JPS6211477Y2 - - Google Patents

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JPS6211477Y2
JPS6211477Y2 JP1984153861U JP15386184U JPS6211477Y2 JP S6211477 Y2 JPS6211477 Y2 JP S6211477Y2 JP 1984153861 U JP1984153861 U JP 1984153861U JP 15386184 U JP15386184 U JP 15386184U JP S6211477 Y2 JPS6211477 Y2 JP S6211477Y2
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drying chamber
air
hot air
chamber
drying
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はまな板、包丁、布巾、玉杓子、スポン
ジ束子等の台所用品を収納する台所用品収納庫、
詳しくはベースキヤビネツトを複数個並列に並
べ、その上にカウンターを載置するキツチンシス
テムにおける上記ベースキヤビネツトの任意の1
個により構成される台所用品収納庫に関する。
〈従来の技術〉 従来、この種の台所用品収納庫として、例えば
実開昭55−114252号公報に開示される如くベース
キヤビネツトの前面に備えた扉の中央に吸気口と
フアンを、上部に排気口を夫々設け、該フアンを
駆動させてベースキヤビネツト内に外気を吸入し
排気口から排気することにより、ベースキヤビネ
ツト内に収納した台所用品を乾燥させるものがあ
る。
しかし、上記実開昭55−114252号公報のものは
フアンによる強制換気だけで台所用品を乾燥させ
るために、乾燥効率が悪く、台所用品を早くしか
も完全に乾燥させることはできなかつた。
そこで、実開昭55−104945号公報に開示される
如くベースキヤビネツト内の上方部に区画板を水
平状に設け、該区画板の上部に温風機が内装され
る機器室を、下部に乾燥室を夫々形成し、上記機
器室前面に開設された吸気口から吸入した外気を
温風機で温風に変え区画板を挿通して下向きに吹
出すことにより乾燥室内の温度を上昇させると共
に、乾燥室内の空気は機器室の後方に区画形成し
た排気路を介してカウンターのバツクガート部前
面に開穿した排気孔より外部へ排気させるものが
ある。
しかし、温風機により暖められた空気は乾燥室
内の冷たい空気より軽いため、上記実開昭55−
104945号公報のものは温風を下方へ向けて強く吹
き出ないと、乾燥室の下部まで温風が届かず、又
温風の吹き出しが強過ぎると、温風が台所用品や
乾燥室の底面に激しく当つて逆流し温風の吹き出
しを阻害する恐れがあり、更に温風の吹き出しが
弱い場合には温風が区画板に沿つて横方向へ流れ
直接排気路から外部へ排気されるだけで、乾燥室
内の温度を充分に上昇させることができなかつ
た。
従つて、乾燥室内を均一に加熱するのに電力消
費が大きく経済的に無駄が多かつた。
また、上記実開昭55−104945号公報のものは乾
燥時においてバツクガード部前面に開穿した排気
孔から乾燥室内の空気を排気するため、カウンタ
ー上にチリやホコリ等が溜ると、これらを吹き散
らすという問題もあつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 本考案が解決しようとする問題点は、吸気から
排気までの空気の流れ方向を一方向にして温風を
乾燥室の隅々まで届かせることである。
〈問題点を解決するための手段〉 上記問題点を解決するために本考案が講ずる技
術的手段は、ベースキヤビネツトを複数個並列に
並べ、その上にカウンターを載置するキツチンシ
ステムにおける上記ベースキヤビネツトの任意の
1個により構成される台所用品収納庫において、
前記ベースキヤビネツトの前面上部に吸気口及び
排気口を隣接して開設すると共にベースキヤビネ
ツトの内部に乾燥室と、この乾燥室の上面から背
面に亙つて側面逆L字形の吸気室とを区画形成
し、該吸気室は内部にフアン及び発熱体を備えて
上端前面を前記吸気口に連結し、下端前面に温風
吹出口を開設して前記乾燥室に連通させたことを
特徴とするものである。
〈作用〉 本考案の作用は吸気口から吸入した空気を乾燥
室の上面及び背面に沿つて導く間に温風に変え、
乾燥室の背面下部に位置する温風吹出口から前方
へ向けて吹き出すことにより、温風を上昇させな
がら乾燥室内の隅々まで満遍なく届かせ排気口か
ら排気させるものである。
〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図中Aはキツチンシステムで、複数のベー
スキヤビネツトa1,a2…を並列に並べ、その
上にカウンターbを載置して構成されており、上
記ベースキヤビネツトa1,a2…のうち任意の
1つa1が乾燥機能付収納庫1となつている。
収納庫1はベースキヤビネツトa1に組込まれ
た乾燥機ユニツト2と、この乾燥機ユニツト2内
にスライドして出入り自在となるように設けられ
たスライドユニツト3とにより構成されており、
上記乾燥機ユニツト2は、その本体2′が内面を
例えばステンレス貼とする等、熱、湿気に強い材
質で処理した箱状体で、前面に開設した開口4の
上部が吸気口5及び排気口6を有するパネル部7
で塞がれている。
上記吸気口5と排気口6は横方向に並んでパネ
ル部7に開設され、その各々にはほこり、小物が
入るのを防ぐためにフイルター8が取りつけられ
ている。
フイルター8は外観がすぐれ耐押圧力の強いも
のを用い、清掃が容易に行なえるように、適当な
手段により、吸、排気口5,6に対して着脱自在
とする。
また、パネル部7には上記吸、排気口5,6の
他に後述する乾燥機能部9のフアン10及び発熱
体11を制御する電源のパイロツトランプ12及
びタイマー13が取りつけられる。
尚、パネル部7は収納庫1がキツチンシステム
Aの構成体の1つとして、他の構成体との違和感
がなく、キツチンのシステム全体をまとまつたも
のとなすためにその高さ寸法をガスコンロの操作
部や、他のベースキヤビネツトa2…の上部引出
し14の縦寸法と同じにする。
また乾燥機ユニツト2は内部に、前面を開放し
た乾燥室2aと乾燥機能部9とを夫々別個に区画
形成しており、該乾燥機能部9と上記吸気口5と
が吸気室15で連結されている。
吸気室15は熱伝導率の高い例えば鋼板をメツ
キ処理あるいは焼付塗装しL型の筒状に形成した
ものを使用して乾燥室2aを構成する上板16及
び背板17に沿わせて設ける。乾燥機能部9は、
フアン10と発熱体11とを備え、吸気口5より
吸気室15を介して吸気された空気をフアン10
により発熱体11に送風して温風となした後、発
熱体11前方において上記乾燥室2aの底面より
上方に適宜間隔をおいて前方へ向けて開設した吹
出口18から乾燥室2a内部に向けて送りだすよ
うに構成されており、この乾燥機能部9とパネル
部7に設けられたパイロツトランプ12及びタイ
マー13との電気的接続は、上記吸気室15内部
が湿気から隔離されているうえ、この中を通せば
断線の危険性も少ないことから、この吸気室15
内部を利用して行なわれ、電源への接続コード1
9はベースキヤビネツトa1背面側へ引き出され
る。
尚、前述の排気口6は乾燥機ユニツト2内部に
直接連絡しており、吹出口18から乾燥室2a内
に吹き出された温風を収納庫1外部へ排出する。
斯る乾燥機ユニツト2の電気回路の一例は第5
図に示す。
スライドユニツト3は、湿気、熱に強いもの、
例えば金属のプレス品にメツキ処理或いは焼付塗
装したもの、樹脂成形品等の構成材により箱形に
形成され、その左右側面壁20,20′が乾燥機
ユニツト2の左右側板23,23′とスライドレ
ール24により接続され、このスライドレール2
4により乾燥機ユニツト2から必要に応じて引出
される。
スライドレール24にはストツパー(図示せ
ず)が設けられ、スライドユニツト3の機能部が
乾燥機ユニツト2から安全に出た点でスライドが
止まる構造になつている。
また、スライドユニツト3が乾燥機ユニツト2
に完全に入り込んだ状態で熱風が乾燥室2a外に
漏れるのを防止するためスライドユニツト3の前
面壁22の内面周囲又は乾燥室2aの開口縁には
密封用パツキン44を取りつける。
更にスライドユニツト3には、布巾掛け25、
包丁差し26、また板差し27、玉杓子用ハンガ
ー28、スポンジ・束子入れ29及び場合によつ
ては食器、小物等を入れる水切りカゴ30が装備
されると共にその下方、即ち上記乾燥室2aの底
部であるスライドユニツト3底部には水受けとし
て樹脂製、金属製等のトレー31が装備される。
トレー31には1ケ所に水落し穴32が開設さ
れており、その穴32に対して周辺から下向きの
勾配をつけ、トレー31に落ちた水は勾配により
すべて水落し穴32に集まり排出するように形成
されている。
また、スライドユニツト3を完全に入れ込んだ
状態において上記トレー31の水落し穴32と対
応する位置において乾燥機ユニツト2の底面壁3
3にも水落し穴34が設けてあり、水は結局ベー
スキヤビネツトa1の脚部台座35内の床上にお
いてトレー36に落ち込むようになつている。こ
の床上のトレー36は脚部台座35の前板35′
を着脱自在とすることにより、乾燥庫1前面から
取り出し、水の廃棄及びトレー36の清掃が可能
である。
上記、布巾掛け25、包丁差し、まな板差し2
7、玉杓子用ハンガー28、スポンジ・束子入れ
29、食器、小物を入れる水切りカゴ30等の各
台所用品専用の収納形態は各々の形状を考慮し、
収納し易く、かつ乾燥され易いような形態、例え
ば図面に示すような形態に決定される。
即ち包丁差し26及びまな板差し27はスライ
ドユニツト3の前後方向に渉つて棚板40を架設
し、この棚板に包丁37及びまな板38を差し込
み得るようにスリツト状の穴を穿設して構成す
る。
布巾掛け25はスライドユニツト3前部におい
て上記棚板40と側面壁20とに渉つて1乃至数
本の金属パイプ等を架設して構成する。
玉杓子用フツク28は側面壁20′に取付ける
が、この側面壁20′はその外面に玉杓子39を
掛けても、これがスライドユニツト3より突出し
ないように、底面壁21の側縁より若干内方に位
置している。
スポンジ・束子入れ29は底面に多数の孔があ
いた小皿よりなり、上記棚40と側面壁20に掛
け渡し状に着脱自在に載置する。
また、水切りカゴ30はスポンジ・束子入れ2
9と同様に棚40と側面壁20に渉つて着脱自在
に掛け渡す。
尚、この水切りカゴ30とスポンジ・束子入れ
29は特に水滴が落ち易いので、並べて配置し、
その下方に専用トレーを取りつけてもよい。
斯るスライドユニツト3の構造は、包丁37、
まな板38、布巾41、スポンジ・束子42は通
常不潔になり易く、しかも適切な収納場所がな
く、また乾燥しようとしても、従来一般的な食器
乾燥機では容量的に入らなかつたり、収まりが悪
かつたりという不満点を解消し得る。
また水切りカゴ30は食器等を洗浄するときに
シンク横においておき、洗浄したもの全てを収容
した後、スライドユニツト3内に収納すれば良
く、作業等において無駄を省くことができる。
尚、上述せる処は本考案の1実施例についての
説明であり、本考案は斯る実施例に限定されるも
のではない。
例えば、第6図に示すように乾燥機ユニツト本
体2′の前面開口部4に箱形の間仕切ユニツト4
3を嵌入し、この間仕切ユニツト43と乾燥機ユ
ニツト本体2′とのすき間スペースを吸気室15
として利用してもよい。
また、乾燥機能部9のフアン10や発熱体11
は必ずしも第1図、第2図に示すように吹出口1
8の近くに配備される必要はなく、吸気口5から
吹出口18に至る吸気室15中の所要の箇所に設
ければよく、例えば第7図に示すように乾燥機ユ
ニツト2の上部に配置することも可能である。
また、スライドユニツト3は鋼線にメツキ処理
あるいは粉体塗装した材料を第8図に示すように
組立てて構成してもよい。
更にベースキヤビネツトa1の縦方向一杯に乾
燥機ユニツト2をビルトインせず、第9図に示す
ようにベースキヤビネツトa1を方向中途で分割
し、上部を収納庫1、下部を通常の専用化しない
収納部、例えばスライド引出50にすればスペー
スの有効利用が計れることになる。
〈考案の効果〉 本考案は上記の構成であるから、以下の利点を
有する。
吸気口から吸入した空気を乾燥室の上面及び
背面に沿つて導く間に温風に変え、乾燥室の背
面下部に位置する温風吹出口から前方へ向けて
吹き出すことにより、温風を上昇させながら乾
燥室内の隅々まで満遍なく届かせ排気口から排
気させたので、吸気から排気までの空気の流れ
方向を一方向にして温風を乾燥室の隅々まで届
かせることができる。
従つて、乾燥室内を均一に加熱して内部温度
を充分に上昇させることができ、乾燥効率を向
上させて台所用品を早くしかも経済的に乾燥す
ることができる。
排気口をベースキヤビネツトの前面上部に開
設したので、従来のもののように乾燥時におい
てカウンター上に溜るチリやホコリ等を吹き散
らすことがなく衛生的である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案台所用品収納庫の実施態様を示
し、第1図はスライドユニツトを引き出した状態
を一部縦断切欠して示す斜視図、第2図はスライ
ドユニツトを入れ込んだ状態を示す縦断側面図、
第3図は縦断正面図、第4図はキツチンシステム
に組込んで使用する状態を示す斜視図、第5図は
乾燥機ユニツトの電気回路図、第6図、第7図は
乾燥機ユニツトの他の実施例を示す斜視図、第8
図はスライドユニツトの他の実施例を示す斜視
図、第9図は装置全体としての他の実施例を示す
斜視図である。 A……キツチンシステム、a1,a2……ベー
スキヤビネツト、b……カウンター、2a……乾
燥室、5……吸気口、6……排気口、9……乾燥
機能部、10……フアン、11……発熱体、15
……吸気室、18……吹出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベースキヤビネツトを複数個並列に並べ、その
    上にカウンターを載置するキツチンシステムにお
    ける上記ベースキヤビネツトの任意の1個により
    構成される台所用品収納庫において、前記ベース
    キヤビネツトの前面上部に吸気口及び排気口を隣
    接して開設すると共にベースキヤビネツトの内部
    に乾燥室と、この乾燥室の上面から背面に亙つて
    側面逆L字形の吸気室とを区画形成し、該吸気室
    は内部にフアン及び発熱体を備えて上端前面を前
    記吸気口に連結し、下端前面に温風吹出口を開設
    して前記乾燥室に連通させたことを特徴とする台
    所用品収納庫。
JP15386184U 1984-10-11 1984-10-11 台所用品収納庫 Granted JPS60101045U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15386184U JPS60101045U (ja) 1984-10-11 1984-10-11 台所用品収納庫

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JP15386184U JPS60101045U (ja) 1984-10-11 1984-10-11 台所用品収納庫

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Publication Number Publication Date
JPS60101045U JPS60101045U (ja) 1985-07-10
JPS6211477Y2 true JPS6211477Y2 (ja) 1987-03-18

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ID=30340279

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JP15386184U Granted JPS60101045U (ja) 1984-10-11 1984-10-11 台所用品収納庫

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Families Citing this family (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55104945U (ja) * 1979-01-19 1980-07-22
JPS571798Y2 (ja) * 1979-02-02 1982-01-12

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JPS60101045U (ja) 1985-07-10

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