JP2574593Y2 - 空調装置の内部ケース - Google Patents

空調装置の内部ケース

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JP2574593Y2
JP2574593Y2 JP1993014685U JP1468593U JP2574593Y2 JP 2574593 Y2 JP2574593 Y2 JP 2574593Y2 JP 1993014685 U JP1993014685 U JP 1993014685U JP 1468593 U JP1468593 U JP 1468593U JP 2574593 Y2 JP2574593 Y2 JP 2574593Y2
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啓一 兼杉
裕司 河村
一郎 田中
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Bosch Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、空調装置、特に住宅
等の建物の天井に装着する空調装置の、送風機、熱交換
器等を収納する内部ケースの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の天井装着型空調装置において、図
6に示す様に空調装置本体内に配された、熱交換器3、
送風機20及びルーバ25等を覆うエアガイド部材59
は、断面が略L字形状で、送風機20を係止するための
孔が穿たれた側壁を、一体に有さないものであった。こ
のため、前記エアガイド部材59の両側を端板60,6
1で塞ぎ、この端板60に穿たれた孔62に送風機20
の軸受ブラケット23を挿嵌すると共に、同じく端板6
1に穿たれた孔63にモータの先端部(図示せず)を挿
入し、該モータの回転軸22bを送風機20の孔21に
挿嵌することにより、送風機20を支持していた。
【0003】また、中継軸受70は、従来においては前
記エアガイド部材59の内壁に別部品として取付けられ
るようになっており(実開昭59−110842号公報
参照)、2つに分割したルーバ25を該中継軸受70の
固定孔71に双方から嵌挿して係止し、中継軸受70に
挿入されていない他端も前記端板60,61に穿たれた
孔64,65に嵌挿して係止する構造になっていた。
【0004】そして、熱交換器3の下側に配置されたド
レンパン10は、ドレン水を一時的に貯めることができ
る様に直方体状で上部が開口した深皿形状をなしてい
た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
エアガイド部材及びドレンパンの構造では、多数の取付
部品を必要とするので製造コストが高くつくという問題
があった。
【0006】また、取付工数が多いため送風機等の取付
けに長時間を要し、メンテナンスが容易でないという問
題点もあった。
【0007】そこで、この考案は、上記問題点に鑑み、
送風機及びルーバの取付部品を減少することにより製造
コストの減少を図り、また取付所要時間を短縮化してメ
ンテナンスの容易化を図ることができる空調装置の内部
ケースを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】しかして、上記目的を達
成するために、この考案に係る空調装置の内部ケース
は、少なくとも熱交換器、送風機及びルーバを空調装置
本体の内部ケースに収納する空調装置であって、前記内
部ケースは熱交換器により温調された空気を空気吹出口
まで案内する形状の上側内部ケース部材とドレン水を貯
める形状を有する下側内部ケース部材部材とに2分割し
てなり、これら上側内部ケース部材の側壁と下側内部ケ
ース部材の側壁とで送風機とルーバを挟持固定でき、前
記ルーバの中継軸受を前記上側又は下側内部ケース部材
に一体形成した構成となっている。
【0009】
【作用】従って、送風機及びルーバを係止するための側
壁を内部ケースは両端に一体に有しているので、端板を
必要とせず、中継軸受は内部ケースに一体形成されるこ
とから、送風機及びルーバの取付部品を減少でき、その
ため上記課題を解決することができることとなる。
【0010】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
【0011】図1及び図2において、この考案に係る天
井装着型空調装置の空調装置本体1の構成が示されてい
る。
【0012】空調装置本体1は、配管作業用の空間を設
けるため空気吸込口16の角部に切り欠き33が形成さ
れたケース2と、かかるケース2内に配された後述する
内部ケース7と、かかる内部ケース7内の上流側に収納
される熱交換器3と、内部ケース7に収納される送風機
20等の空調機器と、ドレンポンプ11等とにより少な
くとも構成されるものである。
【0013】ケース2は、内部が空洞の箱体であって、
前記切り欠き33により新たに側壁2e及び2fが形成
され、このうち側壁2eからは前記熱交換器3の出入口
部4,5が、側壁2fからは前記ドレンポンプ11のパ
イプ接続部12が、前記切り欠き33により生じた空間
に各々突出したものとなっている。また、ケース2に形
成される空気吸込口16及び空気吹出口17は、天井装
着型であるため下向きに開口している。
【0014】熱交換器3は、その一方壁に設けられた出
入口部4,5に出入口パイプを各々接続することによっ
て空調装置本体1外に存する膨張弁、コンデンサ、コン
プレッサ等と配管結合されて冷房サイクルを構成するも
ので、ヒートポンプ式であるため空気の暖房又は冷房を
切換えて行うことができる。また、熱交換器3は内部ケ
ース7の内幅全体を遮蔽できる様に配置されている。即
ち、熱交換器3の外幅は、前記空気吸込口16の内幅と
ほぼ等しい長手方向寸法を有しているものである。
【0015】送風機20は前記熱交換器3と並列して配
置され、前記熱交換器3で温調された空気を空気吹出口
17へ送風するものである。そして、送風機20は円筒
状のクロスフローファンを用いており、送風機20の長
手方向寸法を熱交換器3の長手方向寸法と一致させてい
る。また、送風機20は、回転軸21の一端を軸受けブ
ラケット23でカバーすると共に、ケース2のうち突出
したスペース32に設置されたモータ22の回転軸22
bを、送風機20の他端に設けられた孔21に挿嵌する
ことによりモータ22に接続されており、送風機20の
回転数をモータ22で制御できるようになっている。
【0016】そして、送風機20の真下には回転軸27
に複数の傾斜したブレード26を固定して成るルーバ2
5が配置されており、前記回転軸27を手動で回転しブ
レード26の向きを異ならせることにより吹出空気の向
きをユーザの好みにより左右に変更できるようになって
いる。
【0017】これら熱交換器3,送風機20及びルーバ
25を収納、支持する内部ケース7は、図3にも示され
る様に、側壁14及び側壁15を有する直方体状の箱体
であり、かかる側壁14,15には送風機20に接続さ
れているモータ22の先端部22aを支持すると共に軸
受けブラケット23を支持するための送風機支持孔6
2,63、及びルーバ25の回転軸27を軸支するため
のルーバ支持孔64,65が形成されている。また、内
部ケース7の側壁15には熱交換器3の出入口部4,5
を内部ケース7から外部に出すための孔18,19が穿
たれている。尚、ルーバ25の回転軸27にはゴム製係
止具31が外嵌され、回転軸27はこのゴム製係止具3
1を介してルーバ支持孔64,65に軸支されている。
【0018】また、内部ケース7の開口部7aは熱交換
器3の通風路入口端面まで延出していると共に、開口部
7bは前記ケース2に形成された空気吹出口17に連接
している。そして、前記内部ケース7は、上記送風機支
持孔62,63からルーバ支持孔64,65に渡って上
側内部ケース部材8と下側内部ケース部材9の二つに分
割されている。このため、送風機支持孔62,63は孔
の上部62b,63bと孔の下部62a,63aに、ル
ーバ支持孔64,65は孔の上部64b,65bと孔の
下部64a,65aに2分割される。
【0019】このうち、上側内部ケース部材8は、その
内壁が湾曲しており、従来のエアガイド部材(図6上5
9)と同様に、空気吸込口16から取入れられ熱交換器
3により温調された空気を空気吹出口17まで案内でき
るようになっているものである。また、かかる上側内部
ケース部材8の内壁には、ルーバ25の回転軸27を孔
71に挿嵌することによりルーバ25を回動自在に固定
する中継軸受70が一体形成されている。
【0020】他方、下側内部ケース部材9は、その底部
においてドレン水の受け皿となるドレンパン10が一体
に形成され、ドレン水を一時的に貯めることができるよ
うになっている。また、前記ドレンパン10に貯めたド
レン水の吸水用として、ドレンポンプ11がケース2の
うち突出したスペース32に設けられ、ドレンパン10
からドレン水が溢れるのを防止している。
【0021】そして、ドレンポンプ11から延設された
パイプ接続部12を介して吸い上げられたドレン水は、
ドレン水排出用のパイプより空調装置本体1の外部に排
出される。尚、ドレン水からの熱を遮断するため前記パ
イプ接続部12の周囲を断熱材13がカバーしている。
【0022】また、下側内部ケース部材9の開口部7b
の近傍にはエアガイド壁9aが突出して、熱交換器3に
より温調された空気が空気吹出口17に送風され易いよ
うになっている。
【0023】更に、内部ケース7の開口部7bの下側で
ケース2の空気吹出口17の近傍にも回転軸30により
回動可能なルーバ29が配置され、こちらは自動制御で
ルーバ29の傾斜を変えることにより吹出空気の向きを
ユーザーの好みにより上下に変更できるようになってい
る。
【0024】また、電気ボックス35は、空調機器をコ
ントロールするための電装備品等を収納するためのもの
であり、内部ケース7に収納されず、ケース2の側壁2
c内側に設けられている。
【0025】次に、内部ケース7の組立及び熱交換器
3、送風機20及びルーバ25の内部ケース7への取付
工程について図3を用いて説明する。
【0026】まず、予め2つに分割されたルーバ25の
回転軸27の一方端を上側内部ケース部材8に形成され
た中継軸受70の孔71に挿嵌して固定し、しかる後に
回転軸27の他端にゴム製係止具31,31を外嵌す
る。また、熱交換器3を下側内部ケース部材9のドレン
パン10上に配置する。
【0027】そして、送風機20の軸受けブラケット2
3及びモータ22の先端部22aを下側内部ケース部材
9の送風機支持孔の下部62a,63aにあてがい、ま
たルーバ25の回転軸27にゴム製係止具31,31を
外嵌して、このゴム製係止具31,31を下側内部ケー
ス部材9のルーバ支持孔64a,65aにあてがい、し
かる後に、上側内部ケース部材8を下側内部ケース部材
9に互いの側壁15a,16a,15b,16bを一致
させて組み合わせる。
【0028】これにより、送風機20は、上側内部ケー
ス部材8の送風機支持孔の上部62b及び前記下側内部
ケース部材9の送風機支持孔の下部62aとで軸受けブ
ラケット23が挟持され、且つ上側内部ケース部材8の
送風機支持孔の上部63b及び前記下側内部ケース部材
9の送風機支持孔の下部63aとでモータ22の先端部
22aが挟持されており、全体として送風機支持孔6
2,63に支持される。また、上側内部ケース部材8の
ルーバ支持孔の上部64b,65bと前記下側内部ケー
ス部材9のルーバ支持孔の下部64a,65bとで回転
軸27が挟持されることにより、ルーバ25はルーバ支
持孔64,65に軸支される。
【0029】最後に、上記内部ケース7を収めた空調装
置本体1の装着工程を図7及び図8により説明すると、
ケース2の側壁2c,2dに一対づつ2組設けられたブ
ラケット40に一端が天井上面50に固定された吊りボ
ルト41を嵌合し、しかる後にナット等で挟持して固定
することにより行われる。これによって、空調装置本体
1を天井上面50から天井下面49に穿たれた天井開口
部48上に吊り下げることとなる。尚、かかる天井開口
部48は空調装置本体1とほぼ同じ大きさの寸法を有し
ている。
【0030】そして、天井開口部48側から出入口部
4,5への出入口パイプの接続及びパイプ接続部12へ
のドレン水排出用のパイプの接続を、空調装置本体1の
切り欠き33により生じた空間を利用して行った後、天
井開口部48より若干寸法の大きい天井パネル42を取
付け、天井開口部48をカバーする。これより天井装着
型空調装置の天井への装着は完成する。
【0031】以上により、内部ケース7の側壁15,1
6が従来の端板(図6上60,61)の代わりをなし、
中継軸受70が上側内部ケース部材8の内壁に一体形成
されるので、送風機20、ルーバ25の取付部品の減少
を図ることができる。また、送風機20、ルーバ25の
側壁15,16への係止は、分割した側壁15a,16
aと側壁15b,16bとで挟持することにより行われ
るので、内部ケース7への送風機20,ルーバ25の取
付け作業は簡易となる。
【0032】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、側壁
及び中継軸受が内部ケースと一体形成されるため、送風
機及びルーバの取付部品を減少できるので、製造コスト
の低下を図ることができる。
【0033】また、同様の理由により送風機及びルーバ
の内部ケースへの取付け工数を減少できるので、送風機
等の取付時間を短縮でき、天井装着型空調装置のメンテ
ナンスが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る空調装置本体を下側から見た断
面図である。
【図2】同上の空調装置本体を横から見た断面図であ
る。
【図3】同上の内部ケースの組付け及び送風機等の内部
ケースへの取付工程を示した説明図である。
【図4】及び
【図5】同上の天井装着型空調装置を天井に装着した状
態を示した説明図である。
【図6】従来の同上の内部ケースの組付け及び送風機等
の内部ケースへの取付工程を示した説明図である。
【符号の説明】
1 空調装置本体 3 熱交換器 4,5 出入口部 7 内部ケース 8 上側内部ケース部材 9 下側内部ケース部材 10 ドレンパン 14,15 側壁 17 空気吹出口 20 送風機 25 ルーバ 61,62 送風機支持孔 63,64 ルーバ支持孔 70 中継軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−363521(JP,A) 実開 昭59−110842(JP,U) 実開 昭61−106825(JP,U) 実開 昭54−75035(JP,U) 実開 昭56−114914(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 1/00 401

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも熱交換器、送風機及びルーバ
    を空調装置本体の内部ケースに収納する空調装置であっ
    て、前記内部ケースは熱交換器により温調された空気を
    空気吹出口まで案内する形状の上側内部ケース部材とド
    レン水を貯める形状を有する下側内部ケース部材部材と
    に2分割してなり、これら上側内部ケース部材の側壁と
    下側内部ケース部材の側壁とで送風機とルーバを挟持固
    定でき、前記ルーバの中継軸受を前記上側又は下側内部
    ケース部材に一体形成した空調装置の内部ケース。
JP1993014685U 1993-03-04 1993-03-04 空調装置の内部ケース Expired - Lifetime JP2574593Y2 (ja)

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JPH0669618U JPH0669618U (ja) 1994-09-30
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