JP2670031B2 - 円形紙の切り抜き方法 - Google Patents

円形紙の切り抜き方法

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JP2670031B2 JP30768695A JP30768695A JP2670031B2 JP 2670031 B2 JP2670031 B2 JP 2670031B2 JP 30768695 A JP30768695 A JP 30768695A JP 30768695 A JP30768695 A JP 30768695A JP 2670031 B2 JP2670031 B2 JP 2670031B2
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輝雄 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、円形紙の切り抜
き方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】平板状の紙から円形の紙を切り抜くに
は、円形切り抜き作業(「丸抜き」という)が必要であ
り、従来から以下に示すような技術が用いられている。
【0003】 図12に示すように、円形形状に形成
された型刃14を用い、平板状の紙1cに対して該型刃
14を押し付けて円形の紙を打ち抜く。この方法によれ
ば、紙1cを複数枚重ねることにより、1回の打ち抜き
で複数枚の円形の紙を得ることができる(以下、「先行
技術1」という)。
【0004】 図13に示すように、先端にカッター
16が設けられたアーム2の基端を中心として平板状の
紙1c上でコンパスのように回転し、カッター16によ
って円形の切れ目15を入れて円形紙を切り抜く。この
方法においても、切り抜く紙を複数枚重ねることによ
り、1回の作業で複数枚の円形紙を得ることができる
(以下、「先行技術2」という)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行技
術1には、以下に示す問題がある。 丸抜きする円形紙の寸法と同じ寸法(円形紙の円周
と同じ長さ)の型刃が必要であり、刃の使用量が多く大
変不経済である。また、丸抜きする円形紙の寸法毎に異
なる大きさの型刃を何組も用意せねばならず、その都度
の取り替え作業も必要であり、コストおよび効率上大変
不利である。
【0006】 また、紙をロール状に巻き、順次巻き
出しながら移動させることにより紙を連続的に供給する
設備が従来からあるが、このような帯状紙から円形紙を
打ち抜くには、打ち抜き時に帯状紙の移動を停止しなけ
ればならず、移動・停止が繰り返される間欠的な作業と
なり生産効率が悪いといった問題がある。
【0007】先行技術2では、カッターを使用するので
刃の量は先行技術1と比較して少なくその面では経済的
であり、また、アーム2におけるカッター16の取付け
位置を半径方向で変えることにより円形紙の大きさを変
化可能である。しかしながら、先行技術1ので示すよ
うに、ロール状に巻き、順次巻き出しながら移動させて
行う作業において、円形紙を切り抜く時に帯状紙の移動
を停止しなければならない点では先行技術1と同様なた
め、間欠的な作業により生産効率が悪いといった問題が
ある。
【0008】以上述べたように、従来の円形紙の製造に
は、多額の設備投資が必要であり、その作業効率が悪い
といった問題がある。従って、この発明の目的は、所望
の寸法の円形紙を、低コスト且つ高効率で製造すること
ができる、円形紙の切り抜き方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
帯状紙から円形紙を切り抜くための方法において、帯状
紙を長手方向に移動可能に設け、前記帯状紙を切断可能
な第1切断手段および第2切断手段を前記帯状紙の移動
方向と直交方向に移動可能に設け、前記帯状紙を所定の
速度で移動せしめ、前記第1切断手段を前記帯状紙の移
動方向と直交方向に往復移動させて、前記帯状紙に半円
形の切れ目を連続的に入れて行くとともに、前記第2切
断手段を前記帯状紙の移動方向と直交方向に往復移動さ
せて、前記第1切断手段が切り抜いた半円形の切れ目の
反対側に半円形の切れ目を連続的に入れて行くことによ
り、前記帯状紙から円形紙を切り抜くことに特徴を有す
るものである。
【0010】請求項2記載の発明は、帯状紙から円形紙
を切り抜くための方法において、帯状紙を長手方向に移
動可能に設け、前記帯状紙を切断可能な第1切断手段を
前記帯状紙の移動方向と直交方向に移動可能に設け、前
記第1切断手段が設けられた位置よりも所定距離下流ま
たは上流の位置に、前記帯状紙を切断可能な第2切断手
段を前記帯状紙の移動方向と直交方向に移動可能に設
け、前記帯状紙を所定の速度で移動せしめ、前記第1切
断手段を前記帯状紙の移動方向と直交方向に前記円形紙
の直径と等距離の移動幅で往復移動させて、前記帯状紙
に半円形の切れ目を交互に連続的に入れて行くととも
に、前記第2切断手段を前記帯状紙の移動方向と直交方
向に前記円形紙の直径と等距離の移動幅で往復移動させ
て、前記第1切断手段が切り抜いた半円形の切れ目の反
対側に半円形の切れ目を交互に連続的に入れて行くこと
により、前記帯状紙から円形紙を切り抜くことに特徴を
有するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、この発明を図面を参照しな
がら説明する。図1はこの発明の一実施態様を示す側面
図、図2は斜視図、図3は平面図である。図面中の1は
帯状紙であり、コイラーによってコイルに巻かれ(コイ
ル状の紙1b)、巻き出し自在である。本実施態様で
は、帯状紙1を二重にして使用する例を示しているが重
ね枚数は任意である。コイル1bから巻き出された帯状
紙1は、複数のロール3を介して長手方向に移動するよ
うになっている。ロール3aの下流においては帯状紙1
は水平の状態に保たれており、ここで切断が実施され
る。
【0012】この切断部において、移動する帯状紙1の
上方には、帯状紙1の移動方向と直交方向に第1ガイド
レール6が水平に設けられている。更に、第1ガイドレ
ール6から所定距離下流側の位置には、帯状紙1の上方
に、第2ガイドレール7が帯状紙1の移動方向と直交方
向に水平に設けられている。第1ガイドレール6には第
1切断手段4が設けられ、第1切断手段4は第1ガイド
レール6に案内されて、帯状紙1の移動方向と直交方向
に移動自在となっている。第2ガイドレール7には第2
切断手段5が設けられ、第2切断手段5は第2ガイドレ
ール7に案内されて、帯状紙1の移動方向と直交方向に
移動自在となっている。
【0013】第1切断手段4および第2切断手段5は、
その下端に、帯状紙1を切断するための切断機構11を
備えている。本実施態様では、切断機構11として回転
丸刃を使用した切り抜き刃を使用した。切断機構11と
しては、前記回転丸刃をはじめ、下記の〜に示すよ
うな公知の切断機構の中から、紙の品質等の切断条件に
応じて、最も適当と思われるものを用いればよい。
【0014】 回転丸刃を使用した切り抜き刃 レーザーカッター エアーカッター 角刃からなる切り抜き刃 その他のカッター刃 第1切断手段4および第2切断手段5は、移動中の帯状
紙1を切断・非切断(非接触状態)の切換え可能となっ
ている。8は第1切断手段4および第2切断手段5の受
け台である。なお、図3においては、説明の便宜のた
め、第1切断手段4によって入れられた切れ目を実線1
2で、第2切断手段5によって帯状紙1に入れられた切
れ目を破線13で、各々示す。実際には通常の切れ目が
入れられていることは言うまでもない。
【0015】切断部の更に下流には、切り抜いた円形紙
を収容するための箱9が、受け台8よりも低い位置に設
けられている。収容箱9には、順次送り込まれる円形紙
1aが荷崩れせずに積層されるように振動を与えるため
のバイブレータ10が設けられている。
【0016】
【実施例】次に、この発明により、円形紙を切り抜く工
程を実施例により更に詳細に説明する。
【0017】図4〜図9は、この発明により円形紙を切
り抜く工程を段階的に説明する平面図である。図4〜図
9において、帯状紙1は、図中に矢印で示す方向に一定
の速度で移動しており、各図番が進行する毎に、帯状紙
1は切り抜かれる円形紙の半径と等距離移動するものと
する。また、図4〜図9においても、第1切断手段4に
よって帯状紙1に入れた切れ目を実線12で、第2切断
手段5によって帯状紙1に入れた切れ目を破線13で、
各々示す。また、図中のAおよびBは、帯状紙の特定の
位置を示している。第1切断手段4および第2切断手段
5の移動速度は、切れ目が半円形に形成されるようにそ
の位置に応じて変化するように制御される。
【0018】まず、第1切断手段4を帯状紙1に切断可
能に接触させ、第2切断手段5は、まだ帯状紙1から離
しておく(図4参照)。次いで、第1切断手段4を移動
させて1/4の円周分の切れ目を入れたら、第2切断手
段5も帯状紙1に切断可能に接触させる(図5参照)。
【0019】次いで、図6〜図9に示すように、帯状紙
1が移動するにつれ、第1切断手段4によって、半円形
の切れ目が、実線12で示すように、帯状紙1の移動方
向に対して左右に交互に千鳥状に連続的に入れられて行
く。
【0020】一方、帯状紙1が移動するにつれ、第2切
断手段5によって、半円形の切れ目が、破線13で示す
ように、第1切断手段4が切り抜いた半円形の切れ目の
反対側に、帯状紙1の移動方向に対して左右に交互に千
鳥状に連続的に入れられて行く。そして、前記の実線1
2および破線13で示す切れ目によって帯状紙1から円
形紙1aが切り抜かれる。
【0021】なお、図4〜図9は、説明の便宜のために
典型的な実施例を示したものであり、本発明において、
第1切断手段と第2切断手段との位置関係は、本実施例
で示した構成に限定されることはなく、図3に示すよう
に、両切断手段がより接近しまたは離隔していてもよ
い。この場合は、両切断手段によって図9に示すような
円形状の切れ目が入るように、その位置関係および動作
をコンピュータ等により制御すればよい。
【0022】また、図10、図11に示すように、2つ
のガイドレール6、7の各々に切断手段を2機ずつ配設
して4機の切断手段4a、4b、5a、5bを設けるこ
とにより、切り抜き効率を倍加することも可能である。
また、ガイドレールを4つ設け、各々に1機ずつ切断手
段を設けてもよい。更に、配設数を増やせばそれ以上の
効率を得ることも可能である。
【0023】また、本実施例では、上述したように、切
断手段が円形紙の直径と同一の距離移動する例を示した
が、図示はしないが、第1切断手段4を帯状紙1の移動
方向に対して左側のみにおいて円形紙の半径と同一の距
離移動可能に設け、一方、第2切断手段5を帯状紙1の
移動方向に対して右側(第1切断手段4の反対側)のみ
において円形紙の半径と同一の距離移動可能に設け、第
1切断手段4は帯状紙1の移動方向に対して左側のみに
おいて半円形の切れ目を、第2切断手段5はその反対側
(右側)のみにおいて半円形の切れ目を、それぞれ連続
的に入れて行くように配置して円形紙1aを切り抜いて
もよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、下記に示す工業上有用な効果がもたらされる。 コイルによる巻き出し方法を利用して、帯状紙の移
動を停止することなく円形紙を切り抜くことできるの
で、作業効率が大幅に向上する。 円形紙同士が離れることなく帯状紙の長手方向にわ
たり連続して切り抜くことができるので、紙の無駄が無
く経済的に有利である。 帯状紙の幅一杯に切断手段を移動させることによ
り、切り抜く円形紙の直径とほぼ同幅の帯状紙を使用す
ることができ、紙の無駄が無く経済的に有利である。 帯状紙の幅を増加し、切断手段の数を増加すること
により、製造効率をより向上することができる。 切断手段の移動距離を変えることにより、切り抜く
円形紙の大きさ(直径)を用意に変えることができる。 帯状紙と切断手段の移動速度、移動距離を制御する
ことにより、真円に限らず種々の形状の円形を切り抜く
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施態様を示す側面図である。
【図2】この発明の一実施態様を示す斜視図である。
【図3】この発明の一実施態様を示す平面図である。
【図4】この発明により円形紙を切り抜く工程を段階的
に説明する平面図である。
【図5】この発明により円形紙を切り抜く工程を段階的
に説明する平面図である。
【図6】この発明により円形紙を切り抜く工程を段階的
に説明する平面図である。
【図7】この発明により円形紙を切り抜く工程を段階的
に説明する平面図である。
【図8】この発明により円形紙を切り抜く工程を段階的
に説明する平面図である。
【図9】この発明により円形紙を切り抜く工程を段階的
に説明する平面図である。
【図10】この発明の他の実施例による切断手段の配置
を示す平面図である。
【図11】この発明の他の実施例による円形紙の切り抜
き例を示す平面図である。
【図12】円形紙の製造方法の先行技術1を示す斜視図
である。
【図13】円形紙の製造方法の先行技術2を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 帯状紙 1a 円形紙 1b コイル状の紙 1c 紙 2 アーム 3、3a ロール 4 第1切断手段 5 第2切断手段 4a、4b、5a、5b 切断手段 6 第1ガイドレール 7 第2ガイドレール 8 受け台 9 収容箱 10 バイブレータ 11 切断機構 12 第1切断手段によって帯状紙に入れられた切れ目 13 第2切断手段によって帯状紙に入れられた切れ目 14 型刃 15 切れ目 16 カッター A、B 移動する帯状紙の特定の位置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状紙から円形紙を切り抜くための方法
    において、帯状紙を長手方向に移動可能に設け、前記帯
    状紙を切断可能な第1切断手段および第2切断手段を前
    記帯状紙の移動方向と直交方向に移動可能に設け、前記
    帯状紙を所定の速度で移動せしめ、前記第1切断手段を
    前記帯状紙の移動方向と直交方向に往復移動させて、前
    記帯状紙に半円形の切れ目を連続的に入れて行くととも
    に、前記第2切断手段を前記帯状紙の移動方向と直交方
    向に往復移動させて、前記第1切断手段が切り抜いた半
    円形の切れ目の反対側に半円形の切れ目を連続的に入れ
    て行くことにより、前記帯状紙から円形紙を切り抜くこ
    とを特徴とする円形紙の切り抜き方法。
  2. 【請求項2】 帯状紙から円形紙を切り抜くための方法
    において、帯状紙を長手方向に移動可能に設け、前記帯
    状紙を切断可能な第1切断手段を前記帯状紙の移動方向
    と直交方向に移動可能に設け、前記第1切断手段が設け
    られた位置よりも所定距離下流または上流の位置に、前
    記帯状紙を切断可能な第2切断手段を前記帯状紙の移動
    方向と直交方向に移動可能に設け、前記帯状紙を所定の
    速度で移動せしめ、前記第1切断手段を前記帯状紙の移
    動方向と直交方向に前記円形紙の直径と等距離の移動幅
    で往復移動させて、前記帯状紙に半円形の切れ目を交互
    に連続的に入れて行くとともに、前記第2切断手段を前
    記帯状紙の移動方向と直交方向に前記円形紙の直径と等
    距離の移動幅で往復移動させて、前記第1切断手段が切
    り抜いた半円形の切れ目の反対側に半円形の切れ目を交
    互に連続的に入れて行くことにより、前記帯状紙から円
    形紙を切り抜くことを特徴とする円形紙の切り抜き方
    法。
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