JPS62102305A - プロセス警報表示方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、プラント警報中の警報項目を表示する陰極線
管（以下、ＣＲＴと略す）表示装置に係わり、特に多数
の警報項目を監視する大規模な火力・原子力発電プラン
トの警報監視システムに好適な警報表示方式に関する。

〔発明の背景〕

多数の警報項目を監視する警報監視システムでは、警報
表示の画面構成をページ構造にして、最新情報を１ペー
ジの１行目に表示し、以下、次に新しい順に続き、最下
行は該ページで最古情報とする表示方法が採用されてい
る。又、対象となる警報項目は、プラント運転操作に係
わる重要な項目や、プラント運転に影響のない項目など
、重要度の異なるのが普通である。それらを表示画面上
で識別させる方法として、警報項目を予め重要度別に分
類しておき、警報発生時、該警報項目の重要度に対応し
た色彩で警報項目を表示させる方法がある。しかし、こ
れらの方法によると、同時に多数の警報発生が起きた場
合、重要な警報項目がバックログ（２ページ以降）に移
行してしまうため、運転員がその重要な警報項目を見落
すという危険性があった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、上記のような事態を解消するため、多
数の警報発生時においても重要な警報発生項目を常時モ
ニタできる方法を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明の特徴は、警報項目の重要度レベルによって警報
表示画面の表示領域を動的管理することにより、表示画
面の有効利用を図りつつ、重要な警報発生中の警報項目
を常時モニタさせて、運転員の誤操作、誤判断を未然に
防止することが可能となる。

〔発明の実施例〕

以下、図面を参照しながら本発明に係わる、プロセス警
報表示方式を採用した実施例を詳細に説明する。

第１図は、本発明の実施例によるプロセス警報表示方式
を採用したプラント監視・表示機能の全体構成を示すブ
ロック線図である。本実施例は、プロセス情報１を取り
込んで種々変換するプロセス入力機能２と、該プロセス
入力機能２の出力を記憶するプロセス情報記憶装置３と
、同じく前記プロセス入力機能２より出力されるプロセ
ス情報を常時監視し、警報発生を検出する表示データ編
集出力機能５に指令を出す警報監視機能４と、プロセス
情報記憶装置３から必要な情報を取り出し、警報項目を
メツセージ形式に編集する表示データ編集出力機能５と
、該表示データ編集出力機能５の出力を表示するＣＲＴ
表示装置６とからなる。

第２図は、警報表示の画面構成及び表示フォーマットを
示したものである。１ページの１行目に表示される警報
項目が最新発生項目であり、以降、順に古くなっていく
。ページの選択は、運転員によりオペレータコンソール
を介して容易に選択可能となっている。新たに警報発生
した時、１ページ以外を表示している場合は、１ページ
を優先的に表示する。

以下、第３図を参照しながら本実施例の動作を説明する
。

本実施例では、１ページ当りの警報表示点数を８点とし
、重要度レベルは１通常警報と重要警報の２レベルとし
て゛、以下説明する。

警報が全く発生していない状態から、通常警報レベルの
警報項目がＢｌ、Ｂ２．・・・、Ｂ６の順に連続して発
生すると（イ）に示す１ページの内容がＣＲＴに表示さ
れる。この場合、全ページ、全行が通常警報レベルの表
示領域となる。次に重要警報レベルの警報項目がＡｌ、
Ａ２．Ａ３の順に警報発生すると、（ロ）に示す１ペー
ジの内容がＣＲＴに表示される。この場合、１ページの
１行目から３行目までが重要警報レベルの表示領域とな
り、以降、通常警報レベルの表示領域となる。

即ち、この後、通常警報レベルの警報項目が多数発生し
ても、この重要警報レベルの表示領域は不変となる。こ
の時、通常警報レベルの最近情報は１ページ目の４行目
となる。さらに重要警報レベルの警報項目がＡ４．Ａ５
の順に発生したとすれば、（ハ）に示す１ページの内容
がＣＲＴに表示され、重要警報レベルの表示領域は、１
ページの１行目から５行目まで拡張される。この結果１
通常警報レベルの表示領域は、１ページの６行目以降と
なる。

尚、本実施例では、警報発生時、ＣＲＴに表示する警報
項目をブリンクさせて、運転員に対し注意を喚起させて
いる。ブリンクの停止は、運転員がオペレータコンソー
ルより警報確認を要求することによって行われる。警報
確認が行われた状態で警報回復すると、該警報項目の表
示情報が消去されるが、レベル毎の表示領域は変化しな
い。重要警報レベルの警報項目が警報確認された状態で
警報回復し、該警報回目の表示情報が消去された状態で
、新たな警報発生を検出した時、表示している警報項目
の詰め直しが行われ、その結果、レベル毎の表示領域が
変化する。

第４図は、本実施０例による警報スタックテーブルとＣ
ＲＴ表示ポインタテーブルの構成を示したものである。

第５図は、表示領域をレベル管理するために必要なＣＲ
Ｔ表示ポインタの編集方法をフローチャートで示したも
のである。これらにより、重要度の異なる警報項目が連
続して多数発生しても、レベル毎の表示領域を動的に再
編成することができる。

〔発明の効果〕

以上、詳述したように、本発明によれば、多数の警報発
生時においても、重要な警報項目を常時モニタでき、さ
らに表示画面の有効利用を図ることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例のプラント監視・表示機能の全
体構成を示すブロック線図、第２図は７報表示の画面構
成及び表示フォーマットを示した図、第３図は本発明の
実施例の動作説明図、第４図は本実施例による警報スタ
ックテーブルとＣＲＴ表示ポインタテーブルの構成図、
第５図はＣＲＴ表示ポインタの作成方法を示すフローチ
ャートである。 １・・・プロセス情報、２・・・プロセス入力機能、３
・・・プロセス情報記憶装置、４・・警報監視機能、５
・・・表示データ編集出力機能、６・・・ＣＲＴ表示装
置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、プラント各部の状態を常時監視し、警報発生を検出
   した時、警報発生時の情報を表示する制御用計算機シス
   テムにおいて、警報表示画面の表示領域にレベル管理機
   能を設けたことにより、多数の警報発生時においても、
   重要な警報発生項目が常時モニタされることを特徴とす
   るプロセス警報表示方式。