JPS62114093A - 取引処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の要約 紙幣および硬貨の取扱いが可能な取引処理装置において
、設定金額を紙幣、硬貨の概略的な画像を用いて表示装
置に表示し、これによって設定金額のキー人力誤りを防
止する。

［技術分野］ この発明は、顧客の操作を案内するための電子的視覚表
示装置（たとえばＣＲＴ）を備え１紙幣および硬貨の取
扱い（人、出金）が可能な、預金支払機（ＡＴＭ）や自
動支払機（ＣＤ）によって代表される取引処理装置に関
する。

［従来技術］ このような取引処理装置における処理手順、とくに支払
い（出金）の取引の手順は、顧客固有のデータが記録さ
れたカード、および必要ならば通帳の挿入、カード・デ
ータ（および通帳データ）の読取りおよびチェック、出
金額（支払請求額）のキー人力、センタ交信、出金（貨
幣放出）処理、といった順序で行なわれる。これらの動
作は顧客による操作に応答して行なわれるが、顧客の操
作に先だち、その操作を案内するためのガイダンスが表
示装置に表示される。

また、取引処理装置には顧客による出金額の入力のため
に、数字を入力するためのテンキー、ならびに「万」、
「千」、「百」等の金額単位を入力するための単位キー
および最後に「円」という貨幣単位を入力するための円
キーが設けられている。たとえば顧客が１０５，０００
円を入力する場合には、テンキーをｆｉｌ、ｒＯＪの順
序で押し２次に「万」キーを押し、さらにテンキー中の
「５」キーを押し、「千」キーを押したのち、最後に「
円」キーを押す。顧客が「千」キーを押し忘れると、１
００．００５円が設定されたことになる。紙幣による放
出のみならず硬貨も用いて出金金額を放出できる取引処
理装置では、たとえ１００．００５円が設定されても正
常に出金額が入力されたものとして、「円」キーが押さ
れるとただちに出金動作に移る。

上記のように入力された出金金額は上記の表示装置に、
たとえば第６図（Ａ）および（Ｂ）に示されているよう
に表示される。第６図（Ａ）は、正しく１０万５千円を
入力した場合、第６図（Ｂ）は「千」キーの押下を忘れ
て１０万５円が入力されてしまった場合をそれぞれ示し
ている。

これらの図からも分るにうに２表示される入力金額も視
認性に乏しい。

［発明の目的］ 万、干、百等の単位キーの入力の誤りがあっても正常に
動作してしまうという特徴をもつ紙幣および硬貨を取扱
うことのできる取引処理装置において、入力された金額
の確認にも誤りが生じやすいという現状に鑑みて、この
発明は表示装置における設定金額の表示を見やすくかつ
分りやすくすることによって、キー人力の誤りの発生を
防止することを目的とする。

［発明の構成と効果］ この発明は、顧客の操作を案内するだめの電子的視覚表
示装置を備え１紙幣および硬貨を含む貨幣の取扱いが可
能なＪＲ引処理装置において、取扱いが可能な貨幣の画
像に関するデータを記憶するメモリ、設定された金額に
相当する貨幣の種類と枚数の組合せを算出する手段、お
よび算出された組合せに含まれる貨幣の画像を用いてそ
の組合せおよび金額を電子的視覚表示装置に表示する表
示制御手段を備えていることを特徴とする。

この発明によると、キー人力された設定金額が、貨幣や
硬貨の図形を用いて表示装置に表示されるので、−目し
てこれを視認することができ。

キー人力の誤りを防止することが可能となる。

［実施例の説明］ 取引処理装置は、挿入された紙幣の真偽と種類の判別、
その収納、出金すべき紙幣の収納箱からの繰出しおよび
放出等を行なう紙幣処理部、硬貨について同様の処理を
行なう硬貨処理部、挿入された通帳からのデータの読取
りおよび通帳への書込み２通帳や明細票等への取引デー
タの印字を行なう帳票処理部、顧客の行なうべき操作を
案内するための電子的視覚表示装置、テンキーや上述の
単位キー、円キーを備えたキーボード等を制御する接客
処理部、ならびに取引処理の全体を制御する制御部から
構成されている。

第１図は、上述の接客処理部の一部、特に表示制御装置
を中心とした部分を示している。顧客の操作を案内する
ための表示装置としてはたとえばＣＲＴＩＩが用いられ
るが、その他にもプラズマ・ディスプレイ等を使用する
ことが可能である。

この表示制御装置はＣＰＵｌ０によってその全体的な動
作が統括される。ＣＰＵｌ０としては２表示制御装置ま
たは接客処理部専用のものを用いても、取引処理装置全
体の動作を制御するものを用いても、どちらでもよい。

このＣＰＵｌ０は、制御用メモリ１９と画像メモリ１４
とを備えている。

これらのメモリ１９および１４の内容の一例が第２図お
よび第３図にそれぞれ示されている。

制御用メモリ１９には、キー人力された設定金額に関す
るデータをストアするだめのエリアが設けられており、
このエリアには、キー人力された合計金額、およびこの
合計金額を実現する貨幣の種類と枚数がストアされる。

貨幣には紙幣と硬貨があり２紙幣には１百円札と千円札
とがあり、硬貨には５百円、百円、５０円、１０円、５
円および１円の硬貨（玉）がある。それぞれの貨幣の種
類ごとに、その種類の貨幣の枚数とそれによって実現さ
れる総額とがストアされる。設定された（キー人力され
た）金額を実現する貨幣の種類と枚数の組合せのやり方
には種々あるが、たとえば放出する貨幣の枚数を最小に
する組合せが用いられる。このとき、貨幣の種類ごとに
設けられた貨幣収納箱内に収納されている貨幣の残量も
考慮されよう。すなわち、残量が少ないために放出不可
能な貨幣の種類については、それに代わる種類の貨幣が
組合わされる。

画像メモリ１４には、上述の各種の貨幣について、それ
らの概略的な外観、外形を表わす画像データがあらかじ
めストアされることによって登録されている。この画像
データは１画像の各画素ごとのドツト・データの集合で
あっても１画像を表現するための指令およびデータの集
まりであってもよい。

第１図に戻って、ＣＲＴＩＩにはビデオ参コントロール
回路１２から発生する同期信号およびビデオ信号が入力
する。ビデオ・コントロール回路１２は２画像メモリ１
４から抽出された貨幣の画像データとキャラクタ・ゼネ
レータ１３から発生するキャラクタ（金額を表わす数字
を含む）とを合成するとともに、ＣＲＴ制御回路１６の
制御の下にその映像信号の水平、垂直同期をとる。画像
メモリ１４から出力される画像データおよびキャラクタ
・ゼネレータ１３から発生するキャラクタ・データは、
ＣＰＵｌ０の制御の下にメモリ制御回路１７によって指
定される。ＣＲＴ制御回路１６もまたＣＰＵｌ０の制御
の下にある。水平同期、垂直同期信号の基礎となるタイ
ミング・パルスは発振回路１５から発生し、ＣＲＴ制御
回路１６およびビデオ・コントロール回路１２に送られ
る。

第４図は、取引処理装置における処理手順の一例、支払
（出金）の取引処理手順を示している。

まずＣＲＴＩＩにカードを挿入せよという案内が表示さ
れるので（ステップ２■）、顧客がカードを挿入すると
そのカード・データが読取られ（ステップ２２）、その
カード・データに基づいて正規のカードであるかどうか
などのチェックが行なわれる（ステップ２３）。

正規のカードであれば続いてＣＲＴＩＩに暗証番号をキ
ー人力するとともに２通帳を用いた取引を希望する場合
には通帳を挿入せよという案内が表示される（ステップ
２４）。顧客がテンキーを用いて暗証番号をキー人力す
ると、それが読取られ（ステップ２５）、カード・デー
タ中の暗証番号と一致するかどうかがチェックされる（
ステップ２６）。挿入された通帳は装置内に搬入され、
その表面の磁気ストライプ・データが読取られる。

正規のカードでない場合、暗証番号が一致しない場合、
正規の通帳でない場合等においては、それらのカードま
たは通帳は返却もしくは回収される（ステップ４３．４
４）。

さらに、ＣＲＴＩＩに、出金額をキー人力せよという案
内が表示されるので（ステップ２７）、顧客は上述のテ
ンキー、単位キーおよび円キーを用いて出金額をキー人
力する（ステップ２８）。円キーの押下によって出金額
のキー人力が終了する。

すると、その出金額が制御用メモリ１９にストアされる
とともに（ステップ２９）、出金額を実現する金種と枚
数の組合せが算出され、同メモリ１９にストアされる（
ステップ３０）。たとえば。

出金額として１０万５千円のキー人力があった場合には
、メモリ１９には、１万円札１０枚、１０万円および千
円札５枚、５千円というデータがストアされる（第２図
参照）。そして、該当する金種（この場合には１万円札
および千円札）の画像データが画像メモリ１４から読出
され（ステップ３１）、読出された画像がそれらの枚数
、それらの金額、出金額とともにＣＲＴＩＩに表示され
る（ステップ３２）。この表示の一例が第５図（Ａ）に
示されている。

顧客が「千」キーを押し忘れた場合には、出金額は１０
万５円になる。このときには、第５図（Ｂ）に示されて
いるように、１万円札の画像と５円玉の画像がＣＲＴＩ
Ｉに表示される。したがって、顧客は人力の誤りがあっ
たことが容易に分り、キャンセル・キーを押して出金額
のキー人力のやり直しを行なうことができる。

１０万というキー人力があったときに、１万円札の画像
と「１０枚」　「１０万円」という表示がただちに現わ
れ、同じように５千というキー人力があるとそれに対応
する画像が現われるようにすると、顧客はキー人力の途
中で自分のキー入力誤りに気がつく。

このような出金額に関する表示は、ステップ２７の出金
額入力案内表示画面上に重ねて行なうようにしてもよい
し、第５図に示されるように出金額表示のみを独立させ
るようにしてもよい。

以上で、出金取引に必要なデータが整ったので、取引処
理装置はＣＲＴＩＩに待機指示を表示するとともに（ス
テップ３３）、センタと交信する。センタには、顧客ご
とにその顧客の情報および残高を記録した顧客別情報フ
ァイル（ＣＩ　Ｆ）がある。センタのＣＰＵは、取引処
理装置からの出金データを受信すると、ＣＩＦを検索し
て該当する口座の残高を更新し、その結果を取引処理装
置に伝送する。また、該当口座が存在しない場合や、出
金額が残高を超えているような場合には。

出金不可の旨を取引処理装置に通知する。

取引処理装置では、センタからの電文を受信し、それが
取引可である旨を示していれば、貨幣収納箱から該当す
る金種で所定の枚数の貨幣を繰出して一時保留部に保留
する（ステップ３５）。この出金処理において、ジャム
等が発生した場合には（ステップ３Ｇ）、係員の呼出し
を行ない係員による処理に委ねる（ステップ４５）。

また、センタ電文が取引不可の旨を示していた場合には
、その旨をＣＲＴＩＩに表示してカード、通帳等を返却
する。

出金額の貨幣の繰出し、一時保留が正常に終了すると、
ＣＲＴＩＩにカード（および通帳）を抜取れという指示
が表示され（ステップ３７）、挿入されていたカードお
よびもしあれば通帳が返却される（ステップ３８．３９
）。

さらに、ＣＲＴＩＩに放１１１された現金を受取れとい
う旨が表示され（ステップ４０）、一時保留されていた
貨幣が放出口に放出される（ステップ４１）。最後に、
「ありがとうございました」というような終了の旨がＣ
ＲＴＩＩに表示される（ステップ４２）。

【図面の簡単な説明】

第１図は取引処理装置内の表示制御装置を中心とした電
気的構成を示すブロック図である。 第２図は制御用メモリの内容を、第３図は画像メモリの
内容をそれぞれ示す図である。 第４図は取引処理装置の処理手順の一例を示すフローチ
ャートである。 第５図はＣＲＴ上への表示の例を示す図である。 第６図は、従来の取引処理装置における出金額表示の例
を示す図である。 １０・・・ＣＰＵ、　　　　　１１・・・ＣＲＴ。 １４・・・画像メモリ、　　１９・・・制御用メモリ。 以　　上 第５ （Ａ） 第６ （Ａ） （Ｂ） 図 （Ｂ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 顧客の操作を案内するための電子的視覚表示装置を備え
   、紙幣および硬貨を含む貨幣の取扱いが可能な取引処理
   装置において、 取扱いが可能な貨幣の画像に関するデータを記憶するメ
   モリ。 設定された金額に相当する貨幣の種類と枚数の組合せを
   算出する手段、および 算出された組合せに含まれる貨幣の画像を用いてその組
   合せおよび金額を電子的視覚表示装置に表示する表示制
   御手段、 を備えていることを特徴とする取引処理装置。