JPS62130195A - 刃の位置を変える装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、少なくとも１つの軸に沿って移動可能なリン
グ状の下刃又はこの下刃のための保持部材によって、紙
、シート、織物などの帯材を縦方向で切断するさいに、
帯材を巻掛けて切断するための刃、特に下刃の位置を変
える装置に関する。

従来の技術 紙、織物、シート、金属製帯材などを縦方向で切断する
さいには、これら帯材を真直ぐにして切断するばあいと
、帯材を巻掛けて切断するばあいとがある。真直ぐにし
た切断の場合には、個々の条片に切断しようとする帯材
は、少なくとも１つの上刃と少なくとも１つの下刃との
間をほぼ接線方向で通過され、従ってこのような切断形
式では、１つの帯材から少なくとも２つの条片が生ぜし
められる。しかし、比較的幅広い帯材を多数の比較的幅
狭い条片に切断するために、唯１つの力対だけでなく、
複数の力対を互いに協働させることができる。

切断された条片を最終的に加工する業者側からは、しば
しば種々の幅の条片が所望され、それ故に、たとえば比
較的幅広い帯材を、たとえば比較的幅広い条片を製造す
る一方の製造過程と、比較的幅狭い条片を製造する他方
の製造過程とで切断することが要求される。たとえばこ
れらの条片を、簡単かつ楽な形式でそれぞれの最終加工
業者に送ることができるために、通常は、切断された条
片はローラに巻掛けられる。

最終加工業者のその都度変化する要求は、比較的幅広い
帯材を個々の条片に切断するために、使用され得る装置
を相応に変えなければならないということを意味する。

このような過程は、一般的に「位置決め」を示す。

帯材を真直ぐにして切断するばあいには、帯材は上刃又
は下刃のどちらか一方に押付けられて、その運動を阻止
するので、下刃と上刃とを位置決めすることは比較的簡
単である。これに対して帯材を巻掛けて切断するばあい
には、帯材が加工の目的のために必然的に生ぜしめられ
る張力に基づいて下刃を押付けるので、帯材を巻掛けら
れた刃を移動させることは極めて困難である。このこと
によって下刃はその運動を阻止され、それ故にこのばあ
いには、この下刃の位置を変化させようとするさいには
、下刃のわずかな移動を配慮する必要がある。

ドイツ連邦共和国特許出願公告第１８０２３０５号明細
書により公知の装置は、刃のスライダの互いに移動可能
な部材の間に圧縮空気が押込まれる。しかしこのような
装置は、重い高価なスライダを前提としており、さらに
このスライダはそれぞれの下刃のための高価な固有の駆
動装置を必要とする。

ヨーロッパ出願第９６０２６号明細書（ＷＯ・　８３１
０２０８３）による装置は、ボスによって広（デること
を目的としている。しかしこの目的は、本発明によって
得ようとするものではない。つまり本発明においては、
刃ボスを拡げることは考えていない。このことはフラン
ス国特許出願２３４０１７０号明細書に関しても同じで
ある。

発明の課題 本発明の課題は、とりわけ下刃が少なくとも部分的に、
切断しようとする帯材によって巻掛けられるばあいのた
めに、下刃又は刃の保持部材を移動させるためのできる
限り簡単かつ軽い装置を提供することである。

課題を解決するための手段 前述の課題を解決するために講じた手段は、１つの下刃
の保持部材毎に、又は下刃毎に、下刃又は保持部材を支
持する紬において少なくとも１つの半径方向孔が一体成
形されており、該半径方向孔の出口が、軸の長手方向で
前記保持部材又は下刃がわずかに移動するさいにも該保
持部材又は下刃によって常に被われているような、軸の
軸方向範囲に配置されており、さらに半径方向孔の出口
が、軸の停止時に軸の上方半部内に位置決めされており
、この位置決めをするために、軸と係合される位置決め
装置及び圧力媒体を半径方向孔内に導入するための供給
部材が設けられていることにある。

発明の効果 本発明によって、下刃が、これを支持する軸に対して相
対的に半径方向で、しかも製造によって規定される遊び
内で、簡単な形式で軸の軸方向で移動されることができ
るだけ移動せしめられることができる。このことによっ
て、比較的重い下刃、とりわけ切断ブツシュも軽く一方
の位置から他方の位置に移動させることができる。さら
に、本発明の装置全体を、簡単かつ迅速な形式で一方の
製造形式から他方の製造形式に、すなわち切断される条
片の幅を別の幅に変えることができる。

実　　施　　例 第１図による装置のばあい、複数の条片ｌに切断しよう
とする帯材２は力対を通って走行する。それぞれの力対
は、１つの上刃３と、少なくとも１つの下刃４とから成
っている。単数又は複数の上刃は軸５に固定されており
、単数又は複数の下刃４は軸６に固定されている。それ
ぞれの軸５又は６は、相応して構成された機械フレーム
に回転可能に支承されており、さらに駆動させることが
できる。刃の所定の位置を変化させるために、すなわち
切断しようとする条片ｌの幅を変化させるために、上刃
３は軸５に沿って、要するに第１図において図平面に対
して垂直に移動せしめられ、かっ下刃４は軸６に沿って
、要求に応じて移動せしめられる。このような移動は、
下刃毎に複数の切断個所が設けられているばあいには特
に、比較的わずかである。たとえば下刃は、所謂切断ブ
ツシュの形で構成されており、このばあいそれぞれの切
断ブツシュは複数の切断エツジを有している。それぞれ
のこれらの切断エツジと上刃が選択的に協働することか
でき、従って大きさを変えるばあいにはしばしば、上刃
を比較的長い距離で軸方向に移動させる必要があり、こ
れに対して下刃は、上刃が、所謂切断みぞの、以前の切
断みぞとは別の切断エツジと協働することが可能になる
ように極めて短い距離だけ移動させる必要がある。

第２図から判るように、帯材２及びそれから切断された
条片ｌは単数又は複数の下刃４に部分的に巻掛けられて
いる。このような形式で、切断しようとする帯材は、切
断過程中に、第１図による帯材を真直ぐにさせて切断す
るばあいより有利に保持される。第２図のように巻掛け
て切断するばあいに、下刃４が軸６の軸方向で移動され
なければならないと、切断しようとする帯材２及びそれ
から切断された条片ｌは、これに生ぜしめられた機械的
な張力に基づいて単数又は複数の下刃４を押付け、この
下刃の重量は、それが切断ブツシュとして構成されてい
るばあいには特に、単数又は複数の下刃を支持する軸６
に対して無視できない程になり、このことによって軸６
の軸方向での移動を阻止する。

第３図から判るように、それぞれの軸６には複数の下刃
４　ａ、４　ｂ、４　ｃが互いに並んで配置されること
ができる。ざらに軸６には少なくとも１つの軸方向の孔
が一体成形されている。孔の一方の端部には球弁８が設
けられており、かつ孔の他端部はねじ９によって閉鎖さ
れている。

孔７には半径方向孔１０，１１．１２が開口しており、
これらの半径方向孔の外側端部が出口を示しており、該
出口から、球弁８を介して吸込まれた圧縮空気が流出す
ることができる。これらの出口は符号１３，１４．１５
で示されている。出口１３，１４．１５は、第３図にお
いてはそれぞれの下刃のほぼ中央に配置されており、従
ってそれぞれの所属の下刃が軸６の軸方向である程度の
限度内で移動されるようにするばあいにも、それぞれの
出口はそれぞれの下刃によりて常に被われている。言い
換えれば、それぞれの下刃は軸６に対して相対的に、こ
れらの下刃がそれぞれの出口を丁度まだ被っているだけ
移動されることができる。

半径方向孔ｔｏ、ｔ１．１２は、軸の断面図において軸
が停止する状態でこれらの半径方向孔がこの軸の上方半
部１６内に位置するように軸６に一体成形されている。

このことを簡単にするために位置決め装置が設けられて
おり、この位置決め装置によって、極めて簡単な形式で
軸６を下刃４のそれぞれの位置の直前で、半径方向孔１
０，１１．１２が上方半部１６内に位置するように停止
させることができる。

位置決め装置はたとえば、軸６の相応する凹所又はみぞ
１８内に係合することのできる爪１７から成っている。

たとえば、爪１７は圧縮ばね１９によってみぞ１８内に
係止される。カム２０によって、爪Ｉ７は凹所又はみぞ
１８から外れることができる。このばあい、カム２０は
軸２１に、これと−緒に回転されるように支承させるこ
とができ、かっ軸２１はレバー２２によって回転せしめ
られる。制御装置２３は、爪１７が軸６の回転を停止す
るばあいのために、機械の始動を阻止する。

みぞ１８は、有利には軸６の一方端部に形成されており
、従って軸６の大部分は、軸に下刃を位置決めするため
に解放されたままである。

軸６の位置決めを機械的に可能にする他に、このような
軸に回転角度発生器を備えて、このことにより軸６を、
この軸６に作用してスイッチオン・オフされるブレーキ
と協働して電気的な形式で、半径方向孔１０，１１．１
２の出口１３．１４．１５がほぼ上方に向くように、要
するに軸６の上方半部内に配置されるように停止するこ
とも考えられる。このような形式により、たとえば圧縮
空気のような圧力媒体を導入することによって下刃を軸
６に対してわずかな寸法だけ上方へ持ち上げ、かつ圧力
媒体のクッションを形成することができ、このクッショ
ン上でそれぞれの下刃を浮動式に移動させることができ
る。

さらにこのような形式によれば、すでに固有の重量によ
り操作員の手によってはもはや、軸６に対して相対的に
移動させることができないような重い切断ブツシュも簡
単に移動させることができる。

このばあい刃又は切断ブツシュは、それぞれの刃のみが
この刃に配属されたそれぞれの半径方向孔を被う限りで
は、軸６に１０っでわずがな距離でも、長い距離でも移
動さけることができる。それぞれの半径方向孔から流出
する圧力媒体、たとえば圧縮空気によって、それぞれの
刃又は切断ブツシュはわずかな寸法だけ軸に対して持上
げられ、軸と刃との間に導入された圧力媒体によって薄
いクッションが形成される。このために、刃、切断プツ
シ１又は刃保持部材の内部に、圧力媒体を受容するため
の特別な室を形成する必要はない。たとえば、刃、切断
ブツシュ又は刃保持部材を、関与する機械部分の機械的
な製造によってすでに与えられるような遊び以内で持上
げることもできる。

このばあいも同様に、規定の切断過程の際にはそれぞれ
の上刃を、それぞれの下刃又はそれぞれの切断ブツシュ
の一方のエツジと協働させ、かつ別の切断過程の際には
それぞれの上刃を他方のエツジと協働させることができ
る。このことにより、切断ブツシュの耐用寿命が高めら
れると共に、それぞれの切断ブツシュを上刃に対して相
対的に同時に移動させる際に、連続紙から切断しようと
する素材の種々の幅の条片を製造することが簡単になる
。このような形式により、本発明の装置は、切断しよう
とする、かつばあいによっては巻掛けられた帯材の大き
さから別の大きさへ換えるばあいに使用できる。

さらに、ばあいによっては刃の軸と刃保持部材との間に
集められた切断ダストは、圧力媒体によって、とりわけ
圧縮空気を使用して装置から吹き出すことができる。

それぞれの下刃又は軸６と接触する刃保持部材が、たと
えば下刃４ａ又は４ｃのように比較的幅広く構成されて
いるか、又は比較的幅狭く構成されているかはそれほど
重要ではない。移動しようとするそれぞれの下刃にそれ
ぞれ１つの別個の圧力媒体導管を配属させることもでき
、従って圧力媒体導管を配属された下刃又は刃保持部材
のみが軸６に対して相対的に軸方向で移動されることが
でき、これに対して軸６に存在する別の下刃は所定の位
置に維持されたままである。

【図面の簡単な説明】

第１図は帯材を真直ぐにして切断するばあいを示す原理
図、第２図は帯材を巻掛けて切断するばあいを示す原理
図、第３図は下刃を支持する軸の縦断面図、第４図は下
刃を支持する軸のための位置決め装置を示す概略的側面
図、第５図は第４図による装置の平面図である。 ｌ・・・条片、２・・・帯材、３・・・上刃、４，４ａ
、４ｂ、４ｃ・・・下刃、５．６・・・軸、７・・孔、
８・・・球弁、９・・・ねじ、１　ｏａｔ　１，１２・
・・半径方向孔、１３．１４．１５・・・出口、１６　
・上方半部、１７・・・爪、１８・・・みぞ、１９・・
・圧縮ばね、２ｏ・・・カム、２１・・・軸、２２・・
レバー、２３・・・制御装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、少なくとも１つの軸に沿って移動可能なリング状の
   下刃又はこの下刃のための保持部材によって、紙、シー
   ト、織物などの帯材を縦方向で切断するさいに、帯材を
   巻掛けて切断するための刃の位置を変える装置において
   、１つの下刃の保持部材毎に、又は下刃（４）毎に、下
   刃（４）又は保持部材を支持する軸（６）において少な
   くとも１つの半径方向孔（１０、１１、１２）が一体形
   成されており、該半径方向孔の出口（１３、１４、１５
   ）が、軸（６）の長手方向で前記保持部材又は下刃（４
   ）がわずかに移動するさいにも該保持部材又は下刃（４
   ）によって常に被われているような、軸（６）の軸方向
   範囲内に配置されており、さらに半径方向孔の出口（１
   ３、１４、１５）が、軸（６）の停止時に軸（６）の上
   方半部（１６）内に位置決めされており、この位置決め
   を可能にするために、軸（６）と係合される位置決め装
   置（１７−２２）及び圧力媒体を半径方向孔（１０、１
   １、１２）内に導入するための供給部材（８）が設けら
   れていることを特徴とする、刃の位置を変える装置。