JPS62103089A - 6−D−α−(4−エチル−2,3−ジオクソ−1−ピペラジノカルボニルアミノ)−フエニルアセトアミド−ペニシラン酸の製造方法 - Google Patents

6−D−α−(4−エチル−2,3−ジオクソ−1−ピペラジノカルボニルアミノ)−フエニルアセトアミド−ペニシラン酸の製造方法

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JPS62103089A JP19073986A JP19073986A JPS62103089A JP S62103089 A JPS62103089 A JP S62103089A JP 19073986 A JP19073986 A JP 19073986A JP 19073986 A JP19073986 A JP 19073986A JP S62103089 A JPS62103089 A JP S62103089A
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D499/00Heterocyclic compounds containing 4-thia-1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. penicillins, penems; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) この発明は6−D−α−(4−エチル−2,3−ジオク
ソ−1−ピペラジノカルボニルアミノ)−7エニルアセ
トアミドーペニシラン酸(又はピペラジリンと一般に呼
ばれている)の製造方法に関する。
(従来の技術) ピペラジリンは広い抗菌活性、特にダラム陰性微生物、
プソイドモーナス アエルギノーサ(Pseudomo
nas aeruginosa) s尋常変形菌(Pr
oteuavulgaris ) sセラチアla (
Serratim ) %腸バクテリアおよびその他の
臨床上重要な嫌気性バクテリアに対し効果があることが
知られている。たとえば肺炎、髄膜炎、尿道の敗血症等
の治療にそのナトリウム塩が効果的に使用されている。
このピペラジリンの製造法としてベルギー特許第892
.370にはD−α−フェニルグリシンのアミノ基金シ
リル化4−エチル−2,3−ジオクツピペラジンでアシ
ル化し、得られた生成物をシクロヘキシルカルボジイミ
ドの存在下で6−アミンペニシラン酸と反応させ、ピペ
ラジリン酸を72%の収率で得ることが開示されている
。この特許には。
別法としてアンピシリン3水和物から、そのアミン基の
予備的ホスゲン化処理およびその生成物の4−エチル−
2,3−ジオクツピペラジンとの反応を経てピペラジリ
ン酸t−製造することを開示している。
英国特許41,517,098には6−7エニルアセト
アミドーペニシラン酸のエステル又は七のカリウム塩か
らピペラジリン酸を製造する方法が開示されている。こ
れら出発化合物はノミツクロリドで分解し、得られた6
 −APAを、反応混合物から単離することなく、無水
D−α−(4−エチル−2゜3−ジオクソ−1−ピペラ
ジノカルボニルアミノ)7エ二ル酢酸およびエチルクロ
ロホルミエートの混合物を用いてアシル化する。その結
果、ピペラジリン酸を32〜87%の収率で得られると
している。
しかし、これらの方法の欠点は有害な媒体、低温等の製
造条件の複雑化のほか収率も悪いことである。
米国特許A4,087,424にはトリエタノールアミ
ンの存在下で酢酸エチルの無水媒体中でアンピシリンを
塩化トリメチルシリルでシリル化し、ついで得られたシ
リル化誘導物を4−エチル−2,3−ジオクツピペラジ
ノカル−ニルクロリドで、15−20℃、2時間の条件
でアシル化し、沈積したトリエチルアミンヒドロクロリ
ドを分離したのち、ブタノールをF液に加えピペラジリ
ン酸の結晶を沈積させ、その結果、収率を90%とする
ことができるとしている。この方法の欠点は操作を完全
な乾燥媒体中でおこない、有機溶媒およびシリル化剤を
多量に消費することである。
英国特許&2.095,661 Bにも反応条件をげん
密に選択することによりピペラジリンt−94〜96%
の1時収率で得る方法が開示されている。この微妙な条
件の組合せにおいて、特に重要な要因としてエチルアセ
テートに注意が払われている。水およびアンピシリンに
対する有機溶然の割合、温度。
pHの変化により、収率が減少し、無定形生成物および
不純物が生成し、これらが反応媒体から炉別することが
困難であることなど記載されている。
この方法の欠点はピペラジリンの結晶化が極めて制限さ
れた条件で可能となり、濾過が困難な粘着性のものが生
じ易く、再現性等の点で問題があり工業的に実現が困難
である。さらに、結晶化に際し、多量の有機溶媒すなわ
ちエチルアセテートの存在を要し、すなわち、アンピシ
リンおよび最終製品に対し10:1以上の割合、水に対
し約2=1の割合を必要とし、2〜5時間の比較的長時
間継続的にCす拌することを要する。
エチルアセテートと水との混和性が高い(8,6%)た
め1反応混合物の有機および無機相から多量の有機溶媒
を回収する必要がある。そのため、余分の操作が必要と
なシ方法的に複雑となりコスト高となる。したがってピ
ー″22シリンの大量生産に適した工業的条件下での適
用に向かない。
このピペラジリンの抗生物質としての重要性からして、
技術的に、かつ経済的に許容し得る方法で大量生産する
方法の開発が望まれる。
(発明の目的) この発明は高収率、高純度でピペラジリン全工業的に製
造する方法を提供すること、さらにげん密な条件を要す
ることなく、かつ多量の有機M媒を必要とすることなく
良好な結晶状態のピペラジリンを沈積、回収することが
できる方法を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この発明は従来の問題点を解決し、上記目的を達成する
ための手段として、下記方法、すなわち。
塩基の存在下、水−有機媒体中でアンピシリンt4−エ
チル−2,3−ノオキソピベラジノカルデニルクロリド
によ)アシル化し、ついでこれを酸性化したのち、得ら
れた6−D−α−(4−エチル−2,3−ゾオクソー1
−ピペラジノカルボニルアミノ)−フェニルアセトアミ
ド−ペニシラン酸を分離する方法において、上記アシル
化工程をアンビシ91重量部当り4〜6重量部の低級塩
素化炭化水素から選ばれた有機溶媒を含む媒体中でおこ
ない、そのうち該有機溶媒を分離し、水分層を0〜10
℃に冷却し、pH1,5〜2.3に調整し、この酸性溶
液を適当時間静置したのち沈積物をろ過することを特徴
とする方法を提供するものである。
なお、本発明の好ましい態様としてアンピシリンのアシ
ル化を1.2−ジクロロエタン又はメチレンクロリドの
媒体中でおこなうこと、さらに水/有機溶媒比を10:
5ないしlO:3(容置)の割合でおこなうことが望ま
しい。さらに水分層を0〜5℃に冷却し、この温度如保
持しつつ酸性化、静置および沈積物ρ過をおこなうこと
が望ましい。
本発明の方法で得られたピペラジリンのす) IJウム
塩は公知の手段によシ得ることができる。
本発明で出発物質として用いられるアンピシリンは反応
混合物中にそのまま導入してもよく、又6− APAか
ら公知の方法で得、それを単離することなく直接用い、
アシル化し、ピペラジリンを得るようにしてもよい。
意外なことに、本発明の方法によればピペラジリンが良
好な結晶を以って生成し、かつ戸別も容易であシ、収率
も高く、さらに純度も米国薬局方XXIの規格に適−合
するものである。さらに、本発明の方法は反応条件もき
びしくなく、特に有機溶媒の種類、出発物質および水に
対する割合についてもきびしい条件を必要としない。さ
らに、生成物が濾過しにくい粘着性のものとなるおそれ
もない。結晶化も生成物の特性を維持するのに適した条
件でおこなうことができる。たとえば水媒体のみを用い
、従来より低い温度で、かつ比較的短時間で製造するこ
とができる。
本発明においては有機溶媒は水に対しほとんど混和しな
い(エチレンアセテートの場合と比較して約10分の工
程度でしか混和しない)から、その使用量も少なくとも
2分の1以下でよく、反応混合物から容易に分離するこ
とができる。同時にエチレンアセテートと比較してより
簡便に、しかも低いエネルギーの消費で、かつ環境を汚
染することなく回収することができる。
本発明の方法は有機溶媒の使用量が少ないので単位反応
量当りの生産性も高くなり、反応の結晶化工程で、その
存在又は追加を必要としない。
(実施例) 実施例1 6−D−α−(4−エチル−2゜3−ジオクソ−1−ヒ
−(ラジノカルγgニルアミノ)−フェニルアセトアミ
ド−ベニ7ラン酸−水和物の製造=1.2−ジクロロエ
タン50−および水12〇−の混和物にアンピシリン3
水和物13.5.90.0335モル)を懸濁させたも
のに温度15〜20℃、攪拌下で重炭酸ナトリウム6.
5 、!it (0,0714モル)および4−エチル
−2,3−ジオクソビペラゾノカルポニルクロリド8.
0 II(0,0391モル〕を15分間に亘って加え
、−を7.5〜8.5に調整した。
この温度で20分間攪拌した結果、水相と有機相が分離
した。
この水相を活性炭1gを用い、温度5〜10℃で30分
間処理した。さらに濾過後、フィルター上の残渣を水2
0dで洗った。この涙液と洗浄水に温度をそのままの状
態として、攪拌下で2N塩酸を添加し、p!(1,5〜
2.3とした。この温度で1時間、この酸性化溶液を放
置したのち、沈積した6−D−α−(4−エチル−2,
3−ジオクンビ梨うジノカルがニルアミノ)−7エニル
アセトアミドーペニシラン酸1水和物tl−濾過し、5
℃の水60ゴで洗浄したのち40〜50℃で真空下で乾
燥させた。収量は17.389 (96,25%)(ア
ンピシリンに対して)であった。
実施例2 6−D−α−(4−エチル−2,3−ジオクソ−1−ピ
ペラジノカルビニルアミノ)−フェニルアセトアミドー
ピにラシラン酸の製造: 水907!にアンピシリン3水和物を10.2 、P(
0,0253モル)を懸濁させた液に重炭酸ナトリウム
5#(0,595モル)および4−エチル−2,3−ジ
オクソピベラノノー1−カル?ニルクロリド7.9 (
0,0343モル)(メチレンクロリド401ntに溶
解させて)t−10〜20℃で10分間に亘り添加し、
最終的に−を7.5〜8.5とした。20分間、これを
攪拌した結果、水層と有機層に分離した。この水層を温
度5〜10℃で30分間、活性炭o、syで処理したの
ち、これ全戸遇した。残渣を15−の冷水で洗浄した。
p液と洗浄水とを一緒にし、これに5〜10℃でZN 
HClを加えPI(1,5〜2.3とした。この温度で
1時間放置したのち、沈積したピペランリン酸を戸別し
、冷水40−で洗浄し、のちに温度40〜50℃、真空
下で乾燥させた。収量は13.9#(96,0%うであ
った。
実施例3 6−D−α−(4−エチル−2,3−ジオクソ−1−ピ
ペラノノ力ル〆ニルーアミノ)−フェニルアセトアミド
−ベニ7ラン酸ナトリウム塩の製造=6−D−α−(4
−エチル−2,3−ジオクン−1−ビペラジノカルゴニ
ルアミノ)−フェニルアセトアミド−ペニシラン酸1水
和物12.9(0,0224そル)t−蒸留水90−中
に懸濁させ、温度0〜5℃で重炭酸ナトリウム(分析用
純度)t、5s2y(0,0224モル)を小量づつ加
え、−が6〜7の境界に達するようにした。溶解後、溶
液を活性炭1.09で処理し、無菌フィルタで濾過した
のち。
凍結乾燥させた。
実施例4 6−D−α−(4−エチル−2,3−ジオクソ−1−ビ
4ラジノヵル?ニルアミノ)−7エニルアセトアミドー
ペニシラン酸ナトリウム塩の製造:水120−にアンピ
シリン3水和物13.5F(0,335モル)を懸濁さ
せたものに重炭酸ナトリウム6.5.9(0,0714
モル)および4−エチル−2,3−ジオクツピペラジノ
−1−カルボニルクロリド89 (0,0391モル)
(ジクロロエタン6゜−に溶解させたもの)を20分間
に亘シ温度10〜20℃で加えた。その結果、液のP)
Iは最終的に7.5〜8.5となった。この温度で20
分間攪拌した結果、水と有機物との層に分離した。この
水層を0〜5℃に冷却し、活性炭で30分間、処理した
のち濾過した。フィルタ上の残置全冷水20dで洗浄し
た。涙液と洗浄水との混合物に対し、同一温度で2 N
 HCl ft加え、PHを1.5〜2.3とした。
ついで1時間放置したのち沈積物1kF別し、冷蒸留水
60m1で洗浄した。得られたピイラシリン酸の含水沈
積物をアビロケ9ン蒸留水120−に懸濁させ、これに
重炭酸ナトリウム(分析用純度)2.70.!i’を少
量づつ加え、最終的に液のPHを6.0〜6.5に調整
した。この溶液を無菌濾過し、濃度を測定したのち、ピ
ンに充填し、凍結乾燥させた。
収漬け17.3g(95,8%)であった。
実施例5 トリエチルアミン13.15g(0,13モル)金。
メチレンクロリド100−に尿$4.5 P (0,0
75モル)および6− APA 10.8 & (o、
 05モル)を懸濁させた懸濁液に温度20℃で攪拌下
で加え、さらに、トリメチルシリルクロリド14.87
.9(0,13モル)を加えた。温度20℃で30分間
に亘シ溶鮮させたのち、温度t−40℃に上昇させ、。
この温度で60分間攪拌した。そののち、懸濁液を一2
5℃に冷却し、D−α−7エニルグリシルクロリド塩化
水素化物10.81(0,08モル)を加えた。次に温
度を一5℃に上昇させ、そのまま75分間攪拌した。次
に蒸留水110−を加え、攪拌を5分間おこなった結果
、水と有機物との層に分離した。この水層に希アンモニ
アを加えPHを6とし、温度10℃で重炭酸ナトリウム
8.61および4−エチル−2,3−ジオクツピペラジ
ノーカルがニルクロリド12.079 (70−のメチ
レンクロリド70艷に溶解させたもの)を15分間に亘
シ加えた。ついで20分間攪拌した結果水と有機物との
層に分離した。この水層を温度O〜5℃で30分間、活
性炭1.21で処理したのち戸別した。
フィルタ上の残渣を水20ゴで洗浄したのち、このp液
と洗浄水を組合せたものに2 N HCl 1(加えて
、PHを1.5〜2.3とし、温度O〜5℃で1時間放
置したのち戸別した。得られた6−D−α−(4−エチ
ル−2,3−ジオクツピペラジン−1−カルボニルアミ
ノ)−フェニルアセトアミドーペニシラン酸1水和物を
60−の冷水で洗浄し、温度40〜50℃、真空下で乾
燥させた。収量は23.9L9 (90,4%、 6−
 APAに対し)であった。
実施例6 6−D−α−(4−エチル−2,3−ジオクソ−1−ピ
ペラジノカルボニルアミノ)−フェニルアセトアミド−
ペニシラン酸ナトリウム塩の製造=6−D−α−(4−
エチル−2,3−ソオクソー1−ピペラジノカルがニル
アミノ)−フェニルアセトアミド−ペニシラン酸2.5
11’e乾燥エチルアセテート中に溶解させた。この溶
液に硫酸マグネシウム1gを加え、30分間攪拌したの
ち、い過し、F液にナトリウムヘキサノエート0.31
1(乾燥エチルアセテ−)20dにM解させたもの)を
滴下した。その結果、白色結晶が沈積した。これtF別
し、乾燥エチルアセテートおよびエーテルで洗浄し、4
0℃、5■Hgog空下で乾燥させた。
その結果、6−D−α−(4−エチル−2,3−ジオク
ツピペラジノカルビニルアミノ)−フェニルアセトアミ
ド−被ニジラン酸のナトリウム塩2,7Iが得られた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩基の存在下、水−有機媒体中でアンピシリンを
    4−エチル−2,3−ジオキソピペラジノカルボニルク
    ロリドによりアシル化し、ついでこれを酸性化したのち
    、得られた6−D−α−(4−エチル−2,3−ジオク
    ソ−1−ピペラジノカルボニルアミノ)−フェニルアセ
    トアミド−ペニシラン酸を分離する方法において、上記
    アシル化工程をアンピシリ1重量部当り4〜6重量部の
    低級塩素化炭化水素から選ばれた有機溶媒を含む媒体中
    でおこない、そのうち該有機溶媒を分離し、水分層を0
    〜10℃に冷却し、pH1.5〜2.3に調整し、この
    酸性溶液を適当時間静置したのち沈積物をろ過すること
    を特徴とする方法。
  2. (2)アンピシリンのアシル化を1,2−ジクロロエタ
    ン又はメチレンクロリドの媒体中でおこなう特許請求の
    範囲第1項記載の方法。
  3. (3)水/有機溶媒比を10:5ないし10:3(容量
    )とする特許請求の範囲第1項ないし第2項のいずれか
    1項に記載の方法。
  4. (4)水分層を0〜5℃に冷却し、この温度に保持しつ
    つ酸性化、静置および沈積物のろ過をおこなう特許請求
    の範囲第1項記載の方法。
JP19073986A 1985-08-16 1986-08-15 6−D−α−(4−エチル−2,3−ジオクソ−1−ピペラジノカルボニルアミノ)−フエニルアセトアミド−ペニシラン酸の製造方法 Expired - Lifetime JPH072750B2 (ja)

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