JPH06222706A - ホログラム・システム及びその製造方法 - Google Patents

ホログラム・システム及びその製造方法

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JPH06222706A
JPH06222706A JP5302064A JP30206493A JPH06222706A JP H06222706 A JPH06222706 A JP H06222706A JP 5302064 A JP5302064 A JP 5302064A JP 30206493 A JP30206493 A JP 30206493A JP H06222706 A JPH06222706 A JP H06222706A
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stereoscopic
holograms
angle
bragg
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Leroy D Dickson
リロイ・デイビッド・ディクソン
Richard D Rallison
リチャード・デニス・ラリソン
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/32Holograms used as optical elements
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/02Details of features involved during the holographic process; Replication of holograms without interference recording
    • G03H1/024Hologram nature or properties
    • G03H1/0248Volume holograms

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造が容易で、光ビームの所望の分離を均一
に達成する立体ホログラム・システムを与えること。 【構成】 本発明のホログラム・システム10(図1)
は2つの同じ立体ホログラム14、18を含んでいる。
両方のホログラムはホログラムの面に対して垂直に方向
付けられたブラグ面120を持つている。第1の立体ホ
ログラム14は直交する偏光成分を持つ2つのビームに
分離する。2つのビームの間で所望の分離角度が達成さ
れるように、第2の立体ホログラム18が2つの偏光成
分のビーム36、34の内の一方のビーム34を屈折す
る。この分離角度は、第1の立体ホログラムのブラグ面
に対して或る大きさの回転角度で第2の立体ホログラム
のブラグ面を方向付けることによつて、製造の際に正確
に調節することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体ホログラム、より
具体的に言えば、所望のようにビーム分離を達成するた
めの立体ホログラム・システム及び立体ホログラム・シ
ステムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ホログラムは相互にコヒーレントな2つ
の光ビーム(2つの光ビームは、通常、単一のレーザ光
線を分割することにより得られる)の干渉によつて作ら
れた輝度のパターンを記録するのに用いられる。ホログ
ラムには、透過型(transmissive)と反射型の2つの主
要なカテゴリーがある。これら2つの主要なカテゴリー
は、さらに2つの物理的タイプのホログラム、即ち平面
レリーフ・ホログラム(surface releif hologram)及
び立体ホログラム(volume hologram)に分類される。
平面レリーフ・ホログラムはフオトリソグラフイ処理を
用いて記録することができる。材料の屈折率が一定であ
る場合に、材料の厚さの周期的な変化によつて干渉パタ
ーンが記録される。
【0003】立体ホログラムにおいては、材料の厚さが
一定である場合に、材料の屈折率の周期的な変化によつ
て干渉パターンが記録される。屈折率の周期的な変化は
材料内の最大屈折率の面を作る。これらの面はブラツグ
表面(Bragg surface)と呼ばれている。同じ曲線を持
つ2つの平面波、即ち同じ2つの光波によつてホログラ
ムの面に干渉パターンが作られた時、ブラツグ表面は複
数のブラツグ平面である。
【0004】最大の回折効率を生じる角度でオリジナル
のレーザ・ビームの1つによつてホログラムが再照射さ
れた時、ブラツグ平面に対するビームの内角はブラツグ
角と呼ばれる。最大の回折効率が生じ入射ビームの外角
もまたブラツグ角と呼ばれる。
【0005】近年になつて、ホログラムは光学データ・
ストレージ装置に用いられるようになつてきた。これら
のホログラムは、幾つかの目的に用いるために光ビーム
を分離する。
【0006】特開平5−216386号公報は2つのホ
ログラムを用いた立体ホログラム・システムを教示して
いる。第1の立体ホログラム装置は所望の偏光または輝
度の2つの入力ビームに分割し、第2の立体ホログラム
装置は他方のビームに対して一方のビームの角度的位置
を調節する。
【0007】立体ホログラムを使用するときの問題は、
立体ホログラムの製造が困難なことにあつた。立体ホロ
グラムの過程はホログラム材料の収縮を生じ、その結
果、ブラツグ面の歪を発生する。このことは、所望の角
度で所望のビーム分離を達成するホログラム・システム
を正確で均一に作ることを困難にする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従つて、製造が容易
で、かつ、光ビームの所望の分離を均一に達成する立体
ホログラム・システムが要求される。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明を簡単に
述べると、本発明は2つの別個の基板上にある2つの立
体ホログラムを含んでおり、夫々のホログラムは光学接
着剤で相互に接着されている。2つのホログラムは互い
に同一であり、ホログラムの面に対して垂直方向に向け
られたブラツグ面を持つている。これらのホログラムは
それらの間に置かれた光学接着剤で相互に接着されてい
る。この光学接着剤は輻射線により活性化される。2つ
のホログラムは、それらのブラツグ面が相対的な或る大
きさの回転角度でオフセツトされるまで相対的に移動さ
れ、ビームの所望の分離量が得られる。その後、光学接
着剤は活性化され、ホログラムは半永久的に相互に接着
される。
【0010】
【実施例】図1は本発明のホログラム・システムの模式
図であり、全体を参照数字10で表わしている。ホログ
ラム・システム10は基板12と、立体ホログラム14
と透明な光学的接着剤の薄層16と、立体ホログラム1
8と、基板20とで構成されている。ホログラム14及
び18は同じホログラムである。ダイオード・レーザ3
0はレーザ・ビーム32を照射する。レーザ30は、波
長が約780ナノメートルの光を発生するゲルマニウム
−アルミニウム−砒素レーザである。レーザ・ビーム3
2はレンズ33によつてコリメート(平行)される。
【0011】レーザ・ビーム32は基板12を通過して
ホログラム14に到達する。レーザ・ビーム32は、そ
のブラツグ角度でホログラム14に入射する。ホログラ
ム14は、ビーム32のP偏光成分をビーム34として
回折し、そして、回折しないビーム32のS偏光成分を
ビーム36として通過する。一般に、光ビームの直交す
る2つの偏光成分はS偏光成分及びP偏光成分と呼ばれ
る。
【0012】ビーム36は回折せずにホログラム18を
通過するとともに基板20を通過する。ビーム34はホ
ログラム18のブラツグ角に近い角度でホログラム18
に入射して、回折した後、基板20を通つて出る。ホロ
グラム18はホログラム14と略同一なので、通常、ビ
ーム34はビーム36と全く同じ回折率で回折する。こ
のことは、若し2つのホログラム14及び18が整列さ
れているならば、真である。2つのホログラム14及び
18が整列されている場合、ビーム34及び36とホロ
グラム・システム10との間には角度的な分離はない。
然しながら、以下に詳細に述べるように、ホログラム1
0はホログラム14及び18の間に僅かな回転角度的な
オフセツトが与えられている。このオフセツトは、ビー
ム34及び36の間に角度的な分離(SA)を発生させ
る。この角度的な分離の所定の正確な量は製造のときに
調節することができる。従つて、本発明は所望の角度的
分離の正確な量を発生する立体ホログラム・システムを
作ることができる。
【0013】図2は立体ホログラム14と基板12を含
むホログラム組立体100の細部を説明するための断面
図である。ホログラム14は厚さTを有し、基板12上
に接着されている。ホログラム14はホログラム材料で
作られており、これはダイクロメイト(dichromated)
ゼラチンが望ましい材料である。基板12はガラスで作
られるのが望ましい。この装置には、外面110と、ホ
ログラム14及び基板12の間の面112と、ホログラ
ム14の反対側に他の面114がある。
【0014】ホログラム14は周期的にブラツグ面12
0を持つている。ブラツグ面120は分離距離L(絶対
分離距離)と、外部フリンジ(fringe)空間の距離d
(面112に沿つて分離した距離)とを持つている。ブ
ラツグ面120は面112に関して角度Φに設定されて
いる。良好な実施例においては、φ=90°に設定され
ており、d=Lとなつていることには注意を払う必要が
ある。
【0015】図2のホログラム組立体100の動作を説
明すると、ビーム32(波長λ1)は、基板12の表面
110における垂直線に対して角度θIで入射する。ビ
ーム32は面110及び112の両面において屈折し、
そして、内部入射角α=asin[sinθI(na/n
0)]でホログラム14に入射する。但し、上式におい
て、n0はホログラム14の平均屈折率(通常、ダイク
ロメート・ゼラチンにおいて1.26)であり、na
外部環境の屈折率(空気においては、通常1.0)であ
る。ビーム32の一部は、回折することなくホログラム
14を通つて通過して、ビーム36としてホログラム1
4を出る。ビーム36は面114において屈折すること
には注意を要する。θT=asin[(sinα)n0
a]であるとして、ビームはθTの通過出射角度(tran
smitted output angle)で面114を出る。上式におい
て、naは周囲の材料の屈折率である。後述されるよう
に図1に示したホログラム18がホログラム14を接着
している場合にはθTはαに等しい。
【0016】ビーム32の一部はブラツグ面120によ
つて回折する。ブラツグ面120に対するビーム32の
角度はθOであり、asin[λ1/2n0L]に等し
い。回折したビームは面114に対して内部回折角βで
入射する。回折したビームは面114において、ビーム
34としてホログラム14を出る。ビーム34はθD
回折出力角で面114を出る。但し、上式においてθD
はasin[sinβ(n0/na)]に等しい。ビーム
34及び36の特性の細部については以下に説明する。
【0017】ホログラム14を設計する場合、以下の変
数が考慮される。即ち、 θ=入射の角度(外部入射角)。 α=入射の角度(内部入射角)。 β=回折の角度(内部回折角)。 δ=ブラツグ角からの誤差。ここでは、0と仮定する。 φ=ブラツグ面の傾斜角。傾斜がない場合、この角度は
π/2。 L=ブラツグ面の分離。 T=ホログラム材料の厚さ。 d=外部フリンジ空間の距離。 n0=ホログラム媒体の平均屈折率。高いn1を有するダ
イクロメート・ゼラチンのホログラフ回折格子(hologr
aphic grating)に露出され、処理された場合、通常、
1.26。 n1=ホログラム媒体の屈折率の変化の最大値。ダイク
ロメート・ゼラチンの場合、この値は通常、0.1であ
る。 λa=空気中のレーザ・ビームの波長。ここでは、λa
λ1=780ナノメートルである。 δλ=λa(ブラツグλ)からの誤差。ここでは0と仮
定する。 これらの値は下記の数式表、(数1)及び(数2)に示
した数式に用いられる。
【0018】
【数1】
【0019】
【数2】
【0020】上記の(数2)の表に掲げた数式(11)
及び(12)はS偏光及びP偏光の直交する偏光成分を
与えて、ビーム34及び36の条件を決定する。ES
S偏光成分の回折効率であり、EPはP偏光成分の回折
効率である。ホログラムに関する数式についてのより詳
細な説明は、1969年11月のBell System Technica
l Journalの第48巻第9号のコゲルニク(H.Kogelni
k)の「Coupled Wave Theory for Thick Hologram mathe
matics」と題する文献の2909頁に記載されている。
【0021】図3はホログラム14のEs及びEpの回
折効率対最大屈折率(n1)の関係を示すグラフであ
る。ホログラム14の場合において、パラメータはθ=
39.05°、φ=90°、α=β=30°、T=5ミ
クロン、λa=780ナノメートルである。回折効率は
ビーム34として回折されたビーム32のパーセンテー
ジを示している。ビーム32の残りの部分はビーム36
として連続する。例えば、n1=0.135において、
P偏光のビームの100%がビーム34として回折さ
れ、S偏光のビームの0%が偏光される。ビーム34は
P偏光ビームの100%を持つているのに反して、ビー
ム36は100%のS偏光のビームを持ち、0%のP偏
光のビームを持つている。この場合、ホログラム14は
偏光ビーム・スプリツタとして機能する。本発明の良好
な実施例では、ホログラム14は偏光ビーム・スプリツ
タとして動作するようにn1は0.135に選ばれる。
【0022】図4はホログラム・システム200を構成
するための光学系の模式図を示す図である。ガラス基板
202は、Tに等しい深さまで、ホログラム材料204
で被覆される。基板202及びホログラム材料204の
組合わせはプレート206と呼ばれる。良好な実施例に
おいて、材料204としてダイクロメート・ゼラチンが
用いられている。
【0023】ホログラム・システムで記録するために、
ホログラム材料に反応する光波長を用いる必要がある。
記録用光波長λ2はダイクロメート・ゼラチンのために
約488ナノメートルでなければならない。ホログラム
・システム200は記録用光波長λ2としてレーザ・ビ
ーム212を発生するガス・レーザ210を使用する。
ビーム212はビーム拡大装置214によつて拡大され
る。ビーム・スプリツタ216はビーム212をオブジ
エクト・ビーム220とイメージ・ビーム222とに分
割する。ビーム222はミラー224によつてプレート
206に向つて反射される。ビーム220及び222
は、夫々θ12A及びθ12Bの記録外部入射角でプレート2
06の位置で交差する。角度θ12A及びθ12Bの大きさは
上述の数式を用いて所望のホログラムの条件によつて決
定される。入射ビームの記録内部角度はα12A=φ−π
/2−asin[λ2/2n0L]及びα12B=φ−π/
2+asin[λ2/2n0L]である。スネールの法則
(Snell's Law)から、θ12A=asin(n0sinα
12A)であり、θ12B=asin(n0sinα12B)であ
る。この項における数式において、n0は処理されてい
ないホログラム材料の屈折率であり、処理されていない
ダイクロメート・ゼラチンに対しては約1.53であ
る。このようにして、ホログラム材料は角度θ12A及び
θ12Bで波長λ2のレーザ・ビームに露出される。この結
果は、所望のブラツグ面がフイルム中に記録される。正
確な露出及び処理時間はn1の所望の値によつて決定さ
れる。
【0024】図5は本発明のホログラム・システム10
の他のホログラム装置250を説明するための模式図で
ある。プレート206が露出され、処理された後に、プ
レートは等しい2つの部分片252及び254に切断さ
れる。部分片252は基体12及びホログラム14に対
応し、部分片254は基体20及びホログラム18に対
応する。部分片252及び254は、関連するホログラ
ム14及び18の間の透明な光学接着剤16により一体
的に接着される。この光学接着剤は紫外線に晒すことに
より硬化可能である。
【0025】結果として得られる組立体(ホログラム・
システム10)は、光学的に透明であり、精密回転可能
なステージ256のホルダ中に設置される。部分片25
2及び254は、ホログラム14のブラツグ面120が
ホログラム18のブラツグ面120と平行になるまで相
互に回転的に移動される。レーザ30は波長λ1を持つ
ビーム32を発生する。ビーム32はレンズ33によつ
てコリメートされる。ビーム32は角度θIでホログラ
ム・システム10に入射するよう差し向けられる。ホロ
グラム14及び18中のブラツグ面120は整列されて
いるので、ビーム36及び34がホログラム・システム
250を出るときに、これらのビームは重なり合つてい
る。従つて、角度分離はない。次に部分片254を通る
ビームはホログラムの面に垂直なz座標軸の周りで回転
され、他方、部分片252を通るビームは回転せずに静
止している。ホログラムのブラツグ面120の間の角度
の回転が大きくなるので、ビーム34はビーム36から
離れ始め、そして角度的な分離は増加する。ホログラム
14及び18のブラツグ面の間の回転角的なオフセツト
の量を調節することによつて、角度的分離(SA)の所
望の量が達成される。
【0026】所望のビーム分離の量が達成されるよう
に、部分片252及び254が方向付けられた後に、紫
外線供給源280が活性化され、紫外線によりホログラ
ム・システムを照射する。これは、接着剤16と部分片
252及び254とを活性化して、部分片を半永久的に
接着する。このようにしてホログラム・システムは完成
する。代案として、光学接着剤16は通常の経時性の接
着剤でもよく、この場合には、ホログラムが適当に位置
付けられた後に接着剤が硬化される。
【0027】2つの大きなプレート252と254を組
み合わせた後に、これを切断し、多くの小さなホログラ
ム・システムに構成することによつて、全く同じタイプ
の多くのホログラム・システムが容易に、しかも効率的
に製造することができることには注意を向けられたい。
【0028】図6は図1に示したホログラム・システム
10の細部を説明するための断面図である。本発明を説
明する目的のために、最初、ホログラム14のブラツグ
面120はホログラム18のブラツグ面120に対して
平行であると仮定する。つまり、最初に、ホログラム1
4及び18の夫々のブラツグ面の間には回転角度的なオ
フセツトはないと言うことである。
【0029】ホログラム14及び18は、同じものであ
つて、ホログラムの面に対して垂直に向けられているブ
ラツグ面を持ち(φ=90°)、かつ、T1=T2であ
る。上述の数式から、α1=β1=α2=β2であることが
理解できる。
【0030】ビーム32は角度θIでホログラム・シス
テム10に入射する。基板12の面において屈折した
後、ビーム32は角度α1でホログラム14に入射す
る。ホログラム14は、ビーム34としてP偏光成分を
回折し、ビーム36として、回折されないS偏光成分を
通過する。ビーム36は角度α2でホログラム18に入
射する。スネールの法則から、α1=α2である。ホログ
ラム18はホログラム14と同じなので、S偏光ビーム
しか含んでいないビーム36は、再度、回折せずにホロ
グラム18を通過する。基板20の面において屈折した
後、θT=asin[sinα2(n0/n1)]とした場
合、ビーム36は基板20の面に対して角度θTで出
る。良好な実施例において、ビーム36は、ホログラム
14を通過した後にはP偏光ビームを含んでいないこと
には注意を払う必要がある。然しながら、ホログラム1
4が100%の効率を持たず、ビーム36の中に僅かな
P偏光ビームが存在したとしても、この少量のP偏光ビ
ームは破線の矢印290で示されたようにホログラム1
8によつて回折される。
【0031】ビーム34は角度α2でホログラム18に
入射する。ビーム34はP偏光ビームしか含んでいない
から、再度回折する。ビーム34は角度β2でホログラ
ム18を出る。基板20の面で屈折した後、θD=as
in[sinβ2(n0/na)]であるとすれば、ビー
ム34は角度θDで基板20の面から出る。α2=β2
ので、ビーム36及び34は同じ角度で出て、両ビーム
間の角度的分離はない。
【0032】次に、ホログラム18はz座標軸の周りで
僅かに回転されるが、他方、ホログラム14は回転され
ずそのまま静止している。ビーム34は図面の面から外
れた僅かな角度だけホログラム18によつて回折される
が、ビーム36は図面の面中にとどまる。このように、
所望の角度的な分離が達成される。
【0033】図7は図6のホログラム・システム10の
平面図を示している。ビーム34及び36の間の角度的
な分離(SA)はこの図から明瞭に理解できる。
【0034】良好な実施例において、ホログラム・シス
テム10の回折効率を著しく減少しないで1度乃至10
度の角度的な分離が容易に達成される。回転的な角度が
増加すると、第2のホログラム18は、ビーム34のP
偏光ビームを回折する効率が低下するようになる。然し
ながら、回折されなかつたP偏光ビームは図6の破線の
矢印292で示されたように通過される。この使用され
ないP偏光ビームはP及びS偏光ビーム34及び36か
ら離隔され、これらのビーム34及び36と干渉しな
い。従つて、偏光の分離は、P偏光ビーム34中に含ま
れた合計の光量を僅か低下するだけで達成される。
【0035】本発明はブラツグ面120がホログラムの
面に対して垂直である場合(φ=90°)の良好な実施
例を用いている。これは、ホログラム動作に基づくホロ
グラム中の収縮がブラツグ面の角度に悪く影響しないこ
とを保証するのを助ける。これは好ましいことではある
けれども、注意深い処理によつて、本発明をホログラム
面に対して垂直ではないブラツグ面で実施することが可
能である。このようなホログラムの設計は上述と同じ数
式を使用する。また、ホログラム・システムの製造も同
様に上述の数式を使用する。先ず、2つのホログラムの
ブラツグ面が相互に平行にされ、そして、所望のビーム
分離が達成されるまでそれらのビームが回転的にオフセ
ツトされるように、2つのホログラムが整列される。
【0036】本発明は光学データ・ストレージ・システ
ムに使用することができる。図8は本発明の光学データ
・ストレージ・システム300のブロツク図を示してい
る。光学データ・ストレージ・システム300は、回転
デイスクの形式が望ましい光学データ・ストレージ媒体
310を含んでいる。ストレージ媒体310は磁気光学
媒体であるのが好ましい。ストレージ媒体310は周知
のように装着用スピンドル314に回転自在に装着され
る。装着用スピンドル314はスピンドル・モータ31
6に結合されている。スピンドル・モータ316はスピ
ンドル314及びストレージ媒体310を回転させる。
バイアス用電磁石318がストレージ媒体310の上に
設けられている。
【0037】レーザ330はレーザ・ビーム332を発
生する。レーザ330は、波長が780ナノメートルの
光ビームを発生するゲルマニウム・アルミニウム砒素ダ
イオード・レーザである。ビーム332はレンズ334
によりコリメートされて、サーキユラライザ336によ
つて循環される。サーキユラライザ336は循環プリズ
ムであつてもよい。ビーム332はビーム・スプリツタ
340を通過する。ビーム332はミラー342によつ
てレンズ344の方向に反射される。レンズ344はビ
ーム332をストレージ媒体310上に収束する。レン
ズ344はレンズ・ホルダ346に装着されている。レ
ンズ・ホルダ346は、ボイス・コイル・モータのよう
な焦点調節装置350によつてストレージ媒体310に
対して上下に移動される。
【0038】ミラー342、レンズ344、レンズ・ホ
ルダ346及び焦点調節装置350は光学ヘツド352
を構成している。光学ヘツド352はリニヤ・モータ3
60によつてストレージ媒体310に対して半径方向に
移動することができる。
【0039】ビーム332の一部はストレージ媒体31
0によつてビーム370として反射される。ビーム37
0はレンズ344を通過し、ミラー342によつてビー
ム・スプリツタ340に反射される。ホログラム組立体
10において、ビーム370は、図1に示したビーム3
6及び34に夫々対応するビーム372及びビーム37
4に分離される。
【0040】ビーム372及び374はレンズ376に
よつて、夫々セグメント光学検出器380及び単一の光
学検出器382に収束される。光学検出器380及び3
82は検出回路390に接続されている。検出回路39
0はデータ信号、焦点エラー信号(FES)及びトラツ
キング・エラー信号(TES)を発生する。検出回路3
90に接続されている焦点サーボ回路392の出力は焦
点調節装置350に接続されている。検出回路390に
接続されているトラツク追跡サーボ回路394の出力は
リニヤ・モータ360に接続されている。レーザ制御回
路396の出力はレーザ330に接続されており、レー
ザ330のパワーを制御する。電磁石制御回路398は
バイアス用電磁石318に接続されており、この電磁石
318のパワーを制御する。デイスク駆動制御回路40
0は、スピンドル・モータ316と、サーボ回路392
及び394と、レーザ制御回路と、電磁石制御回路39
8とに接続されており、これらの回路を制御する。サー
ボ回路392及び394、レーザ制御回路396、マグ
ネツト制御回路398及びデイスク駆動制御回路400
はすべて周知の回路である。
【0041】図9はセグメント光学検出器380の平面
図である。セグメント光学検出器380は6個の部分、
380A、B、C、D、E及びFに分割されている。
【0042】図10は検出回路390のブロツク図を示
している。検出回路390はデータ信号発生回路46
2、焦点エラー信号発生回路464及びトラツキング・
エラー信号発生回路466を含んでいる。データ信号発
生回路462は光学検出器382に接続された増幅器4
70と、光学検出器のセグメント380A、B、C、
D、E及びFとに接続されている。増幅器472乃至4
82の出力は加算増幅器486に接続されている。増幅
器470の出力及び増幅器486の出力は差動増幅器4
88に接続されている。差動増幅器488の出力はデー
タ信号である。
【0043】焦点エラー信号発生回路464は1対の加
算増幅器490及び492を含んでいる。増幅器490
の入力は増幅器476及び478の出力に接続されてい
る。増幅器492の入力は増幅器472、474、48
0及び482の出力に接続されている。増幅器490及
び492は差動増幅器494に接続されており、差動増
幅器494の出力は焦点エラー信号(FES)である。
【0044】トラツキング・エラー信号発生回路466
は1対の加算増幅器500及び502と、差動増幅器5
04とを含んでいる。加算増幅器500の入力は増幅器
474、478及び482の出力に接続されている。差
動増幅器504の入力は加算増幅器500及び502の
出力に接続されており、トラツキング・エラー信号を発
生する。
【0045】光学データ・ストレージ・システム300
の動作を以下に説明する。ストレージ媒体310にデー
タを書き込む場合、マグネツト及びレーザ330がオン
にされる。レーザ330は、ストレージ媒体310上の
光点をキユーリー温度以上の温度に加熱するのに充分な
輝度を持つ書き込みビーム332を発生する。この温度
において、上述の光点はバイアス用電磁石318により
発生された磁界と整列される。レーザ330は、記録さ
れるべきデータ・パルスのビーム表示を与えるように制
御される。このようにして、データは、磁界が上向き
か、または下向きの方向を持つストレージ媒体310上
の点として記録される。
【0046】書き込み動作の間で反射されたビーム37
0はホログラム素子10に戻る。ビーム370はP偏光
成分のビーム374及びS偏光成分のビーム372に分
割される(図8を参照)。ビーム332がストレージ媒
体310上に正確に収束されたとき、ビーム332は検
出器380上に円状の領域510を持つている(図9を
参照)。ビーム入射領域C及びDの量は、ビーム入射領
域A、B、E及びFの量にほぼ等しいので、焦点エラー
信号発生回路464に焦点エラー信号は発生されない。
若しビーム332が、いずれかの方向に僅かに焦点外れ
しているならば、ビーム372は検出器380上の円状
の領域512、または514として入射する。これは、
焦点エラー信号発生回路464に正か、負の焦点エラー
信号を発生させる。焦点エラー信号は、焦点が再度合う
まで、レンズ344を移動する焦点調節装置350に用
いられる。
【0047】若しビーム332がストレージ媒体310
のトラツク上に正確に収束しているならば、ビーム37
2は部分A、C及びEと、B、D及びFとの間で等しい
円弧状の領域510として入射する。若しビーム332
がトラツクから外れているならば、ビームは部分A、C
及びE上に多く入射し、B、D及びF部分に少なく入射
し、トラツク外れが上述と逆ならば、入射量の関係は上
述と逆である。これは、トラツキング・エラー信号発生
回路466によつて発生される正、または負のトラツキ
ング・エラー信号を発生する。このトラツキング・エラ
ー信号は、ビームが再度トラツク上に戻るまでヘツド3
52を移動するためのリニヤ・モータ360を制御する
のに使用される。
【0048】記録デイスク上のデータを読み取る場合、
レーザ330は読み取りビーム332を発生するように
動作される。読み取りビーム332は、ストレージ媒体
310がキユーリー温度以上に加熱されないような充分
に低い輝度のビームである。ビーム332はレンズ34
4によつてストレージ媒体310上に収束される。デー
タは、上方向の磁界領域か、下方向の磁界領域としてス
トレージ媒体上に既に記録されている。ストレージ媒体
310から反射されたビームは、磁界領域の磁界の方向
に依存した方向に偏光回転された面を持つている。反射
されたビーム370は戻されて、ホログラム素子10に
おいてビーム372及び374に分割される。P偏光成
分ビーム374は光学検出器382によつて検出され、
S偏光成分ビーム372は光学検出器380に差し向け
られる。データ信号発生回路462はこれら2つのビー
ムの輝度を比較して、ストレージ媒体310上に記録さ
れたデータ表示であるデータ信号を発生する。
【0049】
【発明の効果】本発明によつて、製造が容易で、かつ、
所望のビーム分離を均一に達成する立体ホログラム・シ
ステムが与えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホログラム・システムの模式図であ
る。
【図2】本発明の1つのホログラムの細部を示す断面図
である。
【図3】本発明の立体ホログラムの回折効率対最大の屈
折率の関係を示すグラフである。
【図4】本発明のホログラム・システムを作るためのシ
ステムの模式図である。
【図5】本発明のホログラム・システムを作るための付
加的なシステムの模式図である。
【図6】本発明のホログラム・システムの細部を示す断
面図である。
【図7】図6のホログラム・システムの平面図である。
【図8】本発明の光学データ・ストレージ・システムの
模式図である。
【図9】図8に示したシステムの一部を示す模式図であ
る。
【図10】図8に示したシステムの一部を説明するため
の回路図である。
【符号の説明】
10、200、250 ホログラム・システム 12、20、202 基板 14、18 ホログラム 16 光学接着剤 30、330 レーザ 32、212、332、370 レーザ・ビーム 33、334、344 レンズ 100 ホログラム組立体 120 ブラツグ面 204 ホログラム材料 210 ガス・レーザ 214 ビーム拡大装置 216、340 ビーム・スプリツタ 220 オブジエクト・ビーム 222 イメージ・ビーム 224、342 ミラー 280 紫外線供給源 300 光学データ・ストレージ・システム 310 ストレージ媒体 314 装着用スピンドル 316 スピンドル・モータ 318 バイアス用電磁石 336 サーキユラライザ 350 焦点調節装置 360 リニヤ・モータ 380 セグメント光学検出器 382 光学検出器 390 検出回路 392 焦点サーボ回路 394 トラツク追跡サーボ回路 396 レーザ制御回路 398 電磁石制御回路 400 デイスク駆動制御回路 462 データ信号発生回路 464 焦点エラー信号発生回路 466 トラツキング・エラー信号発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード・デニス・ラリソン アメリカ合衆国 ユタ州、パラダイス、サ ウス400ウエスト 8501

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラツグ面を有する第1の立体ホログラム
    と、 第1の立体ホログラムと同じ第2の立体ホログラムを含
    むことと、第2の立体ホログラムはそのブラツグ面を第
    1の立体ホログラムのブラツグ面に対して相対的な或る
    回転角度で方向付けられていることと、 第1の立体ホログラムと第2の立体ホログラムとを結合
    する手段とからなるホログラム・システム。
  2. 【請求項2】第1及び第2の立体ホログラムは同じで、
    かつブラツグ面を有しており、第1及び第2の立体ホロ
    グラムの間に接着剤を挟むステツプと、 第1及び第2の立体ホログラムの関連ブラツグ面が相互
    に対して或る回転角度で方向付けられるまで、第1及び
    第2の立体ホログラムを相互に対して相対的に回転移動
    するステツプと、 第1及び第2の立体ホログラムを半永久的に接着するた
    めに前記接着材を硬化させるステツプとを含むホログラ
    ム・システムの製造方法。
  3. 【請求項3】光学データ・ストレージ媒体と、 輻射ビームを発生する輻射源と、 輻射ビームをストレージ媒体に通過するための手段と、 ストレージ媒体から反射された輻射ビームを受け取るた
    めの受け取り手段を含むことと、該受け取り手段は、輻
    射ビームを所望の分離角度で2つの偏光成分ビームに分
    離して受け取るためのホログラム組立体を含むことと、
    該ホログラム組立体はブラツグ面を有する第1の立体ホ
    ログラムを含んでいることと、 第1の立体ホログラムと同じ第2の立体ホログラムを含
    むことと、該第2の立体ホログラムはそのブラツグ面を
    第1の立体ホログラムのブラツグ面に対して相対的な或
    る回転角度で方向付けられていることと、 第1及び第2の立体ホログラムを結合する手段とからな
    るホログラム・システム。
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