JPS5929641Y2

JPS5929641Y2 - 収納部付食器乾燥器

Info

Publication number: JPS5929641Y2
Application number: JP1979055316U
Authority: JP
Inventors: 正之川当
Original assignee: 株式会社淀川製鋼所
Priority date: 1979-04-24
Filing date: 1979-04-24
Publication date: 1984-08-25
Also published as: JPS55156653U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、前面に排気孔付きの扉を有する食器乾燥器の
下方に、乾燥した食器あるいはその他の物品を収納でき
る収納部を設けることにより、台所の空間を有効に利用
できるようにした収納部付食器乾燥器に関するものであ
る。

食器乾燥器を使用する場合、食器洗いやその後の食器の
取扱いによって濡れた手をタオル等で拭く必要があるが
、台所には、ふきん掛けはあっても、タオルの適当な掛
は場所が意外に少ない。

そのため、冷蔵庫の側面等に吸盤式のタオル掛けを取り
付けたりしているが、必ずしも食器乾燥器がその冷蔵庫
に隣接して置かれているとは限らない。

むしろ多くの場合、食器乾燥器を使用する一連の動きの
中で、手順よく手を拭くことができず、その結果、食器
乾燥のための動線が複雑で無駄の多いものになりがちで
ある。

また、濡れた食器を乾燥器に入れ、そのまま手を拭かず
にヒータ等のタイマースイッチを操作することは、操作
ツマミに水が付き、これにホコリが付着して非衛生的で
ある上、安全性の面でも好ましくないことは言うまでも
ない。

そこで、本考案は、上記の収納部付食器乾燥器にかいて
は、食器乾燥器の扉が床面から適当な高さに位置してい
ることに着目し、扉の揺動力向、扉の把手と排気孔及び
吸気孔の位置関係ならびに把手の形状に工夫をこらした
だけの簡単な構成によって、上述の如き従来欠点を解消
した収納部付食器乾燥器を提供するものである。

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図ないし第４図にかいて、１は、前方が開口した横
断面略口形のパネルの内部に直方体状の乾燥室Ａを形成
した食器乾燥器で、前記乾燥室Ａを閉塞する縦軸芯周り
で水平に揺動開閉自在な扉２と、扉２よりも側方に位置
する前面のパネル３とを有する。

食器乾燥器１の下方には乾燥した食器等を収納できる収
納部４が設けられて釦り、収納部４の前面には把手５′
付きの扉６が、内部には棚７が夫々設けられている。

８は前記乾燥器１のヒーター及びファン（いずれも図外
）を作動させるスイッチ兼タイマーのツマミ、９は空気
吸入口で、それぞれ前面のパネル３に設げである。

１０は前記乾燥室Ａを形成する箱体でたとえばプラスチ
ック発泡体等の断熱材で構成されている。

そしてこの箱体１０の左側壁上部には第３図に示すよう
に熱風吹き出し孔１１が形成されている。

１２は前記界２の中央に設けられたプラスチック製等の
透明な窓で適数個の縦長の排気透孔１３・−・が第１図
に示すようにほぼ全面にわたって形成しである。

また、扉２には、排気孔１３・・・よりも下方の位置に
、扉２前面から突出した左右一対の脚部５ａ・・・と、
両脚部５ａ・−・の突出先端部間にわたって位置する直
杆状の指掛部５ｂとからなる把手５が設けられて卦り、
前記指掛部５ｂと扉２前面間には、横長の隙間が形成さ
れている。

従って、把手５の指掛部５ｂにタオルを掛けておくこと
により、乾燥室Ａ内に食器を入れ、扉２を閉めた時点で
直ちにその場で手を拭くことができ、濡れた手でツマミ
８を操作しなくても済む。

また、把手５が排気孔１３・・・より下方に位置するた
め、排気孔１３・・・から排出される湿気を含む温風が
タオルに当らず、タオルを乾燥した状態に保つことがで
きる。

また、空気吸入口９が扉２よりも側方に位置するパネル
３に設けられているため、把手５０指掛部５ｂに掛けた
タオルで空気吸入口９が塞がれることがない。

１４は前記乾燥器１の背面或いは側面より延出された電
源プラグ、１５は前記乾燥器１の天板で、その上面に電
子レンジ、電気炊飯器、電子ジャートースター等の調理
具或いはその他の台所用品を載置できるように上面が平
坦に形成しであると共に、前側面に前記調理用具用電源
のコンセント１６が設けである。

次に、１７はたとえば樹脂製の食器棚で、カゴ状容器か
らなる食器受部１７とこの食器受部１７’に４本の脚２
５・・・を介して適宜手段にて固着、された水受部１８
とよりなる。

この食器棚１γは前記乾燥室Ａに対し出し入れ自在にし
である。

前記水受部１８は、皿状の底面部１８ａｂｔｃ、
ｄと側壁部１８ｅとをプラスチック等で一体又は一体的
に形成されてなり前記底面部１８ａｂｔｃ、ｄは第
４図に示すようにその上面の水滴を底面部の中央部前面
側に設けた水落し用の貫通孔１９に送るように孔１９へ
向けて下方に傾斜して設けられている。

２０は、前記水受部１８に対し、前方より挿入及び取り
外し自在に挿着される樹脂製の小型水だめケースで、上
方が開口しており孔１９から落下した水滴がこの水だめ
ケース２０内に溜められる程度の大きさをもっている。

尚、底面部に設けられる孔１９の位置、数は、水受部１
８の大きさ、水だめケース２０等とのかね合いによって
適宜定めればよい。

２１，２１’は前記水だめケース２０を支持し、且つ孔
１９の下方まで案内するガイドで、水だけケース２０の
前面が水受部１８の前面と面一となる位置まで前記ケー
ス２０を挿入すると、それ以上挿入できないように前記
ガイド２Ｌ２１’適当個所にストッパ（図外）が設けで
ある。

２２は前記水だめケース２０の前面に凹入した状態で形
成された把手部である。

次に、第５図は、本考案の第２実施例を示し、食器乾燥
器用食器棚５０は、食器受部５１゜皿状の水受部５２、
水ためケース５３よりなり、いずれも、たとえばプラス
チックにより成形されている。

食器受部５１の底部は格子状に形成されていて、その格
子の目から下方へ水滴が落下するよ５になっている。

又、種々形状の食器をのせやすいように立上り部５４・
・・の高さを適宜異ならしめである。

水受部５２の側壁５５，５５の上端面には凸出部５６・
・・が設けてあって前記食器受部５１の側壁５７，５７
の下端面に設けた凹入部（図外）に嵌合することによっ
て食器受部５１゜水受部５２を着脱自在に接合できるよ
うになっている。

尚、第５図中、５８は水の落し孔である。本考案による
収納部付食器乾燥器は、上述したように、前面に縦軸芯
周りで水平に揺動開閉自在な排気孔付きの扉を有する食
器乾燥器の下方に収納部を設け、前記食器乾燥器のパネ
ルには前記扉よりも側方の位置に空気吸入孔を設け、前
記扉には、前記排気孔よりも下方の位置に、扉前面から
突出した左右一対の脚部と両脚部間にわたって位置する
直杆状の指掛部とからなる把手を設け、前記指掛部と扉
前面間に、横長の隙間を形成しであるので、指掛部にタ
オルを排けることができ、かつ、タオルを掛けておいて
も、空気吸入口は扉よりも側方のパネルに設けられてい
るため、空気吸入口がタオルで塞がれることがなく、ま
た扉が水平に揺動開閉するため、扉を開けた際、タオル
が床面に触れたり、乾燥室の開口を塞いで食器の出し入
れの邪魔になることがなく、しかも、排気孔から排出さ
れる湿度の高い温風がタオルに当らず、タオルを乾燥状
態に保ち得る。

従って、扉を開けて食器を入れ、扉を閉めてその場で直
ちに手を拭き、食器乾燥器のヒータ等のスイッチ操作を
行なうといった一連の食器乾燥操作を簡単な構成によっ
て手順よく行なうことができ、他の場所に手を拭きに行
く必要がないので、食器乾燥のための台所内での動線を
単純化し得るのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す収納部付食器乾燥器の
全体斜視図、第２図はその側面断面図、第３図は食器棚
を乾燥室に収納した状態を示す斜視図、第４図は水受皿
を示す斜視図、第５図は本考案の別実施例を示す斜視図
である。１−・−食器乾燥器、２・・・扉、４・・・収納部、５
・・・把手、５ａ・・・脚部、５ｂ・・・指掛部、９−
・・空気吸入口、１３・・・排気孔。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

前面に縦軸芯周りで水平に揺動開閉自在な排気孔付きの
扉を有する食器乾燥器の下方に収納部を設け、前記食器
乾燥器のパネルには前記界よりも側方の位置に空気吸入
口を設け、前記界には前記排気孔よりも下方の位置に扉
前面から突出した左右一対の脚部と両脚部間にわたって
位置する直杆状の指掛部とからなる把手を設け、前記指
掛部と扉前面間に、横長の隙間を形成しであることを特
徴とする収納部付食器乾燥器。