JPS6186485A - 象嵌状装飾面を有した窯業製品の製造方法 - Google Patents

象嵌状装飾面を有した窯業製品の製造方法

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JPS6186485A
JPS6186485A JP21002084A JP21002084A JPS6186485A JP S6186485 A JPS6186485 A JP S6186485A JP 21002084 A JP21002084 A JP 21002084A JP 21002084 A JP21002084 A JP 21002084A JP S6186485 A JPS6186485 A JP S6186485A
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JP
Japan
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glaze
pattern
transparent
ceramic product
basic
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JP21002084A
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明 石井
勝美 山本
野々垣 八郎
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、基礎釉による釉層の内部に、明瞭輪郭の絵柄
用釉が存在する如き新規な象嵌状装飾面を有した窯業製
品の製造方法に関するものである。
「従来技術とその問題点」 従来、窯業用生素地成形体の表面に、複数種の釉薬を重
合施釉して装飾面を形成させる方法には、プリント法、
浸透プリント法等があった。第3図は、前記プリント法
によって装飾面を形成したタイル4を示す側断面図であ
る。また、第4図は、従来の浸透プリント法によって装
飾面を形成したタイル4を示す側断面図である0両図に
示すように、従来のプリント法及び浸透プリント法によ
ったタイル4は、タイル生素地4′の表面に基礎釉5を
施釉すると共に、該基礎釉5の上面に更に上釉6を重合
施釉して焼成していたものである。前記両図によっても
分かるように、これらプリント法及び浸透プリント法は
、その焼成時に基礎釉5と上釉6とを融合させることに
よって、上釉の輪郭部において色、形をぼかした所謂ぼ
かし模様を形成して審美的な外観意匠を表現しようとい
うものであった。しかし、反対に前記の如き上釉6の輪
郭を截然とさせることによって、際立って美しい絵h1
i模様を形成する方法は、未だ開発されていなかった。
「発明の目的」 本発明は、上記の如き事情に鑑みてなされたものであっ
て、基礎釉による釉層の内部に、明瞭輪郭な絵柄用釉が
存在する如き新規な象嵌状装飾面を有した窯業製品を製
造する方法(以下、本発明方法という)を提供すること
を目的とする。
「発明の構成」 (問題点を解決するための手段とその作用)本発明方法
の要旨は、焼成後に透明となる透明釉と、着色釉とを準
備し、該透明釉又は着色釉のうち熔融粘度の高い方を絵
柄用釉とすると共に他方を基礎釉とし、窯業用の生素地
成形体の表面に前記基礎釉による釉層を形成させ、該釉
層上面又は下面の一部に前記絵柄用釉を任意形状に施し
、次ぎにこの生素地成形体を前記絵柄用釉が熔融する程
度の温度で焼成し、釉層の内部に明瞭輪郭の絵柄用釉が
存在する如き象嵌状装飾面を形成することである。
本発明方法は、上記の如き構成によって次ぎの如く作用
する。すなわち、絵柄用釉は、その熔融粘度が基礎釉の
それよりも高いものを選択して用いている。一般に、熔
融粘度と熔融温度とは比例の関係にある。そして、これ
ら基礎釉と絵柄用釉とが施された生素地成形体を焼成す
る温度は、前記絵柄用釉が熔融する程度としている。従
って、その焼成時には、まず基礎釉が熔融し、次ぎに絵
柄用釉が熔融しはじめる如くなる。そして、このときの
粘性は、基礎釉よりも絵柄用釉の方が高いものであるか
ら、該絵柄用釉が、基礎釉による釉層の内部で、その深
さ方向にも明瞭輪郭を保った状態に存在する。また、基
礎釉又は絵柄用釉のいずれか一方は、焼成後に透明とな
る透明釉であるから、前記した絵柄用釉は、基礎釉の釉
層内部に際立って存在するのを外観することができる。
つまり、本発明方法によって製造される窯業製品の装飾
面は、恰も象嵌絵柄を施したものの如き美感を呈する。
(実施例) 以下本発明を、その実施例を示す図面に基づいて説明す
ると次のとおりである。
第1図は、本発明方法によって製造された窯業製品(タ
イル)■の側断面図である。同図に示すように本発明方
法によって製造された窯業製品lの装飾面1aは、基礎
釉2による釉層の内部に、明瞭輪郭の絵柄用釉3が存在
する如く形成されている。
本発明方法は次ぎの如くして行う。まず、焼成後に透明
となる透明釉と着色釉とを準備する。本実施例では、透
明釉に、フリット60重量%と長石40重量%とからな
るものを用いた。該透明釉は、ゼーゲル錐番号が5K4
a〜5K5aである。
また、着色釉は、フリット100重量%、ベヒクル65
重量%からなるものを用いた。該着色釉は、ゼーゲル錐
番号が5K5a−3K6aである。
一般に、熔融温度が高いものは、熔融粘性も高いことが
周知である。従って、これら透明釉と着色釉とをそのゼ
ーゲル錐番号によって比較すると、着色釉よりも透明釉
の熔融粘性が高いことがわかる。従って、本実施例にお
いては、前記透明釉を絵柄用釉3とし、着色釉を基礎釉
2とした。
次ぎに、前記基礎釉2を生素地成形体1′の表面に幕掛
は法によって施す、該生素地成形体1′は、−辺が15
0flの正方形状のタイル生素地であって、その厚さは
7Bである。また、使用した基礎釉2の量は26gであ
って、釉層の厚さは0.6mとなった。
次ぎにスクリーン印刷によって、前記基礎釉2の釉層上
面に絵柄用釉3を0.5日厚さに施した。
しかる後、この生素地成形体1′を、前記絵柄用釉3が
熔融しはじめる温度である1180’Cで36時間平焼
きした。
このようにして得られた窯業製品1は、その表面部に形
成された着色釉による基礎釉2の釉層内部に、その輪郭
を明瞭に保った透明な絵柄用釉3が埋設された象嵌状装
飾面1aが形成されていた。
(別態様の検討) 別の製造方法として、第2図に示すように予め生素地成
形体1′の表面に絵柄用釉3を点在形成させておき、し
かる後、前記絵柄用釉3の上面に基礎釉2によるrd+
 1=を形成させるようにしてもよい。尚この場合は、
前記実施例とは反対に、基礎釉2が遇明釉であって、絵
柄用釉3が着色釉としておく。従ってこの場合は、基礎
釉2による透明な釉層の内部に、着色釉による絵柄用釉
3が存在する如き象嵌状の装飾面1aとなる。このよう
に、本発明方法の細部構成は、実施の態様に応じて適宜
変更可能なものである。
「発明の効果」 以上の説明で明らかなように、本発明方法によって製造
された窯業製品の装飾面は、基礎釉による釉層の内部に
、絵柄用釉がその輪郭を明瞭に保った状態で残留してい
るものであり、しかも、その状態は、透明な基礎釉又は
絵柄用釉を通して確認できるものであるから、これを見
る者には、絵柄用釉による模様が恰も象嵌の如き美感を
起こさせる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法によって製造された窯業製品の側断
面図、第2図は別態様の製造方法によって製造された窯
業製品の側断面図、第3図は従来のプリント法によって
製造されたタイルを示す側断面図、第4図は従来の浸透
プリント法によって製造されたタイルを示す側断面図で
ある。 1・・・窯業製品    1′・・・生素地成形体1a
・・・装飾面      2・・・基礎釉3・・・絵柄
用釉

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、焼成後に透明となる透明釉と、着色釉とを準備し、
    該透明釉又は着色釉のうち熔融粘度の高い方を絵柄用釉
    とすると共に他方を基礎釉とし、窯業用の生素地成形体
    の表面に前記基礎釉による釉層を形成させ、該釉層上面
    又は下面の一部に前記絵柄用釉を任意形状に施し、次ぎ
    にこの生素地成形体を前記絵柄用釉が熔融する程度の温
    度で焼成し、釉層の内部に明瞭輪郭の絵柄用釉が存在す
    る如き象嵌状装飾面を形成することを特徴とする象嵌状
    装飾面を有した窯業製品の製造方法。
JP21002084A 1984-10-05 1984-10-05 象嵌状装飾面を有した窯業製品の製造方法 Granted JPS6186485A (ja)

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JPH0121117B2 JPH0121117B2 (ja) 1989-04-19

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06321668A (ja) * 1993-05-14 1994-11-22 Inax Corp タイルの加飾方法
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