JPS6210084A - 2−アミノアルキル−9−ヒドロキシエリプテイシニウム誘導体のクロライドの塩酸塩及びそれを含む医薬 - Google Patents

2−アミノアルキル−9−ヒドロキシエリプテイシニウム誘導体のクロライドの塩酸塩及びそれを含む医薬

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JPS6210084A
JPS6210084A JP61158624A JP15862486A JPS6210084A JP S6210084 A JPS6210084 A JP S6210084A JP 61158624 A JP61158624 A JP 61158624A JP 15862486 A JP15862486 A JP 15862486A JP S6210084 A JPS6210084 A JP S6210084A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技  術  分  野 本発明は、2−アミノアルキル−9−ヒドロキシエリブ
テイシニウム誘導体のクロライドの塩酸塩、その製造法
及びそれを有効成分として含有する医薬組成物に関する
一般式 〔式中、R1は水素原子又はアルキル基を示し、R2は
水素原子、アルキル基又はアシル基を示し、Rは置換さ
れていてもよいアルキル基を示し、X  は第四級化ア
ニオンを示す。〕で表わされる9−ヒドロキシエリブテ
イシン類(9−hydroxyellipticine
s )の水溶性第四級塩が、米国特許第4310667
号に記載されている。
上記一般式(I>の水溶性第四級塩は、対応する9−ヒ
ドロキシエリブテイシンを、一般式R−X+  (式中
、×1はハロゲン原子である。〕で表わされるハライド
で処理し、こうして得られた水不溶性のエリブテイシニ
ウム・ハライド(ellipticinium hal
ide)を、イオン交換樹脂を用いて対応する水溶性に
変換することにより製造される。
上記米国特許第4310667号において、その中間体
第四級ハライドに関する実施例は全てブロマイド又はア
イオダイドに関するものである。
また、上記特許の水溶性第四級塩としては、酢酸塩が好
ましいものとして示されており、一般式(I)の化合物
中、R1及びR2が水素原子であり、Rがメチル基であ
り、×(=)が酢酸アニオンを示す化合物が、人の腫瘍
の冶捺に使用されている。この化合物は、“エリブテイ
ニウム・アセテート(elliptinium ace
tate ) ”なるインターナショナル・ノンプロブ
ライエタリー・ネーム(International 
Nonproprietary  Name)を与えら
れており、現在、エリブテイニウム・アセテート60.
65moを含有する凍結乾燥物の形態で市販されている
。該凍結乾燥物は、水10mQに溶解させて注射用組成
物に調製するようにしたものである。
エリプテイニウム・アセテートよりも活性が高く且つ水
溶性の高い他の化合物が上記特許に記載されている。即
ち、一般式(I)の化合物中、×(−)が酢酸アニオン
を示し、R1及びR2が水素原子を示し、Rがジエヂル
アミノ基又はピペリジノ基で置換されているエチル基を
示す化合物である。しかし、これら2−アミノアルキル
−9−ヒドロキシエリブテイシニウム・アセテート及び
その製造法には以下のように不都合があり、実際上医薬
として実用的ではない。
例えば、問題の2−アミノアルキル−9−ヒドロキシエ
リブテイシニウム・アセテート類は、エリプテイニウム
・アセテートに比べて、特に溶液中ではるかに不安定で
あり、そのため、凍結乾燥操作及び製剤化が実際上極め
て困難である。しかも、上記米国特許に記載の9−ヒド
ロキシエリブテイシニウム・アセテート類の製造法は、
アニオン交換樹脂上を通過させる工程を必要とする。
しかし、この方法には、ある種の不都合がある。
例えば、上記米国特許に記載のエリブテイニウム・アセ
テートの製法には、エリブテイシニウム誘導体の準安定
溶液への一時的な変換工程が記載されている。この溶液
は、引続く操作に大至急用いなければならない。しかも
、該アセテート誘導体を得るためのこの方法は、しばし
ば、副生物を生成し、該副生物は、引き続き製剤化の操
作が行なわれる場合に特に好ましくないものである。
アニオン交換操作後生成するアセテート、特に2−アミ
ノアルキル−9−ヒドロキシエリブテイシニウム誘導体
のアセテート、例えば、2−(2−ジエチルアミノエチ
ル−9−ヒトOキシエリブテイシニウム・アセテートは
、ポリマー類又はオリゴマー類等の不純物により汚染さ
れていることが見出された。これら不純物は除去されね
ばならず、そのために精製工程を要し、結果として目的
生成物の収量のロスとなる。
発明の構成及び効果 驚くべきことに、2−アミノアルキル−9−ヒドロキシ
エリブテイシニウム誘導体のりOライドの塩酸塩が、上
記アセテート誘導体、特にエリアティニウム・アセテー
トに比し優れた利点を有することが見出された。
即ち、2−アミノアルキル−9−ヒト0キシ工リブテイ
シニウム誘導体のクロライドの塩酸塩は、極めて高い水
溶性を有すると共に固体状態でも溶液状態でも非常に良
好な安定性を示す。例えば、2−(2−ジエチルアミノ
エチル)−9−ヒドロキシエリブテイシニウム・りOラ
イド・塩酸塩の水溶性は、5011MllIQ以上であ
る。
しかも、上記2−アミノアルキル−9−ヒドロキシエリ
ブテイシニウムII体のクロライドの塩酸塩、特に2−
(2−ジエチルアミノエチル)−9−ヒドロキシエリプ
テイシニウム・りOライド・塩酸塩を含有する薬理組成
物の製造は極めて容易である。
従って、専売医薬製品中に含有させるべき活性成分を製
造するには、例えば、2−(2−ジエチルアミノエチル
)−9−ヒドロキシエリブテイシニウム・クロライド・
塩酸塩100m!jを水2m12に溶解させて凍結乾燥
することができ、こうして得られた凍結乾燥物100+
11(+は、次いで、水5又は10鵬に溶解させて注射
用製剤とすることができる。
これに対し、エリブテイニウム・アセテートの場合、そ
の60mgを凍結乾燥すべく、水4−に溶解させること
ができる。しかし、生成物の溶解度の上限は、凍結乾燥
物60111(lが水10−に溶解するに過ぎない。よ
り高い濃度では、エリブテイニウム・アセテートの水中
での溶解速度は、臨床上の要件を考慮すると、非常に遅
いものである。
本発明では、2−アミノアルキル−9−ヒドロキシエリ
プテイシニウムのクロライドの塩酸塩溶液、特に2−(
2−ジエチルアミノエチル)−9−ヒドロキシエリブテ
イシニウム・クロライド・塩酸塩の溶液を、エリブテイ
ニウム・アセテート溶液よりも高い濃度で1[すること
ができ、その毒性が低いことと相俟って、患者の治療計
画を改善することができる。
しかも、前記米国特許第4310667号の製品と比べ
て、本発明のクロライドの塩酸塩は、その製造過程にお
いてアニオン交換操作を必要としないという利点がある
。本発明では、単に塩酸で塩形成すればよく、工業的レ
ベルでの製法の簡素化が達成され、また、純度の点にお
いても好ましくないa1生物の問題がない。
また、上記2−アミノアルキル−9−ヒドロキシエリブ
テイシニウム誘導体のクロライドの塩酸塩は、エリブテ
イニウム・アセテートよりも活性が強く、対応するアセ
テートアニオンを有する化合物と同等以上である。
また、上記2−アミノアルキル−9−ヒドロキシエリブ
テイシニウム誘導体のクロライドの塩酸塩は、エリブテ
イニウム・アセテートに比し、毒性が低く、副作用が少
ないことも見出された。
本発明は、一般式 〔式中、Zは水素原子又は低級アルキル基を示し、AQ
kは低級アルキレン基を示し、Amはジ(低級アルキル
)アミノ基、ビOリジノ基又はピペリジノ基を示す。〕 で表わされる2−アミノアルキル−9−ヒドロキシエリ
ブテイシニウム誘導体のクロライドの塩酸塩を提供する
ものである。
本明細書において、「低級アルキル」基は、1価の炭素
数4以下の飽和脂肪族炭化水素基、例えば、メチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基
等を示す。
また、本明細書において、「低級アルキレン」基は、非
ジェム型(non−geminal )の2価の炭素数
2〜4の飽和脂肪族炭化水素基、例えば、1゜2−エチ
レン、1.2−プロピレン、1,3−プロピレン、1.
4−ブチレン基等を示す。
八mで示されるジ(低級アルキル)アミノ基は、ジメチ
ルアミノ、ジエチルアミノ又はジイソプロピルアミノ基
の如く対称型のものであってもよく、また、メチルエチ
ルアミノ、メチルプロピルアミノ又はエチルプロピルア
ミノ基の如(非対称型のものであってもよい。
一般式([)の2−アミノアルキルエリブテイシニウム
誘導体のうちでも、−AQk−Amがジエチルアミノエ
チル基又はピペリジノエチル基である化合物が好ましい
殊に、2−(2−ピペリジノエチル)−9−ヒドロキシ
エリブテイシニウム・クロライド・塩酸塩、及び2−(
2−ジエチルアミノエチル)−9−ヒドロキシエリプテ
イシニウム・クロライド・塩酸塩が好ましい。
また、本発明は、上記一般式(II)の化合物の製造法
をも提供するものである。該製造法は、一般式 〔式中、Zは水素原子又は低級アルキル基を示す。〕 で表わされる9−ヒトOキシエリブテイシンを、一般式 %式%() 〔式中、A+lkは低級アルキレン基を示し、Amはジ
(低級アルキル)アミノ基、ピロリジノ基又はピペリジ
ノ基を示す。〕 で表わされるクロロアルキルアミンで、不活性有機溶媒
中、空温〜140℃の温度にて処理し、こうして得られ
る一般式 〔式中、Z、AQ k及びAmは、上記に同じ。〕で表
わされる第四級クロライドを塩酸で処理してその塩酸塩
に変換することを特徴とする製造法である。
上記化合物(I[[)と化合物(IV)との反応は、第
四級アンモニウム化合物を製造するための公知方法に従
い行なうことができる。
使用する溶媒は、極性非プロトン性溶媒、例えば、ジメ
チルホルムアミド、ジメブルアセトアミド、ジメチルス
ルホキシド等が好ましいが、反応条件下で不活性な他の
溶媒も使用できる。
反応時間は、温度に依存し、一般に90〜130℃の温
度では、反応は2〜4時間の加熱で終了する。こうして
得られた生成物(V)は、慣用的な操作、例えばジエチ
ルエーテル等の適当な溶媒で沈澱させる等の方法で単離
される。
上記一般式(V)の化合物は、新規である。
化合物(V)から本発明の塩酸塩への変換は、周知の塩
形成法に従い行なわれる。
化合物(V)の塩形成は、塩酸の水性アルコール溶液を
用いて行なうのが好ましく、得られる塩酸塩は、慣用的
な方法により単離される。
上記一般式(I)の化合物は、エリブテイニウム・アセ
テートに比し、活性が高く且つ低毒性であり、また、以
下に示す如く、その抗腫瘍活性は、おこなった全ての抗
腫瘍活性試験において、対応するアセテートの活性と同
等以上のものであることが見出された。
本発明化合物の抗腫瘍活性を、マウスの白血病1121
0に関し試験した。即ち、CDF1種雄性マウスを一群
10匹の群に分け、LEAO3B06種のlX10” 
11210白血病細胞を含有する蒸留水0.1−の腫瘍
性接種物を、各マウスに腹腔的投与した。
24時間後、供試化合物を半数のマウス群に腹腔的投与
し、同」の溶媒を残り半数のマウス群に投与した。後者
の半数のマウス群は、対照群である。接種から60日1
に、生存しているマウスの数を記録し、対照群と比較し
て、処置マウスの生存期間の増加を求めることにより、
活性を測定した。
この活性は、次式で表わされる。
上記式において、処置群マウスの平均生存期間(mea
n 5urvival )は、試験終了時(60日1に
に生存しているマウスを考慮したものである。
この試験において、実施例1の化合物(SR95156
B)は、10mMkoにて若干の活性(60日1に動物
の1/10が生存)を示し、20 mg/ koにて良
好な活性(3/10が生存)を示し、50 mo/ k
oでは5/1oが生存した。
本発明の他の代表的化合物5R95157B(実施例2
)は、20 mg/ koにて2/10が生存し、50
m1g/kgで5/10が生存するという活性を示した
50111g/kgの投与量では、相対生存(rela
tivesurvival) T / Cは、5R95
156Bで375%、5R95157Bで386%であ
った。
同じ試験において、対照動物及びエリプテイニウム・ア
セテート50mg/kg又は5−フルオロ−ウラシル2
00 mtJ/koの投与で処置された動物は生存しな
かった。
10mり/k(Jの投与量で投与した場合、■リプティ
ニウム・アセテートは、相対生存T/Cl54%を発揮
し、生存動物はなかった。
薬理組成物の形態(100mOの凍結乾燥物を注射用の
水10mGに溶解させたもの)にある5R95156B
について更に試験を行なったところ、上記結果が確認さ
れた。
50 ma/ kaの投与量で、相対生存T/Cは43
9%で生存マウスは5匹であった。
しかも、毒性試験において、本発明のクロライド・塩酸
塩は、対応するクロライドに比し、低い急性毒性及び低
い腎毒性を有することが見出された。
即ち、2−(2−ジエチルアミノエチル)−9−ヒドロ
キシエリブテイシニウム・りOライド・塩酸塩(SR9
5156B)をマウスに腹腔的投与した場合、急性毒性
LDs。は75mMk(Iであったが、これに対しエリ
ブテイニウム・アセテートは同一条件下でLDsoは1
0 、2 mg/kaテあった〔リーセント・リザルツ
・イン・キャンサー舎リサーチ(Recent  Re
5ults in  CancerResearch)
 、74、pI)、107−123(1980))。
同様に、下記第1表に示す如く、2−(2−ジエチルア
ミノエチル)−9−ヒドロキシエリブテイシニウム・ク
ロライド・塩酸塩(SR95156B)とアセテート誘
導体(エリブテイニウム・アセテート)とを比較して行
なった腎毒性試験に於て、本発明化合物の公知化合物に
対する優位性が示された。
本発明化合物は、エリプティシン誘導体に感受性を有す
る各種の型の腫瘍の治療に使用することができる。
従って、本発明は、本発明のクロライド・塩酸塩の少な
くとも1種の有効量を、治療を必要とする患者に投与す
ることを特徴とするエリプティシン銹導体に感受性を有
する各種n瘍の治療方法をも提供するものである。
この目的には、例えば、治療コース当り、一般に繰返さ
れる3日間の治療当り、50〜500a。
7m2の投与量が使用される。
また、本発明は、上記一般式(If)の化合物の少なく
とも1種を有効成分とする薬理組成物を提供するもので
ある。
本発明の薬理組成物は、人又は動物の治療用の各種投与
形態を取ることができ、好ましくは、非経口投与用の投
与単位形態とすることができる。
活性成分の総量は、投与単位当り50〜500mg程度
とすることができ、該活性成分は、薬理担体、特に蒸留
水と組合される。
一般に、本発明の薬理組成物は、本発明の活性成分を水
に溶解させ、得られる溶液を凍結乾燥し、凍結乾燥物を
注射用の水又は生理食塩水に溶解させることにより製造
される。得られる溶液は、ボトルに入れ、例えば、グル
コース溶液を含有する静脈内潅流用組成物とすることも
できる。
好ましい投与形態は、アンプルに収容された注射用水又
は生理食塩水5〜20−に溶解させるように意図された
本発明活性成分50〜500moのボトルから成るもの
である。
友−1−3 以下、実施例を掲げて本発明の詳細な説明する。
実施例1 2−(2−ジエチルアミノエチル)−9−ヒドロキシエ
リブテイシニ ム・クロライド・塩酸塩 (a)2− (2−ジエチルアミノエチル)−9−ヒド
ロキシエリプテイシニウム・クロライド 9−ヒドロキシエリブテイシン(その臭化水素酸塩23
.3ミリモルを中和することにより得たもの)のジメチ
ルホルムアミド100IIII2溶液を100℃に加熱
した。次いで、1−クロロ−2−ジエチルアミノエタン
(その塩酸塩58ミリモルを中和することにより得たも
の)のジエチルエーテル20舗溶液を撹拌下、徐々に添
加した。この間、該添加と共にエーテルは蒸発する。1
00℃にて3時間撹拌すると、反応生成物の沈澱が始ま
    ′りた。反応混合物を冷却し、沈澱を濾過し、
ジメチルホルムアミド10−で洗浄し、次いでジエチル
エーテル25mGで2回洗浄し、減圧下40℃にで乾燥
した。
こうして、オレンジ色の粗2−(2−ジエチルアミノエ
チル)−9−ヒドロキシエリプテイシニラム・クロライ
ド6.99を単離した。
(b)2−(2−ジエチルアミノエチル)−〇−ヒドロ
キシエリプテイシニウム・クロライド・塩酸塩 12N塩酸2.45mG、水26−及びエタノール18
011112を含有する溶液を還流させ、これに、2−
(2−ジエチルアミノエチル)−9−ヒドロキシエリブ
テイシニウム・クロライド6.90を溶解させた。
次いで、活性炭0.250を添加し、溶液を熱時枦遇し
た。混合物を冷却後、沈澱を濾過し、無水エタノール2
0−で洗浄し、次いでアセトン30mGで2回洗浄し、
50℃にて12時間乾燥した。
こうして、レンガ赤色の純粋な2−(2−ジエチルアミ
ノエチル)−9−ヒトOキシエリブテイシニウム・クロ
ライド・塩酸塩(SR95156B)5,640を得た
′。高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による純
度は99.8%であり、赤外吸収スペクトル(IR)及
びブOトンNMRスペクトルにより生成物の構造を確認
した。検収率は、9−ヒドロキシエリブテイシン・臭化
水素酸塩に対し、56%であった。
実施例2゛ 実施例1(a)の方法に従い、9−ヒドロキシエリプテ
イシン(その臭化水素酸塩44ミリモルを中和すること
により得たもの)のジメチルホルムアミド480111
Q溶液を、1−り0O−2−ピペリジノエタン(その塩
酸塩110ミリモルを中和することにより得たもの)の
溶液で、110〜130℃にて、5時間処理した。得ら
れたオレンジ色の2−(2−ピペリジノエチル)−9−
ヒドロキシエリブテイシニウム・クロライドの一部(1
5g)を、12N塩!!5.1+1112.水260−
及びエタノール24OrIIJを含有する溶液で、実施
例1(b)と同様にして塩形成した。
こうして、オレンジ色の純粋な2−(2−ピペリジノエ
チル)−9−ヒドロキシエリブテイシニウム・りOライ
ド・塩酸塩(SR95157B)12.3(1)を得た
元素分析(脱水生成物) HN 計算値(%)64.57  6.55  9.41測定
値(%)   64.68   B、55  9.71
クロライド:16.56% HPLCによる純度:99.4% 生成物の構造は、IR及びHNMRスペクトルにより確
認した。検収率は、9−ヒドロキシエリプテイシン・臭
化水素酸塩に対し、84%であった。
実施例3 2−(2−ジエチルアミノエチル)−9−ヒドロキシエ
リプテイシニウム・クロライド・塩酸塩 その臭化水素酸130(lを中和することにより得た9
−ヒドロキシエリブテイシンを用い、実施例1と同様に
して、実施例1の5R95156Bと同一物を得た。
9−ヒドロキシエリブテイシン・臭化水素酸塩に対する
検収率は68%であった。
実施例4〜9 実施例1の方法に従い、9−ヒドロキシエリブテイシン
を、1−り0ロー2−シイツブOピルアミノエタン、1
−クロロ−2−(エチルメチルアミノ)−エタン及び1
−クロ0−2−ピロリジノエタンで夫々処理することに
より、下記化合物を得た。
02−(2−ジイソプロピルアミノエチル)−9−ヒド
ロキシエリブテイシニウム・クロライド・塩酸塩(実施
例4) 02−(2−(エチルメチルアミノ)エチルツー9−ヒ
ドロキシエリブテイシニウム・クロライド・塩酸塩(実
施例5) 02−(2−ピロリジノエチル)−9−ヒドロキシエリ
プテイシニウム・クロライド・塩酸塩(実施例6) 9−ヒドロキシエリブテイシンに代えて6−メチル−9
−ヒドロキシエリブテイシンを用い、上記と同様にして
、下記化合物を得た。
02−(2−ジイソプロピルアミノエチル)−6−メチ
ル−9−ヒドロキシエリブテイシニウム・クロライド・
塩酸塩(実施例7) 02− (2−(エチルメチルアミノ)エチルツー6−
メチル−9−ヒドロキシエリプテイシニウム・クロライ
ド・塩酸塩(実施例8) 02−(2−ピロリジノエチル)−6−メチル−9−ヒ
ドロキシエリプテイシニウム・クロライド・塩酸塩(実
施例9) 実施例10〜13 1−クロロ−2−ジエチルアミノエタンに、6−メチル
−9−ヒドロキシエリブテイシン及び6−エチル−9−
ヒドロキシエリプテイシンを夫々実施例1と同様に反応
させ、下記化合物を得た。
02−(2−ジエチルアミノエチル)−6−メチル−9
−ヒドロキシエリブテイシニウム・クロライド・塩酸塩
(実施例10) 02−(2−ジエチルアミノエチル)−6−エチル−9
−ヒドロキシエリプテイシニウム・クロライド・塩酸塩
(実施例11) 1−クロロ−2−ジエチルアミノエタンに代え、1−ク
ロロ−2−ピペリジノエタンを用い、上記と同様にして
下記化合物を得た。
02−(2−ピペリジノエチル)−6−メチル−9−ヒ
ドロキシエリプテイシニウム・クロライド・塩酸塩(実
施例12) 02−(2−ピペリジノエチル)−6−エチル−9−ヒ
ドロキシエリプテイシニウム・クロライド・塩酸塩(実
施例13) 実施例14 実施例1又は2の化合物100mgを水2鵬に溶解させ
、得られる溶液を凍結乾燥し、凍結乾燥物を注射用水1
0−に再溶解することにより、注射用薬理組成物を得た
(以 上)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Zは水素原子又は低級アルキル基を示し、Al
    kは低級アルキレン基を示し、Amはジ(低級アルキル
    )アミノ基、ピロリジノ基又はピペリジノ基を示す。〕 で表わされる2−アミノアルキル−9−ヒドロキシエリ
    プテイシニウム・クロライド・塩酸塩。
  2. (2)Alkがエチレン基であり、Amがジエチルアミ
    ノ基又はピペリジノ基である特許請求の範囲第1項に記
    載の化合物。
  3. (3)2−(2−ジエチルアミノエチル)−9−ヒドロ
    キシエリプテイシニウム・クロライド・塩酸塩である特
    許請求の範囲第1項に記載の化合物。
  4. (4)2−(2−ピペリジノエチル)−9−ヒドロキシ
    エリプテイシニウム・クロライド・塩酸塩である特許請
    求の範囲第1項に記載の化合物。
  5. (5)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Zは水素原子又は低級アルキル基を示す。〕 で表わされる9−ヒドロキシエリプテイシンを、一般式 Cl−Alk−Am (式中、Alkは低級アルキレン基を示し、Amはジ(
    低級アルキル)アミノ基、ピロリジノ基又はピペリジノ
    基を示す。〕 で表わされるクロロアルキルアミンで、不活性有機溶媒
    中、室温〜140℃の温度にて処理し、こうして得られ
    る一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Z、Alk及びAmは、上記に同じ。〕で表わ
    される第四級クロライドを塩酸で処理してその塩酸塩に
    変換することを特徴とする一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Z、Alk及びAmは上記に同じ。〕で表わさ
    れる2−アミノアルキル−9−ヒドロキシエリプテイシ
    ニウム・クロライド・塩酸塩の製造法。
  6. (6)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Zは水素原子又は低級アルキル基を示し、Al
    Kは低級アルキレン基を示し、Amはジ(低級アルキル
    )アミノ基、ピロリジノ基又はピペリジノ基を示す。〕 で表わされる2−アミノアルキル−9−ヒドロキシエリ
    プテイシニウム・クロライド・塩酸塩を有効成分とする
    抗腫瘍剤。
  7. (7)Alkがエチレン基であり、Amがジエチルアミ
    ノ基又はピペリジノ基である特許請求の範囲第6項に記
    載の抗腫瘍剤。
  8. (8)2−(2−ジエチルアミノエチル−9−ヒドロキ
    シエリプテイシニウム・クロライド・塩酸塩を有効成分
    とする特許請求の範囲第6項に記載の抗腫瘍剤。
  9. (9)2−(2−ピペリジノエチル)−9−ヒドロキシ
    エリプテイシニウム・クロライド・塩酸塩を有効成分と
    する特許請求の範囲第6項に記載の抗腫瘍剤。
  10. (10)非経口投与用の投与形態にある特許請求の範囲
    第6項乃至第9項のいずれかに記載の抗腫瘍剤。
JP61158624A 1985-07-04 1986-07-04 2−アミノアルキル−9−ヒドロキシエリプテイシニウム誘導体のクロライドの塩酸塩及びそれを含む医薬 Expired - Lifetime JPH0742287B2 (ja)

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