JPH05127948A - 監視制御装置 - Google Patents

監視制御装置

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JPH05127948A
JPH05127948A JP3292630A JP29263091A JPH05127948A JP H05127948 A JPH05127948 A JP H05127948A JP 3292630 A JP3292630 A JP 3292630A JP 29263091 A JP29263091 A JP 29263091A JP H05127948 A JPH05127948 A JP H05127948A
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abnormality
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crt
screen
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JP3292630A
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Manabu Kusano
学 草野
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、監視制御対象プロセス内の設備機器
の異常に対して、オペレータ/保守員が異常の確認・対
応を迅速かつ確実に行なえ、また異常発生時の対応のオ
ペレーションを容易に行なえると共に、監視制御対象プ
ロセス内の設備機器の復旧までの時間の短縮化を図れる
ことを最も主要な目的としている。 【構成】CRTの画面内にアニメーション情報を表示す
るウィンドゥを設け、監視制御対象プロセス内の設備機
器に異常が発生した際に、アニメーション記憶装置より
該当異常の種別に対応したアニメーション情報を検索し
てCRTの画面内ウィンドゥに表示するか、CRTの画
面内に動画情報を表示するためのウィンドゥを設け、設
備機器の異常発生時に、オペレータ/保守員からヘルプ
情報の表示要求があった際に、動画記憶手段より該当の
異常についての操作・表示に関する動画情報を検索して
CRTの画面内ウィンドゥに表示することを特徴として
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下水処理場,ビル工
場設備,生産プラントなどの監視制御対象プロセス内の
設備機器の運転故障状態を監視する監視制御装置に係
り、特に設備機器の異常の発生時に、オペレータまたは
保守員が異常の確認・対応を迅速かつ確実に行なうこと
ができ、また必ずしもベテランでなくても異常発生時の
対応のオペレーションを容易に行なうと共に監視制御対
象プロセス内の設備機器の復旧までの時間の短縮化を図
り得るようにした監視制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、上下水処理場などの監視制御対
象プロセス内の設備機器の運転故障状態を監視する監視
制御装置においては、対象プロセスのポンプ、モータな
どの設備機器の運転故障状態を、CRTを用いて監視す
るようにしている。
【0003】図3および図4は、この種の従来の監視制
御装置の全体構成例をそれぞれ示すブロック図である。
図3および図4において、監視対象プロセス40には各
種の機器やセンサなどがあり、監視制御装置はそれらの
監視対象プロセス40の情報を刻々と収集し、異常が発
生した場合にはCRT20にその状態を表示することに
より、オペレータや保守員の判断を待つように構成され
ている。
【0004】しかしながら、監視対象プロセス40の大
規模化・複雑化に対応して、最近の監視制御装置におい
ては、オペレータや保守員の負荷を軽減するために、異
常などが発生した場合には、その異常の発生原因に応じ
てCRT画面内の特定エリアに赤色・黄色などの異常表
示を行ない、オペレータの注意を引くようにするケース
が多くなってきている(異常などの発生の際に、警報音
を鳴動させ、CRT上に点滅表示を行ない、プリンタに
異常の発生を記録するといった機能は、このようなシス
テムでは公知であるため、ここではその説明を割愛す
る)。
【0005】また、一方では、上記監視対象プロセス4
0の大規模化・複雑化に対応して、最近の監視制御装置
においては、監視機能も多彩を極め、オペレータは監視
制御装置を使いこなす上で、大量の予備知識を要するよ
うになってきている。しかしながら、これらの予備知識
をオペレータが全て理解し、記憶することはほとんど不
可能であることから、現状の監視制御装置においては、
ヘルプと称される機能を持つケースも多くなってきてい
る。
【0006】ここで、ヘルプとは、異常などが発生した
場合に、操作方法に関してオペレータや保守員が監視制
御装置に操作方法の要求を行なうと、操作の方法・CR
T画面展開などがCRTに表示される機能である。以
下、上述した異常表示機能およびヘルプ機能の各実現方
法について、図3および図4をそれぞれ用いて説明す
る。
【0007】まず、異常表示機能は、次のようにして実
現される。すなわち、図3において、制御用計算機10
には、プロセス状態監視機能11、CRT画面表示機能
12、異常表示情報検索機能13などが内蔵されてお
り、これらの各機能とは別に監視対象設備に関する異常
表示データベース14も内蔵されている。
【0008】これらの機能の詳細を説明する。すなわ
ち、プロセス状態監視機能11は、監視対象プロセス4
0の情報を収集し、異常が発生した場合には、CRT画
面表示機能12に対して異常をオペレータや保守員に報
知するように通知する。すると、CRT画面表示機能1
2は、この異常の発生の通知を受けて該当の異常に関す
る情報を異常表示データベース14より確認するために
異常表示情報検索機能13を動作させ、該当の異常につ
いて異常表示情報をCRT20に表示すべきか否かを確
認する。そして、異常表示情報検索機能13による確認
の結果、異常表示情報をCRT20に表示する必要があ
る場合には、CRT画面表示機能12はCRT画面上の
専用領域、または新たにCRT画面上にウィンドゥを設
けて、異常表示情報を文字情報表示またはグラフィック
表示し、オペレータや保守員に報知して異常に対する処
置を促す。ここで、異常表示データベース14は、監視
制御装置製作の際に、あらかじめ要求仕様に応じて製造
される場合が一般的である。
【0009】以上のように監視制御システムを構築する
ことにより、監視対象プロセス40に異常が発生した場
合に、個別の異常に対応してオペレータや保守員に処置
を促すための異常表示が行なわれ、オペレータや保守員
が迅速に異常の発生を認識してしかるべき対応をとり、
監視対象プロセス40内の設備機器の異常の復旧を早め
ることが可能となる。
【0010】一方、ヘルプ機能は、次のようにして実現
される。すなわち、図4において、制御用計算機10に
は、プロセス状態監視機能11、CRT画面表示機能1
2、ヘルプ情報検索機能15などが内蔵されており、こ
れらの各機能とは別に監視対象設備に関するヘルプ情報
データベース16も内蔵されている。
【0011】これらの機能の詳細を説明する。すなわ
ち、プロセス状態監視機能11は、監視対象プロセス4
0の情報を収集し、異常が発生した場合には、CRT画
面表示機能12に対して異常をオペレータや保守員に報
知するように通知する。すると、CRT画面表示機能1
2は、オペレータからのヘルプ情報表示要求の通知を受
けて該当の操作・表示に関する情報をヘルプ情報データ
ベース16より確認するためにヘルプ情報検索機能15
を動作させ、該当の操作・表示についてヘルプ情報をヘ
ルプ情報データベース16内で確認する。そして、ヘル
プ情報検索機能15による確認の結果、ヘルプ情報をC
RT20に表示する必要がある場合には、CRT画面表
示機能12はCRT画面上の専用領域、または新たにC
RT画面上にウィンドゥを設けて、ヘルプ情報を文字情
報表示またはグラフィック表示し、オペレータや保守員
に報知して操作方法・表示画面に関する説明を行なう。
ここで、ヘルプ情報データベース16は、監視制御装置
製作の際に、あらかじめ要求仕様に応じて製造される場
合が一般的である。
【0012】以上のように監視制御システムを構築する
ことにより、オペレータからヘルプ情報の表示要求が発
生した場合に、個別の操作・表示に対応してその詳細や
操作の流れなどをCRT画面に表示し、オペレータや保
守員に対して十分な情報を提供し、監視制御装置の使い
易さを増すことが可能となる。
【0013】しかしながら、まず上記図3のような監視
制御装置を用いて監視制御を行なう場合には、得られる
異常表示情報は、文字やグラフィックシンボルを色変え
して表現するだけである。そして、これだけの情報で
は、多くのCRTを監視し、各種の操作・監視を行なっ
ている多くのオペレータは、異常の発生に気付くのが遅
れたり、他の雑多な情報に紛れて適切な処置をとれない
場合が起こり得る。
【0014】一方、上記図4のような監視制御装置を用
いて監視制御を行なう場合には、得られるヘルプ情報
は、文字情報と設備を模式的に表現したグラフィック表
示情報だけである。そして、これだけの情報では、必ず
しもプロセスの詳細や監視制御装置の膨大なオペレーシ
ョンを把握していない多くのオペレータは、どのような
操作によって所望の情報を得たり、操作を行なったりす
ればよいのかを把握することが困難である。また、該当
操作についての具体的な操作方法の詳細手順などを知る
ことも困難である。
【0015】その一方で、最近の監視制御対象プロセス
40は、大規模化、複雑化が進む一方であり、監視対象
の設備機器の項目数が数千から数万に及ぶケースが稀で
はない。また、個別の監視制御対象設備機器自身も、複
雑化、小形化が進み、異常の発生時の対応は困難になる
一方である。しかし、監視対象プロセス40内の設備機
器の復旧までの時間としては、短縮化が要求される一方
である。さらに、このような状況の下で、24時間休む
ことなく続けられる監視制御業務は激務を極めており、
優秀な人材を求めることも非常に困難な状況となってき
ている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
監視制御装置においては、監視制御対象プロセス内の設
備機器に異常が発生した場合に、オペレータまたは保守
員が異常の確認が遅れててその対応が迅速に行なえなか
ったり、あるいはベテランでないと異常発生時の対応が
困難であり、異常発生の設備機器を復旧するまでの時間
が長くかかるという問題があった。
【0017】本発明の第1の目的は、監視制御対象プロ
セス内の設備機器に異常が発生した場合に、視認性が高
く直接的で注意を引く表示をすることにより、オペレー
タまたは保守員が異常の確認・対応を迅速かつ確実に行
なうことが可能な極めて信頼性の高い監視制御装置を提
供することにある。
【0018】また、本発明の第2の目的は、監視制御対
象プロセス内の設備機器に異常が発生した場合に、必ず
しもベテランでなくても異常発生時の対応のオペレーシ
ョンを容易に行なえると共に、監視制御対象プロセス内
の設備機器の復旧までの時間の短縮化を図ることが可能
な極めて信頼性の高い監視制御装置を提供することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、まず請求項1に記載の発明では、監視制御対象プ
ロセス内の設備機器の情報を収集して運転故障状態を監
視し、異常が発生した場合にその異常発生原因に応じた
異常表示情報をCRTに表示してオペレータや保守員に
報知するようにした監視制御装置において、CRTの画
面内にアニメーション情報を表示するためのウィンドゥ
を設け、設備機器の異常が発生したことを把握可能な色
と動きをもつアニメーション情報を異常の種類毎にあら
かじめ記憶しているアニメーション記憶手段と、設備機
器に異常が発生した場合に、アニメーション記憶手段よ
り該当異常の種別に対応したアニメーション情報を検索
して、当該アニメーション情報をCRTの画面内ウィン
ドゥへ表示するアニメーション情報検索手段とを備えて
構成している。
【0020】また、請求項2に記載の発明では、監視制
御対象プロセス内の設備機器の情報を収集して運転故障
状態を監視し、異常が発生した場合に個別の異常に対し
て該当の操作方法・表示画面に関する説明などのヘルプ
情報をCRTに表示してオペレータや保守員に報知する
ようにした監視制御装置において、CRTの画面内に動
画情報を表示するためのウィンドゥを設け、操作方法を
明示する動画、操作方法・表示画面の表示の手順の動画
などの動画情報をあらかじめ記憶している動画記憶手段
と、ヘルプ情報の表示要求が発生した場合に、動画記憶
手段より該当の異常についての操作・表示に関する動画
情報を検索して、当該動画情報をCRTの画面内ウィン
ドゥへ表示する動画情報検索手段とを備えて構成してい
る。
【0021】
【作用】従って、請求項1に記載の発明の監視制御装置
においては、CRTの画面内にアニメーション情報を表
示するウィンドゥを設け、監視制御対象プロセス内の設
備機器に異常が発生した際に、アニメーション記憶装置
より該当異常の種別に対応したアニメーション情報を検
索してCRTの画面内ウィンドゥに表示することによ
り、オペレータまたは保守員が異常の確認を行なう際
に、視認性が高く直接的で注意を引く表示を与えること
が可能となるため、視認性が高く直接的で注意を引く表
示をすることにより、オペレータまたは保守員が異常の
確認・対応を迅速かつ確実に行なうことができる。
【0022】また、請求項2に記載の発明の監視制御装
置においては、CRTの画面内に動画情報を表示するた
めのウィンドゥを設け、監視制御対象プロセス内の設備
機器の異常発生時に、オペレータまたは保守員からヘル
プ情報の表示要求があった際に、動画記憶手段より該当
の異常についての操作・表示に関する動画情報を検索し
てCRTの画面内ウィンドゥに表示することにより、オ
ペレータまたは保守員がどのような操作・表示を行なう
ことができるかを具体的に表示が可能となるため、必ず
しもベテランでなくても異常発生時の対応のオペレーシ
ョンを容易に行なえると共に、監視制御対象プロセス内
の設備機器の復旧までの時間の短縮化を実現することが
できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0024】図1は、本発明による監視制御装置の構成
例を示すブロック図であり、図3と同一部分には同一符
号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につ
いてのみ述べる。
【0025】すなわち、本実施例の監視制御装置は、前
記CRT20の画面内に、アニメーション情報を表示す
るためのウィンドゥを設けると共に、前記制御用計算機
10の外部に、アニメーション記憶装置30を設け、さ
らに制御用計算機10の内部に、プロセス状態監視機能
11、CRT画面表示機能12、異常表示情報検索機能
13、異常表示データベース14に加えて、アニメーシ
ョン情報検索機能17を内蔵する構成としている。
【0026】ここで、アニメーション記憶装置30は、
監視制御対象プロセス40内の設備機器の異常が発生し
たことを一目で把握できるような色と動きをもつアニメ
ーション情報をあらかじめ記憶しているものであり、こ
れは異常の発生を大まかにオペレータに通知するもので
あるため、本監視制御装置が管理している異常を何種類
かに分類し、その分類毎にアニメーションの内容を変え
ておく等の考慮をすることが好ましい。このアニメーシ
ョン記憶装置30としては、LD、CD、ビデオなどが
考えられるが、いずれも公知の技術範囲のものであるた
め、ここではその説明を省略する。また、アニメーショ
ン情報検索機能17は、監視制御対象プロセス40内の
設備機器に異常が発生した場合に、アニメーション記憶
装置30より該当異常の種別に対応したアニメーション
情報を検索して、当該アニメーション情報をCRT20
の画面内ウィンドゥへ表示するものである。
【0027】次に、以上のように構成した本実施例の監
視制御装置の作用について説明する。 図1において、
プロセス状態監視機能11では、監視対象プロセス40
内の設備機器の情報が収集され、異常が発生した場合に
はCRT画面表示機能12に対して、異常をオペレータ
や保守員に報知するように通知される。すると、CRT
画面表示機能12では、異常の発生の通知を受けて該当
の異常に関する情報を異常表示データベース14より確
認するために異常表示情報検索機能13を動作させ、該
当の異常についての異常表示を行ない、アニメーション
情報をCRT20に表示すべきか否かが確認される。そ
して、この異常表示情報検索機能13による確認の結
果、異常情報のアニメーションをCRT20に表示する
必要があると確認した場合には、CRT画面表示機能1
2により、CRT20の画面上にウィンドゥを設けてア
ニメーション情報を表示できる環境が用意される。ここ
で、異常表示情報検索機能13での検索の結果、該当の
異常に対してのアニメーション情報がアニメーション記
憶装置30に保存されている場合には、アニメーション
情報検索機能17によってアニメーション記憶装置30
がドライブされ、発生した異常に対応してあらかじめ録
画して用意されているアニメーション情報が再生され、
CRT20の画面上ウィンドゥに表示が行なわれる。
【0028】なお、上記において、発生した異常に対応
してCRT20の画面上のウィンドゥに情報を表示する
技術については、基本的に公知の技術であるため、ここ
ではその説明を省略する。
【0029】上述したように、本実施例では、監視制御
対象プロセス40内の設備機器の情報を、プロセス状態
監視機能11により収集して運転故障状態を監視し、異
常が発生した場合にその異常発生原因に応じた異常表示
情報を、CRT画面表示機能12、異常表示情報検索機
能13、異常表示データベース14によりCRT20に
表示して、オペレータや保守員に報知するようにした監
視制御装置において、CRT20の画面内にアニメーシ
ョン情報を表示するためのウィンドゥを設け、さらに設
備機器の異常が発生したことを把握可能な色と動きをも
つアニメーション情報を異常の種類毎に分類してあらか
じめ記憶しているアニメーション記憶装置30と、設備
機器に異常が発生した場合に、アニメーション記憶装置
30より該当異常の種別に対応したアニメーション情報
を検索して、当該アニメーション情報をCRTの画面内
ウィンドゥへ表示するアニメーション情報検索機能17
とを備えて構成したものである。
【0030】従って、監視制御対象プロセス40内の設
備機器に異常が発生した際には、アニメーション記憶装
置30より該当異常の種別に対応したアニメーション情
報が検索されてCRT20の画面内ウィンドゥに表示さ
れることにより、オペレータまたは保守員が異常の確認
を行なう際に、視認性が高く直接的で注意を引く表示を
与えることができ、オペレータまたは保守員が監視制御
対象プロセス40内の設備機器の異常の確認・対応を、
極めて迅速かつ確実に行なうことが可能となる。このた
め、従来は文字情報またはグラフィック静止画面情報だ
けで実施していた異常の識別についての確実性を向上す
ると共に、監視制御対象プロセス40内の設備機器の異
常への対策の遅れ、漏れを極力少なくすることができ
る。次に、本発明の他の実施例について説明する。
【0031】図2は、本発明による監視制御装置の構成
例を示すブロック図であり、図4と同一部分には同一符
号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につ
いてのみ述べる。
【0032】すなわち、本実施例の監視制御装置は、前
記CRT20の画面内に、動画情報を表示するためのウ
ィンドゥを設け、さらに制御用計算機10の内部に、プ
ロセス状態監視機能11、CRT画面表示機能12、ヘ
ルプ情報検索機能15、ヘルプ情報データベース16に
加えて、動画情報検索機能18を内蔵する構成としてい
る。
【0033】ここで、動画記憶装置50は、操作方法を
具体的にビデオ撮影した動画、操作方法・表示画面の表
示の手順の動画などの動画情報をあらかじめ記憶してい
るものである。この動画記憶装置50としては、LD、
CD、ビデオなどが考えられるが、いずれも公知の技術
範囲のものであるため、ここではその説明を省略する。
さらに、動画情報検索機能18は、ヘルプ情報の表示要
求が発生した場合に、動画記憶装置50より該当の異常
についての操作・表示に関する動画情報を検索して、当
該動画情報をCRT20の画面内ウィンドゥへ表示する
ものである。次に、以上のように構成した本実施例の監
視制御装置の作用について説明する。
【0034】図2において、プロセス状態監視機能11
では、監視対象プロセス40内の設備機器の情報が収集
され、異常が発生した場合にはCRT画面表示機能12
に対して、異常をオペレータや保守員に報知するように
通知される。すると、CRT画面表示機能12では、異
常の発生の通知を受けて該当の異常に関する情報をCR
T20に表示すると共に、オペレータからのヘルプ情報
表示要求を受けてヘルプ情報データベース16より確認
するためにヘルプ情報検索機能15を動作させ、該当の
異常についてヘルプ情報をCRT20に表示すべきか否
かが確認される。そして、このヘルプ情報検索機能15
による確認の結果、ヘルプ情報をCRT20に表示する
必要があると確認した場合には、CRT画面表示機能1
2により、CRT20の画面上にウィンドゥを設けてヘ
ルプ情報を表示できる環境が用意される。ここで、ヘル
プ情報検索機能15での検索の結果、該当のオペレータ
のヘルプ情報表示要求に対してのヘルプ情報が動画記憶
装置50に保存されている場合には、動画情報検索機能
18によって動画記憶装置50がドライブされ、オペレ
ータのヘルプ情報表示要求に対応してあらかじめ録画し
て用意されている動画情報が再生され、CRT20の画
面上ウィンドゥに表示が行なわれる。
【0035】なお、上記において、発生した異常に対応
してCRT20の画面上のウィンドゥに情報を表示する
技術については、基本的に公知の技術であるため、ここ
ではその説明を省略する。
【0036】上述したように、本実施例では、監視制御
対象プロセス40内の設備機器の情報を、プロセス状態
監視機能11により収集して運転故障状態を監視し、異
常が発生した場合に個別の異常に対して該当の操作方法
・表示画面に関する説明などのヘルプ情報を、CRT画
面表示機能12、ヘルプ情報検索機能15、ヘルプ情報
データベース16によりCRT20に表示して、オペレ
ータや保守員に報知するようにした監視制御装置におい
て、CRT20の画面内に動画情報を表示するためのウ
ィンドゥを設け、操作方法を具体的にビデオ撮影した動
画、操作方法・表示画面の表示の手順の動画などの動画
情報をあらかじめ記憶している動画記憶装置50と、ヘ
ルプ情報の表示要求が発生した場合に、動画記憶装置5
0より該当の異常についての操作・表示に関する動画情
報を検索して当該動画情報をCRT20の画面内ウィン
ドゥへ表示する動画情報検索機能18とを備えて構成し
たものである。
【0037】従って、監視制御対象プロセス40内の設
備機器に異常が発生時に、オペレータまたは保守員から
ヘルプ情報の表示要求があった際には、動画記憶装置5
0より該当の異常についての操作・表示に関する動画情
報が検索されてCRT20の画面内ウィンドゥに表示さ
れることにより、オペレータまたは保守員がどのような
操作・表示を行なうことができるかを具体的に表示が可
能となる。このため、従来は文字情報またはグラフィッ
ク静止画面情報だけで実施していたヘルプ機能につい
て、動画を使用することにより、監視制御対象プロセス
40内の設備機器の異常発生時を主とする対応のオペレ
ーションを、必ずしもベテランでなくても極めて容易に
行なうことができると共に、監視制御対象プロセス40
内の設備機器の復旧までの時間の短縮化を実現すること
ができる。
【0038】さらに、オペレーション方法の知識が監視
制御装置から得られることになり、従来に比較して習熟
度の低いオペレータでも、監視制御装置のオペレーショ
ンを行なうことができるようになる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、C
RTの画面内にアニメーション情報を表示するウィンド
ゥを設け、監視制御対象プロセス内の設備機器に異常が
発生した際に、アニメーション記憶装置より該当異常の
種別に対応したアニメーション情報を検索してCRTの
画面内ウィンドゥに表示するか、またはCRTの画面内
に動画情報を表示するためのウィンドゥを設け、監視制
御対象プロセス内の設備機器の異常発生時に、オペレー
タまたは保守員からヘルプ情報の表示要求があった際
に、動画記憶手段より該当の異常についての操作・表示
に関する動画情報を検索してCRTの画面内ウィンドゥ
に表示するようにしたので、監視制御対象プロセス内の
設備機器に異常が発生した場合に、オペレータまたは保
守員が異常の確認・対応を迅速かつ確実に行なうことが
でき、また必ずしもベテランでなくても異常発生時の対
応のオペレーションを容易に行なえると共に、監視制御
対象プロセス内の設備機器の復旧までの時間の短縮化を
図ることが可能な極めて信頼性の高い監視制御装置が提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による監視制御装置の一実施例を示すブ
ロック図。
【図2】本発明による監視制御装置の他の実施例を示す
ブロック図。
【図3】従来の監視制御装置の構成例を示すブロック
図。
【図4】従来の監視制御装置の構成例を示すブロック
図。
【符号の説明】
10…制御用計算機、20…CRT、30…アニメーシ
ョン記憶装置、40…監視対象プロセス、50…動画記
憶装置、11…プロセス状態監視機能、12…CRT画
面表示機能、13…異常表示情報検索機能、14…異常
表示データベース、15…ヘルプ情報検索機能、16…
ヘルプ情報データベース、17…アニメーション情報検
索機能、18…動画情報検索機能。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視制御対象プロセス内の設備機器の情
    報を収集して運転故障状態を監視し、異常が発生した場
    合にその異常発生原因に応じた異常表示情報をCRTに
    表示してオペレータや保守員に報知するようにした監視
    制御装置において、 前記CRTの画面内にアニメーション情報を表示するた
    めのウィンドゥを設け、 前記設備機器の異常が発生したことを把握可能な色と動
    きをもつアニメーション情報を異常の種類毎にあらかじ
    め記憶しているアニメーション記憶手段と、 前記設備機器に異常が発生した場合に、前記アニメーシ
    ョン記憶手段より該当異常の種別に対応したアニメーシ
    ョン情報を検索して、当該アニメーション情報を前記C
    RTの画面内ウィンドゥへ表示するアニメーション情報
    検索手段と、 を備えて成ることを特徴とする監視制御装置。
  2. 【請求項2】 監視制御対象プロセス内の設備機器の情
    報を収集して運転故障状態を監視し、異常が発生した場
    合に個別の異常に対して該当の操作方法・表示画面に関
    する説明などのヘルプ情報をCRTに表示してオペレー
    タや保守員に報知するようにした監視制御装置におい
    て、 前記CRTの画面内に動画情報を表示するためのウィン
    ドゥを設け、 前記操作方法を明示する動画、前記操作方法・表示画面
    の表示の手順の動画などの動画情報をあらかじめ記憶し
    ている動画記憶手段と、 ヘルプ情報の表示要求が発生した場合に、前記動画記憶
    手段より該当の異常についての操作・表示に関する動画
    情報を検索して、当該動画情報を前記CRTの画面内ウ
    ィンドゥへ表示する動画情報検索手段と、 を備えて成ることを特徴とする監視制御装置。
JP3292630A 1991-11-08 1991-11-08 監視制御装置 Pending JPH05127948A (ja)

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JP2004110649A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Hitachi Information Systems Ltd 手話アニメーションによる情報提供システム

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