JPS6210027B2 - - Google Patents
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- JPS6210027B2 JPS6210027B2 JP54012950A JP1295079A JPS6210027B2 JP S6210027 B2 JPS6210027 B2 JP S6210027B2 JP 54012950 A JP54012950 A JP 54012950A JP 1295079 A JP1295079 A JP 1295079A JP S6210027 B2 JPS6210027 B2 JP S6210027B2
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Landscapes
- Local Oxidation Of Silicon (AREA)
- Bipolar Transistors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は半導体装置に関するものである。従来
半導体及集積回路に於て熱拡散等により接合を形
成するさい、又特にエミツター接合を形成する
際、選択酸化されて形成された厚い二酸化硅素側
面の影響を避けるため、前記二酸化硅素より離れ
た位置に接合を形成していた。このため、特に大
規模集積回路に於いて、その面積が増大し収率を
著るしく低下させていた。又かかる収率低下を改
善するため強引に接合を前記二酸化硅素側面に一
致させる素子構造も試みられ、確かに素子面積を
大巾に低減させ得たが、前記二酸化硅素側面に出
来る接合が他部に比べ深くなり易く、高い電流利
得又は周波数を得るべくトランジスターのベース
巾を狭く調整することが難しく、低性能の素子か
又は高性能の素子を歩留低くしか提供出来なかつ
た。本発明の目的は高収率で高性能の半導体集積
回路を提供することにある。
半導体及集積回路に於て熱拡散等により接合を形
成するさい、又特にエミツター接合を形成する
際、選択酸化されて形成された厚い二酸化硅素側
面の影響を避けるため、前記二酸化硅素より離れ
た位置に接合を形成していた。このため、特に大
規模集積回路に於いて、その面積が増大し収率を
著るしく低下させていた。又かかる収率低下を改
善するため強引に接合を前記二酸化硅素側面に一
致させる素子構造も試みられ、確かに素子面積を
大巾に低減させ得たが、前記二酸化硅素側面に出
来る接合が他部に比べ深くなり易く、高い電流利
得又は周波数を得るべくトランジスターのベース
巾を狭く調整することが難しく、低性能の素子か
又は高性能の素子を歩留低くしか提供出来なかつ
た。本発明の目的は高収率で高性能の半導体集積
回路を提供することにある。
本発明による半導体装置は基板上の二酸化硅素
の壁面を窒化硅素で覆つたことを特徴とする。
の壁面を窒化硅素で覆つたことを特徴とする。
次に本発明の実施例につき図面を用いて説明す
る。
る。
第1図は従来の厚い二酸化を有する半導体装置
を示し、ここではベース領域2、エミツター領域
3が設けられ、かつ側面4を有する厚い酸化膜1
が設けられている。同図においてエミツター接合
3は酸化膜1の側面4と一定の距離5を持ち形成
されている。このため大規模集積回路に於て充分
に集積度を上げることが出来ず著るしく収率を低
下させていた。
を示し、ここではベース領域2、エミツター領域
3が設けられ、かつ側面4を有する厚い酸化膜1
が設けられている。同図においてエミツター接合
3は酸化膜1の側面4と一定の距離5を持ち形成
されている。このため大規模集積回路に於て充分
に集積度を上げることが出来ず著るしく収率を低
下させていた。
また他の従来例を第2図〜第4図に説明する。
まず第2図に示すようにエミツター領域を形成す
る前は素子断面図、厚い酸化硅素膜部1、薄い酸
化硅素膜部6、ベース領域2、が形成されてい
る。次に第3図に示すように、エミツター部を形
成するために、PR技術により二酸化硅素の通常
の選択エツチングを行う。同図に於て斜線部、又
は選択エツチングにより除かれた部分であり、こ
の領域は薄い二酸化硅素部6、厚い酸化膜部1、
よりそれぞれほぼ同じ厚さ取除かれる。この結果
ベース領域2の側面8が露出する。この部分にエ
ミツター領域3を形成し第4図の構造を得る。エ
ミツター領域3及3′はウエフアー表面より均一
の深さ拡散されるが、第3図に於けるベース領域
2の側面8の存在のため、通常領域のベース巾
W1と側面部ベース巾W2が同じにならず、電流増
巾率、周波数特性の調節がきわめて難しく、性能
を重視し狭いベース巾を作成するとベース巾W2
がほとんどゼロになり著るしく歩留を低下させ、
一方収率を重視しベース巾W2を充分にとると電
流増巾率周波数特性が劣化し素子の性能を低下さ
せていた。
まず第2図に示すようにエミツター領域を形成す
る前は素子断面図、厚い酸化硅素膜部1、薄い酸
化硅素膜部6、ベース領域2、が形成されてい
る。次に第3図に示すように、エミツター部を形
成するために、PR技術により二酸化硅素の通常
の選択エツチングを行う。同図に於て斜線部、又
は選択エツチングにより除かれた部分であり、こ
の領域は薄い二酸化硅素部6、厚い酸化膜部1、
よりそれぞれほぼ同じ厚さ取除かれる。この結果
ベース領域2の側面8が露出する。この部分にエ
ミツター領域3を形成し第4図の構造を得る。エ
ミツター領域3及3′はウエフアー表面より均一
の深さ拡散されるが、第3図に於けるベース領域
2の側面8の存在のため、通常領域のベース巾
W1と側面部ベース巾W2が同じにならず、電流増
巾率、周波数特性の調節がきわめて難しく、性能
を重視し狭いベース巾を作成するとベース巾W2
がほとんどゼロになり著るしく歩留を低下させ、
一方収率を重視しベース巾W2を充分にとると電
流増巾率周波数特性が劣化し素子の性能を低下さ
せていた。
次に本発明を第5図ないし第9図により説明す
る。第5図に示すように本発明による半導体装置
は厚い二酸化硅素膜1の基板上壁面が窒化硅素9
により覆われている。この窒化硅素9の存在のた
めエミツター領域3のため素子表面を選択エツチ
ングする時フツ化水素等のエツチング液で薄い二
酸化硅素6部のみが選択エツチされ、厚い二酸化
硅素膜の側面部は選択エツチングされず第3図に
於けるベース領域側面部8の露出は起らない。従
つてエミツター領域3を熱拡散等で形成した場合
そのベース巾は通常部ベース巾W3、厚い二酸化
硅素の側面部ベース巾W4が同一となり、電流増
巾率、周波数特性を自由に調整することが出来、
高性能、高収率の大規模集積回路を提供すること
が出来る。
る。第5図に示すように本発明による半導体装置
は厚い二酸化硅素膜1の基板上壁面が窒化硅素9
により覆われている。この窒化硅素9の存在のた
めエミツター領域3のため素子表面を選択エツチ
ングする時フツ化水素等のエツチング液で薄い二
酸化硅素6部のみが選択エツチされ、厚い二酸化
硅素膜の側面部は選択エツチングされず第3図に
於けるベース領域側面部8の露出は起らない。従
つてエミツター領域3を熱拡散等で形成した場合
そのベース巾は通常部ベース巾W3、厚い二酸化
硅素の側面部ベース巾W4が同一となり、電流増
巾率、周波数特性を自由に調整することが出来、
高性能、高収率の大規模集積回路を提供すること
が出来る。
次に本発明の好ましい他の実施例を第10図に
示す。ここでは厚い二酸化硅素膜1の壁面及表面
が窒化硅素膜10によつて覆われていることであ
る。この窒化硅素10の存在によりエミツター領
域のために後に素子表面を選択エツチする時、フ
ツ化水素等のエツチング涎で薄い二酸化硅素部6
のみが選択エツチされ厚い二酸化硅素膜の側面部
に選択エツチされず第3図に於けるベース領域側
面部8の露出は起らない。従つてエミツター領域
3を熱拡散等で形成した場合そのベース巾は通常
部ベース巾W5、厚い二酸化硅素の側面部ベース
巾W6が同一となり、電流増巾率、周波数特性を
自由に調節することが出来図5に示す構造を同等
の効果を上げることが出来る。
示す。ここでは厚い二酸化硅素膜1の壁面及表面
が窒化硅素膜10によつて覆われていることであ
る。この窒化硅素10の存在によりエミツター領
域のために後に素子表面を選択エツチする時、フ
ツ化水素等のエツチング涎で薄い二酸化硅素部6
のみが選択エツチされ厚い二酸化硅素膜の側面部
に選択エツチされず第3図に於けるベース領域側
面部8の露出は起らない。従つてエミツター領域
3を熱拡散等で形成した場合そのベース巾は通常
部ベース巾W5、厚い二酸化硅素の側面部ベース
巾W6が同一となり、電流増巾率、周波数特性を
自由に調節することが出来図5に示す構造を同等
の効果を上げることが出来る。
次に第5図及び第10図の半導体装置を得る製
造プロセスについて述べる。まず第6図のように
トランジスターのベース予定領域11を窒化硅素
10で覆い1000℃以上の酸化雰囲気の炉で数時間
加熱するとベース領域11の周囲に厚い二酸化硅
素膜1が形成され、且つこの状態では厚い二酸化
硅素膜1の基板上の壁面はほぼ窒化硅素膜10′
で覆われている。
造プロセスについて述べる。まず第6図のように
トランジスターのベース予定領域11を窒化硅素
10で覆い1000℃以上の酸化雰囲気の炉で数時間
加熱するとベース領域11の周囲に厚い二酸化硅
素膜1が形成され、且つこの状態では厚い二酸化
硅素膜1の基板上の壁面はほぼ窒化硅素膜10′
で覆われている。
この窒化硅素膜の厚さは1000Å以上である。
次にベース領域11以外の表面を感光性樹脂等
で覆つた後、イオン打込法等によりP型の不純物
を打込むと第7図の如きベース領域2を得る。
で覆つた後、イオン打込法等によりP型の不純物
を打込むと第7図の如きベース領域2を得る。
この段階までは第5図第10図の構造を得るた
めの製造プロセスは同一であるが、次に第5図の
構造を得るためには、第7図に於ける窒化膜10
をフツ化炭素等を用いたプラズマエツチ等により
その厚さを約半分に減じる。次に基板をエツチン
グリコール涎等の電解液に浸し、液と基板の間に
約130Vの電圧をかけるとベース領域2を覆つて
いる窒化硅素11だけが第8図の如く酸化硅素1
2に変化する。このとき厚い二酸化硅素1の壁面
を覆つている窒化硅素10′は化成の性質上電界
がかからぬため酸化硅素にはならず窒化硅素のま
ま壁面に残る。又同様に第10図の構造を得るた
めには第7図に於ける窒化硅素膜10をホツトリ
ン酸又はフツ化炭素のプラズマで取り除いた後基
板表面全体に約500Åの窒化硅素を低温気相成長
又はプラズマ気相成長法により付着させたのち第
8図の構造を得る製法と同様の電解液に浸し約
100Vの電界をかけるとベース領域2を覆つてい
る窒化硅素11だけが第9図の如く酸化硅素12
に変化する。このとき厚い二酸化硅素1の表面壁
面を覆つている窒化硅素13は化成の性質上、電
界がかからぬ酸化硅素にはならず窒化硅素のまも
残る。
めの製造プロセスは同一であるが、次に第5図の
構造を得るためには、第7図に於ける窒化膜10
をフツ化炭素等を用いたプラズマエツチ等により
その厚さを約半分に減じる。次に基板をエツチン
グリコール涎等の電解液に浸し、液と基板の間に
約130Vの電圧をかけるとベース領域2を覆つて
いる窒化硅素11だけが第8図の如く酸化硅素1
2に変化する。このとき厚い二酸化硅素1の壁面
を覆つている窒化硅素10′は化成の性質上電界
がかからぬため酸化硅素にはならず窒化硅素のま
ま壁面に残る。又同様に第10図の構造を得るた
めには第7図に於ける窒化硅素膜10をホツトリ
ン酸又はフツ化炭素のプラズマで取り除いた後基
板表面全体に約500Åの窒化硅素を低温気相成長
又はプラズマ気相成長法により付着させたのち第
8図の構造を得る製法と同様の電解液に浸し約
100Vの電界をかけるとベース領域2を覆つてい
る窒化硅素11だけが第9図の如く酸化硅素12
に変化する。このとき厚い二酸化硅素1の表面壁
面を覆つている窒化硅素13は化成の性質上、電
界がかからぬ酸化硅素にはならず窒化硅素のまも
残る。
次に第8図及第9図の構造にそれぞれ写真蝕刻
法を用い、エミツター領域部3表面の二酸化硅素
をエツチングし、N型の不純物を拡散するとそれ
ぞれ第5図、第10図の如き所望の構造を得るこ
とが出来る。
法を用い、エミツター領域部3表面の二酸化硅素
をエツチングし、N型の不純物を拡散するとそれ
ぞれ第5図、第10図の如き所望の構造を得るこ
とが出来る。
第1図は従来の半導体装置を示す断面図、第2
図ないし第4図は他の従来の半導体装置を順次工
程順に示す断面図、第5図は本発明の一実施例に
よる半導体装置を示す断面図、第6図ないし第9
図は本発明の半導体装置の製造工程を示すそれぞ
れ断面図、第10図は本発明の他の実施例による
半導体装置を示す断面図である。 1……厚い二酸化硅素膜、2……ベース領域、
3……エミツタ領域、4……二酸化硅素膜の側
面。
図ないし第4図は他の従来の半導体装置を順次工
程順に示す断面図、第5図は本発明の一実施例に
よる半導体装置を示す断面図、第6図ないし第9
図は本発明の半導体装置の製造工程を示すそれぞ
れ断面図、第10図は本発明の他の実施例による
半導体装置を示す断面図である。 1……厚い二酸化硅素膜、2……ベース領域、
3……エミツタ領域、4……二酸化硅素膜の側
面。
Claims (1)
- 1 突起部を有する一導電型の半導体基体と、少
くとも前記突起部周辺の前記半導体基体上に形成
され、かつ前記突起部の高さよりも厚く形成され
た第1の酸化膜と、前記第1の酸化膜の前記突起
部に隣接する側面に形成された窒化膜と、前記突
起部の表面部に形成され、かつ前記半導体基体と
の接合が該突起部の側面で終端する他の導電型の
第1の領域と、前記第1の領域上表面に前記突起
部の表面の周辺部の一部を含む領域を除いて形成
された第2の酸化膜と、前記第1の領域の表面部
で前記第2の酸化膜を表面に有しない部分に形成
された前記一導電型の第2の領域とを有すること
を特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1295079A JPS55105350A (en) | 1979-02-07 | 1979-02-07 | Semiconductor device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1295079A JPS55105350A (en) | 1979-02-07 | 1979-02-07 | Semiconductor device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55105350A JPS55105350A (en) | 1980-08-12 |
JPS6210027B2 true JPS6210027B2 (ja) | 1987-03-04 |
Family
ID=11819551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1295079A Granted JPS55105350A (en) | 1979-02-07 | 1979-02-07 | Semiconductor device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55105350A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57104240A (en) * | 1980-12-22 | 1982-06-29 | Nec Corp | Semiconductor device |
US4591760A (en) * | 1983-03-25 | 1986-05-27 | Matsushita Electronics Corporation | Cathode ray tube apparatus |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51118392A (en) * | 1975-04-10 | 1976-10-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Manuforcturing process for semiconductor unit |
JPS5218169A (en) * | 1975-08-01 | 1977-02-10 | Nec Corp | Production method of semiconductor |
-
1979
- 1979-02-07 JP JP1295079A patent/JPS55105350A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51118392A (en) * | 1975-04-10 | 1976-10-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Manuforcturing process for semiconductor unit |
JPS5218169A (en) * | 1975-08-01 | 1977-02-10 | Nec Corp | Production method of semiconductor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55105350A (en) | 1980-08-12 |
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