JPS62129920A - 垂直磁気ヘツド - Google Patents

垂直磁気ヘツド

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JPS62129920A
JPS62129920A JP25254285A JP25254285A JPS62129920A JP S62129920 A JPS62129920 A JP S62129920A JP 25254285 A JP25254285 A JP 25254285A JP 25254285 A JP25254285 A JP 25254285A JP S62129920 A JPS62129920 A JP S62129920A
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magnetic
pole
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magnetic pole
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JP25254285A
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Tatsuo Imamura
今村 辰男
Hiroyuki Yoshimori
由森 博之
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は、垂直磁気ヘッド、史に詳しくは、外部磁界に
よって記録・再生出力″レベルが影響されないようにし
た垂直磁気ヘッドに関する。
[従来の技術] 磁気記録媒体をその厚さ方向に磁化する垂直磁気記録方
式においては、原理的に磁気記録される磁化の波長が短
波長(高周波)であればあるほど上記磁気記録媒体内で
の自己減磁界が小さくなるために、高密度記録に適して
いることが知られている。
このような垂直磁気記録を行なうには、大きな垂直磁気
異方性を有する磁気記録媒体と、鋭くて強い垂直成分磁
界を発生する磁気記録ヘッドか必要とされている。そし
て、垂直磁気記録を行なう方式としては、補助磁極励磁
型垂直磁気ヘッド方式と主磁極励磁型垂直磁気ヘッド方
式とが知られている。
上記補助磁極励磁型垂直磁気ヘッド方式においては、第
4図に示すように、Co−Zr−Nb等の高透磁率磁性
薄膜からなる主磁極1と、フェライトぢからなる高透磁
率磁性体ブロック2aに情報信号電流送受用の巻線2b
が巻回されている補助磁極2とが所定の空隙3をHして
対向配置されるようになっている。そして、磁気記録お
よび再生を行なう際には上記空隙3に磁気記録媒体4を
走行させ、この媒体4の磁化膜を」−2主磁極膜1に摺
接するようになっている。上記磁気記録媒体4は、高分
子フィルム等からなる可撓性のあるベース4aJ二に、
Fe−Niパーマロイ等からなる高透磁率磁性層4bを
形成し、さらにその上に媒体面に対して垂直方向の磁化
容易軸を有する垂直磁気記録層4cを形成して構成され
ている。
このように構成されている補助磁極励磁型垂直磁気ヘッ
ドの動作は、図示しない信号発生部から送出された情報
信号が巻線2bに印加されると、補助磁極2に磁界が発
生し、この磁界は主磁極1に作用し、この主磁極1の先
端部に鋭い磁界を発生する。そして、この鋭い磁界によ
り磁気記録媒体4に上記情報信号が磁気変換されて記録
される。
また、」二足補助磁極励磁型垂直磁気ヘッド方式におい
ては、磁束の流れが開磁路構成になっているために、上
述の鋭い磁界は、例えば、主磁極1→磁気記録媒体4−
補助磁極2という磁路で流れた後、空間を通過して主磁
極1へ5流する。
ところで、上記のような開磁路構成においては、上記磁
気記録媒体4を駆動するためのモーター、あるいは地磁
気(11本では0.3〜0.4エルステツドといわれる
)等による外部磁界の影響を受けやすい。即ち、この外
部磁界が、第4図に示した太い矢印Xのように上記磁気
記録媒体4に垂直に印加されたとすると、上記主磁極1
.磁気記録媒体4、補助磁極2を通る磁界は、細線の矢
印で示したようになる。そのため、−通りの情報信号の
磁気記録が終了し、この磁気記録を再生している時に上
述のような強い外部磁界が印加されると、この外部磁界
の大きさによっては再生信号の111生出力レベルが減
少させられてしまうことがある。
このような現象を実測すると第5図に示すようになる。
即ち、上記第4図に示した補助磁極励磁型垂直磁気ヘッ
ド方式において、磁気記録媒体4に数種類の強さの垂直
な外部磁界を印加する。そして、外部磁界が印加されな
い場合の再生出力レベルを「1」として縦軸にとり、印
加された外部磁界(単位:Oe(エルステッド))を横
軸にとると、上記第5図に示すように、外部磁界が1エ
ルステツドになると、再生出力レベルはほぼ零になって
しまう。
外部磁界の影響は上述のような記録・再生出力の低下の
みならず、記録レベルの低下、或いは記録・再生動作が
なされない状態で磁気ヘッドが既に記録済の媒体に近接
又は摺接した場合における媒体の残留磁化に対する低減
作用となって現われる。このような外部磁界の影響が現
れるのは次のような原理によるものと考えられる。
第6図は垂直磁気ヘッドの主磁極のB−H特性を示す図
であり、第7図は第6図に示す特性で動作する垂直磁気
ヘッドで磁化される記録媒体のB−■特性を示す図であ
る。外部磁界のない場合には、主磁極は記録信号による
交流磁界に応じて第6図に示されるように、原点0を中
心に正負の方向に概して飽和レベル±Bsの磁束密度ま
で磁化される。一方、記録媒体は一ヒ述のように磁化さ
れた主磁極の発する磁界により第7図に示されるように
、正負の方向に飽和レベルの磁束密度まで磁化され、残
留磁束±Brが保持される。この状態が、即ち、記録媒
体に正常な磁気記録がなされている状態である。外部磁
界(例えば、地磁気やDCモーターのマグネット等によ
るiF一方向の直流磁界)が印加されると、主磁極に作
用する磁化力(磁界)は、上述の記録信号による磁界に
、この外部磁界が和動的に作用したものとなる(即ち、
磁化力は第6図における横軸」二で正方向にシフトする
)。この結果、主磁極の磁化(磁束密度)はその動作中
心点が第6図の点Aまで移動してしまうため正方向には
飽和レベルBsまで磁化されても負方向には飽和レベル
−Bsまで磁化されないことが起こり得る。このように
、磁化状態に偏りのある主磁極より発せられる磁界によ
り記録媒体の磁化がなされた場合、記録媒体における残
留磁束は、正方向には前述の+Brが保持されるが、負
方向には絶対値がこれより小さい−Bk(第7図参照)
しか保持されないことになる。つまり、外部磁界によっ
て磁気記録レベルの低下をもたらすことになる。
次に、既に上述のように磁化状態に偏りのある記録媒体
に垂直磁気ヘッドが近接もしくは摺接した状態(第4図
に示される状態)において、主磁極の磁化が第6図の点
Aに達する程度の外部磁界が印加されると、この外部磁
界による磁化力(主として主磁極に集束する磁界)によ
り、記録媒体における磁化状態は当初の残留磁化−Bk
から第7図における点A′に対応する値まで変化する。
この変化の後に、外部磁界が除かれて主磁極による磁化
力がなくなっても、記録媒体の磁化状態は元の残留磁化
−Bkには復帰せず、これよりも絶対値の小さい−Bk
’ となる(第7図参照)。これは周知のとおり、磁界
(磁化力)の変化とこれに応じた磁化(磁束密度)との
関係が非可逆的であるためである。
上述のように、記録済の磁気記録媒体に対して外部磁界
が印加されたり、更には、その後、印加状態が解除され
たりすると、残留磁化(即ち、磁気記録レベル)が低減
することになる。この傾向は、垂直磁気ヘッドの主磁極
が記録媒体に近接、もしくは摺接している状態において
特に顕著であることは言うまでもない。
今度は、一応前述のように正常な磁気記録かなされた媒
体から記録情報の1A生を行なうときに外部磁界(前述
と同様の直流磁界)が印加された場合について考察する
。この場合は、既に記録済の媒体から発せられる磁界に
対し、外部磁界が和動的に作用するため、垂直磁気ヘッ
ドの主磁極における動作点は第6図における横軸上で原
点Oよりも正方向に移動し、点A、もしくは外部磁界が
特に強い場合は、点B迄移動する。第6図におけるB−
H特性から明らかなように、点A或いは点Bを中心に動
作した場合、磁化力(この場合は媒体による信号磁界に
外部磁界が加わったもの)の変化に対応した磁化(主磁
極中の磁束密度)の女化率は著しく低減され、点Bより
正方向では殆ど零になってしまう。従って、再生感度が
低下してしまう。
このように外部磁界の影響による記録・再生レベルの低
下、並びに磁気ヘッドが既に記録済の媒体に近接もしく
は摺接した場合における同媒体の記録レベルの低下は、
上記の補助磁極励磁型垂直磁気ヘッド方式だけに見られ
るわけではなく、前記主磁極励磁型垂直磁気ヘッド方式
においても見られる。つまり、垂直磁気記録方式におい
ては、従来の面内記録方式における場合よりも、外部磁
界により受ける影響が大きいということが知られている
さらに、一般に、電磁誘導障害の防止のためにシールド
を設ける技術(例えば、茨木 充著、[電子回路ノイズ
及トラブル対策JCQ出版社刊にも記載されている)、
或いは静電ノイズを防止するためにシールドを設ける技
術(特開昭59−186112号公報参照)等は既に周
知であるが、これらはいずれも上述のような垂直磁気記
録に固有の問題を解決する技術としては未だ確立されて
いない。
そこで、本出願人は、先に、垂直磁気ヘッドの主磁極の
周囲を、高透磁率磁性部材ブロックからなる主磁極シー
ルドブロックで取り囲んで磁気シールドを施し、外部磁
界が印加されても外部磁界の影響による。?C!録・再
生レベルの低下を防ぎ、また、磁気ヘッドが記録済の記
録媒体に近接もしくは摺接したときの同媒体における記
録レベルの低下を防止するようにした垂直磁気ヘッドを
提案した(特願昭59−255458号)。
この、本出願人が先に提案した垂直磁気ヘッドについて
以下に説明する。
第3図(A) 、 (B) 、 (C)は、本出願人の
先の提案による垂直磁気ヘッドを示すものであって、補
助磁極励磁型の垂直磁気ヘッドである。なお、磁気記録
媒体4としては、第4図に示されたものと全く同様のも
のを適用することが望ましい。即ち、前述のとおり、磁
気記録媒体4は、高分子フィルム等からなる可撓性のあ
るベース4a上に、Fe−Niパーマロイ等からなる高
透磁率磁性層4bを形成し、さらにその上に媒体面に垂
直な方向に磁化容易軸を有する垂直磁気記録層4cを形
成して構成されている。
第3図(A) 、 (B) 、 (C)に示すように、
補助磁極励磁型垂直磁気ヘッド30は、主磁極ブロック
15、主磁極シールドブロック16、補助磁極シールド
ブロック19および補助磁極22等を具備して(IX1
成されている。
上記主磁極ブロック15は、アモルファス系の磁性金属
、例えばコバルトジルコンニオブ、コバルトジルコンモ
リブデン、およびパーマロイ、センダスト等からなる主
磁極膜11の左右側面(第3図(A)において)が結晶
化ガラス、非磁性フェライト等からなる主磁極挟持部材
12.13によって挟持され、さらにこれら主磁極膜1
1.挟持部材12.13の上部にはマンガンジンクフェ
ライトニッケルジンクフェライト等の高透磁率磁性部材
よりなる磁性体ブロック14の下面が接合されて構成さ
れている。」2記主磁極ブロック15の下面は円弧状に
研磨されていて、上記主磁極膜11の下端面が露呈して
いる。
そして、上記主磁極ブロック15の全体を囲うようにし
て上記磁性体ブロック14と同じ材質からなる下部か開
口した凹所16aを有する箱蓋型をした主磁極シールド
ブロック16が配設されている。この主磁極シールドブ
ロック16と主磁極ブロック15との間隙にはエポキシ
樹脂、水ガラス等が充填されている。−1:、肥土磁極
ンールドブロック16の左右の下端而の外端部寄りには
、ガラス状カーボン等の潤滑性を有する部材からなる半
円柱状のパッド17.18が接合されている。そして、
このパッド17.18と主磁極膜11の下端面は同一平
面」−にあるように配設されている。
前記補助磁極シールドブロック19は、上記磁性体ブロ
ック14の材質と同じ材質からなる厚い板状をしていて
、横幅が上記主磁極シールドブロック16の2/3程の
大きさて形成され、その上面の中央部の、上記主磁極膜
11の下端而に対向する位置に、履用柱状のフェライト
等からなる補助磁極22が接合され、この補助磁極22
の外周には信号送受用の巻線24が巻回されている。ま
た、上記補助磁極シールドブロック19の上面の左右端
部には、上記パッド17.18と同じ材質からなる半円
柱状のパッド20.21が接合されている。
そして、この補助磁極シールドブロック19の補助磁極
22を有する面と、−■−記主磁極ブロック15の主磁
極11を有する面および主磁極シールドブロック16と
の下面とが適宜の空隙を持って対向配置されている。こ
の空隙は極めて狭いので、外部からの磁界が入りにくく
なっている。また、上記空隙の間を磁気記録媒体4が、
パッド17゜18とパッド20,21とによって表裏両
市を押圧され主磁極膜11に摺接しながら矢印X1方向
に走行していくようになっている。
以」二のように++M成されている補助磁極励磁型垂直
磁気ヘッド30を用いて磁気記録を行なうと、第3図(
D)に示すように、補助磁極22と主磁極膜11とによ
り発生した磁界は、符号25で示すように細い楕円を左
右に2つならべたようになる。また、磁気記録中あるい
は磁気記録終了後に、磁気記録媒体4に垂直な外部磁界
(矢印X2で示す)が印加されたとしても、この外部磁
界は符号26で示すように、主磁極シールドブロック1
6の内部を左右に分かれて下方に進み、磁気記録媒体4
を通過して補助磁極シールドブロック19に至り、さら
にこのシールドブロック19の底面から空中へと放散さ
れていく。つまり、」2記符号25で示した内側の磁界
と、符号26で示した外側の磁界とは完全に分離されて
おり、外側の磁界(外部磁界)が内側の磁界(記録用磁
界)に影響を及ぼすことはない。従って、外部磁界に起
因する記録・再生レベルの低下、並びに磁気ヘットか既
記録の媒体に近接もしくは摺接した場合における同媒体
の記録レベルの低下が有効に回避される。
なお、上記パッド17.18,20.21に軟磁性体を
もたせると、更にシールド効果を上げることができる。
[発明が解決しようとする問題点コ ところで、」2述した本出願人の先の提案による垂直磁
気ヘッド30において、パッド17.18゜20.21
は磁気記録媒体4の移動方向に対して直交する方向に直
線状に形成されている。即ち、主磁極ブロック15の下
端の媒体摺接面を挟んだ、磁気記録媒体4の移動方向X
1に沿う上流側と下流側の位置で、主磁極ンールドブロ
ック16−Lのパッド17と18および?+Ij助磁極
シールドブロック19−Lのパッド20と21が移動方
向XIと直交する方向に長い形状で設けられている。こ
のため、主磁極ブロック15の4−流側のパッド17お
よび20に、磁気記録媒体4に塗布されている磁性体等
の摩耗粉や空気中の塵埃などが溜りやすく、また、この
パッド17.20に溜った塵埃等は下流側に流れると、
上記主磁極ブロック15の媒体摺接面を通過することに
なるので、この媒体摺接面と磁気記録媒体4との間に塵
埃等が入り込み、再生時エンベロープ波形を乱す原因と
なったり、ひどいときには主磁極膜11を破壊してしま
う虞れもある。
また、上記パッド17,18,20.21は上記主磁極
ブロック15の媒体摺接面の上流側および下流側で磁気
記録媒体4をトラック幅方向に幅広く押えるものとなっ
ているので、磁気記録媒体4の退行抵抗を増大させると
ともに、」二足媒体+i′′1接而における磁気記録媒
体4の接触圧の低下を招きやすく、しかも、トラック幅
全域に直り均一な接触圧が得られない。即ち、不安定な
接触圧のために充分に安定した記録・再生か行なわれな
いという不具合がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので
、外部磁界による記録・再生出力レベルの低下を防止す
るとともに、主磁極ブロックの媒体摺接面と磁気記録媒
体とが良好な状態で接触し、かつ塵埃等の影響を受けに
<<シた垂直磁気ヘッドを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段および作11月本発明の
垂直磁気ヘットは、磁気記録媒体に対する媒体摺接面が
実質的に球の一部となる曲面形状に形成された主磁極ブ
0ツクの周囲に高透磁率磁性材ブロックを設け、この高
透磁率磁性材ブロック−Lに、磁気記録媒体との摺接面
がl−記媒体摺接面の周囲に環状に配置されるようにバ
ット部材を設けてなるものであって、このバット部材か
磁気記録媒体に摺接することにより主磁極ブロックの媒
体摺接面に対する磁気記録媒体の接触圧が安定化する。
[実 施 例コ 以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図(A) 、 (B) 、 (C)は、本発明の一
実施例を示す垂1α磁気ヘッドである。この垂直磁気ヘ
ッド40は前記第5図(A)〜(C)に示した垂直磁気
ヘッド30と同様に補助磁極励磁型の垂直磁気ヘッドで
あり、前記垂直磁気ヘッド30と同様に、主磁極ブロッ
ク45.主磁極シールドブロック46、補助磁極シール
ドブロック49.補助磁極52およびパッド47.48
等を具備して構成されている。
主磁極シールドブロック46は前記主磁極シールドブロ
ックエ6と全く同様に、高透磁率磁性料からなり、その
凹所46aに主磁極ブロック45を配置している。主磁
極ブロック45は上記主磁極シールドブロック46との
間隙に非磁性の接11剤を充填して上記凹所46aに磁
性体ブロック44の部分が埋設して固定されており、磁
性体ブロック44の下面に接合された主磁極挟持部4イ
42.43および同挟持部+4’42.43に挟持され
た主磁極膜41の部分が上記主磁極シールドブロック4
6の凹所46aの開口端面より突出している。
この凹所46aの開口端面より突出した主磁極ブロック
45の下端部の形状については、第1図(A)、(+3
)から明らかなように、球の一部が凹所46aより露呈
した曲面形状に形成されている。
即ち、主磁極ブロック45の媒体摺接面45aは球面形
状に形成されている。従って、上記主磁極ブロック45
の下端面である媒体摺接面45aが可撓性のある磁気記
録媒体4に摺接するとき、実際には、同媒体摺接面45
aのうち、第2図に示すように主磁極膜41の下端部4
1aを中心として平面的にみて真円形状の領域45ao
か磁気記録媒体4に摺接して同磁気記録媒体4に対して
−I−記真円形状の変形を与えることになる。
上記主磁極シールドブロック46の下端面の外端部寄り
の位置には、第1図(B)に示すように」−2主磁極ブ
ロック45の下端部を囲むように環状のパッド47が接
合されている。このパッド47は例えばガラス状カーボ
ン等の潤滑性部材からなり、その断面形状は半円形を呈
している(第1図(A)参照)。このため、パッド47
の下端面が磁気記録媒体4に摺接するとき、パッド47
は、第2図に示すように、常に、上記摺接領域45ao
の周囲を環状に磁気記録媒体4に対接するようになって
いる。
補助磁極シールドブロック49は上記主磁極ブロック4
5を囲んで同主磁極ブロック45と一体化された主磁極
シールドブロック46に磁気記録媒体4を挟んで対向す
る位置に配設されており、主磁極シールドブロック46
と同様に高透磁率磁性材からなる。この補助磁極シール
ドブロック49は」1記主磁極シールドブロック46の
2/3程度の大きさとされ、その」二面の、上記主磁極
膜41と対向する位置にフェライト等からなるhli助
磁補磁極52けられ、l、il浦助磁極52の外周に巻
線54が巻回されている。そして、この補助磁極シール
ドブロック49の1−面の外端部寄りの位置には、第1
図(C)に示すように、補助磁極54を中心としてこれ
を囲むように環状のパッド48が接合されている。この
パッド48も、12パツド47と同様に、例えば、ガラ
ス状カーボン二つの潤滑性部材からなり、その1断面形
状は半円形を呈している(第1図(A)参照)。このパ
ッド48の下端部は補助磁極52の下端部より若干高い
位置にあって磁気記録媒体4を非記録面である下面側か
ら摺接する。従って、このパッド48は、第2図に二点
鎖線で示すように、常に、」1記摺接領域45 a o
と上記パッド47との間で環状に、磁気記録媒体4を反
対側から挟んで同磁気記録媒体4に対接するようになっ
ている。
このように構成された補助磁極励磁型の垂直磁気ヘッド
40を用いて磁気記録・再生を行なう場合、磁気記録媒
体4は、主磁極シールドブロック46と補助磁極シール
ドブロック49間でパッド47と48とによって表裏両
面を押圧され主磁極膜41を中心とする媒体摺接面45
aに摺接しながら矢印X1方向に走行する。このとき、
矢印X1方向に走行する磁気記録媒体4に対し、バラ+
:47と48は第2図に示すように、実際の摺接領域4
5 a Oを囲んで環状の形態で摺接するので、この垂
直磁気ヘッド40に対する磁気記録媒体4の走行抵抗が
減少してその摺接状態が安定になるとともに、磁気記録
媒体4に付着した塵埃等もパッド47.48の存在によ
り、JPI接領域45 a 。
の中心である主磁極膜41の下端面41aまでは達しな
いようになる。即ち、パッド47.48は矢印XIの方
向と直交する方向(トラック幅方向)にh 記tyi接
領”J 45 a oを挟む両側位置をも含んで磁気記
録媒体4に対してIf!接するものとなっているので、
磁気記録媒体4の走行抵抗が少なくなると共に同磁気記
録媒体4は主磁極ブロック45の媒体摺接面45aに対
しその真円形状の摺接領域45aoと確実に密着する状
態となり、特に主磁極膜41にそのトラック幅方向の全
域に亘り均一で安定した圧力で摺接することとなる。ま
た、塵埃等が磁気記録媒体4の走行と共に矢印X1方向
に移動してきても、この塵埃等はパッド47゜48によ
って停滞することなく、パッド47.48に沿って矢印
Y1.Y2に示すように分岐して流れ、しかも、摺接領
域45 a oの近傍を通過する塵埃があっても、上記
のようにパッド47.48よって磁気記録媒体4が上記
摺接領域45 a oと密着しているために、塵埃等は
この摺接領域45 a 。
には入り込まず、その外周側を溜ることなくスムーズに
下流側へ移動していく。
そして、この垂直磁気ヘッド40に記録・再生時に外部
磁界が加わった場合、外部磁界は主磁極シールドブロッ
ク46を通って補助磁極シールドブロック49を抜けて
放散されることとなり、主磁極ブロック45と補助磁極
52間の記録・再生用磁界に対して外部磁界が影響を及
ぼすことがないことは前記先願の垂直磁気ヘッド30て
述べたと同様である。従って、主磁極シールドブロック
46と補助磁極シールドブロック49間で、主磁極ブロ
ック45の下端部および補助磁極52の周りを環状に完
全に囲んだ状態で磁気記録媒体4の表裏に対接する上記
パソ+:47.4gを軟磁性体で形成するようにすれば
、更に外部磁界に対する磁気シールドの効果を向上させ
ることができる。
なお、上記実施例は補助磁極励磁型の垂直磁気ヘッドに
適用したものであるが、これに限ることなく主磁極励磁
型の垂直磁気ヘッドも適用できる。
この場合、補助磁極を有するものにおいては、上述した
実施例と同様にしてhli助磁補磁極シールドブロック
設し、同シールドブロックにパッドを設ける構成とすれ
ばよいが、補助磁極を有しない垂直磁気ヘッドにおいて
は、補助磁極シールドブロックおよび同シールドブロッ
ク上のパッドを省略する構成とすることができる。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、外部磁界による記
録・再生レベルの低下、並びに磁気ヘッドが既記縁の媒
体に接したときの同媒体における記録レベルの低下が回
避されるとともに、記録媒体の磁気ヘットに対する走行
抵抗が少なくなって摺接状態か安定し、かつ磁気ヘッド
主磁極の媒体摺接面に摩耗粉や塵埃性か溜ることがなく
、これらに起因する11J生信号のドロップアウトが発
生するjRれが少なくなる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(C)は、本発明の一実施例を示す垂直
磁気ヘッドの断面図および分解した各部の斜視図、 第2図は、」−2第1図(A)〜(C)に示す垂直磁気
ヘッドにおけるパッドの配置状態を示す平面図 第3図(A)〜(D)は、先願の垂1α磁気ヘッドの一
例を示す断面図、分解した各部の斜視図および磁界の経
路を示す線図、 第4図は、従来の補助磁極励磁型垂直磁気ヘッドの構成
を示す側面図、 第5図は、上記第4図に示す従来の補助磁極励磁型垂直
磁気ヘッドに外部磁界を印加したときの1rj生信号の
再生出力レベルの変動を示す特性図、第6図は、垂直磁
気ヘッドの主磁極のB−H特性を示す図、 第7図は、上記第6図に示す特性で動作する垂直磁気ヘ
ッドにより磁化される記録媒体のB−H特性を示す図で
ある。 4・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・磁気記
録媒体41・・・・・・・・・・・・・・・・・・主磁
極膜45・・・・・・・・・・・・・・・・・・主磁極
ブロック45a・・・・・・・・・・・・・・・媒体摺
接面45 a o・・・・・・・・・・・・摺接領域4
6・・・・・・・・・・・・・・・・・主磁極シールド
ブロック(高透磁率磁性材ブロック) 47.48・・・・・・・・・パッド(パッド部材)4
9・・・・・・・・・・・・・・・・・・補助磁極シー
ルドブロック52・・・・・・・・・・・・・・・・・
・補助磁極yF)30

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 可撓性のある磁気記録媒体に対する媒体摺接面が実質的
    に球の一部となる曲面形状に形成された主磁極ブロック
    と、 この主磁極ブロックの周囲に設けられた高透磁率磁性材
    ブロックと、 上記磁気記録媒体に摺接すべく上記高透磁率磁性材ブロ
    ック上に設けられていて、上記磁気記録媒体への摺接面
    が、上記主磁極ブロックの媒体摺接面の周囲に環状に形
    成されているパッド部材と、を具備してなることを特徴
    とする垂直磁気ヘッド。
JP25254285A 1984-12-03 1985-11-11 垂直磁気ヘツド Pending JPS62129920A (ja)

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JP25254285A JPS62129920A (ja) 1985-11-11 1985-11-11 垂直磁気ヘツド
DE8585906089T DE3586827T2 (de) 1984-12-03 1985-12-03 Senkrechter magnetkopf.
PCT/JP1985/000663 WO1986003616A1 (en) 1984-12-03 1985-12-03 Vertical magnetic head
EP85906089A EP0202343B1 (en) 1984-12-03 1985-12-03 Vertical magnetic head
US07/327,258 US5003423A (en) 1984-12-03 1989-03-22 Vertical recording magnetic head

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