JPS60156169A - 取引処理装置における障害処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の要点 カード、通帳、明細票、現金など取引処理装置の内部に
保留されている媒体を記憶しておぎ、障害発生時に、障
害処理スイッチからの入力に応答して、内部保留媒体を
記憶内容にもとづいて外部に放出する。

発明の背景 この発明は、カードや通帳を”用いて預金するまたは現
金を引出す自動預金支払機で代表される取引処理装置に
おける障害処理方式に関する。

取引処理装置では、通帳、カード、現金などを取扱うか
ら、これらの印字、読取り、搬送過程などで種々の障害
が発生しうる。そこで取引処理装置には通常、考えられ
る障害を検知する装置が設けられている。障害発生に対
しては、次の３点が特に要請されている。

１）　障害原因のすみやかな除去 ２〉　中断された処理中の取引の適切な後処理および利
用者への対応 ３）　運用状態への短時間の復旧 従来の障害処理方式では、障害原因を示すメンテナンス
・コードが内部パネルに表示されるか、または明細票に
印字されるだけであり、係員は内部パネルでリセットし
たのち、障害に対する措置を行なっていた。

とくに、取引処理装置内には、利用者が投入したカード
、通帳、預金のための現金や、利用者に放出する現金、
明細票などが搬送途上の状態でまたはその他の処理過程
の状態で保留されているので、これらを放出させて正し
く処理しなければならない。この処理を誤ると現金の過
不足等の事故が発生する。係員は、何が取引処理装置内
に保留されているかも分らないから、カード、通帳、現
金などを正しく処理するための負担は大きかった。

発明の概要 この発明は、取引処理装置に障害が発生した場合に、係
員の負担を軽減し、障害復旧時間の短縮化を図ることを
目的とする。

この発明による取引処理装＠は、複数の媒体についそれ
らが取引処理装置の内部に保留されていることの有無を
媒体ごとに記憶づる記憶装置と、障害発生時に係員によ
って操作される障害処理スイッチとを備えており、媒体
が取引処理装置に受入れられたり、放出準備が行なわれ
たり、返却、放出が行なわれたときに、この処理に応じ
て記憶装置の該当する媒体に関する記憶内容を更新して
いる。そして、障害が発生したときに、障害処理スイッ
チからの入力に応答して、記憶装置の記憶内容にもとづ
いて取引処理装置の内部に保留されている媒体を放出す
ることを特徴としている。

障害発生時に係員は障害処理スイッチを操作するだけで
内部保留媒体が即座に強制放出されるから、係員の負担
が軽減し、すみやかな障害復旧が可能となる。

実施例の説明 以下、図面を参照してこの発明の実施例について詳述す
る。

（１）　取引処理装置の構成 第１図は現金取引処理装置の外観を示している。取引処
理装置（２０）の前方に突出した水平な操作面には、利
用者に対する取引操作手順、取引データ、および障害が
発生した場合に取引データ、障害の内容、内部保留媒体
などを表示する操作手順表示器（１）、この表示器（１
）の両側に配置された各種のキー（２）、入金紙幣投入
口（３）、ならびに返却口（４）が設置プられている。

操作手順表示器（１）としてはＣＲＴやプラズマ・ディ
スプレイが用いられる。

キー（２）には、ファンクションキーとテンキーがあり
、ファンクションキーの機能は、そのキーが用いられる
毎に表示器（１）の対応箇所に表示される。取引処理装
置（２０）のほぼ垂直な操作面には、暗証番号や口座番
号などの利用者個有のデータが磁気記録されたカードの
挿入口（５）、通帳挿入口（６）、支払現金ｄ３よび明
細票の取出口（７）、取扱中表示器（８ン、取引可能項
目の表示器（９）、係員が操作する係員キー（ｉｏ）　
、ならびに係員呼出しボタン〈１１）が設（プられてい
る。

第２図は、取引処理装置（２０）の内部構成を示してい
る。取引処理装置（２０）は、メモリ（２２）を備えた
中央処理装置（ＣＰＵという）（２１）によって制御さ
れる。ＣＰＩＪ（２４）にｔ：よ、表示器（１）を制御
する操作案内表示制御装置（２３）、キー（２）による
入力などを制御する接客制御装置（２４）　、カードに
磁気記録されたデータを読取るとともにカードに所要の
データを書込むカード・リーダ（２５＞　、明細票およ
びジャーナルに取引データなどを印字する伝票発行ｍ　
（２Ｇ＞　、支払の取引にＪ３いて支払額の紙幣を収納
箱から繰出し、計数して搬出する紙幣放出Ｉｆｆ　（２
７＞　、通帳に入金額、出金額、残高等の取引データを
印字する通帳印字機（２ｇ）、入金のために投入された
紙幣の種類と真偽を判別するピルチェッカ（２９）、お
よびコントロール・センタ（４０）との交信を制御する
入出力制御装置（３０）が接続されている。メモリ（２
２）には、取引処理のための実行プログラムおよび各種
の取引データが記憶され、また後述する内部保留媒体の
状態を記憶するためのエリヤが設けられている。

コントロール・センタ（４０）には、取引の可否の判別
その他取引処理全般を制御するＣＰＵ（４１）、および
利用者ごとにその氏名、口座番号、残高等の取引データ
を記憶する顧客別情報ファイル（センタ・ファイルとい
う）（４２）が設けられている。センタ（４０）と取引
処理装置（２０）との間の交信は、通信制御装置（４３
）およびモデム（３１）　（４４）を介して行なわれる
。

第３図は、取引処理装置（２０）のメモリ（２２）内に
設けられている内部保留媒体の状態を記憶するエリヤを
示している。この例では、取引処理装置で用いられる媒
体には、カード、通帳、明細票、入金紙幣および出金紙
幣がある。このエリヤには、これらの媒体ごとに媒体フ
ラグＦが記憶される。媒体フラグＦは、これらの媒体が
取引処理装置（２０）の内部に存在するかどうかを表わ
すものであって、 Ｆ＝１は媒体布を、 Ｆ＝Ｏは媒体熱を それぞれ示す。

（２）　取引処理装置における処理手順第４図は、取引
処理％１ｉ＠（２０＞に対する利用者の操作手順および
ＣＰＵ（２’１）の処理手順を示している。この実施例
では、カードを用いた支払、通帳を用いた支払、カード
を用いた入金および通帳を用いた入金の取引が可能であ
る。

利用者は表示器（１）に表示される誘導にしたがってま
ず、ファンクションキーによりこれらの取引のうちのい
ずれか１つを選択り゛る（ステップ（５１））。利用者
がカード支払を選択した場合には、カードを挿入するの
で（ステップ（５２））、カードについての媒体フラグ
Ｆが１にセットされる（ステップ（５３）　）。続いて
利用者は、暗証番号をキー人力しくステップ（５４））
、暗証番号の照合の結果これが正しければ、支払請求金
額をキー人力する（ステップ（５５）　）。通帳支払の
場合には、利用者は通帳を挿入するので（ステップ（５
６））、通帳についての媒体フラグＦが１にセットされ
る（ステップ（５７））。この後上述のステップ（５４
）　（５５）に進む。

利用者がカード入金を選択した場合には、カードを挿入
するので（ステップ＜５８＞）、カードについての媒体
フラグＦが１にセットされる（ステップ（５９）　）。

利用者は続いて入金紙幣を投入するので（ステップ（６
０）　）　、入金紙幣についての媒体フラグＦが１にセ
ットされる（ステップ＜６１））。利用者が通帳入金を
選択した場合には、通帳を挿入するので（ステップ（６
２）　）　、通帳についてのＦが１にセットされる（ス
テップ（６３）　）。この後、ステップ（６０）（６１
）に進む。

取引処理のための必要なデータが整うと、口座番号、お
よび支払請求額または入金額などの取引データがセンタ
（４０）に送信される（ステップ（６４））。センタ（
４０）では、ファイル（４２）の該当口座を検索して、
取引可否の判定、残高の更新などの処理が行なわれ、そ
の結果が取引処理装置（２０）に伝送されるので、これ
が受信される（ステップ（６５））。このセンタ交信と
平行して、カードについての媒体フラグＦが１であれば
（ステップ（６６））、カードのインプリント処理が行
なわれる（ステップ（６７）　）センタ交信後、送信エ
ラーがあったかどうか（ステップ（６８）　）　、受信
エラーがあったかどうか（ステップ（６９））、取引が
可であるかどうか（ステップ（７０））、インプリント
・エラーがあったかどうか（ステップ（７１））が順次
チェックされ、いずれのエラーもなくかつ取引可であれ
ば、内部保留媒体に対する処理に進む。

送信エラー、受信エラーおよびインプリンＩ−・エラー
の場合には、後述する障害処理に移る。

ヒンタからの電文中には、取引許可または拒否を示すコ
ードが含まれているので、このコードによって取引可か
どうかが判定される。取引不可（取引拒否）の場合には
、後述する内部保留媒体の返却処理に移る。

取引が可である場合には続いて、内部保留媒体について
の処理が平行して行なわれる。明細票に取引データが印
字され（ステップ（７２））、明細票についてのフラグ
Ｆが１にセットされる（ステップ（７３））。カードに
ついてのフラグＦが１であれば（ステップ（７４））、
カードに所要のデータが書込まれカード・データが更新
される（ステップ（７５））。通帳についてのフラグＦ
が１であれば（ステップ（７６））、通帳に取引データ
が印字されるとともにその磁気ストライプに所要のデー
タが書込まれる（ステップ（７７））。取引種別が支払
の場合には（ステップ（７８）　）　、支払額の紙幣が
その収納箱から繰出されかつ計数される（ステップ（７
’ｌ））。

入金の取引の場合にはくステップ（８０）　）　、投入
された入金紙幣が収納される（ステップ（８１））。

以上の処理ののち、カード・ライト・エラー（ステップ
（８２））、通帳印字エラー（ステップ（８３））、出
金紙幣計数エラー（ステップ（８４））および入金紙幣
収納エラー（ステップ（８５））の有無がチェックされ
、これらのエラーがいずれもなければ、入金紙幣につい
ての７ラグＦがＯにクリヤされ（ステップ（８６））、
出金紙幣についてのフラグＦが１にセットされる（ステ
ップ（８７）　）。これらのエラーが発生している場合
には、障害処理に移る。

取引の最終段階では、内部媒体の返却または放出が行な
われる。カード、通帳および出金紙幣のそれぞれについ
ての媒体フラグＦが１かどうかがチェックされ（ステッ
プ（８８）　（９２）（９６）　）　、Ｆ＝１であれば
これらの媒体がそれぞれ返却または放出される（ステッ
プ（８９）（９３）　（９７）　）。そして、この返却
または放出のだめの搬出過程などでエラーがあったかど
うかがチェックされ（ステップ＜９０＞　（９４）　（
９８））、エラーがなければ、それぞれの７ラグＦが０
にクリヤされる（ステップ（９１）　（９５）　（ｊ９
））。エラーが発生した場合には、障害処理に移る。こ
れらの内部媒体のフラグＦがＯの場合には、返却または
放出処理は不要である。最後に明細票が放出され（ステ
ップ＜　１０’Ｏ）　＞　、エラーがなければそのフラ
グがＦ＝Ｏとされる（ステップ（１０１）　（１０２）
　）。エラーが発生した場合には障害処理に移る。

取引不可の場合の媒体返却処理では、カード、通帳およ
び入金紙幣が返却される。カードおよび通帳の返却の手
順は、上述のステップ（８８）〜（９５）の手順と全く
同じである（ステップ（１ｉｉ）〜（１１８）　）。入
金紙幣についても同じように、そのフラグがチェックさ
れ（ステップ＜　１１ｃｈ＞　＞　、Ｆ＝１であれば、
既に投入され内部に保留されている入金紙幣が返ムロさ
れろくステップ（１２０）　）。そしてエラーがなりれ
ば、入金紙幣についてのフラグＦがクリＡ７され（ステ
ップ（１２１）　＜　１２２）　）　、エラーの場合に
は障害処理に進む。ステップ（１１９）でＦ−〇の場合
には、入金紙幣の返却処理は行なわれない。

（３）　障害処理 障害処理においては、ブザーの警鳴、リモート・モニタ
への表示などにより係員がまず呼出される（ステップ（
１３１）　）。係員が係員キー（１０）をオンとすると
（ステップ（１３２）　）、表示器（１）への内部保留
媒体その他の表示くステップ＜　１３３）　）と、各内
部保留媒体の強制放出（ステップ（１３４）〜（１４３
）　）とか並行して行なわれる。第５図に、カート入金
で４万円の取引において、ステップ（８５）ぐ入金紙幣
収納エラーが発生した場合の表示の例が示されている。

表示器（１）には、取引の種別、取引金額、障害の内容
を表わす障害＝１−１〜おＪ、ひ内部に保留されている
媒体の（！ｌ！類が表示され−Ｃいる。内部に保留され
ている媒体は、メモリ（２２）に記憶されている各媒体
のフラグＦの状態により判別される。この例では、ステ
ップ（５９）でカードについて、ステップ（６１）で入
金紙幣について、およびステップ（７３）で明細票につ
いてそれぞれＦ−１とされているから、これらの媒体が
表示される。表示されたカード、入金紙幣および明細票
は強制放出されるから（ステップ（１３５）　’（１３
９）　（１４３）　）　、係員は、カードおよび明細票
を利用者に渡し、入金紙幣を収納箱（取引処１Ｍ！装置
内のものに限らない）に収納する。そして、取引処理装
置の内部パネル（図示路）に設けられているリセット・
ボタンによってリセットし、初期状態に戻す（ステップ
（１４４）　）。このリセット処理によって、メモリ（
２２）の各媒体のフラグＦもクリヤされる。

発生した障害によっては、取引処理装置の内部に保留さ
れている媒体のすべてが強制放出処理によって放出され
るとは限らない。たとえば上記の例では入金紙幣収納エ
ラーが発生したのであるから、これが入金紙幣の搬送装
置の故障によるものであったとすれば、搬送装置が正常
に動作しなければ、入金紙幣は放出されない。

しかしながら、表示器（１）には、内部保留媒体のすべ
てが表示されているから、係員は強制放出された媒体と
表示されている媒体とを比較することにより、放出され
ずに内部に残っている媒体を知ることができ、その媒体
を取出ｌことが可能となるので、すみやかにかつ確実に
障害原因の除去と復旧を図ることができるとともに、内
部保留媒体についての正確な取扱いが可能となる。

内部媒体の強制放出処理においては、カード、゛通帳、
入金紙幣、出金紙幣および明細票について、そのフラグ
Ｆが１であるかどうかがチェックされ（ステップ（１３
４）　（１３６ン　（１３８）（１４０）　（１ａ２）
　）　、Ｆ−１であればこれらの内部媒体が挿入口（５
）、（６）、返却口（４）および取出口（７）にそれぞ
れ放出される（ステップ（ｊ３５）　（１３γ）　（１
３９）　（１４１）　（１４３））。これらの内部媒体
のフラグＦが１でない場合には、媒体の強制放出は行な
われない。

この実施例では、係員キー（１０）は、取引処理装置（
２０）の前面の操作面に設けられている。

そして、上述の強制放出処理によって、入金紙幣、カー
ド、通帳、出金紙幣および明細票は、同じ操作面に設け
られた返却口（４）、挿入口（５）、（６）および取出
口（７）にそれぞれ放出される。したがって、係員は、
装置（２０）の前面においてすべての内部保留媒体につ
いての処理を行なうことができ、能率的でありかつ防犯
上も好ましい。従来の取引処理装置では、装置の後面に
設けられた内部パネルでリセラトし、内部保留媒体を回
収していた。しかしながら、通帳および入金紙幣につい
ては回収機構がなく、前面に排出していたので、非能率
的でかつ防犯対策上も好ましくなかった。

上記実施例においては、障害処理スイッチとして係員キ
ーが兼用して用いられているが、このスイッチとしては
他の特殊なキーたとえば放出キーなどを係員キーとは別
個に設けたものでもよい。現金取引処理装置による取引
の種別は、上記の例の他に、カードと通帳を用いた入金
および出金、両替、残高照会、振替ならびに振込などが
ある。またこの発明は、銀行等に設置される現金取引処
理装置以外にも、たとえばガソリン・スタンドやＥＣＲ
（電子キャッシュ・レジスタ）等のＰＯＳシステム端末
機、無人スーパの端末機、その他のカードなどの媒体を
用いて取引を実行する取引処理装置に適用可能であるこ
とはいうまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は現金取引処理装置の外観を示ず斜視図、第２図
は現金取引処理′ａＡ置およびセンタの内部構成を示す
ブロック図、第３図はメモリ内の内部保留媒体記憶エリ
ヤを示す図、第４図は利用者による操作手順および取引
処理手順を示すフロー・チャート、第５図は表示器によ
る表示例を示す図である。 （１０）・・・係員キー、（２０）・・・取引処理装置
、（２１）・・・ＣＰＵ、（２２）・・・メモリ。 以上 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　取引処理にさいして媒体の受入れ、放出準備を
   行ない、取引処理終了時に媒体を返却、放出する、障害
   検出機能を有する取引処理装置において、 複数の媒体についてそれらが取引処理装置の内部に保留
   されていることの有無を媒体ごとに記憶する記憶装置と
   、 障害発生時に係員によって操作される障害処理スイッチ
   とを備え、 媒体に対する処理に応じて記憶装置のその媒体に関する
   記憶内容を更新し、 障害発生時に、障害処理スイッチからの入力に応答して
   、記憶装置の記憶内容にもとづいて取引処理装置内部に
   保留されている媒体を放出することを特徴とする、 Ｉｌｖ≧ＩＩＪｎ理藷習「お【→る暗雲机冊計Ｌ（２）
   　障害処理スイッチが係員キーであって、利用者の操作
   面に設けられている、特許請求の範囲第（１）項に記載
   の取引処理装置にお【プる障害処理方式。