JPS62100569A - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物

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JPS62100569A
JPS62100569A JP24101885A JP24101885A JPS62100569A JP S62100569 A JPS62100569 A JP S62100569A JP 24101885 A JP24101885 A JP 24101885A JP 24101885 A JP24101885 A JP 24101885A JP S62100569 A JPS62100569 A JP S62100569A
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村上 正峰
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良夫 藤原
Hiroshi Nagase
長瀬 汎
Yoichi Hirayama
陽一 平山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、接着剤組成物に関するものであり、詳細には
、アクリル系接着剤組成物の架橋構造による接着性能の
改良に関するものである。
〔発明の概要〕
本発明は、″?クリル系エステルを主体とする共重合体
中に、 二重結合を有するペルオキシ化合物を、該化合物のペル
オキシ基が存在するように共重合せしめることによって
、 架橋機能を付与して混合操作を不要とするとともに、同
時に凝集力、接着性能の向上を図ったものである。
〔従来の技術〕
一般に、アクリル系接着剤または粘着剤は、粘着性を与
える柔らかいアクリル系エステルに、架橋や接着性の改
良のためにカルボキシル基やアミノ基、水酸基、エポキ
シ基等の反応性基を含有する単量体を共重合させること
によって合成されている。
この場合、上記共重合体の凝集力を上昇させるために、
メラミン、イソシアネート、有機金属化合物等を架橋剤
として加え、塗布・乾燥時に架橋構造を形成する必要が
ある。この架橋構造の形成は、ポリマーの分子量の増大
、すなわち接着剤の重要な要素である凝集力の上昇に寄
与する。
従来は、上記架橋剤を外部架橋剤として添加するのが一
般的であり、したがって、このアクリル系接着剤(粘着
剤)は、上記共重合体と架橋剤の2液温合系接着剤とし
て実用化されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述のような2液温合系の接着剤では、
ポリマーに架橋機能を付与するための混合操作が必要で
、取り扱いが煩雑である。
また、上記2?&、混合系の接着剤では、添加する外部
架橋剤の反応性の差により、溶液の安定性や製品の安定
性等に不安定要素が伴い問題である。
そこで本発明は、かかる従来のものの有する欠点を解消
するために提案されたものであって、架橋機能を直接付
与し、混合操作を不要とするとともに、凝集力や接着性
能に優れた接着剤組成物を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、架li!機能を有するアクリル系接着剤
を開発せんものと長期に亘り鋭意研究の結果、架橋機能
を付与する単量体として二重結合を有するペルオキシ化
合物が有用で、このペルオキシ化合物のペルオキシ基を
アクリル系共重合体組成物中に導入し、加熱等の操作に
よりペルオキシ基を分解させ架橋構造を形成させること
により、共重合体の耐熱、ズレ防止等に有効に作用する
との知見を得るに至った。
本発明は、このような知見に基づいて完成されたもので
あって、一般式 %式% (式中R3は水素原子またはメチル基を表し、R2は炭
素数1〜1Bのアルキル基を表す、)で示されるアクリ
ル系エステル(A)を主体とする単量体100重量部に
対して、 上記アクリル系エステル(A)と共重合可能で水酸基、
カルボキシル基、エポキシ基、アミノ基及び誘導体、酸
無水物のうちの少なくとも1つの基を有する反応性不飽
和単量体(B)0〜29重量部、 及び一般式 (式中、R1は水素原子または炭素数1〜5のアルキル
基、Ra、Rsはそれぞれ炭素数1〜4のアルキル基を
表し、R8は水素原子、炭素数1〜12のアルキル基ま
たは炭素数5〜7のシクロアルキル基を表し、nはO〜
4の整数を表す、) で示され二重結合を有するペルオキシ化合物(C)0.
5〜15重量部で、 かつ上記反応性単量体(B)とペルオキシ化合物(C)
の合計量が上記アクリル系エステル(A)100重量部
に対して0.5〜30重量部の組成がらなり、 上記ペルオキシ化合物(C)のペルオキシ基が存在する
ように重合された重合体であることを特徴とするもので
あり、さらに本発明は、この接着剤組成物を構成する重
合体(1)100重量部に対し、上記アクリル系エステ
ル(A)1反応性不飽和単量体(B)及び上記重合体(
1)とは異なり不飽和結合を有し互いに共重合可能な改
質用単量体(D)の中から選ばれた少なくとも1つの単
量体から得られる重合体(n)とによって構成したこと
を特徴とするものである。
すなわち、本発明の第1の発明は、アクリル系エステル
(A)を主体とし、このアクリル系エステルに必要に応
じて反応性不飽和単量体(B)と、二重結合を有するペ
ルオキシ化合物(C)を共重合させた接着剤組成物であ
る。
ここで、上記反応性不飽和単量体(B)及びペルオキシ
化合物(C)の組成としては、これらの合計量を上記ア
クリル系エステル(A)100重量部に対して0.5〜
30重量部の範囲とし、かつ上記反応性不飽和単量体C
B)の添加量が0〜29重量部、上記ペルオキシ化合物
(C)の添加量が0.5〜15重量部とすればよいが、
特に反応性不飽和単量体(B)を添加しない場合には、
アクリル系エステル(A)100重量部に対してペルオ
キシ化合物(C)を2,0〜15重量部の範囲で共重合
させることが好ましい、また、上記反応性不飽和単量体
(B)を共重合させる場合には、アクリル系エステルと
この反応性不飽和単量体の合計量100重量部に対して
、上記ペルオキシ化合物を10重量部以下の範囲で共重
合せしめることが好ましい。
上記接着剤組成物の主体となるアクリル系エステル(A
)は、一般式 (式中R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は炭
素数1〜18のアルキル基を表す、)で示されるアクリ
ル酸エステルまたはメタクリル酸エステルであって、具
体的には、メチルアクリレート、エチルアクリレート、
ブチルアクリレート、2−エチルへキシルアクリレート
、ノニルアクリレート5オクタデシルアクリレート、メ
チルメタクリレートエチルメタクリレート、ブチルメタ
クリレート、イソブチルメタクリレート、2−エチルへ
キシルメタクリレート、ドデシルメタクリレート等の二
重結合を有する単量体が挙げられる。特に粘着性を与え
る必要がある場合には、R2の炭素数が3〜10のアク
リレートが有用である。
また、上記反応性不飽和単量体(B)は、分子内に、水
酸基−〇H,カルボキシル基−COOH。
ミノ基−NH,及びその誘導体等の反応性基の少なくと
も1つと二重結合とを有する単量体であって、例えば、
アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミド、メタクリ
ルアミド、イタコン酸、フマール酸、N−メチロールア
クリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−
メチロールブトオキシアクリルアミド、N−メチロール
ブトオキシメタクリド、グリシジルメタクリレート、グ
リシジルアクリレート、アリルグリシジルエーテル。
2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、無水マ
レイン酸、ジメチルアクリルアミド、ジメチルメタクリ
ルアミド、クロトン酸。
アリルグリシジルメタクリレート、アリルグリシジルア
クリレート等が例示される。これらの11mまたは2種
以上を導入することにより、接着性の改良や、凝集力の
増加等を図ることができる。
さらに、上記ペルオキシ化合物(C:)は、一般式 (式中、R1は水素原子または炭素数1〜5のアルキル
基、 R,、、Rsはそれぞれ炭素数1〜4のアルキル
基を表し、れは水素原子、炭素数1〜12のアルキル基
または炭素数5〜7のシクロアルキル基を表し、nは0
〜4の整数を表す。) で示される化合物であって、分子内に加熱等により容易
に分解して架橋構造を形成するペルオキシ基と、他の成
分と共重合するための二重結合とを存する単量体である
0例示すれば、t−ブチルペルオキシビニルカーボネー
ト、t−ヘキシルペルオキシビニルカーボネート、t−
ブチルペルオキシジイソプロペニルカーボネート、t−
ブチルペルオキシアリルカーボネート、t−へキシルペ
ルオキシアリルカーボネート、 1,1.3.3−テト
ラメチルプロピルペルオキシアリルカーボネート t−
プチルペルオキシメタアリルカーボネート、1−ブチル
ペルオキシ(3−ブテニル)カーボネート等である。こ
のペルオキシ化合物を、上記アクリル系エステルと共重
合することにより、得られる共重合体には架橋機能が付
与される。また、この共重合体中に上記反応性不飽和単
量体を共重合させれば、分子内あるいは分子間反応によ
り凝集力を上昇することが可能であるが、このペルオキ
シ化合物の導入により、上記反応性不飽和単量体の量を
減らすことができる。
さらにまた、本発明の接着剤組成物には、上記単量体(
A)、  (B)及び(C)の成分以外に、他の共重合
単量体、例えば酢酸ビニル5プロピオン酸ビニル、ブト
キシエチルアクリレート、アクリロニトリル等を、接着
剤としての特性を変えない範囲、例えば接着剤組成17
11OO重量部に対して50重量部を越えない範囲で加
えてもよい。
上述の各単量体を所定の割合で混合し、適当な溶剤中に
おいて重合開始剤の存在下、ペルオキシ化合物(C)の
分解を引き起こさない程度の、比較的低い温度の重合条
件で、常法にしたがって共重合させることにより本発明
の接着剤組成物は得られる。ここで使用可能な重合開始
剤としては、アゾ系重合開始剤やペルオキシ系重合開始
剤等であるが、共重合成分として配合されているペルオ
キシ化合物が分解しない程度の低い温度でも、充分な重
合反応を進めることのできるものを選ぶ必要がある。好
ましいアゾ系重合開始剤は、アブビスイソブチロニトリ
ル、2.2′−アゾビス−(2,4−ジメチル)バレロ
ニトリル、1.1’−アゾビス−(シクロヘキサン)カ
ルボニトリル等であり、好ましいペルオキシ系重合開始
剤は、t−プチルベルオキシピバレ−1−,t−プチル
ベルオキシネオデカル−ト、t−ブチルペルオキシイソ
ブチレート、クミルペルオキシネオデカル−ト t−ブ
チルペルオキシ(2−エチルヘキサノエート)ベンゾイ
ルペルオキシド、ラウロイルペルオキシド等である。
なお、本発明の接着剤組成物を得るための重合法として
は、上述の溶液重合法に限定するものではなく、塊状重
合法、乳化重合法、懸濁重合法等によって重合を行って
もよい、また、各単量体の所定両全部を混合して重合を
行ってもよいが、単量体の1部で重合を開始し、この重
合が完結する前に、あるいは完結後に残りの単量体を加
え、引き続き重合を行う、いわゆる分割重合法、ないし
は多段重合法によって重合してもよい。
一方、本発明の第2の発明は、上述の接着剤組成物を構
成する重合体(1)に、さらに、上記接着剤組成物を構
成する単量体とは異なる単量体(D)、上記アクリル系
エステル(A)、及び上記反応性単量体(B)の中から
選んだ少なくとも1つの、am体から得られる重合体(
II)を組み合わせてなるものである。ここにおいて、
重合体(1)に重合体(II)を組み合わせるとは、重
合体(1)及び重合体(II)の単なる物理的混合の他
、共重合体、グラフト重合体、ブロック重合体等を形成
する混合状態のものまで包含するものとする。
この重合体(n)を組み合わせることにより、ガラス転
移点等をコントロールすることができ、得られる接着剤
の物理・化学的な性質を改良することができる。例えば
、酢酸ビニルを添加することにより、共重合性が改善さ
れる。また、トリブロモフェニルアクリレートを共重合
させることにより、難燃化が図られる。
上記重合体(n)の1成分となる単量体(D)としては
、分子内に不飽和結合を有し5共重合可能な単量体が用
いられ、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酢酸
アリール等の非共役モノマーや、アクリロニトリル、メ
タクリルニトリル、フルフリルアクリレート、ベンジル
アクリレートベンジルメタクリレート、フェニルメタク
リレート、スチレン、メトキシエチルアクリレート、エ
トキシエチルアクリレート、カルピトールアクリレート
、メタクリル酸クロライド、2−クロロエチルメタクリ
レート 2−クロロエチルアクリレート、ビニルイミダ
ゾール、ジメチルアミノメタクリレート等の共役モノマ
ー等が挙げられる。
上記重合体(II)の添加量としては、前述の接着剤組
成物100重景重量対して50重量部以下であればよく
、例えば 1)アクリル系エステル(A)100重量部に対し、ペ
ルオキシ化合物(C)1.5〜10重量部の組成からな
る重合体(I)に1、これら各単量体と異なる改質用単
量体(D)50重量部以下の割合で共重合せしめる。
ii)アクリル系エステル(A)と反応性不飽和単量体
(B)の合計量100重量部に対し、ペルオキシ化合物
(C)10重量部以下の組成からなる重合体(1)に、
これら各単量体と異なる改質用単量体50重量部以下の
割合で共重合せしめる。
のが好ましい。
上述の改質用筆量体の添加量が多すぎると、得られる接
着剤の接着力と凝集力のバランスが崩れ、架橋によって
改質を行っても充分な接着力が得られなくなる虞れがあ
る。
〔作用〕
本発明の接着剤組成物において、二重結合を有するペル
オキシ化合物は、熱による乾燥等で分解し、架橋構造を
形成するという機能を発揮する。
したがって、外部架橋剤を加えなくとも、凝集力や接着
性能が確保される。
また、アクリル系エステルは、ベースレジンとなるもの
であって、粘着性の付与等の作用を有する0反応性不飽
和単量体は、分子内または分子間反応により、凝集力を
一層増加し、接着性を改良する。
さらに、これら単量体と異なる改質用単量体は、接着剤
の物理・化学的な性質を改良する作用を有し、この改質
用単量体の添加により例えばガラス転移点等がコントロ
ールされる。
〔実施例〕
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本
発明がこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1゜ 容量11の三つロフラスコに、酢酸エチル100g、ア
ゾビスイソブチロニトリル0.1g、重合性モノマー(
Pm)としてノルマルブチルアクリレート71.5g、
 アクリル酸メチル13.5g、アクリル酸2.0g、
t−ブチルペルオキシアリールカーボネート2.0 g
を採り、温度計、冷却器、攪拌翼を取りつけた反応系内
を80℃に保持し、窒素ガス置換を行いながら4時間反
応させた0重合反応は、0.5〜2時間で起こり、溶液
の粘度が次第に上昇してきた。
次に、アゾビスイソブチロニトリル0.1gを酢酸エチ
ル5gに溶解した重合開始剤を加えた後、添加用モノマ
ー(Pi)としてメチルメタクリレート11.0gを滴
下にて加え、反応をさらに5時間行った。5時間後に酢
酸エチル45.0 gを加えて希釈し、均一な共重合体
溶液を得た。以上の重合方法をPm/Piとする。
得られた共重合体溶液は、不透明であり、樹脂分386
6%、粘度11800 (e、p、s、)であった。
また、重量平均分子量Mwは518600.数平均分子
量Mnは26400であった。
比較例1゜ 酢酸エチル100g、アゾビスイソブチロニトリル0.
1g、重合性モノマー(Pi)としてノルマルブチルア
クリレート71.5g、アクリル酸メチル13.5g、
アクリル酸2.0gを採り、実施例1と同様の重合方法
Pa/Piにより共重合体溶液を得た。
得られた共重合体溶液は、不透明であり、樹脂分39.
0%、粘度6150 (c、p、s、)であった。また
、重量平均分子量Mwは310200.数平均分子量M
nは49200であった。
実施例2゜ 容量12の三つロフラスコに、酢酸エチル110g、ア
ゾビスイソブチロニトリル0.1g、重合性モノマーと
してノルマルブチルアクリレート10.0g、2−エチ
ルへキシルアクリレート69.0g、エチルアクリレー
ト11.8g、アクリル酸2゜33g、グリシジルメタ
クリレート0.27g、を−ブチルペルオキシアリール
カーボネート2.0g。
酢酸ビニル4.6gを投入し、温度計、冷却器、窒素ガ
ス注入口、攪拌翼を取りつけた反応系内を80℃に保持
し、窒素ガス置換しながら反応を行った。
重合反応は0.5〜2時間で起こり、溶液の粘度が次第
に上昇してきた0反応は8時間行い、その後酢酸エチル
で希釈し、反応を完了し均一な共重合体溶液を得た。以
上の重合方法をP8とする。
得られた共重合体溶液は、透明で、樹脂分28゜6%、
粘度745 (c、p、s、)であった、また、重量平
均分子量MWは494000であった。
比較例2゜ 容111の三つロフラスコに、酢酸エチル110g、ア
ゾビスイソブチロニトリル0.1g、重合性モノマーと
してノルマルブチルアクリレート1010g、2−エチ
ルへキシルアクリレート69.0g、エチルアクリレー
ト11.8g、アクリル酸2゜33g、グリシジルメタ
クリレート0.27g、酢酸ビニル4.6gを投入し、
実施例2と同様の重合方法PHに従って共重合体溶液を
得た。
得られた共重合体溶液は、透明で、樹脂分29゜9%、
粘度1820 (e、p、s、)であった。また、重量
平均分子i1 M Wは540000であった。
実施例3〜17及び比較例3〜14 実施例1の重合方法Pm/Piあるいは実施例2の重合
方法P。に準じて共重合体溶液を合成した。
各実施例及び比較例におけるモノマー配合および特性を
表1−1及び表1−2に示す。
尚、表中の略号は以下の化合物を示す。
n−BA  : ノルマルブチルアクリレート2EHA
  :  2−エチルへキシルアクリレートEへ  :
エチルレアクリレート MA: メチルアクリレート MM八 :メチルメタクリレート TBPA  :  l−リブロモフェニルアクリレート
AA= アクリル酸 G門A ニゲリシジルアクリレート [IEM^ ; 2−ヒドロキシエチルアクリレートN
−門AM : N−メチロールアクリルアミド門AlI
D  :無水マレイン酸 AMD  : アクリルアミド t−BPAC:  t−ブチルペルオキシアリールカー
ボネートVAc  :酢酸ビニル BOEA  : ブトキシエチルアクリレートAIBN
  :アゾビスイソブチロニトリルLPO: ラウリル
ペルオキシド (以下余白) 次に、上述の各実施例、比較例で得られた共重合体の接
着性能を調べた。
試料作成方法 実施例及び比較例で得られた共重合体溶液をシリコーン
剥離剤を塗布した剥離紙上に均一に塗布し、このシリコ
ーン剥離紙上に40±5g/mlの重量を有する均一な
試料フィルムを形成した。乾燥は、先ず60℃、5分間
乾燥、次いで150℃。
5分間乾燥とした。
上記試料フィルムを試料(A)とした、また、この試料
フィルムに25μmT’!、のポリエステルフィルムを
ラミネートし、50℃、240時間老化後の試料フィル
ムを試料(Ill)とした。さらに、40℃、相対湿度
90%、240時間老化後の試料フィルムを試料(C)
とした。
これら各試料について、剥離力、凝集力、150℃、1
0分間老化後の剥離力の増加度を測定した。なお、試験
方法は次の通りである。
試験方法 (a)剥離力;各試料を幅20×長さ201Jに切断し
、剥離紙を剥がしてステンレス板(表面は耐水研磨紙#
280で研磨し、トルエンで清浄した後、溶剤を除去し
た。)に泡やしわが入らないように貼り付け、2kg荷
重のゴムローラを1往復させて圧着した。圧着後1時間
してから20℃、相対湿度65%の条件下で180度剥
離を毎分3001mの速度で行い、ステンレス板より試
料フィルムが剥離するときの抵抗力を求めた。
(b)凝集カニ幅3cmX長さ5c11×厚さ2Hのス
テンレス板の一端に幅2.5 cm X長さ7c[有]
の試料フィルムを接着し、ステンレス板上に’1.5 
cm X 2.5 cmの接合部を形成した。さらに、
ステンレス板上よりはみ出した試料フィルムに幅2.5
 c+a x長さ5IIJIXFEさ25μmのポリエ
ステルフィルムを裏打ちし、2.5 kg荷重ゴムロー
ラを1回通過させた。次いで、40℃に温度調節した乾
燥機に上記試料フィルムの一端(ステンレス板の非接着
部)を固定し、ポリエステルフィルム裏打ち部にl k
g荷重のオモリを吊るした。これにより、上記接合部が
ズして落下するまでの時間または1時間後の接合部のズ
レ(l−)を測定した。
(c)150℃、10分加熱老化後の剥離カニ先の(a
)の剥離力測定と同様の試験片を作成し、この試験片を
温度150℃の乾燥機に入れ、10分間加熱老化後、取
り出して室温で1時間放冷した。
その後、(a)と同様の条件で@’fla力を測定した
結果を表lN−1及び表11−2に示す、なお、表中、
AFと付記するものは被着剤からの界面破壊が起こった
ことを示し、CFと付記するものは接着剤の眉間破壊(
凝集破壊)が起こったことを示し、MAFはポリエステ
ルフィルムよりの不安定破壊が起こったことを示す。
(以下余白) さらに、実施例2.実施例3.実施例12について、共
重合体溶液の安定性を調べるために、初期粘度、20℃
、30日間保存後の粘度、40℃。
30日間保存後の粘度を測定した。なお、粘度の測定は
、共重合体溶液を25±1℃に調整し、回転式粘度計で
測定した。結果を表■に示す。
表■ この表■より、上記各実施例の共重合体溶液は粘度の上
昇が極めて少なく、安定性に優れたものであることがわ
かる。
次に、本発明の接着剤組成物において、共重合体に含存
されるペルオキシ化合物の熱分解に基づく架橋反応によ
る接着性能の変化について調べた。
すなわち、実施例2.実施例1o及び実施例15の共重
合体溶液を表■に示すような条件で乾燥し、その剥離力
及び凝集力を測定した。結果を表■に示す。
(以下余白) 表■ 似下余白) 上記の実験結果より、150°C以上の加熱により乾燥
した場合には、ペルオキシ基が分解して架橋構造が形成
され、凝集力(ズレに対する抵抗性)が上昇することが
わかる。これに対して、110℃の乾燥では、架橋が不
足し、凝集力の低下が見られる。即ち、ペルオキシ基の
分解が不充分である。
〔発明の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本発明の接着剤組成
物においては、アクリル系エステルに非共役二重結合を
有するペルオキシ化合物を共重合させているので、この
共重合体自身に架橋機能を付与することができ、混合操
作を必要とすることなく、塗布後、加熱・乾燥すること
により架橋構造を形成することができる。したがって、
取り扱いが容易で、接着性能や凝集力、安定性等に優れ
た接着剤組成物を提供することができる。
また、必要に応じて反応性不飽和単量体を共重合させる
ことにより、分子内あるいは分子間反応を惹起せしめ、
凝集力のより一層の改善や接着性能の向上を図ることが
できる。
さらに、本発明の第2の発明においては、上述の接着剤
組成物に、この接着剤組成物を構成する組成とは異なる
it体組成の重合体を組み合わせた構成となっているの
で、得られる接着剤組成物の物理・化学的な性質の改善
を図ることができ、例えば共重合性の改善や、難燃性の
付辱、ガラス転移点のコントロール等を図ることができ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1は水素原子またはメチル基を表し、R_2
    は炭素数1〜18のアルキル基を表す。) で示されるアクリル系エステル(A)を主体とする単量
    体100重量部に対して、 上記アクリル系エステル(A)と共重合可能て水酸基、
    カルボキシル基、エポキシ基、アミノ基及び誘導体、酸
    無水物のうちの少なくとも1つの基を有する反応性不飽
    和単量体(B)0〜29重量部、 及び一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_3は水素原子または炭素数1〜5のアルキ
    ル基、R_4、R_5はそれぞれ炭素数1〜4のアルキ
    ル基を表し、R_6は水素原子、炭素数1〜12のアル
    キル基または炭素数5〜7のシクロアルキル基を表し、
    nは0〜4の整数を表す。) で示され二重結合を有するペルオキシ化合物(C)0.
    5〜15重量部で、 かつ上記反応性単量体(B)とペルオキシ化合物(C)
    の合計量が上記アクリル系エステル(A)100重量部
    に対して0.5〜30重量部の組成からなり、 上記ペルオキシ化合物(C)のペルオキシ基が存在する
    ように重合された重合体であることを特徴とする接着剤
    組成物。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1は水素原子またはメチル基を表し、R_2
    は炭素数1〜18のアルキル基を表す。) で示されるアクリル系エステル(A)を主体とする単量
    体100重量部に対して、 上記アクリル系エステル(A)と共重合可能で水酸基、
    カルボキシル基、エポキシ基、アミノ基及び誘導体、酸
    無水物のうちの少なくとも1つの基を有する反応性不飽
    和単量体(B)0〜29重量部、 及び一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_3は水素原子または炭素数1〜5のアルキ
    ル基、R_4、R_5、はそれぞれ炭素数1〜4のアル
    キル基を表し、R_6は水素原子、炭素数1〜12のア
    ルキル基または炭素数5〜7のシクロアルキル基を表し
    、nは0〜4の整数を表す。) で示され二重結合を有するペルオキシ化合物(C)0.
    5〜15重量部で、 かつ上記反応性単量体(B)とペルオキシ化合物(C)
    の合計量が上記アクリル系エステル(A)100重量部
    に対して0.5〜30重量部の組成からなり、 上記ペルオキシ化合物(C)のペルオキシ基が存在する
    ように重合された重合体( I )と、上記重合体( I )
    を構成する単量体とは異なり、不飽和結合を有し互いに
    共重合可能な改質用単量体(D)、上記アクリル系エス
    テル(A)、反応性不飽和単量体(B)の中から選ばれ
    た少なくとも1つの単量体から得られる重合体(II)と
    からなり、 上記重合体( I )100重量部に対して重合体(II)
    が50重量部以下の割合であることを特徴とする接着剤
    組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02269706A (ja) * 1989-04-11 1990-11-05 Nippon Mektron Ltd アクリルエラストマー組成物の製造法
CN102533174A (zh) * 2011-12-07 2012-07-04 新丰杰力电工材料有限公司 乳液型丙烯酸酯压敏胶粘剂及其制备方法

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