JPS62109824A - ポリエステル樹脂及びそれからなる粉体塗料用樹脂組成物 - Google Patents

ポリエステル樹脂及びそれからなる粉体塗料用樹脂組成物

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JPS62109824A
JPS62109824A JP25033785A JP25033785A JPS62109824A JP S62109824 A JPS62109824 A JP S62109824A JP 25033785 A JP25033785 A JP 25033785A JP 25033785 A JP25033785 A JP 25033785A JP S62109824 A JPS62109824 A JP S62109824A
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Toshihiro Izumitani
泉谷 利弘
Toshikazu Abe
阿部 敏万
Katsuyoshi Atsumi
渥美 勝義
Kazuyuki Wakamura
若村 和幸
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Nippon Ester Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリエステル樹脂及びそれからなる粉体塗料
用樹脂組成物に関するものであり、さらに詳しくは、塗
膜の平滑性及び可とう性に優れ。
塗料としての貯蔵安定性にも優れ、かつ安価な粉体塗料
を製造するための原料ポリエステル樹脂及びそれからな
る粉体塗料用樹脂組成物に関するものである。
(従来の技術1発明が解決I−ようとする問題点)現在
、静電吹きつけ塗装を主とする粉体塗装に用いられてい
る粉体塗料としては、エポキシ系。
エポキシ−ポリエステルハイプリノド系、アクリル系及
びポリエステル系の4種類がある。
当初、エポキシ系が多方面にわたって適用されていたが
、耐候性が悪く価格が高いことから、現在ではその特長
を生かした防食的用途が主となりつつある。
エポキシ−ポリエステルハイプリノド系は若干耐候性は
劣るが、経済的優位性から汎用を中心に広く使用されて
いる。
アクリル系は耐候性、耐汚染性に優れているが。
耐食性が劣ること、また価格が高い点で伸び悩んでいる
ポリエステル系(ブロックイソシアネート硬化)は、耐
候性1機械的強度、外観等にバランスのとれた塗膜が得
られるため、屋内、屋外、いずれにおいても適用でき家
電等に広く用いられている。
最近では、平板で塗装した後加工するP CM (プレ
コート・メタル)法が、加工後塗装する従来のポストコ
ート法に代わるものとして発展してきており、それに適
するものとして用途を拡げており今後とも伸びが予想さ
れる。ところで、PCM分野への展開がなされるにつれ
塗膜の機械的強度。
特に折り曲げ加工性(可とう性)を要求されるため、ポ
リエステル樹脂としては1分子量のより高いものが多く
なっている。しかし、ごれらは分子量カー高いため、溶
融粘度力;高くなり満足のいく外観が得られない。この
点が今後の課題となっている。
PCM用途に適したポリエステル樹脂としては。
優れた塗膜強度ケもち、100℃前後で溶融し、溶融時
に低粘度を示すものが好ヤしく、100℃前後に融点を
もつ樹脂、すなわち、低温結晶性樹脂が理想と考えられ
る。しかし、混線時の顔料分散不良、硬化時の収縮によ
る密着性不良等の問題があり、実用には到っていない。
例えば、%開昭50−103838号公報ンこ開示され
ているように、共重合成分に1,6−ヘキサンジオール
、1.4−ブタンジオールを用いることば公知である。
しかし、この特開昭50−103838号公報では組成
比等には特に考慮されておらず、低温結晶性を実現する
組成比やポリマー特性:(ついては何も明らかにされて
いない。
米国特許第4.4 =12,270号明細書には、酸成
分にテレフタル酸またはインクタル酸、グリコール成分
に、■、6−ヘキサンジオールを必須成分どする分子量
700〜3,000.水酸基価35〜160KOH■、
/yの結晶性を有する粉体塗料用樹脂とその組成物に関
する記載がある。しかし、この樹脂は、比較的分子量が
低いため十分な塗嘆′吻性:ま得られず。
耐ブロッキング性も良いものではない。
したがって本発明の目的は、上記問題点を解決し、溶融
時に低粘度である結晶性樹脂及びそれを含む粉体塗料用
樹脂組成・物を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、前記した問題点を解決すべく鋭意検討し
た結果、グリコール成分に1.6−ヘキサンジオールと
1.4−ブタンジオールを規定量用いることにより、低
温での結晶1’14実現し9本発明に到達したものであ
る。
即ち1本発明の要旨は次の通りである。
(1)下記構造式(1)〜(IV)で示される構造単位
から主としてなり、構造単位(D及び((1)と構造単
位(II)及び(Iv)ノ比が100 : 0 ナイL
、 60 : 40 テ、構造単位(1)及び(1)と
構造単位(It)及び欄の比が80 : 20ないし5
0 : 50で、構造単位(+)〜(1v)が不規則疋
配列した軟化点60〜150℃、水酸基価15〜30K
OHη/g 。
平均分子量3,500〜6,000の共重合ポリエステ
ル樹脂、及び(2)上記共重合ポリエステル樹脂と硬化
剤とを主たる構成成分とする粉体塗料用ポリエステル樹
脂組成物である。
本発明のポリエステル樹脂は、構造単位(1)及び(I
I)と構造単位(1)及びGV)の死力’−100: 
Oないし60:40のものである。
すなわち、インフタル酸の含有(iが40モル条を越え
ると本樹脂の特長である結晶構造が保てず。
粉体塗料として用いたときもその特長を見い出せなかっ
た。
本発明のポリエステル樹脂のカルボン酸成分は。
テレフタル酸?主体とし、これに必要に応じイソフタル
酸を含むものであるが、その他カルボン敏成分としてコ
ハク酸、アジピン酸、アゼライン酸。
セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、テトラヒドロフタ
ル酸などのジカルボン酸、場合によってはトリメリット
酸、ピロメリット酸のような3価以上のカルボン酸を少
量含んでもよい。
本発明のポリエステル樹脂は、構造単位(D及び(Il
l)と構造単位(■)及び■の比が80 : 20ない
し50:50のものである。
すなわち、1.6−ヘキサンジオール含有量が50モル
条未満では高度な結晶性が得られず、80モル%を越え
ると粉体塗料とした場合、耐ブロッキング性が悪くなる
。一方、I、4−ブタンジオール含有量が20モル係未
満では高度な結晶性が得られず。
50モル%を越えろと要求以上の高度な結晶性を有する
ため、粉砕性が悪くなるので好ましくない。
本発明のポリエステル樹)・旨は、1.6−ヘキサンジ
オール、1.4−ブタ/ジオールの他に、脂肪族グリコ
ールあるいシ丁3官能以上のポリオールとして、エチレ
ングリコール、グロビレングリコール。
ネオペンチルグリコール、1.5−ベンタンジオール、
2,2.4−1−リメチル−1,3−ベニ/り/ジオー
ル+1.’t−シクロヘキサンジメタツール、ビスフェ
ノールAのアルキレンオキサイド付加物、グリセリン、
トリメチロールメタン、トリメチロールエタン、トリメ
チロールプロパン、ペノタエリスリトール等を少量含ん
でもよい。
本発明のポリエステル樹脂は、軟化点60〜15tノ℃
、水酸基価15〜30t(OHη7i、平均分子量3,
500〜6,000のものである。 軟化点が60℃未
満では塗料の耐ブロッキング性を欠き、150℃を越え
ると塗料化の作業性が悪くなるので好ましくない。
また、水酸基が15KOH+η/g未満では十分な硬出
が得られず塗I漠物性も脆<、30KOHη/gを越え
ると本樹脂シエ結晶性を有するため、架橋密度力;高く
なり塗1閘自体が硬くなり、PCM用途に必要な可と5
性が損われる。また、平均分子量が3,500未満では
塗料の貯蔵安定性力を悪<、6.000を越えると溶融
粘度が高くなり、そのため塗面の平滑性が悪くなるので
好ましくない。
本発明のポリエステル樹脂は、たとえば、以下のごとき
方法で調整されろ。すなわち、芳香族ジカルボン酸ある
いはその低級ジアルキルエステルと必要な場合には脂肪
族ジカルボン酸あるいはその低級ジアルキルエステルを
、無加媒あるいは酢酸亜鉛のごときエステル交換反応触
媒の存在下で。
脂肪族ジオールと必要な場合にはポリオールな用いて、
150〜270℃の温度でエステル化あるいはエステル
交換反応を行い、理論量の水あるいは低級アルコールを
除いた後、チタン化合物やアンチモン化合物のごとき重
縮合反応触媒を加えて減圧下、200〜300℃で重縮
合反応を行い、水酸基価と酸価との和が2〜15.好ま
しくは2〜10KOHmy、7gの高重合度のポリエス
テルを調製し、続いて分子内に2(面取上の水酸基を有
する化合物を用いて180〜300℃、好ましくは20
0〜280℃で解重合反応を行って調製することができ
る。
かくして得られたポリエステル樹脂と硬化剤あるいは、
さらに硬化触媒、その他の添加剤を加熱しつるニーダ−
またはロールを用いて70〜160℃で混練することに
より、粉体塗料用ポリエステル?&t ;l旨樗且・、
Z′4勿となすことができる。この場合、ポリエステル
樹脂と硬化剤とは混合物であってもよいし、また粉末の
ポリエステル樹脂組成物が加熱されたとき、その粉末粒
子が溶融するだけで十分な反応性営何してしるもの同志
であれば両者間に一部反応が起こっていてもよい。
ポリエステル樹脂と硬化剤とを混練する際、必要な場合
+/cは、酸化チタン、カーボンブランク。
ベンガラ、タルク等の顔料、あるいはシリコン開面のご
とき塗面調整剤を併せて混合することができる。
硬化剤としては、インシアネート化合物、酸無水物、メ
ラミン化合物等を用いることが可能であり、いずれの場
合にも優れた塗面と塗I漠物性を有する塗料を調製する
ことができる。硬化剤の童はポリエステル樹脂の水酸基
価にに1で対応する官能基価を有1〜得る蛍が必要であ
り、その比がに〇8〜1 : 1.2の範囲であれば問
題ない。
インシアネート化合物としては、ε−カプロラクタムで
ブロック化されたポリイソシアネート。
たとえばヒュルス社4M B−1530、B −106
5等が好ましく用いられる。メラミン化合物とじ℃は。
アルコキンメラミンを含むメラミン化合物、たとえばシ
アナミド社製CYMEL 300 、 CYMEL 3
03等のへキサメトキンメチルメラミンが好ましく用い
られる。
また、硬化触媒としては、インシアネート化合物に対し
てはジブチルチンジラウレートのごとき錫化合吻プ1″
=好ましく、メラミン化合物に対してはp−トルエンス
ルホン酸のごとき酸触媒が好ましく用いられる。
(実施例) 次に、実も1例を示して本発明を具体的に説明する。
実悔例1,2  比較例1,2 表−1に示した化合物を1表−1に示した量(重黛部で
表す)ステンレス製反応器にとり、触媒としてテトラプ
ヂルチタネート0.1部を加えて。
240〜250℃でエステル化反応を行い理論量の水を
系外へ除いた後、減圧度を16〜20kpaの範囲でコ
ントロールし約5時間反応させ2表−2に示した特性随
を有する樹脂A、Bt;よびG、Hを得た。
実施例3,4 比11ヅ例3. 4 実;@ゼ1月と同11 ilこエステル化反応を行った
後。
減・)−E下で反応を行い7重合度100〜150の高
重合度のポリエステル樹脂を調製し、続いて表−1に示
した解重合成分を加え、240℃で解重合反応を行い9
表−2に示した特性値を有する樹脂C,DおよびI、J
を得た。
実施例5,6 比較例5 表−1に示した化合物を2表−1に示した量。
ステンレス製反応器にとり、触媒としてテトラブチルチ
タネート01部を加え、240〜250℃でエステル交
換反応を行い理論量のメタノールを系外へ除去I−だ後
、減圧度をコントロールし約5時間反応させ9表−2に
示した特性値を有する樹脂E。
Fおよびにり得た。
実施側17〜12 表−2に示した樹脂A−Fを表−3に示す割合で配合し
予備混練した後、ブス社製PR−46型コニーダーを用
いて表−3に示した温度で浴融混合1−2冷却固化させ
てから粉砕し、】50メツシユの金網で分離して150
メツシユ以下の粉体な得た。この粉体を静電吹き付は塗
装にて軟網板に塗布し200℃で20分間)尭ぎ付しナ
、塗11aを得た。
比較例6〜10 表−2に示した樹脂G −I(を2表−3に示す割合で
配合し、実施例7〜12と同様にして焼き付け、塗膜を
得た。
実施例7〜]2及び比較例6〜10の粉体塗料の貯蔵安
定性咬び塗膜の性能を試験した結果を表−・1に示す。
(発明7゛ノ効果) 本発明のポリエステル樹脂は、その構造的性質から低温
結晶性を有するため、粉体塗料として用いたとき、貯蔵
安定性の優れた比較的高分子頭載において、従来の粉体
塗料では得られなかった優れた塗;莫外観と塗膜′吻性
を両立17得るものであり。
PCM分野においても好適な樹脂である。
また、粉体塗料のような熱硬化性樹1盾として用いろ場
合、水酸基I′1lIiが比較的小さく抑えられている
ため、高価な硬化剤が少量で済み、コスト的にも1憂れ
た樹)1旨である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記構造式( I )〜(IV)で示される構造単位
    から主としてなり、構造単位( I )及び(II)と構造
    単位(III)及び(IV)の比が100:0ないし60:
    40で、構造単位( I )及び(III)と構造単位(II)
    及び(IV)の比が80:20ないし50:50で、構造
    単位( I )〜(IV)が不規則に配列した軟化点60〜
    150℃、水酸基価15〜30KOHmg/g、平均分
    子量3,500〜6,000の共重合ポリエステル樹脂
    。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)
  2. (2)(A)下記構造式( I )〜(IV)で示される構
    造単位から主としてなり、構造単位( I )及び(II)
    と構造単位(III)及び(IV)の比が100:0ないし
    60:40で、構造単位( I )及び(III)と構造単位
    (II)及び(IV)の比が80:20ないし50:50で
    、構造単位( I )〜(IV)が不規則に配列した軟化点
    60〜150℃、水酸基価15〜30KOHmg/g、
    平均分子量3,500〜6,000の共重合ポリエステ
    ル樹脂と、 (B)硬化剤とを主たる構成成分とする粉体塗料用ポリ
    エステル樹脂組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001115088A (ja) * 1999-10-22 2001-04-24 Sanyo Electric Co Ltd ポリエステル粉体塗料

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5915946A (ja) * 1982-07-19 1984-01-27 Ricoh Co Ltd フイルタ−粒子を用いるカラ−電子写真方式におけるフイルタ−粒子再使用方法

Patent Citations (1)

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