JPS62116615A - 透明樹脂成型体の製造方法 - Google Patents

透明樹脂成型体の製造方法

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JPS62116615A
JPS62116615A JP25585585A JP25585585A JPS62116615A JP S62116615 A JPS62116615 A JP S62116615A JP 25585585 A JP25585585 A JP 25585585A JP 25585585 A JP25585585 A JP 25585585A JP S62116615 A JPS62116615 A JP S62116615A
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JP
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diethylene glycol
allyl carbonate
glycol bis
maleic anhydride
polymerization
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JP25585585A
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Shingo Matsuoka
松岡 信吾
Yasuji Kida
木田 泰次
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Tokuyama Corp
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Tokuyama Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、ジエチルグリコールビス(アリルカーボネー
ト)と無水マレイン酸とから注型重合により、該注型重
合時の成型性が良好な透明樹脂成型体の製造方法に関す
る。
(従来の技術およびその問題点) ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)は、
透明樹脂用単量体であり、重合により光学的及び機械的
性能に優れた性能を有する樹脂が得られ、特に有機ガラ
ス(レンズ)として広く使用されている。また、ジエチ
レングリコールビス(アリルカーボネート)の頃合成型
品は、対応するモノマーに一般にラジカル重合開始剤を
添加した後、注型重合法により製造されている。
しかしながら、ジエチレングリコールビス(アリルカー
ボネート)は、疎水性を呈するため、注型重合において
モールドとして用いられるガラス。
金属等の親水性の表面を有する素材との密着性が悲い。
このため、重合時にモールドと重合中の成型体とがはが
れ、成型体表面における重合が充分に進行しなくなり、
得られる成型体表面の硬度の低下が発生したり、設計し
た形状の成型体を得ることが不可能となる。かかる現象
は特にコバ厚の大きい凹レンズや2重篤点レンズの成型
において多く発生し、製品の歩留りが低下するため生産
性も低下する。
従来、前記ジエチレングリコールビス(アリルカーボネ
ート)重合体の成型性の問題は、注型重合における重合
速度を制御することにより成型体とモールドとのはがれ
を防止する方法が提案されているが、著しく高度な制御
が必要となり、工業的に実施することが困難である。ま
た、ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)
と水酸基を有する重合性モノマーとからなる、モールド
との密着性の改良された共重合体も提案されているが、
得られる重合体の表面硬度が不十分で、耐擦傷性に問題
がある。
(問題を解決すための手段) 本発明者らは、上記に鑑み鋭意研究を重ねた結果、ジエ
チレングリコールビス(アリルカーボネート)を注型重
合して透明性樹脂成型体を製造するにあたり、該ジエチ
レングリコールビス(アリルカーボネート)に無水マレ
イン酸の特定量を配合するにより、注型重合時の成型性
が良好で且つ得られるジエチレングリコールビス(アリ
ルカーボネート)の重合体が本来有する優れた光学的。
機械的特性がそこなわれることのないことを見い出し本
発明を提供するに至った。
本発明において、ジエチレングリコールビス(アリルカ
ーボネート)への無水マレイン酸の添加量は重要であり
、ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)9
9.9〜95重量%に対し無水マレイン酸を0.1〜5
重量%添加すると、注型重合時の成型性が極めて良好で
ある。即ち、ジエチレングリコールビス(アリルカーボ
ネート)に対する無水マレイン酸の添加量が0.1重量
%未溝の場合は、重合成型性に関して無水マレイン酸の
添加効果が認められない。一方、無水マレイン酸を5重
量%より多く添加した場合、ジエチレングリコールビス
(アリルカーボネート)重合体が本来有する優れた光学
的2機械的特性がそこなわれ、得られた重合体が着色し
たり、耐アルカリ性不良といった問題が生じるため好ま
しくない。
なお、本発明においては、目的とする硬化樹脂の物性を
損なわない範囲で他の物性を改良するために、必要に応
じてジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)
と共重合可能な単量体を用いろことができる。例えば、
硬化v4脂の屈折率を向上させるために、ジアリルフタ
レートなど共重合可能な単量体の屈折$1.5以Hの化
合物が好適に用いられる。そのほか共重合可能な単量体
としては、例えば酢酸ビニル、メタクリル酸エステル類
、マレイン酸やフマル酸それらのエステル類。
ジアリルフタレート類、トリアリルシアヌレートなどが
挙げられる。
しかして、本発明においてはジエチレングリコールビス
(アリルカーボネート)の注型重合により透明な硬化樹
脂の成型体を製造するにあたり、上記した如き共重合可
能な単量体のうちから特に無水マレイン酸を選択的に用
いることが、該ジエチレングリコールビス(アリルカー
ボネート)の注型重合時の良好な成型性を得るために極
めて重要である。■11ち、本発明のジエチレングリコ
ールビス(アリルカーボネート)と無水マレイン酸とか
ら実質的になる単11I成物は、注型重合において一般
にラジカル開始剤の存在下に加熱重合することにより、
成型性よく透明な硬化樹脂を得ることが出来、レンズの
ほかシート、バイブなと種々の成型体にすることが出来
る。本発明における注型重合は公知の方法が特に制限な
く採用される。
例えば、エラストマーガスケットまたはスペーサーで保
持されているモールド問に、ラジカル重合開始剤を含む
前記型全体混合物を注入し、空気炉中で硬化させた後取
り出す方法が一般的である。
代表的なラジカル開始剤としては、ジイソプロピルパー
オキシジカーボネート、ベンゾイルパーオキサイド、ア
ゾビスイソブチロニトリルなどを用いるが、ラジカル開
始剤の使用量は重合条件。
共重合成分の単量体の種類等によって異なり一概には限
定できないが、一般に全単量体に対して0゜001−1
0重屯%の範囲で用いるのが最も好適である。
さらに、本発明の注型重合を行うに際しては、重合に伴
う収縮を出来るだけ小さくし且つ成型性よく重合成型歩
留り向−ヒのために、予めジエチレングリコールビス(
アリルカーボネート)と無水マレイン酸の単量体混合物
を予備的に重合させ混合物の粘度上げた液状プレポリマ
ーを得た後、該液状プレポリマーをモールドに注入して
注型重合することが好ましい。なお、このようなジエチ
レングリコールビス(アリルカーボネート)と無水マレ
イン酸との液状プレポリマーは、長期間の保存が可能で
あり、結晶析出およびゲル化が抑制される効果がある。
本発明において液状プレポリマーは、一般に25℃にお
いて15〜200センチボイスの粘度に調製することが
、プレポリマーを注型重合時に脱気を容易ならしめるた
めに望ましい。従ってラジカル重合開始剤の使用数は、
生成するプレポリマーが15〜200センチボイス(2
5℃)の粘度を有するように決定する必要があり、一般
にジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)お
よび無水マレイン酸の単量体混合物100重量部に対し
て一般に0.001〜1重憧部、特に0゜01〜1重量
部のラジカル重合開始剤を用いることが好ましい。プレ
ポリマーの製造において、使用するラジカル重合開始剤
としては、ベンゾイルパーオキサイド、アセチルパーオ
キサイド等のジアシルパーオキサイド、ジイソプロピル
パーオキシジカーボネート、ジセカンダリープチルバー
オキシジカーボネートなどのパーカーボネート、七−プ
チルパーオキシ−2−エチルヘキネートなどのアルキル
パーエステルあるいはアゾビスイソブチロニトリルなど
のアゾ化合物が使用できる。また、プレポリマーの製造
に際して反応温度は使用するラジカル重合開始剤の種類
にもよるが、一般に50〜150℃が好ましい。一般に
50’C以fてはラジカル開始剤の分解速度が遅く、重
合が完結するために非常な時間を要し、加熱時間が不十
分だと生成するプレポリマー中にラジカル挿が残存し、
保存時に粘度が上昇及びゲル化が起こる場合がある。ま
た、150’C以上の温度では生成するプレポリマーが
着色したり、熱重合が進行する可能性があり好ましくな
い。
なお、上記プレポリマーの製造は、不活性な溶媒中で前
記単量体混合物を重合した後、該溶媒を除去することに
よっても可能である。
また勿論、前記の注型重合に際して離型剤、紫外線吸収
剤、#化防止剤9着色防止剤、帯電防止剤、ケイ光染料
等の各種安定剤、添加剤は必要に応じて選択して使用す
ることができる。
(実施例) 本発明を更に具体的に説明するため、以下に実施例を挙
げて説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。なお、実施例における物性の測定方法は
以下の通りである。
(1)成Q+j体とモールドのはく離枚数度数−30レ
ンズtUモールド又は2重篤点レンズ用モールドを用い
て100枚重合した後、モールドと成型体のはがれの状
態を肉眼で観察して、モールドとレンズとのはがれを生
じたものをはく離枚数とした。
(2)屈折率 アツベの屈折率計を用いて温度20℃で測定した。
(3)透明性 厚さ2IIl111の試験片を作成し、/L 00 n
mでの透過率を測定した。
実施例1−4 ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)に対
して無水マレイン酸を第1表に示す梁添加し、ラジカル
1#1始剤としてジイソブロピルパーオキシジカーボネ
ー)3.0部を加え、2枚のガラスモールドとエチレン
−酢酸ビニル共電1合体から成るガスケットにより組み
立てられた鋳型中へ注入し、空気炉中で40℃から90
℃まで20時間かけ、ゆっくり昇温しながら加熱した。
重合後、70℃まで放冷して、成型体とガラスモールド
のはがれ状態を観察した。更に、はがれを起こさなかっ
たものにおいては、レンズをガラスモールドから離型し
、100℃で2時間アニーリングを行いレンズの諸物性
を測定した。
比較例! 無水マレイン酸を使用しない以外は、実施例1と同様の
重合及び測定を行なった。
比較例2 ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)80
重改%と無水マレイン#20重改%の単酢体混合物を使
用した以外は、実施例1と同様の重合及び測定を行った
実施例5〜8 ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)に無
水マレイン酸を第2表に示す量溶解した後、第2表に示
すラジカル重合開始剤を所定量添加し、90℃で2時間
撹拌しながら加熱して液状ポリマーを得た。得られた液
状プレポリマーの性状を第2表に示した。このプレポリ
マーを用いて実施例1と同様にレンズを重合成型し、諸
物性を測定した。その結果を第2表に示す。
比較例3 無水マレイン酸を用いなかった以外は、実施例5と同様
の測定を行った。その結果を第2表に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)
    99.9〜95重量%と無水マレイン酸0.1〜5重量
    %とを注型重合することを特徴とする透明樹脂成型体の
    製造方法。 2)ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)
    99.9〜95重量%と無水マレイン酸0.1〜5重量
    %とを予め低重合し、得られたプレポリマーを注型重合
    することを特徴とする透明樹脂成型体の製造方法。
JP25585585A 1985-11-16 1985-11-16 透明樹脂成型体の製造方法 Granted JPS62116615A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2783829A1 (fr) * 1998-09-29 2000-03-31 Corning Sa Preparation de pieces organiques de qualite optique et notamment de lentilles organiques

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2783829A1 (fr) * 1998-09-29 2000-03-31 Corning Sa Preparation de pieces organiques de qualite optique et notamment de lentilles organiques
WO2000019246A3 (en) * 1998-09-29 2000-08-24 Corning Sa Preparation of organic pieces of optical quality and especially organic lenses
US6248285B1 (en) 1998-09-29 2001-06-19 Corning S.A. Preparation of organic pieces of optical quality and especially organic lenses

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