JPS62125171A - 地下用格納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、地下に自動車や物品などを格納する格納装
置に関するものである。

〔従来の技術〕

都市部において、自動車や自転車を格納したり、百貨店
、スーパーマーケット、問屋等が商品を収納する格納設
備は、一般に地上に設けられているが、地価の高騰に伴
い土地の有効利用のため、地下空間を利用することも考
えられている。このような、地下を利用する格納設備と
しては、従来、エレベータを使用するもの、傾斜昇降路
を使用するもの、パレット台車を使用する多列式格納装
置などがあった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、エレベータを使用するものは、格納作業
効率が悪＜、傾斜昇降路を使用するものは、大きな占有
面積を必要とし、格納数量が少なくなる。また、パレッ
ト台車を使用する多列式格納装置は、パレット台車のフ
レームが方形構造であったため、１段又は２段の格納が
限度であり、多段化することができなかった。

この発明は、地下格納設備におけるか＼る問題を解決す
るものであって、多段多列構成が可能で、占有面積を有
効利用して格納Ｄｆｆｉを大にすることができ、かつ格
納作業効率の良い地下用格納装置を提供することを目的
とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明の地下用格納装置は、地上に設けた左右移動可
能なゲート台車と、地下に設けた、最下段用の上下移動
可能なパレット台と、パレット台を上下移動可能に案内
する垂直フレームを備えた最下段を除く各段用の左右移
動可能なバレ・ノド台車とからなり、各バレット台車の
フレームを最上段用を除き少なくとも左右何れか一方が
開放される構造として、多段多列の格納装置を構成して
いる。

〔作用〕

一般に、多段多列の格納装置は、ｍ段ｎ列構成のうちの
（ｍ−１）段１列を空所としておき、任意のｊ段ｊ列に
あるバレ・７ト台を取出す場合、取出し通路にパレット
台あれば前記（ｍ−１）段１列の空所を利用して順次パ
レット台を移動させ通路空間を形成した後目的のパレッ
ト台を取出す。

格納の場合も同様である。

この発明では、最上段のパレット台の物品は、ゲート台
車を移動させた後このパレット台を上昇させることによ
り取出され、最下段のパレット台の物品は、その上にあ
るパレット台車全体を移動させた後このパレット台を上
昇させることにより取出される。中間の１段目にあるノ
４レット台の物品を取出す場合は、１段目以下のバレッ
ト台車は動かさずｉ段より上にあるバレット台車を移動
させｉ段のパレット台を上昇させる。こ−でバレット台
車のフレームは一方が開放された構造であるため、中間
の任意の段から上のバレット台車を支障なく左右に移動
させることができる。格納の場合は、上記と同様にバレ
ット台車を移動させ、パレット台を下降させて行なわれ
る。

〔実施例〕

図面を参照してこの発明の詳細な説明する。

第１図は、この発明の一実施例である地下格納装置の全
体配置の説明図、第２図は格納装置の側面図、第３図、
第４図は、１段目及び２段目用のバレット台車の正面図
及び斜視図である。ここで、１は地上に設けられたゲー
ト台車、２は地下に設けられた格納室である。格納室２
は、任意のｍ段９列（ｍ、ｎは正の整数）構成とするこ
とができるが、この実施例ではｍ＝３．ｎ＝５、すなわ
ち、（１，１）から（３，５）までの３段５列計１５室
構成となっている。而して、格納する物品３を格納室２
へ出し入れする通路を確保するため、ゲート台車１を４
台とし、かつ、格納室２は基準状態で（１，３）室と（
２，３）室とを空所として残りの１３室に物品を格納す
るだめのパレット台４を配置している。

ゲート台車１は、上面板張りの方形フレーム６に車輪７
を備えており、格納室２上に敷設した軌条８上を図示し
ない駆動装置により左右走行可能であり、物品３の１ｆ
ｆＪ路を除く格納室２の上を覆うと共に、その上にも物
品３を載置することができる。

最下段の室（３，１）〜（３，５）に配置されるパレッ
ト台４は、巻上装置９と、支持フレーム１０に係合する
案内ローラ１１とを備えており、一端が支持フレーム１
０の上端部に固定されたワイヤロープ１２を巻上装置９
で巻取り、巻戻すことにより上下に移動することができ
る。

１段目の室（Ｌ　　１）、　　（Ｌ　　２）、（１，４
）。

（１，５）および２段目の室（２，１）、（２，２）。

（２，４）、　　（２，５）に配置されるパレット台４
も、同様に巻上装置９と案内ローラ１１とを備え、この
案内ローラ１１は、１段目用及び２段目用として配置さ
れるバレット台車１３に下向きに固設した垂直フレーム
１４に係合し、一端がバレット台車１３に固定されたワ
イヤロープ１２を巻上装置９で巻取り、巻戻しすること
により上下に移動することができる。バレット台車１３
は、方形の一方を開放したコ字形のフレーム５に車輪７
を備え、ゲート台車１用の軌条の下に連設された軌条１
５．１６に係合して図示しない駆動装置により左右に走
行することができる。ここで、１段目のパレット台４と
垂直フレーム１４とは２段目のパレット台４と垂直フレ
ーム１４より幅が狭く、２段目のパレット台４と垂直フ
レーム１４とは３段目のパレット台４より幅が狭くなっ
ており、同一列上に重ね合わせることができる。

この格納装置において、１段目の任意の室（１，３）に
格納されている物品を取出すには、その上にあるゲート
台車１を移動させてそのパレット台４を巻上げればよい
。３段目の任意の室（３，ｊ）の物品を取出すには、そ
の上にあるゲート台車１と室（１，ｊ）、及び（２，ｊ
）用のバレット台車１３を同時に移動させて通路空間を
形成した後、パレット台４を巻上げる。２段目の任意の
室（２，ｊ）の物品を取出すには、その上にあるゲート
台車１と、室（１，ｊ）用のバレット台車１３を移動さ
せ、通路空間を形成しパレット台４を巻上げる。

この場合この実施例では、中央の室（１，３）。

（２，３）を空所としているため、左側の室（１，１）
。

（１，２）、（２，１）、（２，２）にあるバレット台
車１３のフレーム５は右側開放とし、右側の室（Ｌ４）
。

（Ｌ　５）、（２，４）、（２，５）にあるバレット台
車１３のフレーム５は左側開放としており、１段目の左
側の室（１，１）、（Ｌ　２）にあるバレット台車１３
は２段目とは独立に右へ移動でき、１段目の右側の室（
Ｌ４Ｌ（１，５）にあるバレット台車１３は２段目と独
立に左へ移動できる。上記移動を任意の室（ｉ、ｊ）を
指定することにより遠隔制御、自動制御できるようにす
れば、特に迅速な作業が可能となる。

バレット台車１３のフレーム５の開放位置は、全体配置
から左右を適当に決定すればよく、また場合によっては
コ字形でなく工学形とすることもできる。なおこの実施
例では、１段目のバレット台車１３も一方を開放してい
るが、最上段のバレット台車１３は、必ずしも一方開放
としなくともよく、第５図に示す方形を用いても移動上
差支えはない。

〔発明の効果〕

この発明の地下用格納装置は、上述の如き構成としたた
め、多段多列構成が可能で、占有面積を有効に利用して
、格納数量を大きくすることができ、格納作業効率を向
上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明°の一実施例である地下格納装置の
全体配置説明図、第２図は、格納装置の側面図、第３図
、第４図は、１段目及び２段目のバレット台車の正面図
及び斜視図、第５図は、１段目のバレット台車の他の実
施例の斜視図である。 図中、１はゲート台車、２は格納室、３は物品、４はパ
レット台、５はフレーム、９は巻上装置、１０は支持フ
レーム、１１は案内ローラ、１２はワイヤロープ、１３
はバレット台車、１４は垂直フレームである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 多段多列の地下用格納装置であって、地上に設けた左右
   移動可能なゲート台車と、地下に設けた、最下段用の上
   下移動可能なパレット台と、パレット台を上下移動可能
   に案内する垂直フレームを備えた最下段を除く各段用の
   左右移動可能なパレット台車とからなり、各パレット台
   車のフレームは、最上段用を除き少なくとも左右何れか
   一方が開放されていることを特徴とする地下用格納装置
   。