JPH02257839A - ゼリー菓子 - Google Patents

ゼリー菓子

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JPH02257839A
JPH02257839A JP1079180A JP7918089A JPH02257839A JP H02257839 A JPH02257839 A JP H02257839A JP 1079180 A JP1079180 A JP 1079180A JP 7918089 A JP7918089 A JP 7918089A JP H02257839 A JPH02257839 A JP H02257839A
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JP
Japan
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jelly
fruit
heat
confectionery
container
Prior art date
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Pending
Application number
JP1079180A
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English (en)
Inventor
Keiichiro Saegusa
三枝 桂一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Kanzume Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Kanzume Co Ltd
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Publication date
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  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は1片の大きさが3g以下の定形又は不定形に細
切したフルーツ果肉と、一片の大きさが1g以下の定形
又は不定形に細切した耐熱性ゼリーと、果汁又は輸液、
或は両者の混合液とを密封及び加熱殺菌可能な容器に充
填し、密封し、加熱殺菌を施した常温に於て保存する事
のできるゼリー菓子に関するものである。
[従来の技術] 従来から一般にゼリー菓子として市販され、食べられて
いるゼリーは通常は固形の食品で、小さな容器、小皿等
に載せられたものをスプーン等で食べるもので、その味
、香りと共にゼリーの持つ独特の弾力と滑らかな食感が
好まれているものである。
一方最近では消費嗜好の変化にともない、果実飲料の中
にピユーレ状の果肉を溶かし込んだ果肉飲料とか、フル
ーツ果肉の細片を混入させた果粒入り果実飲料等も市場
に登場し、日本農林規格にも、果実飲料としてその規格
が定められている。
又、果実飲料中に寒天ゲルを細切して、10%添加する
飲料も「寒天ゲル入り飲料」として提案されている。
しかし、これ等はあくまでも飲料の範噴に属するもので
、果肉入り果肉飲料の場合は、細切したフルーツ果肉は
30%以下であり、寒天ゲル入り飲料の場合も細切りし
た寒天ゲルは10%に限定されている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明のゼリー菓子は、これ等の飲料とは全く異なり、
フルーツ類の香りと味を賞味すると同時に、これらフル
ーツの香味をもつゼリー菓子のゼリーのテクスチャーを
楽しむために、ソフトな弾力と滑らかさを保持したゼリ
ーを細切し、果汁、又は糖液等と一諸に容器に詰めたも
ので、食べる時に容易に口中に流しこむ事ができるよう
にしたものである。
したがってこのゼリーは当然寒天ゲルのように硬質なテ
クスチャーであってはゼリーとは言えず、カラギーナン
を主体にした軟質なテクスチャーのゲルでなければなら
ない。
しかし、寒天の場合には、そのゲルの溶解温度は比較的
高く、80〜90℃でも溶解しないものがあり、寒天ゲ
ル入り飲料の場合も充分その殺菌温度に耐えて、飲料中
でもその細切した形態を保っているが、従来からカラギ
ーナンゲルを主体としたゲルはその溶解温度が低く、7
0℃以下で殆ど溶解してしまい、80℃以上の殺菌温度
に耐える事ができないのが常識である。
従って、カラギーナンゲルの軟質で滑らかな食感を持つ
ゼリーを細切し、果汁、糖液、或は両者の混合液ととも
に容器に詰めて加熱殺菌を施した食品は作る事ができな
かった。
[課題を解決する手段] このゼリーを、簡便性の有る容器に入れ、何時、何処で
も簡単に食べられるようにと考え出されたものが、本発
明のゼリー菓子である。
すなわち本発明のゼリー菓子の特徴は、一片の重量が3
g以下に細切りしたフルーツ果肉30.0%以下と、一
片の重量が1g以下に細切りした下記配合の耐熱性ゼリ
ー20.0〜60.0%と、フルーツ果汁、糖液の少な
くとも一方の40.0〜70.0%とを、耐熱性容器に
充填して密封し、加熱殺菌してなるところにある。
(耐熱性ゼリー) カラギーナン      0.5〜2.0%ローカスト
ビーンガム  0.3〜2.0%ジェランガム    
  0.(15〜0.3%カルシウム塩(CaとしT)
    0.01〜0.06%水          
 残部 耐熱ゼリーは、カラギーナン0.5〜2.0%、ローカ
ストビーンガム0.3〜2.0%、ジェランガム0.0
5〜0.3%、残部の水よりなり、テクスチャーの改善
のためにキサンタンガムを併用する事もできる。又、こ
れらのカラギーナン、ローカストビーンガム、ジェラン
ガムを均質に水に溶解する目的で、或は甘味を付ける目
的で、或はゲルのテクスチャーの改善の目的で、砂糖、
その他の糖質を加える事もできる。
このゼリーのテクスチャーの基本はカラギーナンであり
、カラギーナンがo、s1以下では、柔かくなり過ぎて
、他のガムが多くても細切ゼリーの形を保つ事は困難で
あり、又、2%以上では、ゼリーが硬くなり過ぎて、ゼ
リーとしての嗜好に合わなくなり、この発明のゼリー菓
子の目的に合わなくなる。
ローカストビーンガムは、カラギーナンとの共存下で良
質・のゼリーを作る事で知られており、こごでも同じ目
的で使用するが、添加量が0.3%以下ではその効果は
期待できず、又、2%以上では、ゼリーの滑らかさが失
われ、粘買ゼリーとなり、ゼリーとしてのテクスチャー
が失なわれる。0.3〜2.0%の範囲内でのみその添
加する効果が期待できる。
ジェランガムは最近市販されるようになった微生物によ
って生産される高分子の粘質物で、その水溶液は、カル
シウム等により耐熱性のあるゲルを形成する事が知られ
ている。このゲルは、無色透明、無味無臭で、耐熱性も
強<、100℃でも溶解しないが、ゲルのテクスチャー
は弾力性、滑らかさのないサクサクした食感のゲルを作
る。従って、カラギーナン、ローカストビーンガムのゲ
ルに、そのゲルのテクスチャーを損なわない程度に添加
することによつて、カラギーナンとローカストビーンガ
ムのゲルの耐熱性を向上させる事ができる。しかし極端
に多く添加することは、ゲルの弾力性、滑らかさ等に影
響を与え、ゼリーとしてのテクスチャーを失う結果とな
る。従りて、その添加量は、Q、05〜0.3%の範囲
内が適当で、O,05%以下では本発明の要素の1つで
あるところの保存性を与えるための加熱殺菌に耐えるだ
けの耐熱性を付与することができない、又、0.3%以
上添加することは上述の如くゼリーのテクスチャーが悪
くなり、適当でない。
又、この耐熱性ゼリーは、更に必要に応じて、テクスチ
ャーの改善を目的として、キサンタンガムを配合する事
もできるが、あまり多く添加するとゴム様のテクスチャ
ーが強くなり、ゼリーらしさが失なわれるため、1%以
下の配合量とすることが適当である。
カルシウム塩は、ジェランガムのゲル化に必要なもので
、ジェランガムのゲル強度、耐熱性、耐酸性に影響を与
えるが、その種類は食品添加物であれば何でも良く、−
殻内には無味。
無臭でゼリーの味に最も影響の少ない乳酸カルシウムが
使われる。
添加量は、塩類に含まれるカルシウムの量として、ジェ
ランガムの175程度で充分であり、これより少ないと
カルシウム添加の効果が弱くなり、又多くなり過ぎると
味を悪くする結果となり良くない。
上記配合のカラギーナンとガム類を水に均買に溶解し、
100℃迄加熱し、後冷却固化して耐熱性ゲルとして、
これを細切りして使用する。
この細切りしたゼリーの形は好みにより、サイコロ形、
タンザク形、或は不定形等、色々と切り方はあるが、い
づれの形をとっても良い、大きさは本発明の要素の1つ
である簡便性を保つために、1片が1g以下とする事が
必要である。容器を密封し、中のゼリー等を口の中へ液
と共に流し込んで食べるために、1g以上の大きいゼリ
ーとすると、−諸に詰めである果汁。
糖液等とゼリーが分離してゼリーだけが缶内に残ってし
まう結果となり好ましくない、又糖液等の液体及びフル
ーツ果肉と共に缶等の耐熱性容器に充填される耐熱ゼリ
ーの割合は、この食品がゼリー菓子であり、ゼリーを食
べるという事から少なくとも20%以上とする事が望ま
しい。
ゼリー充填量の上限は、加熱殺菌中の熱媒体の役目をす
る果汁、糖液等の流動を妨げないためにも、60%に止
めるのが適当である。
(フルーツ果肉) フルーツ果肉は特にその種類を限定されるものではない
が、ゼリーの細切りと同様に、その食べる時の簡便性を
保つために、容易に容器より口の中へ液体と共に流し込
めるように細かく切るのが良いが、フルーツの場合は、
上記耐熱ゼリーとは異なり、フルーツの種類によりそれ
ぞれ内室も異なり食感も異なっている。従って、比較的
柔らかい肉買を持つフルーツ例えばみかんとかランブー
タンのようなものは、やや大きめの形でも液体と一諸に
口の中へ流し込む事ができるが、りんごやなしのような
内室の硬いフルーツは細かく切断する必要がある。従っ
て、各フルーツの独特の食感、歯切れ感等を考慮しなか
ら大・きざを決めるべきであるが、液体部との整合性と
を考え合わせ、1片3g以下にするのが適当である。
又、その充填量は、この発明の食品がゼリーを食べるゼ
リー菓子であるという事から、30%以内におさえる事
が適当である− (果汁又は糖液) これらの耐熱性ゼリー、及びフルーツ果肉の固形物と共
に容器に充填される液体は果汁、糖液のいづれか、或は
これらの混合物として用いられ、ゼリー菓子というゼリ
ーを食べる食品という目的と、容器を開封後フルーツ果
肉とゼリーの細片を口の中へ流し込む目的と、加熱殺菌
の熱伝達の媒体としての役目を考慮して40%〜70%
の範囲内で充填する。
[効 果] 以上の構成をなす本発明のゼリー菓子は、フルーツ果肉
、及びゼリーを小さな細片として、果汁とか、糖液と共
に容器に充填するため、容器の蓋を開けるだけで、フル
ーツ果肉とゼリーを口の中に果汁又は、糖液あるいはこ
の両者の混合液体と共に流し込む事ができ、なおかつ、
フルーツの香味2食感と共に、ゼリーの持つ独特の食感
を損なう事なく食べる事のできる保存性と簡便性を持っ
たゼリー菓子となる。
[実施例] (1)耐熱ゼリーの配合及び作成 カラギーナン       0.60%ローカストビー
ンガム   0.40%キチンタンガム      0
,15%ジェランガム      0.06% 乳酸カルシウム      0.24%糖質     
     14.00%上記配合のカラギーナンとガム
類を水に溶解し、100℃まで加熱した後、冷却、固化
し1片8+++mのダイス状に切断した。
(2) フルーツ果汁の処理 果梗、表皮、芯、種等を除去したリンゴの果肉の可食部
分のみを、1片の大きさ3g以下の不定形に細切し、目
標糖度14°BXになるように糖液とともに缶に詰め、
密封し、加熱殺菌後、冷却し保管した。
(3)糖液の調整 次の配合により糖液を調整した。
材 料 名     配合量 砂糖         12.0% 濃縮果汁       S、O% クエン酸        0.3% クエン酸ナトリウム   0.1% 香料         0.1% 林檎缶詰液      15.0% 水          残部 (4)充填及び密封 予備処理をして順備しておいた上記(1)耐熱ゼリー 
(2) フルーツ果肉、(3)糖液をそれぞれ次の配合
にて140g入りの空缶に充填した。
材料名    配合比   充填量 りんご果肉   20%   28g 耐熱ゼリー   40%   56g 糖液      40%   56g これを真空巻締機で密封した。
(5)加熱殺菌処理 85℃の熱湯殺菌機に入れ、30分間殺菌し、缶詰内中
心温度も85℃に到達した時点で冷水槽に入れ、冷却し
た。
(6)上記(1)〜(5)により、保存性のあるゼリー
菓子を得た。
1、事件の表示 4、代 平成7年特許顆第79/F?θ号 理  人 住 所  東京都千代田区丸の内2丁目6番2号丸の内
へ重洲ビル3305、補正命令の日付 白も 補     正     書 本願明細書中下記事項を補正致します。
記 第3頁4行目に 「果肉入り果肉飲料」とあるを 「果粒入り果実飲料」と訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一片の重量が3g以下に細切りしたフルーツ果肉3
    0.0%以下と、一片の重量が1g以下に細切りした下
    記配合の耐熱性ゼリー20.0〜60.0%と、フルー
    ツ果汁、糖液の少なくとも一方の40.0〜70.0%
    とを、耐熱性容器に充填して密封し、加熱殺菌したこと
    を特徴とするゼリー菓子 カラギーナン0.5〜2.0% ローカストビーンガム0.3〜2.0% ジェランガム0.05〜0.3% カルシュウム塩(Caとして)0.01〜0.06%水
    残部
JP1079180A 1989-03-30 1989-03-30 ゼリー菓子 Pending JPH02257839A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0622408A1 (en) * 1993-04-27 1994-11-02 Monsanto Company Composition and process for gelatin-free soft capsules
JP2011000075A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Q P Corp 酸性透明ゲル状食品

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