JP3136223B2 - 空気調和機のリアクタ取り付け構造 - Google Patents

空気調和機のリアクタ取り付け構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内ユニット(室内
機)と室外ユニット(室外機)に分けられているスプリ
ット形空気調和機の室外ユニットにおいて、例えばイン
バータ回路を搭載する室外ユニットのリアクタ取り付け
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スプリット型空気調和機の室外
機には駆動回路にインバータの採用されているものがあ
り、そのような室外機は、例えば図5に示す如く構成さ
れている。
【0003】図5に示すように、前記室外機1の本体ハ
ウジング2内は、仕切り板3によって区画室2aと区画
室2bに区画構成されている。一方の区画室2a内に
は、熱交換器4、室外送風機5、リアクタ6、リアクタ
カバー7等が設けられ、他方の区画室2b内には、圧縮
機8と、上記室外送風機5や圧縮機8等を駆動制御する
ための電装ボックス9等とが設けられている。上記電装
ボックス9内には、インバータ回路が組み込まれてお
り、このインバータ回路は、上記リアクタ6と連鎖し
て、上記圧縮機8の回転数を可変速制御している。
【0004】ところで、リアクタ6は図5や例えば特開
平4−57137号公報に示されるように、区画室2a
の送風流路内に配設され、そのままの状態では雨水にさ
らされるためリアクタカバー7(同公報では保護カバ
ー)を設けて保護していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の空気調和機においては、次のような種々の問題点が
ある。 (1)前記リアクタ6は、一般に体積が大きく、従来の
ように区画室2aの送風流路内に設置したのでは、送風
の抵抗(または通風の抵抗)となり、送風性能の劣化を
余儀なくするものである。 (2)主に送風機モータへの通電の際には、磁気の影響
を受けてリアクタ6の取り付け面やリアクタカバー7に
いわゆるビビリ・振動が生じたり、共振音が発生したり
するという問題があった。 (3)リアクタの発熱も大きく、放熱設計を充分に考慮
して対応することが必要であり、設計コストが上昇する
とともに設計の自由度の制約になる。
【0006】本発明は前記従来の問題点を解消するべく
なされたものであって、その目的は、送風性能の改善が
図れ、リアクタカバーが廃止できる空気調和機のリアク
タ構造を提供することである。また、リアクタの取り付
け面等にビビリ・振動が生じることや振動音が発生する
ことを防止できる空気調和機のリアクタ取り付け構造を
提供することである。また、リアクタの発熱を十分に対
応しつつ雨水の侵入を防止できる空気調和機のリアクタ
取り付け構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため次の構成を有する。本発明は、熱交換器と該熱
交換器に送風する送風機とを有する空気調和機の室外ユ
ニットにおいて、外部から熱交換器を経て送風吹き出し
部に至る送風流路の途上に、中央部にオリフィス形状を
形成し、少なくとも一部は送風吹き出し部を備える外壁
面との間に空間を区画する導風部材を配設し、前記空間
内にリアクタを配設することを特徴とする空気調和機の
リアクタ取り付け構造である。
【0008】また、本発明において、前記導風部材は、
外形が方形状で、かつ、中央部オリフィス形状が円形で
あり、リアクタは該導風部材の正面外壁との間の空間部
に設けられたことを特徴とする空気調和機のリアクタ取
り付け構造を構成できる。
【0009】また本発明において、リアクタの足金を導
風部材にネジ止めしてリアクタを配設する際に、リアク
タの仮り置きが可能に導風部材に爪部を設けたことを特
徴とする空気調和機のリアクタ取り付け構造を構成でき
る。
【0010】また本発明において、導風部材の、リアク
タの足金面と接触する部分に、隆起部を設けることを特
徴とする空気調和機のリアクタ取り付け構造を構成でき
る。また本発明において、リアクタの足金面と接触する
導風部材の面に、送風流路から空気を流通させる貫通穴
を設けることを特徴とする空気調和機のリアクタ取り付
け構造を構成できる。
【0011】
【作用】本発明によれば、外壁面との間に空間を区画す
る導風部材を配設し、前記空間内にリアクタを配設する
ので、リアクタカバーを用いることなく、また、送風流
路の通風抵抗として障害にもならずにリアクタを設置す
ることが可能になる。この場合に、導風部材が外形が方
形状になっていて、中央部オリフィス形状を円形とし、
リアクタは該導風部材の正面外壁との間の空間部に設け
ることができる。
【0012】また、導風部材に爪部を設ければ、リアク
タの取り付けに際して該爪部にリアクタを仮り置きする
ことができ、リアクタのネジ止め作業が容易となる。ま
た、リアクタの底面と接する導風部材の箇所は、その目
的に応じて、隆起部(ビート)を設けて、振動・ビビリ
音の防止を図ったり、通風孔を設けて、放熱効果を期待
することもできる。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。本発明の第1実施例は、図1に示すような空
気調和機のリアクタ取り付け構造である。なお、前記図
5と同様部分には同一符号を付してその説明は略する。
【0014】図1に示すように、第1実施例の空気調和
機は、スプリット型インバータ空気調和機の室外機1内
に、インバータ装置と連鎖して圧縮機8の回転数を可変
速制御すべく設けられているリアクタ6を保護するため
に、次の構成を有する。すなわち、上記室外機1の本体
ハウジング内2は、仕切り板3によって空間2aと空間
2bに区画されていると共に、一方の区画された空間
(区画室)2aを、さらに、センター部にオリフィス形
状を有した導風板10により、それぞれ符号2c、2d
に示すように区画している。送風流路側に一部開口した
正面外壁15を上記室外機1に設けて上記導風板10と
の間に外部と隔離した空間部2dを設けている。上記空
間部2d内において上記導風板10にリアクタ6を配設
している。また、2c側は空気との熱交換のための送風
機(送風ファン)5から熱交換機4に向けて流れる経路
(送風流路)になっている。
【0015】したがって、前記リアクタ6が、熱交換す
る空気の送風流路2cから区画された2dの区画室内に
位置しているので、送風の妨げにならず、送風性能の改
善がはかれる。また、前記2d側の区画室は室外空気の
流通する送風流路2cから区画されているので、リアク
タ6には、雨水の侵入が無くリアクタカバー7等が不必
要になり、また、それによるコスト下降のメリット(利
点)が生じる。
【0016】図2は第2実施例の構成説明図である。前
記リアクタ6の取り付けに際しては、リアクタ6が重量
物であるため、片手でリアクタ6を保持しながら導風板
10にネジ止めするのは労力を要する。そこで、この第
2実施例では、図2に示すごとく、導風板10のリアク
タ6取付位置に適応した箇所に、リアクタ6の足金6a
を引っかけるための爪11を切り起こしにより3箇所に
形成する。これにより、リアクタ6の足金6aを導風板
10にネジ止めする際に、当該爪11にリアクタ6を容
易に仮り置きすることができ、導風板10へのリアクタ
6のネジ止めが非常に容易になる。なお、図2におい
て、符号6bは、足金6aに設けられたネジの通る貫通
孔である。
【0017】図3は第3実施例の構成説明図である。前
記導風板10は、板金をプレス成型して構成されるもの
が一般的である。しかしながら、前記板金で構成される
導風板10は、オリフィス部を兼ねているため、強度的
に決して強いとは言えず、主に送風機5モーター等の室
外ユニットの通電時に振動やビビリ音が発生する懸念が
ある。そこで、この第3実施例では、リアクタ6の足金
6aの取り付けられる導風板10の部分にリアクタ6の
取り付け側とは逆側に隆起した(リアクタ側からみて凹
部)隆起部12を形成して強度を高める構造にする。こ
れにより、強度向上対策になり、前記振動やビビリ音を
防止できる。
【0018】図4は第4実施例の構成説明図である。こ
の第4実施例は、導風板10を強度的に強い構造(材
質、板厚等の選定による)に構成して、さらに、リアク
タ6の足金6aと直接に接する導風板10の部分に、リ
アクタ6の取り付け側とは反対側に切り起こして貫通穴
を形成した、外観形状がほぼ鎧板形状のような鎧板穴
(鎧戸ともいう)13を設けるものである。この鎧板穴
13からリアクタ6に通風ができるためリアクタ6の発
熱低減の一助となるものである。なお、強度的に問題が
なければ、貫通穴は鎧板穴以外の形態に形成することが
でき、例えば、スリットを複数設けて構成することがで
きる。
【0019】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、以下
の効果が期待できる。 (1)リアクタは、送風経路内から除外され送風性能の
改善が図れる。 (1a)リアクタカバ−が廃止できコストダウンとな
る。 (2)爪部材を設けた場合は、ネジ止めの際の仮り置き
に効果を発揮し、作業性向上がはかれる。 (3)隆起部(ビート)を設けた場合は、振動・ビビリ
音の防止に役立つ。 (4)鎧板穴は、リアクタの足金に直接送風機の風が当
たることとなり、リアクタコイルに雨水が侵入すること
が無くなるため、リアクタの発熱低減の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和機の第1実施例の構成説明図
であり、(a)が平面断面図、(b)が正面断面図であ
る。
【図2】本発明の空気調和機の第2実施例の構成説明図
であり、(a)が要部正面図、(b)が同側面図であ
る。
【図3】本発明の空気調和機の第3実施例の構成説明図
であり、(a)が要部正面図、(b)が同側面図であ
る。
【図4】本発明の空気調和機の第4実施例の構成説明図
であり、(a)が要部正面図、(b)が同側面図であ
る。
【図5】従来の空気調和機の構成説明図であり、(a)
が平面断面図、(b)が正面断面図である。
【符号の説明】
1 室外機本体 2 本体ハウジング内 3 仕切り板 4 熱交換器 5 室外送風機 6 リアクタ 6a 足金 8 圧縮機 9 電装ボックス 10 導風板 11 爪 12 隆起部 13 鎧板穴 15 正面外壁

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器と該熱交換器に送風する送風機
    とを有する空気調和機の室外ユニットにおいて、 外部から熱交換器を経て送風吹き出し部に至る送風流路
    の途上に、中央部にオリフィス形状を形成し、少なくと
    も一部は送風吹き出し部を備える外壁面との間に空間を
    区画する導風部材を配設し、 前記空間内にリアクタを配設することを特徴とする空気
    調和機のリアクタ取り付け構造。
  2. 【請求項2】 前記導風部材は、外形が方形状で、か
    つ、中央部オリフィス形状が円形であり、リアクタは該
    導風部材の正面外壁との間の空間部に設けられたことを
    特徴とする請求項1に記載の空気調和機のリアクタ取り
    付け構造。
  3. 【請求項3】 リアクタの足金を導風部材にネジ止めし
    てリアクタを配設する際に、リアクタの仮り置きが可能
    に導風部材に爪部を設けたことを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の空気調和機のリアクタ取り付け構造。
  4. 【請求項4】 導風部材の、リアクタの足金面と接触す
    る部分に、隆起部を設けることを特徴とする請求項1な
    いし3のうちのいずれかに記載の空気調和機のリアクタ
    取り付け構造。
  5. 【請求項5】 リアクタの足金面と接触する導風部材の
    面に、送風流路から空気を流通させる貫通穴を設けるこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のうちのいずれかに記
    載の空気調和機のリアクタ取り付け構造。
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