JPS6212569Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6212569Y2 JPS6212569Y2 JP6267082U JP6267082U JPS6212569Y2 JP S6212569 Y2 JPS6212569 Y2 JP S6212569Y2 JP 6267082 U JP6267082 U JP 6267082U JP 6267082 U JP6267082 U JP 6267082U JP S6212569 Y2 JPS6212569 Y2 JP S6212569Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molded product
- synthetic resin
- resin molded
- plate
- corner portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 22
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 22
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 2
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は角部を有する板状合成樹脂成形品、特
にこの合成樹脂成形品の成形後の変形を防止する
構造に関するものである。
にこの合成樹脂成形品の成形後の変形を防止する
構造に関するものである。
一般に、コの字形又は第1図に示すようにほぼ
L字状に成形され、角部1を有する板状の合成樹
脂成形品2は金属板材3のコーナ部4を被うよう
に装着されたり、或いは、他の目的に使用され
る。
L字状に成形され、角部1を有する板状の合成樹
脂成形品2は金属板材3のコーナ部4を被うよう
に装着されたり、或いは、他の目的に使用され
る。
このような合成樹脂成形品は、その長さ方向に
断面形状が一定であれば押出成形法により成形さ
れ、又断面形状が一定でない場合にはインジエク
シヨン成形法等により成形される。これら成形法
は、いずれも溶融合成樹脂を成形するものであ
る。
断面形状が一定であれば押出成形法により成形さ
れ、又断面形状が一定でない場合にはインジエク
シヨン成形法等により成形される。これら成形法
は、いずれも溶融合成樹脂を成形するものであ
る。
しかしながら、このようにして成形された角部
1を有する板状合成樹脂成形品2は第2図に示す
ように、その成形後において角部1側を中心に合
成樹脂成形品2を構成する板部2a,2bが互い
に近づくように変形してしまう。この変形の理由
は、合成樹脂成形品2の成形後における冷却過程
で、特に角部1側が収縮した場合板部2a,2b
を互いに近接方向に引張るような力が作用するも
のと考えられる。したがつて、このような合成樹
脂成形品2を金属成形品4にあてがつた場合両者
間の形状が一致せず、このため取付けを正確に行
うことができず、また、合成樹脂成形品2を金属
成形品3の形状に合致するように成形品3側に押
付けて撓みを与えて取付けた場合、上記撓みによ
り成形品に内在する応力のため、合成樹脂成形品
2に対し剥れ方向の力が作用し剥れやすくなると
いう欠点を有していた。
1を有する板状合成樹脂成形品2は第2図に示す
ように、その成形後において角部1側を中心に合
成樹脂成形品2を構成する板部2a,2bが互い
に近づくように変形してしまう。この変形の理由
は、合成樹脂成形品2の成形後における冷却過程
で、特に角部1側が収縮した場合板部2a,2b
を互いに近接方向に引張るような力が作用するも
のと考えられる。したがつて、このような合成樹
脂成形品2を金属成形品4にあてがつた場合両者
間の形状が一致せず、このため取付けを正確に行
うことができず、また、合成樹脂成形品2を金属
成形品3の形状に合致するように成形品3側に押
付けて撓みを与えて取付けた場合、上記撓みによ
り成形品に内在する応力のため、合成樹脂成形品
2に対し剥れ方向の力が作用し剥れやすくなると
いう欠点を有していた。
本考案の目的は成形後熱収縮の過程での角部の
変形を抑制するようにして上記欠点を除去するも
のであり、以下実施例を用いて詳細に説明する。
変形を抑制するようにして上記欠点を除去するも
のであり、以下実施例を用いて詳細に説明する。
第3図、第4図は本考案による角部を有する板
状合成樹脂成形品の一実施例を示す断面図であ
り、第1図と同じものは同一符号を用いている。
この場合角部1の合成樹脂成形品2の板厚は他の
個所よりも薄く設定されている。すなわち、角部
1に対応する内側の樹脂10が除去された状態と
なつている。このような薄肉部分11は角部1の
中心位置lよりも例えば板部2a側、または板部
2b側に若干ずれている。
状合成樹脂成形品の一実施例を示す断面図であ
り、第1図と同じものは同一符号を用いている。
この場合角部1の合成樹脂成形品2の板厚は他の
個所よりも薄く設定されている。すなわち、角部
1に対応する内側の樹脂10が除去された状態と
なつている。このような薄肉部分11は角部1の
中心位置lよりも例えば板部2a側、または板部
2b側に若干ずれている。
以上のように角部1の板厚を薄くすることによ
り、この部分における収縮を抑えることが出来る
ので合成樹脂成形品の成形後における冷却過程で
の変形を効果的に防止することが出来る。また薄
肉部分11を中心位置lよりもずらすことにより
つぎの効果が得られる。すなわち、板部2a,2
bに対し曲げ方向の外力が加わつた場合その力が
特に角部1の中心位置lに集中しやすく、したが
つて、この中心位置を薄肉とすると、この部分l
がさらに変形しやすくなつてしまい合成樹脂成形
品自体の強度が低下することにもなるが、本実施
例のように薄肉部分11をこの最も外力によつて
変形しやすい中心位置lよりもずらすことによ
り、中心位置lが変形しやすくなつてしまうとい
う問題を解消出来、強度を損うことがなくなる。
また中心位置lよりも薄肉部分11をずらすこと
により成形後の金型の型抜きが容易となり、また
本実施例のように中心位置l方向に向つて、その
肉厚を次第に薄くすることにより、この型抜きを
より一層簡単とすることが出来る。
り、この部分における収縮を抑えることが出来る
ので合成樹脂成形品の成形後における冷却過程で
の変形を効果的に防止することが出来る。また薄
肉部分11を中心位置lよりもずらすことにより
つぎの効果が得られる。すなわち、板部2a,2
bに対し曲げ方向の外力が加わつた場合その力が
特に角部1の中心位置lに集中しやすく、したが
つて、この中心位置を薄肉とすると、この部分l
がさらに変形しやすくなつてしまい合成樹脂成形
品自体の強度が低下することにもなるが、本実施
例のように薄肉部分11をこの最も外力によつて
変形しやすい中心位置lよりもずらすことによ
り、中心位置lが変形しやすくなつてしまうとい
う問題を解消出来、強度を損うことがなくなる。
また中心位置lよりも薄肉部分11をずらすこと
により成形後の金型の型抜きが容易となり、また
本実施例のように中心位置l方向に向つて、その
肉厚を次第に薄くすることにより、この型抜きを
より一層簡単とすることが出来る。
以上説明したように本考案による角部を有する
板状合成樹脂成形品によれば角部の肉厚を薄く設
定したので押出成形またはインジエクシヨン成形
直後の角部の変形を抑えることが出来、高精度の
合成樹脂成形品を得ることが出来る。
板状合成樹脂成形品によれば角部の肉厚を薄く設
定したので押出成形またはインジエクシヨン成形
直後の角部の変形を抑えることが出来、高精度の
合成樹脂成形品を得ることが出来る。
第1図、第2図は従来の角部を有する板状合成
樹脂成形品の一例を示す断面図、第3図、第4図
は本考案による角部を有する板状合成樹脂成形品
の一実施例を示す断面図である。 1……角部、2……合成樹脂成形品、11……
薄肉部分。
樹脂成形品の一例を示す断面図、第3図、第4図
は本考案による角部を有する板状合成樹脂成形品
の一実施例を示す断面図である。 1……角部、2……合成樹脂成形品、11……
薄肉部分。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 角部を有する板状合成樹脂成形品において、
上記角部の板厚を他の個所よりも薄く設定した
ことを特徴とした角部を有する板状合成樹脂成
形品。 (2) 薄肉部分は角部の中心位置よりも位置づれさ
れてなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の
角部を有する板状合成樹脂成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6267082U JPS58164728U (ja) | 1982-04-28 | 1982-04-28 | 角部を有する板状合成樹脂成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6267082U JPS58164728U (ja) | 1982-04-28 | 1982-04-28 | 角部を有する板状合成樹脂成形品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58164728U JPS58164728U (ja) | 1983-11-02 |
JPS6212569Y2 true JPS6212569Y2 (ja) | 1987-04-01 |
Family
ID=30072812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6267082U Granted JPS58164728U (ja) | 1982-04-28 | 1982-04-28 | 角部を有する板状合成樹脂成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58164728U (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60159618U (ja) * | 1984-04-02 | 1985-10-23 | 本田技研工業株式会社 | 合成樹脂成形品 |
JPH0745152B2 (ja) * | 1988-12-22 | 1995-05-17 | 松下電工株式会社 | 合成樹脂ファン |
JP2739900B2 (ja) * | 1992-11-02 | 1998-04-15 | 本田技研工業株式会社 | 車両用バンパ構造 |
JP6383220B2 (ja) * | 2014-08-25 | 2018-08-29 | フソー化成株式会社 | プライスホルダの製造方法 |
-
1982
- 1982-04-28 JP JP6267082U patent/JPS58164728U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58164728U (ja) | 1983-11-02 |
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