JPS62125715A - 自動利得制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は車載用ＡＭ受信機に用いることができる高周波
増幅器の自動利得制御装置に関するものである。

従来の技術 一般に車載用ＡＭ受信機は微弱な電波も受信する必要が
あるため、高利得の高周波増幅器を備えているつ そのため、周波数混合器に過大な入力信号が入ると、ス
プリアス訪客が増大し、また希望信号以外に受信帯域内
に強力な妨害信号があると不愉快な混信がおこる。この
ように受信帯域内に強力な妨害信号があることに起因す
る混信防止のためには自動的に高周波増幅器の利得を制
御する広帯域自動利得制御回路が用いられている。

以下図面により従来の自動利得制御装置の一例について
説明する。

第２図は従来の自動利得制御装置の構成を示すものであ
る。第２図において、１は受信アンチ大２は高周波増幅
器、３は広帯域自動利得制御回路、４は周波数混合器、
６は中間周波増幅器、６は検波器、了は低周波増幅器、
８はスピーカであり、９は上記中間周波増幅器５から取
り出した受信信号の強さに応じた直流電圧Ａにより上記
広帯域自動利得制御回路３を制御するスイッチ回路であ
る。

以上のように構成された自動利得制御装置においては、
まず、希望する受信信号の受信中に受信帯域内に妨害信
号が発生すると、広帯域自動利得制御回路３が動作して
高周波増幅器２の利得を下げて、スプリアス妨害や混信
状態が起こらないようにする。ところが、受信信号が中
２弱電界の場合、妨害信号により上記広帯域自動利得制
御回路３が動作すると、受信信号は抑圧され受信できな
くなる。このため中間周波増幅器５から受信信号強度に
応じた直流電圧Ａによりスイッチ回路９を動作させ、こ
の直流電圧があらかじめ設定したレベル以上にならない
と上記広帯域自動利得制御回路３が動作しないようにし
ておく。これにより直流電圧Ａが設定したレベル以下の
中２弱電界の希望信号を受信する場合、帯域内の妨害信
号により抑圧されることはなくなる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成では、広帯域自動利得
制御回路３が動作しない範囲の中１弱電界の信号を受信
中に妨害信号が発生すると、混信やスプリアス妨害を受
け、妨害信号の強度によってはノイズの多い非常に聞き
づらい受信状態が起こる。これをさけるため上記直Ｒ’
を圧Ａの設定レベルを下げ、広帯域自動利得制御回路３
が中５弱電界の信号でも動作するようにすると、妨害信
号が発生した時に希望信号が抑圧され、すぐに聞えなく
なるという問題点があった。

本発明はこのような従来の問題点を解消するものであり
、希望信号が中９弱電界の場合でも妨害信号に抑圧され
ず、受信状態がノイズの多い悪い受信状態になった時に
信号を抑圧するよう動作する自動利得制御装置を提供す
るものである。

問題点を解決するだめの手段 本発明の利得制御装置は、受信機の高周波増幅器の利得
を制御する広帯域自動利得制御回路と、検波出力のノイ
ズ成分を検出する高域フィルタと、この高域フィルタの
出力を整流する整流回路と、この整流回路の出力により
広域自動利得制御を動作させるスイッチ回路から構成さ
れたものである。

作　　用 本発明は、上記の構成により、中２弱電界の信号でも妨
害信号がない場合あるいは妨害信号による混信やビート
妨害があってもある程度信号のＳＮ比が良い範囲では高
域フィルタの出力が小さいので、スイッチ回路が動作せ
ず信号が抑圧されずに内容を受信できる。そして、訪客
の程度が大きくなり、受信信号のＳＮ比が悪くなってく
ると、高域フィルタの出力が大きくなり、整流された出
力てよりスイッチ回路が動作し、広帯域自動利得制御回
路が動作して信号を抑圧してしまうので不愉快な受信状
態はなくなる。

実施例 以下、本発明の実施例の自動利得制御装置について図面
を参照して説明する。

第１図に本発明の一実施例を示す。第１図において、従
来例と同じ構成の部分は同一番号を付与し説明を省略す
る。１１は検波器６の出力からノイズ成分を取り出す高
域フィルタであり、１２はその出力を整流する整流器で
ある。１３は整流器１２の出力により広帯域自動利得制
御回路３を動作させるスイッチ回路である。

次に本例の動作について説明する。まず、アンテナ１に
加えられた受信信号は高周波増幅器２で増幅され、周波
数混合器４で中間周波数に変換された後、中間周波増幅
器５で増幅され、検波器６で検波され、音声信号に変換
された後に低周波増幅器７で増幅されスピーカ８を駆動
する。

ところで、受信信号以外に妨害信号がないときは良好な
受信状態が得られ、高域フィルタ１１の出力として信号
のノイズ成分は小さいので、整流回路１２の整流出力は
小さくスイッチ回路１３は動作せず、したがって広帯域
自動利得制御回路３も動作しない。次に受信帯域内に妨
害信号が発生したときは、信号は訪客、混信を受けて受
信状態は悪くなる。受信信号のＳＮ比の悪化に伴い上記
高域フィルタ１１の出力の信号のノイズ成分が犬きくな
り、整流回路１２の出力が大きくなる。

この出力があらかじめ設定したスイッチ回路１３の動作
電圧に達するまでは、多少の混信や訪客があっても、希
望信号が抑圧されることなく受信できる。妨害信号が強
くなり受信状態が非常に悪化してくると、整流回路１２
の出力がスイッチ回路１３の動作電圧まで大きくなり、
スイッチ回路１３が動作し、広帯域自動利得制御回路３
が動作して受信信号を抑圧し、不愉快な受信状態がなく
なる。

発明の効果 以上のように本発明は、受信機の高周波増幅器の利得を
制御する広帯域自動利得制御回路の動作を、検波回路の
出力のノイズ成分を高域フィルタで取り出し整流した電
圧で制御されるスイッチ回路で支配するようにしだので
、強電界から中２弱電界の信号まで訪客信号が発生して
も受信内容が非常に悪化するまでは抑圧を受けることな
く受信できる。特に信号強度が大きく変化し、訪客信号
を受けることも多い車載用ＡＭ受信機においては有効な
自動利得制御装置である。また、車、成用ＡＭ受信機は
一般にノイズ低減装置を備えており、その回路の高域フ
ィルタを本発明の高域フィルタに兼用でき、実用上非常
に有利なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の自動利得制御装置の一実施例を示すブ
ロック図、第２図は従来の自動利得制御装置のブロック
図である、３ １・・・・・・アンテナ、２・・・・・・高周波増幅器
、３・・・・・広帯域自動利得制御回路、６・・・・検
波回路、１１・・・・・・高域フィルタ、１２・・・・
整流器、１３・・・・スイッチ回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 受信帯域内の強入力妨害信号により受信機を構成する高
   周波増幅器の利得を低下させる広帯域自動利得制御回路
   と、受信機を構成する検波器の出力信号のノイズ成分を
   取り出すための高域フィルタと、その出力を整流する整
   流器と、この整流器の出力により上記広帯域自動利得制
   御回路の動作を制御するスイッチ回路を備えたことを特
   徴とする自動利得制御装置。