JPS62119698A - 通帳記帳機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、装置に挿入された通帳を内部に取込み、記帳
データを印字した後、装置外へ排出する通帳記帳機に係
り、特に通帳繰り越し等で、新たに自動で新通帳を発行
する機能を有する通帳記帳機に関する。

〔発明の背景〕

従来の装置は、特公昭５９−３８６３０号公報に記載の
ように、通帳繰り越しが必要であることを識別すると、
旧通帳を一時退避させて保留し新通帳を貯留するスタッ
カから通帳を繰り出し印字位置にセットして記帳データ
を印字した後、保留された旧通帳と新通帳を排出するよ
うになっていた。しかし、スタッカから繰り出された新
通帳の装てん方向や種類が正しいか否かをチェックする
点については配慮されていなかった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、操作者がスタッカに通帳を装てんする
際に、通帳の装てん方向や通帳の種類を誤って装てんし
たり、或いは、複数のスタッカを有し複数の種類の通帳
を発行する場合に、装置が誤動作して所望する種類と異
なる通帳を繰り出しても、装置自身でチェックして不正
処理を未然に防止可能とした通帳発行機能を有する通帳
記帳機を提供することにある。

〔発明の概要〕

従来から一般に、通帳の表紙の一部には磁気的手段にて
、各種の情報を記録するための磁気ストライプが貼り付
けられている。一方銀行で使用される現金自動取引装置
では、機能の拡充が顕著で通帳繰り越しに関しても、自
動機で処理しようとする方向に進みつ一つある。本発明
は、従来の通帳を全く変更せず、また一般に従来装置に
搭載されている磁気ストライプ書き込み読み出し機構や
情報の記憶部、比較部等をそのまま利用して、通帳の装
てん方向や通帳の種類の正当性をチェックする機能を備
えさせるものである。

通帳の装てん方向の正当性については、磁気ストライプ
の貼り付は位置を、装てんし得る複数の装てん姿勢に対
し、正しい姿勢が識別できる位置に選べば、磁気的に正
常な書き込み及び読み出しができるか否かにより判定を
行なうことができる。また通帳の種類の正当性について
は、予め、別手段にて磁気ストライプに通帳の種類を示
す情報を書き込んでおき、一方、通帳の繰り出しに先立
ち、繰り出そうとする通帳の種類を示す情報を、記憶部
に格納しておき、スタッカから繰り出した後、磁気スト
ライプの情報を読み出し記憶部に格納しておいた情報を
比較して、一致するか否かにより判定を行なうことがで
きる。尚通帳を繰り出した後、前記の判定を行ない、正
常な場合には従来の方法にて記帳データを印字する等一
連の記帳動作を行ない且つ、磁気ストライプには本来書
き込むべき所定の情報を書き込んで更新してから排出す
るよう構成し、繰り返し、情報の書き換えが可能な記録
媒体である磁気ストライプを、一時的に、スタッカから
繰り出された通帳の向き及び、種類の正当性を判定する
ために利用すれば、これら一連の従来通りの記帳動作及
び従来通りの通帳に全く支障なく、本発明による機能を
実現することができる。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図、第２図。

及び、第３図により説明する。

水平に構成した通帳搬送路１の一方に、挿入排出口２を
設け１通帳搬送路１には通帳を内部に取込むため上下一
対の搬送用ローラ３及び４を、搬送可能なピッチで複数
対配置し、更に通帳搬送路１の途中で且つ適当な角度で
合流するよう新通帳用搬送路５を設け、新通帳用搬送路
５のもう一方に新通帳６を複数冊袋てんしておくための
スタッカ７を配置し、スタッカ７には下部から新通帳を
一冊づつ繰り出せるようスタッカ７の底部にはピックア
ップローラ８を、上部にはピックアップローラ８に新通
帳を押し付けるためのウェイト９を配置する。また新通
帳用搬送路５にもスタッカ７から一冊だけ繰り出された
新通帳を、合流点を経由させて通帳搬送路１の内部に送
り込むため、上下一対の搬送用ローラ３及び４を配置す
る。

通帳搬送路１の合流点を過ぎた位置に、表紙、或いは、
頁をめくるための頁替えローラ１ｏと頁替えローラ１０
に通帳を押しつけるためのソレノイド１１．リンク１２
．ローラ１３で構成した頁替え部と、第２図に示す新通
帳６に貼り付けられた磁気ス１−ライプ１９の磁気的書
き込み、読み出しを行なうための磁気ヘッド１４を持つ
磁気ストライプ書き込み読み出し部、頁コード或いは、
印字済み行を検知するための光学読取部１５及び、記帳
データを印字する印字ヘッド１６とプラテン１７で構成
した印字部をそれぞれ順に配置し、通帳搬送路１の最終
端には通帳を回収するための通帳回収箱１８を設け、一
方、第３図に示す様に、任意の情報を格納できる記憶部
２０と磁気ストライプ読み出し情報や光学読取部の読取
情報を格納できる記憶部と、これら記憶部の情報を比較
照合し、一致するか否かの判定を行なうための比較部２
２を備えて構成する。

次に本実施例による新通帳発行時の動作について説明す
る。挿入排出口２から挿入された通帳を通帳搬送路内に
取込み、光学読取部１５で通帳のそれぞれの頁に設けら
れている頁コードと何行まで印字済みであるかを検知さ
せた後、印字部まで搬送し記帳データを印字させる。こ
の場合、たまたま、該当頁が最終頁で且つ、未記帳とな
っている残りの行数より、これから記帳しようとする行
数の方が大きい場合には、通帳繰り越しが必要となる。

従って、旧通帳に印字可能な行数だけ印字したら、別手
段にて操作者にこの旨知らせて、＝・担通帳を排出する
。この後スタッカから繰り出したいとする通帳の科目情
報を記憶部２０に格納させる。一方スタッカ７には別手
段にて、予め、磁気スＩ−ライブ部にやはり科目情報を
磁気的に書き込み済みである新通帳６が任意の冊数だけ
装てんされており、新通帳６の最下部の一冊をピックア
ップローラ８の回転動作により、新通帳用搬送路５の中
に繰り出させ、更に搬送用ローラ３及び４を回転駆動し
、正しい装てん方向の通帳の磁気ストライプ１９を読み
出し可能な位置まで搬送させる。

次に図示しない駆動機構により、磁気ヘッド１４を駆動
し磁気ストライプ１９に書き込まれている情報を読み出
し、記憶部２１−に格納する。

この時点で記憶部２０の情報と記憶部２］−の情報を比
較部２２で照合し１、不一致ならば、新通帳の装てん方
向もしくは新通帳の種類が不適切であると判定し、通帳
回収箱１８の方向へ搬送して該通帳を回収の上、再び新
通帳をスタッカから繰り出させる一連の動作をリトライ
させる。

−・方照合結果が一致した場合には、正常であると判定
して、必要に応じ表紙印字を行なった後、頁替え部で表
紙をめくり更に所定の頁まで頁をめくって、印字部に搬
送し印字部で残りの未記帳データを印字し且つ、磁気ス
１〜ライブには本来書き込むべき、店番２ロ座番号、前
残等の所定の情報を書き込んで更新し、挿入排出口から
排出する。

以」二説明したように本実施例によれば、スタッカから
新通帳を繰り出した直後に判定可能であるため、処理速
度が速いという効果の他に、記帳動作の前に判定を行な
うことができるため、装てん方向或いは、通帳の種類を
間違えても該通帳は使用不可とはならず、再び、正しく
装てんを行なえば、使用可能であるという効果がある。

〔発明の効果〕

本発明にイれば、一般の従来通帳に貼付けられている磁
気ストライプをそのまま一時的に利用するだけであるた
め、従来形式の通帳を変更する必要もなく、また、本来
書き込むべき情報に何らの影響も与えず、その」二、従
来装置がもともと備えている機能をそのまま使用するた
め、全くコスト環とならないままで、操作者がスタッカ
へ装てんする際に、装てん方向や通帳の種類を間違えた
り、或いは、複数のスタッカを有し複数の種類の通帳を
発行する場合に、装置が誤動作して所望する種類と異な
る種類の通帳を繰り出しても、装置自身でチェックして
、不正処理を未然に防止可能な機能を、追加できるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の機構部を示す縦断面図、
第２図は、従来通帳の一例を示す斜祖国、第３図は、本
発明の実施例の制御部方式を示すブロック図である。 １・・・通帳搬送路、２・・・挿入排出口、３・・・搬
送用ローラ、４・・・搬送用ローラ、５・・・新通帳用
搬送路、６・−・新通帳、７・・・スタッカ、８・・・
ピックアップローラ、９・・・ウェイト、１０・・・頁
替えローラ、１１・・・ソレノイド、１２・・・リンク
、１３・・・ローラ、１°４・・・磁気ヘッド、１５・
・・光学読取部、１６・・・印字ヘッド、１７・・・プ
ラテン、１８・・・通帳回収箱、１９・・・磁気ストラ
イプ、２０・・・記憶部、２１・・・記憶部、２２・・
・比較部第１図 ８２　図　　　第　３　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、通帳繰り越しの発生等で、新たに通帳を発行するた
   めに、通帳に印字を行なう記帳機能を有し、新通帳を装
   てんするためのスタッカと通帳の表紙の任意の位置に貼
   り付けられた磁気ストライプの磁気的書き込み読み出し
   を行なうための磁気ストライプ書き込み読み出し機構と
   読み出し情報等各種の情報を格納する記憶部と通帳回収
   箱を、備えた通帳発行機能を有する通帳記帳機に於いて
   、スタッカに装てんする前に、予め、別手段にて新通帳
   の磁気ストライプに通帳の種類を示す科目情報等を磁気
   的に書き込んでおき、一方スタッカから通帳を一冊繰り
   出す動作に先立ち、繰り出したい通帳の種類を示す前記
   情報を、予め、記憶部に格納しておき、スタッカから繰
   り出した後、磁気ストライプの情報を読み出し、予め、
   記憶部に格納しておいた前記情報と比較して、一致する
   か否かにより、通帳の装てん方向と種類の正当性を同時
   に判定し、不正の場合には通帳回収箱に回収させ、正常
   な場合には従来の方法にて、記帳データを印字する等一
   連の記帳動作を行ない且つ、磁気ストライプには本来書
   き込むべき所定の情報を、書き込んで更新してから排出
   するように構成し、繰り返し、情報の書き換えが可能な
   磁気ストライプを、一時的に、スタッカから繰り出され
   た通帳の向き及び、種類の正当性を判定するために利用
   することを特徴とした通帳記帳機。