乳糖525g及び低置換度ヒ
ドロキシプロピルセルロース600gを混合機で均一に
混合した。次に練合機に投入しポリビニルアセタールジ
エチルアミノアセテート75gをエタノール540gに
均一に溶かした溶液を注加し、約3分間練合を行った
後、#20網を通過させ造粒した。更に、造粒物を送風
乾燥を1時間行った後、40℃で4時間乾燥した。乾燥
物を#32篩を用い分級し、細粒規格適合品2,820
gを得た。
【0052】〔生薬含有部〕D−ソルビトール6,12
0gとカンゾウ乾燥エキス(日本粉末薬品(株)製:乾
燥エキス1.0gは原生薬5.0g相当)1,680g
及びシャクヤク乾燥エキス(日本粉末薬品(株)製:乾
燥エキス1.0gは原生薬7.0gに相当)1,200
gを混合機で均一に混合した。次に練合機に投入し90
%(w/w)エタノール−水溶液2,800gを注加
し、約3分間練合を行った後、#20網を通過させ造粒
した。
【0053】以下、イブプロフェン含有部と同様に操作
し、細粒規格適合品5,860gを得た。イブプロフェ
ン含有部250部及び生薬部250部を混合し、3.0
g中にイブプロフェン450mg、カンゾウ乾燥エキス4
20mg(原生薬換算量2,100mg)及びシャクヤク乾
燥エキス300mg(原生薬換算量2,100mg)を含有
する細粒を得た。
【0054】製造例2 〔イブプロフェン・生薬含有部〕平均粒子径50μ以下
のイブプロフェン1,800g、L−HPC1,000
g、シャクヤク乾燥エキス1,200g(実施例1と同
様品)及びカンゾウ乾燥エキス1,600g(実施例1
と同様品)を混合機で均一に混合した。
【0055】次に練合機に投入しAEA320gをエタ
ノール1,200gに均一に溶かした溶液を注加し、約
3分間練合を行った後、#20網を通過させ造粒した。
更に、造粒物を送風乾燥を1時間行った後、40℃で4
時間乾燥した。乾燥物を#32篩を用い分級し、細粒規
格適合品5,400gを得た。 〔生薬含有部〕
【0056】D−ソルビトール6,000gとカンゾウ
乾燥エキス(実施例1と同様品)80gを混合機で均一
に混合した。次いで練合機に投入し90%(w/w)エ
タノール−水溶液1,700gを注加し、約3分間練合
を行った後、#20網を通過させ造粒した。以下、イブ
プロフェン含有部と同様に操作し、細粒規格適合品5,
930gを得た。イブプロフェン・生薬含有部1,48
0部及び生薬含有部1,520部を混合し、細粒を得
た。
【0057】
【発明の効果】本発明の組成物は、鎮痛作用及び抗炎症
作用が著しく増強され、また副作用も少ないことから臨
床上きわめて有用な鎮痛抗炎症剤を提供するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実験例8によるカラゲニン浮腫に対する作用を
示すためのグラフである。
【図2】実験例8によるカラゲニン浮腫に対する作用を
示すためのグラフである。
【図3】実験例9によるアジュバント関節炎に対する作
用を示すためのグラフである。
【図4】実験例10による消化管粘膜に対する作用を示
すためのグラフである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】追加
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
フロントページの続き (72)発明者 松村 巧 富山県富山市八日町326番地 ダイト株式 会社内 (72)発明者 近藤 弘之 富山県富山市八日町326番地 ダイト株式 会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イブプロフェンと芍薬及び甘草とを含有
    することを特徴とする医薬組成物。
  2. 【請求項2】 イブプロフェン1に対して、芍薬を原生
    薬重量換算で0.4〜20含有することを特徴とする請
    求項1の医薬組成物。
  3. 【請求項3】 イブプロフェン1に対して、甘草を原生
    薬重量換算で0.3〜20含有することを特徴とする請
    求項1の医薬組成物。
  4. 【請求項4】 芍薬と甘草との原生薬重量換算配合比率
    が3:1〜1:9であることを特徴とする請求項1の医
    薬組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013503114A (ja) * 2009-09-01 2013-01-31 ユニ‐プレジデント バイオテック カンパニー リミテッド 消炎・消腫・止痛用の漢方薬草組成物の製造方法、及びその応用
JP2014070024A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd フェニルプロピオン酸系消炎鎮痛薬を含有する医薬組成物
WO2018117249A1 (ja) * 2016-12-22 2018-06-28 エスエス製薬株式会社 経口イブプロフェン製剤
JP2021104953A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 小林製薬株式会社 足底筋膜症改善剤

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