JPS623043A - タイルの装飾方法 - Google Patents

タイルの装飾方法

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JPS623043A
JPS623043A JP14184985A JP14184985A JPS623043A JP S623043 A JPS623043 A JP S623043A JP 14184985 A JP14184985 A JP 14184985A JP 14184985 A JP14184985 A JP 14184985A JP S623043 A JPS623043 A JP S623043A
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Masahiro Takeuchi
正浩 竹内
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はタイルの装飾方法に係り、特にタイルの施釉面
に転写紙を用いて絵■を軽罪する下稈を有するタイルの
装飾方法に関する。
[従来の技術] 陶磁器タイルは、主として外装、内装及び床用のタイル
に分けられているが、これらのうち特に内装用タイルは
表面に釉薬がかけられた施釉タイルが殆どであり、その
外観はタイルの性能評価の重要な項目となっている。
しかして、タイルの装簿性をより高めるために、施釉面
にプリント模様等の化粧を施したデザインタイルが広く
用いられるようになってきている。
施釉タイルの表面に模様を付す方法として従来より転写
紙を用いる方法が行われている。
この方法は、第2図(a)〜(c)に示す如く、タイル
素地11の釉層12の上にイングレーズ転写紙13を載
せて焼付けるものであるが、この場合、焼付けにより転
写紙13の絵具14の一部が1層12の釉薬と反応し、
釉層12の中へ浸透し、釉層12の表面は平坦面となる
このようなことは、タイル素地11に二層釉を設けたタ
イルにおいても同様である。即ち、第3図(a)〜(C
)に示す如く、タイル素地11に下釉(エンゴーベ)層
12a及び上釉(透明釉)層12bが設けられている場
合、上釉層12bの上にイングレーズ転写紙13を載せ
て焼付けると、転写紙13の絵具14の一部は上釉層1
2bの釉薬と反応し、上釉層12bの中へ浸透して上釉
層12bの表面は平坦面となる。
[発明が解決しようとする問題点1 このような従来法による転写面は、転写された絵具が軸
中に浸透し、施釉表面が平坦面になる。
そのため、転写された模様は単なる平面模様となり、奥
行き感が不足し、深み等の趣きに欠けたものとなり易い
なお、このように、転写紙絵具が施釉表面と同一面とな
るのは、施釉層の釉薬が、転写紙絵具よりも高い溶融粘
性を有し、反応性が低いためである。即ち、釉薬が転写
紙絵具と反応し、施釉層内に浸透し得ても、転写紙絵具
が施釉表面よりも更に深く陥没するほどには反応しない
第3図(a)〜(C)に示すような二層釉を設けた場合
に、おいても、−Mに下釉(エンゴーベ)層は溶融粘性
の高い薄い層であり、上釉(透明釉)層は溶融粘性のや
や低い、厚い層である。そのため、上釉層の上に転写紙
絵具を転写しても、やはり上釉層の釉薬の溶融粘性が転
写紙絵具の溶融粘性より高く、転写紙絵具が上釉層表面
よりも深く陥没することはない。
なお、これに対し、転写紙絵具の反応性を高めれば、転
写紙絵具との反応により施釉表面を陥没させ得るが、転
写紙絵具の反応性を高めると、転写紙絵具は施釉層の釉
薬と反応して施釉層に広く拡散してしまう、このため、
施釉表面に転写されたデザインの輪郭がぼけて美麗な化
粧面を得ることができず、タイルとしての商品価値が大
幅に低下する。このように、転写紙絵具の反応性を高め
ることにも限界があった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は施釉タイルの施釉面に転写紙絵具を転写して焼
付けることによりタイルの装簿を行う方法において、施
釉層を下釉層と上釉層との二層釉とし、かつ上釉の溶融
粘性A、転写紙絵具の溶融粘性B及び下釉の溶融粘性C
の間に A>B>C なる関係が成立する上釉、転写紙絵具及び下釉を用いる
ものである。
以下に本発明を図面を参照して詳細に説明する。
第1図(L)〜(C)は本発明のタイルの装飾方法を説
明する断面図である。
本発明の方法においては、タイル素地1にエンゴーベ等
の下釉層2及び透明釉等の上釉層3を形成し、その上に
転写紙4の絵具5を転写して焼付ける。この際に、上釉
の溶融粘性A、転写紙絵具の溶融粘性B及び下釉の溶融
粘性Cとの間にA>B>C なる関係が成立するようにする。
具体的には、各々の熔融温度が、上釉:1000〜12
50℃、転写紙絵具:1000〜1200℃、下釉:9
80〜1180℃の範囲となるように調合された釉及び
絵具を用いるのが好ましい。
転写紙絵具は1通常、融剤(フラックス)に金属化合物
等の顔料を配合したものであるが、この融剤の組成を種
々変更することにより、転写紙絵具の溶融粘性を調整す
ることができる。
上釉薬、転写紙絵具、下釉層の好ましい組合せ例は下記
の如くである。
組合せ例1  (組成例等をご記入下さい。)上  釉
  薬  M    成: K  0−CaO−At2
03−8203−8+02 熔融温度:1100℃ 転写紙絵具 組  成: K 0−Ca0−At203
−8203−3+02 熔融温度:1080℃ 下  釉  薬  組   成: (K、Ha)20−
ZnO−CaO−Li20−At203−8203−S
i02熔融温度: ’1020℃ 組合せ例2 上  釉  薬  組   r& : K  o−ca
O−A1203−Sin2ZnO 熔融温度:1150℃ 転写紙絵具 組  j& : K2O−CaO−At2
03−Si02−ZnO−B  O ?3 熔融温度:1100℃ 下  釉  薬  組   成: K2O−Ca0−A
t203−Si02−ZnO−Li20 熔融温度:1050℃ なお、上記の組合せ例は、−例であって、本発明がこれ
らに限定されるものではない。
また、本発明においては、上釉層3の厚さは薄くする必
要があり、一般には転写紙絵具5の層厚さと同程度、即
ち、0.05〜0.5mm、とりわけ0.07〜0.2
mmとするのが好適である。一方、下釉層の厚さは上釉
層よりも厚く、0.2〜1.5mm程度とするのが好ま
しい。
本発明の方法によりタイルの装飾を行うには、まず、第
1図(a)の如く、タイル素地1に常法に従って下釉及
び上釉を施す、そして、1000〜1200℃で本焼き
する。
次いで第1図(b)の如く、上釉層3の表面に転写紙4
を載せ、転写紙絵具5を転写した後、1050〜115
0℃の温度で0.5〜2時間焼付ける。焼成は、約30
0〜400℃で約2N6時間1次いで約2〜6時間で約
700〜900℃に昇温し、焼付けるのが一般的である
が、これらに限定されるものではない。
焼成により、転写紙絵具はタイル表面に焼付けられる(
第1図(C)の5a)、この際、上釉の溶融粘性が高い
ことから上釉と転写紙絵具の反応性は低いが、上釉M3
が薄いため、転写紙絵具は上釉層3を貫通し、下釉と接
触して反応することとなる。しかして、下釉は溶融粘性
が低く反応性が高いため、転写紙絵具と下釉との反応は
急速に進行し2凹部6を形成する。
なお、上釉の反応性が低いことから、転写紙絵具が上釉
層3に拡散して模様の輪郭がぼけることはなく、しかも
下釉の反応性が高いことから、四部6が迅速に形成され
、鋭角的で輪郭の明瞭なくっきりとした四部6が形成さ
れる。
このような本発明のタイルの装飾方法においては、上釉
、下釉、転写紙絵具の溶融粘性、層厚さを適宜変更する
ことにより、多種多様な深さないし形状の凹部を形成す
ることが可能である。
例えば、上釉の溶融粘性をより高く、下釉の溶融粘性を
より低しすると共に上釉層の厚さを薄くすることにより
、凹部は極めてくっきりした鋭角的な輪郭のものとする
ことができる。逆に、上釉の溶融粘性を下げ、下釉の溶
融粘性を上げて、上釉層の厚さを若干厚くすることによ
り、凹部の輪郭はなだらかなものとなる。
[作用コ 一般に溶融粘性の高い釉あるいは絵具は、熔融温度が高
く、反応性は低いものとなる。
本発明の如く、上釉の溶融粘性A、転写紙絵具の溶融粘
性B及び下釉の溶融粘性Cの間にA>B>C なる関係が成立するようにすることにより、各々の反応
性は 上釉く転写紙く下釉 となる。
このため、上釉層に転写紙絵具が焼付けられたfI! 
A  I−1thJ−c互鉦詮且とのげ直性1士低いも
めの、上釉層が薄いため、転写紙絵具は上釉層を貫通し
、下釉と接触して反応することとなる。しかして、下釉
は反応性が高いため、転写紙絵具と下釉との反応は急速
に進行し、凹部を形成する。
この際、上釉の反応性が低いことから、転写紙絵具が上
釉層に拡散して模様の輪郭がぼけることはなく、しかも
下釉の反応性が高いことから、凹部が迅速に形成され、
鋭角的でくっきりとした凹部が得られる。
[実施例] 以下実施例について説明する。
実施例1(適当する数値等をご記入下さい、)第1図(
a)〜(C)に示す本発明方法によりタイルの装飾を行
った。
上釉、下釉、転写紙絵具の組成、熔融温度及び層厚は第
1表に示す通りである。
転写紙としてはイングレーズ転写紙を用い、これを製品
釉面上に載せ1100℃で1時間焼付けた。
その結果、転写紙絵具の転写印刷と同時に模様部分及び
その輪郭部分に、深さ約0.25mmのくっきりとした
鋭角的な四部が形成され、深みのある極めて装飾性の高
いタイルが得られた。
第  1  表 [効果] 以上詳述した通り、本発明のタイルの装飾方法によれば
、転写紙の絵具部分に凹部を形成することができる。而
して、形成される凹部は、鋭角的でくっきりとしたもの
であり、しかも転写紙絵具の溶融粘性及び上釉薬、上釉
薬の溶融粘性又は、上釉層、下釉層の厚さを適宜選択す
ることにより、その陥没の程度を任意に変化させること
が可能である。
このため、本発明のタイルの装飾方法によれば、従来に
ない凹凸模様を有する極めて装飾性の高いデザインタイ
ルを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(C)は本発明のタイルの装飾方法を説
明する断面図、第2図(a)〜(c)及び第3m (a
)〜(C)は、各々、従来のタイルの装飾方法を説明す
る断面図である。 l・・・タイル素地、     2・・・下釉層。 3・・・上釉層、       4・・・転写紙、5・
・・転写紙絵具、    6・・・凹部。 特許出願人  株式会社イナックス 代表取締役   伊 奈輝 三 代  理  人   弁理士   重  野   剛第
  1 第  2  図 (a)    (b) 第  3  図 (a)(b) (C) (C) (C)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)施釉タイルの施釉面に転写紙絵具を転写して焼付
    けることによりタイルの装飾を行う方法において、施釉
    層を下釉層と上釉層との二層釉とし、かつ上釉の溶融粘
    性A、転写紙絵具の溶融粘性B及び下釉の溶融粘性Cの
    間に A>B>C なる関係が成立する上釉、転写紙絵具及び下釉を用いる
    ことを特徴とするタイルの装飾方法。
  2. (2)上釉の層厚が0.05〜0.5mmであり、下釉
    の層厚が0.2〜1.5mmであることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載のタイルの装飾方法。
JP14184985A 1985-06-28 1985-06-28 タイルの装飾方法 Granted JPS623043A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14184985A JPS623043A (ja) 1985-06-28 1985-06-28 タイルの装飾方法

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JP14184985A JPS623043A (ja) 1985-06-28 1985-06-28 タイルの装飾方法

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JPH03351B2 JPH03351B2 (ja) 1991-01-07

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0218100A (ja) * 1988-07-07 1990-01-22 Inax Corp 衛生陶器の表面加飾方法
JPH03293467A (ja) * 1990-04-10 1991-12-25 Toto Ltd 窯業製品表面模様の形成方法
EP2433920A3 (en) * 2010-09-28 2016-05-25 Ifö Sanitär AB Treatment of ceramic bodies

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2433920A3 (en) * 2010-09-28 2016-05-25 Ifö Sanitär AB Treatment of ceramic bodies

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