JPS6185167A - 健康食品 - Google Patents

健康食品

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JPS6185167A
JPS6185167A JP59206718A JP20671884A JPS6185167A JP S6185167 A JPS6185167 A JP S6185167A JP 59206718 A JP59206718 A JP 59206718A JP 20671884 A JP20671884 A JP 20671884A JP S6185167 A JPS6185167 A JP S6185167A
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oil
food
fat
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伊東 耕二
Masaki Kawashima
正毅 川島
Masanori Sonehara
曽根原 正典
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Miyoshi Yushi KK
Miyoshi Oil and Fat Co Ltd
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Miyoshi Yushi KK
Miyoshi Oil and Fat Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は健康食品に関するものであり、さらに詳しくは
栄養を補助して健康の維持または促進を図り、さらに種
々の成人病を予防する健康食品に関するものである。
〔従来の技術〕
食用油脂およびビタミン類を含有する食用油脂は栄養価
が高く、必須栄養食品として有用でありまた高度不飽和
脂肪酸を含有する食用油脂は心筋梗塞、狭心症等を予防
し、健康を維持する食品として、その必要性が高まって
いる。しかし、これらの食用油脂類は不安定で、熱や空
気中の酸素等により変質されやすく、また直接食するに
は日中に油状物が広がり油っぽい味を与え、苦味がある
、特異臭がある等著しく食感が悪い。
これらの食用油脂類を含有する食品としては、1)ゼラ
チン膜を使用し食用油脂類を封入成型したカプセル(ソ
フトゼラチンカプセル) 2)食用油脂類を水とともに乳化しWloまたは0/W
エマルジヨンとした、マーガリン、マヨネーズ、ドレッ
シング等の乳化食品、 3)流動性またはゲル状の可食物を多糖類と多価金属と
の凝固皮膜で被覆した粒状カプセルを分散浮遊させた飲
料(特公昭59−4985 )等がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ソフトゼラチンカプセルは食用油脂類を空気と接触する
のを防ぎ、酸化に対する安定性は増すがその形態は5〜
lQmmの球形または隋円状球形で、粒径が大きくした
がって飲みずらく、日中でつぶれる、薬を飲むようで不
快感を与える等の欠点がある。
乳化食品はビタミン類を任意に配合し、栄養価を高めら
れるものの、空気と接触するため酸化されやすい物質は
配合できず、また特異臭を有する物質、または変質した
後特異臭を発生する成分を有する食用油脂、例えば魚油
等を配合することも臭気の点で制限される。
粒状カプセルを分散した飲料は、粒形が大きく飲む時に
異物感があり、また口の中でつぶれて油っぽい感じを与
える等の欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
このような点に着目して、本発明者らが鋭意検討を行っ
た結果、本発明に到達したものである。
すなわち、本発明は食用油脂類を、まずゼラチン−アラ
ビアゴムで被覆し、微粒子状のカプセルを生成させ、次
にその上から熱凝固性蛋白質と非熱凝固性蛋白質の被膜
で被覆するかまたは熱凝固性蛋白質、非熱凝固性蛋白質
および多糖類での被膜で被覆したのち、使用した熱凝固
性蛋白質の凝固点以上に加熱して得られるマイクロカプ
セルを飲料や食品に添加することにより、食用油脂類を
熱、酸素に対し安定に配合でき、かつ飲料や食品の本来
有する風味、食感を損うことなく栄養価を高めた健康食
品を見出したものである。
本発明に用いる食用油脂類としては、牛脂、ラード等の
動物油脂および大豆油、綿実油、パーム油等の植物油脂
およびサバ油、イワシ油、タラ油等の海産動物油脂およ
びこれらのエステル交換油脂および分別油脂、例えば海
産動物油脂を分別濃縮して構成脂肪酸としてエイコサペ
ンタエン酸またはドコサヘキサエン酸を有する油脂成分
の濃度を高めた油脂等が挙げられ、またこれらの油脂類
ヲ構成する脂肪酸のエチルエステル、トコフェロールエ
ステル等の脂肪酸の誘導体も使用できる。
これらの食用油脂類をそのまま、または必要に応じ油溶
性ビタミン、フレーバー等を添加し芯物質として使用す
る。
本発明に用いる熱凝固性蛋白質としては卵白アルブミン
、乳アルブミン、グロビン、ロイコシン等のアルブミン
類およびβ−ラクトグロブ11ン、11ゾチーム、ミオ
シン、グリシニン等のグロブリン類が挙げられる。
非熱凝固性蛋白質としては、加熱により凝固変性しない
蛋白質であればよく、グルテニン、グリアジン、カゼイ
ン、カゼインの塩等が挙げられる。
また、熱凝固性蛋白質と非熱凝固性蛋白質とを含有する
混合蛋白質としては、肉蛋白質、魚肉蛋白質、牛乳蛋白
質、卵白蛋白質、卵黄蛋白質、小麦蛋白質、大豆蛋白質
等が挙げられる。
これらの蛋白質群より選ばれた熱凝固性蛋白質の少くと
も1種20〜80重量%と非熱凝固性蛋白質の少(とも
1種80〜20重量%とを混合し、この蛋白質混合物を
芯物質である食用油脂に対し、0.25〜2重量倍使用
する。
また、混合蛋白質を使用する場合にはその成分から計算
し、必要に応じ熱凝固性蛋白質または非熱凝固性蛋白質
を加え、前記の比率になるよう調整する。
本発明に用いられる多糖類としては、食用に用いられる
多糖類で水溶性であり、かつその水溶液が増粘作用を有
するものであれば良く、グアーガム、゛ローカストビー
ンガム、カラーキーナン、ペクチン、アルギン酸、アル
ギン酸ソーダ、キサンタンガム、タマリンドガム、ファ
ーセルラン、寒天、トラガカントガム等が挙げられる。
これらの多糖類から選んだ少くとも1種を用い、前記熱
凝固性蛋白質と非熱凝固性蛋白質からなる被膜組成のう
ち非熱凝固性蛋白質の一部を多糖類で置き換えて使用す
る。多糖類の使用量は2次被膜組成物全量の30重ft
96以内である。
本発明に用いるマイクロカプセルを製造するには、まず
食用油脂類をゼラチン−アラビアゴムで被覆し、微粒子
状カプセル(以下このようなマイクロカプセルをrG−
Aカプセル」と称す)を生白質、非熱凝固性蛋白質およ
び多糖類からなる凝固液膜を形成させる。
G−Aカプセルを製造するには、常法に従って芯物質で
ある食用油脂類に対し0.2〜1重量倍のゼラチン−ア
ラビアゴム混合物(重量比でゼラチン:アラビアゴム=
ll)を、水に溶解し5〜20%濃度の水溶液を調整す
る。この水溶液を撹拌しながら5%苛性ソーダ水溶液を
用いてpH9〜9.5に調整し、40〜50℃に保ちな
がら食用油脂類を添加し急速撹拌して、油脂の粒径が1
〜100μ、好ましくは5〜20μのO/Wエマルジョ
ンとする。
ついで、この乳化液を、あらかじめpH9〜9゜5に調
整した2〜lO重量倍の温水(40〜50°C)と混合
し、さらに596酢酸水溶液を用いてpH4,3〜4.
8に調整し、油脂粒子の周囲にゼラチン−アラビアゴム
を相分離させる。その後5〜10℃まで冷却し被膜をゲ
ル化し、さらにろ過し、水洗して、ゼラチン−アラビア
ガムの1次被膜で覆われたG−Aカプセルを得る。G−
Aカプセル製造において、ろ過によりマイクロカプセル
の破壊、収率の低下が認められる場合には、ろ過を省略
し、マイクロカプセルの分散している液をそのままの状
態で次工程に用いても良い。
次にG−Aカプセルに2次被膜を形成させるには、まず
熱凝固性蛋白質20〜80重量%と非熱凝固性蛋白質8
0〜20重量%とからなる蛋白質混合物を、芯物質に対
し0.25〜2重量倍用い水に溶解し、1〜20重f!
に96、好ましくは3〜10重量%の水溶液を調整する
。この水溶液にろ過したG−Aカプセルを加え分散させ
、次いで596酢酸水溶液を用いてpHを4〜5に調整
しG−Aカプセルの周囲に混合蛋白質の被膜を形成させ
る。ここで前記のろ過工程を省略したG−Aカプセルの
分散液を用いる場合には、分散液のpHを6〜7に調整
し、蛋白質混合物の高濃度水溶液を加え、その後蛋白質
混合物の濃度が上記の範囲になるよう水分を調整し、さ
らにpHを4〜5に調整して、G−Aカプセルの周囲に
被膜を形成させる。次にこの分散液を、使用した熱凝固
性蛋白質の凝固点以上、好ましくは80℃以上まで加熱
し、熱凝固性蛋白質を凝固変性させる。熱凝固性蛋白質
は80℃以上で5分前後で凝固し、長時間加熱する必要
はない。また同条件は食品の加熱殺菌の条件でもあり、
被膜の凝固と同時にマイクロカプセルの殺菌も行われる
。その後分散液を冷却し、ろ過し、水洗して目的のマイ
クロカプセルを得る。得られたマイクロカプセルの凝固
被膜は、熱凝固性蛋白質と非熱凝固性蛋白質とが20〜
80 : 80〜20重量%からなる被膜が耐熱性およ
び強度に優れ、熱凝固性蛋白質が80重量%以上では耐
熱性は良いがもろい被膜となり、20重量%以下では被
膜の耐熱性が劣る。
またG−Aカプセルに熱凝固性蛋白質、非熱凝固性蛋白
質および多糖類からなる2次被膜を形成させるには、そ
の組成が熱凝固性蛋白質20〜80重量%と、非熱凝固
性蛋白質と多糖類の合計量80〜20重1196より成
り、多糖類が2次被膜組成物全量中に30重量%以下含
むものを芯物質である食用油脂類に対して0.25〜2
重量倍用い、それを水に溶解しその濃度が1〜20重量
%、好ましくは3〜10重量%になるように溶液を調整
する。その水溶液にG−Aカプセルを加え分散し、前記
と同様に分散液のpHを4〜5に調整し、G−Aカプセ
ルの周囲に2次被膜を形成させ、使用した熱凝固性蛋白
質の凝固点以上、好ましくは80℃以上に加熱し、2次
被膜を凝固したのち、冷却し、ろ過水洗して目的のマイ
クロカプセルを得る。ろ過を省略したG−Aカプセルの
分散液を用いる場合も前記と同様に熱凝固性蛋白質およ
び多糖類の水溶液の濃度を調整し反応して目的のマイク
ロカプセルを得る。多糖類は2次被膜組成全量に対し、
0〜30重量%以下を加えるのが好ましく、その量の増
加と共に耐熱性が向上して行(が、明らかに効果のあら
れれるのは、5重量%以上である。また30重量%以上
ではマイクロカプセルの製造時に水溶液の粘度が増加し
、被膜形成物質が単独で凝集し、G−Aカプセルの周囲
に被膜が形成さ寺難くなる。
〔作 用〕
このようにして得られたマイクロカプセルは、水に分散
した状態のままでも使用出来るが、これをろ通接乾燥し
て粉末化したものとしても用いることが出来る。これら
のマイクロカプセルを利用する食品としては、まず飲料
中に分散させることによる利用が考えられる。ジュース
、コーラ、スポーツド11ンク等の清涼飲料、牛乳、豆
乳、醗酵乳、加工乳等の乳製品飲料等に加え、分散させ
ることにより利用出来る。この際必要に応じ、分散剤と
して、モノグリセリド、シュガーエステル、ソルビタン
エステル、レシチン等の界面活性剤を用いる。また食品
としては、豆腐製品、海産物練り製品、食肉加工食品、
チーズ、アイスクリーム等の乳製品等の食品に広く利用
できる。また食用油脂製品として、マーガ11ン、マヨ
ネーズ、l’Lzッシングに利用出来る。これらの食品
に利用するには、加工時に添加し、練り込んだり、分散
させる方法により得られる。
〔実施例〕
実施例I A、ビタミンE配合小麦胚芽油含有のマイクロカプセル
の製造 常法により精製した小麦胚芽油(酸価0.8、ヨウ素価
128)1.5009ニヒタミンE30fを溶解しビタ
ミンE含有小麦胚芽油を得た。
ゼラチン1809 、アラビアゴム180ダを水3,0
00m1に溶解し、これを撹拌しながら、5%苛ihソ
ーダ水溶液を用いてpH9,2に調整し、40℃にて上
で得られたビタミンE含有小麦胚芽油1.000ダを加
え乳化させ、O/W型エマルジョンとする。
これを温水(45〜50°C)201!に加え撹拌した
のち、5%酢酸水溶液にてpH4,5に調整し、5〜6
°Cに冷却し、4時間静置して、G−Aカプセルの分散
した溶液24.4 kgを得た。
上記分散液を596苛性ソーダ水溶液にてpH6,0に
調整し、ついで乾燥卵白粉末500f、酸カゼイン50
0fを溶解した水溶液51!を加え混合し、さらに5%
酢酸水溶液にてpHを4.8に調整し、G−Aカプセル
の周囲に蛋白質を凝集し、被膜を形成した。pH調整後
1時間で80°Cに昇温し、同温度に1分間保持して卵
白中の蛋白質の熱変性を行った。熱変性後40℃に冷却
し、ろ過水洗して、平均径70μを有するマイクロカプ
セル(A13.8 kg ヲ得た。
得られたマイクロカプセル(2)はビタミンE配合小麦
胚芽油を2696含有していた。
B、ビタミンE配合小麦胚芽油含有果汁飲料の製造。
果皮を除いた黄桃を、蒸煮−破砕し、ろ過して得られた
ピーチ・ピユーレ−10kgに、ブリックス糖度30度
の液糖5 kgを混合し、クエン酸を用いて、pHを3
.9に調整する。このようにして得られたピーチ・ネク
ター16 kgに上で得たマイクロカプセル(A) 1
.5 kgを加え、撹拌し、90〜95℃で20秒間殺
菌し、缶に充填した。3ケ月間常温に放置し、開缶した
が、その風味はフレッシュなものと変りがなかった。
実施例2 ビタミンE配合小麦胚芽油含有豆腐の製造。
大豆1 kgを水洗後、水に浸漬したのち粉砕し、加熱
し、ろ過して得られた豆乳10 kgに実施例−1のA
で得たマイクロカプセル(A)41C1(小麦胚芽油9
0g含有)を加え、分散させたのち、80℃にて煮沸し
、さらに凝固剤(硫酸マグネシウム:グルコノデルタラ
クトン=11)2!Mを加え、凝固させる。凝固抜上澄
液を除去し、次いで型に入れて圧搾し、水洗し裁断して
ビタミンE配合小麦胚芽油を2%含有する豆腐4.5 
kgを得た。この豆腐の風味は、ビタミンE配合小麦胚
芽油を含有しない豆腐と比較して変りがなく、外形、硬
度も異状がなかった。
また上で得られた豆腐を容器に入れて密封して5℃の冷
蔵庫内に7日間保存したのち、食したが風味は変らなか
った。
実施例3 c、iiイワシ油のマイクロカプセル化ゼラf 730
 kg、75ビアゴム30kgを水600 kgに溶解
し、これを撹拌しながら、5%苛性ソーダ水溶液を用い
てpH9,0に調整し、45℃にて常法に従い精製脱臭
したイワシ油(ヨウ素価178.7)100kgを加え
乳化させ、O/W型エマルジョンとする。この0/W型
エマルジヨンを45°C,pH9,0の温水3,000
 kgに加え、撹拌したのち、5%酢酸水溶液にてpH
4,5に調整し、5〜6℃に冷却して、G−Aカプセル
の分散した溶液3760 kgを得た。
この分散液を596苛性ソーダ水溶液を用いてpH6,
0に調整した。
次にオボアルブミン4Qkg、##≠ライカゼイン20
 kgを水150 kgに溶解して得られる20℃の水
溶液をG−Aカプセル分散液3760 kgに加え、撹
拌し、分散させる。この分散液のpHは6,2を示した
。つぎに、596酢酸水溶液にてこの分散液のpHを4
.8に調整し、蛋白質の被膜をカプセルの周囲に形成さ
せ1時間で80℃に昇温し、同温度で5分間保持し、蛋
白質を熱変性した。その後、40℃に冷却し、ろ過し水
洗して、平均径80μを有する白色粒状のマイクロカプ
セル(C) 360 kgを得た。このマイクロカプセ
ル(C1はイワシ油を27.596含有していた。
D6イワシ油含有豆乳の製造 蛋白含有率46%、脂肪含有率15%の精製大豆微粉末
805+に、上で得られたマイクロカプセル(C)36
f(イワシ油を10g含有)と水360fを加え撹拌し
、さらに砂糖20gおよびミルクフレーバー0.1ノを
加え撹拌混合したのち、UHTにて加熱殺菌後、容器に
充填して、イワシ油含有豆乳を得た。
得られた豆乳は2.1%のイワシ油を含み異味、異臭は
なかった。この豆乳をさらに10℃の冷蔵庫内に30日
間保存した後官能検査を行ったが異味、異臭および油の
分離はなかった。
実施例4 イワシ油含有ヨーグルトの製造 原乳930fに脱脂粉乳305+を溶解し、さらに実施
例−3のCで得たマイクロカプセルfc)40p (イ
ワシ油を11.19含有)を加え、撹拌し分散させる。
分散後80℃で20分間加熱して殺菌を行い、そののち
30℃まで冷却する。この溶液に309の乳酸培養乳を
加え容器に充填し、40℃にて10時間発酵させイワシ
油含有ヨーグルトを得た。
得られたイワシ油含有ヨーグルトは無添加のヨーグルト
と比較し、形状に差異がなく、食感は良好で、官能検査
においても魚臭を感じなかった。
実施例5 E、濃縮イワシ油の製造 精製イワシ油(ヨウ素価178.7 ) 16kgをア
セトン64 kgに溶解し、−40℃に10時間冷却し
たのち、ろ過して結晶を除去する。ろ液よりアセトンを
留出したのち、150〜170°、lmmHg以下にて
水蒸気蒸留を行い脱臭し、濃縮イワシ油4.8 kgを
得た。
この脂肪酸組成は、EPA 25.8%、DHA 13
.4%、ヨウ素価247.5、酸価0.1、過酸化物化
0.03であった。
F、fi縮イワシ油のマイクロカプセル化ゼラチン1 
kg、アラビアゴムI kgを水12I!に溶解し、こ
れを撹拌しながら、596苛性ソーダ水溶液を用いてp
H9,2に調整し、38℃にて上で得られた濃縮イワシ
油4 kgを加え乳化させ、O/W型エマルジョンとす
る。これを温水(45〜50℃、pH9,0)80/に
加え撹拌したのち、5%酢酸水溶液にてpH4,5に調
整し、5〜6℃に冷却し、5時間静置したのちろ過水洗
して、G−Aカプセルl0kgを得た。得られたG−A
カプセルは濃縮イワシ油を4096含有していた。
未変性の大豆蛋白質1.9 kg、カゼインソーダ1.
9kg、アルギン酸ンーダ200ダを水40/に溶解し
、5%苛性ソーダ水溶液にてpH6,0に調整し、上記
濃縮イワン油含有G−Aカプセル10kgを添加し、混
合する。
つぎに5%酢酸水溶液にてpH4,8に調整し、G−A
カプセルの周囲に蛋白質を凝集し、破膜を形成した。p
H調整後1時間で80℃に昇温し、同温度に1分間保持
して大豆蛋白質中の熱凝固成分を凝固変性した。その後
分散液を25℃に冷却し、ろ過し水洗して平均径80μ
を有する白色のマイクロカプセルiF) 16 kgを
得た。
得られたマイクロカプセルは濃縮イワシ油を25%含有
していた。
G、濃縮イワシ油含有スプレッド食品 大豆硬化油(融点35°C)60%と液体大豆油40%
からなる調合油38 kgに、食塩632g、脱脂粉乳
530ノを含有し加熱殺菌した水溶液7.9 kgおよ
び乳化剤0.1kgを加え乳化してW10型エマルジョ
ンとする。このW10型エマルジョンをコンビネータ−
のAユニット(熱交換器)を通して15℃まで急冷し同
時に捏和した。
このエマルジョンに、予め上で得られたマイクロカプセ
ル(F) 4 kg、食塩3209、水4 kgの混合
液8.3 kgを混合し、プレッシャーミキサーを用い
て混練したのち、容器に充填してスプレッド食品を得た
得られた製品は1.8%の濃縮イワシ油を含有し、風味
、食感共に良好であり、またマイクロカプセルの破壊は
認められなかった。さらに濃縮イワシ油含有のスプレッ
ドを5°Cの冷蔵庫中に90口保存したのち、官能試験
して風味を調べたが異味異臭は感じられず製品の安定性
は良好であった。
実施例6 濃縮イワシ油マイクロカプセルを含有するアイスクリー
ムの製造。
バター8 kg、脱脂粉乳6 kg、全脂練乳32 k
g、砂糖2 kg、ペクチン0.5 kg、水51.5
 kgを混合し、さらに均質機にかけて脂肪その他を均
一に分散させた。
次にプレート式高温殺菌機を使用して上記分散液を85
°Cで30秒間殺菌し、殺菌後直ちに5°Cまで冷却し
て同温度で8時間エージングを行った。
その後、連続式フリーザーによりフリージングを行ない
、フリーザーの出口に設けた比例注入ポンプにより、実
施例5で得たマイクロカプセル[F1a kgと水4 
kgからなるスラ11−をフリージング物に注入し混合
した。その後充填機により容器に充Jnシて目標とする
濃縮イワシ油のマイクロカプセルを含むアイスクリーム
108 kgを得た。
このアイスクリームは濃縮イワシ油1.9%を含み、風
味、外観共良好であった。またこのアイスクリームを一
15℃の冷蔵庫内に30日間保存した後、官能試験を行
ったが異味異臭は認められなかった。
実施例7 濃縮イワシ油のマイクロカプセルを含有スるマヨネーズ
の製造 食酢200g、卵黄240)を混合し、さらにコーンサ
ラダ油500fを加え、ホモミキサーで撹拌を行い、乳
化物を得た。この乳化物に食塩30g、砂金物にコーン
サラダ油i、ooo yを混合しながら除々に加え均一
な組織を持つマヨネーズを得た。
このマヨネーズに実施例5で得たマイクロカプセルfF
l 160 yを添加し混合して、濃縮イワシ油マイク
ロカプセルを含有するマヨネーズを得た。この製品の濃
縮イワシ油含量は1,8%であった。このマヨネーズの
風味は濃縮イワシ油を含まないマヨネーズと比較して変
りはなく、また5℃の冷蔵庫に30口間保存した後も、
異味異臭は感じられなかった。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の健康食品はマイクロカプ
セル中に食用油脂類を封入して食品に配合することによ
り、食品の本来有する風味を損うことなく栄養価を高め
たもので、通常の食品と変りなく食することが出来る。
つまり、ビタミンE配合の小麦胚芽油やイワシ油等をマ
イクロカプセルに封入して果汁飲料、豆腐、豆乳、ヨー
グルト等に添加した食品は、ビタミンE配合油やイワシ
油等の特異臭はせず、しかも食品中に安定に存在し保存
性も良(、通常の食品と同様の容易さで新鮮な食用油脂
類を摂取することが出来、かつ血栓症、心筋梗塞、狭心
症等の成人病の予防にも役立つものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、食用油脂類をゼラチン−アラビアゴムで被覆し、さ
    らにそれを熱凝固性蛋白質と非熱凝固性蛋白質とからな
    る被膜、または熱凝固性蛋白質と非熱凝固性蛋白質と多
    糖類とからなる被膜で被覆したのち、使用した熱凝固性
    蛋白質の凝固点以上に加熱して得られるマイクロカプセ
    ルを含む健康食品。
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