JPS62124585A - 多層ホログラム - Google Patents
多層ホログラムInfo
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- JPS62124585A JPS62124585A JP26572585A JP26572585A JPS62124585A JP S62124585 A JPS62124585 A JP S62124585A JP 26572585 A JP26572585 A JP 26572585A JP 26572585 A JP26572585 A JP 26572585A JP S62124585 A JPS62124585 A JP S62124585A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03H—HOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
- G03H1/00—Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
- G03H1/02—Details of features involved during the holographic process; Replication of holograms without interference recording
- G03H1/0252—Laminate comprising a hologram layer
- G03H1/0256—Laminate comprising a hologram layer having specific functional layer
-
- G—PHYSICS
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- G03H1/00—Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
- G03H1/26—Processes or apparatus specially adapted to produce multiple sub- holograms or to obtain images from them, e.g. multicolour technique
- G03H2001/2605—Arrangement of the sub-holograms, e.g. partial overlapping
- G03H2001/261—Arrangement of the sub-holograms, e.g. partial overlapping in optical contact
- G03H2001/2615—Arrangement of the sub-holograms, e.g. partial overlapping in optical contact in physical contact, i.e. layered holograms
Landscapes
- Holo Graphy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔概要〕
ホログラム記録媒体にホログラムを形成した後、その表
面に保護膜を形成し、更にホログラム記録媒体を塗布し
、第2のホログラムを形成することで、同じ向きのホロ
グラムを密着して作成可能とする。
面に保護膜を形成し、更にホログラム記録媒体を塗布し
、第2のホログラムを形成することで、同じ向きのホロ
グラムを密着して作成可能とする。
レーザディスク装置において、情報を光学的に読取る場
合に、光ピツクアップ用のレンズを高速移動させて読取
りが行なわれる。したがってレンズとしては、アクセス
時間を短縮したり、小型化するために、小型軽量である
ことが必要である。
合に、光ピツクアップ用のレンズを高速移動させて読取
りが行なわれる。したがってレンズとしては、アクセス
時間を短縮したり、小型化するために、小型軽量である
ことが必要である。
このような要求に応え、かつ低価格化を図るために、従
来のレンズ等の代わりにホログラムを用いることが研究
されている。本発明は、このようなホログラムレンズに
おいて、ホログラムが複数の層構造になっている多層ホ
ログラムに関する。
来のレンズ等の代わりにホログラムを用いることが研究
されている。本発明は、このようなホログラムレンズに
おいて、ホログラムが複数の層構造になっている多層ホ
ログラムに関する。
第5図は従来の光学レンズを例示する側面図である。(
a)は1個のレンズ1を使用した単レンズ式であるが、
このようなレンズは屈折によって波面変換を行うため、
光線を大きく曲げる場合には、レンズの肉厚dを大きく
取らねばならず、重量的・体積的に不利である。重量的
な問題は、プラスチック単レンズの登場でいくぶん改善
されたが、肉厚の問題は原理的に限界にきている。
a)は1個のレンズ1を使用した単レンズ式であるが、
このようなレンズは屈折によって波面変換を行うため、
光線を大きく曲げる場合には、レンズの肉厚dを大きく
取らねばならず、重量的・体積的に不利である。重量的
な問題は、プラスチック単レンズの登場でいくぶん改善
されたが、肉厚の問題は原理的に限界にきている。
また収差補正のため、(b)のように多数のレンズ2・
・・を組み合わた群レンズ構造にすると、占有スペース
や重量は、更に増大する。
・・を組み合わた群レンズ構造にすると、占有スペース
や重量は、更に増大する。
そこで、光の回折効果を利用した軽量・小型のホログラ
ムレンズの研究がなされているが、従来の光学レンズと
同じインライン型のレンズをホログラムで実現する場合
には以下のような問題点がある。第6図は、1枚のホロ
グラム3でインライン型のレンズを実現したものであり
、4は基板、5は保護用のカバーグラスである。このよ
うに単にインライン型のホログラムレンズを形成しただ
けでは、光軸6付近の回折角が小さく効率が低い。
ムレンズの研究がなされているが、従来の光学レンズと
同じインライン型のレンズをホログラムで実現する場合
には以下のような問題点がある。第6図は、1枚のホロ
グラム3でインライン型のレンズを実現したものであり
、4は基板、5は保護用のカバーグラスである。このよ
うに単にインライン型のホログラムレンズを形成しただ
けでは、光軸6付近の回折角が小さく効率が低い。
即ち0次透過光が強く、つつぬけの光が多くなってしま
い、光軸6近傍の光強度が低下する。
い、光軸6近傍の光強度が低下する。
そこで第7図に示したように、基板7に形成された第1
のホログラムH1と、基板8に形成された第2のホログ
ラムH2を重ね合わせにしたものが提案されている。こ
のように2枚構造のホログラムレンズとすることで、光
を2度回折させて、見掛は上インライン型とする。この
図は平面波9を収束させるレンズを示しているが、第1
のホログラムHIは、垂直に入射する平面波9を所定の
角度βの方向へ回折させ、第2のホログラムH2は、入
射各βの平面波を収束させて、収束光10とするもので
ある。
のホログラムH1と、基板8に形成された第2のホログ
ラムH2を重ね合わせにしたものが提案されている。こ
のように2枚構造のホログラムレンズとすることで、光
を2度回折させて、見掛は上インライン型とする。この
図は平面波9を収束させるレンズを示しているが、第1
のホログラムHIは、垂直に入射する平面波9を所定の
角度βの方向へ回折させ、第2のホログラムH2は、入
射各βの平面波を収束させて、収束光10とするもので
ある。
第1、第2のホログラムH+、Hzは、第8図のように
して作成される。すなわち第1のホログラムH8は、(
a)に示した方法で、第2のホログラムH2は(b)ま
たは(C1に示した方法で作成することができ、両者を
接着することによりインライン型のホログラムレンズが
できあがる。(a)は、基(反7に垂直の平面光11と
、斜めの平面光12を照射して干渉縞を形成し、現像し
て作成される。(b)は、前記平面光12と同じ方向の
平面光12と、垂直の発散光13を照射することで、干
渉縞を形成し、現像される。(C)は、(b)の基板8
° とは反対側の面にホログラム記録媒体を設け、斜め
の平面光12と基板8に垂直の収束光14を照射し、現
像して作成される。
して作成される。すなわち第1のホログラムH8は、(
a)に示した方法で、第2のホログラムH2は(b)ま
たは(C1に示した方法で作成することができ、両者を
接着することによりインライン型のホログラムレンズが
できあがる。(a)は、基(反7に垂直の平面光11と
、斜めの平面光12を照射して干渉縞を形成し、現像し
て作成される。(b)は、前記平面光12と同じ方向の
平面光12と、垂直の発散光13を照射することで、干
渉縞を形成し、現像される。(C)は、(b)の基板8
° とは反対側の面にホログラム記録媒体を設け、斜め
の平面光12と基板8に垂直の収束光14を照射し、現
像して作成される。
(alの方法で作成されたホログラムH1とrc)の方
法で作成されたホログラムH2を重ねる場合は、第9図
に示したように、接着剤をはさんで、ホログラム同士が
向かい合う2層構造にできる。この場合は、ホログラム
+1.とH2間のギャップは極めて小さいため、2度の
回折による光軸ずれは接着層の厚み程度であり、レンズ
の直径(数鶴以上)と比べて無視できる。
法で作成されたホログラムH2を重ねる場合は、第9図
に示したように、接着剤をはさんで、ホログラム同士が
向かい合う2層構造にできる。この場合は、ホログラム
+1.とH2間のギャップは極めて小さいため、2度の
回折による光軸ずれは接着層の厚み程度であり、レンズ
の直径(数鶴以上)と比べて無視できる。
しかし、第8図(C)の作成方法は、(blの方法と比
較して不利な点がある。それは、収束球面波14を作り
出すために大口径のレンズ15を要するという点である
。開口数の大きいホログラムレンズを作成する場合には
、開口数の大きな大口径レンズで、しかも収差のないも
のが要求される。こうしたレンズは、口径が大きいとい
うことだけで製造が極端に難しくなる。
較して不利な点がある。それは、収束球面波14を作り
出すために大口径のレンズ15を要するという点である
。開口数の大きいホログラムレンズを作成する場合には
、開口数の大きな大口径レンズで、しかも収差のないも
のが要求される。こうしたレンズは、口径が大きいとい
うことだけで製造が極端に難しくなる。
これに対して、第8図(blのホログラムH2°を作成
する方法は、収束球面波を焦点f位置で一度交差させる
ため、収束レンズ16の口径は、(c)の方法の場合に
比べて、大幅に小さくできる。またホログラムレンズ作
成時と使用時の波長が異なる場合に、特願昭60−64
859号で提案した手法により、色収差補正光学素子を
用いて色収差補正を行なうには、第8図(blの作成法
をとる必要が生じる。
する方法は、収束球面波を焦点f位置で一度交差させる
ため、収束レンズ16の口径は、(c)の方法の場合に
比べて、大幅に小さくできる。またホログラムレンズ作
成時と使用時の波長が異なる場合に、特願昭60−64
859号で提案した手法により、色収差補正光学素子を
用いて色収差補正を行なうには、第8図(blの作成法
をとる必要が生じる。
しかしこの方法にも問題点が存在する。すなわちホログ
ラム11.上にホログラム11□゛を対向させることは
できず、第10図に示したように、ホログラムH1とH
2’ を重ねる際に、両ホログラムの間にホログラムH
21の基板8′が挾まれてしまう。
ラム11.上にホログラム11□゛を対向させることは
できず、第10図に示したように、ホログラムH1とH
2’ を重ねる際に、両ホログラムの間にホログラムH
21の基板8′が挾まれてしまう。
そのために、2度の回折により基板8′の厚み程度の光
軸ずれXが生じてしまう。さらにホログラムHz’保護
のためのカバーグラス5等が必要になる。
軸ずれXが生じてしまう。さらにホログラムHz’保護
のためのカバーグラス5等が必要になる。
本考案の技術的課題は、従来の多層ホログラムにおける
このような問題を解消し、各ホログラム間に厚い基板を
介在させないで、極めて小さなギャップをおいて密着さ
せ得る多層ホログラムを実現することにある。
このような問題を解消し、各ホログラム間に厚い基板を
介在させないで、極めて小さなギャップをおいて密着さ
せ得る多層ホログラムを実現することにある。
第1図は本発明による多層ホログラムの基本原理を説明
する断面図である。17は基板であり、その上のホログ
ラム記録媒体にホログラム■、が形成されている。そし
て該ホログラムH,の表面に保護膜18を形成し、更に
その上にホログラム記録媒体を塗布し、第2のホログラ
ムli!’が形成されている。したがってホログラムH
,も11□′ も、矢印a1で示す方向から作成光を照
射して、ホログラム作成されている。
する断面図である。17は基板であり、その上のホログ
ラム記録媒体にホログラム■、が形成されている。そし
て該ホログラムH,の表面に保護膜18を形成し、更に
その上にホログラム記録媒体を塗布し、第2のホログラ
ムli!’が形成されている。したがってホログラムH
,も11□′ も、矢印a1で示す方向から作成光を照
射して、ホログラム作成されている。
ホログラムH5もH2° も、同じ方向から作成光を照
射して、ホログラム作成できるため、ホログラムH+は
、第8図(alの方法と全く同じ手法で作成される。ホ
ログラム]1□° は、第8図(b)の方法と全く同じ
手法で作成される。したがって2層めのホログラムH、
l を作成する場合に、第8図(blのように、口径が
小さなレンズ16でホログラム作成でき、かつ色収差補
正も容易となる。
射して、ホログラム作成できるため、ホログラムH+は
、第8図(alの方法と全く同じ手法で作成される。ホ
ログラム]1□° は、第8図(b)の方法と全く同じ
手法で作成される。したがって2層めのホログラムH、
l を作成する場合に、第8図(blのように、口径が
小さなレンズ16でホログラム作成でき、かつ色収差補
正も容易となる。
しかもホログラムH2とH2とのギャップは、保護膜1
8の厚さ分のみであり、基板の厚さに比べると極めて薄
い。その結果、2度の回折による光軸ずれも無視できる
程度に小さくなる。
8の厚さ分のみであり、基板の厚さに比べると極めて薄
い。その結果、2度の回折による光軸ずれも無視できる
程度に小さくなる。
次に本発明による多層ホログラムが実際上どのように具
体化されるかを実施例で説明する。第2図は本発明によ
る多層ホログラムの実施例と、製造方法を工程順に示す
断面図である。(alはガラスあるいはプラスチック等
の透明基板17(例えば、厚さ0.5mm)上にPvC
′z系ホログラム記録媒体を塗布した後、第8図Ta)
に示すように、作成光11.12により露光し、現像処
理を行なって平面波ホログラムH,を形成したものであ
る。
体化されるかを実施例で説明する。第2図は本発明によ
る多層ホログラムの実施例と、製造方法を工程順に示す
断面図である。(alはガラスあるいはプラスチック等
の透明基板17(例えば、厚さ0.5mm)上にPvC
′z系ホログラム記録媒体を塗布した後、第8図Ta)
に示すように、作成光11.12により露光し、現像処
理を行なって平面波ホログラムH,を形成したものであ
る。
このホログラムH3上に、(1))のように、Si系の
コーティング材を例えばスピンコーティングし、厚さ1
μm程度の保護膜18を形成する。
コーティング材を例えばスピンコーティングし、厚さ1
μm程度の保護膜18を形成する。
さらにその上にPVCz系ホログラム記録媒体を塗布し
、第8図(b)に示した方法で、作成光12.13によ
り露光し、現像処理を行なって第2図(C)のように平
面波ホログラムH,l を形成する。ホログラムH2″
の現像過程における化学処理の影響は、Si系コーティ
ング膜18が存在するため、ホログラムH1まで及ぶこ
とはない。
、第8図(b)に示した方法で、作成光12.13によ
り露光し、現像処理を行なって第2図(C)のように平
面波ホログラムH,l を形成する。ホログラムH2″
の現像過程における化学処理の影響は、Si系コーティ
ング膜18が存在するため、ホログラムH1まで及ぶこ
とはない。
以上によって2層のホログラムが作成され、2層間の距
離が1μm程度であるため、第1O図に示したような光
軸ずれXも1μm程度となり、実質上完全なインライン
型レンズとみなして差支えない。
離が1μm程度であるため、第1O図に示したような光
軸ずれXも1μm程度となり、実質上完全なインライン
型レンズとみなして差支えない。
2層ホログラムレンズの保護を要する場合は、(d)の
ように、さらにSi系コーティング膜19を形成し、接
着剤でカバー用透明薄板5を接着すればよい。ここでホ
ログラムH,l上にSi系コーティング膜19を形成し
た理由は、PVCz系ホログラムは、ある種の有機溶剤
により消失する可能性があるため、カバー用透明薄板5
を接着するための接着剤の成分がホログラムHz ’
(PVCz系ホログラム)に悪影響を与えるのを防止
するためである。したがってPVCz系ホログラムに対
して悪影響のない接着剤を用いる場合は、ホログラムH
2°上にSt系ココ−ティング膜形成する必要はない。
ように、さらにSi系コーティング膜19を形成し、接
着剤でカバー用透明薄板5を接着すればよい。ここでホ
ログラムH,l上にSi系コーティング膜19を形成し
た理由は、PVCz系ホログラムは、ある種の有機溶剤
により消失する可能性があるため、カバー用透明薄板5
を接着するための接着剤の成分がホログラムHz ’
(PVCz系ホログラム)に悪影響を与えるのを防止
するためである。したがってPVCz系ホログラムに対
して悪影響のない接着剤を用いる場合は、ホログラムH
2°上にSt系ココ−ティング膜形成する必要はない。
また、ホログラムH2゛上にSi系コーティング膜19
を形成しただけとし、カバー用透明薄板5を接着しない
構造でも、ホログラムレンズ表面の物理的強度はある程
度達成できる。
を形成しただけとし、カバー用透明薄板5を接着しない
構造でも、ホログラムレンズ表面の物理的強度はある程
度達成できる。
PVCz系ホログラムH,、H,°上にSi系コーティ
ング膜18.19を形成する前に、エタノール、イソプ
ロパツールといった低級脂肪族アルコール、もしくはエ
ステルまたはこれらの水溶液にアクリル樹脂を溶解した
液に浸漬することにより、PVCz系ホログラムとSt
系コート膜の接着力を向上させることができる。
ング膜18.19を形成する前に、エタノール、イソプ
ロパツールといった低級脂肪族アルコール、もしくはエ
ステルまたはこれらの水溶液にアクリル樹脂を溶解した
液に浸漬することにより、PVCz系ホログラムとSt
系コート膜の接着力を向上させることができる。
以上、2層構造のホログラムについて述べたが、必要に
応じて上記工程を繰り返し、3層以上の多層ホログラム
素子を作成することも可能であることは言うまでもない
。
応じて上記工程を繰り返し、3層以上の多層ホログラム
素子を作成することも可能であることは言うまでもない
。
本発明による2層ホログラムの光使用効率を調べるため
、第3図に示すように、He−Neレーザ光(波長63
2.8nm) 20を照射し、2度の回折を行わせるホ
ログラムを作成した。第1、第2のホログラムH,、H
,°の空間周波数は、それぞれ1200本/龍、139
0本/龍とした。ホログラムH,、H2゛の作成は、第
4図(a) (b)に示すように、波長488nmのA
rレーザ光で行なった。
、第3図に示すように、He−Neレーザ光(波長63
2.8nm) 20を照射し、2度の回折を行わせるホ
ログラムを作成した。第1、第2のホログラムH,、H
,°の空間周波数は、それぞれ1200本/龍、139
0本/龍とした。ホログラムH,、H2゛の作成は、第
4図(a) (b)に示すように、波長488nmのA
rレーザ光で行なった。
ホログラムH1とH2”の空間周波数を異なる値にとっ
た理由は、2度の回折による出射光を、0次透過光と他
の高次回折光に分離するためである。St系コーティン
グ膜18をはさんだ2層ホログラムを作成した結果、光
使用効率70%の出射光21が得られた。
た理由は、2度の回折による出射光を、0次透過光と他
の高次回折光に分離するためである。St系コーティン
グ膜18をはさんだ2層ホログラムを作成した結果、光
使用効率70%の出射光21が得られた。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によると、光軸ずれのほどん
どない2層構造のインライン型ホログラムレンズが可能
となり、ホログラム作成光学系においても、製造が難し
い大口径レンズを用いる必要がなくなった。また、基板
枚数が必要最低限(カバー用を含めて2枚)ですむこと
、2回のホログラム露光にあたって、基板の位置合わせ
のみに注意すればよく、できあがったホログラム同士の
接着時に問題となる位置ずれがなくなる等の効果もある
。
どない2層構造のインライン型ホログラムレンズが可能
となり、ホログラム作成光学系においても、製造が難し
い大口径レンズを用いる必要がなくなった。また、基板
枚数が必要最低限(カバー用を含めて2枚)ですむこと
、2回のホログラム露光にあたって、基板の位置合わせ
のみに注意すればよく、できあがったホログラム同士の
接着時に問題となる位置ずれがなくなる等の効果もある
。
第1図は本発明による多層ホログラムの基本原理を説明
する断面図、第2図は本発明の多層ホログラムの実施例
と製造工程を示す断面図、第3図は光使用効率の評価用
ホログラムにおける光路を示す側面図、第4図は同評価
用ホログラムの製造方法を示す側面図である。第5図は
従来の光学レンズの側面図、第6図は1枚のホログラム
によるインライン型レンズの側面図、第7図は2枚構造
のホログラムレンズの原理を示す分解側面図、第8図は
2枚構造ホログラムレンズの各ホログラムの作成方法を
示す側面図、第9図、第10図は2枚構造ホログラムレ
ンズの実例を示す側面図である。 図において、3、旧、112.112゛ はホログラム
、6は光軸、9は平面波、10は収束光、13は発散光
、14は収束光、15は大口径レンズ、16は収束レン
ズ、17は基板、18.19は保護膜をそれぞれ示す。 特許出願人 富士通株式会社 代理人 弁理士 青 柳 稔 第1図 vI!L倒ヒ製Iロー! 第2図 λ−mn* λ−mn屑(
a) Ht作威涜 (し) 14
作人決鋼拠紛mホロ7・ラムのtlWdy潰 第4図 (bン屏し〉;くi 第5図 第6図 第7図 ホログラムH1・H2・H昼のイヤ威力法第8図 (a) (b) 第9図 (a) (b) 2庸\υクサムレ〉ス“ 第10図
する断面図、第2図は本発明の多層ホログラムの実施例
と製造工程を示す断面図、第3図は光使用効率の評価用
ホログラムにおける光路を示す側面図、第4図は同評価
用ホログラムの製造方法を示す側面図である。第5図は
従来の光学レンズの側面図、第6図は1枚のホログラム
によるインライン型レンズの側面図、第7図は2枚構造
のホログラムレンズの原理を示す分解側面図、第8図は
2枚構造ホログラムレンズの各ホログラムの作成方法を
示す側面図、第9図、第10図は2枚構造ホログラムレ
ンズの実例を示す側面図である。 図において、3、旧、112.112゛ はホログラム
、6は光軸、9は平面波、10は収束光、13は発散光
、14は収束光、15は大口径レンズ、16は収束レン
ズ、17は基板、18.19は保護膜をそれぞれ示す。 特許出願人 富士通株式会社 代理人 弁理士 青 柳 稔 第1図 vI!L倒ヒ製Iロー! 第2図 λ−mn* λ−mn屑(
a) Ht作威涜 (し) 14
作人決鋼拠紛mホロ7・ラムのtlWdy潰 第4図 (bン屏し〉;くi 第5図 第6図 第7図 ホログラムH1・H2・H昼のイヤ威力法第8図 (a) (b) 第9図 (a) (b) 2庸\υクサムレ〉ス“ 第10図
Claims (4)
- (1).ホログラム記録媒体に形成されたホログラム(
H_1)の表面に、保護膜(18)を介して別のホログ
ラム記録媒体を有し、該ホログラム記録媒体上にもホロ
グラム(H_2´)を形成することで、ホログラム面(
H_1)(H_2´)が同じ向きのホログラム記録媒体
が保護膜(18)を介して複数層形成されていることを
特徴とする多層ホログラム。 - (2).前記のホログラム記録媒体が、カルバゾール環
を有する重合体を主剤とする記録媒体であることを特徴
とする特許請求の範囲第(1)項記載の多層ホログラム
。 - (3).前記のカルバゾール環を有する重合体がポリビ
ニルカルバゾール(PVCz)であることを特徴とする
特許請求の範囲第(2)項記載の多層ホログラム。 - (4).前記の保護膜(18)がシリコン系コーティン
グ膜であることを特徴とする特許請求の範囲第(2)項
および第(3)項記載の多層ホログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26572585A JPS62124585A (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 | 多層ホログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26572585A JPS62124585A (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 | 多層ホログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62124585A true JPS62124585A (ja) | 1987-06-05 |
Family
ID=17421134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26572585A Pending JPS62124585A (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 | 多層ホログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62124585A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0346869A2 (en) * | 1988-06-15 | 1989-12-20 | Hughes Aircraft Company | High efficiency holograms by multiple-layer holography |
EP0516173A2 (en) * | 1991-05-31 | 1992-12-02 | Hughes Aircraft Company | Multiple layer holograms |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5870269A (ja) * | 1981-10-23 | 1983-04-26 | Ricoh Co Ltd | 低回折効率ホログラムの光利用効率向上方法 |
JPS5870569A (ja) * | 1981-10-22 | 1983-04-27 | Nec Corp | 密着型イメ−ジセンサ |
JPS59154482A (ja) * | 1983-02-23 | 1984-09-03 | Dainippon Printing Co Ltd | ホログラムおよびその製作方法 |
JPS5945745B2 (ja) * | 1976-05-26 | 1984-11-08 | 日立金属株式会社 | 永久磁石材料およびその製造方法 |
-
1985
- 1985-11-26 JP JP26572585A patent/JPS62124585A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0233180A (ja) * | 1988-06-15 | 1990-02-02 | Hughes Aircraft Co | 多層ホログラフィによる高能率ホログラム |
EP0516173A2 (en) * | 1991-05-31 | 1992-12-02 | Hughes Aircraft Company | Multiple layer holograms |
EP0516173A3 (en) * | 1991-05-31 | 1993-11-18 | Hughes Aircraft Co | Multiple layer holograms |
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