JPS62115243A - 容器詰球状ゼリ−食品およびその製造方法 - Google Patents

容器詰球状ゼリ−食品およびその製造方法

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JPS62115243A
JPS62115243A JP60252954A JP25295485A JPS62115243A JP S62115243 A JPS62115243 A JP S62115243A JP 60252954 A JP60252954 A JP 60252954A JP 25295485 A JP25295485 A JP 25295485A JP S62115243 A JPS62115243 A JP S62115243A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、容器内に調味漬けしである球状ゼリー食品と
その製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来より、球状のゼリーを得る方法としては、特公昭5
7−520275号公報に記載されているように、寒天
・ゼラチン・天然糊料なとのゼリー形成用原料を用いて
、これに水を加えて加熱溶解したゾル溶液を冷却して平
板状などに凝固させた後、裁断機などによってダイス状
に細断して得られた多数の内体状単体をカルシウム・ア
ルミニウムなどの金属塩溶液中に数分間浸漬して取出し
た後に熱水中に浸漬させ、これを攪拌して放置すること
により、上記内体状単体を球状または卵形状に変形させ
る技法が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、これらの技法で得られる球状のゼリーは、そ
の直径が10〜20WV/n程度のものであり、これを
容器の中に充填する際には、球状ゼリーの直径を容器の
口径よりも当然小さくしなければならない。従って、球
状ゼリーの大きさが充填容器の口径によって限定゛され
てしまい、所望の大きさの球状ゼリーを得ることができ
ないという欠点がある。また、製造方法自体、複雑で大
変面倒である。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、容器内に
調味液漬けした球状ゼリー食品と、その球状ゼリー食品
を充填容器内で直接製造する簡単な方法とを提供するこ
とを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕 すなわち、本発明の容器詰球状ゼリー食品は、ゼラチン
および/またはL−Mペクチンと、アルイン酸カルシウ
ムとを主構成成分とする略球形のグル状体を容器内にお
いて調味液漬けしてあることを特徴とするものである。
また、本発明の容器詰球状ゼリー食品の製造方法は、ゼ
ラチンおよび/またはL−M−?クチンと、アルイン酸
塩とを主構成成分とし好みにより調味料を加えた溶液を
容器内に充填して冷却凝固させグル状体を形成し、との
グル状体にカルシウム塩の熱溶液を注入して、前記グル
状体の表面を溶かしながら、前記グル状体を略球形に整
形することを特徴とするものである。
以下、本発明の容器詰球状ゼリー食品とその製造方法を
詳細に説明する。
本発明に於ては、球状ゼリー食品の原料として、ゼラチ
ンとL−Mペクチン(いずれも市販品で可)を単独使用
しても、或いは両者を混ぜて併用してもさしつかえない
。そこで以下、特に必要としない限り、ゼラチンの例を
もって説明する。先ず、球状ゼリー食品を製造するにあ
たり、ゼラチンとアルギン酸塩とを主構成成分とし好み
により調味料を加えた溶液を容器内に充填して冷却凝固
させグル状体を形成する。この場合、ゼラチンの量は1
〜3重量%とすることが適当である。また、アルギン酸
塩の量は、0.3〜1重it優、すなわちアルギン酸塩
はゼラチンの量の4分の1程度とするととが望ましい。
また添加する好みの調味料としては、例えば、蔗糖・ブ
ドウ糖などの甘味料やオレンジ・リンゴ拳ブドウ・モモ
などの各種フルーツ果汁等であり、甘味料の量は10〜
15重量%とし、一方果汁の量は10〜50重量%、好
ましくは20〜30重i%とするのがよい。また、アル
ギン酸塩としては一般にアルイン酸ナトリウムを使用す
るのがよい。
而して、一般的な製法を示せば、ゼラチンとアルイン酸
塩と好みの調味料とを所定量秤取し、これに清水を加え
て60〜90℃程度の温度で加熱溶解し、必要に応じ脱
気してゾル溶液を得る。?:。
れを所望の容器に分取して好ましく紘この容器のグル状
体を得る。この場合、使用する容器の形状は必ずしも広
口のものである必要はなく、その口径を胴径よりも小径
にしたものであっても良い。
また、容器の材質は、ガラス・合成樹脂・金属・紙等の
、一般に容器として用いられているもので糖液等に侵さ
れないものであれば何でも良い。
次いで、このグル状体にカルシウム塩の熱溶液を注入し
て、前記グル状体の表面を溶かしながら、前記グル状体
を略球形に整形する。この場合、カルシウム塩としては
乳酸カルシウム・塩化カルシウムなどを用いてよいが、
これだけでも熱溶液の比重がグル状体よりも軽いために
、熱溶液を注入し九時に、グル状体の上層部にのみ偏っ
てしまいグル状体の側部や底部などに行き渡って全体を
包み込むことができなくなる。これを回避するために、
蔗糖などを15〜20重量%添加しカルシウム塩溶液の
比重を高めておくとよい。また、熱溶液のカルシウム濃
度としては、0.3重量%以上、好ましくは1.5〜2
.0重量%とするのがよい、このようにして得られたカ
ルシウム塩溶液を60〜80℃まで加熱して完全に溶解
した後、この熱溶液をグル状体が収納されている容器内
に注入し、必要に応じてこの容器を軽く震盪して、熱溶
液を容器の内壁面側とダル状体の間によく浸透させる。
次に、これも必要に応じて、この容器はそのまま60〜
80℃の湯浴中に短時間、好ましくは2〜15分間浸し
放置しておくと、この間に容器内ではダル状体中のアル
ギン酸ナトリウムのナトリウムイオンがカルシウムイオ
ンと置換して架橋する反応(イオン交換反応)が生ずる
とともに加温によるダル状体中のゼラチンの溶解によっ
て、グル状体全体に表面張力が働色、ダル状体は少しず
つ球状に変化し、略球形のダル状体(以下、たんに球状
体ともいう。)が形成される。このとき容器の中では、
ゼラチンとアルイン酸カルシウムおよび調味料からなる
球状体と、未反応のカルシウム塩熱溶液とが分れて存在
している。
次に、容器内の未反応カルシウム塩熱溶液を排除して調
味液を充填する。この際、容器内に残っているカルシウ
ム塩熱溶液中及び球状体の表層部にはカルシウムイオン
が多く含まれているので、上記球状体を調味液に漬けて
球状ゼリー食品としたときに、カルシウムイオンが苦味
として残ることがあり、これを防ぐために、未反応カル
シウム塩熱溶液を容器内から完全に除去してから容器内
に清水を通し、球状体を水晒ししておくことが望ましい
。また、調味液としては浸透圧の差によって球状体の形
くずれが生じることを防ぐために、ダル状体よりもやや
高目の糖濃度を有する液などを用いるのが良い。
〔作用〕
上記のごとく、容器内で冷却凝固させたダル状体に、カ
ルシウム塩の熱溶液を注入すると、ダル状体の表面がカ
ルシウム塩の熱溶液によって被包される。このとき、ア
ルギン酸ナトリウムイオンと、カルシウムイオンとのイ
オン交換反応によって、熱収縮力を有するアルギン酸カ
ルシウムの皮膜が形成される。同時に、この皮膜によっ
て被包されたダル状体の内層部が加熱溶解されて軟化し
、この内層部の一部または全体がゾル状体に戻プ、ゼラ
チンを含むゾル状体の熱膨張力が増大する。
したがって、アルギン酸カルシウム皮膜の熱収縮力とゾ
ル状体の熱膨張力との相乗効果により、ダル状体の表面
が徐々に丸味を帯びて色て、一つの球状体が形成される
のではないかと考えられる。
また、容器の口径が胴径よりも小径であっても、上記し
た手順と同様の手JI[により、容器の胴径にほぼ尋し
い球状体が得られる。
また、このようにして得られた容器詰球状ゼリー食品は
、保存性を高めるために密封して殺菌処理を行なって冷
蔵保管しておくとよい。なお、この場合の殺菌条件とし
ては、容器詰球状ゼリー食品全体の一部にもよるが、通
常は80〜100’Cで40〜60分間の熱湯殺菌が好
ましい。
〔発明の効果〕
以上説明したとおり、本発明は、きわめて簡単な製造方
法により、ゼラチンおよび/1&はL−M−tクチンと
、アルギン酸カルシウムとを主構成成分とする略球形の
ダル状体を容器内において調味液漬けしである容器結球
状ゼリー食品を得ることができる。
また、略球形のダル状体を種々の充填容器を用いて直接
製造することができる。従って、製造設備などを簡略化
できるうえに、今まで世の中には存在しなかった容器の
口径より大なる径の球状ゼリー食品の瓶詰・缶詰を得る
ことができる。かくして得られた容器詰球状ゼリー食品
は、奇抜なデデートとして食卓を楽しくすることができ
る。
〔実施例〕
以下、実施例をもって本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1 ゼラチン2重量%、アルギン酸ナトリウム0.5重量係
、蔗糖10重1tq6、オレンジ果汁50重量優を含む
水溶液100に4?を80℃まで加熱して溶解しゾル溶
液を得た。このゾル溶液を複数の外筒状の容器(胴径8
備、口径6 on、内容積500cc)1に240Ii
ずつ分取し18℃まで冷却し、それぞれの容器の中にダ
ル状体を得た。次いで、このダル状体を含む容器内に、
蔗糖15重を優を添加したカルシウム濃度2.0重量%
の熱溶液(温度を80℃に保持)を101’ずつ注入し
、各容器を軽く震盪し70℃の湯浴中に入れてそのまま
10分間放置したところ、それぞれの容器内に直径74
倒の球状体2が得られた。次に、未反応カルシウム熱溶
液を廃棄して、容器内に清水を通し、球状体を水晒して
遊離しているカルシウムイオンを完全に除去し喪。さら
に、蔗糖を15重量%含有する糖液3を240yずつ各
容器内に充填密封し、100℃で50分間熱湯殺菌して
1力月間冷蔵保管した。1力月後、この球状ゼリー食品
を喫食したところ形くずれせず、歯切れのよい食感とオ
レンジ風味とを有していた。
実施例2 ゼラチン1重量%、L−Mペクチン1重量%、アルギン
酸ナトリウム0.7重量%、糖液11重量%、リンf果
汁40重量%を含む水溶液100kgをバキーームニー
ダーに入れ80℃まで加熱して溶解し、約60℃まで脱
気しつつ冷却してゾル溶液を得た。このゾル溶液を複数
の略円錐状の容器(胴径7.5 ctm、口径4国、内
容量45066)1’に21oIずつ分取し15℃まで
冷却し、それぞれの容器の中にゲル状体を得た。次いで
、このゲル状体を含む容器内に、蔗糖15重量%を添加
したカルシウム濃度2.0重量−〇熱溶液(温度を80
℃に保持)を8OIずつ注入し、各容器を軽く震盪し7
5℃の湯浴中に入れてそのまま8分間放置し九ところ、
それぞれの容器内に直径7.2 cmの球状体2′が得
られた。このようにして得られた球状体は、歯切れのよ
い食感を有し、リンが風味をもつ球状ゼリー食品として
好ましいものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る容器詰球状ゼリー食品の
斜視図、第2図は本発明の他の実施例の斜視図である。 1.1′・・・球状体、2,2′・・・糖液、3.3′
・・・容器本体、4.4′・・・容器蓋。 特許出願人 キューピー株式会社 同代理人藤 野 清 規

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ゼラチンおよび/またはL−Mペクチンと、アル
    ギン酸カルシウムとを主構成成分とする略球形のゲル状
    体を容器内において調味液漬けしてあることを特徴とす
    る容器詰球状ゼリー食品。
  2. (2)容器はその口径をゲル状体の直径よりも小さくし
    てある特許請求の範囲第1項記載の容器詰球状ゼリー食
    品。
  3. (3)ゼラチンおよび/またはL−Mペクチンと、アル
    ギン酸塩とを主構成成分とし好みにより調味料を加えた
    溶液を容器内に充填して冷却凝固させゲル状体を形成し
    、このゲル状体にカルシウム塩の熱溶液を注入して、前
    記ゲル状体の表面を溶かしながら、前記ゲル状体を略球
    形に整形することを特徴とする容器詰球状ゼリー食品の
    製造方法。
  4. (4)容器はその口径を胴径よりも小径にしてある特許
    請求の範囲第3項記載の容器詰球状ゼリー食品の製造方
    法。
  5. (5)ゲル状体を形成する原料液を容器の胴径と略同じ
    高さまで充填することとした特許請求の範囲第3項また
    は第4項記載の容器詰球状ゼリー食品の製造方法。
JP60252954A 1985-11-13 1985-11-13 容器詰球状ゼリ−食品およびその製造方法 Granted JPS62115243A (ja)

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JPH0449383B2 JPH0449383B2 (ja) 1992-08-11

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0295855U (ja) * 1988-11-09 1990-07-31

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