JPS62113416A - 電解コンデンサ用アルミニウム箔のエツチング方法 - Google Patents
電解コンデンサ用アルミニウム箔のエツチング方法Info
- Publication number
- JPS62113416A JPS62113416A JP25404585A JP25404585A JPS62113416A JP S62113416 A JPS62113416 A JP S62113416A JP 25404585 A JP25404585 A JP 25404585A JP 25404585 A JP25404585 A JP 25404585A JP S62113416 A JPS62113416 A JP S62113416A
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- JP
- Japan
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- aluminum foil
- etching
- electrolytic capacitor
- etching method
- etched
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、電解コンデンサの電極に使用されるアルミニ
ウム箔のエツチング方法に関するものである。
ウム箔のエツチング方法に関するものである。
[従来の技術]
一般に5電解コンデンサにおいては′電極に使用される
アルミニウム箔の表面積を拡大するためにエツチング実
験を施している。エツチング方法としては、直流電源を
使用した直流エツチング方法、交流電源を使用した交流
エツチング方法、パルス電源を使用したパルスエツチン
グ方法あるいはこれらを組合せた複合エツチング方法な
どがある。
アルミニウム箔の表面積を拡大するためにエツチング実
験を施している。エツチング方法としては、直流電源を
使用した直流エツチング方法、交流電源を使用した交流
エツチング方法、パルス電源を使用したパルスエツチン
グ方法あるいはこれらを組合せた複合エツチング方法な
どがある。
これらエツチング方法のうち、交流エツチング方法とし
て、例えば特公昭54−43177号r電解蓄′准器用
アルミニウム箔の交流エツチング方法1が良く知られて
いる。
て、例えば特公昭54−43177号r電解蓄′准器用
アルミニウム箔の交流エツチング方法1が良く知られて
いる。
[発明が解決しようとする問題点]
交流エツチングに用いられる交流波形は正弦波が主流で
あり、特公昭54−43177号においても周m数が3
〜30Hzの正弦波が使用されている。ところで、正弦
波はその電圧勾配が逐次変化するものである。即ち、第
3図を参照して分かるように、電位か負の電(ヴから正
の電位に変る瞬間(図中のA点)に電圧勾配が最大とな
り、波高値(図中のB点)に向うに従って小さくなる。
あり、特公昭54−43177号においても周m数が3
〜30Hzの正弦波が使用されている。ところで、正弦
波はその電圧勾配が逐次変化するものである。即ち、第
3図を参照して分かるように、電位か負の電(ヴから正
の電位に変る瞬間(図中のA点)に電圧勾配が最大とな
り、波高値(図中のB点)に向うに従って小さくなる。
種々のエツチング実験の結果、交流波形のこのような特
徴がアルミニウム箔のエツチング進行過程において、大
きく関与していることが判明した。
徴がアルミニウム箔のエツチング進行過程において、大
きく関与していることが判明した。
即ち、A点では急激な電流の変化が起こるためにエツチ
ング槽中のカーボン電極から印加される電流がアルミニ
ウム箔の全面にわたって均一に分散する航にアルミニウ
ム箔の表面の特定箇所に集中してしまい、これが周期的
に繰返されることによりアルミニウム箔の表面には粗い
海面状構造のエツチングが進行することになる。
ング槽中のカーボン電極から印加される電流がアルミニ
ウム箔の全面にわたって均一に分散する航にアルミニウ
ム箔の表面の特定箇所に集中してしまい、これが周期的
に繰返されることによりアルミニウム箔の表面には粗い
海面状構造のエツチングが進行することになる。
したがって、正弦波を利用した交流エツチング方法では
アルミニウム箔の表面積をより一層拡大することの可能
な微細な海綿状構造のエツチド・アルミニウム箔を得る
ことは困難なものであった。
アルミニウム箔の表面積をより一層拡大することの可能
な微細な海綿状構造のエツチド・アルミニウム箔を得る
ことは困難なものであった。
[問題点を解決するための手段]
しかるに、本発明はアルミニウム箔の表面積をより一層
拡大することが可能な微細な海綿状構造を存するエツチ
ド・アルミニウム箔を得ることを目的としたエツチング
方法を提供するもので、具体的には、三角波を利用した
交流エツチング方法を提供をするものである。
拡大することが可能な微細な海綿状構造を存するエツチ
ド・アルミニウム箔を得ることを目的としたエツチング
方法を提供するもので、具体的には、三角波を利用した
交流エツチング方法を提供をするものである。
三角波は第1図に示すように正弦波とは異なり、電圧勾
配が逐次変化することなく長期間にわたって一定であり
、エツチング槽中のアルミニウム箔に電流が均一に分散
し、これにより微細な海綿状構造のエツチド・アルミニ
ウム箔を得ることができるものである。
配が逐次変化することなく長期間にわたって一定であり
、エツチング槽中のアルミニウム箔に電流が均一に分散
し、これにより微細な海綿状構造のエツチド・アルミニ
ウム箔を得ることができるものである。
[実施例]
以下に、本発明に係るエツチング方法の一実施例につい
て述べる。
て述べる。
アルミニウム箔として純度が99.9%以上で、0.1
mmPJのものを試料とし、このアルミニウム箔を液温
か45℃で、塩酸[)(cβ]が2モル、塩化アルミニ
ウム[Al2013]が0.3モル、硫酸[H2SO4
]が0.01モルおよびリン酸[H,PO4]が0,0
5モルからなる塩化物を含む水溶液中に浸漬し、電流密
度が400m A /’ Cm ’であ7て、波形が三
角波の電流を周波数を3〜50Hzの範囲で変化させて
印加した。
mmPJのものを試料とし、このアルミニウム箔を液温
か45℃で、塩酸[)(cβ]が2モル、塩化アルミニ
ウム[Al2013]が0.3モル、硫酸[H2SO4
]が0.01モルおよびリン酸[H,PO4]が0,0
5モルからなる塩化物を含む水溶液中に浸漬し、電流密
度が400m A /’ Cm ’であ7て、波形が三
角波の電流を周波数を3〜50Hzの範囲で変化させて
印加した。
このようにして得たエツチド・アルミニウム箔を所要の
化成液、例えばアジピン酸アンモニウム系水溶液にて1
00vの電圧を印加して化成し、静電容量を測定したと
ころ、第2図の実線にて示すような特性が得られた。特
に、三角波の周波数が13Hzで静電容量が最大の8.
3μF / c m2の箔を得ることができた。
化成液、例えばアジピン酸アンモニウム系水溶液にて1
00vの電圧を印加して化成し、静電容量を測定したと
ころ、第2図の実線にて示すような特性が得られた。特
に、三角波の周波数が13Hzで静電容量が最大の8.
3μF / c m2の箔を得ることができた。
なお、エツチング液の条件としては塩酸[Hcβ]が1
〜2.5モル、塩化アルミニウム[AAcal、]が0
0.1〜1.0モル硫酸[H2S。
〜2.5モル、塩化アルミニウム[AAcal、]が0
0.1〜1.0モル硫酸[H2S。
4コh<0.005〜0.0s(−ル、リンvi[H2
SO4]が0.01〜0.1モルの範囲で設定でき、ま
た液温も40〜60℃の範囲で設定できる。電流密度は
300〜500 m A / Cm 2の範囲で設定で
きる。
SO4]が0.01〜0.1モルの範囲で設定でき、ま
た液温も40〜60℃の範囲で設定できる。電流密度は
300〜500 m A / Cm 2の範囲で設定で
きる。
[効宋]
従来の正弦波を利用したエツチング方法によって11ら
れたエツチド・アルミニウム箔についての静電容量特性
を第2図中に破線にて従来例として併記し1本発明実施
例と比較する。第2図から分かるように、本発明実施例
によると、三角波の周波数が7〜20Hzの範囲におい
て、従来のエツチド・アルミニラ箔に比較し・て微細な
海綿状構造のエツチング構造となるために、エツチド・
アルミニウム箔に対して100■以下の耐圧皮膜を形成
する場合、従来のエツチド・アルミニウム箔より高い静
電容量を呈するエツチド・アルミニラ!、箔を得ること
ができる。
れたエツチド・アルミニウム箔についての静電容量特性
を第2図中に破線にて従来例として併記し1本発明実施
例と比較する。第2図から分かるように、本発明実施例
によると、三角波の周波数が7〜20Hzの範囲におい
て、従来のエツチド・アルミニラ箔に比較し・て微細な
海綿状構造のエツチング構造となるために、エツチド・
アルミニウム箔に対して100■以下の耐圧皮膜を形成
する場合、従来のエツチド・アルミニウム箔より高い静
電容量を呈するエツチド・アルミニラ!、箔を得ること
ができる。
次に、本発明によって得たエツチド・アルミニウム箔と
上記従来例によるエツチド・アルミニウム箔との折曲強
度の比較を第1表に示す。本発明実施例によると、従来
例より折曲強度の大きいエツチド・アルミニウム箔を得
ることができる。
上記従来例によるエツチド・アルミニウム箔との折曲強
度の比較を第1表に示す。本発明実施例によると、従来
例より折曲強度の大きいエツチド・アルミニウム箔を得
ることができる。
第1表 折曲強度
第1図は本発明に係るエツチング方法を説明するだめの
三角波形を示す図、第2図は静電容量特性図、第3図は
従来のエツチング方法を説明するための正弦波形を示す
図である。 特許出願人 エルナー株式会社 第1図 第2図 一衷哀[H=)
三角波形を示す図、第2図は静電容量特性図、第3図は
従来のエツチング方法を説明するための正弦波形を示す
図である。 特許出願人 エルナー株式会社 第1図 第2図 一衷哀[H=)
Claims (1)
- (1)アルミニウム箔を交流エッチングする方法におい
て、周波数が7〜20Hzの三角波によってアルミニウ
ム箔をエッチングすることを特徴とした電解コンデンサ
用アルミニウム箔のエッチング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25404585A JPS62113416A (ja) | 1985-11-13 | 1985-11-13 | 電解コンデンサ用アルミニウム箔のエツチング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25404585A JPS62113416A (ja) | 1985-11-13 | 1985-11-13 | 電解コンデンサ用アルミニウム箔のエツチング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62113416A true JPS62113416A (ja) | 1987-05-25 |
Family
ID=17259466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25404585A Pending JPS62113416A (ja) | 1985-11-13 | 1985-11-13 | 電解コンデンサ用アルミニウム箔のエツチング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62113416A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0266925A (ja) * | 1988-09-01 | 1990-03-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | アルミニウム電解コンデンサ用電極箔のエッチング方法 |
JPH04293800A (ja) * | 1991-03-19 | 1992-10-19 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 電解コンデンサ用アルミニウム箔のエッチング方法 |
-
1985
- 1985-11-13 JP JP25404585A patent/JPS62113416A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0266925A (ja) * | 1988-09-01 | 1990-03-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | アルミニウム電解コンデンサ用電極箔のエッチング方法 |
JPH04293800A (ja) * | 1991-03-19 | 1992-10-19 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 電解コンデンサ用アルミニウム箔のエッチング方法 |
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