JPS618534A - 一体形空気調和機の通風装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は窓などに据付けられる一体形空気調和機に関す
るものである。

従来例の構成とその問題点 従来この種の一体形空気調和機は、第１図、第２図およ
び第３図に示すように構成されていた。

すなわち、第１図ないし第３図において、一体形空気調
和機１は基板２と基板２上で室内側通風回路３と室外側
通風回路４を区分する仕切板５と、外箱６等により本体
を構成している前記室内側通風回路３内には室内側熱交
換器１８と室内ファン１９が配置されている。前記室外
側通風回路４内には冷凍サイクルを構成する圧縮機Ｐ１
室外側熱交換器８を取り付け、また、仕切板５にはその
回転軸が仕切板５に対し垂直となるようファンモータ９
がファンモータ取付板１０により取り付けられている。

１１はこのファンモータ９の一端に取付けらむ室外側熱
交換器８から風を吸い込む室外側ファノで、吸い込まれ
た風を前記外箱６の天面及び側面に設けられているルー
バー１２．１３から排出するような通風回路を構成して
いる。

ここで、この種の一体形空気調和機における理想的な通
風回路は、抵抗が小さいことであるが、そのためには、
通風回路が滑らかであるなどの条件が必要である。しか
し、従来は室外側熱交換器８から吸い込まれた風１４は
室外側ファン１１の圧力によって仕切板５に一度衝突し
、そして、天面のルーパー１２や側面のルーパー１３か
ら矢印１４のような経路をたどって排気されており、そ
の際、風の渦１５がルーパー１２．１３の手前付近で生
じて、滑らかな風の流れを生み出していない。また、同
時に、ファンモータ取付板１０に大きな穴１６があるた
め、外箱６のルーパー１２．１３からの雨〃どの進入に
より仕切板５に取り付けられたファンモータ９に錆など
の悪影響を与えることも考えられる。

発明の目的 従って、本発明は、一体形空気調和機の通風装置を改善
し、室外側通風回路中の通風抵抗を極力押えると共に、
ファンモータを雨水などから保護するようにしたもので
ある。

発明の構成 本発明はこの目的を達成するために、仕切板上に円孤状
の一面を有する円錐形状の板をファンモータおよびファ
ンモータ取付板を被うような配置に設け、さらに仕切板
に仕切板と前記円錐形状の板により形成される空間と室
内側を連通ずる穴を設けたものである。

この構成により、室外側通風回路の抵抗を少なくして、
理想的な通風回路を構成すると共に外箱室外側に設けた
ルーパーからの雨水などの浸入によるファンモータの防
錆対策を可能にし、さらにファンモータを円錐板で被う
ことによるファンモータの温度上昇を押え、良好な運転
状態を保持することをも可能にするものである。

実施例の説明 以下、本説明の一実施例における一体形空気調ミ 和様について第４図ないし第雫図を参考に説明する。こ
の実施例において第１図ないし第３図に示す従来例と同
一構造の同一部材については同一番号をもって示し、詳
細な説明を省略する。

第４図および第５図において、前記従来例と相違してい
るのは、室内側通風回路３と室外側通風回路４を仕切る
仕切板５の室外側通風回路４側において、ファンモータ
９とファンモータ９を固定するファンモータ取付板１０
を被うように曲線状に側面から成る円錐形状の板１７（
以後円錐板と称する）を仕切板５に固定し、さらに仕切
板６に仕切板５と円錐板１７により形成される空間２０
と室内側通風回路３を連通する穴２１を設けている点で
ある。その部分図は、第６図および第７図に示す通りで
あるが、円錐板１７自体を仕切板５に固定する場合は、
ボルト締結や溶接などにより行なう。

このような構成にすることにより、プロペラファン１１
により室外側熱交換器８から吸い込まれ、ルーパー１２
．１３から排出される風の流れ１８は、第７図に示すよ
うに、円錐板１７の側面に沿って流れることにより、抵
抗の少ない滑らかな流れを作り、従来例の中で記述した
ような渦は発生せず、より理想的な室外側通風回路を構
成することが可能となる。同時に、円錐板１７をファン
モータ９およびファンモータ取付板１０を包括する位置
に配設することでルーパー１２．１３からの雨水等の浸
入によるファンモータ９の錆による腐食を防ぐことが可
能となり、ファンモータ９の耐久性が向上する。さらに
仕切板５に設けた穴２１から、仕切板５と円錐板１７に
より形成される空間２０に室内側の空気を導くことで、
ファンモータの放熱を容易にし温度上昇を押えて良好な
運転状態を得ることも可能となる。

発明の効果 本発明の一体形空気調和機の通風装置によれば、室外フ
ァンから排気用ルーパーに至る風の流れは極めて滑らか
になり、通風効率が向上すると共に騒音の低下が図れ、
しかも、ファンモータ部分への雨水の侵入も防止でき、
錆による腐食を防ぐことができ、さらにファンモータの
温度上昇を押え良好な運転状態が得られる等の効果を有
するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の一体形空気調和機の水平断面図、第２図
は同空気調和機の垂直断面図、第３図は同空気調和機の
ファンモータ取付部の斜視図、第４図は本発明の一実施
例における通風装置を有する５・・・仕切板、６・・・
外箱、９・・・ファンモータ、１０・・・ファンモータ
取付板、１１・・・室外ファン（フロペラファン）、１
２．１３・・・ルーバー、１７・・・円錐板、２１・・
・穴、Ｐ・・・圧縮機。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名カ１
図 第３図 ？ 利４図 に５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 室外側と室内側を仕切る仕切板を設け、この室外側に、
   冷凍サイクルを構成する圧縮機、室外側熱交換器および
   室外ファンを設け、また前記室内側に、前記冷凍サイク
   ルを構成する室内側熱交換器および室内ファンを設け、
   さらに前記仕切板の室外側に前記室外ファンおよび室内
   ファンを駆動するファンモータを取付け、さらに外箱の
   室外側天面および側面に排気用のルーバーを設け、この
   ルーバーに前記室外側熱交換器を対向して設け、前記室
   外ファンにより前記室外側熱交換器からルーバーへ流れ
   る通風回路を構成し、曲線状の面から成る円錐板にて前
   記ファンモータを覆い、さらに前記仕切板に、前記仕切
   板と前記円錐板により形成される空間と室内側を連通す
   る穴を設けた一体形空気調和機の通風装置。